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site:ホームページ【ギトンのお部屋】

2017-12-31

こ〜こはど〜このほそみちぢゃ??


 Welcome to my Secret Room!
 Bienvenue dans ma Chambre Secrète!
 Willkomen in meine Geheimkammer!
 Bonvenon en mian Sekretan Ĉambron!
 Je pimilbang'e eoseo oseyo!
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こちらはギトンの秘密部屋ですw








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2016-06-19

襲い来る悪鬼羅刹の群れ(2)

.
Gweblog - ゲイウェブログ -


f:id:gitonszimmer:20160618212011j:image:w500



さて、『皇帝』第1楽章の“鬼気迫る”パッセージを分析したいと思いますが、
今夜は、説明の都合上、音源を変えてみます↓

こちらは、楽譜が出るので説明に便利‥ ただ、問題のパッセージの迫力はいまいちです。『皇帝』全体の華麗な流れの中にキレイに埋没させちゃってる感じです。
同時に鳴る声部
(ピアノなどは、いつも3ないし4つの声部を同時に弾いている)のうち、どれを強調するかで、印象はずいぶん違ってくるものですね。。。

Hamelin plays Beethoven - Piano Concerto No. 5 (1st mvt, Part 1) Audio + Sheet music - YouTube
played by Marc-André Hamelin and the Tasmanian SO, conducted by Eivind Aadland
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番“皇帝”
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
タスマニア交響楽団
14:59

まず、第1楽章全体の構成ですが、↓このようになっています。

 P ABAB ACA'C P ABABA

 私たちが注目するのは、↑「A'C」の部分です。


〔P〕0:05 - 1:15 最初に、あのよく知られたピアノの上昇スケールで始まる序奏:ジャーン タララララララ………♪


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〔A〕1:16 - 2:11 第1主題(変ホ長調)。ピアノ→オーケストラの順に同じメロディーを演奏し、続いてオーケストラがメロディーを展開します。展開部では、金管が大活躍ですね。
雄壮かつ華麗な‥ まぁ、これが『皇帝』の“よく知られた顔”なわけですなw


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〔B〕2:12 - 2:54 これを第2主題とします(変ホ短調変ホ長調)。ストリングス(弦楽器)が、忍び足のようなピアノ(弱音)で短調のテーマを奏で、続いて管楽器が長調に転じて、優雅に(ドルチェ,センプレ・レガート)繰り返します。


〔A〕2:55 - 4:27 第1主題に戻って繰り返し(オーケストラ)。ここまでずっと変ホ長調

〔A〕4:28 - 5:42 再び第1主題ですが、今度はピアノが弱音でヴァリエーション(変奏)を奏でます。

〔B〕5:43 - 8:05 第2主題(ピアノ)。ロ短調に転調しています。さらに、展開部で変ロ長調に転調します。

〔A〕8:06 - 8:56 第1主題。変ロ長調に転調しています。


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〔C〕8:57 - 9:39 さあ、このへんから注意して聴いてゆく必要があります。ト長調の副旋律(C)。優しいメロディーが静かに歌います。


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〔A'〕
9:40 - 10:08  《オーボエの下降旋律》第1主題(A)の再現部ですが、ハ短調になって、がらっと表情が変っています。ピアノのアルペジオに乗って、オーボエが、不安を掻き立てる下降旋律を奏でます。短調のメロディーが落す暗い翳のもとで、しだいしだいに不安がつのって行きます。
(↑画像のイタリックの数字は、シュナーベル音源の時刻。以下同じ)

   宮沢賢治「おお、怖い、怖い」


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〔A'〕
続き 10:09 - 10:30 オーボエの下降旋律に重ねて、ピアノの上行アルペジオが、キーを変えながら不安を盛り上げて行きます。
   じつは、シュナーベルの演奏は、ここで、陰鬱に沸きあがってゆくようなピアノのコード進行を、ことさらに強調して弾いているのです。両手の音譜の間に隠れている和音を拾って、ブロック・コードとしてアクセントをつけて弾いています。
   ほかのピアニストは、ここを、これほどはっきりと強調して弾きません。シュナーベルは、ベートーヴェンの“鬼気迫る”部分に定位した独特の解釈を聴かせてくれます。

