Hatena::ブログ(Diary)

メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

20040629(Tue) 北海道に行っていた(PART2)

globalhead2004-06-29

[]現実感 現実感を含むブックマーク 現実感のブックマークコメント

前回は何処までだっけ。(自分でも忘れている)ああ、函館駅に着いてラーメン食ってたのか。つまんねー奴だなあ、オレ。

で、なんですけど。そもそもこの度の旅の趣旨は「お葬式」なのであって、こんな浮かれた調子で文章なんか書いてていいのであろうか、とか思うんですが、なにしろ会社休んで飛行機飛び乗る、って段取りを組んだ段階で既に現実感を喪失しちゃってるんですよ。もう非現実の世界に入ってるんですよ。昨日の今日、自分が北海道にいるなんて想像すらしなかったもの。これから待っているであろう事も、お葬式にしろ親戚達に会うことにしろ、自分の生まれた土地に30年ぶりぐらいで足を踏み入れることも、なにもかもへらへら生きてた現実からすっぱり切れてる未体験ゾーンなわけなんです。よく、不祥事を起こした会社の責任者が、記者会見のときウヘヘ、と笑っちゃったりして、善良で朴訥で勤勉実直でセックスは月一回正上位のみっていう小市民の皆さんから「けしからん」とか「不謹慎だ」とか「通報してやる」とかお叱りの言葉を受けるじゃないですか。でもオレあのウヘヘッって判るんですよ。あれ、連中は、現実感を喪失しちゃってるんですよ。

[]バスに乗る バスに乗るを含むブックマーク バスに乗るのブックマークコメント

「函館駅ロータリーから目的地へのローカルバスの時間はPM6時40分。」って所から続けよう。

実を言うと函館から目的地への交通手段って良くわかんなかったんですよ。調べる暇も無かったし。このローカルバスって奴も、「多分これだろう」というオレの希望的憶測によって成り立つ何の根拠の無い選択だった訳なんですよ。

普通、人間は、こういうとき、せめてそれが正しいのかどうか、人に訊くなりして確認とりますよね。ところが、オレ、 人に物訊くのが大嫌いなんですよね。「多分大丈夫だろう」と思ったら、それは既に大丈夫なんですよ。

賢明な読者(って読者いるのかよこの日記)の皆さんならこの後の展開を既に予想されているでしょう。そう、このバス、目的地に行かなかったんですよ。

いやー、途中で、なんかおかしいな、と思ったんですけどね。普通、人間は、こういうとき、おかしいなと思ったら、バス運転手に訊くなりバス降りるなりしますよね。しかし、オレは、「ま、なんとかなるだろう」 と、自分で手を下さないくせに事態が都合の良い方向に勝手に行ってくれるだろう、行けばいいな、行くんじゃないかな、と手をこまねいて夢の世界に旅立っちゃうんですね。

そもそも、オレという人間の行動の規範は、

「思いつき」

「行き当たりばったり」

「気分次第」

なのだ。さらにその行動全てを統べるオレ自身のセントラルドグマは

「学習能力が皆無」

という血の十字架を背負っているのである。

よく、友人なり付き合ってる異性の本当の性格を知りたかったら一緒に旅行をしてみるといい、なんて言われるが、オレという人間は、多分、一緒に旅行をさせたらサイテーの人間だと思うね。今回の旅でも自分で思ったもの。もし今回誰かと一緒にいたら、一緒にいた人間は絶対キレるだろうね。

そうやって2時間あまり。午後9時近く。バスに揺られていたオレが最後に辿り着いたのは、街路灯一つ無く、まばらな民家にさえ家の灯りが点いてない、真っ暗な山の中のバス・ターミナルなんであった。そして、そこで、この鈍い男はやっと気付いた。

「此処、何処なんだ?」

遅いよ。あまりに気付くのが遅いよオレ…。

次回に続く。(ホントかよ)

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20040627(Sun) 北海道に行っていた(PART1)

globalhead2004-06-27

[]その1:実家から連絡 その1:実家から連絡を含むブックマーク その1:実家から連絡のブックマークコメント

木曜の夜、北海道の実家から電話があり、親戚に不幸が出たとの事。母親の兄、オレの伯父が事故死したらしい。オレの伯父は沿岸漁業をやっていたのだが、早朝つぶ貝採りに出かける途中、誤って車ごと海に転落したと言う。享年69歳。金曜日に通夜、土曜日に告別式との事なので出席できるか、ということだった。

オレは親戚付き合いというものが嫌で、というより親戚の存在そのものが嫌いで、こういうものとは殆ど係わる事が無く歳を経てきたが、なんだかこの日、「もうこういうの嫌だとか言ってるの止めようかなあ」と突然思った。それで、出席することにした。結婚してから実家を離れて、5年ほど会ってない妹とも会いたかったし、何しろ、取り合えず、オレの親戚って、今どうなってんの?という単純な興味が沸いたんである。

いや、「理由がどうとかではなく、親戚の冠婚葬祭に出るのは社会人の常識だろ」とおっしゃる方もいると思うし、けだし正論だとは思うが、オレという人間は、どんな理由も自分で思いつかないと動けないたちなのだ。それに、そもそも、オレという人間は、ほとんど常識外の生活をしていたりする。だって、人の頭で考えられた理由で自分が拘束されるのって馬鹿らしいだろ、というのがオレ的な理由。ああお馬鹿な理由だ…。人に不快感や迷惑掛けてるわけじゃないしな。まあ馬鹿にはされるがな。

という訳で、自分なりに一つ“常識”を取り戻したオレは、金曜日の早朝、親戚の家がある北海道の函館へと向かうことにした。

[]その2:北海道 その2:北海道を含むブックマーク その2:北海道のブックマークコメント

ところで。「函館に向かうことにした」はいいのだが、オレが住んでるのは東京都内。交通はやはり飛行機になるだろう。で、ネットで羽田=函館の空席を調べたが、これが、殆ど無い。これが木曜の夜。しかし、「どうにかなるだろう」と金曜日は特に何も考えず朝から空港へ行く。で、当たり前だが、本当に空席が無い。結局PM2時ごろの飛行機を見つけるが、この段階で、AM9時。チケットは買えたが、時間が余りすぎる。

で、何をしたかというと、アパートにもう一回戻って荷造りをし直す。さらに有楽町に行って白シャツと黒ネクタイを調達する。白シャツはクリーニングに出しててこの時点で無かったんである。で、もう一度空港へ。もうこの時点で、オレがいかに無駄の多い生き方をしているか察した人も多いだろう。(…)

PM4時ごろ、函館到着、空港〜JR函館駅へバスで行く。実は親戚の家はここからさらにバスのローカル線に乗って長旅しなければならないのだ。

それにしても函館の駅は20年ぶりぐらいじゃないか?と思う。オレの実家自体は北海道の、というか日本の一番北、最北端の地稚内というところにある。函館は北海道の南端。にもかかわらず、街並みのスカスカした寂れた様子、空一面にアルミ板を打ち付けたような鈍色の空、バスの移動中見かける原野の植生など、どこまでもが妙に実家に似通っていて、偏頭痛のようなデジャ・ビュに悩まされた。ああ、北海道は何処までも北海道だ。

函館には路面電車が走っていた。此処だけなんだかレトロな風情があって、オレは少し函館が好きになった。今や何処の地方都市も風景が一緒な気がするけど、やっぱり地方都市はこういう“独特さ”が必要なんじゃないかな、とかガラにも無くジャーナリスティックに思うオレであった。

[]その3:取り合えず食事 その3:取り合えず食事を含むブックマーク その3:取り合えず食事のブックマークコメント

函館駅ロータリーから目的地へのローカルバスの時間はPM6時40分。時間が空いてるので取り合えず食事。「北海道ならラーメンだろ」というその辺の観光客と同じ紋切り型の理由でラーメン屋を探し、見つけた店で味噌ラーメンを注文。北海道は味噌ラーメンですよ皆さん。もやしたっぷりが基本なんですよ。東京の人間と以前話したとき、「味噌ラーメンって味噌汁にラーメン入れてるみたいで薄気味悪い」とか言われたことがあるが、オレにとっては味噌ラーメンこそが北海道的ソウル・フード*1なのである。

まあ味はたいしたことなかったけど。というか、北海道のラーメンの麺の基本は縮れ麺だろ!普通の柳麺使ってる味噌ラーメンはペケだ!

ところでこの店で、オレも知らない名前の北海道メニュー(?)を発見。ちょっと書き出してみるね。

「ザリジ」:豚肉のから揚げ。(鶏肉のから揚げを「ザンギ」っていうのは北海道では一般的)「クローヨー」:酢豚。「フヨーハイ」:かに玉。いったい何語だ?

あと駅ビルにはTVドラマ「新撰組」にあやかってか「土方歳三ラーメン」というのがあった。食わなかったが。どういうラーメンなのか気になる。で、ググッたらこんなものが。http://www1.yapeus.com/users/natsukisan/?page=2。う〜ん、単なるタンメンだ!(TOP写真参照)なんて口が裂けてもいえないからね!

