Hatena::ブログ(Diary)

メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

20060731(Mon)

globalhead2006-07-31

[]トランスアメリカ (監督:ダンカン・タッカー 2005年 アメリカ映画) トランスアメリカ (監督:ダンカン・タッカー 2005年 アメリカ映画)を含むブックマーク トランスアメリカ (監督:ダンカン・タッカー 2005年 アメリカ映画)のブックマークコメント

性同一性障害/GIDから女性としてLAで暮らしていたブリーは数日後に性再判定(性転換)手術/SRSを控えていた。そんな彼女の元に掛かってきた電話は、彼女がかつて男性として生活していた時にもうけたらしい息子の存在を知らせるものだった。NYの拘置所に入れられていた彼を引き取った彼女は、自分が実の父親だと言う事を明かすことが出来ないまま、息子と共に故郷への旅をはじめる。タイトル『トランスアメリカ』はこのアメリカの旅を表現したものであると同時にトランスセクシュアル/TSの意味も込められている。


GIDを取り上げた映画ですが、むしろ非常にチャーミングでハートウォーミングな家族愛の映画として観る事ができました。

主人公ブリーは職業もウェイトレスだったり社会的には低い立場の存在です。今までTSを描いた映画ではアーチストであったりショウビズで生きている存在が多かったような気がしますが、ブリーはTSであるということ以外は実に目立たない市井の人です。このように、ことさら大げさだったりエキセントリックにGIDの特殊さを描くのではなく、日常的であり身近に存在しうる問題としてGIDを描かれています。そんな日常性から誰もが共感を受け感銘できる映画として仕上がっていると思います。爽やかで時にコミカルなこの映画の感触は、世間一般の認知度が変化してきた結果が現れたものなのでしょう。


女性の姿で初めて家族と会い、その中で持ち上がる拒否、容認などの一騒動はある意味ベタですが、そもそも家族と言うものはどのように描いてもこのようにベタな物なのではないかと思います。TSの方が観ても「まあこんなもんだよねえ」なんて思われるんじゃないかな。旅の途中で出会うネイティブ・アメリカンの男性との交流などはひとつのマイノリティ同士の共感として見る事も出来るし、TS排斥の動きが強いキリスト教保守の風潮の中で、主人公が敬虔なクリスチャンであるという設定もひとつのテーマになっていると思います。


ブリーが社会に対して抱える居心地の悪さはヘテロの人間にも存在するものです。

「自分らしく生きたい」と思いそれを貫いても、周囲の全てがそれを受け入れるというわけではありません。自分の選択は間違ってはいない、と思いながらも、ブリーは実の息子に自分がTSだと言う事が告げられず、TSのパーティーに紛れ込んでいてさえ、息子には「こんな下品な連中」と言わざるを得ないような、主体と客体の乖離と齟齬は、社会に生きていれば一般人でも味わう事なのではないかと思う。人はその中で処世術として周りに合わせそれがあたかも中庸な立場であるかのように振舞いますが、「自分の考え」=「みんなの考え」が当為であるかのような価値観の押し付けは無言の内に少数であったりユニークであったりする者や考え方を圧殺します。そしてまた少数である者たちもそういった”世間一般”の価値感に計って自ら萎縮してしまいます。この自分でありながら自分で無いように振舞わなければならない居心地の悪さは、GIDに悩む方のみならず誰にでも有り得る事なのではないでしょうか。そういった意味で映画でのブリーの”生きにくさ”の感覚は、特別なものでは決して無いのだとオレは思います。


興味深かったのは女性として生きる男性、ブリーを演じたフェリシティ・ハフマンでしょう。オレは最初この映画の予告編を観た時には、女性ではあるが微妙に女性らしくない演技から男優が演じているとばかり思っていましたが、フェリシティ・ハフマンはれっきとした女性なのです。これにはびっくりしました。女性として生きる男性を演じる女性。ややこしいですが、映像を見ると「この人は肉体的には男性なんだなあ」と思わせてしまう演技が素晴らしかった。これはどこかで男性的に振舞う、というのではなく、女性的であることを意識しすぎて過剰に女性的な振る舞いをしてしまい、逆説的に男性を感じさせてしまう、という演技を目指したものなのだそうです。

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20060730(Sun)

[]ひまわりは、夏の恋。 ひまわりは、夏の恋。を含むブックマーク ひまわりは、夏の恋。のブックマークコメント

momokoDOLL ひまわりは夏の恋

momokoDOLL ひまわりは夏の恋

思い入れがあるわけではないが、浴衣姿は素直に可愛いと思う。

momokoDOLLの新しい作品は、「ひまわりは夏の恋」。

今回はごちゃごちゃ書きません。

本当に素敵なmomokoさんです。

梅雨明けももうじき。いよいよ夏ですね。

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[][]暑中見舞い 暑中見舞いを含むブックマーク 暑中見舞いのブックマークコメント

momoko写真で暑中見舞いを作ってみました。

メモリの藻屑をいつも読んでくださってありがとう御座います。

暑さはこれからですが、皆様くれぐれもご自愛下さいませ。

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miyamiya 2006/07/30 22:28 最近コミュニケーション少ないんで掟(そんなものあったのか!?)を破ってコメントしてみました〜
浴衣の女の子は女子の目から見ても可憐で美しくそしてセクシーダイナマイト!!汗をうっすらかいたあのうなじはたまらんですな〜(ってこれ人形だった・・・)

globalheadglobalhead 2006/07/31 00:19 ああ宮っち。まさかお前からコメント貰えるとは嬉しいな。だいたい付き合い長いのに掟ってなんなんだよ〜。コメント欄には一度も現れた事なかったもんなァ。(ええと紹介させて戴きますとオレの日記で古くは「心の妹M」と数々のエントリで出現していた小娘Mです。)そうかパンクなお前でも浴衣に萌える事があるのか。そこまで言うなら着衣してこい。いつでもいくらでも拝んでやる。WIRE06での浴衣姿希望。

yookooyookoo 2006/07/31 07:21 すっごいなあ。やっぱりもの凄く可愛いです。わたしも予約していたのですが、途中でキャンセルしちゃいました。ううむ。フモさんも可憐なmomokoちゃんを見ちゃうと心がぐらつきます。
それにしても暑中見舞いがすばらしい。いちいち凝ってますね。蚊取り線香と金魚鉢はどうしたのでしょう。かわいい。

globalheadglobalhead 2006/07/31 10:59 おはようでこぽんちゃん。ひまわりタン可愛いでしょ。浴衣は風情があっていいですね。今までのmomokoとはまた違う良さです。そんなひまわりタンの為に今回は背景と小物を奮発しました!背景は和手拭いです。蚊取り線香は本当はお香立て、金魚鉢はキャンドルなんですよ。ロフトの夏小物売り場で買ってまいりました。暑中見舞いのすだれは実際は暑中見舞いはがきです。フォトショで文字入れました。実はこのひまわりタンのためにデジカメまで新調したという力の入れよう!撮影と編集で3時間!いったい何故そこまでするのか…。いいんです、可愛いからいいんです…(涙目)。来週はできればウサ耳ブラ子をUPする予定です。また観て貰えると嬉しいです。

バナナ牛乳バナナ牛乳 2006/07/31 17:54 和風で爽やかなmomokoだすね。
まさしくナツコ、いい女!(死語も甚だしいぜ!)
フモさんのmomokoフォトは背景が凝ってるなあ。
かんざしが飴みたいでキャワイイっす。
ロングっていろいろアレンジできるからいいよなあと
ちょっと憧れてみたりしただすよ。
こちらこそ暑中お見舞い申し上げます(・∀・)

globalheadglobalhead 2006/07/31 22:22 来ちゃったなバナナ牛乳。さっきまでアクションゲームやってたから頭がグラグラしてるオレだ。今回のmomokoの背景は散財したなあ。でも好きな人はもっと凝った事やるからオレなんてまだまだっすよ(謙遜)。これでオニンギョ用に家具とか小物、アクセなんて揃えたら大変な事になります。しかも女子的なセンスがないからやってもちぐはぐになりそうでなかなか手が出し辛いですね。今回は和モノで夏、とコンセプト決まってたからやりやすかったけれどな。和傘の付いた赤い毛氈の腰掛とか買うところだったよ…。これがまたいいミニチュアがあったんだが…。でも楽しかったのは確かで、結構思い通りの写真になったのは確か。また気が向いたらやってみるわ。かんざしは確かに飴っぽいな!

FuetaroFuetaro 2006/07/31 22:47 momokoもかわいいけど、今回のは背景がいいっすねー。回を重ねる毎にグレードアップしてくフモさんのドール道に期待してます。新しいデジカメ何買ったんすか?

globalheadglobalhead 2006/07/31 23:22 デジカメ買いましたよー。この間フエタロさんに教えてもらったのを叩き台にして価格もう少し安いの無いか探したんですが、最近噂のFinePixの型落ち機で生産中止になってるF11が2万7千円だったのでそれ行ってみました。実は以前会社でデジカメ購入する必要があったのでオレが調べて納品したのがこれだったというのもあるんですが。売り出した頃は4万5千円ぐらいしたかな。シャッターが早いのと接写5僉繊ISO1600まで、というところで決めました。手ぶれ補正はないんだけどね。今回の写真では光量によってmomokoの顔色がそれぞれまちまちに写ってしまった所が反省点かな。これでも結構フォトショで弄ったんだけどね。背景や小物を揃えるのはやっぱり楽しいよねー。

FuetaroFuetaro 2006/08/01 00:12 なるほどー。部屋撮りでFinepixは良い選択だと思いますよー。色味はライティングを替える毎に白い紙とかでホワイトバランス取りなおすと良いかもです。

globalheadglobalhead 2006/08/01 00:30 おおありがとう御座います。実は今までの日記でUPした殆どの写真は休日の午前中の自然光(日光)で撮ってるんですう。ライティングらしいものは持ってないし、蛍光灯だと頭の上からの光線になるので顔に影が出来て嫌だし光量が不安だし(真ん中の赤っぽい顔色のが実は蛍光灯光線)卓上ライトの電球の光は赤すぎるし。それでも今までの写真暗かったもんなあ。かなりフォトショで白味とコントラスト弄ってました。今回はAUTOでの撮影ですがやはりマニュアルで露出補正やホワイトバランス考えたほうがいいかなあ、などと思いましたが。書きながらふと今気付いた事が。
オレの部屋自体が要するに薄暗いってことじゃないのかあああ!?

frankofranko 2006/08/01 17:23 このmomoko可愛いですよね。ホビー雑誌で見て、ほしいなぁ。と思ったです・・・。

globalheadglobalhead 2006/08/01 21:22 うっす迷狗屋さん。いいだろーキャワイイだろー。とか言いつつふと部屋のmomokoさんを勘定したらなんと10人おられました…。このひまわりさんは10人目のmomokoさんだったんだな!そうか10人目記念写真となったのか!やっぱりそのうちmomoko集合写真撮らなきゃダメかなあ。しかしペットワークスさんもセキグチさんもこんなおっさんが10人もmomokoお迎えしてるなんて知らないだろうなあ…。そしてこの快進撃はまだまだ続くという噂が!?(もうとことんやっちゃる。)

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20060729(Sat)

globalhead2006-07-29

[]警報発令 警報発令を含むブックマーク 警報発令のブックマークコメント

おおおっと!本日3時半ごろ近所を歩いていたらどこからともなく放送が。区が「光化学スモッグ注意報」を発令したらしい。


■東京都の光化学スモッグ注意報等の発令状況(18年7月29日)http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/ox/bunpu/smog.htm


光化学スモッグ!70年代、日本の高度経済成長期では各地で公害が猛威を振るっていた。その頃オレはのんびり北海道で田舎暮らしをしていたから、「都会って大変なのねえ」ぐらいにしか思っていなかったが、東京暮らしを始めて早20数年、今時「光化学スモッグ」の警報を聞くとは思わなんだ。

しかし実際、関東では近年増加傾向なのらしい。


■懐かしの「光化学スモッグ」復活!?http://www2.health.ne.jp/library/5000/w5000479.html


いやあ、びっくりどっきりわくわくものである。おいおい、わくわくすんな、ではあるが、なんだかひどく懐かしくてしょうがない。やっぱり関東って環境が劣悪なんだねえ。生活する場所としては異様な所なんだねえ。でも別に田舎の美味しい空気なんて吸おうと思わないねえ。都会大好きだもんナア。なんかこう掃き溜めが似合ってるんだろうねえ、オレって。


(追記:『東京都の光化学スモッグ注意報等の発令状況』はリアルタイム更新らしい。今見たらエントリUPした時よりも注意報発令地区が広がっている…。なんか災害被害状況の拡大するグラフを見せられているみたいで、やっぱりコワイですね…。)

[]リッチー・ホーティンなんぞを聴いている。 リッチー・ホーティンなんぞを聴いている。を含むブックマーク リッチー・ホーティンなんぞを聴いている。のブックマークコメント

DUBミュージックも一通り聴いたみたいだし、WIRE06も近くなってきたと言うことで、再びテクノも聴くようになってきた。と言う訳で最近聴いているのはリッチー・ホーティンである。

リッチー・ホーティン、非常に技巧的なミニマル・テクノを聞かせるDJだが、CDでは100曲に上るテクノ音源をぶつ切りにしてループさせたMIXを見せ、実に独特のエレクトロ空間を作る男だ。幾千の針先がきらきらと輝いているような神経症的で硬質な高音と山鳴りのように響くダビーな低音。音響系とはまた違ったダンサンブルかつアーティスティックなテクノMIXを、文字通り創造する鬼才であり天才DJだということが出来るだろう。


■DE9:Transitions + DVD / RICHIE HAWTIN

De9: Transitions + DVD

De9: Transitions + DVD

ターンテーブル3台でのMIXやファイナルスクラッチの使用等、常にDJというパフォーマンスを進化させてきたRICHIE HAWTIN、4年ぶりとなるオフィシャルMIXをリリース! 様々な憶測が飛び交う中リリースされた本作は、DVD + CDというフォーマットを用いることにより、彼のヴィジョンが十二分に反映された、現時点でのミニマル・テクノの最高到達点と呼べる傑作となった。この先、RICHIE HAWTINはどこに向かうのだろうか… できるかぎり良い環境で視聴されることをおすすめ、今まで味わったことのない体験ができます!

http://diskunion.net/clubt/detail.php?goods_id=CM-0008869

CDとDVDの2枚組、これが実に素晴らしい。前作『DE9: Closer To The Edit』が技巧性が前面に出たインテリジェントな完成度であったのに比べ、この『DE9:Transitions』ではよりダンサンブルな仕上がりとなっている。勿論リッチー・ホーティンらしい痙攣する高音と重低音は健在。彼の新たなステージということが出来るかもしれない。そしてDVDではDJライブの模様とタルコフスキーの「ストーカー」の映像やCGを駆使したイメージビデオなどが観る事ができるが、これはDVDの5.1chに対応した音響設計になっており、システムを持っているのならより深く彼の世界に入ってゆく事が出来るだろう。さらにDVDにはMP3音源としてCDバージョンより長い97分ものTransitions Long Versionが収録されている。


■Minimize To Maximize

Minimize to Maximize

Minimize to Maximize

Richie HawtinのレーベルMinusからのコンピCD!Mathew Jonson, Magda, Run Stop Restore, Slacknoise, Marc Houleから、Telegraphのコンピにも収録された新人Pheek, そしてRichie Hawtinの変名Plastikman本人まで、Richieのお眼鏡にかなった超高品質のディープミニマル/クリックをアナログより1曲多い11曲収録!聴きこむ度にハマってしまう曲ばかりで全曲◎ですが、特にRun Stop Restoreの曲はファンキーで素晴らしい!Plastikmanの曲もディープ過ぎてスゴイ曲です!

http://www.cisco-records.co.jp/cgi/title/techno/detail_132093.php

リッチー・ホーティンのレーベルから音響系的なミニマル・テクノを集めたコンピレーション。もはやこうなると音楽ではなく”唸り”とか”響き”とか”木霊”としか言いようの無いパルス音の連なりである。限りなく無味無臭で湿度ゼロの乾ききった音、であるがいっそ砂漠を眺め渡しているような清々しささえ感じる。脳内のシナプス発火は案外こういう音をさせているのかもしれない。


■Sound of the Third Season / RICHIE HAWTIN + SVEN VATH

Sound of the Third Season

Sound of the Third Season

「イビザ」が金儲け主義の企業やポリシーもリスペクトもない傍若無人な観光客に占拠されてしまった今、ヨーロッパのクラバーを喜ばせたのが、フランクフルトで活動するテクノ・マエストロ、スヴェン・ヴァス、その彼が主宰するイベント&クラブ「コクーン」を共にバックアップするリッチー・ホーティンである。この二人がフィーチャーされた今作は今年コクーンを盛り上げたベスト・チューンのショウケースであり、まさにコクーン・クラブにいるかのような臨場感。Sven、Richie、Pascal Feos、Alter Egoなどをフィーチャーした2002年のコクーンが今やイビザを代表するベスト・クラブであることを証明する作品だ。

http://info.hmv.co.jp/p/t/104/050.html

2002年とちょっと古いDJMIXになるのだが、今聴いてもその新鮮さは格別。どちらかというとリッチー・ホーティンはスーパーバイザー的な役割をしているような気がするのだがどうだろう。だからMIXの感触はどちらかというとスヴェン・ヴァースのもの。しかしその辺の凡百なトランス・ミュージックとは一味も二味も違う深みとスピード感溢れるMIXは有無を言わせず聴かせてしまう。


■From Within 3: Silent Intelligence / PETE NAMLOOK + RICHIE HAWTIN

From Within 3

From Within 3

オリジナルFAX盤は97年、MINUS盤で00年にリリースされていたナムルックとリッチーホウティンの競演盤が久しぶりに再発! FAXは常に800〜2000枚の限定リリースで再発の際にはジャケットもそっくり変える、再発のタイミングは気まぐれ‥というなんとも「らしい」リリース形態ではあります。アンビエントのナムルックとミニマルのリッチーのコラボ、という単純な足算のサウンドにはなっておらず、ほぼ全編ビートなし、ゴシックな美意識を感じさせるシンフォニックな作りこまれた曲や低音がミニマルにうねる酩酊音響など、趣向のおもむくままに紡がれたサウンドをコンパイルしたような作品です。

http://diskunion.net/clubt/detail.php?goods_id=CM-0010085

一聴してみるとアンビエントのようにも聴こえるが、さらさらと引っ掛かり無く流れていってしまうムードミュージックの様なアンビエントテクノとは一線を画する造りはさすがリッチー・ホーティンかと。そしてノンビートなのにも拘らずここまで聴かせるのは彼独特の異様な緊張感が音の中に横溢しているからなのだろう。