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〔A'〕
続き 10:31 - 10:44 《衝撃的なブロック・コード》不安の頂点───フォルティッシモ。ピアノもオーケストラも、同じブロック・コードを何度も何度も叩きつけます:ジャーン。ジャンジャジャン ジャンジャジャン ジャンジャジャン ドンドドン。ジャンジャジャン ジャンジャジャン ジャンジャジャン ドンドドン。ジャンジャジャン ドンドドン。ジャンジャジャン ドンドドン


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〔A'〕
続き 10:45 - 11:25 《遁走と迫害》ここが最重要です。追いかけるような、また、遁走してゆくような‥ ピアノとストリングスのスケールの掛け合いが続きます。短調のスケールで下降と上昇を繰り返すピアノは、右に左に行き場を求めて逃げ回る“自我”の遁走を‥、これを追いかけて下降するストリングスは、どこまでも追尾してくる“悪鬼羅刹”の足音を表現しているかのようです‥
   短調(マイナー・コード)のピアノに対して、長調(メジャー・コード)を主調とするストリングスは、勝ち誇って嘲笑いながら追いかけてくる圧倒的な数の魔物たちを表すかのようです‥

   宮沢賢治「悪鬼羅刹の鬼気迫る幻想‥」

   シュナーベルの演奏は、ここでも、ピアノの音がストリングスを圧倒してしまわないように‥、“追いかけてくる足音”と“遁走する自我”の恐怖とが、聴衆には対等に聞えるように演奏しているのです。


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〔C〕11:26 - 12:21 ここで、やっと、ト長調の優しい副旋律(C)に戻ります。ところどころ、オーケストラがピアニッシモで、不安の余韻を奏でていますが、それもやがて鎮まります。

〔P〕12:22 - 13:02 フォルティッシモで始まる序奏(ジャーン タラララ……)の再現。「鬼気迫る」間奏のパッセージは終了し、明るく壮麗な『皇帝』に復帰します。

〔A〕13:03 -  第1主題。調性も変ホ長調に復帰しています。


f:id:gitonszimmer:20160618213319j:image:w300:rightここで、シュナーベルをもういちど通して聴いてみましょう。
問題の箇所は、9:20 - 10:55 です。

Artur Schnabel "Piano Concerto No. 5" (1. Mov.) Beethoven - YouTube
Beethoven Piano Concerto No. 5 in E flat Major, op. 73
by Ludwig van Beethoven (1770-1827)
1. Movement "Allegro"
Artur Schnabel, piano
London Symphony Orchestra
Sir Malcolm Sargent, conductor
London, 24.III.1932
19:20
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73
第1楽章 アレグロ
アルトゥール・シュナーベル(ピアノ)
ロンドン交響楽団
サー・マルコルム・サージャント指揮
1932年3月24日ロンドンにて録音。

太陽が燦々と降りそそぐ静かな海に、灰色の雲がしだいに立ち込めてきて‥

突然の稲光とともに嵐になります。

しかし、いくばくもなくして嵐は去ってゆき、もとの明るい青空が復帰する‥


ざっと、そんな印象でしょうか?

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ここまでお付き合いくださいました方は、お疲れさまでした‥
今夜は、またえらくマニアックなレコード鑑賞に付きあわせてしまいましたが、やはり、こんなベートーヴェンの“スタンダード・ナンバー”でも、演奏家によっては、おそろしく突っこんだ解釈をしているものだということ‥そして、それが必ずしもレコード評や“解説”には出てこないものだ、ということも分かりました。

しかし、それ以上に、なによりも私たちを驚かすのは、‥あのゼンマイと竹針でできた手回し蓄音機の時代に、これほど深い発見的聴き方をした音楽ファンがいたという事実です。

逆に言えば、そのような、オーディオ時代の私たちにもけっして退けをとらない超ウンチクの音楽ファンが、音楽について語るときには、私たちもけっして通りいっぺんに聞きながすわけにはいかないな‥ と、これからは、賢治の書いたものにベートーヴェンが出てきたら‥、ラグタイムが出てきたら‥、よほどいろいろと考えてみなければなるまい‥ と思ったのでした。。。



f:id:gitonszimmer:20160619011719j:image:rightところで、もうお別れの時間になりました。

今夜の締めは、このサイトではもうおなじみ、ヴィヴァルディのラ・テンペスタ・ディ・マーレ───《海の嵐》で!