[]話は脱線してジンギスカンについてちょっと 話は脱線してジンギスカンについてちょっとを含むブックマーク 話は脱線してジンギスカンについてちょっとのブックマークコメント

その他北海道的ソウル・フードとして挙げるべきなのは羊肉の焼肉、ジンギスカンであろう。

漢字で「成吉思汗」と書くこれがなぜジンギスカンなのかというと、モンゴルの初代皇帝ジンギス・カンないしチンギス・ハーンの被っていた帽子と羊肉を焼く鍋の形が似通っているからである。もちろん、モンゴルでは羊肉が定常的に食されていることもあるだろう。

凸状の鍋の底辺、帽子のつばにあたる部分は溝になっており、ここに焼いた肉の脂が流れて溜まるようになっている。生家ではここに水を入れて、脂がはねないようにしていた。

羊肉は大人の羊の肉がマトン、子羊の肉がラムと呼ばれており、ラム肉のほうが柔らかい。羊肉は漢方では体を温める食物とされている。寒さの厳しい北海道、そしてもちろんモンゴルでは必須の食物ということが出来るだろう。

タレは北海道で一番有名なのは「ベルの成吉思汗のタレ」であろう。これは普通の焼肉のタレと比べ、殆ど醤油じゃねえか?と思っちゃうほど塩辛いタレだ。でもオレは「味噌味タレ」のほうが好きだったな。これが本州では殆ど手に入らなくて、実家に帰ることがあったら数本まとめて買って東京に送ったりしている。

北海道にいた頃はこれを週に一回は家族で食べていた。4人家族で1〜2キロぐらい食べるかな。一緒に焼く野菜はもやしが基本。理由は判らないんだが…。肉も100g7〜80円ぐらいで手間も掛からず実に安上がりな食事だったんだよ。

[]そして そしてを含むブックマーク そしてのブックマークコメント

なんか長くなりそうなんで、オレの北海道珍道中は「つづく」ということで!…気が向いたら。

*1:ソウル・フードとは、奴隷時代に白人の食べ残りを食べていた黒人の食事のこと。しかしこの貧しい食事が逆に黒人家族にとっての強い絆となる「家族の味」として語り伝えられていく。すなわち、旨い不味いを超越した“魂の根源”にある食い物のことなのである。

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20040624(Thu)

[]アバウト・シュミット  (2003年作) アバウト・シュミット  (2003年作)を含むブックマーク アバウト・シュミット  (2003年作)のブックマークコメント

アバウト・シュミット [DVD]

「若くなりたい、若くなりたい、若くなりたい!」―――“チャンピオンたちの朝食”カート・ヴォネガット・ジュニア

老人映画。30代以上限定で観るべき。それ以下の人には「単に汚いじじいが我儘言ってる映画」にしか見えないかもしれない。しかし、現実に「自分はいつまでも若いわけではないし、年を取るにしたがって汚くなっていくだけなんだろう」ということを思い知った人間にはこの映画は身につまされる。

なにしろ小汚いじじいを演じるジャック・ニコルソンが素晴らしい。彼が演じるウォーレン・シュミット、66歳は殆ど感情を表面にあらわすことが無い。なぜなら企業戦士として社会的地位のある人間として自制と忠誠を自らに課して生きてきたからだ。しかしそんな表情の無い人間の感情表現を、ちょっとした口元の閉じ方や緩み方、瞼の閉じ方、目線の持って生き方、口調の速さ、澱み方、それらこれらの微妙な動きで表現する様はもはや名人芸であると言っていい。地味な人間を演じているがこそ、これまでのジャック・ニコルソンのあくの強さは後退して見えるかもしれないが、逆にこの演技は彼にしか出来ないものなのではないかと思う。

例えば映画最初の送別会のシーン。同僚の激励のスピーチを聴くシュミット氏の表情。口元は微笑んでいる、ように見える。目はスピーチを真摯に受け止めている、ように見える。しかしそれらの表情のどこかに、「この今の現実はなんだ?」という戸惑ったような表情が見え隠れする。元企業戦士の彼は二重思考で生きている、だからそんな表情をする。彼は自分を抑えているし、周りに合わせているが、本当は今ここにいることが居た堪れない。このたった数秒のショットでのジャック・ニコルソンの表情が、それら全てを表現する。

映画の内容も、定年退職したサラリーマンが手持ち無沙汰な日常に放り込まれて当惑する、といったもので、その中で妻の死や娘の結婚などのドラマが絡められるが、一応コメディのような体裁をとっているものの、やはり物悲しい雰囲気が全体を覆っている。家族のドラマもそこには入っているけれど、料理の仕方次第でどんなにも面白おかしくも、悲痛にも、ブラックにも、深刻にも描かれる内容を、この物語の主題から外れないよう巧くコントロールしていて、そのバランス感覚が素晴らしい。

そして、この映画の主題とは、「老いることへの困惑」である。

老いることとはどういうことか?以前TVで若い人に「お年寄りの幸せってなんだと思いますか?」という質問をして「判らない」と答える人が多かったニュース番組を観たことがあるが、その質問への答えは簡単だ。それは、「幸せというものへの観念は、欲求は、若い奴といっしょ」ということである。そんなの当たり前だ。年齢の違いはあっても人間としての欲望、欲求が変わる訳がないのだ。ただ、問題は、年を取ると、肉体がそれに追いつかない、という事なのだ。

老いることは時として不合理だ。人として経験を積んでいけば、どんどんと素晴らしいものが蓄積されていくように思われるけれど、老いさらばえた肉体は、その“素晴らしいもの”を体現する術を既に失っているのだ。

例えば、若い頃を思ってみるといい。様々な欲望や希望があったとしても、経済的に無理だったり、経験が足りなかったりで、成就されることが無いことのほうが多い。そして年老いて経済的に豊かになったときには、若かりし頃の欲望を果たすことが肉体的・精神的に無理だったり、あるいは興味を失ったりするのだ。これが不合理でなくてなんだ?

そしてその困惑は心の内で静かな怒りに変わってゆく。「なぜだ?なぜオレは老いてしまったんだ?」だが自制をモットーとして生きてしまったシュミット氏は自分の怒りにすら気付かない。彼の子供じみた行動や我儘は、彼自身の怒りの表出であり、キャンピングカーでの遠いドライブは、その怒りの生んだ暴走行為なのである。

演出もいい。妻の葬送シーン。墓地で祈りがささげられている間、イスに座っているシュミット氏。彼は妻の眠る棺を見る。そして埋葬されたあと、その棺を埋める為に用意された盛り土を見る。そしてその後彼は空を見るのだ。死んだ妻という過去。埋葬という現在。彼の妻が召されるであろう天、という未来。オレはこの短いショットにそんな意味合いを見た。

ちなみに、ラストは賛否両論らしいが、オレは素直に感動した。映画は、ファンタジーでいいじゃないか、というのがオレの持論だ。

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20040623(Wed)

globalhead2004-06-23

[]酒と皇軍兵士の日々 酒と皇軍兵士の日々を含むブックマーク 酒と皇軍兵士の日々のブックマークコメント

火曜日、陸の孤島から生還した後事務所に戻り、やはり異動になった「O」と涙目の目と目が合う。そして2人して無言で相槌を打つ。脛に瑕持つ中年男二人、夜のしじまに向かう先は決まっている。途中で事務所の若いムスメを前方にハケーン。

「先輩どうします」「オレに言わせる気か。決まっている。我ら皇軍兵士、撃ちてし止まん!だ。」

という訳で事務所の若いムスメKさんを確保。飲み屋まで拉致。というかKさんは訳が判ってないらしく何故か途中からルンルン状態。まともにKさんと話したのはこれが初めてだったにも拘らず、最後には「Fさん(オレのこと)って面白いヒトだー!」とか言われて握手まで求められる。実はKさんはオレの心の妹Mちゃんの大学の同級生だったりする。なぜかいつも親と子ほど歳の離れたムスメに受けのいいオレ。っていうか例によって珍獣に認定されただけなんですけどね。

[]電話 電話を含むブックマーク 電話のブックマークコメント

月曜の夜に電話が来る。「どーよ仕事のほうは。」土曜日、なんだか居た堪れなくなって電話したんだが、留守電のまま放置になってた俺だったんであった。「あの日は家族と食事だったのよー。うまくやってるのよー。」と豪気な彼女。「どこで?」と訊くと「居酒屋ぁー」。居酒屋は家族の食事って場所じゃないと思うが家族とうまくいってんならいいか。「留守電の声、暗かったよー」当たり前だ。月曜から陸の孤島で薮蚊やゴキブリ相手に淋しい左遷生活だ。おまけに電話掛けた相手からは放置プレイだ。「異動先どう?」「オレは大人だし男だからな。オンナの前で仕事の愚痴なんか言わないんだ。言わないぞー、仕事の愚痴なんかー!」と言いながら半べそかいてるオレ。既にダメダメなんですけど…。

「この間言ってた映画って、『ビューティフル・ライフ』じゃなくて『ライフ・イズ・ビューティフル』じゃないのか?」「あーそうだそうだ!」「お前さー、『人生で一番好きな映画』とか言っといてタイトル間違えんなよー」「うーうー」。

