毒殺未遂、女子高生の鑑定留置決定
静岡県で女子高校生が母親にタリウムを飲ませたとされる殺人未遂事件で、女子生徒は精神鑑定のため、鑑定留置されることになりました。
女子生徒は逮捕から2週間経った今も否認を続けていて、雑談などには応じるものの、事件や家族のことに触れると、捜査員のことを「テメエ」と呼ぶなど荒っぽい言葉遣いになり、取り乱すこともあるということです。
また、犯行の様子を記述したとみられるパソコンの日記は「現実と空想を交えて書いた」などと供述しています。
捜査当局は「この女子生徒の精神状態や責任能力があるかどうかなどを調べる精神鑑定が必要」と判断し、裁判所に鑑定留置を請求。沼津簡易裁判所は来年2月17日までの鑑定留置を決めました。
女子生徒は「タリウムを買ったのは実験のため」と話していて、警察は母親の毛髪などから検出したタリウムと自宅から押収したタリウムが一致するかどうかの分析を急いでいます。
(2005/11/14 18:00)
捜査員に「おまえ」女子高生を精神鑑定
母親(47)にタリウムを飲ませたとして、殺人未遂の疑いで逮捕された静岡の県立高1年の少女(16)について精神鑑定をする方針が13日までに固まった。
静岡県警三島署は少女の精神鑑定をする方針を決め、拘置期限の21日までに裁判所に鑑定留置の請求をする。少女は容疑を否認。取り調べ中に自分の名前を呼ばれると「誰? そんな人は知らない」などと答えたり、突然声を荒らげたりすることがあるという。県警などは、刑事責任能力の有無などについて詳しく調べる必要があると判断した。
捜査当局によると、少女は「好きな動物は?」との捜査員の問いに「ヘビ。黒く丸い目とピンクの舌がかわいい」。「どうして化学が好きなの」と尋ねると「新しいことを生み出すから」と答えるという。化学や数学など関心のある話題には冗舌だ。薬局で購入したタリウムについても「お守りとして持っていた」と供述。直径約2センチ、高さ約15センチのガラス製の瓶に入れて持ち歩いていたことを明かした。
だが、核心を突く質問には手の甲で顔をなで、ネコのようなしぐさをしてはぐらかすという。捜査員に「おまえ」と食ってかかることもあった。逮捕から2週間を迎えるが、殺意を抱くほどの事情も浮かび上がらず、真相は見えないまま。県警は意識不明となっている母親のつめや頭髪の鑑定を専門家に依頼。タリウムをのまされた時期や期間などの絞り込みを進めている。
2005/11/14/09:04
高1女子を鑑定留置 静岡タリウム事件
劇物のタリウムを摂取させ、母親を殺害しようとしたとして、静岡県の高校1年生の女子生徒(16)が殺人未遂の疑いで逮捕された事件で、静岡地検沼津支部は14日、生徒の鑑定留置を沼津簡易裁判所に請求し、認められた。期間は来年2月17日までの約3カ月間。専門医が生徒の精神状態を調べる。
生徒はタリウムを薬局で購入したことや小瓶に入れて持ち歩いていたこと、特定の人物への薬物投与とその後の観察を題材にした日記形式の文書を書き、パソコンに残していたことなどは認めているが、逮捕容疑は否認している。
取り調べに対しては、化学についての雑談などには応じるものの、タリウムを母親に飲ませたかどうかなど話題が逮捕容疑に及ぶと落ち着いた態度が一変し、自分の名前をあげて「○○はもういない」などと言いだすこともあるという。
また、日記形式の文書やそれを転載したとされるインターネット上の書き込みでは自分を「僕」と表記し、10月20日ごろに家族から犯行を疑われた直後には睡眠導入剤と見られる薬物を飲んで入院している。
一連の記述内容や生徒の態度には不可解な点も多いといい、捜査当局は精神的な病理に基づくものかどうかを専門的に調べる必要があると判断した。事件が家裁に送られた後、検察側に逆送されて起訴された場合は、公判で生徒の刑事責任能力の有無が大きな争点になることも予想され、早い段階で責任能力を見極めておくべきだという判断もあったと見られる。
