2012-05-25(金)
minus始めました
まさに始めただけなんですけどね……。
クラウドのストレージはどこからでもデータにアクセスできるっていいんだけど、容量に不安があるなと思って、ドロップボックスのボーナスゲームとか熱心にやったりしている。(ついでに友人紹介リンクってのも張っておく。こちら。←ここから登録してもらうと私とあなたの両方に500MBのボーナスがもらえます。導入を考えている人はぜひ)
で、もうちょっと容量大きいところないかなあと思って見つけたのが、minus。参照した紹介記事はこれ。
無料で最大50GB使える!何でも入り超高機能な次世代ストレージ「minus」の使い方iPhone女史
それからこれ。
マルチプラットフォームで最大50GB無料!「Minus」が断然素敵な13の理由
スタート10GB。こちらにも紹介ボーナスがあって、こちらは一回につき1GBもらえる。つまりここから登録して頂けると私とあなたに1GBずつのボーナスが入るわけです。ファイルサイズは最大で2GBまでOK。SNSっぽい機能がついているので公開・非公開も選択できる。クライアントソフトも用意されているのだけど、「噂の10Gオンラインストレージminusを試してみた | おれハック」を読むと使い勝手が微妙みたいなので、自分は今のところ導入を見送っている。
想定される使い方は写真や動画の共有みたいなんだけど、個人的には本文検索が欲しい。ただそこを差し引いても最大50GBは魅力だ。しばらくあれこれ試してみようと思う。
2012-05-16(水)
ネットに備忘録を公開する効用2
久々にこのブログを覗いて、新着ブックマークとか確認してみたら、以下の記事にブクマがついていた。
案の定書いたことを(っつーか、感想記事なんだから読んだ内容も)忘れて、
- I was like = I said
- 単純に知らなかったが、「アメリカ英語中心」かつ「口語」に限るとよく使用される言い方らしい。he saidだったらhe was likeと言う。現在形のI'm likeとかhe's likeという表現もあるが、そう言ったとしても内容は過去を表すそうだ。しかし、これで最新と思ってはいけない。すでに若者のあいだではlikeをallにした表現(つまりI was allとか he was allとか)という表現まで発生しているそうだ。なんでallなのかは「わからない」とのこと。著者は「〜みたいな」と取っておけというけれど、むしろ「なんか〜」ではないかと思った。
- A, if notB =「Bと言わないまでもA」ではない。
- なんと! これはif notを譲歩として取る表現だが、実際の使用は仮定と考えた方が良いらしい。例はこんな感じ。
It's my really terrific privilege to introduce a man that I think is one of the great mayors, if not the greatest, in New York City.
p.146
譲歩で訳すと「最も偉大とまでは言わないが、偉大な市長のひとり」という意味になるが、スピーチの主旨が「市長は素晴らしいんです」のときにそんなこと言うわけがない。というところから、このif notは「もしそうでないとしたら」という仮定の意味を表し全体としては、「彼は歴代市長の中でも最も素晴らしい市長であり、もしそうでないなら、素晴らしい市長のひとりに過ぎないことになってしまう(そんなわけあるか)」という文意になるのだそうだ。本来的にはこっちの読み方でいけることが多く、それで駄目なときに譲歩を検討しろと勧めている。
のあたりは、「へえええ」とか思った。そのうち、この本読み直そう。せっかく本棚の見える位置にあるんだし……。
ありがとう、ブックマークしてくれた人。
2012-04-25(水)
舞城王太郎 ディスコ探偵水曜日
やっと読めた。ハードカバー版の分厚さ見てかなりたじろいでいたのだが、文庫になったときに書きだし見たらじつに格好良く、これなら読みきれるんじゃなかろうかと手に取った。以下、そのじつにかっけえ書きだし。