『ライフ・イズ・ビューティフル』はビデオ屋でレンタルして観て見た。前半コメディで後半悲劇の映画。これってパターンとしては「笑わせといて泣きで落とす」藤山寛美の松竹新喜劇の世界じゃないか?とか思った。でもあいつはこういうベタな大衆性が好きなんだー、って発見できたのが面白かった。

火曜の夜に自分から電話する。「ねむーい!」「なにやってたの」「犬の散歩。」深夜にするなよ。

「ところで『巨人の星』の主題歌の『思い込んだら〜』って、『重いコンダラ』じゃないからな。」「え。違うよ。コンダラだよ。」「いや、あれはお笑いに良く使われるネタなんだよ」「違うよ。コンダラでいいんだよ」「なに?」「私も最初、『思い込んだら〜』って、思ってたんだけどさ。TVでやってたんだよ、『重いコンダラ』だって。」「いや、だから。それがお笑い番組だったんだって」「違うよ。コンダラでいいんだよ。友達もみんな言ってるよ」「…あのな、それ、お前を担いでるんだよ」「…違うよ。コンダラでいいんだよ。」「だからさ、あれは、単なるローラーなんだって。」「いいんだよ。あのローラーのことをコンダラっていうんだよ。」「がーーーーーっ!!!お前強情すぎ!」「そうよ。私強情よ!」、お前、信じすぎ。

「『ライフ・イズ・ビューティフル』より好きな映画あったの忘れてた。」「なに」「『アメリ』。」「お前アメリと自分を重ね合わせまくって映画観てただろ」「ちがうもん。あんなに可愛くないもん」そうじゃなくて、アメリ程度にユニークって言いたかったんだが…。

なぜか最後に怪談話になる。「私霊感強いんだよ」「…え?見たことあんの?」「うん。友達んちで。変な影が見えたのよ」「…影って、どんな?」「なんか、いまどきこんな奴いないだろってぐらい凄いリーゼントした男のひと」「…それ、ホントにその人がいたんじゃないのか?」「違うよ。」「凄いリーゼントってどんな?」「氣志團ぐらい。」「…だったらそれ、ホントに氣志團のヒトが居たんだよ!」どこが怪談だ!

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20040621(Mon)

[]橋本治に関しての2、3の事柄 橋本治に関しての2、3の事柄を含むブックマーク 橋本治に関しての2、3の事柄のブックマークコメント

橋本治は現在の出版界の中でも最も高い思考力と深い洞察力を持つ文筆家の一人だと思う。彼の著作は口語体に近い平易な文章で、思想や経済や政治などに関するテクニカル・タームを全く使うことなく、それらを誰よりも深く掘り下げて説明する。しかも思想家や経済評論家などから最も遠いスタンスからだ。

橋本治は基本的には国文学を得意とし、徒然草や源氏物語の口語訳などを手掛けるが、その高いインテリジェンスで書かれた評論文の質が異常に高い。「江戸にフランス革命を!」は江戸時代の日本人の生活感覚や美意識を土台にフランス革命というキーワードで現代の日本の在り様を考察するアクロバットのような著作だった。その他「貧乏は正しい!」「宗教なんか怖くない!」等、一般とは全く違った思いもよらないスタンスから現代の在り様に切り込んで行く著作は痛快だ。

感嘆した著作は数あるが、何より凄かったのは政治も哲学もマンガも文学史も社会主義も結婚論も女の同性愛も何もかも論じまくった「広告批評橋本治」、そして“20世紀”という100年に、透徹した視点と論点で“引導を渡した”問題作「二十世紀」。ここでは20世紀を1年ずつ、100年分のコラムで論じることによって「何故世界は/日本はこうであったか・こうなってしまったか」を一刀両断する。そして「20世紀とは、終わってしまった19世紀を脱却する為の世紀でしかなかった」と結論付け、国家や戦争や経済のあり方を見据える。例えば「19世紀的大量生産の経済方式を20世紀に大々的に展開した経済が行き詰らない訳が無い、何故なら思考が19世紀のままだからだ」という論点から「20世紀には何をするべきだったのか、21世紀には何を伝えなければならないか」を論じてゆく。凄かったです。この1冊で20世紀の100年がすっきり綺麗に清算されてしまうんですから。

なんていうんでしょう、変な例えなんですが情報をポケットに溜め込んでパンパンにするのが従来の評論であるなら、彼の評論はポケットを裏返して中身を空っぽにしてしまう、つまり自らも裸になることで物事を裸にしてしまう、という評論なんです。彼は論ずる対象に必ず自分という存在を代入するんですね。だから論ずる内容に血が通っている。

彼は思想そのものを「前近代に生まれた、近代を用意する思想」と言い、「思想に考えてもらう、が終われば近代なんだから、近代は思想を生まない」と言って思想そのものは既に空洞化していると言い放つ。また経済そのものも、例えば学者が経済の構造と在り様を説明するのに対し彼は、誰に、何の為に経済は存在しなければならないか、を思考する。

AとはBである、というような自明の理のような現実を、AからBへ辿り着くまでに考え付くC→D→E→…といった遠回りな段階を説明しながら、または全然別の視点から考察しながら、Bへと結論付けるが、しかし思考の段階を経たそのBは当初のA→BのBとは違ったBになっている、というような構造の思考方法。そして「あとはお前らの頭で考えるのがお前らの務めなんだよ」と読者に言葉を渡してゆく。

[]戦争のある世界―ああでもなくこうでもなく 4 / 橋本 治 (著) マドラ出版 戦争のある世界―ああでもなくこうでもなく 4  /  橋本 治 (著)   マドラ出版   を含むブックマーク 戦争のある世界―ああでもなくこうでもなく 4  /  橋本 治 (著)   マドラ出版   のブックマークコメント

戦争のある世界―ああでもなくこうでもなく 4

「戦争のある世界―ああでもなくこうでもなく 4 」は1997年から雑誌「広告批評」で連載されている時評をまとめた「ああでもなくこうでもなく」の第4巻。時系列でいえば2002年5月から2004年4月までの時評が収められている。今回は、前回3巻の時期に起こったアメリカの同時多発テロを受けて変容してゆく日本について書かれていますが、橋本治が書くと政策がどうとか政治がどうとか言うレベルで時評なんかしない。そもそも同時多発テロじたい「あれはアメリカの問題だろ、興味ないな」と言っちゃう人なんだ。そして「戦争は国家同士が自国の利益の為に行う外交の形態の一種(クラウゼヴィッツ)ではあるが、第2次世界大戦以降近代国家では国家の成熟と共にその戦争という手段自体が出来辛いものになっていった、その後に残されているのは内乱かテロだけである」すなわち「テロに対する戦争、というのは語義矛盾である」と解く。だからこそ「アメリカ、おかしいんじゃねーか?」と言い、それに追従する日本を「何考えてんだ?」と憂慮する。

また戦争以外でも最近の日本の少年犯罪を「大人がおかしくなってるのに子供だけがまともでいられるわけないじゃないか」と考察する。橋本の文章はいつもどんなことも、起こったことはどこかで繋がっている、として、怖ろしく過去まで社会や人の生活のあり方を掘り下げてゆくことが多い。最近の著作「上司は思いつきでものを言う」も儒教思想まで持ち出されている。

[]いま私たちが考えるべきこと / 橋本 治 (著) 新潮社 いま私たちが考えるべきこと / 橋本 治 (著)   新潮社   を含むブックマーク いま私たちが考えるべきこと / 橋本 治 (著)   新潮社   のブックマークコメント

いま私たちが考えるべきこと

「いま私たちが考えるべきこと」は「はじめに」に書かれているように「今の社会の様々な問題を考えましょう、と解説している本ではありません」。それでは何を考えるのか?というと、この本は「自己」と「他己」「全体」の関わりについての「自己観念」のあり場所を掘り下げてゆく。

『「自分の事を考える」とか、「自分の事を考えろ」とかいうことになって、「まず自分の事を考える人」と、「まず他人のことを考える人」と、人にはこの二種類があると思う。』この本はこの一文がどういうことなのか?を本まるまる一冊を使って説明する。もう、結論までがめちゃくちゃ回りくどくめんどくさいんだが、結局ここまで回りくどくしなければ何も説明できない、説明したことにならない、というのが橋本治の力量の怖ろしさだ。そして最後には個人の在り様、社会の在り様、家族の在り様、夫婦の在り様までが解体されてゆく。この文章自体もかなり判りづらいと思うんだが、“一言で説明できないことを本一冊使って説明した”本を簡単に説明できないっすよー。

「個性を伸ばす教育」についても「個性とは『傷』であり、そもそも悲しいものなのだ、一般性からはみ出したものが『個性』なのであり、そんないいものではないのだ」と説き、疑問を投げかける。そして「個性的にならざるを得なかった人間にすれば、『個性的』という言葉は、『差別になる一歩手前で踏みとどまった、侮蔑を曖昧にする止揚表現』でしかないのである。」と続ける。意味もなく個性的なオレも「一般的はヤダ」とか言って個性的になっているところがあるが、しかし自分が滑稽な存在であることも十分承知している。なぜならオレだって一般的に生きたかったからだ。一般的であろうとすればするほど外れていく痛み。「個性」がなにかの特典や勲章では決してないことを知らない人間にこんなことは絶対判らない。