Antonio Vivaldi - La tempesta di mare - concerto per violino e archi - YouTube
アントニオ・ヴィヴァルディヴァイオリン弦楽器のための協奏曲
 RV433 “海の嵐”
9:07



2016-06-18

襲い来る悪鬼羅刹の群れ(1)

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Gweblog - ゲイウェブログ -



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蓄音機とレコードが日本にも入ってきた大正時代、東北の片田舎で、給料をはたいて輸入物のクラシックの名曲レコードを買いあさっている農学校の先生がいました。

イナカでレコードを聞くと言えば、浪花節義太夫に限られていた当時のことです。

輸入取次をしていたビクターは、この町のレコード店だけがずば抜けて売上が良いことに驚いて、そちらには華族文人の避暑地でもあるのか?‥と問い合せたそうです。

ところが、レコード店の回答は、こちらはただのイナカで、教養のある人などはいない。ただ、宮澤賢治という変人で通った教員がいて、意味のわからない詩集や童話集を出したり、レコードを気ちがえのようにたくさん注文したりしているのだ‥というのでした。

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当時のことですから、買い漁ると言っても、ベートーヴェンチャイコフスキーの“スタンダード・ナンバー”が大部分になってしまったのは、いたしかたのないところでしょう。

それでも、宮沢賢治なりの好みはあったと見えて、モーツァルトはほとんど聴いた形跡がなく、バッハハイドンブラームス、ワグナーなども、少なくとも彼の作品に影響を与えることはなかったようです。

その一方で、クラシックだけでは飽き足らずに、アメリカン・ポップ・ソングや、草創期のジャズなどにも、旺盛な食手を伸ばしています:

Early 1920's Jazz - YouTube
Louis Armstrong - Trumpeter
Benny Goodman - Clarinet
Duke Ellington - Piano  et al.
「1920年代初期のジャズ
ルイ・アームストロングトランペット
ベニー・グッドマン(クラリネット
デューク・エリントン(ピアノ),ほか


ところで‥、その宮沢賢治ですが、亡くなる1ヶ月ほど前に、自宅を訪ねてきた友人と、あるクラシックの曲を聞いたさいに、

 「おお怖い‥ 手に手に異様な武器を振りかざした悪鬼羅刹が襲いかかって来る」

と呟いたと言います:

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「賢さんのなくなられる少し前(昭和8年8月下旬)賢さんのお宅の表二階でベートーヴエンの第5ピアノ協奏曲(皇帝)(シユナーベル演奏)を聞いた時の印象は今尚鮮やかである。

 一体私は此のベートーヴエンのレコードに就いて忘れる事のできない大なる感激を三度繰返した。
〔…〕

 第三回は賢さんと一しよに聞いた時である。
〔…〕

 〔…〕
私はあの晩此のレコードによつて表二階に醸し出された霊的な雰囲気と賢さんの『ホーホー』と云ふ感嘆の声と共に到底忘れる事は出来ない。(賢さんは愉快になると、聞く私達までをも愉快ならしめる様な『ホーホー』と云ふ叫び声をよくあげあの特徴のある白いツツパ〔ママ〕の存在を益々明瞭ならしめるくせがあつた)第一楽章アレグロの中程(レコード第三回中頃)の曲符を見たゞけでも全く圧倒されずには居れぬ物凄い迫力に至つて賢さんは眼の色を変へて飛び上がつた。

 『おゝ怖い\/』『手に手に異様な獲物を振りかざしておそひかゝる悪鬼羅刹の鬼気迫る幻想。』

 ───賢さんは耳から入る音楽が直ちに色や形の形象となる事をいつも云つておられた。

   
〔…〕

 ベートーヴエンの力強いリズムは賢さんの詩の形式的構成に対して相当の暗示と影響とを与へたものらしい。」

宮沢幸三郎「スーヴェニール」(初出:1935年4月), in:続橋達雄・編『宮澤賢治研究資料集成』,第1巻,pp.182-183.