鑑定留置は捜査機関の求めに応じ、裁判所が鑑定留置状を出したうえで、被告や容疑者を病院などに一定期間留置し、調べる手続き。
2005年11月14日 19時23分
「タリウム、学校にも持っていった」 静岡毒物事件
母親に劇物のタリウムを摂取させて殺害しようとしたとして、殺人未遂の疑いで逮捕された静岡県の高校1年生の女子生徒(16)が13日までの静岡県警の調べに対し、「タリウムを入れた容器を持ち歩き、学校にも持っていった」と供述していることがわかった。
持ち歩いていた理由について「お守りだった」と説明している。容疑については依然、否認を続けている。
女子生徒の自室からは直径約2センチ、高さ約5センチのガラスの小瓶が約20本見つかっている。その容器にタリウムの水溶液や粉末を入れ、通っていた高校に持っていくなどしていたとみられる。
2005年11月14日 06時11分
高1女子生徒「猫にタリウムのませた」
母親(47)に劇物のタリウムをのませたとして、殺人未遂容疑で静岡の県立高1年の女子生徒(16)が逮捕された事件で、捜査当局は14日までに、女子生徒を精神鑑定するため一両日中にも裁判所に鑑定留置を請求する方針を固めた。
女子生徒はタリウム購入は認めているが、容疑は否認。取り調べに突然声を荒らげることもあるといい、県警などは刑事責任能力の有無について詳しく調べる必要があると判断した。鑑定結果が出るまでに数カ月かかるとみている。
また女子生徒が同日までの調べに「実験で猫にタリウムをのませた。もうどこかで死んでいるだろう」と供述したことが判明。薬局で購入したタリウムを小瓶に入れて持ち歩いており、「お守りとして持っていた」とも供述しているという。
鑑定留置中は拘置が停止。県警は精神鑑定と並行して、女子生徒の日記の分析や、母親の体内に残っていたタリウムの鑑定などを進める。
女子生徒の鑑定留置を請求 静岡、タリウム殺人未遂で
母親(47)に劇物のタリウムをのませたとして、殺人未遂容疑で逮捕された静岡の県立高1年の女子生徒(16)を精神鑑定するため、捜査当局は14日、沼津簡裁に鑑定留置を請求した。
これまでの調べに女子生徒は、タリウム購入は認めているが、容疑は否認。取り調べ中に突然声を荒らげたり、自分の名前を呼ばれて「そんな人は知らない」などと返答したことがあり、県警などは刑事責任能力の有無について詳しく調べる必要があると判断した。
県警は鑑定結果が出るまで数カ月かかるとみており、鑑定留置中は拘置が停止する。
■[大体の流れ] 2005 年 4 月からの動き
| 4 | 月 | 上 | 旬 | | 劇物「ビス (トリブチル錫)」を 500g 注文 |
| 4 | 月 | 15 | 日 | | 注文した薬品を受け取る (理由:化学部の実験で使う) |
| 7 | 月 | 3 | 日 | | 98% 濃硫酸 |
| | | | | | 35% 濃塩酸 |
| | | | | | サリチル酸 |
| | | | | | 酒石酸 |
| | | | | | クエン酸 |
| | | | | | ホウ酸 |
| | | | | | 酢酸 の所持が日記にて示される |
| 8 | 月 | 6 | 日 | | テトラヒドロゾリンを5mg/10mlで含んでいる、バイシン1箱を西友で購入 |
| 8 | 月 | 9 | 日 | | 劇物「塩化バリウム」500g、「酢酸タリウム」 50g を注文 |
| 8 | 月 | 中 | 旬 | | 薬局が間違えて「酢酸カリウム」を入荷し、再発注 |
| 8 | 月 | 17 | 日 | | 「ハムスターのアンチモンに対する耐性及び毒性に関する調査」を開始 |
| 8 | 月 | 24 | 日 | | 容疑者が薬局にて「酢酸タリウム」 25g を受け取る |