面白かったのが「子供に何を教えていいのか親はもうわからなくなっている、そして判らないから子供に一方的に『自由』をあたえる、結局子供を教育するのは『外部の情報』である。家の中で『わたしたち』を成り立たせられなくなった子供は家の外で『わたしたち』を成り立たせようとする」という一節で、これを読んだ時は例の小学生の殺人事件思い出しちゃいました。彼女が共同体として所属していたのは家庭ではなくチャットの中だけで、そこで拒絶された彼女は殺人という手段で自分の居場所を取り戻そうとしたのではないか、と思うんですよ。問題にされるべきなのは殺人の残虐さではなく、子供にとって自分の所属先がなくなる=家族がなくなる、という孤独と恐怖はどんなだったか、ということなんではないかと思いました。

なにしろオレの思考力では判ってない部分も多々あり、巧く説明してない文章になっちゃってる事をお詫びします。

20040620(Sun)

globalhead2004-06-20

[]土曜の朝 土曜の朝を含むブックマーク 土曜の朝のブックマークコメント

朝起きると二日酔い。何も出来ない。

二日酔いの対処法。

冷凍庫でよく冷やしたスミス&ウェッソンを氷嚢代わりに頭に乗せる。バイエルのアルカセルツァーを飲むより効果てきめんだ。(というマンガがあったな)

だらだらと家事をこなす。日記用の原稿を書く。

BGMはジミ・ヘンドリックスを一日中ずっとリピートで聴いていた。クサクサした時のジミヘンは沁みるぜ。

[]日曜の朝 日曜の朝を含むブックマーク 日曜の朝のブックマークコメント

次の事務所は横浜の本社への通勤となる。それで早朝から通勤経路と時間のシミュレートをするために実際に電車の乗って本社へ行ってみる。

横浜には縁が無い。東京都在住の地方出身者にとって、神奈川県横浜市は単なる一地方都市でしかなく、魅力も興味も感じたことが無い。本社出勤のシミュレートを終えた後、そんな横浜の町(と言っても関内なんだが)をぶらぶらとしてみる。

横浜中華街。観光客向けにしつらえた中華思想の薄っぺらなコピーで塗り固めた外装の街並み。朝陽門、朱雀門、延平門、玄武門、が風水の東南西北にきちんと位置していることを無意味に確認する。オレの愛用の腕時計はフィンランド製のハイテク・デジタル・ウォッチSUUNTO VECTORで、オレには無用なのだがコンパスが付いていて、こういう遊びが出来る。ちなみに高度計や気圧計まで付いているこの時計の製作会社はもともと軍用コンパスの製造メーカーで、この時計もアフガン戦争の時、米軍グリーンベレーの標準支給品だったという。

山下公園。クリーンでよく整頓され、そしてやはりどうにも薄っぺらな中産階級の夢のような公園。実体も無く膨張した幸福に肉体を追従させた良き家庭人達が愛玩動物を散歩させる。ガウディの粗悪な断片を無思想に捏ね上げたような無難にアーティスティックな造形物の数々。金の使い方の知らない地方都市の文句の付け方さえ思い浮かべられない投資先。そして公園の隅々には埃が吹き溜まるようにホームレス達が集い、終わりの無いまどろみの中に佇む。彼らはモンゴル高原の草食動物のように無害で従順だ。高度資本主義社会ではホームレスでさえ社会の中で飼い慣らされ、逃げ場が無い。

万遍なく行き渡った中庸と、間延びした中流感覚。無批評で傲慢。オレはやはりこの街が苦手だ。

[]日曜の昼 日曜の昼を含むブックマーク 日曜の昼のブックマークコメント

部屋の掃除。洗濯は昨日したんだが、今日は掛け布団を洗濯することに。シャツ何枚かアイロン掛け。こうして家事をやっていると気が紛れるが、かといって家事が好きだというわけじゃない。その証拠に飯を作ることをもう放棄している。気付かない振りをしているが、実はゆっくりとナーバスになっているのが判る。日記用の原稿を大量に書く。オレは実はDIARY以外の原稿は休みの日に書き溜めて、2、3日置きにUPしているんである。別にこんなことしなくてもいいんだが、何か書いている時は取り合えずいろんな事から開放されている。

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20040619(Sat)

globalhead2004-06-19

[]最期の日々 最期の日々を含むブックマーク 最期の日々のブックマークコメント

オレは楽しくやっていたぜ お前らと一緒に /“タンゴ(Ver.)”JAGATARA

見飽きたやつらとおさらばするのさ /“でも・デモ・DEMO”JAGATARA

金曜で今の事務所を異動になる。でもこの日は、なんだか実感も無いまま一日を終えてしまった。たいした感慨も無く、寂しさも感じなかった。次の職場が問題の多いところで、オレはそっちの心配で一杯だったというのもある。

という訳で夜はオレの送別会なんであった。あと2人異動するんでオレだけって訳じゃないんだけどね。事務所のほとんどの方が来てくれた。皆さんありがとう。

ところで実は大人数で酒飲むのって苦手なんだよね。こういうのってあまり話したことの無い人なんかと一緒の席になっちゃったりするじゃないですか。そうするとオレの場合、過剰反応を起こしちゃって異常にテンション上げちゃうの。なんかやんないと駄目なのかなーという気分になっちゃうの。誰も何も、なんかやれ、なんて言わないのにね。可笑しいよね。

そんな訳でオレの送別会なのに歌(アカペラ)と踊り(アドリブ)を披露したオレはバカ野郎ですか。

あとは大体来てくれた女子達にべったりくっついて喋ってました。皆さん、このエロオヤジも今日までですよ。なぜかK嬢の事を訊かれる事が多かった。結局2人はどうなったの?だからオレは惚れてるんですが向こうは友達だって言い張ってます、と正直に教えてあげた。というかこれ以上のことは訊かないでくれ。オレも辛いんだ。Kさんの事好きだって言うならなんでいつもいろんな女の子にデレデレしてたんですか?とまで言われてしまいました。なぜなら男は愛の狩人だからさ。女性と話している時にはオレには「存在の耐えられないない軽さ」の時のダニエル・デイ=ルイスが取り憑いているんだ。心の中はブライアン・フェリー状態だしな。オレにとってのマザー・オブ・パールを探しているんだよ。例え顔はテツ&トモの丸顔のほうだとしてもだよ。というか結局よくいるエロオヤジってだけだけどな。

2次会は一波乱あったが(オレのせい)忘れることにしよう。酔っ払いってイヤネ。

最終電車でアパートに戻る。

K嬢からメールが入っている。

「おつかれさまでした。」

……

ありがとう、ありがとう、ありがとう。

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20040618(Fri)

globalhead2004-06-18

[]映画占い 映画占いを含むブックマーク 映画占いのブックマークコメント

id:hisamura75さまのところで映画占いなるものを紹介していたのでやってみた。

--------------------------------------------------------------------------------

映画占い

http://www.horae.dti.ne.jp/~shine/eiga/index.html

で、結果は:

あなたのキャラクターは

「菊次郎の夏」でビートたけしが演じた菊次郎 です。

特徴:兄貴肌、仕事に生き甲斐を感じない、実は恥ずかしがり屋、成功と失敗の落差が大きい

適職:大工、日本語教師、八百屋、予想屋

--------------------------------------------------------------------------------

…だって。

オレのキャラそのまんまじゃねえか!!

日本語教師の意味がわからないんだが…。

映画占いキャラ相関図では「トレスポ」の時のユアン・マクレガーと一くくりになって「バカ男組」だぁ〜〜〜!!

確かにバカなのは間違いねえ。

「俺達ぁ遊んで生きたいよ」「電話止められたーガスも電気も止められたーでも風呂は無いからいいのさ」っておいおい…。でもそーゆーのが嫌いじゃない自分が嫌だ…。

でもなぜかリブ・タイラーから「母性本能をくすぐられるんです」とかいうハートマークがきてるし、ジョディ・フォスターからは「なんなの、あのバカ達、でも…」とか言われるしな。オレは母性本能くすぐられるか?まあ確かに女子からは珍獣扱いされているのは確かだな。もちろんモテたことは無いぞ!あ〜あ。

ちなみに性別「女」だとキャメロン・ディアスになるんだが…。差ありすぎ。

hisamura75hisamura75 2004/06/18 01:49 菊次郎ってビートたけしなんだぁ。犬かと思ってましたよー(死)

globalheadglobalhead 2004/06/18 06:08 犬でも同じようなものかと…。それにしても今回の占いはオレ的にはかなりウケタ。hisamuraさん感動をありがとう。

globalheadglobalhead 2004/06/18 06:22 ビートたけしっていうよりも「フーテンの寅さん」って感じかなあ、オレ。振られ慣れしてるし(爆)。男はつらいよ!