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 さて、ベートーヴェンのピアノ協奏曲『皇帝』───あの華麗かつ明朗な‥王侯貴族の趣味にふさわしい名曲に、「悪鬼羅刹の鬼気迫る」ようなパッセージがあったでしょうか?‥

 さいわい、シュナーベルの1932年の演奏は、古いレコードが Youtube にアップされているので、聞くことができます。宮沢賢治の死去した大正8年(1933年)の前年3月の録音ですから↓、おそらく両宮沢氏が聴いたのも、この音源でしょう:

Artur Schnabel "Piano Concerto No. 5" (1. Mov.) Beethoven - YouTube
Beethoven Piano Concerto No. 5 in E flat Major, op. 73
by Ludwig van Beethoven (1770-1827)
1. Movement "Allegro"
Artur Schnabel, piano
London Symphony Orchestra
Sir Malcolm Sargent, conductor
London, 24.III.1932
19:20
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73
第1楽章 アレグロ
アルトゥール・シュナーベル(ピアノ)
ロンドン交響楽団
サー・マルコルム・サージャント指揮
1932年3月24日ロンドンにて録音。


「いったい、この曲のどこが鬼気迫るんだ?!」とおっしゃるかもしれません。

↑上の音源の9分20秒から先を、ちょっと聴いてみてください‥ どうでしょう?‥ 

9:20 -- 10:09 で、「おゝ怖い\/」
10:09 -- 10:55 「手に手に異様な獲物を振りかざしておそひかゝる悪鬼羅刹の鬼気迫る幻想」

ではないでしょうか?

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‥しかし、この音源は第一楽章全部なので、長いです。もっと細切れに切ってお聞かせして、ここがこう‥ あそこがああ‥ と説明できるとよいのですが。。。
ギトンには、録音のしかたも、ヨウツベへのアップのしかたも分かりません...

同居人が、そういうのに詳しそうなので、今度聞いておきましょう。

とりあえず、ここは楽譜を見せながら説明したいと思います。。。 といっても、今夜はもう遅いので、明晩? ‥次回にしたいと思います。


「鬼気迫る」といえば‥ ↓こちらもちょっと聞いてみてください:

Gergiev -Tchaikovsky Symphony No.5, Mov.4 1 - YouTube
6:23
チャイコフスキー 交響曲第5番 第4楽章 アンダンテ・マエストーソ(前半)
ヴァレリーゲルギエフ指揮
マリインスキー歌劇場管弦楽団
2008年ライヴ録音。

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2014-07-28

吹いたw

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さて、今夜も鳴り物特集‥

昨日聴いていただいたヴィヴァルディのフルート協奏曲集、今夜は、第3曲

おもむきを変えて“正統派”の演奏を聞いてみたいと思います。。。 つまり、現代の楽器編成で‥フルートも、現代の金管フルートです

曲名の“ごしきひわ”のさえずりは、こちらのほうが綺麗に聴こえますね、やはり。。。

Emmanuel Pahud - Vivaldi concerto in D "il gardellino" - Allegro - YouTube
Emmanuel Pahud - Flute
Australian Chamber Orchestra
Richard Tognetti - director
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲第3曲ニ長調“ごしきひわ” RV428 作品10-3
第1楽章 アレグロ(3:49)
エマニュエル・パユ(フルート)
リチャード・コニェッティ(指揮)
オーストラリア室内楽

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さて、第2楽章は、また“イル・ジャルディーノ・アルモニコ”の登場ですが‥