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20060728(Fri)

globalhead2006-07-28

[]PREY (Windows) PREY (Windows)を含むブックマーク PREY (Windows)のブックマークコメント

パソコンFPS、『PREY』はSF的な世界が舞台となっている。

主人公はネイティブアメリカンでありチェロキー族の青年、トミー。彼はガールフレンドの経営する小さな酒場で乱闘に巻き込まれるが、その直後、緑の妖しい光りに包まれ、ガールフレンドやチェロキー族の長老共々宙へと吸い込まれてゆく。気が付くと、そこは生物と機械が融合したような異様な巨大建造物の中であり、そこには異形の生物達が奇妙な装置を操作していた。窓の外を観ると星々の瞬く暗い空に青い地球が浮かんでいる。彼は、異星人に誘拐されたのである。ゲームはこの異様な宇宙船の中を駆け巡り、ガールフレンドを救いここから脱出する為に異星人たちと戦うさまを描く。


グラフィックスエンジンは「DOOM III」エンジンを独自にモディファイしたもの使用、『DOOM III』に似たギラギラヌメヌメと輝く生物的な宇宙船内部と不気味な異星人たちの質感を高い画像処理で描写している。『Duke Nukem 3D』『Max Payne』で有名な3D Realms社が企画、製作したHuman Head Studios社はかつて中世ヴァイキングの世界を描いたファンタジーアクション『Rune』を手掛けていたらしい。あれ、結構面白いゲームでした。全体的に残酷描写や血の量が多めで、スプラッターホラーとしても楽しめるゲーム内容になっている。


ゲームの特徴は重力転換装置や空間転移装置が使われている宇宙船内での、床や天井の上下を無視したトリッキーな主人公のポジショニング。この装置を使い、行けない場所に行ったり、取れないアイテムを取ったりなどのパズル的な要素がゲームに付加されている。

また、チェロキー族に伝わる超能力、スピリチュアルパワーを使う事により精神を肉体から遊離させ、入る事の出来ない壁を抜けてスイッチを入れたり、見えない道が見えるようになったり、鷲の霊体が戦いやゲーム進行をサポートしてくれたりする。

面白いのは主人公の体力がゼロになった時で、普通ならここでゲームオーバーだが、『PREY』ではここで幽界にワープして空を舞うスピリットを狩り、その数によって体力と霊力を戻して再び現実世界へと還させるのだ。だから実質ゲームオーバーの無いゲームということもできる。オプションで難易度調整が見当たらないのだが、どうもゲームプレイに応じて難易度や体力を調整してくれるシステムのようだ。

また、チェロキー族の血と神秘性がこれからのゲーム内容に深く関わってくる事も想像され、先の重力転換によるフレキシブルな場面進行と合わせ、極めてユニークなFPSゲームに仕上がっていると思う。


PREYオフィシャルHPhttp://www.prey.com/flash.html


※PCゲームはよくここのオンラインショップを利用しています。アマゾンでは取り扱っていない事が多いので。

《海外ゲームのGDEX Online Game Store》 http://www.gdex.co.jp/


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バナナ牛乳バナナ牛乳 2006/07/29 10:09 CGがゴイスーですね。
携帯で見ても驚きの緻密さなのに
昨今のディスプレイで見たらさらに見入りそうです。
ゲームオーバーがないのか!新しいっす。
ゲームオーバーした時のがっかり感も
ワリカシ楽しいんですが(´∀`)

フモさんは結構ゲーマーですが
コンプリしたソフトはどうしてるの?

globalheadglobalhead 2006/07/29 10:24 いらっしゃったなバナナ牛乳。だろだろ。このCGクオリティで動き回るんだからパソゲーは止められないんっすよ。クオリティ維持するためPCパーツへの投資も大変ですが(最新で高級なビデオカードだと10万はする世界です。そんな高いの買えないけど。)
このゲーム、ゲームオーバーない代わり何度も同じ「やられポイント」で復活するんで、結構リセットしてセーブポイントからやり直すなあ。
コンプリしたゲームは取って置きます。あんまり売ったりしないほうなんだよなあ。
ところで明日は久しぶりにオニンッギョの新作写真載せられそうです。お楽しみにぃー。

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20060727(Thu)

globalhead2006-07-27

[]浴衣出勤 浴衣出勤を含むブックマーク 浴衣出勤のブックマークコメント

「浴衣出勤ってどうよ?やってみたい?グフフ」

とF係長はスケベ根性丸出しで美少女受付のKちゃんに訊いた。

するとKちゃん、「いいですねえ、みんな可愛いですよう」という返事。

「そうだろなあ、可愛いだろうなあ、Hちゃんなんか特に可愛いだろうなあグフフ」などと言いながら美人受付のHちゃんにさり気無く振るF係長。

「あー、浴衣可愛いかもしれませんねー。」とにこやかに笑いながら屈託無く話を合わせる美人受付のHちゃん。

さすがエロ爺の扱いが手馴れている。

各々の浴衣姿を思い浮かべ、あらぬ妄想にうっとりとするF係長。

そこでKちゃん、「だけどわたし浴衣持ってないんですよう。買ってくれるんなら着・て・も・いいけどなあ」と上目遣いにF係長を見上げる。

すっかり小悪魔予備軍だ。

そこでF係長の薄暗い心の奥底に火が付いた。

「買っちゃる!なんぼでも買っちゃる!着てくれるんなら君ら皆に買っちゃる!」逆上気味に吼えるF係長。

つくづく恥も外聞も無い男である。

「えーほんとですかー。」失笑を堪えながら顔を見合わるKちゃんとHちゃん。

そしてKちゃん、「でもね、女の子だけ、っていうのもなんだから、男の人も浴衣着てくださいよ」と卑しい妄想に鼻息を荒くしているF係長に要求する。

「あー、男ね、はいはい、男もね。」

Kちゃんの一言で桃源郷の如き嫌らしい妄想のなかに会社の男連中の浴衣姿が現れ、急速に萎えながら適当に答えるF係長。

「あ、F係長は別ですよ。」心を見透かしたようにKちゃん。

「F係長は、ブログでよく着ている全身黒タイツがあるじゃないですか。あれ着てきてくださいね。」

そう、F係長は年甲斐も無くしょうもないブログを書いており、その中で何をとち狂ったか自らの全身黒タイツ姿を曝した事があるのである。

「ええええっ!あれっすかあ!」一瞬うろたえるF係長。

しかし。F係長は考えた。

うら若き女子社員達の浴衣姿が見れるなら。見れるなら。

全身黒タイツの一着や二着、着たって構いやしねえ!

「おっしゃあ!」訳の判らないガッツポーズをとるF係長。

既にドン引きしまくっているKちゃんとHちゃん。

もはや守るものも捨てるものも無い彼を、止められるものは誰もいない。


ちなみにF係長4○歳、厄年を終え、嫁が来る気配は全く無い。


(↓全身黒タイツでくつろぐF係長。既に普段着らしい。)

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KK 2006/07/27 13:52 F係長、赤いショールが素敵です!
花火大会見に行く時はぜひ黒タイで。

globalheadglobalhead 2006/07/27 20:29 そう!夏と言えば花火大会!花火大会と言えば浴衣!そして浴衣姿の女子をエスコートするのは勿論全身黒タイツの男子だ!爽やかな浴衣姿と対比するようにそぞろ歩く黒く暑苦しい全身タイツの群れ!これぞ夏の風物詩だ!今年の夏も黒タイツで決まり!「メガネ男子」はもう古い!これからは「黒タイツ男子」の時代の幕開けだ!

azecchiazecchi 2006/07/27 20:50 いや、それはないと思います。。。

azecchiazecchi 2006/07/27 20:52 ところでさりげにタイトル変えてますね。。。もしかして気付くの遅すぎ???

globalheadglobalhead 2006/07/27 21:21 アゼッチさんこんにちは!いよいよみたいですがそっちはどうっすか!
>いや、それはない
ないかなあやっぱりないかなあ。電通や博報堂の不浄社員が絶対思い付かない様な素晴らしいあいでやだと思ったのになあ。
>タイトル
バナナ牛乳さんの「もずくでもとんぶりでも」というコメントを読んで思いつきで変えました。検索エンジンとかから見ると「メモリのもずく〜」とかになってるのな。基本的に投げやりなトーンは変わっておりません…。

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20060726(Wed)

globalhead2006-07-26

[]パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト (監督: ゴア・ヴァービンスキー 2006年 アメリカ) パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト  (監督: ゴア・ヴァービンスキー  2006年 アメリカ)を含むブックマーク パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト  (監督: ゴア・ヴァービンスキー  2006年 アメリカ)のブックマークコメント

観てきました『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』。タイトル長いからP.O.T.C:D.M.Cと訳そう…ってやっぱり長いじゃねーか!んじゃ「パイ2」もしくは「パイパイ」ということで。


実は前作の『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』はそんなに好きな作品じゃなかった。いかにもディズニーランドのアトラクションを映画化しました!といった感じのファミリー向けなお行儀のよさがどうにも鼻に付き、観ていて少しも盛り上がらなかった。確かにシナリオはよく出来てたし演出も拙くはないし俳優も良かった、でももっと血と臓物と禍々しさが欲しいんだよ!などとディズニー映画に言っても仕方ないか。丁寧に作られてて破綻がないのが逆に詰まらなかったんだろう。そして何より長い。上映時間143分。ただ月光で骸骨/人間が切り替わるVFXはアイディアよかったし良く出来てたなあ。


そんなわけで続編のこの「パイ2」、実は全然期待していなかったのだが、なんかね、予告編がいい感じだったのですよ。ひょっとしてこれは、と勇んで観に行きましたが、ええと…いやあ、すんごい面白かったです!今回は上映時間が前作を超える151分、どうなる事かと思いましたが、なんだかあっという間でした!

続きを読む

バナナ牛乳バナナ牛乳 2006/07/26 14:01 『パイ』は観てないんですがフモさんの感想読んでたら
『パイパイ』も併せて観たくなっちまった!
魚介類と漁師の話なんすよね(・∀・)!
漁師さんたちの作る海の料理に
舌鼓を打ったり打たなかったり!

フモさんがオーランド萌えだとは。
ホラー少女漫画家のナントカって人に似てるなあ、と
ロードの時思ったよ。

globalheadglobalhead 2006/07/26 15:49 きやがったなバナナ牛乳。そう。1は「パイ」。2は「パイパイ」。3は当然「パイパイパイ」だ!カッコ良く「キュービックパイ」でもいいな!立体的なパイ!みんなの憧れだ!(もうなんだか訳が判らない)
そうだ!この「パイパイ」は海賊船の気さくな魚介類の皆さんが「♪獲ーれたて ぴーちぴち かーに料理ぃー」と声を合わせて歌いながら餌食になる船の船員達を血祭りにあげ略奪しまくるという愉快でハートウォーミングなヒューマンドラマなんだ!食いしん坊万歳!
>ホラー少女漫画家
…だ、誰なんだ…。それにしてもオーランド君、ホラー少女漫画家似だったとは…。

lockedroomlockedroom 2006/07/26 19:53 最高でしたよね、“パイパイ”(笑)。Yahoo!MOVIE等での評価があまりよくないので、ちょっと残念というか意外に感じていたのです。ちなみに私はデップ派(“派”って何)です。
本当に今回はかなりコミカル度が上がってましたよね。あの島でのシーンはもう可笑しくて可笑しくて(わんこー!)。前の“パイ”ってこんなノリだったっけ?と驚いてしまいました。
“パイパイパイ”の公開が待ち遠しいです。

globalheadglobalhead 2006/07/26 22:02 パイパイ最高(おい)!それにしてもみんな観る目がないっすねえ。全米映画興行成績では「ハリー・ポッターと賢者の石」を抜き既に歴代16位となっているらしいですよ。売れてるかどうかはともかくとして、ああいうノリの映画は”鑑賞”なんかしないでこっちも乗って楽しみたいですよね。なにしろオレはカニ道楽御一行様の海鮮モンスター振りが楽しかったからOK!タコイカ船長なんで、後ろ頭がタコですよ?タコなんですよ?映画の帰り有楽町のビックカメラで「タコイカ船長フィギュア」買いそうになったもの!
どのシーンもよかったなあ。”串刺しデップ”とかも「ありえねーよ!」とか思って観てましたよ。わんこも笑っちゃいましたよねー。スタッフロール後の最後のシーンも観たよね!?DVDの発売も楽しみです。

lockedroomlockedroom 2006/07/26 22:23 これの評価が低い人は、次回に続くというのが気に入らなかった人が多いのでしょうか。私的にはそんなことどうでもいいと思えるほど楽しめたんですけどね。
タコイカ船長、キモ可愛い感じでいいですよね(笑)。最後のシーン、勿論観ましたよ。色々と思い出していたらもう一回観たくなってきました。レディースデーにでもまた行こうかな……。DVDも勿論購入します。

shidehirashidehira 2006/07/26 22:52 略称『パイオ2』というのは。
余談ですが、「カリブの海賊」はメチャクチャ空いていたのに、物品販売の「パイオ2」には人だかりが、てなねずみーらんどでした。

globalheadglobalhead 2006/07/26 23:43 >あやさん
そうそう。次回に続く!までが楽しかったからいいじゃんねえ。オレは最初上映時間が2時間半と聞いて大丈夫かなあ、と思ったんだけど、クライマックスに近づくにつれて、あともう2時間あったって観てられるなあ、と思ったぐらいです。やっぱり、整合感とか物語構造とか、分析的に見ちゃう人はダメみたい。だからあの映画はノリで観るべきなんだと…。そういえばLOTRの1を観て「あれ、続くになってるじゃないですか!」とか怒って続き観なかった人知ってるなあ。なんだかオレも書いてたらもう一回観たくなって来たなあ。

globalheadglobalhead 2006/07/26 23:43 >椣平さん
わはは!そっちのほうが笑えますね!「2」はやっぱり「ツー」と読むんだろうなあ。いやんおげれツー。ねずみーらんどは「パイオ2」効果は無かったか!物品と言えばオレも映画館で「パイオ2」のしょうもないグッズを山ほど買ってしまって「どうすんだコレ…」と反省しております。羽飾りの付いたキーホルダーとかさあ…。いやあ、映画館でグッズ買うの好きなんですよう。SWの時は劇場で1万円ものグッズを買った過去が…。

20060725(Tue)

globalhead2006-07-25

[]Stash 20 Stash 20を含むブックマーク Stash 20のブックマークコメント

「Stash」は最先端のコンピューターグラフィックを使ったテレビコマーシャルを中心に、ミュージックビデオから、ショートフィルムまでを紹介するDVDシリーズ。2004年の発行から毎月リリースを重ね、家庭での観賞用目的からプロのCGデザイナーや映像作家には創作活動のインスピレーションとして、これまで本国のアメリカをはじめ、ドイツ、フランスからシンガポールや香港まで世界14か国で発売されているマンスリーDVDマガジン。その最新号のVol.20から、遂に日本発売決定!

http://www.nowondvd.net/products/stash20/

昨今はYouTube流行でどんなタイトルのビデオイメージでも探せば観る事ができるご時世だが、タイトルを絞ることなく優れたイメージを意識的に探そうとすると結構な労力なのではないか。

この「Stash 20」はCM中心の優れたショートフィルムを収めたDVDだが、例えばネット上でこれらのイメージを探そうと思えば案外とHITはするだろう。しかし一つのパッケージディレクションとして楽しむなら簡便でありまた画像クオリティ、セレクトクオリティに優れたこのDVDを観るのも悪くないと思う。なにしろいっぱいクリックしてちっこい画面でローレゾリューションの動画をちまちま観るよりも楽だし楽しい!

また上記のリンクではそれぞれの作品を制作したプロダクションの他の作品を観ることができる。ネットが先かDVDが先か、まあ、わざわざDVDで買うのは俺が物好きだからだとしても、最新CMイメージをちょっと覗いてみたいという方はそれらのサイトを訪れてみるのもいいかもしれない。

海外ではマンスリーで発売だとかいう話だが、もうちょっと値段が落ちてくれればいいのになあ。

ちなみにアマゾンでは手に入らないよ。


■オレ的に気になったビデオ

(リンクはビデオではなく製作サイトへになります。)

ジューシー・フルーツ CM "ANT" http://www.asylumfx.com

シンプルなアイディアだが馬鹿馬鹿しい映像が楽しい。

f:id:globalhead:20060625210451j:image

・MORE 4 CM"THE STATE OF RUSSIA " http://www.smoke-mirrors.com

雪山に延々と続く虎バサミの映像が恐ろしい。

f:id:globalhead:20060625210506j:image

・THE FREELANCE HELLRAISER "WANT YOU TO KNOW"ミュージックビデオ http://www.jonyeo.tv

幸福の記憶と邪悪なイメージが交差する様に人生のアイロニーを感じる。

f:id:globalhead:20060625210519j:image

・"TALE OF HOW"ショートフィルム http://www.blackginger.tv

様式的なデザインの世界の中で、奇妙な生物同士の戦いが描かれる。

f:id:globalhead:20060625210527j:image

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20060724(Mon)

[]猫三味線のDVD欲しい。 猫三味線のDVD欲しい。を含むブックマーク 猫三味線のDVD欲しい。のブックマークコメント

猫三味線 [DVD]

猫三味線 [DVD]

かつて昭和の街角で演じられていた美しくも怪しい街頭紙芝居「猫三味線」を名人・梅田佳声の口演で完全映像化。全56巻、計600枚からなる長編を、NTV「世界一受けたい授業」、CX「トリビアの泉」などを手がけた唐沢俊一の演出による実写映像も織り交ぜて収録。伝説の長編怪猫復讐紙芝居の怨み・因果の世界を蘇らせた、貴重な映像作品だ。

江戸の豪商を殺して大金を奪った浪人が、あろうことかその家の娘に取り入り、夫婦となって豪商の跡を継いだ。殺された主人に可愛がられていた猫だけが、この浪人が犯人だと見破っていた。やがて浪人に殺され、三味線の皮にされた猫は、夫婦の間に生まれた娘に乗り移り…。

http://direct.nagase.co.jp/dvds/ItemVPBF-15353.html

むう。凄い気になっているんですが、定価¥7600、アマゾンでも¥5985とはどうしたものでしょう。

この『猫三味線』、全56巻・計600枚からなるという重圧壮大な紙芝居で、紙芝居師・梅田佳声師の講演ではその舞台は3時間にものぼるとか。物語は『色悪の美男子大之進と不運の猫娘をめぐる因果応報の復讐譚』で『物語・絵とも街頭紙芝居としては完成度と美しさを備えた逸品である。』とのこと。*1

『猫三味線』HPでは《陰湿、残酷、怪奇、怨念、因縁、耽美。そして、幾重にも伏線が張られたストーリー》とオレのツボを突きまくった紹介のされよう。

絵の感じもおどろおどろしくて良いですねー。あー、気になるなー。紙芝居ってどうなんだろうなー。しかし値段がなー…。


『猫三味線』HPhttp://www.bake-neko.com/


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[]月曜の朝 月曜の朝を含むブックマーク 月曜の朝のブックマークコメント

日曜の夜は鯨が海水を呑むかの如くに酒を飲んでいたが、お陰で月曜の朝は汗ばむ日の午後に脱ぎ捨てた下着のようにぐったりとしていた。

おまけに冷房をかけたまま眠りこけ、起きてみると体は陸揚げされた冷凍マグロ並みにコチコチに冷え切っていた。

ホラー映画の動く死体みたいな胡乱な動作で起き出した俺は取り合えず熱く苦いコーヒーを淹れ、香辛料のように舌をピリピリと刺す煙草の煙を肺に流し込む。脳髄の点火プラグに電流を流す朝の儀式だ。