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20040617(Thu)

globalhead2004-06-17

[]酒と逡巡の日々 酒と逡巡の日々を含むブックマーク 酒と逡巡の日々のブックマークコメント

またもや連荘で飲みにいってました。オレの異動による酒飲み強化週間ということで。

月曜日は同じ課の若い奴と。来てくれたのは織田裕二似の儀、不思議の国のH君、モー娘。命のA君。皆オレの後輩だ。モー娘。命のA君は酒飲めないのに付き合ってくれた。ありがとう。

火曜日は同年代の連中と。サラリーマン無宿のSさん、某有名ソムリエとそっくりなMさん、アスリートSさん。君たち人に酒飲ませすぎ。

今日水曜日は海外代理店の連中と。獅子舞顔の儀、この間二番目が生まれたY君、アルマーニ・エクスチェンジ好きのボンボンK君、いつも可愛いY女史。Y女史は今日も、銃弾を掻い潜るマトリックスの1シーンのように、ニッコリ笑いながらオレの下品話を巧みにかわしていた。どうもいつもご迷惑を掛けてます。後2日しかいないんで、勘弁してください。何しろ、皆ありがとう。

いやーしかし今日はさすがに酒見るのは辛かった。明日は休肝日だからね。誰もオレの事誘わないように。で、どうも金曜日はオレの送別会らしい。あー。

ところでふと思ったんだが、オレ、ひょっとして、人望があるのか?一応「引き篭もりのデブヲタ」というキャラ作ってたんだが、どうもこのキャラがちょっと違うというか合わなくなってきたな。ダイエットもしちゃったし。負け犬系として生きてたほうが楽なんだけどなー。もう、負け犬じゃないってことなのか。

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20040616(Wed)

globalhead2004-06-16

[]PAINKILLER HEVEN’S GOT A HITMAN ~日本語マニュアル付英語版~(Windows/PCゲーム) ASIN:B0001902KI PAINKILLER HEVEN’S GOT A HITMAN ~日本語マニュアル付英語版~(Windows/PCゲーム) ASIN:B0001902KIを含むブックマーク PAINKILLER HEVEN’S GOT A HITMAN ~日本語マニュアル付英語版~(Windows/PCゲーム) ASIN:B0001902KIのブックマークコメント

主人公のダニエル=カーナーは、不慮の事故でこの世を去った。しかし、彼には天国の門は開かれなかった。

途方に暮れる彼の前に、天使が降り立ち、ある条件を告げる。

”天国と地獄の狭間に存在する、混沌とした世界に巣食う悪魔達を滅ぼせ。”

それだけが、天国へ行く唯一の方法だった。

天国への道を求め、彼は決意する・・・

『おまえら、まとめて昇天させてやるぜ!』

ええ、すいません、またFPSです。小火器重火器でもって敵を蹴散らしなぶり殺す愉快で健全な大人のゲームです。このゲームは煉獄に閉じ込められた主人公が、天使の命令で悪魔やモンスターをブチ殺しまくる、というストーリーです。(ストーリーなのか?)今回の武器には「ステ一クガン」と言って木の杭を撃ち出す銃とかあります。相手が魔界のモンスターだけに木の杭で心臓ぶち抜き!貴方のハートをシューティング!というわけです。なんか楽しいなあ。浮かれちゃうなあ。

殺戮の舞台も墓場とか納骨堂とか古城とか古代遺跡とか辛気臭い所ばかりでいやがおうにも気分が盛り上がりますね。ね?ね?敵だって凄いですよ、骸骨やゾンビやSM油デブやユナ・ボマーやニコー通販の甲冑の置物とかと血みどろになって戦うわけですよ。もうぶち殺しまくりですよ血と臓物と肉片ですよ!もてたくてWアサノですよ!(興奮しすぎ)

ペインキラー日本語公式サイト : http://www.m3e.co.jp/digital/pk/

[] Kne'deep Hard Energy/Dj Rush  Kne'deep Hard Energy/Dj Rushを含むブックマーク  Kne'deep Hard Energy/Dj Rushのブックマークコメント

WIRE02の時はDJしながら歌っていた、という衝撃の技を持つDJ RUSHのミックス・アルバム。ウワ物のほとんど無いディープ・ダーク・ミニマル・テクノ・ファンク。黒いです。ぶっといです。ずっこんずっこんはめてます。犯されそうです。

[]More Favorite Tools / Cristian Vorale More Favorite Tools / Cristian Voraleを含むブックマーク More Favorite Tools / Cristian Voraleのブックマークコメント

ジェフ・ミルズ系、ハードコア・ミニマル・テクノ!!(サージョン系という話も)このアルバムはターンテーブル3台を使ったライブ・DJ・ミックス。全25曲ミックスしてます。展開速いです。BPMも速いです。殺人プレイです。アドレナリンでまくりです。さっきから音量Maxで聴いてますがずっと鳥肌が立ったままです。もはや怖いものナシです。ラテン・テイストのパーカッシブでアッパーなトラック中心です。クリスチャン・ヴァレラはスペインのテクノDJで、つい最近も来日してたみたい。くっそーチェック遅かった…。

[]Flamboyant [UK CD #1] [SINGLE]/Pet Shop Boys ASIN:B0001FUHTS  Flamboyant [UK CD #1] [SINGLE]/Pet Shop Boys    ASIN:B0001FUHTS を含むブックマーク Flamboyant [UK CD #1] [SINGLE]/Pet Shop Boys    ASIN:B0001FUHTS のブックマークコメント

[]Flamboyant [UK CD #2] [SINGLE]/Pet Shop Boys ASIN:B0001FUHUC Flamboyant [UK CD #2] [SINGLE]/Pet Shop Boys    ASIN:B0001FUHUCを含むブックマーク Flamboyant [UK CD #2] [SINGLE]/Pet Shop Boys    ASIN:B0001FUHUCのブックマークコメント

ペット・ショップ・ボーイズ、「Pop Art」からのシングルカット。CD1ではタイトル曲と未発表曲の2曲入り。CD2はエンハンストになっていて、リミックス4曲とプロモビデオが1本入ってます。このPVがクセモノ!ロスト・イン・トランスレーション状態!日本でロケのようなんですが、日本人サラリーマンが主人公らしく、彼が「欽ちゃんの仮装大賞」(!!)で優勝するまでが描かれます!そしてPSBのお2人は日本のTVCMに出演中、というシチュエーション!兎に角怪作です!!曲のほうはいつもの通り、ウワ物の綺麗な美しい曲です。ちょっと切なげな曲調が最近の気分にあってるので、暫くオレのテーマソングにしようと思ってます。

[] を含むブックマーク のブックマークコメント

メールしたら電話が来た。「だってメール打つのかったるいんだもん」。深夜12時。久しぶりに喋った。ええと、オレは、オレは、…とっても嬉しかった。ありがとう。じゃあ、またね。

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20040613(Sun)

[]東京ゴッドファーザーズ 東京ゴッドファーザーズを含むブックマーク 東京ゴッドファーザーズのブックマークコメント

東京ゴッドファーザーズ [DVD]

ホームレス3人がゴミ捨て場から捨て子を見つけて…というドタバタドラマ。う〜ん、物語が弱い!ありがち。地味。今敏監督だからもっと大胆などんでん返しを期待してたんだけど。ヤクザや東南アジア系労働者、オカマバーなど、ベタなリアリティーは大友克洋監督作の「ワールド・アパートメント・ホラー」に係わった今敏監督の持ち味か。あと悪いけどホームレスってこんなに生き生きしてるという風には思えない。

主人公3人の性格付け、ホームレスであることの動機付けも、随分紋切り型。人間は過去があるから今があるのではなく、過去がどうあろうと、今があるってだけだと思うけどな。そういったプロトタイプ化され過去から単純に演繹された人間性でドラマを表現しちゃうところが興醒めだな。

今敏監督では「パーフェクト・ブルー」が面白かった。こちらもありがちなアイドル・ストーカーの話と思わせておいて、犯人像が二転三転、最後はサイコ・ホラーで終わる、予想を裏切る快作だ。「千年女優」は物語りは弱いが、勢いで見せる語り口は良い。はったりがきいた良作。ただしどうも今敏監督作って手堅いだけで地味な印象があるんだけど…。

[]エイリアン9-コンプリート /富沢 ひとし(著) チャンピオンREDコミックス  ISBN:4253231020 エイリアン9-コンプリート /富沢 ひとし(著) チャンピオンREDコミックス  ISBN:4253231020を含むブックマーク エイリアン9-コンプリート /富沢 ひとし(著) チャンピオンREDコミックス  ISBN:4253231020のブックマークコメント

[]エイリアン9-エミュレイターズ / 富沢 ひとし(著) チャンピオンREDコミックス  ISBN:4253231012 エイリアン9-エミュレイターズ  / 富沢 ひとし(著) チャンピオンREDコミックス  ISBN:4253231012を含むブックマーク エイリアン9-エミュレイターズ  / 富沢 ひとし(著) チャンピオンREDコミックス  ISBN:4253231012のブックマークコメント

