
「涼宮ハルヒ」舞台探訪記事のまとめ
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2006-01-10
■[視覚]絵画的要素は英語でなんと書くのか

「要素」を英語で何というのか和英辞典で調べてみたら、「element」とか「factor」とか「component」とか「constituent」とかいっぱい出てきて、意味の違いがよくわからない。
一本足の蛸-英語は苦手です
絵画における「要素」はどうなのでしょう。元々ここでいう「要素」はフランス語or英語から翻訳されたものです。が、私は英語の文献をまともに読めない人間なので、日本語と英語が併記されているサイトを調べてみました。
自然を要素(ようそ)に分けた[セザンヌ]"Cezanne"reduced to components
"Cezanne"his landscapes reduced to components -- cylinders, cones and spheres.
「すべての自然物は、円筒、円錐(えんすい)、球を基礎(きそ)としている。」
[Web Museum]より引用
(中略)
In Cubism the subject matter is broken up, analyzed, and reassembled in an abstracted form.
キュービズムでは、主題はばらばらになって分解され、分析して、再び組み立てられます。
ARTLEX Art Dictionaryより引用
(中略)
(構成要素)a structural element
抽象画のコンピュータグラフィックス
〜Learning Abstract Art〜
うきたネット学習<e-Learning>
セザンヌについての説明では「component」を要素と訳し、抽象画の説明では「element」を要素と訳しています。またキュビズムの説明では「subject matter」を主題と訳しています。
画面構成を重視したカンディンスキーやオートマティズムで描いたミロを抽象表現主義と呼んで良いのかとか疑問はあるのですが、上記のサイトに書いてあることはそれなりに信用して良いと思います。
ちなみにWeb MuseumとARTLEX Art Dictionaryの原文では次のように書かれています。
Cézanne's paintings became more simplified, the objects in his landscapes reduced to components -- cylinders, cones and spheres. He is often seen as anticipating cubist and abstract art, because he reduced the imperfect forms of nature to these essential shapes.
Web Museum
Cézanne, Paul: Landscapes
In Cubism the subject matter is broken up, analyzed, and reassembled in an abstracted form. Picasso and Braque initiated the movement when they followed the advice of Paul Cézanne, who in 1904 said artists should treat nature "in terms of the cylinder, the sphere and the cone."
ARTLEX Art Dictionary
「cylinder」「sphere」「cone」が繰り返し出てきますが、これがセザンヌの「自然を円柱と球と円錐で扱いなさい(artists should treat nature "in terms of the cylinder, the sphere and the cone.")」という有名な言葉ですね。絵画を勉強する人なら必ず聞いたことがあるはずです。
この「cylinder」「sphere」「cone」が「component」だと言われると、ああ確かにそうだなぁと思います。セザンヌの面で構成する絵は、円柱と球と円錐の部品で組み立てた構造物みたいな感じですからね。ピカソ、ブラックのキュビズムや、モンドリアンの絵においても「要素=component」と考えて差し支えなさそうです。
ただし色彩や筆致を「component」と呼ぶのはちょっと違和感があるので、この場合は「element」でしょうかね。
というか『「cylinder」「sphere」「cone」という「component」で捉える手法』自体が1つの「element」と考えられるので、結局は「絵画的要素=element」なのでしょう。「element」とは別レベルで「component」もあって、日本に入ってきたときに両方とも「要素」と訳されたのではないでしょうか。
■[雑記]では萌え要素の「要素」は英語でなんと書くのか

無難なのは「factor」でしょうか。「ツンデレ」のように内的性質を含むものは「factor」だと意味が通じると思います。萌え要素を「萌え属性」とか「萌え因子」とも言いますが、どれも「factor」なら当てはまりそうです。
「猫耳」のように部分的でかつ外面的なものは「component」のほうが合ってそう。いっそ「part」でも良さそうな気もします。
正確なところは、その手の題材で英語の論文を書いている人に聞いてください。
追記:はてなキーワードでは…
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%cb%a8%a4%a8%cd%d7%c1%c7
オタク用語の一つ。
ある作品やキャラクターの中において、「萌え」を喚起するファクターが(絵柄や設定などのトータルな視点から)どの程度の加減で含まれているかを語る際に用いられる言い回し。
(中略:↑↓この上と下とでは用語が異なります。)
造語であるため、一般語としての「萌え要素」とは明確に用い方が異なる。一般語の「要素」が「factor」の意であるに対して、こちらは「element」の意である差だろうか。
言葉と言うのは、難しいですねぇ。
genesis
2006/01/10 01:40
こんにちは。《萌え××》の件については,以前,id:izumino:20050803#p1 で帰納的に分類できないだろうかという試みがなされていました。その時に,ひとまず“ファクター”と“エレメント”と“アトリビュート”と“コンポーネント”を割り振り,上記のような説明文に落ち着かせて現在に至ります。結局,良くわからないので,折を見ていずみのさんに相談を持ちかけられてはいかがでしょうか。
giolum
2006/01/11 02:36
意図的に分けてあったのですね。教えて頂きましてありがとうございます。私は表層をかじっている程度ですし、今のところ困っている訳でもないのでこのままで構わないです。