そして乳清の中に浮かぶ一塊のモツァレラチーズと化してまどろんでいた脳髄は、蹴り飛ばされた狩猟犬のように目を覚ます。

月曜の朝特有の憂鬱が薄汚い油虫のようにこそこそと思考の隅を這っていたが、満身の力を込めて叩き潰した。こいつらには注意が必要だ。放っておくと増殖し我が物顔で頭蓋の裏側を這い回る。そして岩礁に座する海の女怪のように甘い死の唄をさえずりまくるのだ。対処の仕方は一つ。見つけたら間髪入れず完膚無きまで殲滅すること。憂鬱を相手にする時は自分自身はあたかも老獪で狡猾な海千山千のポン引きのように振舞うこと。正直村に住むほっぺの赤いおぼこ娘みたいなヤワさだとたちまちケツの毛まで毟られちまうからな。

少しましな気分になり(そう、野戦病院から傷痍病棟に移されたぐらいには)、鏡の前に立つと、じたばたと泳ぐ海水浴客のふくらはぎを見つけたホオジロザメみたいににんまりと口を開く。ああ、凶悪だ、凶悪だ。人から剥いだツラの皮を仮面にした道化のように凶悪だ。愛と平和と公正さに首まで浸かり、怠惰なお喋りにうつつをぬかす折り目正しい一般市民に眉をひそめさせ贖罪の山羊の皮を被せられる程度には嫌な面構えだ。俺はナパーム弾のように熱くダムダム弾のようにささくれ立っている。素晴らしいじゃないか。望む所じゃないか。

空は消し炭の色をさせ、やる気が無さそうに雨をぽつぽつと降らせている。いつまでもぐずぐずめそめそと泣き言を繰り返すタチの悪い女のような空。湿気が腐った思い出のように体に纏いつく。構いはしない。愚図どもを叩き潰すのにはお誂え向きの天気だ。なぜならこれは月曜の朝だからだ。陰鬱で高慢、高飛車で姑息。毎度の定石だ。こいつのやり口はすっかり諳んじている。

いつもの茶番を演じるために外に出る。傘は差さなかった。

バナナ牛乳バナナ牛乳 2006/07/27 07:10 月曜は好きなアニメとテレビ番組があるんで結構好きす(・∀・)
フモさんの月曜って一体。クリーチャーフモめぃ。
傘は差さなかった、って
たんに忘れて行った☆って話だったら最強。

globalheadglobalhead 2006/07/27 12:00 来なすったなバナナ牛乳。よくもまあこのくどい文章(まあわざとやってるんだが)にコメントを。週末は金土日とがんがんに酒飲んでるんで月曜の朝はホンットぐったりしてるんっすよ。まあ胃もたれしているとこういう文章を書くということで。一応月曜日は毎週酒抜いてます。
傘は実はどんな晴れている日でも鞄の中に折りたたみを常備しているというホントは用意周到なオレなのであった。

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20060723(Sun)

[]夜の旅その他の旅 / チャールズ・ボーモント 夜の旅その他の旅 / チャールズ・ボーモントを含むブックマーク 夜の旅その他の旅 / チャールズ・ボーモントのブックマークコメント

早川異色作家短編集第12巻。作者のチャールズ・ボーモントは邦訳作品数が少ない上若くして夭折した作家らしく、彼の作品を読めるのはこの短編集ぐらいなようです。生前はリチャード・マシスンやレイ・ブラッドベリとも親交があり、TVシリーズ「ミステリーゾーン」の脚本を手掛け、好評だった時期もあったそうです。

チャールズ・ボーモントの作品テーマの根幹となっているのは《魅せられた人々》ということが出来るでしょう。

魅せられた人々。彼らはその胸中で起こる小さなしかし強烈な嵐に抗うことも無く足を踏み入れます。彼らは魅せられています、闘牛場のどよめきに、妖しくボディを輝かすスポーツカーに、背徳的なゲームに、山中を駆ける鹿の首筋に銃弾を撃ち込むことに、鮮やかなマジックを見せる奇術師に、父への復讐に。そして彼らはその中に飛び込むことに一片たりとも躊躇を見せません。さもしくありふれた現実の情景から抜け、光輪と至福に包まれた、しかし行き着く先は地獄かもしれない中へ、彼らは易々と入っていきます。

しかし魅せられることのない人生にいったいどのような価値があるのでしょう。理由や理屈や言い訳を繰り返しながら、もさもさとした味気の無い人生をただただ引き伸ばすことを彼らは善しとしません。チャールズ・ボーモントの登場人物たちは、結果がどうなるかなど気にも留めず、確信犯的にただ己を魅了し法悦へと導くものへ、銃弾のように解き放たれてゆくのです。その鮮烈さが、いい。この短編集の読者は、物語の登場人物たちと一緒に、その高みへと昇って行く高揚を追体験するのです。そして同時に足場の消えうせたような奇妙な喪失感を。

冒頭の「黄色い金管楽器の調べ」から既に神経を炙られているような興奮は始まっています。物語は新人闘牛士の歓迎会から始まります。喧騒と熱気の中、興行師の熱い期待と賞賛が新人闘牛士に投げかけられ、火酒のように刺激的な女が彼に微笑みかけます。そして一夜が明け――眩く鮮烈なラストが待ち構えています。

「魔術師」はドサ周りのマジシャンが小さな村で見せる人生最後の大魔術の顛末が描かれます。煮え立つ鍋のように高まってゆく村人達の興奮と喝采、全能の支配者の如く一世一代のマジックを演じるマジシャン。しかし――哀感と心痛に満ちた結末は長く心に残る物語となることでしょう。

「人里離れた死」はあるレーサーの物語。食い詰め者の老レーサーは金のために後には引けないレースに参戦します。レースと共に物語りは加速してゆき、そしてクライマックスでレッドゾーンを振り切ります。苦い結末の物語ですが、作者は自らもポルシェを駆ってレースに出場する車好きだったのだそうです。

「叫ぶ男」はドイツの小さな町の修道院へ病気のため担ぎ込まれた旅人が、その修道院で耳にする叫び声の謎を描いた物語。何が真実で何が嘘なのか?誰が正しく、誰が狂っているのか?迷宮じみた物語は最後の最後で戦慄を呼ぶ結末を迎えます。

最後の物語「夜の旅」は一転してアメリカン・ニューシネマを思わせるような音楽小説。新たにジャズバンドに加入した青年ピアニストと音楽仲間達の光と影を描いたドラマは、バンドの興隆とジャズセッションの興奮を描きながら、思いもよらぬ残酷で救いようの無い物語となって終わりを告げるのです。音楽を演奏するという事の一つの側面を描いたこの作品は、全て肯定できないにしても音楽それ自体のデモーニッシュな部分を描いた作品ということができるのでしょう。

チャールズ・ボーモントの物語には迷いがありません。小手先の話術や皮肉や思わせぶりが一切無いのです。ただ一つの迷いも無く、おそろしく直線的に彼らは自らの命じるものの中へ飛び込んでゆくのです。例えその先が水の無いプールなのだとしても。「生き急いだ作家」と呼ばれたチャールズ・ボーモントには、ただスプリントのように駆け抜ける事が、そしてそのような物語を物語ってゆく事が、彼にとっての生の証だったのかもしれません。

20060722(Sat)

[]今日もダブ三昧 今日もダブ三昧を含むブックマーク 今日もダブ三昧のブックマークコメント

■Revolutionaries / The Revolutionaries

f:id:globalhead:20060717131744j:image

白ゲヴァラという通称を持つ本作。曲名も革命ネタがほとんど。‘M.P.L.A’(アンゴラ開放人民運動)、‘P.L.A’(アフリカ民族会議)などアンゴラ独立に関する記号を並べている。サウンドはレヴォリューショナリーズ独特の、攻撃的なミリタント・ビートが大幅を締める内容です。カッコよい。

http://diskunion.net/detail.php?goods_id=REGGAE-613&genre_id=13

レゲエ界最強のリズムコンビ、スライ&ロビーを擁したレボリューショナリーズの最高傑作アルバム。世に出ているDUBアルバムの最高傑作ということも出来るでしょう。ジャケットのチェ・ゲバラのポートレイトからも伺われるようにDUBによるリズム革命を目指したかのような攻撃的なミリタント・ビートの連続。無駄が無く正確で重く力強いリズムは確信犯的な明快さに満ちています。何一つ加える事も差し引く事も必要の無い完璧さ。名作中の名作。文字通り最強DUB。


■100% of Dub: Select Cuts / King Tubby

100% of Dub

100% of Dub

言うまでも無くキング・タビーは数々の傑作DUBアルバムをリリースしているダブ・マスターですが、このアルバムはそのキング・タビーのアルバムの中からエモーショナルかつ攻撃的なDUBをセレクトしたCDです。レーベルはSELECT CUTS、DUBミュージックをテクノ的観点から現代に甦らせたあの「Select Cuts From Blood & Fire」シリーズをリリースしたレーベル。なるほど目の付け所が違う。

しかしKING TUBBYという名の椅子があるとは…。

http://shopping.yamagiwa.co.jp/shop/goods/goods.aspx?goods=A-939AD2700


■Hard Times / Pablo Gad

f:id:globalhead:20060717131801j:image

1970年代後半からUKで活躍していたル−ツ・シンガ−、PABLO GADの大名盤『HARD TIMES』が遂に再発!!!オリジナルは1980年に英FORMからリリ−スされていましたが、これまでCD/LPともに再発されていなかった上に、その内容の深さ・キラ−度からレゲエ・ファンの間でリイシュ−が渇望されていたアルバムです。しかも12"DISCO MIXを多数収録しており、曲後半に接続された深〜いダブ、DEE-JAYも素晴らしすぎます。

http://diskunion.net/detail.php?goods_id=REGGAE-2258&genre_id=13

イギリスでレゲエがブレイクし、ニューウェーブのバンドらと共同戦線を張っていた80年代にリリースされたUKレゲエ。マトゥンビを思わせる湿り気を帯びたメロディアスな曲調と微かにほの暗いDUB処理が当時のUKレゲエ・シーンを窺わせます。


■Blackheart Man / Bunny Wailer

■Dubd'sco Volume 1&2 / Bunny Wailer

Blackheart Man

Blackheart Man

Dub D'Sco

Dub D'Sco

ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズのオリジナル・メンバーであったバニー・ウェイラーが1976年に発表した脱退後初のソロ・アルバム「Blackheart Man」と、そのDUBアルバムです。非常に先鋭的だったボブ・マーリーに比べ、バニー・ウェイラーの作り出す曲は伸び伸びとした曲調と美しい歌声で、逆にくつろいだ親しみ易さと高い精神性を感じさせます。ルーツ・レゲエの定番的な傑作という事が出来るでしょう。DUBアルバムのほうもその伸びやかさは健在で、ふわふわと現れては消えるバニー・ウェイラーの歌声、そしてシンプルで細やかなDUB MIXが和ませてくれます。

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20060721(Fri)

[]《イリアム》前夜祭 / ダン・シモンズの《イリアム》ゲットだぜ! 《イリアム》前夜祭 / ダン・シモンズの《イリアム》ゲットだぜ!を含むブックマーク 《イリアム》前夜祭 / ダン・シモンズの《イリアム》ゲットだぜ!のブックマークコメント

イリアム (海外SFノヴェルズ)

イリアム (海外SFノヴェルズ)

ダン・シモンズの《エンディミオンの覚醒》以来の長編SF、《イリアム》をゲットしてきました!長かったなあ…。《エンディミオンの覚醒》ハードカバーの初版が1999年11月30日だから、7年も待たされたという事でしょうか。今回の《イリアム》、解説も含めると活字2段組782ページ…。ぶ、分厚いっす…。今物差しで計ったら厚さ5僂△蠅泙靴拭帖ま、《エンディミオンの覚醒》が814ページだったからなんてことは無いけどな(涙)!しかも重い…計ったら重量は20圓阿蕕い△辰燭勝(嘘)


しかもこの《イリアム》、これだけでは完結していなくて、続編の《オリュンポス》が後に控えているという話。さらに《イリアム》のさらに20%増しぐらいの厚さになるだろうとか…。こ、怖いよう…。ちょっと気が早いけど刊行時期はどうかな。《ハイペリオン》と《ハイペリオンの没落》は日本では6ヶ月の間を開けて刊行されてたんですよ。《エンディミオン》と《エンディミオンの覚醒》の間は約8ヶ月。だからひょっとして1年以内には《オリュンポス》が読めるかもしれないね。ま。その前に《イリアム》読まないと…。


解説によると今回の物語は3つのパート別れるらしい。

A イリアム 紀元前12世紀頃…トロイア戦争における、人間の軍勢と神々入り乱れての合戦譚

B 地球 いまから数千年後…未来の地球で飼い殺しにされている旧人類の、真理探究の物語

C 火星 いまから数千年後…火星の量子攪乱を調査しにきた、木星系半生物機械の冒険物語

…おおお!よく判んないけれど盛り上がってくるじゃないですか!!


しかしもう喧嘩を売ってるとしか思えないような厚さだよな。売られた喧嘩は買ってやるぜ!これから《イリアム》生活に没入する事になると思います。もちろんこの重くて分厚いハードカバーを電車に中に持ち込んでの読書だ!やろうと思ったら片手でも持てるしな!ハードカバーでエクササイズだ!でもオレ本読むの遅いから、多分読み終わるのは3週間ぐらい後の予定…なもんですから、オレの読書カンソーブンをいつも楽しみにされている方、暫く書評は読めないと思ってください…。スマヌスマヌ。

でわでわ、《イリアム》の世界へ旅立ってきます!

[]Everything That Creeps / Elizabeth McGrath Everything That Creeps / Elizabeth McGrathを含むブックマーク Everything That Creeps / Elizabeth McGrathのブックマークコメント

Everything That Creeps

Everything That Creeps

剥製、昆虫標本など”魂の消え去ったものの形骸”をモチーフに、マーク・ライデンや水野純子ばりの”キモ可愛い”手法でゴスロリ系の方たちなどの間で人気のあるエリザベス・マックグラスの作品集です。そのどれもが腐敗臭や保存液の臭いがしそうな強張りミイラ化した屍骸の形をしているにも拘らず、可愛らしい洋服を着せられていたりおどけたポーズを取らされていたりして、不気味なラブリーさを醸し出しております。そしてそれらの作品は装飾を施された覗き箱のようなケースの中に鎮座しており、これからフリークスたちのピープショーを演じるかのよう。ドレスを着た蝿の屍骸や、楽器を持った首の二つある畸形の獣の剥製が繰り広げるのは、いったいどのようなおぞましい出し物なのでしょう。

Elizabeth McGrath HP http://www.elizabethmcgrath.com/index_flash.html

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f:id:globalhead:20060717120653j:image f:id:globalhead:20060717120706j:image f:id:globalhead:20060717120718j:image

lockedroomlockedroom 2006/07/21 20:57 こんばんは。早速購入されたんですね、「イリアム」。私は……これからです。
あぁーもう滅茶苦茶面白そうじゃないですかッ! 何か無駄にテンション上がってしまいます(笑)。
ていうか5センチ……あ、厚い、厚過ぎです。そんな厚い本を電車内で片手で持って読まれるフモさん……。しびれるあこがれるゥ(笑)。
では、イリアムの世界へ行ってらっしゃいませ。私はエンディミオンの世界へ……いずれ。

globalheadglobalhead 2006/07/21 22:48 あやさんこんばんは。イリアム買っちゃいましたよ!いや、もう冒頭から目くるめくダン・シモンズ節ですよ!…まだ34Pまでしか読んでないけど…(大号泣)。今日もちゃんと電車で読んでましたぜ!ハイペリオンもエンディミオンもハードカバーで電車で読破したマッスルフモ(単に贅肉野郎という噂あり)!運動は大嫌いだけれど読書で筋肉を付ける男(ホントかよ…)!ええとね、内容は書かないけれど、これきっと、「新・ハイペリオン」って感じの物語だと思いますよ!「ハイペリオン」世界の中心的な役割を成していた瞬間転移装置がここでも現れて、雰囲気がいい具合に似ているんですよ。まあなにしろまだ34Pだけど…。でも冒頭から傑作の匂いがプンプンしています。あやさんも早くイリアム世界へおいで下さい!

lockedroomlockedroom 2006/07/22 00:25 行ーきーたーいー!(笑)取り敢えず、先ほどamazonでイリアムとエンディミオンを注文しました。
……色々他に名作が手元にありますし、一体どういう順番で読もうか迷うところです。

globalheadglobalhead 2006/07/22 09:09 いっぱい買っちゃいましたね!乗せちゃって悪かったかな?いいえ、あやさんはノリがいい所がいいのでそれでイイ!それに読むスピードが早そうだから一杯買ってもすぐ消化できそうな所がうらやましい。なにしろオレなんてイリアム1日34P(まだ言っている)。どの本でもあやさんのレビュー楽しみにしておりますよ。

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20060720(Thu)

[]人志松本のすべらない話 人志松本のすべらない話を含むブックマーク 人志松本のすべらない話のブックマークコメント

人志松本のすべらない話 [DVD]

人志松本のすべらない話 [DVD]

誰にでも一つは、すべらない話を持っているものである。

そしてそれは誰が聞いても、何度聞いても面白いものである。

松本人志をはじめとする精鋭たちが、その一つ一つを披露するだけでお送りするというとてもシンプルな番組。

もちろんすべてのお話は実話である。

http://www.fujitv.co.jp/suberanai/index2.html

松本人志企画、プレーヤーの名前が書いてあるサイコロを振って、当たったものが「すべらない話」を披露する、というもの。このDVDでは以前放送された第1弾と第2弾が収録、特典映像として未公開だった「すべらない話」が収められている。松本以外のメンバーは千原ジュニア、ほっしゃん。、宮川大輔。次長課長の河本などなど。

実話ということだけれど、いやもうスンゴイ話、体験がよくここまであるなあ、と。中には面白いけれど聞くに忍びない悲惨な体験などもあり、「もうやめてくれええ!」などとTV画面に突っ込んだことも何度か。子供の頃の貧乏体験が多いのだけれど、これら芸人の年代の子供時代でも、まだ貧乏ってあったんだあ、などと妙なことで感心してしまった。なんか今の日本人ってみんな適当に中流みたいに見えちゃってさあ。かく言うオレもこの程度は貧乏だったけれど、ここまでなんでもかんでも笑いに持っていけるのは、この芸人達の持っているゴキブリ並みの生命力、悲惨さを裏返してとらえられる切り替えの早さがあるからなんだろうなあ。

なんかね、どんなに悲惨でも、笑い飛ばせる気概があるのなら、なんぼか人生も生き易くなるのではないかとちょっと思います。うつむいてても解決しないことだったら、取り合えず笑っちめぇ!人生なんざネタだ!