このマンガはよく知らなかったんですが、 日々の凧あげ通信さんのところで触れられていたのでちょっと興味が湧き購入。

小学6年生になると学年から数名の少女が「エイリアン対策係」に任命される。この「エイリアン対策係」とはボウグと呼ばれる生物を頭に載せて共生させ、学校に次々とやってくるエイリアンを捕らえ、倒すとてつもなくハードでデンジャラスな係だった…というのがストーリー。

最初はなぜエイリアンが学校にやってくるのか?何故少女たちはエイリアンを捕らえなければならないのか?が謎のまま語られるが、次第にこれが異星人たちのボディ・スナッチの話であることがわかってくる。

可愛い絵柄とは裏腹の、不気味で寒々としたストーリー展開。少女たちにほとんど自由意志はなく、むしろ思考は蹂躙され、乗っ取られ、洗脳されてゆく。肉体までもがおぞましく変容させられてゆく。そして物語の背後にある、拭いきれない死の匂い。

結論から言うと、実に楽しめた。面白かった。しかし、なにか心に刺のように嫌な物が残る作品だ。エイリアンとの融合による肉体・精神の変容に少女たちはまるで躊躇しないのだ。まるでそれが自明の理であるかのように。

この物語はなんなのだろうか?考えるに、これは性交未経験の少女たちにとってのセックスと己のリビドーとの出会いの物語なのではないか。もちろんエイリアンは性交のメタファーである。最初は気持ち悪がっていたエイリアン=生殖行為も、慣れてくるとそれを当たり前のように受け入れる。精神も肉体も生殖行為を受け入れられるように変容する。だから主人公は少女でなければならなかったのであり、大人たちは皆既にエイリアンと融合していたのである。これは少女たちのイニシェーションの物語ということが出来るのだろう。

ああでも気持ち悪いと言えば気持ち悪い。多分それはオレが(または作者が)少女の本当の肉体性を理解できないからなのではないかと思う。

[]カウントダウン入る カウントダウン入るを含むブックマーク カウントダウン入るのブックマークコメント

昨日は暑い中シャツ7枚パンツ2本アイロン掛けして泣きそうになりました。

あと一週間で会社も異動かーとか思うと、気は滅入ったりはしないんですが、妙な胸騒ぎを覚えます。多分これは寂しさ、なんでしょう。今の課に3年、関連会社と事務所合同にして9ヶ月、「オレどうせ引き篭もりのヲタだし」とかいつもほざいていたオレにしてはおそろしくマメに人間関係やったような気がします。特に今の事務所に移転してから。何か芽が出ればいい、と思いやってましたが、芽が出る前に異動になっちゃったのが悔しい。また次があるさ、と思えればいいんですが、次ってねー、離れ小島みたいな場所なんスよー。…えっ、これってひょっとして、…左遷??(今頃気付いたオレ)

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20040612(Sat)

globalhead2004-06-12

[]Bing Boring / Pet Shop Boys Bing Boring / Pet Shop Boysを含むブックマーク Bing Boring / Pet Shop Boysのブックマークコメント

"But I thought in spite of dreams,You'd be sitting somewhere here with me." (だけど僕は 夢がどうであろうと 君がどこかそばにいてくれるだろうと思ってた)/ "Bing Boring" Pet Shop Boys

「ビーイング・ボアリング」。ペット・ショップ・ボーイズのビデオクリップの中では、この作品が一番好きだ。

プールから上がり、全裸の青年が犬と一緒にトランポリンを始める。映像は全てモノクロだ。輝くような肉体。プールにはなぜか縞馬。背後にはソテツと海。モノクロでなければ、どこまでも青い色なのだろう。

バス・ルームの中で泡だらけになって抱擁しあう男女。笑顔。キス。見繕いをする若者たち。パーティーの始まり。ファッションはクール。階段の踊り場でステップを踏む黒人青年。ダンス。ダンス。紙ふぶき。ダンス。自転車に乗るチンパンジー。シャンデリア。疲れて居眠りする奴。拍手。歓声。キス。もう一度ダンス。

雨の中、裸の男女が、抱き合いながら、濡れた地面を転がってゆく。歓喜の中にある彼らに、雨の冷たさは感じない。そして、雨に打たれ、くるくると回る傘のショットがモンタージュされる。水しぶき。くるくる回る傘。エンド・クレジット。

青春期の最も美しい瞬間を永久保存したかのような、鮮烈でしかしどこか切なくノスタルジックな映像。

「僕らは決して退屈な存在になんかならなかった。」この歌詞は作家F.スコット・フィッツジェラルドの妻ゼルダ・フィッツジェラルドの言葉からインスパイアされたものだと言う。

映像は何処を切り取ってもファッション誌の1ページを思わせるようにエレガントだ。そして、優れたファッショナブルさとは、ソフィティケートされたエロティシズムなんだと思う。

艶めかしくも美しいこの映像を撮ったビデオ監督はブルース・ウェーバー。ロバート・メイプルソープを彷彿させるホモセクシャルで官能的な映像を得意とするファッション・カメラマン。80年代にカルバン・クラインの一連の広告を手がけ、アンダーウェア姿の美しい男たちのポートフォリオで一躍有名になる。現在も世界各国のヴォーグ誌で活躍中とか。

PSBの最近発売されたビデオ・クリップ集「POP ART」(ASIN:B0000D8RSY )ではこの様な「美しき若者たち」というコンセプトを中心に据えたビデオ・クリップが数多くあり、PSB独特のゲイ・テイストを堪能できる。

曲は90年に発売された彼らの5枚目のアルバムになる「ビヘイヴィアー」(ASIN:B00005GL31)からのもの。それまでダンサンブルなエレ・ポップでスマッシュ・ヒットを飛ばして来た彼らだが、このアルバムでは一転して内省的な内容になっている。

「ウェスト・エンド・ガールズ」で「ウェスト・エンドは世界の果て」と歌ってデビューしたPSBの曲には、そのきらびやかなディスコ・ビートとは裏腹の、奇妙な虚無感と寂寞感が満ちていたように思う。逆に、この遣り切れない思いを刹那的な打ち込みのリズムで踊ることで忘れ去ってしまおう、それがPSBというロック・グループ(オレは彼らはロック・グループだと思う)の基本コンセプトだったのではないだろうか。

しかし、PSBは4thアルバム「イントロスペクティブ」(ASIN:B00004SZBC)のラストの曲、「イッツ・オールライト」で、そのタイトル通り、「イッツ・オールライト」と世界を肯定することを宣言したのだ。オレはこのアルバムのこの曲で持って、PSBというバンドの存在理由は解消したのだ、と感じた。

だからこそ、続いて発表されたこのアルバム「ビヘイヴィアー」は、内省的に為らざるを得なかったのだ。そしてその後のPSBはベスト・アルバムを発表し、愉快なゲイ・ディスコ路線へと突入する。

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20040608(Tue)

[] アンダーワールド  アンダーワールド を含むブックマーク  アンダーワールド のブックマークコメント

アンダーワールド スペシャル・エディション [DVD]

千年を経て争われるバンパイア対ライカン(狼男)軍団の抗争。ブタペストでロケを敢行、全体にブルーのフィルターをかけて撮影された、陰影にとんだ暗い街並みが美しい。

バンパイアが主人公のアクション映画としては「BLADE」を思わせる(この映画大好き)。黒いロングコートのヒロインが銃をぶっ放すビジュアルから連想されるサイバーな雰囲気はまま「マトリックス」。しかしこの「アンダーワールド 」はこの2作品と比べるとアクションが弱いし、物語にも深みが無い。TVシリーズとかでも良かったかもしれない。でもオレ、この映画結構好きです。なによりケイト・ベッキンセールの演じるキャラが立っていた。これだけでこの映画はOKなんだと思う。ありがちかもしれないが、こういうダークな雰囲気も好みだし。このぐらいのB級度って、十分オレの範囲内です。結構酷評されてる映画なので、誰にでもお勧めって訳にはいかないんだけどね。

[]鉄腕バーディー 5 / ゆうき まさみ (著) ヤングサンデーコミックス ISBN:4091530753 鉄腕バーディー 5 /  ゆうき まさみ (著) ヤングサンデーコミックス ISBN:4091530753を含むブックマーク 鉄腕バーディー 5 /  ゆうき まさみ (著) ヤングサンデーコミックス ISBN:4091530753のブックマークコメント

4巻までは変身ヒーロー物の現代的解釈として描かれてんのかな、と思って読んでいたが、ストーリーがエイリアン・テクノロジーを巡る戦いとしての輪郭が現れてきて、またもう一つ面白くなってきました。

[]沙流羅 7 / ながやす 巧(著), 大友 克洋 (著)  講談社   ISBN:4063348768 沙流羅 7 / ながやす 巧(著), 大友 克洋 (著)  講談社   ISBN:4063348768を含むブックマーク 沙流羅 7 / ながやす 巧(著), 大友 克洋 (著)  講談社   ISBN:4063348768のブックマークコメント

やっと完結!ここまでは、SFというより世界崩壊後のサバイバル物として描かれてきていたが、この最終章でやっとSFっぽく終わりました。ただ物語全体のトーンとしてあった、少数の軍閥が暫定的に地域を牛耳っている、という筋書きって、少し古臭いような気がするなあ。

[]真説魔獣戦線 1〜3/ 石川 賢(著) チャンピオンREDコミックス ISBN:4253230202 ISBN:4253230210 ISBN:4253230229 真説魔獣戦線 1〜3/ 石川 賢(著)   チャンピオンREDコミックス ISBN:4253230202 ISBN:4253230210 ISBN:4253230229を含むブックマーク 真説魔獣戦線 1〜3/ 石川 賢(著)   チャンピオンREDコミックス ISBN:4253230202 ISBN:4253230210 ISBN:4253230229のブックマークコメント

オリジナルの魔獣戦線が1975〜1976年少年アクションで連載。この真説魔獣戦線はチャンピオンREDで2002年から連載、現在は未完。石川 賢といえばやっぱりゲッターロボかなあ。あともう訳が判らなくなってる虚無戦史シリーズとか。石川 賢の漫画っていうのはどれも、化け物とか化け物と化した人間とかが、神とか宇宙の終焉とか途方もない物を相手に、時間を越えて戦い続けるという、ただただひたすらハイテンションで大風呂敷広げまくりの、アシッドでドラッギーなSF漫画です。ええ、もう、大好きです!

