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メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

20050328(Mon)

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Joey Negro / In the house

In the House

In the House

Defectedレーベルがシリーズで出しているクラシックハウス・ミックスの新作はUKガラージの名職人、ジョーイ・ネグロ。これまでディミトリ・フロム・パリスやケニー・ドープのミックスCDを聴いてきましたが、このCDも負けず劣らずクオリティの高いミックスを聴かせます。ハウスミュージックある意味最強ですね。このジョーイ・ネグロでは割とぶっといリズムと心地よい女性ボーカルのミックスが特徴でしょうか。しかも3枚組み、聴き応え十分。あと何故かロキシー・ミュージックの「エンジェル・アイズ」も入っていて、なんだかこそばゆかった。

IVY / In the Clear

In the Clear

In the Clear

フレンチ風味のネオアコポップバンド、アイヴィーの新作。相変わらずヴォーカルのドミニク嬢の歌声がキュート。前作がカヴァー集という事を考えると久々のオリジナルなんだな。アイヴィーはタヒチ80絡みで語られる事が多いけど、オレは断然アイヴィーの音の方が好みです。今回は1曲目からアンビエント・ポップ風で、浮遊感溢れるメロディとドミニク嬢の漂うようなボーカルは新境地か。他の曲もシンセサイザーが従来よりも若干多めに聴こえ、曲によってはニュー・オーダーにも聴こえてしまうエレ・ポップまであり、盛り上がってしまいました。このアイヴィー、派手さや押し付けがましさのない抑えた雰囲気と透明感、でも時々チラッと垣間見えるチャーミングなポップさが大人っぽくて好きです。大ヒットするようなバンドではないにしろ、個人的にかなり思い入れの多いバンドでもあり、これからも良作を作り続けてほしいです。なお国内版はボーナストラックが入ってたけどCCCDなんで買いませんでした。

Everything But The Girl / Adapt Or Die - 10 Years Of Remixes

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エヴリシング・バット・ザ・ガールの新譜はクラブ・リミックスによるベスト盤。10 Yearsとは言ってもこの10年で2枚しかオリジナルアルバムを作っていないんであるが。しかしこれが予想通りの傑作リミックス集で、近作の「Temperamental」、そしてベン・ワットのハウスミックスアルバムあたりのハウス路線にはまりまくり、さらに抜け出せなくなるぐらいのめり込んだオレにとっては、またもや取り付かれたように聴きまくるヤバイ予感が。トレイシー・ソーンの情感のある歌声に無機質で冷ややかなエレクトロの音色がマッチしすぎです。黄昏時などに、または誰も歩いていない早朝に、ポータブルプレイヤーにEBTGのハウス入れて聴きながら歩くと、物狂おしい気分になってきて、逆にその憂鬱な気分が心地良かったりする。心地良いブルー。ああいいさ、またダークに生きたって。

エヴリシング・バット・ザ・ガールはもともとアコースティックギターが主体の男女デュオ。オーケストラを入れたり、フォークソングっぽい時代もあったけれど、そのソロ時代の、そしてデビューの頃からの煌く様な暗さは長い音楽活動を通じて通奏低音としてあったのだと思う。それはクラブ・ミュージックのコンピューターサウンドに乗ったのだとしても何一つ変わってはいない。自分は、孤独で、途方にくれていて、そして何もかももう取り返しがつかない。それを、癒す事も慰めを求める事もなく、ただひりひりと感じながら両足で立っているだけ。EBTGの音はそんな確信犯的な「痛みの核」として、いつも鳴らされ続けていたのだと思う。

(ここで全曲試聴できます:http://www.rhino.com/store/productdetail.lasso?Number=79683

Everything But The Girl公式サイト:http://www.ebtg.com/

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