なんと‥ ↓この演奏では、ジョヴァンニ・アントニーニが、リコーダーではなくて、木管フルートを吹いています。。。

気のせいか…いつもとちがって、荘重な演奏に聴こえますw

Vivaldi-Flute Concerto in D Major "Il Gardellino", RV 428 II. Largo Cantabile - YouTube
Il Giardino Armonico (ensemble)
Giovanni Antonini (flauto traverso & conductor)
Enrico Onofri (violin)
Marco Bianchi (violin)
Paolo Beschi (violoncello)
Luca Pianca (lute)
Luca Guglielmi (harpsichord)
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲第3曲 RV428 作品10-3
第2楽章 ラルゴ・カンタービレ(2:38)
ジョヴァンニ・アントニーニ(フラウト・トラヴェルソ、指揮)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ

f:id:gitonszimmer:20140728233349j:image:w400:left第3楽章…
アントニーニが、またリコーダーに持ち替えて、いつもの本領を発揮してますねえ。。。


Vivaldi-Flute Concerto in D Major "Il Gardellino", RV 428 III. Allegro - YouTube
Giovanni Antonini (recorder & conductor)
Il Giardino Armonico
第3楽章 アレグロ(3:25)
ジョヴァンニ・アントニーニ(リコーダー、指揮)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ

どうでしょうか?‥やはり、正統派の金管フルートも捨てがたいでしょ?

フルートを、もう少し聴いてみたいと思います。テレマンの『ファンタジア』から。。。

Telemann - Fantasie No 1 in A for solo Flute - YouTube
Georg Philipp Telemann (1681 - 1767): Fantasia for Transverse Flute without Bass
Zdene^k Bruderhans: flute
ゲオルク・フィリップ・テレマン無伴奏フルートのための12のファンタジア
第1曲 TWV40:2 (2:54)
ズデニェク・ブルーデルハンス(フルート)

f:id:gitonszimmer:20140728235315j:image:w500

TELEMANN - Twelve Fantasias For Flute Solo 3/12 - Flute: J.P. Rampal (LP 1972) - YouTube
Fantasia No. 3 in B Minor
テレマン無伴奏フルートのための12のファンタジア
第3曲 TWV40:3 (3:26)
ジャン=ピエール・ランパル(フルート)


個性の違う2人の演奏家を聴いていただきました。

どうでしょうか?‥

f:id:gitonszimmer:20140729000008j:image:w400:right

ランパルのほうが、いわば大スターなんですが、テンポが速く、華々しい演奏といえます‥
それに対して、ブルーデルハンスは、伝統的な演奏スタイルで、楽器の音色をじっくりと聴かせてくれます‥

テレマンの『ファンタジア』、今度は、リコーダーで:

Stefan Temmingh (recorder) plays Telemann's Fantasie no. 10 - YouTube
テレマン無伴奏フルートのための12のファンタジア
第10曲 TWV40:11 (5:07)
ステファン・テミンク(リコーダー)

ここで、突然ですが、ベートーヴェンに行ってみたいと思いますw

ヴァイオリン協奏曲』第3楽章:

Hilary Hahn: Beethoven Violin Concerto (5/5) Rondo - YouTube
Third movement, Rondo.
Hilary Hahn made her German debut in March 1995, at the age of 15, with Lorin Maazel an the Bavarian Radio Symphony Orchestra, playing the violin concerto by Ludwig van Beethoven.
ベートーヴェンヴァイオリン協奏曲』第3楽章(後半)(6:38)
ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
ロリン・マゼール(指揮)
バイエルン放送交響楽団,1995年.

↑なかなかやるでしょ、この子(笑)。

ヒラリー・ハーンは、このデビュー・コンサートの時、弱冠15歳だったそうです。
単に型どおり正確に弾いてるだけじゃない。。。 うならせますよね?w

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ハーンの演奏を、もう1曲聴いて、今夜はお開きにしましょうか。。。

Mendelssohn Violin Concerto E Minor OP.64 (Full Length) : Hilary Hahn & FRSO - YouTube
Violin :Hilary Hahn
Conductor :Paavo Jarvi
Frankfurt Radio Symphony Orchestra
11th,Jun,2012. Korean Art Centre Concert Hall.
メンデルスゾーンヴァイオリン協奏曲』ホ短調 作品64 (27:22)
ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
パーヴォ・イェルヴィ(指揮)
フランクフルト放送交響楽団
韓国芸術院コンサートホール,2012.6.11.