[]飛葉 1〜2 / 望月 三起也 (著) マンサンコミックス ISBN:4408167215 ISBN:4408167819  飛葉 1〜2  / 望月 三起也 (著) マンサンコミックス ISBN:4408167215 ISBN:4408167819 を含むブックマーク 飛葉 1〜2  / 望月 三起也 (著) マンサンコミックス ISBN:4408167215 ISBN:4408167819 のブックマークコメント

ワイルド7シリーズも息が長くて、少年画報社から発売されたワイルド7が全48巻、新ワイルド7が全14巻、続新ワイルド7が全2巻、そしてこの飛葉が全2巻。少年キング連載開始が1969年、足掛け30年以上の作品、ということになる。雑誌連載時から読んでたもんなあ。オレもホント、歳取ったよなあ。ワイルド7は正確に描かれた銃器や車両中心のリアルなバイオレンス・アクション、冒険活劇ものだ。ストーリーや設定、人物描写、そしてスケールの大きさ、派手さが実にハリウッド映画してて、それでも日本を感じさせて、日本のマンガ界でもこんな漫画を描き続ける望月三起也という漫画家はやはり唯一無二の存在だと思う。

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20040606(Sun)

globalhead2004-06-06

[]ビッグ・フィッシュ / ティム・バートン監督作品 (2003年) ビッグ・フィッシュ / ティム・バートン監督作品 (2003年)を含むブックマーク ビッグ・フィッシュ / ティム・バートン監督作品 (2003年)のブックマークコメント

ヲタク監督のヒューマニズム映画ってつまんなくないですか。デビッド・リンチの「ストレート・ストーリー」とか駄目だったなあ。スピルバーグも時々ヒューマニズムやってみました、とか言って映画撮りますが、「シンドラーのリスト」とか「プライベート・ライアン」とか一番良く撮れてんのは殺戮場面だったりしません?自分のジャンルを履き違えるからこんなことになるんじゃないかな。

かく言うオレもヒューマニズムなもの駄目なんですわ。この映画「ビッグ・フィッシュ」ではテーマが「父と子」「夫婦」「人生」「愛」って事らしい(椎名誠が言ってた)んですが、どれもこれもオレにはカンケーねーんだこれが。まあオレも一応人の子なので、人間の感情とかそーゆーモノがまるで判らないわけじゃありませんが、映画のジャンルとして観るなら食指の動かないテーマではありますねえ。

そもそもオレの家ってオレが10歳の頃から母子家庭だったもんですから、「親父?何ソレ?」って感じですね。オレの知ってる親父というのは「酒臭い」「暴力を振るう」「頭が悪い」オトナのオトコで、子供の頃は「オトナのオトコになんかなりたくない」と思ったもんですよ。で、実際オレが大人の男に成長してみると、見事「酒臭い」「暴力を振るう」「頭が悪い」男になってましたね。笑わせてくれますよね。

余計な話はここまでにして、映画なんですが、なにしろ翳りや曇りのないファンタジーって緊張感が欠けて面白くならないんですよね。これは他のファンタジー物にも当てはまりますが、ファンタジーってのは何でもありですから、逆に何が起こってもあたりまえで、驚きがない。だからエピソードそれぞれがだいたい「ふーん」で済んじゃうんですよ。サーカスやフリークスや魔女の館など、ティム・バートンらしい演出もあるんですが、やっぱり、なんか上滑りしてるんですよ。

あと、「ほら吹き親父一代記」ってストーリーなんですが、なぜこの親父はホラばっかり吹いてんのか、という動機がわからないんですよ。人がこうやって大法螺で人生を脚色するのはそれなりに悲しい理由があったりするじゃないですか。それにフィクションで彩られてしまった人生ってのは、リアルな自分を矮小化し卑下するもんじゃないかと思いますよ。そんな人生こそオレは悲しいと思うんですけどねえ。

まあしかし、映画のイメージとしてみるなら、幾つか目を見張るような素晴らしいシーンはありました。イカした女を見つけて時間が止まっちゃうシーンとか、その惚れた女の家の庭を1万本の水仙の花で埋め尽くしたシーンは良かったですねえ。スクリーンがまっ黄色になるの。そこに惚れた女と座るのよ。ロマンチックじゃないですか。オレ、ヒューマニズムは判らないけど、ロマンチックなら判るの。人間性は皆無だけど、発情は問題無くあるの。凄いですね。単なるケダモノですね。

ただね、確かに途中まで退屈だったんですけどね。しかし、問題はラストなんですよ。

こう来たか。

泣いたよ。

泣きましたよ。

号泣ですよ。

ファンタジーが現実を侵食し、世界を変貌させる一瞬。

このラストの為にこの映画はあったんですねえ。

これだからこそ、この親父は(そしてオレは)このつまらない世界を忘れる為、こうやってフィクションの世界に入り浸ってたんだろうって思いましたね。

ティム・バートンは初期の「ビートルジュース」「シザーハンズ」「エド・ウッド」「マーズ・アタック!」とか好きでしたけどね。「スリーピー・ホロウ」あたりから「なんか違うな?」って感じですね。今回の作品もティム・バートンだから観たけど、他の監督だったらパスしてたかも。

それにしても、あのシャム双生児の姉妹は…?本物?じゃ無いですよねえ…。

[]ケータイ ケータイを含むブックマーク ケータイのブックマークコメント

ええと。

なんと。

このワタクシ、(今頃やっと)携帯電話を買ってしまいました…。

なんということでしょう!社会とも人間ともなるべく没交渉にして、ミーイズムな引き篭もり野郎として楽しい幽居生活に勤しんでたんですけどね。「こんなもの、みんなどうでもいい」と生きてきたくせに、なんか人間関係というものは出来てくるわけで、一人の生活は別に寂しくも無かったんですが、何しろ変化が無いんで飽きてきたところだったんですよ。それで、「少し人間の振りして他人と関係持ってみようか」と思ってみたわけですね。

携帯電話ごときで人間関係が増えるなんぞとは思いませんが、要するに、この歳でようやっと人間やってみっか、と思えるようになったと。本当に後手後手が好きな人間なんですね。まあ生温かく見守ってあげてください。

[] を含むブックマーク のブックマークコメント

あとTKでシャツ、JCでパンツ買いました。もうお金ないです。

今日のBGMはIVY。ポップでよいです。ドミニク姉さんの声が可愛い。

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20040604(Fri)

globalhead2004-06-04

[]再び腐れ外道な日々 再び腐れ外道な日々を含むブックマーク 再び腐れ外道な日々のブックマークコメント

オレの会社のY女史は上原多香子似の美形なのだが、上京して何年か経つのに未だに郷里の広島弁が時々顔を出し、しかし逆にそれが可愛い、という素敵な女性だ。

ワインと映画とドライブとお好み焼きをこよなく愛する彼女のたった一つの欠点はウルトラセブンみたいな眼鏡だ。オレは時々仕事に飽きてくると彼女の席に行き、五月雨のような心地よい音を立ててキーボードを叩いている彼女の耳元で「シュワッチ!」とか「ジュワッキ!」とか呟いて彼女の仕事の邪魔をする。すると彼女は、とろけたバタータフィーみたいな笑顔を浮かべて「もう!ウルトラセブンネタは止めて下さい!」と怒ってみせる。オレがいつも彼女の眼鏡を「ウルトラセブンのウルトラアイ」といってからかってるから、まだ20代の彼女もウルトラセブンを覚えてしまったらしい。

彼女のニックネームは「ワッキー」。会社で始めて会ったその日にオレがつけた。「今日から君はワッキーと呼ぶから。皆さんもそう呼んであげてね。」事務所のみんなにオレがそう告げると、実は冗談のつもりだったにも拘らず定着してしまい、以来彼女は皆から“ワッキー”と呼ばれている。なんか自分には妙な影響力があるらしい、と言うことが判って少しびっくりした。

