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メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

20050729(Fri)

[][]Rubber Johnny / CRIS CHANINGHAM Rubber Johnny / CRIS CHANINGHAMを含むブックマーク Rubber Johnny / CRIS CHANINGHAMのブックマークコメント

ラバー・ジョニー [DVD]

ラバー・ジョニー [DVD]

ミュージックビデオ界の鬼才、クリス・カニンガムの新作ビデオDVDとフォト・アルバムとドローイング。今作はこれまでもカニンガムが何度も手掛けていたテクノ・モーツァルトことエフェックス・ツインの音楽PVとして製作された。当初の構想より大分膨らんだ為、今回カニンガムのビデオ作品として発表されることになったらしい。

内容はと言えば、これまでのカニンガム+エフェックス・ツインのタッグによるホラーチックな変態路線を踏襲した作品に仕上がっている。今回は車椅子に座った「ラバー・ジョニー」(ゴムのジョニー。“コンドーム”の意も)と呼ばれる全裸痩身で風船のように頭の膨らんだ異形のヒューマノイドが、エフェックス・ツインのテクノミュージックにのってカクカクと怪しく踊りまわる、ダークでサイバーなミュージック・クリップ。

フォト・アルバムはラバー・ジョニーらしき「モノ」の肉や皮が、とろけて癒合したたかのように継ぎはぎされた、グロテスクな連作写真。性器や肛門を連想させる肉の襞や体毛にまみれた皮膚が合成された、CGのフランケンシュタイン、あるいは生きた肉片。

一貫してカニンガムはフリークスを描くが、それは音楽と映像の「異界」を目差したものなのだろう。ただ作品としては5分程度の短い映像のみが収められたDVDなので、やはりカニンガム/エフェックス・ツイン好きのマニア向けアイテムかもしれない。

クリス・カニンガム:インタビュー/http://cq.panasonic.jp/article/res/004/index.html

(2006年11月5日追記:2chから来た方の為に動画を貼っておきます。当時はYoutubeなんて知られてなかったんだよねえ。)

D


(↓DVDのジャケット。まあ、はっきり言って「ケツの穴」だよな。ジャケットからこれだから内容も推して知るべし。オレは好きだけど。)

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↓こちらは裏表紙。グロ注意!

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[]VACATION VACATIONを含むブックマーク VACATIONのブックマークコメント

夏休みをとっていたオレの会社の後輩Mが出社してきたので話をする。
「どうよ。サンサンとした太陽の下でバケーションしまくってきたかよ。」
ところが反応が暗い。
「いえ…。ジトジトとした日陰の下で…バケーションと言うよりはお化けーション状態でした…。」
「…な、何かあったのかよ…。」
後輩Mは虚ろな目をしながらうつむき加減で亡霊のように呟いた。
「何か…と言うより何も無い…。休みは取ったけれどやることが何も無かったんです…。」
Mの只ならぬ様子に張り付いたような笑顔を作ってオレは言った。
「…でででもゆっくり出来たんだろ…。」
「ゆっくり…というか…朝起きて…ふと気付くと…夜になってました…。」
そして…見ると、夏本番になろうかと云う今日この頃なのに、Mの背後には氷点下のブリザードが吹きすさんでいたのであった。ひゅるりぃー…ひゅーるりぃららぁー…という風の音をさせながら…。

washburn1975washburn1975 2005/07/29 21:26 クリス・カニンガムという監督さん、「13金」のショーン・カニンガムの弟かなんかでしょうか?

globalheadglobalhead 2005/07/29 22:07 何か「肉体=機械」みたいなクールな身体論的なビデオ作品が多い人ですね。精神の入れ物としての肉体というよりはそれ自体が暴力的な能動性を持った肉の機械としての「身体」。その真逆の作品として機械でしかないアンドロイド同士が愛し合う”All Is Full Of Love”は「肉体」ではなく「装置」でしかないはずの機械によってアガペーの高みを表現する恐るべきビデオ作品です。

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