2014-07-27

海の嵐

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ここしばらく鳴り物がなかったですから‥

今夜は、鳴り物特集にしたいと思いますw

Antonio Vivaldi - La tempesta di mare - concerto per violino e archi - YouTube
Violin Concerto 'La tempesta di mare' in E-flat Major, Op. 8 No. 5, RV 253.
IL CIMENTO DELL'ARMONIA E DELL'INVENTIONE: OP. 8 N. 5.
Bela Banfalvi & Budapest Strings
ヴィヴァルディヴァイオリン弦楽器のための協奏曲・変ホ長調“海の嵐”
『和声と創意への試み』第5曲(作品8の5 RV253)
9:07

「海の嵐」と呼ばれているヴィヴァルディの曲は2つあります。

f:id:gitonszimmer:20140727220948j:image:w400:right↑こちらの RV253 のほうは、たしかに「海の嵐」という感じがしますね。。

『和声と創意への試み』という題名で出版された曲集の5曲目ですが、

この曲集… 1曲目から4曲目までが、有名な「四季」。

つまり、これは 春/夏/秋/冬 の次の曲ってわけです。

もうひとつの「海の嵐」は、フルート協奏曲集(作品10)の第1曲:

Vivaldi - Flute Concerto in F major, RV 433 - Il Giardino Armonico - YouTube
Flute Concerto in F major, RV 433 "La Tempesta di Mare"
1 Allegro
2 Largo
3 Presto
Giovanni Antonini, recorder
Il Giardino Armonico
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲・ヘ長調“海の嵐”
(作品10の1 RV433)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
6:05

f:id:gitonszimmer:20140727225757j:image:w400:left
演奏している“イル・ジャルディーノ・アルモニコ
1985年結成)は、このブログではもうおなじみですが、
リコーダーを吹いているジョヴァンニ・アントニーニが指揮を兼ねていて、かれがこのグループの元締めのよう。
しかし、見ていると、この集団は必ずしもトップダウンではないようです。

ヴァイオリンを弾いている坊主頭のオッサン(労務者風?w)が、エンリコ・オノフリ。

リュートを弾いているお兄が、ルカ・ピアンカ。

f:id:gitonszimmer:20140727234026j:image:w380:rightどちらも、見るからに個性的なメンバーで、じっさい、アントニーニの指揮がないときには、ふだんとは一変して、それぞれ独自の濃い演奏を聞かせてくれます。

。。。ということは、“イル・ジャルディーノ・アルモニコ”の、この軽さと“やんちゃぶり”は、どうやら、指揮をしているジョヴァンニ・アントニーニの個性らしいですね‥

Il Giardino Armonico - Bach - Brandenburg concerto no. 4 in G major PART1 - YouTube BWV 1049
6:55
バッハブランデンブルク協奏曲』第4番ト長調、第1楽章
イル・ジャルディーノ・アルモニコ

イル・ジャルディーノ・アルモニコ”の出現は、ヨーロッパのヴィヴァルディ演奏を根柢から塗り替え、──バロック演奏全体を震撼させたと言ってよいと思います。

現在では、彼らにつづいて、もっともっと過激な演奏スタイルを追求するグループや演奏家がつぎつぎに輩出しています。。。

f:id:gitonszimmer:20140727233344j:image:w380:leftしかし、“イル・ジャルディーノ・アルモニコ”のほうは、むしろ、当初の過激さは、めだたなくなり、より深い音楽性の追求に向かっているように思われます‥

メンバーの技術の向上と解釈の深化が、そうさせているのでしょう。というか、‥べつの言い方をすると‥

やはり、いつまでも不良少年のままではいられないw
 オッサンらも、トシとったんでしょうな?ww

いまだに、かれらの演奏を楽しめない日本の自称‘クラシック・ファン’は、やはり耳が古いんだと思います。。。