オレはよくこのワッキーと、彼女の上司であり、そしてオレの下僕とM奴隷を兼ねている気箸裡蛙佑巴名个垢觧が多い。

オレはこの日記を読んでもらえば判るように、お下劣な上、知性のほうも危ない男なのであるが、このワッキーと話している時も突然飛び道具を使うがごとくにお下劣な話題を持ち出し、彼女を呆れさせては喜んでいる。いやー、…サイテーですな。だって彼女、最初は凄い生真面目な子だったんで、からかいたくなってしまったんだよ。

以前も誰だかオレ並に下品な人間と会話してて、「亀甲縛り」の話が出たらしい。で、彼女はその言葉の意味が判らず、誰彼なく「ねえ、亀甲縛りってなに?なに?」と訊いていた、という伝説がある。(ていうかオレも訊かれた)世の中悪い奴もいるもんである。いやー自分のこと棚に上げるのは芸術的に巧いよねオレは。

でもそんな彼女も最近ではすっかりオレのお下劣話に慣れてしまい、一緒になってゲラゲラ笑うようになったばかりかオレとボケと突込みの掛け合いが出来るまでに成長した。この間なんか、オレの話のオチまで読まれてしまった。「で、その話のオチは「俺の子供を生んでくれ」ですね?」正解。しかしそれにしても「俺の子供を生んでくれ」って、いったいどーゆー会話のオチなんだっつーの、オレ。すいません、ホント、品性下劣な人間なんです…。

「私にセクハラで訴えられたら100回は刑務所入ってますよ」と笑う彼女。でもさ、判って欲しいんだよな、いつも綺麗な顔を強張らせて、忙しくて人と話す余裕も無く、乱れた髪を直す暇も無く、いつも偏頭痛に悩まされてて、「こんな会社、長くいたくない」とかボソッと言ってた君に、オレはちょっとでいいから笑ってほしかったんだよ。

(…いや、だからって婦女子に下ネタばかりかまして良い訳ねーだろ、オレ!という訳で、全て自己弁護だったというオチなのか?)

あ、言っておきますがオレとはロマンスのロの字も無いです。

[]“エガちゃん” “エガちゃん”を含むブックマーク “エガちゃん”のブックマークコメント

Y女史の上司でオレの後輩である気箸いγ砲浪実未里茲Δ粉蕕領愕圓如下駄の鼻緒のような眉毛をして、下駄の木目のような荒れた肌をした、なんだかもう下駄の付喪神のような男だ。あだ名は「エガちゃん」。江頭2:50にも似ているからだ。しかも江頭2:50みたいに時たま事務所の隅でクルクル回っている。この時の彼には幾らオレでも怖くて近寄れない。

オレは朝、机についてる彼の背後に忍び寄って、取り合えず脇バラに一発ニーキックを入れる。それがオレの気悗猟の挨拶ということになっていて、気歪砲澆亡にうずくまりながらも「おはようございます…」と挨拶を返す。そしてオレのほうも「ああ、おはよう」とかいいながらもう一発ニーキックを入れてあげる。オレは礼儀正しいほうなのだ。

お昼休みは暇をもてあますと、菓子パンなんぞもしゃもしゃ食っている彼のところに行って、彼の食生活がいかに誤っているかをとうとうと説明してあげる。そもそも彼は夕飯がゆで卵だけ、とか素うどんだけ、とか言う男で、そのせいか強制収容所からに脱走してきたばかりのような痩せさらばえた貧相な体躯をしているのだ。そしてオレが説明してあげている間中、この「エガちゃん」は「ぐへへ」と笑っているのである。

そんなエガちゃんであるが、彼はオレと同じくテクノミュージック好きだ。特にジェフ・ミルズが大のお気に入りだと言う。彼はたまにオレとクラブに行っては踊り狂う。

実は一応仲良しなのである。

hisamura75hisamura75 2004/06/05 00:08 今日の日記はヒットだなぁ。Yさんステキだー。かっちょえー。

globalheadglobalhead 2004/06/05 00:29 好きな映画は「セント・オブ・ウーマン」。好きな小説家は司馬遼太郎。ワインは一人で2本空けます。酒豪です。

hisamura75hisamura75 2004/06/05 01:27 ますます惚れますねぃ♪ や、てか、いったん毒を飲んで、倍にして吐き返せる女ってステキですよ。 それができない女しかいない会社はダメだと思うなぁ。

globalheadglobalhead 2004/06/05 06:38 この間はペプシのルパン3世のボトルキャップを必死になって集めていた、というヲタな面も多少あります。「カリオストロ」観たこと無かったらしくて、DVD貸してあげたら感激しておりました。

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20040601(Tue)

[]死霊のはらわた 2 死霊のはらわた 2 を含むブックマーク 死霊のはらわた 2 のブックマークコメント

[]死霊のはらわた 3 キャプテン・スーパーマーケット 死霊のはらわた 3 キャプテン・スーパーマーケット を含むブックマーク 死霊のはらわた 3 キャプテン・スーパーマーケット のブックマークコメント

死霊のはらわた [DVD] 死霊のはらわた 2 [DVD] 死霊のはらわたIII キャプテン・スーパーマーケット [DVD]

「死霊のはらわた」は「スパイダーマン」でお馴染み、サム・ライミ監督のデビュー作であり、出世作です。やっとDVD3作揃えることができました。

公開時に有楽町の小さめな映画館で観たんですが、なにしろ上映中はわあわあきゃあきゃあと劇場が大騒ぎでした。怖い、というよりも後ろから「わっ!」って驚かされるみたいなショック・シーンがとても多いんです。あるシーンではあまりにびっくりして観客みんなが席からぴょんっ!と飛び上がったりして、もう、映画というよりは遊園地のアトラクション状態でした。ジェット・コースターに乗ってるみたいなスリルとサスペンスと体液と臓物!そして死霊の皆さんのメイクのばばっちいことばばっちいこと!でも、みんな、「わっ!」と驚いたあと、「クスクス…」って笑うんだよね。「なんだか馬鹿みたい、馬鹿みたいで楽しい」ってみんな思ってたんだと思う。ホラー映画で観客全員が一体感を覚える、という面白い体験をした映画でもありました。

気持ち悪いと言えば気持ち悪いけど、基本的には笑える作りなんです。特に「死霊のはらわた 2」ではゾンビと化した主人公の恋人が、切り落とされた自分の首を使って新体操しちゃうし、右手だけに死霊が取り付いた主人公がその自分の右手と掴み合い(そりゃもう「手」だけに)の死闘を繰り広げたり。その後切り落とした右手首にチェーンソーをアタッチメントして、主人公はライダーマン状態です。さらに左手には銃身を詰めたショットガンを構え、「やってやるぜ!」みたいに大見得を切る姿はホラーというより変身ヒーロー物です。で、ラストは「2001年宇宙の旅」になっちゃうし。

「死霊のはらわた 3」では異次元へ通じる光の穴から中世の暗黒時代に飛ばされた主人公が、仲間と一緒に恐怖の悪魔軍団と戦います。もう、乗りはロール・プレイング・ゲームですよ。そしてもちろん武器はチェーンソーとショットガンですよ!この「3」でも、手のひらサイズぐらいの主人公の分身が出てきて、これが実は死霊の手先なんですが、こいつと「トムとジェリー」そのまんまのスラップスティックな死闘を繰り広げるシーンが笑えます。あと、ある呪文を唱えなければならない主人公が、途中で忘れてしまって「うにょうにゅうにょ…」と誤魔化した挙句、「さあオレは言ったぞ!どうだ!」とか開き直って大変な事態になるシーンとか。本当、馬鹿馬鹿しくて「もう好きにしてくれ!」と叫びたくなります。こうなるともう監督の思う壺ですよ。

「1」「2」あたりはSFXも今見るととても拙いものなんですが、逆に手作りの暖かさ(ってホラーで暖かいってのも変だが)、楽しさがあって、今見ると逆に新鮮です。SFXだけならインディペンディントのアート作品みたいにも見えないこともない…って訳でもないか。

サム・ライミ監督作品ではこの3作品がダントツに楽しいです。なにしろ「とことん観客を楽しませたい!」という心意気が素晴らしいです!他作品でお勧めは「ギフト」というタイトルの映画。これは実にしっとりと作られたホラーサスペンスで、心に残る奇妙な切なさ、暖かさが◎。あとスラップスティックでブラックな「XYZマーダーズ」、一風変わった変身ヒーロー物「ダークマン」も○。逆にオレ的には「スパイダーマン」、「クイック&デッド」は△、「シンプル・プラン」は×。

余談ですが。女優の緒川たまきという人がこの映画を評して「ホラーの形を借りたコメディの最高傑作」と言っていて、(http://www.discas.net/d/d/s?ap=c_interview_004_1)この人自体には興味は無かったんですが、こういうものの見方できる女っていい女だよなあ、とちょっと思いました。ていうか以前「タクシードライバー」と「ファイトクラブ」が好きだ、という女の子と出会ったことがあったけど、「判ってるなあ、この女」とあの時は萌えましたねぇ。

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