ギターポップ編

初心者にも分かるようにつって全然分かんねぇよーだりいよー

そういうあなたへお届けしたいのがギター・ポップです。

ギターでポップならあら不思議

全部ギターポップなんですね。

といってもギター・ポップと言った際にイメージされる音楽は

B級、チープ、DIY、インディー、お洒落、可愛い、スウェーデンといった感じで

スミスはギターポップか?ビートルズギターポップか?

そこは意見の別れるところではあります。

私の中では、

渡辺満里奈臭がするかどうかが見分けるポイントだと思います。

フランス映画、北欧の家具、パティシエ、ギターポップ、スカイパーフェクトTV

並列に並べると違和感無いのが分かると思います。

人生の中でこれはギターポップ or Not

そんな選択肢が出てきた場合は、渡辺満里奈の気持ちになって考えて下さい。


        渡辺満里奈ビートルズを聴くか?
      
      ↓                  ↓

     N  O                Y E S


これはギターポップでは無い          これはギターポップです


その方程式で大丈夫です。


基本的にこの音楽は、パンクを通過した後に進化した結果鳴らされる音楽です。

というのも世のパンクスは、

とりあえず外。外でライブ。外で喧嘩。外で鬼ごっこ。外で不法占拠と

活動様式がアウトドア中心でした。

しかしながら、次第に作曲そのものに興味が移っていきますと

とりあえず家。家で作曲。家で音楽。家で飲み会。家で麻雀と

インドア生活に切り替わっていきます。

そうして家で作曲したり、他人の楽曲を聴いて勉強に励んだ結果

筋力は次第に落ちていきます。

その結果

パンクのライブはしんどいわ という消極的理由と

音楽的に成熟したい という積極的理由により

パンクからギター・ポップへと華麗な転身を果たします。

えーっ、僕最初からギター・ポップだったよぅ という反論もあるでしょうが

そんな奴はもやしっ子のオカマ野郎で間違いありません。

きっと黒縁の眼鏡をかけているでしょう。


それから女子の諸君。

ギターポップを好きな女子はモテます。これはガチです。

「500日のサマー」というドキュメンタリー映画でそれは実証済みです。


では、ギターポップの良いところはというと

曲。これにつきます。

なので、音楽に対する知識なんか必要ありません。

聴いたら分かります。良い曲だなって。

その為に

洋楽初心者はまずギターポップを聴いたら良いよ という格言まであります。


それでは、ギターポップの名盤と名曲を


ジェベダイア「Slightly Odway」


どうですか?良いでしょう。

5秒でノックアウト これでいいんです。それがギターポップです。

基本的にはB級ですので、アンサンブルがどうとかコードがどうとか

何にも難しい事はしてないし、気にしなくて大丈夫です。

聴いてみて、何か良いなと感じた

その心大事にして下さい。その心が一つになって、初めて頑張ろう日本です。


コットンメイザー「コンチキ」


これも名曲ですね。

ギターポップの大半というかほとんど全部は劣化ビートルズと思っても間違いではありませんが

この人たちは良く訓練されたビートルズです。

日本での知名度は全くありませんが、オアシスのノエル(眉毛の方)が大絶賛したアルバムだったりします。

レンタルもセルもほとんど無いでしょうが、AMAZONでは買えるみたいですね。

アルバム全編捨て曲無いので買っても損はしないと思います。


ストーン・テンプル・パイロッツ「Tiny Music...Songs From The Vatican Gift Shop」


これ渡辺満里奈が聴くかぁ?

そう思ったあなた! 鋭いです。

これをギター・ポップとするかグランジとするかは意見が割れると思います。

私は、ギターが鳴ってるしポップなんでギターポップでええんちゃう?と思います

あえて紹介する必要も無いんちゃうんか?そういう意見もあるでしょう。

でも、このアルバムはトータルで出来が素晴らしいんですよ

こういう良いアルバムが売れないから、この後この人達は迷走してしまったんです

間違っても他のアルバムは聴かないで下さい。

このアルバムだけ異常に可愛らしい出来で、他のはマッチョマンが作っていますので


XTC「スカイラーキング」

この曲もギター・ポップとするか迷うところです。

間違ってもB級ではありませんので。

ただ、世のギターポッパーが目指すべき場所の最果てにいるという意味で

この曲は外せません。

良すぎます。良すぎてますよ奥さん。

個人的には、マイナーキーの曲の中で一番の名曲だと思います。

ボーカルは、似ていますが

この人ではありません。


カーディガンズ「ライフ」


洋楽入門者の約50%がこのカーディガンズから洋楽を聴き始めるというくらい

ギターポップ界では知らない人はいません。

残りの25%はカーペンターズで、残りの10%がアバ、残り15%がチャンバワンバとハンソンだと言われています。

お洒落でチープなこの魅力はギターポップならではと言えると思います。

ギターポップの記事なのに、これを紹介しないのはフェアじゃないと思い紹介しました。


ファウンテンズ・オブ・ウェイン「ユートピアパークウェイ」


これも名曲です。5秒でノックアウトですね

高校3年の時に、SMARTという雑誌で甲本ヒロトさんがオススメしていたので買いましたが

甲本ヒロトがこんなの聴くのかという驚きより、

私がSMARTを読んでたのか!という事の方が驚きですね。


クーラ・シェイカー「K」


これはサビで心が鷲掴みされるパターンですね。

思いつき1発って感じのサビですが、それが良いです。

アルバム自体名曲多数なので、聴いて損はないです。


スミス「ハットフル・オブ・ホロウ」

前述した「500日のサマー」で出会いの契機となったバンドです。

スミスはこのアルバムから入るのが絶対に良いです。

初期のシングルのコンピレーションですが全部良い曲ですので。

あと、PVでマイクを持って歌っているのは岩では無くて

モリッシーという男です。

このバンド、岩が歌ってるのか! そう思った人は

ロックがロックしてる!と興奮したでしょうが、間違いなく彼は人です。

ちゃんと観てあげて下さい



といった所でギター・ポップ編は終了です。

私自身長いことギターポップをやっていたオカマ人間ですので

まだまだ紹介したいものはあるのですが、日本人だとYOUTUBE無かったりで

紹介出来ないものもありました。

以下に作者と作品名だけ書いておきますので、参考にどうぞ

COIL「AUTO REVERSE」

中村一義「ERA」

THE TIMES「POP GOES ART」 *入手困難かも

ジェリーフィッシュ「こぼれたミルクに泣かないで」


ひとまずこんな所でしょうか。

全身ユニクロのあの娘でも、

ギターポップ好きだった場合、男子は異常な熱気に包まれること

忘れないで下さい