| 9 | 月 | 10 | 日 | | 母親は、この日が最後に出勤 (スーパーの紳士服コーナー) |
| 9 | 月 | 12 | 日 | | 母親の体調が悪化して、殆ど動けなくなる |
| 9 | 月 | 14 | 日 | | 薬局にて残りの「酢酸タリウム」 25g を受け取る |
| 9 | 月 | 19 | 日 | | 容疑者の blog の更新が一時的に停止する |
| 9 | 月 | 28 | 日 | | 容疑者に「毒を盛って欲しい」と、ぼやいた様子が日記に書かれる |
| 10 | 月 | 2 | 日 | | 午後 4 時に、兄より連絡があって、レスキュー隊が出動 |
| | | | | | 母親が救急車によって入院 |
| 10 | 月 | 5 | 日 | | 入院している部屋が「3E08」に変更される |
| 10 | 月 | 6 | 日 | | 母親の治療のステロイドの投与が延期される |
| 10 | 月 | 20 | 日 | | 兄が母親の担当医に、妹が原因である可能性を相談する |
| 10 | 月 | 21 | 日 | | 容疑者が睡眠薬を用いて自殺未遂を行う |
| 11 | 月 | 2 | 日 | | 県薬務課が県内の保健所に対して毒劇物の取扱事業者への指導監督を要請 |
| 11 | 月 | 3 | 日 | | 病院内でも毒物を与えていたことが発覚 |
| 11 | 月 | 4 | 日 | | 午後 6 時より保護者説明会が行われる |
| | | | | | 容疑者が入院した原因は睡眠薬であったことが発覚 |
| | | | | | 7 月ごろから母親の容態が変化していたことが発覚 |
| 11 | 月 | 7 | 日 | | 「女子生徒との信頼関係づくり」を優先し、雑談をメインに捜査を進める |
| 11 | 月 | 9 | 日 | | 容疑者が劇物を含む約 30 種類の化学薬品を所持していた事を認める |
| 11 | 月 | 10 | 日 | | 「創作を交えて書いた」と供述していることが発覚 |
| | | | | | 容疑者が 8 月 24 日と 9 月 14 日にタリウムを購入したことを認める |
| 11 | 月 | 11 | 日 | | 容疑者が自室のパソコンの日記文書を自分で書いたことを認める |
| | | | | | 容疑者の 10 日間の拘置延長を沼津簡裁に請求し認められる |
| 11 | 月 | 12 | 日 | | 捜査員に向かって「おまえ」などの表現を用いる事がある |
| 11 | 月 | 13 | 日 | | 容疑者の逮捕から 2 週間を迎える |
| | | | | | 精神鑑定をする方針が固まる |
| | | | | | 取り調べ中で名前を呼ばれると「誰?そんな人は知らない」と答える |
| | | | | | 薬局で購入したタリウムは「お守りとして持っていた」と供述 |
| | | | | | 核心を突く質問には、ネコのようなしぐさをしてはぐらかす |
| 11 | 月 | 14 | 日 | | 沼津簡易裁判所が、来年 2 月 17 日までの鑑定留置を決定 |
| | | | | | 自分の名前をあげて「○○はもういない」と言いだす事がある |
| 11 | 月 | α | 日 | | 都内の拘置施設に移され、本人への取調べが中段される |
| 12 | 月 | 1 | 日 | | 容疑者の逮捕から 1 ヶ月を迎える |
| | | | | | 母親の毛髪と容疑者の部屋にあったタリウムとの一致を検証中 |
| 2 | 月 | 15 | 日 | | 県東部の過去 3 年のタリウム購入履歴で、個人購入は容疑者のみである事が発覚 |
| 2 | 月 | 16 | 日 | | 沼津簡易裁判所が 3 月 3 日までの鑑定留置を決定 |
| 2 | 月 | 17 | 日 | | 弁護団が鑑定留置の延長に対して抗議を行う |