[]それは干からびていた それは干からびていたを含むブックマーク それは干からびていたのブックマークコメント

ある日のことであった。

その日は飲みに行っていたので遅くに帰ってきたのだが、実はアパートの部屋で結構大変な事が起こっていたのである。

その日の朝結構早く目が醒めたので、当日の晩飯の仕込みでもしようとなにやら野菜を切って煮ていたオレだった。

朝の段階ではその日飲みに行くことになるとは思わなかったのである。

実はこの時、会社に出る前に火を切っていたつもりがとろ火になっていたのだ。

即ち鍋の中の野菜どもはそのままオレが帰ってくるまで18時間あまりグツグツ煮られていたのである。

当然水分は全て消し飛び、オレが帰ってきた頃には鍋の底にはミイラ化したかつて野菜だったものがこびりつき、恨めしげにオレの顔を見上げていたのであった。

そのあまりにも惨い光景に野菜ミイラは鍋ごと捨ててしまったのであった。

それよりも火の元をきちんと確認しないのはヤヴァイことであったな。

あぶねえあぶねえ。

[]汎用据え置き型決戦コンロ・カーター=ツィマーマンF1203GX改 汎用据え置き型決戦コンロ・カーター=ツィマーマンF1203GX改を含むブックマーク 汎用据え置き型決戦コンロ・カーター=ツィマーマンF1203GX改のブックマークコメント

さてそのような危険な目にあった背景にはオレの部屋のガスコンロの特殊性が挙げられるのだ。そもそもオレの部屋のガスコンロは特別性なので操作が難しいのだよ!これは「汎用据え置き型決戦コンロ・カーター=ツィマーマンF1203GX改」というドイツ製のコンロで、ガスタービンで作動するガスコンロなのだ!だからこのガスタービンを点ける為にもう一つガスコンロが必要なのだ!なんだかややこしいんだよっ!こちらは「明太コンロ・博多の火焔太鼓・これが漢の生きる道バイ!」というコンロで、これがまた扱いが難しい!鮫洲の大型コンロ教習所でパンチパーマのお兄さん方に混じって6ヶ月間文字通り火を吐くような教習を受けた後、国家試験をパスしてようやく操作できるコンロなのだ!しかしそのような複雑なコンロなので、バラエティに富んだ炎を出すことが出来るぞ!ざっと調整ツマミを見ても「漁火」「送り火」「篝火」「畦火」「葦火」「芥火」等など、聞いた事のあるようなものから聞いたことの無いようなもの様々な火が扱える!「鬼火」「つるべ火」が出るのにはびっくりしたけれどな!これは炎の中に恨めしそうな人の顔が見えて怖いぞ!あと究極の炎、「勇壮暴れ火焔太鼓」のツマミは封印してあって、これを操作するためには文部科学省の許可が要るのだ!日本でも今まで種子島の宇宙センターでロケット打ち上げの際に使用されただけなのだという!なにしろそんなコンロなのでちょっと気を抜くと大事故に繋がるんだよな!だから罰則も厳しくて飲酒コンロは罰金50万円だ!今回は事無きを得たけれど、以後注意が必要だね!みんなも火の取り扱いには気をつけよう!戸締り用心火の用心!

KIRIKIRI 2006/07/20 12:43 火事にならなくてよかったですね。
強運なんでしょうか。

帰ってきたときはまだ、とろ火だったんですよね?

globalheadglobalhead 2006/07/20 20:56 危なかったよなあ。コメントの返事を書いていたら長いネタになってしまったので記事にしてUPしとくね。読んでくりゃれ!

バナナ牛乳バナナ牛乳 2006/07/22 08:10 ちょっと!ちょっとちょっと!
読んでてゾっとしちゃったよおおおおお(´Д`|||)
普通に無事で安心しちまったぜ。
更新バカ一代のフモさんが予告もなしに長らく休止したら
死んだってことでOK?
いや、まじでよかった……

globalheadglobalhead 2006/07/22 09:16 いやー、実はたまにやるんですよ。オレ酒好きじゃないですか。で、酒飲むと、ラーメン食いたくなって、コンロに鍋とかヤカンかけて、そのまま寝ちゃった事がこの人生で何度か…。あれは燃えるもんじゃないから火事にはならなかったんですが、部屋中に金属の焼けた臭いが…。
予告なしで更新STOPしたら…有り得ますねえ。
あと宇宙人に連れ去られたとかも考えられます。
いや、冗談言ってる場合じゃありません。今後気をつけますう。
心配かけてスマソ。
ところでこの日記、以前「デカすぎる鍋買った」ってエントリあったでしょ?実はあれと繋がるんですな!

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20060719(Wed)

[]ロッテ・ライニガー 「アクメッド王子の冒険」特別版 ロッテ・ライニガー 「アクメッド王子の冒険」特別版を含むブックマーク ロッテ・ライニガー 「アクメッド王子の冒険」特別版のブックマークコメント

ドイツの映像作家ロッテ・ライニガーによる”影絵”のアニメーション。

実はこれ、非常に古い作品です。今から80年前、1926年にドイツで製作されたもので、これに映像修復と彩色を加え、サウンドをオーケストラにより新録音したことにより現在の形となっています。ネットで見ると「世界初の長編アニメ」は1973年製作の「白雪姫」という情報が多いですが、製作年からいってこの「アクメッド王子の冒険」が実質「世界初の長編アニメ」ということになるでしょう。

物語はアラビアンナイトを下敷きにした幻想的な冒険ファンタジー。アラブのとある王国の王子アクメッドが、魔法使いの姦計により見知らぬ国へと飛ばされ、そこで数々の冒険、恋、戦いを繰り広げます。ある意味通俗的過ぎるぐらいの物語ですが、だからこそ逆に”影絵”の美しいフォルムと動きを堪能できるのではないかと思います。

”影絵”と簡単に言いますがこの映画を観るとその表現の豊かさ力強さに目を見張ることでしょう。

影絵の元になる切り抜き人形は、インドネシアの影絵芝居から着想を得たものと思われる大変エキゾチックで繊細な作りをしています。まずこのフォルムの美しさに目を奪われるでしょう。黒い影でしかない生き物や人物が生きているかのように動くさまには驚嘆します。

抽象的な映像であるからこそそこには想像力が働き、そこでは描かれていない様々な色彩や背景などのディテールが頭の中に思い描かれると思います。魔法の島の妖精パリバヌーの美しさ、魔法使いの禍々しさや魔物たちの恐ろしさ、宮殿の豪奢な佇まいや王族達の威厳に満ちた立ち振る舞い。これらが影絵の黒い輪郭から立ち上ってくるのです。

特にクライマックスでの善の魔女と悪の魔法使いの、様々な動物に変身を繰り返しての戦いや、地中から湧き出してきた沢山の魔物たちと主人公達の熾烈な戦いは、これが影絵なのかと疑うほどの大スペクタクル。

アニメーションの歴史というものを知る上でも、大変貴重な映像なのではないかと思います。

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[]何かのバトン 何かのバトンを含むブックマーク 何かのバトンのブックマークコメント

某所より厘時(id:rinji)さんからバトンが回ってきたが…長いよこれ!適当にやりますよー。

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バナナ牛乳バナナ牛乳 2006/07/19 18:19 ひとのバトンを読むのって好きだー。
人となりがサクっと楽しめるし、発見もあるし。
ブログに固執しているとこが病んでいてイイ!
15)はまるでわたしじゃないか(´・ω・`)
合間合間に登場する地獄クンがいちいちウケます。
と同時に怖い。前髪がオサレね☆
わたしは日野日出志の「地獄少女」がトラウマです。
ちょっと泣ける話ですが……

rinjirinji 2006/07/19 21:52 お疲れさんでした。さすがフモさん、この分量でも一気に読ませますね。しかし、うみぶどう、って…。

globalheadglobalhead 2006/07/19 22:33 >バナナさん
来たなバナナ牛乳。”ブログに固執”とな。あたぼうよ。この間の3連休ではマル一日エントリ書いていた日があったぐらいだからな。確かに病んでるかもなァ…。もうこうなると”業(ごう)”だな。電波がオレに命じるんだよ。”日記を書いて苦界の衆生を救い済度しなさい”ってな。(新興宗教かよオイ)地獄くんはナイスでヒデブーなホラーマンガだぞ。絶版だから読めないと思うけどな。(15)はバナナだったか!ちょっぴりに萌えたぞ。しかし主婦だったとはショックだった…。地獄少女は検索したら日野日出志じゃないほうが多数HITし、逆にこっちの地獄少女に興味を持ってしまったロリーなオレであった。病んでいるか!? ちなみにバナナ牛乳は食べ物で言うとタコライス(?)。

globalheadglobalhead 2006/07/19 22:33 >厘時さん
どうもダス!これの為に3連休の1日を潰して日記書きに(まだ言っている)。うみぶどうは沖縄名産の珍味でゲス。磯の香り、プチプチした食感、新鮮さが命!うみぶどう丼にしても美味い!と、まさに厘時さんを言い表すために存在する食物…ってそうなのか!?

azecchiazecchi 2006/07/19 22:43 ブラ子よりmomokoなんだ!!それは超意外です。

globalheadglobalhead 2006/07/19 23:09 >azecchiさん
いやあ。最初ブラ子って書いたんだけどね。じっくり考えたらさ。やっぱそのう。無人島に一人、って訳じゃないか。うん。無人島に一人。そうするとだ。ええと。なんってんだ。よりリアルなほうがね。(後は同じ男として判ってやってくれazecchiさん!!)ちなみにazecchiさんは食べ物で言うとペパーミントキャンディ。(深く考えないように。)

azecchiazecchi 2006/07/20 08:54 …深く納得しました。そこまで真剣に考えた結果だったんですね。。。ところで僕のフモさんのイメージは、食べ物でいうとカレーライスです。ビーフカレーです。

globalheadglobalhead 2006/07/20 11:13 カレー!いいっすね。実はオレ顔がインド人っぽいとよく言われる…というか実はインド人だった!?かつてはベンガルの虎と呼ばれたことも…。ナマステ!

バナナ牛乳バナナ牛乳 2006/07/22 08:36 フモさんのほかにも驚いてた人いたけど
逆にこっちがびっくりっすよ。ま、一億人の妹ってことで!
タコライスは食べたことないけど、なにゆえタコライス?
フモさんは、やっぱりカレーです。

globalheadglobalhead 2006/07/22 09:24 もー。バナナ牛乳の事は密かに愛いヤツだと思ってたのにショック…。心痛のあまり暫く更新休もう…とかは全然思わなかったけどな!そーだなー、バナナは確かに妹キャラかも。
タコライス!ほら、バナナはタコ的なコミカルさを醸し出してるし。しかしタコライスにはタコが入っていないという罠!あとジャンバラヤとかチキンライスでも可。焼き飯系?なおさら訳が判らない!夕飯作って待ってます!

バナナ牛乳バナナ牛乳 2006/07/22 20:36 やけくそ風な締めに微笑みました。
愛いやつって………ガチャピンですぜ!?
う、うれしくなんてないんだからね!(酔っ払てます)

globalheadglobalhead 2006/07/22 22:54 わはは。3年もやってると人間関係いろいろあるんだよ!そん中でバナナとはいい感じの距離持ててたよなあ。君は結構和み系癒し系だったよバナナ牛乳。あとロケンロールが好きなのがポイント高かったな。ああ、勿論呑兵衛オンナなのも好感度高かったよ!実は会社のKIRIちゃんがいつも仲睦まじいオレとバナナのコメント読んで「バナナ牛乳さんってフモさんの彼女なんですか?」なんて訊いてきた位だよ。一応否定したがな!基本的にバナナのことは好きだし、いろいろあるだろうが応援してるよ。遠い土地からゲキ飛ばすってのもネットらしくていいんじゃないか?メンドクセエ人生だがお互い乗り切っていこう。ロックンロール。(あ、オレも酔っ払ってます。今ビール4個目)

20060718(Tue)

globalhead2006-07-18

[]雨天靴底始末記 雨天靴底始末記を含むブックマーク 雨天靴底始末記のブックマークコメント

東京は朝から全面的に雨である。

通勤のため、昨夜の痛飲が祟った二日酔いの頭を抱え、三連休明けで鈍った体を引き摺って、雨の中傘を差しだらだらと会社へと向っていたのだ。

どうもオレは一回の飲酒につきビール1.5ℓを必ず摂取するという無意味な几帳面さを守っており、昨夜はそれがちょっと度を越したらしい。ああそれにしても頭が痛い。一人で飲んで二日酔いというのも随分だな、とよく知人から笑われるが放っておいてくれ、とオレは言いたい。

そんな事を考えながら暫く歩いていると左足の靴の中に妙な湿り気を感じ始めたのだ。むう。どうやら雨水が沁みているらしい。さらに歩いていると湿り気は水気に変わりそしてさらに浸水に変わっていくではないか。既に水浸しとなっている左足の靴内からは足を踏み出す度に「ぐっぽん。ぐっぽん。」というふざけた音まで響き出す始末。ここまできてやっと靴底に穴が開いていることに気付いたのだ。

取り合えずすぐには対処できないので、会社に着いたら靴底にガムテープでも貼っておこう。貼ってあれば靴もまだ使えるんじゃね?そう思ったオレであるが、しかし、いい歳してガムテープ貼った靴履いて歩いてんじゃねーよ!とも思ったのである。

まあな。零細企業とはいえそれなりに給料も貰っているのだ。だいたいオレの後輩達はこの給料で夫婦生活してたり海外旅行行ったり立派なマンションに住んでたりするではないか。あいつ等より貰ってるはずのオレがどうしてこうもビンボ臭い生活をしているのか、おまけに貯金も無いではないか。ううむ。オニンッギョとピザに消えているのだろうか。オレはマンションが買えるほどのピザを食ってきたというのだろうか。しかしだ。これを勿体無いという方もいるかもしれない。だがオレは海外旅行もマンションもついでに言えば夫婦生活も興味が無いのである。大体そんなことしたら毎週ピザ食ったりブラ子買ったり出来ないじゃないか!

と言う訳で自らのビンボ臭さを強引に肯定したオレは会社に着くと嬉々として靴底にガムテープを貼るのであった。勿論靴の内側からだよ!あと五年は履けるね!

(追記:読み返して我ながらあまりにもセコイ言動に涙が出たよ…。なんだよ「あと五年」て…。新しい靴買います…。)

[]特別料理 / スタンリイ・エリン 特別料理 / スタンリイ・エリンを含むブックマーク 特別料理 / スタンリイ・エリンのブックマークコメント

特別料理 (異色作家短篇集)

特別料理 (異色作家短篇集)

早川異色作家短編集第11巻。冒頭の序文ではエラリイ・クイーンが絶賛しまくっているんですが、作品はミステリの優等生といった感じで、こなれていて破綻が無い、逆に言えば強烈な癖や毒の欠ける作家のように感じました。あとやはりアイディアは今から見ると風化していたり奥ゆかしすぎていたりと時代を感じることは否めません。

表題作「特別料理」はタイトルから想像できるラストで、宮沢賢治の「注文の多い料理店」の元ネタか?とか思った程度だし、「お先棒かつぎ」はミステリアスに始まるものの随分おとなしい考えオチ。「クリスマス・イブの凶事」も判らないではないが小品過ぎる。「オグルビー氏の〜」に至っては6人奥さん事故死したら誰か何か気付けよ!と突っ込みいれたくなりました、ハア…。「好敵手」はチェスの一人遊びしているうちに人格が…という話だけどドッペルゲンガーネタで犯罪とは古い。「君にそっくり」は「太陽がいっぱい」にそっくりなのはどうしたもんでしょう。「壁をへだてた目撃者」は登場人物の行動の順序が間違ってるだろ。普通事件を確認してから検証するだろ。オチを生かしたいが為の先走り感がわざとらしくて興醒め。「パーティーの夜」は悪夢的な状況から抜け出せられなくなった男の話だが、もったいぶった筆致が読む気を殺ぐ。「専用列車」もねー、これも殺人のための殺人と言いますか、なんでこう簡単にヒトゴロシさせんのかね?この短絡さが辟易となる。「決断の時」はある男と引退した奇術師との対立を描くが、怒りが怒りを産みのっぴきならない状況へと追い詰められてゆく。うーん、このラストもありなのかもしれないが、作家としての想像力の飛躍を見せてほしかったんだけど。

全体的に「異色作家」というよりはオーソドックスで古臭いミステリの短編集でしかないですね。なんだかこう、昔のミステリによくあるような、オチの為に現実的じゃない行動や心理状況を登場人物にさせているんだよね。つまりは頭でっかちな創作手法。だから小説の中の犯罪も、犯罪のための犯罪とでもいうのか、思慮のないヒトゴロシが思慮なきゆえに報いを受ける、という随分当たり前の話で実につまらない。昔はこれでもよかったのかもしれないけれど、今の読者じゃきっついだろうなあ。

yookooyookoo 2006/07/18 12:38 やはりフモさんの書評が絶品。面白い。これを読んだらわたしでも素晴らしい書評が書けそう。なんちて。
当分異色作家短篇集はいいと思っていましたが、フモさんの書評を読ませて頂いたら、早く読みたくなりました。やっぱりメモは大切でしょうか。

globalheadglobalhead 2006/07/18 16:26 でこぽんちゃんありがとちゃんです。でもあまり褒めると調子に乗るのでフモの扱いには要注意です。「異色作家〜」は全巻読破を目標に読んでますが、なにしろ昔の作品ばかりだから風味期限の過ぎたものも多いですねえ。今回の「特別料理」は退屈だったなあ。メモはね、時々良いフレーズが浮かんだりするとそれを書き留めますね。オレは1冊読むのに1週間ぐらい掛かるから最初のほう忘れたりするし。やはり年齢が…。それにしても昨日は楽しかったです。またなんかありましたらヨロシクぅ。

20060717(Mon)

globalhead2006-07-17

[]ローズ・イン・タイドランド (テリー・ギリアム監督 2005年 カナダ・イギリス映画) ローズ・イン・タイドランド (テリー・ギリアム監督 2005年 カナダ・イギリス映画)を含むブックマーク ローズ・イン・タイドランド (テリー・ギリアム監督 2005年 カナダ・イギリス映画)のブックマークコメント

ママはメタドンのやりすぎでくたばっちまったわ。パパはヘロイン打ったまま”長い休暇”から帰ってこないの。だから私は草原の真ん中に立つおばあちゃんの実家で親友のバービーの生首たちといっしょに過ごしてるの。お隣さんは片目が潰れた幽霊みたいな女で、たまに来るお客さんと物置で”スコスコ”をしてるわ。彼女の息子は私のボーイフレンド!脳のシュジュチュをしたから動きもお喋りも変わってるんだけれど、キスがとっても上手いの。そうそう、彼ったら世界を終わらせる爆弾を持ってるのよ!


