多弦楽器の暴奏

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

秋の記憶

今朝はジョウビタキに出会いました。スズメぐらいの大きさの小さな渡り鳥です。毎年この時期になるとロシアあたりから渡ってくるそうです。きれいな小鳥です。結構かぎ爪が鋭くて野生を感じます。

街路樹の木々がカラフルに色づき秋の深まりを感じる毎日です。桜の葉が紅く染まりイチョウの葉は黄色く、空は青く緑も豊富です。自然はこんなに色彩に溢れている。そんなことに今更ながら気づき、道端に咲く雑草の健気な花の美しさやその強さにいちいち心打たれ、渡り鳥に出逢えばその気の遠くなる距離を超えて飛来した本能と言った言葉では済まされないほどの自然の営みのスケールの大きさに驚いてばかりです。若いときには目もくれなかった自然に対しての視点が、まるで小さき頃の自分に戻ったかのようです。

朝夕は冷えますが日中は陽が射すと温かく最も過ごしやすい毎日です。年中こんな気候だと過ごしやすいのでしょうが、蒸し暑かったり寒かったり様々な気候が日本の四季折々の風景を演出しているのであれば、それは自然なことなのだと。しかし、年々秋が短くなっていると思うのは私だけでしょうか。

私の記憶ではもっと秋は長かった。