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メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

20050712(Tue)

globalhead2005-07-12

[]スターウォーズ エピソード3/シスの復讐 スターウォーズ エピソード3/シスの復讐を含むブックマーク スターウォーズ エピソード3/シスの復讐のブックマークコメント

実はオレ昨日、夏休みを取って《スターウォーズEP3・シスの復讐》を観て来たのさ。いわゆるスター・ウォーズ休暇なのさ。アメリカではスター・ウォーズ公開で経済損失658億円とか言われてるのさ。みんな仕事休んでSW観に行っちゃうらしいのさ。*1そんな風に言うならオレの経済損失は映画館でSWグッズやパンフレット買ったから¥3千ほどかな…。どうするんだよSWキーホルダーとかダースベイダーストラップとかよおお。(泣)朝7時に起きて1時間半前から並んだんだよお。おまけに勢い余ってバットマンビギンズまで観てしまった。(こっちはそのうち書きます)

という訳で話題の大作ではありますが、オレあんまり内容を細かく批評とか評論とかしたくないのよ。ネットで検索すれば山ほど情報は得られるだろうし、ま、だいたいその通りだということでいいんじゃない。SWって、作品って見るよりも一つのお祭り、イベントなんだよ。上映される事に意義があるのよ。

前回はいきなりクライマックスがベトナム戦争になっちゃって、今回は粛清と全体主義国家の誕生、というかなり血腥い政治の話で出来上がってるけど、ここには現実における政治的な関わりとかメッセージとかを嗅ぎ取るのは野暮なような気がするな。物語が現実を模倣しただけなんだととったほうが懸命じゃないかな。

一言だけ言うなら、エピソード4〜6の話に繋げる為に後半その整合感を持たせようとあれこれ流れ作業的になっちゃった、という事かなあ。悲劇的な話ではあるけど、悲劇にひたる余韻が無いのよ。ここもうちょっと情緒的に盛り上げても良かったんじゃない。だから「ああなった原因」が説得力薄いのよ。あれやこれのことではアナキンはもっと地獄のような苦悩味わっても良かったんじゃないかな。でもそれやると上映時間3時間とかなっちゃうのかなあ。いいよ、みんなLOTRで大長編慣れちゃってるから。

実は今回のEP3は、観る前にあんまり気分が盛り上がらなかったのよ。

EP1はSW復活!という事で大いに盛り上がりましたよ。天才少年とポッドレースのエピソードだけでオレは十分この映画楽しめたし。EP2はそれがあれやこれやの事件に発展する様がオレは面白かったのよ。暗雲まさに垂れ込め風雲急を告げ!って雰囲気がゾクゾクきたのよ。でも、雅楽で言う所の「序・破・急」の「急」にあたる今作って、もう、結末があらかじめ決まってるじゃないですか?あの人もこの人もああしてこうなる、ってのが判ってて、大体展開も予想できるじゃないですか。それをなあ、確認作業する為に劇場に足運ぶのもなんだかなあ、って気もしてたんですよ。

ただ、SWってストーリーで見ちゃ駄目な所があって、それは例えばEP2のアナキンとパドメの恋愛描写がクズだとかいう評論もあるけど、まあ確かにあれはまともに見ちゃうとそうなんだが、「とりあえずここ描いておかないと後の話続かないし」という単なる説明なのな、あれ。そもそもSWのファンって、恋愛描写観に劇場になんか来て無いんだよ!ファンが観たいのは宇宙船とエイリアンと戦いなのよ。宇宙空間でのドッグファイトと光線銃とライトセーバーのチャンバラなのよ。なにしろバトルシーンはシリーズ最大の規模なんじゃないのか。オレなんかはもうこれ拝めただけで御の字なんだけどさ。

ただなにしろ最初に公開されたEP4〜6にお話繋げる為、って感じで、ラストの雰囲気がEP5に酷似。知らない人が観たら途中で放り出されたって思っちゃうかもな。オレはこの映画EP3を観る為に殆どのメディアの情報はシャットアウトしていたけど、ただ一つ読んだTVBros誌の海洋堂社長、宮脇修一氏が書いたコラム「さらばスターウォーズと言おう」がある意味かなり客観的な事を言っていたと思った。

…正直エピソード3に関しては「お祭りに参加する」というお楽しみ以上の期待は抱いていない。新三部作は、ルーカスの同人映画を神輿にしたマニアのイベント以上のものを、ついに何一つ提供できなかったというのが、かつてSWファンだった私の正直な感想だ。

TVBros.6月25日号 「専務の異常な愛情」・さらばスター・ウォーズと言おう(前編)

結構若い奴って、SWのこと知らなかったり観てなかったりして、オレはそれを聞くと「ええっ!マジッ!?あれを観て無い人がいるの!?」などと思っていたもんだけど、考えてみればそれは、「ウッドストックも知らないでロックの話するの!?」みたいな年寄りの繰言でしかないんだよな。オレの世代にはSWというのは画期的な映画であり画期的なSF映画だったのだけれど、今新三部作の話をしようとするなら、十分画期的なSF映画ではあるけど、VFX以外に画期的な映画の部分というのは何も無かったりするんだよな。まあ、オレなんざ、新奇なビジュアルと最先端のVFX技術で作られた映画ならなんでも歓迎の人間だから、そんなのは気にしちゃいないんだけどさ。「ハルマゲドン」でさえとても面白く観た人間だしさあ…。つまり、オレはロートルSWファンだし、それでなんか文句ある?と思ってるからこの物語は大好きなのだけれど、それ以外の映画ファンには「絶対観よう」とかは言えないのよね。

どちらにしろ、以前からずぅうぅうぅ〜〜〜っと思ってたんだけど、ルーカスは何で最初に作られた物語の過去の物語を映像化しようとしたんだろう?当初は9部作という事で過去三部作、そして未来三部作を作るヴィジョンがあったのに、結局過去三部作作る段になって疲れちゃって、この三部作でお仕舞いにしようや、って事になったって言うのがよく知られている真相らしいけど、過去三部作で御仕舞い、ってのが、やっぱりなんだか煮え切らない中途半端さを生んだんじゃないのか。

だからね。作りましょう。いや、作って下さい。新三部作、エピソード7〜9を!

…結局一言じゃなかったじゃねーかよ…。

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