テリー・ギリアム監督の最新作、「ローズ・イン・タイドランド」。イギリス製作映画、この間「ブラザーズ・グリム」を撮り、舞台が黄金の草原に建つ一軒家、主演が少女で、「不思議の国のアリス」が好きで…という所から、当然「アリス」をモチーフにしたファンタジックでメルヒェンなギリアムお得意の夢想譚が繰り広げられるのか!と大変期待して観に行きましたが…。ええと…。そんな生半可な物語ではありませんでした。「アリス」と被ってるとしたら”きちがい帽子屋のお茶会”の狂ったドタバタがもっと生々しく1000%ぐらいパワーアップして映画全体に繰り広げられている、といった所でしょうか。


物語は常に主人公の少女ジェライザ=ローズの視点から描かれ、「サイレントヒル」で好演していたジョデル・フェルランドがまたもや素晴らしい演技を見せます。彼女を取り巻く現実はあまりにも過酷なのですが、彼女はその想像力と溢れるような生命力で、そのような現実など存在しないかのように生き抜きます。物語り全てが一人の少女の”一人遊び”を描いているのだといってもいいでしょう。そういったテーマは物凄く好きなんだけどね。でもね…。描かれる”過酷な現実”なるものがあまりにもエグいのですよ…。出てくる人間に一人もまともな人間がいない、といった意味でおそろしく狂気じみた世界なんです。ええ、先日観た「サイレントヒル」なんて、ホラーとはいえ美術畑の優等生が作ったような映画にしか見えないぐらい、グチャグチャの悲惨さと異常さが延々と描かれてゆくんです。


でね。映画観ながら気づいた。これは「不思議の国のアリス」なんかじゃない。

これ、ルネ・クレマンの「禁じられた遊び」のモチーフをトビー・フーパーの「悪魔のいけにえ」の世界観で描いた凶悪映画じゃねーか!!

剥製!知能の止まった大人!ど田舎の狂気!ギャオー!

あのね。オレは思うに、ギリアムは「現実を強く生きる」なんてテーマなんかどうでもよかったと思うんですよ。

原作はあるとはいえ、物語で描かれる異常さは半端じゃない。

多分ね、ギリアムはかつて自らも参加した「モンティ・パイソン」的な狂気が全開になったどす黒い映画を作りたかったんじゃないですかね。

もうね、殆ど嫌がらせといっていいぐらい、遣りたい放題のどす黒さですよ。絶対鬱憤溜まってますよー、いろいろあったからなー、この人。

だからね。これ、メルヒェンとファンタジーを期待しちゃダメです!

ギリアムがどれだけ気違いじみたことをやってくれるか期待している人が観る映画なんだと思います。


とまあ、おそろしくダークな映画ではあります。ただ、これはオレがこういった状況的心理的ヘヴィネスを描いたものを好まない人間だから、という部分で辛い評価になったのかもしれない。同じように孤独な幼少時の体験を持つ方、同様なヘヴィネスを抱えた事のある方なら共感できる部分もあるかも。


(↓人形の生首を指した中指をおっ立てているもう一つの「ローズ・イン・タイドランド」ポスター。こっちのほうが映画のイメージに近いです。)

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FuetaroFuetaro 2006/07/17 12:11 素朴な疑問なんすけど、フモさんって年間何本くらい映画観てます?ビデオも合せたら結構な本数になってそうな気がする…。

globalheadglobalhead 2006/07/17 12:21 数えた事無いから判んないけれど、最近は夏休み映画が相次いで公開されているので殆ど毎週映画館通ってますねえ。あとオレ、TVって殆ど見ない人間なんですよ。だからウィークデイは1週間レンタルしたDVDを3本ぐらいだらだら観てます。だからここん所週に5本は映画観てる事になるのかな?1年52週として週5本だと260本?観ない時は全然観ないから実際は150本弱って所でしょうか。

迷狗屋迷狗屋 2006/07/21 04:27 こんにちは。FUMOさんの感想は観て帰ったときに読みました。この作品は、とっても原作に忠実でしたよ。
ギリアムが映像化するとのことあって、私も、少女の妄想部分をもう少し、ファンタジックに描くのかな。と思ってました。
なので少女の妄想寓話の世界が具体的に映像で観れなかったという部分では期待を超えてくれなかったなという感想もあります。
下の画像も良いですね。

globalheadglobalhead 2006/07/21 12:07 迷狗屋さんコメントありがと。この映画観た人で原作読んでる人って結構いないような気がするので迷狗屋さんのコメント参考になります。オレはギリアムが暴走した結果なのかなあ、と思ってましたがやっぱりああいうオハナシだったのか!か〜な〜り殺伐としてましたよねえ。映画的にはギリアムの「ラスベガスをやっつけろ」に近いバッドトリップじみた映画だったなあ。あれもいまいち好きじゃなかったです。ギリアムらしくないと不評で興行的にも失敗だったグリムのほうがまだ楽しめたかも。ギリアムで一番好きなのは「フィッシャーキング」と「12モンキーズ」かな。

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20060716(Sun)

globalhead2006-07-16

[]サイレントヒル (クリストフ・ガンズ監督 カナダ・フランス映画) サイレントヒル (クリストフ・ガンズ監督 カナダ・フランス映画)を含むブックマーク サイレントヒル (クリストフ・ガンズ監督 カナダ・フランス映画)のブックマークコメント

ゲームの映画化ですが、監督が「ジェヴォーダンの獣」のフランス人監督クリストフ・ガンズ。「ジェヴォーダン〜」では非常にスタイリッシュかつ鮮烈な映像美を見せていた監督だけに、どんな映画になるか楽しみにしていました。監督自身もこのゲームのファンとかで、全作クリア済みとか。ええとオレは「1」で挫折し「2」を攻略本と首っ引きで何とかクリアし、3,4作目はやっておりません…。謎解きが苦手なんだよっ!

物語は見知らぬはずの町「サイレントヒル」の名をうわ言のように呟く娘を案じた母が「サイレントヒル」が実在する事を発見し、謎を解くため娘と共にその町へと訪れますが、そこは灰の降りしきるゴーストタウンだった…というところから始まります。どこかへと消え去ってしまう娘、ひたひたと忍び寄る怪しい影、不気味な化け物たち。次第に判ってゆく町の呪われた過去。

言ってしまえば町全体がお化け屋敷みたいなもんなんですが、現代美術の悪夢みたいなクリーチャーの造形や町並みのセットが、おぞましくもまた美しいのです。そのどれもが爛れた腐肉、乾いた白骨、錆び付き腐食した廃物のイメージで満たされ、死と腐敗の巨大なページェントを見せられているかのよう。映画「サイレントヒル」の見所はこの奇怪で幻想的なアートワークにあると思います。

物語はかなりゲームに忠実のようですが、そのせいか物語進行も、ヒントがある→その場所へ行く→探索→ボスキャラと遭遇イベント→次のヒントを貰う…といった感じが繰り返され、ゲーム的なのはご愛嬌といったところか。ただその探索もサイレントヒルと現実世界で二重に行われる為、物語に厚みを持たせています。

そしてなによりクライマックスが素晴らしい!ホラームービーの面目躍如たる、大量の血飛沫と飛び散る肉片に彩られた殺戮の嵐!肉体破壊の祝祭!クリストフ・ガンズ監督は日本文化通としても知られているようですが、このシーンでは大友克洋の「AKIRA」を念頭に置いたとのこと。なるほど、あの思い切りのよい破壊ぶりはここにあったか。

天才子役と騒がれている娘役のジョデル・フェルランドは、テリー・ギリアム監督最新作「ローズ・イン・タイドランド」の主役もつとめていますが、これ以前にTVシリーズ「スティーブン・キングキングダム・ホスピタル」にも出演していたとか。ううむ、これも見なきゃだな。

ゲームの映画化作品としては最も成功している映画だと思います。もともとゲーム自体が映画的な映像や演出を目指していたものだからでしょう。

バナナ牛乳バナナ牛乳 2006/07/17 09:30 レンタル出たら観ようかなと思ってたんですが
スクリーンじゃなくても充分いけますかね?
某バイオハザードは、失敗の例に入るのでしょうか。
RPGとかも映画化は難しそうだなあ。

globalheadglobalhead 2006/07/17 09:55 レンタルでもOKっすが、映像より”ビビらせ音”が劇場だとより怖いかも。映画の某バイオはなんかやっつけ仕事だなあとちょとオモタ。とか言いつつ1も2もDVD持っているオレ…。なんだよやっぱ好きなんじゃん!RPGの映画化!として有名なのはやっぱりファイナルファンタジーでしょう!制作費167億円で赤字が130億円!スーパーマリオも映画化されてます!マリオの役どころは破産寸前の配管工!クッパはなんとデニス・ホッパー!ストリートファイター兇皹撚莢宗主演はジャン・クロード・ヴァン・ダム、カイリー・ミノーグ!ベガの名前がバイソンになってましたがちゃんと空飛んでたので安心しました。

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20060715(Sat)

[]チャウ・シンチー映画観まくり!(その2) チャウ・シンチー映画観まくり!(その2)を含むブックマーク チャウ・シンチー映画観まくり!(その2)のブックマークコメント

昨日の続きです。


■トリックマスターasin:B000BMPXRW

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金持ちの娘の護衛というつまらない仕事にうんざりした刑事のフンは、上司にもっと重要な仕事がしたいと直訴。そこで新たに与えられたのが、悪質な商売で私腹を肥やすフェラーリのしっぽを掴むための、組織への潜入捜査だった。しかしフェラーリの部下にはめられ、フンは停職処分をくらってしまう。リベンジに燃えるフンは、恋人・ピザの義兄であり、"ギャンブルの帝王"と呼ばれるウィンに弟子入り志願するが…。

http://nttxstore.jp/_II_D111502085

ここではシンチーは主役ではなく”天才イカサマ師”として主人公の警官フン(ニック・チョン)を助ける役どころです。例によって口八丁手八丁なキャラクターですが、シンチー好きですねえ、こういうキャラ。主演ニック・チョンがコミカルな役を好演していています。物語りも非常にテンポがよく次々に場面が変わって行き、楽しめる映画に仕上がっています。これも良作でしょう。


■ハッスル・キング ASIN:B000BMPXSG

f:id:globalhead:20060621232021j:image

清朝末期の広東。弁護士のチャン・モンカッは、天才と言われながらもその頭脳を悪戯にばかり使い、"策略王"の異名をとっていた。ある日、イギリスに留学していた妻・ロイヤンが突然帰国。イギリスでファッションデザインを学んできたというロイヤンに感化された弟子のフンは、自分も何か学びたいと、ケンカ同然にチャンの元を出て行ってしまう。しかしフンは、香港で殺人犯と間違えられて逮捕されてしまい、チャンはフンの弁護のため香港へと向かうハメに…。

http://nttxstore.jp/_II_D111502087?LID=egoodvd&FMID=egoo

また時代物です。しかしのっけからお下劣です。KOZIKIの皆さんが肥桶から糞尿撒いてみたりNOGUSOしてみたりともう大変。シンチー演じる弁護士はとても頭が切れそうには見えない単なる悪ガキで、どこが”策略王”なんだか…。基本的に”ドリフ”乗りのドタバタなんだよなあ。最後の法廷劇もあれ、駄洒落でしかないだろ!


■カンフー麻雀

カンフー麻雀 [DVD]

カンフー麻雀 [DVD]

香港ムービーのヒットーメーカー、バリー・ウォン監督による、ハイパー・アクション・エンタテイメント。『カンフーハッスル』に登場し、観客に強烈なインパクトを残した最強家主夫婦を起用して、彼らが得意のカンフー&麻雀で悪を打ち負かしていく姿をダイナミックに描いている。また、作中では、監督みずからが悪役を熱演。バリー・ウォン流カンフー麻雀アクションが炸裂する。

http://nttxstore.jp/_II_D111556572?LID=egoodvd&FMID=egoo

チャウ・シンチーは出てないんですが、「カンフーハッスル」に登場したあの最強家主夫婦が主演!おっさんはグダグダだがおばさんが強い!最後は「食神」みたいな奇天烈カンフー対決になるのかと思いましたが、フツーに麻雀対決でした。


全体的に観ると、ちょっと温いかな、という映画も多かったです。「少林サッカー」「カンフーハッスル」はひたすらコミックな乗りが楽しかったんですが、チャウ・シンチーはベタベタのギャグをやるよりカンフーを積極的にフィーチャーしている時のほうが楽しめますね。シンチー映画は体張ってアクションしている時が一番コミカルなものに仕上がるのかもしれません。


ちなみにチャウ・シンチー映画の参考書はこちら!

カンフーハッスルインサイダー―功夫衝撃的電影実用解説書

読んでるとチャウ・シンチーがナレーションのみ担当した「コイサンマン キョンシー アフリカに行く」とか言う映画があるのだとか…。ストーリーは飛行機からなぜかアフリカに落っこちたキョンシーがコイサンマンのニカウさんと力を合わせて悪い侵略者と戦うのだとか…。キョンシーとアフリカの動物達との絡みもあるらしい…。み、観てみてえ!!

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20060714(Fri)

[]チャウ・シンチー映画観まくり!(その1) チャウ・シンチー映画観まくり!(その1)を含むブックマーク チャウ・シンチー映画観まくり!(その1)のブックマークコメント

少林サッカー」「カンフーハッスル」のチャウ・シンチーの映画をムキになって観まくりました!

少林サッカー」も「カンフーハッスル」も本当に面白くて好きな映画でした。香港映画はあまり得意ではなかったのですが、シンチー映画で結構開眼したかも。

ちなみにチャウ・シンチーはてなアンテナを見ると

周星馳、映画俳優、1962年生まれ

香港ではジャッキー・チェンよりも人気があるらしい、

作家の馳星周のペンネームが周星馳チャウ・シンチー)を逆さにしたものなのは有名な話

ということらしい。あの馳星周が!って今まで知らなかったのはオレだけですか…。


■食神

食神 [DVD]

食神 [DVD]

香港料理界で"食神"と呼ばれる天才シェフ・周。実は、それはマスコミと大手食品会社が作りあげたニセモノだったが、彼のワガママぶりに手を焼いた黒幕である食品会社社長は、新たに自分の言いなりになる食神をマスコミに登場させることにする。周は、一文無しで下町の屋台街にたどり着いたものの、チンピラたちにボロボロにされてしまう。それを助けたのは、屋台の女主人・カレンだった…。香港映画界のコメディ・キング、チャウ・シンチーの監督・主演作。「天使の涙」のカレン・モクがブサイクなメイクで体当たりのコメディエンヌぶりを発揮している。

http://nttxstore.jp/_II_D111403152#syousai

以前もレビューしたことがあるのですが改めて。「少林サッカー」や「カンフーハッスル」でチャウ・シンチー映画のファンになった方は次にこれを観ればいいんじゃないかな。一言で言うなら爆笑カンフーグルメムービー。グルメとは言いながら出てくる料理は割と適当で、食べてみたい気になるような料理なんか出てきません!ですからそっちは期待しないで。この映画のキモは馬鹿馬鹿しいカンフーの技で作られる馬鹿馬鹿しい料理!全編がコミックの乗りで、映画を観ている間中「ありえねー!」と突っ込み入れまくってました。にも関わらずドラマ自体は人情話で、泣かせ所もきちんと押さえてます。傑作でしょう。


■ラッキー・ガイ ASIN:B000BMPXS6

f:id:globalhead:20060621232044j:image

恋の達人・ソイは、店の同僚・フクから、配達の途中で偶然出会った女性の心を射止めるためのアドバイスを求められ、店の主人からも悪徳不動産屋の女社長を色仕掛けで撃退するよう頼まれるほどのモテモテぶり。しかしそれは、仲間に金を渡しての演出だった。本当のソイは、学生時代から全くモテない男だったのだ。そんなある日、ソイは初恋の人・キャンディと偶然再会するのだが…。

http://nttxstore.jp/_II_D111502086?LID=egoodvd&FMID=egoo

人気の洋菓子屋を舞台に従業員達の恋愛模様をコミカルに描いた作品。”恋の達人”の馬鹿馬鹿しさは割と楽しかった。三つのカップルの三者三様の”恋の駆け引き”が描かれますが、とっちらかることなく上手くまとめていました。それにしても洋菓子屋である必然性があまり感じなかったんだが…。三組の恋愛の物語は、ラストの悪徳不動産屋から店の明け渡しを迫られるドラマへと収束して、盛り上がってくれます。


■008皇帝ミッション ASIN:B00005FX14

中国の明国。紫禁城を守るコードネーム『008』は秘密警護員でありながらカンフーより発明に夢中でクビになってしまう。産婦人科として愛する妻カーリンとの生活を新たに始めた008だが、明国の医者を集めた学会の招待状も届かない。招待状を無視して妻と学会へ出向いた008は、そこで明皇帝を葬る計画を知り、自らの発明品で見事救出。現場に戻ることになった008の次なる仕事は、娼婦カムの調査。愛妻家の008だが、彼女の魅力に夢中になり…。

http://nttxstore.jp/_II_D111731900?LID=egoodvd&FMID=egoo

チャウ・シンチーの時代物コメディ。なんだか正月映画乗りであれもこれもとてんこ盛りです。でもカンフーあり笑いありお色気ありと意気込み満タンなんだが、観ていてだんだん「これいったい何の映画なんだ?」と訳が判らなくなってしまいました。カンフーシーンはシンチー映画らしく奇妙奇天烈で見所はありますが、全体的にテンポがグダグダで、やはりグダグダ〜としながら観るのが正解かも。


明日もやります!

[]こっそり日記 こっそり日記を含むブックマーク こっそり日記のブックマークコメント

今日のアンテナは散々だったな。更新チェッカーですら使い物にならなかった。まあこういう日は誰も読まないだろうから適当な日記をこっそり書こう。

昨日(12日)の夜は野菜とベーコンを煮たものを食べただけで、あとテキーラをショットグラスでガンガン飲んでいたのであった。チェイサー替わりがダイエットコーラというのがオレらしい。テキーラ美味かったっス。だから今日の朝(13日)は矢鱈めったら空腹&喉が渇いて会社への道すがらパン三個とグレープフルーツジュースとブラックのレギュラーコーヒーとミネラルウォーターひと瓶を腹に収めたオレであった。どっかのアメリカ人みたいだな…。

表を歩いている時はiPodでDUBミュージックをガンガンに聴いている。なんかガンガンが多い日記だな。気にしないでくれ。DUBやレゲエを聴いてると自然に歩調がゆっくりになってくる。行きも帰りもどんどん人が追い抜いてゆく。ああ気持ちいい。もっとどんどん追い抜かしていってくれ。信号の変わり目で走るのが大嫌いだ。車よりも自転車が好きだ。でもオレは空を見ながら自転車を漕ぐから危なくて普通の道は走れないんだ。だからオレは自転車を持っていないんだ。

はてなのカウンターがやっと10万を超えた。アンテナもやっと50。また減ると思うけどな!これがまたよく減るんだぁー。でもなんか節目みたいだな。3年やったからな。そのうち書く事も無くなるだろうと思っていたが、実際書きたいことなんて書き尽くしてしまったが、まだ書いているんだから不思議なものだ。なんだか生活の一部になってしまったからな。この間好かれたり嫌われたり興味を持たれたり飽きられたりしたが、いったいみんなオレに何を期待していたんだろうなあ。だからタイトルに藻屑でゴミだって書いてあったのに。報いてあげられなかった方、失望された方、正直すまんかった。ああでもやっぱり、これからもこの調子でやっていくんだと思います。でわでわまた明日。ご機嫌麗しゅう。

yookooyookoo 2006/07/14 01:23 ちゃんと見てますよー!そいでやっぱし面白いです。フモさんのはどんなエントリでもめちゃんこ面白いので大好きです。
アンテナ増えていいですね。わたしは減っちゃいました。すっごいショック。しくしく。

globalheadglobalhead 2006/07/14 10:33 おおマダムでこぽん。アンテナが昨日のお昼以来上がんないんですよう。更新チェッカーもだめなんですよう。しくしく。まあしかしアンテナ上だろうが下だろうが読まない人は読まない日記だからな。滅茶苦茶下らないアホアホ日記書いて「今日はなんて素敵なアホアホ振りだろう」と自分にうっとりしているとテキメンにアンテナ抜けていきますね!なんだよう、この日記の基本はアホアホなのになあ、と拗ねてしまうオレですが、まあ身の程をわきまえてぼちぼちやっていきます。いつも読んで貰ってありがとうです。アンテナ上がって無くても多分毎日書いてるのでヨロシク!(…う〜んやっぱりなんだか悲しい…。)

迷狗屋迷狗屋 2006/07/14 19:18 こんにちは。私も香港映画って苦手なイメージだったのですが。キョンシー映画とチャウ・シンチーにそのイメージを取り払ってもらいました。。。「カンフーハッスル」で、2人の琴師(?)が楽器音で攻撃する(音が、髑髏騎士みたいになる)シーンが大好きです。

globalheadglobalhead 2006/07/14 20:24 実はオレ今キョンシー映画見てるんですよ!ブームだった頃は馬鹿にしてたんですが、今見てみると、これってファンタジー映画だったんだ、と発見してしまいました。迷狗屋さんの日記のキョンシー映画レビューも読みました。迷狗屋さんが酷評だった「少林キョンシー」も面白く観ちゃいましたよ。でもやっぱり最初のが一番面白いのかな。でもDVDじゃ置いてないんだよね、近所のレンタル屋。ビデオデッキもう部屋に無いし。カンフーハッスルの骸骨騎士の場面もファンタジックで楽しかったね。今度チャウ・シンチーでキョンシー映画撮れば最強かも!?