今とここで表す現在地点がどこでもない場所になる英語の国で生まれた俺はディスコ水曜日。DisとCoが並んだファーストネームもどうかと思うがウェンズデイのyが三つ重なるせいで友達がみんなカウボーイの「イィィィィハ!」みたいに語尾を甲高く「ウェンズでE!」といなないてぶふーふ笑うもんだから俺は…いろいろあって、風が吹いたら桶屋が儲かる的に迷子捜し専門の探偵になる。
かっこよくない? 俺はものすごく好きなんだけど、この書きだし。
で、この主人公ディスコ・ウェンズデイが取り組む事件は、はじめは連続女子中学生昏睡事件。被害者の女子中学生たちは皆顔にパンダ風の落書きをされて意識不明の状態で発見される。犯人は「パンダラヴァー(Panda Lover)」と呼ばれている。被害者のうちのひとり島田桔梗の魂がなぜかディスコの同居人山岸梢(6歳)の身体に入ってしまい、梢の魂が身体から追い出されてどこかへ消えてしまったために、ディスコは捜査を開始する。で、あれこれあって運命的にぶつかったのが、福井県西暁市に住むミステリー作家暗病院終了(あんびょういんおわる)の自邸で起きた暗病院殺害事件。作品内のニュースサイトのまとめた事件の概要はこんな感じ。
暗病院さんは昨夜遅く、自室のドアを出たところで背後から何者かにボウガンで射られたと見られている。発見当時には、円形になっているパインハウスの廊下をぐるりと一周する円形の血痕が見つかっている。
この事件を解くべく、八極幸有、蝶空寺兄弟、大爆笑カレー、本郷タケシタケシ、豆源、出逗海スタイル、美神二瑠主といった名探偵がパインハウスにやって来ていたが、事件が解かれるどころか、大爆笑カレーが顔面に箸を突き刺した形で死んでいるのが見つかる。
このパインハウス事件の関連記事で見つけた、「踊りに行きたい」と叫ぶ幽霊こそ梢の魂だとディスコは直感する。梢は俺のことを呼んでいるのだと。ディスコは成り行きで敵とも味方ともつかない謎の和菓子職人、水星Cとともに新幹線に乗り込み、福井へ。物語はこの段階では誰ひとり予測不可能な結末へと走り始める。
文庫本三冊1400ページオーバーの行程はさながら夢、あるいは悪夢だ。解いても解いても終わらない室内劇がどこまでも展開していく。探偵たちは推理し、真相を喝破し、それを披露し、間違いが分かり、死体で見つかる。
そんな構成なものだから、中巻はほぼすべてが探偵たちの謎解きだけに費やされている。文庫一冊謎解きしかないってすごくない? 個人的には、めくるめきまくった。そんでもって推理が披露されるたびに、それまでの推理を踏まえていくものだから、物理的には何も上積みされていないのに、ロジックだけがどんどん積みあげられていって、その結果、スケールは壮大になり、やがて大変なことになる。あぜんとなる。呆然となる。そっからは人による。ただ好きか嫌いかはともかくとして、狂ってるとは誰もが思うにちがいない。なんだってこんなネタを作品化しようと思えたのか。あるいは、作品化できると思えたのか。俺なんかは読むだけでも下巻の半ばくらいまでに、「いい加減何言ってんだかわからない」と脱落していた。それでも文章の力でページを捲る手は止められなかったけど*1、読了時まず思ったのは、作者の頭はどうなっているのかということだった。正しく狂気の一作だ。最高。もっと早く読めばよかった。まだ読んでない人は本屋に走れ……と、言いたい気持ちはやまやまなんだけど(マジで面白いし)、結構きっつい虐待描写とかあるので、そういうの無理な人は辞めた方がいいかも。文章に力がある分、きっついもんを受け止めることになりかねない。実際、俺も繰り返される「箸で眼を突く」描写を読んでいるうちに体調が悪くなった。個人的には差し引きものすごいプラスだけども、そう思えない人も当然いるだろう。そういう意味では読者を選ぶ作品だ。間違いなく劇薬です。
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