迷狗屋迷狗屋 2006/07/15 02:12 キョンシー観てるのですかっ。やっぱ「霊幻道士」の一作目は傑作ですよねぇ。私もチャウ・シンチーにはキョンシー映画創って欲しいなぁと凄く思ってます。
私は、未だに、廉価の激安ワゴンビデオセールが好きなのでビデオデッキがないとちょっとキツいです。

バナナ牛乳バナナ牛乳 2006/07/15 07:34 アンテナの調子が悪かったんすか?
カウンター10万突破おめ!めざせ書籍化(うそ)。
置かれるとしたら、きっとサブカル部門だろう。
エッセイ(男性)じゃなくて。
‘エッセイ’ってすごい響きだな……( ゜д゜)
わたしも歩くのが一番好きっすよ。運転は苦手だ。
もずくだろうがとんぶりだろうが
唯一無二の文体リズムと最強キャラがお気に入りなので
これからもがんばってください!←励ましのおたより

globalheadglobalhead 2006/07/15 07:55 >迷狗屋さん
「ゾンビ」における死体の甦りは、メシアなき最後の審判という、救い無き黙示録的世界を描き、実は白人の宗教史観がその底流にあったのと比べ、キョンシーにおける死体の概念は風水と道教が根底にあるのですね。つまり同じ動く死体でも似て非なるものであるのです。もちろんキョンシー映画では風水も道教もアイディアとして拝借したものに過ぎないのでしょうが、その法則性の複雑さが映画に奇妙な深みを持たせている。そこが面白い。やっぱり火付け役だった「霊幻導士」観なきゃ始まらんのでしょうねー。

globalheadglobalhead 2006/07/15 08:25 >バナナさん
来たなバナナ牛乳。3年もやりゃあこんなもんでしょうねい。それだけやってもネットの人間関係の広がりの無さは現実のオレの生活を反映しておりますなあ。わっはっは。どうもグループとか仲間意識とかが苦手な人間なんでな。ひょっとしてバナナとも結構長いのかもなあ。最近呼び捨てだし。(おい)しかしオレ”サブカル”だったのか…。以前別の人にも言われてたなあ。本人はエッセイのつもりだったんだが(嘘)。実はTVブロスのような軽い雑誌の記事みたいのを目指してたんですよ。メモ的にデータ羅列したりURL貼りまくるのじゃなくて。だからキャラを作って割と長めの文章にして最後にオチを付けるようにした。まあ実はかなりいい加減に書いてるがな!金取ってるわけじゃねーしな!しかしバナナさんとんぶりて。メモリのもずく、記憶領域のとんぶり…(泣)。

paseyopaseyo 2006/07/15 10:27 本当に「メモリのもずく、記憶領域のとんぶり」になってるし! 泣きながらタイトル修正したんですね。なんて素敵なアホアホ振り‥‥と電柱の陰で可憐に頬を染めながらヤジ飛ばしてみました。

rinjirinji 2006/07/15 12:25 「キャラを作って」ってのは、フモさん以外の登場人物のことですよね。フモさんは日記のまんまだから。

globalheadglobalhead 2006/07/15 15:19 >paseyoさん
わはは、気付いたとは!泣きながら直したよ!ただ今期間限定で「もずく・とんぶりフェア」開催中!もずくが塩辛いのはオレの涙の味さ…。しかしオレとんぶりって食ったことが無いことに今気が付いた。美味しいのかなあ。今度買ってきますのでその時は電柱の陰のpaseyoさんにも御裾分けをしてあげるからそれまでpaseyoさんは電柱で待機!

globalheadglobalhead 2006/07/15 15:21 >厘時さん
バラしちゃ駄目だよ厘時さん!”いつもアホアホな事ばかり書いているけれど、本当はダンディでクールでかっこいいちょっぴり寂しがり屋のナイスミドル”というイメージで女子のハートを鷲掴み、これからはモテモテでウハウハだぜ!という遠大かつセコさ100万倍の計画の最中だったというのに!

バナナ牛乳バナナ牛乳 2006/07/17 09:27 あああああっ!ほんとだ。とんぶりになってる。
さすがフモさんエスプリがきいてますな(ごみんよ)。
>最近呼び捨てだし
呼び捨て結構!みんなの下僕バナナ牛乳ですから!
ブロスのコラムは確かに読み応えありますな。
あれは隔週だけど、それを毎日やってるところが
ちょっとぜーたくなインターネッツですねここは(・∀・)

globalheadglobalhead 2006/07/17 10:18 わはは!どうだ参ったか!これからは「もずくとんぶり」として御愛顧下さい。(そのうち戻すが)そういえばバナナさんの一言でTOP絵にガチャピン入れたこともあったな!コメントからエントリ作った事もあるし、結構アイディア貰ってるよね。オレも面白がってやってんのでOKっすよ。
ブロスのコラムはロマン・ポルシェ。のが面白いですな。あそこまでのマニア度は無理としてもせめてキリンジのコラムぐらいのレベルは目指したい!と斯様に思うとります。爆笑問題のは真面目なので読まないなあ。あとなぜか光浦靖子のが何故か好きだったりして。
>ちょっとぜーたくなインターネッツ ええ、今日も早起きしてエントリ書いてました…。お昼までもう2、3個書こうと思っております…だから読んでね、グスッ…。(泣き落とし)

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20060713(Thu)

globalhead2006-07-13

[]M:i:III(ミッション・インポッシブル3) (J・J・エイブラムス監督 2006年 アメリカ) M:i:III(ミッション・インポッシブル3) (J・J・エイブラムス監督 2006年 アメリカ)を含むブックマーク M:i:III(ミッション・インポッシブル3) (J・J・エイブラムス監督 2006年 アメリカ)のブックマークコメント

ミッションインポッシブル3である。説明不要のドンパチ映画である。えー、大変面白く観させて頂きました。…しかしこれ以上感想が出ない。とかくブロックバスタームービーというのは遊園地のアトラクションみたいなもんで、席に座ったらあとは料金分ハラハラドキドキさせてくれれば機能は果たしているのだから、ジェットコースターに心理描写や政治背景など必要ないように、この映画にもそんなものを持ち出すのは野暮なんであろう。

デ・パルマの「1」、ジョン・ウーの「2」はそれぞれ監督の癖なり独特の手法があって、その”臭み”が所謂アクション映画になにがしかのプラスアルファを持ち込んだのであろうが、J・J・エイブラムスの「3」ではそれがあるわけでもなく、だから見終わった後に映画談義するほどの”何か”が無い、ともいえる。ちなみに「1」はデ・パルマらしいこってりした造りがヨーロッパの翳った町並みと上手く合っていたような気がするし、「2」はジョン・ウーが相変わらずの”オレ節”全開でこれでもかという大味ぶりに、ああやっぱりオレこいつ嫌いだ、という認識を新たにして劇場で1回観たきりDVDでさえも観直していない。でもなんか「3」観たらこの「2」が観たくなってしまった。何故だ。

世界を股に掛け風光明媚なロケハンの中を、SFチックなハイテク機器と殺傷兵器を自在に操り、不死身ともいえる主人公が不可能とも思えるアクションを次から次へと繰り出し、虚構の超国家的組織と世界を蹂躙せんとする絶対悪との戦い、ああこういうのって昔は007が得意だったよなあ、シュワルツネガーもよくこういう映画出てたよなあ、などと思い出してみたが最近あんまり見かけないよなあ、両方とも。

話によるとMTVに出演したジョージ・ルーカスM:i:IIIについて「僕が思うに、トム・クルーズは観客たちがああいうタイプの映画に飽きているということを証明したんじゃないかな。みんなが見たいのは、なにかこれまでとは違うものだ。」などと評したらしいがそのあと「でも(僕の)『インディ』はいつも他の作品とは違っているよ」とか言ってたからインディー・ジョーンズ新作の単なる自己宣伝かよ!とも思ったが、案外そういうところもあるのかもしれない。

あるのかもしれない、などと煮え切らない書き方をしたのは、料金分きっちり楽しんだ映画にケチを付けるのは男としてどうよ、それって姑息なんじゃない?と思ったからであり、トムよがんばったな、スタント全部自分でやったのかよ、あのビルのダイビングシーンも合成とかじゃなかったのかよ、DVD出たら買っとくよ、「4」作ったって観に行くからな、と言いたい気持ちもあったりするからである。

ええとグダグダの文章になってしまったが、面白かったよ!面白かったからね!サイコーだったよ!みんなも観に行くといいよ!などと唐突に持ち上げてお茶を濁しておこう!

[]そんなM:i:IIIの劇場で そんなM:i:IIIの劇場でを含むブックマーク そんなM:i:IIIの劇場でのブックマークコメント

さてそんなM:i:IIIではあったが、こういう大作映画では普段あまり劇場に来ないお客さんも来るので、上映中ちょいとナニな行動を取られる方が多かったりするのである。オレは普段はマナー至上主義なのは如何なものかと思っているが、こと劇場内では鬼奉行と化して厳しい采配をするほうである。だって金払って観に行ってるんだもん。上映中のお喋りなどもってのほかだ!映画にもよるが静かなシーンでバリバリ菓子食うな!こういうのを見つけたら即効ダメ出しするほうである。ただ以前それでガキ泣かせたことがあったがな…。

ただ注意し辛い行動の人、というのも存在して、隣で映画の間中顔をポリポリ掻き毟る方がいて、あれは気になってしょうがなかったが、「顔掻くの止めてください」というのも変だしなあ、などと悩んだものである。あと屈伸運動してるヤツな。ずっと座ってるとそういうことしたくなるのも判るが、かといってずっとしていることないじゃないかお兄さん!という方もいらした…。一番困ったのは聾唖の方が前の席に座った時である。このお二人、映画の間中手話で会話していたのである。だから画面の下にはずっとひらひらと踊る手が見え隠れしていて、これも気になってしょうがなかったが、体の不自由な方だからなあ、と思うと…。

さてこのM:i:IIIでは、隣に座ったオバチャンが両腕の腋の下をずっと掻いていらしたのである。腕あげて。かわりばんこに。まあ、痒いんだろうなあ…でもなあ…。あとこの方ちょっとお口が臭っておりまして…欠伸するたび…ああ…。

それと二つ隣の席では携帯画面を光らせてたオッチャンもいたなあ。いまどき映画館でこんな人いるのかよ、と思ったが、取り合えず注意したら「うん。ああ。」とか言ってるんだよなあ。「うん。ああ。」て。で、またピカピカ光らせてんの。「おいコラ勘弁してくれ」とまた丁寧に言ってあげたら「ああ。うん。」だって…。思ったんだがきっと上映中携帯光らせちゃいかんことを知らないのだろうな。だから何文句言われているのか理解できていなかったのかも。今度来る時はそういうこと覚えて来られて下さい…。

迷狗屋迷狗屋 2006/07/13 17:44 こんにちは。映画館の飲食はどこでも全館禁止にしてほしいと激しく思います。。。たまにワーナーとか行くとうるさいですよね。

globalheadglobalhead 2006/07/13 20:38 爆音や銃声の喧しいアクション映画とかだったら全然構わないんだけど、心理描写の多い静か目な映画だと勘弁してもらいたいよな。で、また食べる人が周りを気にしてそっとゆっくり食べるから包み紙を開いたり菓子袋に手を突っ込む音がじわじわと響く所がまた勘に障る!ポテチをカリカリ食うのは論外!でも劇場も「飲食物を食べる時は周りの迷惑にならないように」とか言いながら「売店ではお菓子の販売を」とか言っているのがなんとも。ただ、外国映画に出てくるみたいにでっかいポップコーンの箱を片手にでっかいコーラのパックをもう片手にしながら映画観るのもちょっとだけ憧れたりなんかして。ポップコーン別に好きじゃないけれど。あと劇場内でのハンバーガー!あれ意外と臭い!!!

20060712(Wed)

globalhead2006-07-12

[]N島の名前 N島の名前を含むブックマーク N島の名前のブックマークコメント

「ウンチN島」はT社のN島係長のニックネームである。元モデルの嫁を貰い、高級ブランドのスーツを颯爽と着こなし、高級腕時計と高級外車を所有し、休日には高級サーフィンと高級テニスに勤しむ高級パワービジネスマンの彼(かなり脚色)が何故「ウンチ」などと呼ばれるようになったか。それは彼から送られてきた一枚のファックスから始まる。


オレ宛に送られてきたそのファックスにはいつものように業務の指示が書かれていた。それを読んでいたオレはふとあることに気付いた。そこに書かれていた下手糞なアブストラクトな手書きの文章、「〜の為、」の「為」の字がくるくるととぐろをまいた曲線にしか見えなかったのだ。そしてその曲線は、どちらかというと「ウンチ」の絵に見えたのである。


「なんだ、これはウンチじゃないか。」オレは早速その書類の「為」の字の横にウンチの絵を書き加え、T社のN島係長の下へファックスで返送したのである。


そして次の日、N島係長から再び送られてきたファックスには、今度は堂々とウンチの絵が描かれているではないか。しかもただのウンチではない。パッチリした瞳には長い睫が生え、星まで輝いている始末だ。にっこりと微笑むその口元は、ウンチでなくて何かのイメージキャラクターを髣髴させる。おまけにその可愛らしいウンチの頭上には、ご丁寧にも一匹の巨大な蝿がブンブンと旋回しているという念の入れよう。どうも彼も気に入ってくれたらしい。


それからというもの、オレとN島係長のやり取りするファックスには、必ず書類のどこか隅にさり気無くウンチの絵が描かれるようになったのである。男同士の絆を確かめる、さり気無い暗号である。


ある日、そのことを電話でN島と話した。

「あれな。」

「あれね。」

「ウンチだな。」

「ウンチだね。」

「ウンチの絵が上手いな、N島。」

「そうかい?」

「あんな素敵なウンチの絵はそうそう見られないよ。」

「ありがとう。」

「それでな、今日から君を”ウンチN島”と呼ぼうと考えてるんだが。」

「ウンチN島…。」

「妙に語呂がよくないか。」

「確かに…。」

「そういう名前のお笑いがいてもおかしくないぐらいだ。」

「いそうだな…。」

「と言う訳で今日から君は”ウンチN島”。ヨロシク!」

「うううう〜。」

…そういった経緯でT社のハンサムガイ、N島君は”ウンチ”と呼ばれるようになってしまったのである。


教訓:いい大人が何やってんだ!

[]うつうつひでお日記 / 吾妻ひでお うつうつひでお日記 / 吾妻ひでおを含むブックマーク うつうつひでお日記 / 吾妻ひでおのブックマークコメント

うつうつひでお日記 (単行本コミックス)

うつうつひでお日記 (単行本コミックス)

失踪日記」が空前の売れ行きを示し、奇跡のカムバックを果たした吾妻ひでお、「失踪日記」が出版されるまでに書き溜めていた漫画日記をまとめたものです。漫画日記とは言ってもただの日記ではなく、アル中治療と鬱病の狭間で仕事もなくただリハビリと同人誌出版の為に書かれていたという結構壮絶な日記です。ですが、悲壮感などは特に無く、ただ淡々と鬱と戦いながら時にはジョシコウセイの制服に妄想を膨らませる、お茶目なひでおオジサンの平凡な日々が書き綴られています。

なので吾妻ひでおファン以外には無意味な日記なのかもしれませんが、それとは別に、この日記を読みながら、オレははてななんかで見知らぬ方の日記を読んでいる時に感じる、「平凡かもしれないけれどこの人はここにいて、なんやかんやありながら生きているんだな」という奇妙な感慨を覚えました。だからねえ、毎日何も起こらず、日々図書館と家を往復して、朝も昼も大体似たようなものを食べて、漫画描いて、ちょっと鬱になって、なんだか昼寝して、…ということが延々繰り返されるにも拘らず、読んでいるこちらも淡々と読んでしまうんですよねえ。

びっくりしたのが吾妻さんの半端じゃない読書量。ジャンルはSFとミステリが多くて、小説も漫画も、多い時には一日二冊は読むとの事。短い感想しか書かれてはいませんが、吾妻さんが「これは面白い!」って言った本って、何故か読みたくなってしまう。漫画は付いていますが、短い文章で他人に読ませたくなるのって、これ書評として優れているって事じゃないですか。これ、ある種の書評本として読んでも面白いかもしれません。

ところで、「失踪日記」で好評を得た吾妻さん、出版社に続編を頼まれたらしいんだけれど、2006年6月現在、「1ページも描いてない」とのこと。ま、吾妻さんらしくていいんじゃないかな!

NABESUKENABESUKE 2006/07/12 12:25 そのN係長、ただ今高級夏休みを利用して高級海外旅行中だとか…

globalheadglobalhead 2006/07/12 12:30 えええ!それは超高級!じゃあ今日から「ウンチN島」はやめて「ゴージャスN島」に変更だ!やっぱり旅行先はフィリピン、中国、ロシア、コスタリカ…ってそれはA君だ!

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20060711(Tue)

globalhead2006-07-11

[]世界一周:A君の旅 世界一周:A君の旅を含むブックマーク 世界一周:A君の旅のブックマークコメント

先週はボーナスが出たのであったが、オレはというと田舎の病弱な母の医療費の為に仕送りをしてほぼお仕舞である。

いっそ清々しいくらいである。

親孝行ぐらいしないでどうするんだ、である。


とネットには書いておこう。


ちなみに仕送りして残った分はブラ子とmomokoにお洋服を買ってあげる予定である。

しかし…他に楽しみ無いのかよオレ!

ああいいんだよ!


さてわが事務所のA君。

オレが「Aよ、ボーナス貰ったら何に使うんだ」とさり気無く訊いて見ると、俯きながら「キシシ」などと思い出し笑いなどをしているではないか。

なんだかムカつく。

それでオレはAを紳士的に首締めするとAのこめかみを平和的に拳でグリグリし、「あんだよー、笑ってねーで言いやがれオラ。」と優しく恫喝してあげたのである。

するとA、窒息しながら「指名ですよ指名!」などと言っているではないか。

「あんだそれは。」

首締めを解いたオレはAに詰問した。

「いやあのー、新しいコが…。」と一言。

ほう。

彼お得意のフーゾクだったのか。

「また南国フィリピンか。」

「いやー。」

「まだボーナスは出てないから額によって今日のメニューが変わると言うことだな。」

「いやあのー。」

「少なくとも3人はキープしたい、と言う事だな。」

「いやいやいや。」

「額によってはあわよくば4人…などと考えてるな。」

「いや、そんなには」

「しかも今回は南国フィリピンだけではない。中国も、ロシアも攻めるつもりだな。」

「ええええええっ。」

「そして思ったよりボーナスの額が良かったら、もう1名コスタリカあたりを狙っているのだな。」

「いや、違いますよ!」

「この欲張りめ!」

「一人で十分ですよ!」

「夜の飲み屋で世界一周とは贅沢なヤツだな!」

「だから違いますってば!」

「野望は世界征服か!」

「そうじゃなくて!」

「目指すところは夜の帝王だな!」

「違ううううううっ!」

そして今日もオレの事務所には雄たけびが鳴り響くのである。

KIKIKIKI 2006/07/11 12:25 そして、A君の真相はいかに!?

globalheadglobalhead 2006/07/11 14:20 いやー、その後も話は大きく膨らんでいったんだが、あまりにもろくでもないお話になってしまい、これじゃシャレにならんじゃろ、ってことで日記に書くことは出来ない…。あとでこっそり教えちゃる。

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20060710(Mon)

globalhead2006-07-10

[]プルートで朝食を (二ール・ジョーダン監督 アイルランド/イギリス映画) プルートで朝食を (二ール・ジョーダン監督 アイルランド/イギリス映画)を含むブックマーク プルートで朝食を (二ール・ジョーダン監督 アイルランド/イギリス映画)のブックマークコメント

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」「クライング・ゲーム」のニール・ジョーダン監督の新作はトランスジェンダーな青年の自分探しの旅です。


舞台は1960年代のアイルランド、神父の家の軒先に捨てられた幼児は成長すると女装に惹かれる少年へと育っていった。周囲との軋轢に苦悩する彼の心を慰めるのは、自分を捨てた母親への思慕と憧憬だった。そして青年へと成長した彼は、母親を探す為にロンドンへと旅立つ。


物語は、60年代〜80年代のイギリスの音楽、ファッション、社会背景を存分に盛り込み、女装・同性愛者であることから世界と隔絶した青年が最後に”本当に大切なもの”を見つけ、自分と世界を取り戻すまでが小説のように短い章立てで描かれます。そこでは自らの暗い出自と共に、アイルランドとイギリスとの政治的抗争、テロリズムが影を落とし、主人公パトリックを二重に引き裂いてゆきます。トランスジェンダーの物語として見るのと同時に、60年代〜80年代のアイルランド/イギリスの青春群像として見る事も出来るのではないかと思います。こうして書くと暗い物語のように取られるかもしれませんが、主人公パトリックの夢見ているような生き方がどこかファンタジックでファニーな雰囲気を映画に醸し出し、時にはくすりと笑わせてくれるような、奇妙な明るさが物語を救っています。


物語だけで言えば、トランスジェンダーで、あれこれ辛いことがあって、出会いや別れがあって、本当の幸福を最後に見つけられて…と、この手のドラマではよくあるような展開になってしまい、新鮮さに欠けていることは否めません。映画としては凡庸かと思います。ただ、どこかこの社会での生き辛さ、疎外感や孤独感がより明確に浮き彫りにされ易いと言う意味で、同じような痛みを抱いたことがある一人の個人として、トランスジェンダーの物語には普遍的な共感を感じます。そして、それらを乗り越えたトランスの人たちには普通に生きている人間なんかには及びも付かない強い”輝き”を見る事ができます。この一発逆転の満塁ホームランみたいな眩い生命力の輝きと強靭さが彼らの物語にはあります。


この映画で際立っているのは主人公パトリックの頑固なまでの夢想性でしょう。監督ニール・ジョーダン曰く「ほとんど狂気とも思えるほどの信念を持ってこの世の中を美しい場所だと思い込むことで、パトリックは例え現実で全てを失ってしまっても、何も失われていないことに気付くのだ」とあるように、どのような苦く惨い現実が目の前にあっても、パトリックの夢想はそれをやすやすと飛び越えて、唯一つの幸福の情景の中で彼を救うのです。タイトル「Breakfast on Pluto」は「星々を訪ねて火星に向かう、そして冥王星(プルート)で朝食を」という主人公の作った詩からとられていますが、あたかも異星で生きているかの如くこの生を生きるパトリックの夢想性を端的に顕したタイトルになっています。


これを現実逃避だとはオレは思いません。むしろ、”現実”とされていることをさっさと飛び越してしまうことなんだとオレなんかは思う。映画の中でパトリックは「真剣(シリアス)、真剣、っていったいナニが真剣だって言うのよ!」と何度も毒づきますが、これは”現実”はたった一つしかないんだからそれに従え!というそれらの声を《否定》しているんだと思う。


”現実”なんて人それぞれが見るこの世の諸相の一つでしかない。客観的な現実なんか存在しない。だから私をあなただけのものでしかない”現実”に従わせるな!そんな貧相な現実を私に押し付けるな!パトリックは夢見るような瞳で、本当はそんなことを言っていたような気がしてなりません。この世界がどのように過酷で辛いものであっても、夢を見ているように生き、夢を見ているように死にたい。そして、夢見続けたパトリックのその夢想は、最後に、暴力と疎外しか生まない下らない現実に、勝利するのです。


余談ですが、映画の最中、パトリックを甘言で誘って殺そうとする変態中年が出てきます。んん!?なんか見たことがある顔…と思ってたら、


ブライアン・フェリーが変態役で出演してました。


(↓お美しいパトリックさま(キリアン・マーフィ))

f:id:globalhead:20060710121151j:image

hisamura75hisamura75 2006/07/10 13:06 ふーん、まぁ、別に見なくてもいいかな……と思いましたが、最後の2行で大どんでんがえし。なんですかそのハマリすぎなキャスティングは

globalheadglobalhead 2006/07/10 13:47 たった1,2分のチョイ役…さらにこれが映画初出演…しかし板に付いた変態ぶり…。ナニがあったんだフェリーさぁ〜〜ん!って感じでした…。

迷狗屋迷狗屋 2006/07/10 21:18 こんにちはぁ。「バタリアン4」と
「プルートで朝食を」観に行ったんですねー。
自分が鑑賞した後にしか、人の感想が読むことが出来ない私なので、読むのが凄く後になりそうですけど、観たら記事を読ませて頂きますね〜。観たい映画もどんどん溜まってしまいますです。。。

globalheadglobalhead 2006/07/10 21:34 おお迷狗屋さん!「バタリアン4」と「プルートで朝食を」、両方とも迷狗屋さんのお勧めがなければ観に行ってませんでした。「バタリアン4」は自分的にはイマイチっぽかったけれど、いずれDVDで出ても観たはずなので、早い情報があってとても参考になりました。セレクトのセンスがとてもオレ好みなので、また面白そうなものがあったら是非教えてくださいね!ちなみに「リブ・フリーキ!〜」はDVDで観るかもなあ。オレ、レイトショー苦手なんですよ。何故って、夜は酒飲む時間だから。(おい)

shidehirashidehira 2006/07/11 00:55 主人公がアイリッシュでパトリックというのが意味深ですね。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~simone/aya/pan/p_nr/patrick.htm#Patricia

globalheadglobalhead 2006/07/11 08:38 へー、面白いですね。あちらの国の名前の意味ってあんまりピンとこないですよね。BRIDGESTONEなら判るが(ってそれは日本人だろ)。やっぱり聖人系が多いんでしょうかね。日本だと自然物が多いことになっちゃうのかな?

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20060709(Sun)

globalhead2006-07-09

[]バタリアン4 (エロリー・エルカイェム監督 2005年アメリカ作品) バタリアン4 (エロリー・エルカイェム監督 2005年アメリカ作品)を含むブックマーク バタリアン4 (エロリー・エルカイェム監督 2005年アメリカ作品)のブックマークコメント

なんとあのバタリアンに続編が出来ていた!ということで世間では「ミッション・インポッシブル3」の公開初日だというのに、オレのほうは銀座のシネパトスへバタリアン4の初日1回目へと足を運んだのさ!ちなみにこの銀座シネパトス、B級ホラーやアクションものなどを得意とする映画館で、同じ単館系でも人生だの愛だのとオシャレくさくて女々しい映画をやる他の単館系映画館とは一味も二味も違う男の匂いのする映画館さ!男はやっぱ血糊と爆炎が好きなんだよっ!どんなに驚くべき超能力を持ってても最新の殺戮兵器持ってても最後には何故か殴り合いで解決する映画がお気に入りなんだよっ!当然当日も男の匂いをさせた男たちが(当たり前か)血飛沫の饗宴を今や遅しと舌舐めずりしながら劇場前に並んでいたよ!


という訳で映画が始まった訳だが、冒頭はいきなりチェルノブイリ原発跡地だ!?これどうやって撮影したの?ここで例の「バタリアン」で出てきたアメリカ陸軍の秘密ガスが裏取引されるんだね。で、いきなりゾンビさんの登場だ!…んんん、でも特殊メイクちょびっと薄味ね…。と思ってたら舞台はいきなりアメリカのハイスクール!青春ホラーかよ!


で、まあその後事故で病院に送られたはずの友人が巨大コンツェルン「ハイブラテック社」に運ばれて、それを救出するために高校生たちが施設に侵入して…となる訳だが、その「ハイブラテック社」はかつてゾンビ処理を請け負う仕事をしていた…というのが面白いね。そして今秘密裏にゾンビ開発に取り組んでいたんだね。なんか「バイオハザード」の「アンブレラ社」と似ているね!拉致された友人はその人体実験用だったんだ。でまあいろいろあるわけだが、高校生、ゾンビかどうかも判っていない浮浪者をいきなり銃で射殺かよ!血に飢えた高校生だね!高校の名前は多分コロンバイン高校だね!んで、既にアルバイトで施設に勤めていた高校生の一人が友人達を施設に入れるためセキュリティを弄るんだが、操作間違ってゾンビが施設中に溢れかえった!次々と血祭りに上げられる高校生!…っておいおい、じゃあこの映画のパニック起こしたのは煎じ詰めればお前らじゃないかよ!自業自得かよ!


とまあかなり温い演出の映画で御座います。ゾンビは何故か体を銃で撃たれても倒れるし、格闘技で伸されちゃうし、んんん、それはちょっと如何なものかと。いろんな面で削ったほうがいいシーンとか、もっとしつこく演出したほうがよくなったシーンとか、シナリオ書き直したほうがいいだろうシーンとか、プロットがぐだぐだになっているのは否めません。特に軍用に改造されたコンバットゾンビ!なかなか格好良かったのにあっさりやられて、使い方間違っていたと思う。むしろ彼らを映画の中心に添えて演出すれば、ゾンビ映画の中でも画期的な作品になっていたかもしれない。だって両手がガトリングガンになっていてアーマー着ているゾンビだぜ?このゾンビがターミネーターよろしくしつこくしつこく高校生を一人ずつ血祭りに上げてゆくプロットだったら面白くなっていたんじゃないか。で、ブチ殺された高校生も改造されてコンバットゾンビに生まれ変わってかつての友人達をなぶり殺しまくる!とかさ。どうだろ、このアイディアでもう一回作り直さないかな、タイトルは「バタリアン4:コンバットゾンビ襲来!」とかさ。あ…やっぱつまんないっすか?


なんて書いてたら「バタリアン5」ももう製作されてるとか。内容は…ムムム。http://sangre.blog1.fc2.com/blog-entry-115.html


(↓劇場で先着プレゼントされていたバタリアンコースター。イカス。)

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20060708(Sat)

[]隠し部屋を査察して / エリック・マコーマック 隠し部屋を査察して / エリック・マコーマックを含むブックマーク 隠し部屋を査察して / エリック・マコーマックのブックマークコメント

隠し部屋を査察して (創元推理文庫)

隠し部屋を査察して (創元推理文庫)

カナダの作家エリック・マコーマックの短編集。

いや〜なにしろ不気味で嫌らしいお話が目白押しです。かと言ってホラーという括りでもなく、やはり奇妙な味の作品と言うのでしょうか。

巻頭の「隠し部屋を査察して」は不条理劇めいた短編で、不可思議な社会と理解不能な制度の中で生きる畸形的な人間達を描いています。

「パタゴニアの悲しい物語」ではキャンプの火を囲んで男達が自らが見聞きした薄気味悪い悲惨な話を順繰りと話してゆく、という物語ですが、この短編集自体が「パタゴニアの悲しい物語」で物語られる汚らわしい話なのではないかと思えてきます。

「刈り跡」はある日世界に幅100メートル、深さ30メートルの亀裂が出来、それがあらゆる物を飲み込みながら秒速で地球上を横断していく、という大胆でSFチックなストーリー。しかしその筆致はパニックを物語るわけではなくあくまでもシュール。

一転、「庭園列車 第一部:イレネウス・フラッド」ではとある島での邪悪でおぞましい習俗と、淫靡で悪魔的な性技が物語られ、同「 第二部:機械趣味」では列車の中に作られた奇妙な異次元の世界を闊歩する男を描いています。

そして何よりもイヤ〜な気分になれるのは「祭り」という短編。祭りの趣旨も、祭りに集まる人々についても、何も説明されること無く異常で吐き気を催すような「出し物」が演じられていきます。

これらエリック・マコーマックの物語は、ヒロエニムス・ボシュの描く幻想絵画《地獄》の中から抜け出してきた悪夢の生き物達が、人間の皮を被ってこの世界の歪んだ戯画を演じているような、黒い哄笑とサディスティックな苛虐に満ちています。

エリック・マコーマックはイングランド出身のカナダ移住者なのですが、「海を渡ったノックス」はその彼の出自を語ったと思われる作品。新大陸に上陸したヨーロッパ人たちが現在カナダである土地で原住民達をなぶりものにしてゆく惨たらしい話ですが、信教の名の下に異端者・異邦人を虐殺していったヨーロッパとカナダの歴史の裏の陰惨さが、彼の創作する作品の元になっているような気がします。

このように猟奇的な作品が目白押しなエリック・マコーマック、なかなか楽しめる作品集でした。

[]君は燃えているか 君は燃えているかを含むブックマーク 君は燃えているかのブックマークコメント

ところで今ZIPPOのオイル入れ替えて火を付けたら手にもオイルが付いていたらしく、オレの両手が盛んに燃えている最中です(マジ)(ダイジョーブかよオレ!)。

バナナ牛乳バナナ牛乳 2006/07/09 17:18 まじで?画像ウプ!
フモ イズ バーニン!!

globalheadglobalhead 2006/07/09 17:58 燃えている最中に、んな写真撮れるかぁあぁ〜〜〜!!
(あんまり熱くなかった)

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20060707(Fri)

globalhead2006-07-07

[]それは劇薬だった それは劇薬だったを含むブックマーク それは劇薬だったのブックマークコメント

ある休日のこと。

日頃不摂生と暴飲暴食生活を我が世の春とばかりに謳歌しているオレであるが、たまには野菜でも摂らにゃああかんじゃろうと、野菜ジュースを飲むことにしたのである。そして「1日1本!12種類の野菜!」とかいう有難い名前の野菜ジュースをなみなみとコップに注ぐと、「やっぱこれがなけりゃあ始まらんじゃろう」と、隠し持っていた伝家の宝刀ペッパーソースを懐から取り出し、おもむろにジュースにたらしたのである。そう、オレは常時ペッパーソースを肌身離さず携帯し、いついかなる時でも脳内に灼熱の熱帯を呼び込めるように準備しているのである。刺激物が好きなのである。かくいうこのオレ様もペッパーのようにピリリと辛い刺激的な男であることは言わずもがなのことであろう。(すいません、ちょっと嘘です)


しかしこの時のペッパーソースが悪魔のペッパーソース、「デスソース」であったことから全ての悲劇は始まったのだ。実は辛さを表す単位には「スコヴィル値」というものが存在するが*1、この「デスソース」はタバスコの23倍のスコヴィル値=辛さを持つ恐るべきソースなのである。*2


ここで運命の歯車は狂ってゆく。一滴のつもりで入れた筈のデスソースは、意に反してダボダボと大量に野菜ジュースに注ぎ込まれてしまったのである。実はこのデスソース、粘性が高い為、タバスコ瓶よりもソース液の出る口が若干広いのである。知らなかった訳ではないが、ついいつものタバスコを振るようにかけてしまったのだ。そしてそのダボダボの量は決して見過ごすことの出来ないものであった。例えば注がれたデスソースがタバスコ10滴分の量だとしよう。そうするとこの時野菜ジュースに注がれたのはタバスコ230滴換算の辛さのペッパーソースとなるのである。辛さで言うならタバスコ一瓶分ぐらいはあるかもしれない。タバスコ一瓶は60mlだが、計算するとデスソースは2.6mlでタバスコ一瓶分の辛さだからである。


だがオレは一瞬躊躇したがまあダイジョブだ!と、あまり気にせずデスソース入り野菜ジュースを一気に飲み干してしまったのである。(基本的に全ての飲料は一気飲みするオレである。)だいたい人生それ自体「なんとかなんべえ」とこの歳まで生きてきたオレだ。だがこの「なんとかなんべえ」が命取りとなることもあるということをこの時身をもって知ったのだ。


最初は「あーやっぱちと辛いねえ」程度に思ったのだ。

しかし数分後。

きた。

きました。

凄まじい激痛が。

胃の中一杯の金タワシが胃壁を削っているかのような痛みが。


なにしろタバスコ一瓶を一気に胃に流し込んでしまったようなものなのだ。七転八倒とはまさにこのことである。あまりにも阿鼻叫喚の惨たらしい有様だったので詳細には書かないが、一時は救急車?とまで思ったぐらいだ。しかしデスソースで死んじゃったらそれは単なるシャレである。墓碑銘には「デスソースに死す」とか書かれるのだろうか、オレはシャレのために死ぬのだろうか、日頃幾ら人生ネタだらけ!とか言ってても、ネタのために死ぬとは如何なものであろうか、などというようなことが走馬灯のように脳裏をよぎったのある。しかし。幸運なことに九転十倒ぐらいした頃にはなんとか痛みは収まってきた。悪運の強い男である。文字通り地獄からの生還だ。いまや「地獄から還ってきた男」といえばチャック・ノリスかオレかというぐらいである。…などと冗談言っている場合ではない。

いやあの時はホントに参った。皆さんもデスソースの取り扱いには十分気をつけましょう。


と言う訳でここで一言:

「腹も身のうち!」

*1:スコヴィル単位:http://www.kanshin.com/keyword/205716

*2:激辛ソースのスコヴィル値:http://homepage2.nifty.com/~yabu/hot/Scoville_Unit.html

paseyopaseyo 2006/07/08 00:03 あはははは! って笑い事じゃないか。リンク先も凄いですね。私は激辛モノを食べた後、2〜3日は体調が妙な感じになります。でも好きなので食べますけど。フモさんの身体を張った教訓を踏まえて、これからは嗜好品は死なない程度に楽しむことにします。

globalheadglobalhead 2006/07/08 10:13 全くナニやってんでしょうねえ。いったいナニにチャレンジしてるんでしょうねえ。さすがに懲りてあれ以来デスソースは1回1滴!を遵守しております。でもオレの場合辛いモノ好きというよりジャンクフードが好きなだけかもという危惧が。兎に角何でも辛くしちゃうんですよ。七味とか胡椒とか袋買いで袋ごと掛けてます。以前「オレと辛い物」というエントリ書いたことがあるのでよかったら読んでみて下さい。http://d.hatena.ne.jp/globalhead/20050529
paseyoさんも辛いもの好きなんだあ、と思ったら以前エスニック料理のこと日記に書いてましたね。辛いものはなんかこう脳にガーーーッ!!と来るのがいいですよね。…あれ、オレだけかなあ?

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20060706(Thu)

[]ビーチがロデオのmomokoなの ビーチがロデオのmomokoなのを含むブックマーク ビーチがロデオのmomokoなののブックマークコメント

■momokoDOLL Beach Rodeo

momokoDOLL Beach Rodeo

momokoDOLL Beach Rodeo

《オレとオニンッギョ!》と題して三日間エントリ垂れ流したオレであるが、やはり最後はきちんとオニンッギョを紹介して終わろうと思う。

momokoDOLLの最新作はビーチロデオたん。ビーチでロデオである。いろいろ乗り回しちゃうんである。凄エ。とか思っていたらビバリーヒルズの高級ショッピング街ロデオドライブを闊歩するお洒落なイメージなのだとか。

ううう…オレはてっきり千葉の九十九里海岸に電動ロデオマシンを持ち込みイワシまき網漁業に勤しむ腰の曲がった皺だらけのじいちゃんばあちゃんのあたかもレーザーサイトの如き刺すような視線を浴びながらマシンにまたがり「ひゃっほう」とか言いいつつハマトビムシの様にぴょんぴょん跳ねているおしゃまなmomoたんの絵を想像して暑苦しい胸毛の生えたこの胸をあられもなくときめかせていたというのになんだか肩透かしを食らったような気持ちである。返せオレの純情を返せ。

…すまん。この意味不明な文章は忘れてくれ。

しかしこんがり焼けた褐色のお肌が悩ましい。やっぱり九十九里海岸で焼いたんだろうか。(もういいって)頭頂でまとめた髪は顔の輪郭をきりっと見せてとても凛々しいし、ビキニの上に羽織った白いベストとふんわり広がるスカートもキャワイイ。やはりこういうのは”リゾートっぽい”というのだろうか。リゾート…リベートと同様オレの人生にこれまでもこれからも縁の無い言葉だな。塩化リゾチームのお世話にはよくなっているが。しかし自分の人生に縁の無い言葉って多いよな。「南の海でパラダイス」とかな。どっちかというと「今日も飲みすぎ腹イタス」だな。

…スマン、セキグチさん、本当にスマン…。

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■豆momoko・ゆきんこ

豆momoko ゆきんこ

豆momoko ゆきんこ

…なんだかはずみで買ってしまった豆momokoである。何で買ったのかよく判らないのである。オレ自身扱いに困っているんである。耳元で妖精が囁いたのかも知れない。第16銀河系の宇宙親善大使フンフンスンスンホンホン氏が超越瞑想電波をオレの脳髄に送り込んできたのかもしれない。まあよくあることだ。ただ地球マントルの奥底に存在する黒太陽の毒電波だけには気をつけないといけないけどな。

…すまん。例によって忘れてくれ。最近うわ言を言う癖が付いてな…。

ええと、豆momokoである。名前はゆきんこである。こころなしかホッペがリンゴのようである。相変わらずふてぶてしい顔をしているが、多分逆らったりすると雪山からウーを呼んで襲い掛からせたりするんである。まあお正月になったらお供えの横に置いとけば感じが出るかもしれない。正月はやはりトーホグが似合う。リゾートよりトーホグ。バカンスより正月。果たせぬ夢ではあるがオレにもしもガキがいたら名前は「正月」と付けていただろうな。春に生まれようが夏に生まれようが名前は「正月」。きっとスゲエぐれるだろうなあ。「なんで”正月”なんて訳の判らない名前付けたんだよクソオヤジ!」などと叫ぶわが息子ないし娘。「正月の何が悪いんだ正月!正月だから毎日めでたいじゃないか正月!」などと親と子の胸に迫るドラマが毎日繰り広げられるのである。ああ、なんだかわくわくするなあ。

…スマン、セキグチさん、またもや本当にスマン…。

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yookooyookoo 2006/07/06 12:33 やっぱりフモさん、ロデオさん買われたんですね。わたしはまだです。この子、大好きです。すっごく魅力的。フモさんの写真もまたものすごく素敵ですね。ぞくぞくしちゃいます。ついでに悩殺水着姿もご披露してくださるともっといいなあ。

globalheadglobalhead 2006/07/06 12:49 おお、でこぽんさん。ありがとうございます。日焼けしたmomokoも新鮮ですな。しかしバイロン・ラーズの見た後だととても淡白に日本人して見えるよなあこの顔。悩殺水着かあ…脱がせるの恥ずかしいなあ…ってオレが恥ずかしがってどうする!(検討しておきます…)

バナナ牛乳バナナ牛乳 2006/07/07 07:08 セキグチさんて、メーカーさんの名前だったのか。
またフモさんのうわ言なのかと思ってたよ。
にしても、いつにも増して写すのうまいなあ。
ちょっと下から撮ったヤツなんて、光の加減とかもあって
他の画像より気温が高めに感じてしまうぞっ。
そしてわが分身豆モモですが、いきなり冬に逆走だね!
寝癖っぽいとこが萌えますDEATH。

globalheadglobalhead 2006/07/07 09:46 来たなバナナ牛乳。最近うわ言が増えてきたフモで御座います…。写真気に入ってもらえたか。ありがとな。ただどうも持ってるデジカメの性能に限界を感じてて、ボーナスで買い換えるかちょっと考えちゃったよ。ちょっと画像荒いでしょ?でもmomokoブラ子写真しか撮らないカメラに5万円とか掛けられるかが問題だがな…。豆モモ突っ込んでくれてありがとう。そうかやはりバナナは豆モモ系だったのか。多分つぶらな瞳が、と思っておこう!

FuetaroFuetaro 2006/07/07 11:32 デジカメの話が大好きな僕が来ましたよ。ドール撮影にオススメなのがこれ。1cmまで寄れるマクロと手ブレ補正が売りで3万円で買えるっす。
http://kakaku.com/item/00502010970/

globalheadglobalhead 2006/07/07 12:10 おー。実はフエタロさんデジカメ詳しそうだったから個人的に訊こうと思っていた矢先だった!参考にさせていただきます。さんくすフエタロさん。

FuetaroFuetaro 2006/07/08 16:44 デジカメ買いに行くなら呼んでください!他に要望があれば(サイズ・値段・機能等)お似あいの機種を選びますよ。

globalheadglobalhead 2006/07/08 17:07 ありがとございますー。財布と預金残高と相談中でゴザイマス。今のもエントリーカメラということで半年前ぐらいに買ったのですぐ買い換えるのもナニだと思いつつ、撮れば撮るほど不満が溜まってゆくんですよねー。今までUPした写真って昼間日光が部屋に入っている時に撮ってるんです。人工光だともう完全にダメ。普通に風景や人物撮るのには問題ないカメラだと思うんだけれど、人形みたいな小さいもの撮るのには全然適してないと思う。ISO感度も400まで。手ブレしまくり。あああ段々欲しくなってきた!

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20060705(Wed)

[][]オレとオニンッギョ!(その3) オレとオニンッギョ!(その3)を含むブックマーク オレとオニンッギョ!(その3)のブックマークコメント

■最初に買ったオニンッギョ

昔は、世の中に”フィギュア愛好家”なるものが存在するのは知ってましたが、自分が手を出せば絶対ハマって抜け出せなくなるだろうなあ、と薄々感じていたので知らない振りをしていたんですね。ところが、ある日映画「インディペンデンス・デイ」を劇場に観に行った時のこと。オレ好みの実に面白い映画だったのですが、帰り際売店をふと覗くと映画に登場したエイリアンのフィギュアが売っているではありませんか。「おおおお、こ、これは!」大層よく出来ているそのエイリアンのフィギュアに感動して、天に誓った”フィギュア禁制の掟”をすっかり忘れ、ポーンと買ってしまったんですね…。ええ、全てはここから始まりました…。知恵の味を齧ったアダムとイブの如く、オレはフィギュアなんか知らなかった楽園を追放され、”買っても買っても終わることが無い”オニンッギョ地獄へと堕とされたのですね…。

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■最初に買った”美少女”オニンッギョ

最初はSPAWN等のモンスター系のフィギュアを集めていたんですよね。で、ここでもやはり掟を作って、”アニメ美少女フィギュアには手を出さない”と誓っていたはずなんですが、ある日イトーヨーカドーの玩具売り場で、見つけちゃったんですね、綾波レイちゃんを…。「うああああああああっ!」ケダモノのような意味不明の雄たけびを上げて食い入るようにフィギュアを見つめるオレ…。そして気付くと、フィギュアの箱と数枚の千円札を握り締め、レジの前に立っておりましたよ…。

レジのおばさん、怪訝な顔して「あら?お兄さん、自分用なの?」オレ、うっとりと法悦の笑みを浮かべ「はぁ〜〜い…」。「まあね、いろんな趣味の人がいるからねえ…」レジのおばさん、薄ら笑いを浮かべながら自分に言い聞かせるようにそう言いながら、綾波フィギュアを精算してくれました…。

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■持っている中で一番大きいオニンッギョ

18インチ、映画「ヘルレイザー」のピンヘッドです。パズルボックスも付いてるよ。さあこれで君も地獄の快楽の中へ…。下に煙草の箱置いてみたので見比べてください。

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■まとめ:オニンッギョとフェティシズム

まとめと言うことで何かもっともらしい作文でもでっち上げましょうかね。

端的に言うなら人形とはフェティシズムなのでしょう。ただ澁澤龍彦球体関節人形をシュールレアリスム芸術として紹介した時代から比べると、現代ではフェティシズムの語感にある病的で退廃的なニュアンスは無くなってきているんじゃないかと思います。フィギュアや食玩が売れDollが市民権を得たというのは、経済成長が成熟し一巡し、豊かさそれ自体をパッケージングしそれを再び所有するというある種の倒錯が一般的な行為へと変移しているのではないか。つまりは経済的な飽和が、誰もがフェティッシュであれる時代を生み出したのではないか、とそんなふうに思います。なんてな!そんなことよりブラ子もmomokoもキャワイイよなあ…。


ブラ子やmomokoについては日記のここら辺(↓)で初めて言及しているので、興味のある方はご覧下さい。あーこうして見るともう1年も経ってるんだな。ブラ子やmomoko買うようになってから、SPAWN等モンスター系のフィギュアは買わなくなっちゃいましたね。

○momoko DOLLの世界

http://d.hatena.ne.jp/globalhead/20050503#p1

○ブラ子が家にやって来た

http://d.hatena.ne.jp/globalhead/20050604#p1

FuetaroFuetaro 2006/07/05 12:39 フモさん、綾波momokoはどうするとですか?>http://www.gainax.co.jp/event/news.html

globalheadglobalhead 2006/07/05 12:46 そーそー、見たよあれ。微妙なんだよなぁ。なんかもっさりしてるんだよなあ。綾波のナナフシみたいに細いプロポーションがうまく表現されてないような。ナディアはすっかりmomoko顔してるし。フエタロさん的にはどうっすか。

FuetaroFuetaro 2006/07/05 12:51 FLCLのがラインナップに入ってなくてしょぼんです。ノノをどうしようか悩み中。現物見て決めようかと。まぁ、momokoがコスプレしてる思えばいいんじゃないかと(笑)

globalheadglobalhead 2006/07/05 12:57 momoコス!お顔でいうとノノさんが一番違和感なかったよね。フリクラかあ。今後ラインナップに出るなら怖いもの見たさでどんなものが出来上がるのか見てみたい気が。

バナナ牛乳バナナ牛乳 2006/07/05 15:28 意外や意外!
フモさんのフィギュア歴史が動いたのは
エイリアン人形からだったんか!
そして今は全然なのか!
やっぱオンナノコのフォルムしてるほうが
愛で甲斐もあるもんです。
そーいや、こないだ店で
「パイレーツオブカリビア」のジョニデコスをしてるブラ子発見!
思わず駆け寄ったらエセブライスでした(´・ω・`)ショボーン
結構シリーズも豊富だったんですが
フモさんは知ってました?
名前は忘れちゃったんだけど
あれはブラ子だと間違えて買っちゃいそうだ。
(作りはちょっと粗めかも)

globalheadglobalhead 2006/07/05 23:45 出たなバナナ牛乳。そうなんっすよ。あのエイリアンから始まって、SPAWNという怪奇アメコミヒーローのフィギュアを200体近く集めたんですよ。1個¥2500として50まんえんぐらい掛けちゃったかな、エヘヘ!ジェイソンやフレディもフィギュアも持ってますぜ、グヒヒ!そんな「猟奇なフモさん、ハハ猟奇だね♪ 」だったオレですが、何故か突然のブラ子への転身!ある意味、モンスターの人形集めているよりもアブナイ方面へと逝っちゃったのかもね!でもブラ子やmomokoはアウトフィットしたりカスタマイズしたほうが絶対可愛いんだよねえ、本当は。今日もドール雑誌の型紙見ながら「…服、作るしかないか…」と一瞬思っちゃったよ…。バナナさんの見たブライスもどきは「ブーリップ」じゃないかな。あれ実はプチブライスよりも発売されたのが早くて、結構人気もあるんですよ。

SIMSIM 2006/07/06 08:28 意外なフィギュア歴、楽しゅうございました。(さらっと書いておられますが↑SPAWN200体ってのすごいっす)力作三連投ありがとうございました!!

globalheadglobalhead 2006/07/06 08:44 どもども。こんなのでよかったでしょうか?SPAWNは正確にはマクファーレン・トイズのフィギュア全体として200体程度と言うことで。ただ他の社のフィギュアとかガンプラとかガレージキットには手を出さなかったですねえ。以前エントリしたメトロン星人などは珍しいほうなんですよ。これに懲りずにまたのお越しをお待ちしておりますですぅ。でわでわ!

FuetaroFuetaro 2006/07/06 11:35 200体って事は、シリーズ一桁台まで位はリデコまでフルコンプ?フモさん…恐ろしい子。

globalheadglobalhead 2006/07/06 12:11 あ、ちゃうちゃう、SPAWNシリーズ以外の「モンスター」とか「ムービーマニアックス」とか「X-FILE」とかも含むマクファーレン全体+それ以外のメーカーも含めて200体ぐらいってことなのですよ。話を簡単にしようと思って本文のような表現になっちまいました。

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20060704(Tue)

[][][][][]オレとオニンッギョ!(その2) オレとオニンッギョ!(その2)を含むブックマーク オレとオニンッギョ!(その2)のブックマークコメント

■オニンッギョ漫画

人形が主人公の漫画だと最初に思い出したのが江口寿史の「キャラ者」でしょうか。

キャラ者 1 (アクションコミックス)

キャラ者 1 (アクションコミックス)

キャラ者―Comical youth story with puppets (第2巻)

キャラ者―Comical youth story with puppets (第2巻)

でもね…江口ならではのお下劣描写はあるにしてもまだ!可愛すぎる!オレの幼少時のトラウマともなった地獄の人形漫画。それは…

伝説のホラー漫画家・ムロタニツネ象の「人形地獄」だあぁあぁあぁ!!!

確か悪魔的な人形師が美少女をさらってそれとそっくりの人形を作り、少女の魂を人形の中に移し変える、という話でした。ムロタニツネ象はシュールレアリズム絵画を下敷きにした幻想的な背景とコミカルなキャラクターを登場させた幻想的なホラーを描いておりました。

(↓「人形地獄」収録の単行本「地獄くん」。現在絶版)

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■オニンッギョ絵画

The Art of Barbie / Craig Yoe (編集)ISBN:1563056917

様々な現代アーティストが自由な発想や手法でバービーを描いた作品集。はっきり言ってふざけています。バービーがミイラになったり瓶入り酢漬けになったり、寿司ネタ乗せられたり、巨大ロボットと化してタイムズ・スクエアを蹂躙したり、イースター島の遺跡みたいに地中に埋められていたり、滅茶苦茶と言えば滅茶苦茶なんですが、ポップ・イコンとして絶大な知名度があるバービーだからこそここまで弄れるのでしょう。

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■オニンッギョ写真

ザ・ドール

ザ・ドール

人形の写真といったらハンス・ベルメールでしょうか。怖いです。でも四谷シモンとか耽美なのって興味ないんだよなあ。基本的に即物的なものが好きです。

ハンス・ベルメールは、ポーランドのカトヴィツェ(当時はドイツ帝国領)出身の画家、グラフィックデザイナー、写真家。ナチ党の政権掌握後の1930年代中頃に、等身大の少女人形を制作したことで知られる。超現実主義者(シュルレアリスト)に分類されるベルメールだが、人形の制作にあたっては、ドイツの情勢を支持する仕事はしないと宣言して、ナチズムへの反対を表明した。変化した形と型破りのポーズにあらわれているように、ベルメールの人形は、当時ドイツで盛んだった行き過ぎた健康志向に向けられたものである。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB

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■バービー豆知識

バービー人形第一号は日本で作られていた。

.弌璽咫爾量樵阿陵獲茲蓮▲泪謄觴劼亮卍好┘螢ット・ハンドラーとその妻ルースの実の娘、バーバラのニックネームである。

▲弌璽咫爾梁莪豺罎蓮東京の下町の工場で作られた。

バービーは、一九五九年に作られてから四十五年も生き延びてきたが、その間に「二度の決定的な変化」を遂げている。まず、六七年にツイスト&ターンの新しい顔でモッズ期のバービーにモデルチェンジし、さらに七七年に「チャーリーズ・エンジェル」の女優のような「スーパースター・フェイス」のバービーに転換した。

「テクノロジーとフェティシズムの融合した世界を覗き見る」

http://www.isc.meiji.ac.jp/~nomad/koshikawa/kwork/barbie.html


■104桃子の大集合

momokodoll.comのファンルームではmomokoファンの方自らが撮ったmomokoの写真をUPできる。かく言うこのオレも一度UPしたことがあります…。

これはその中の一枚なのだが、なんと104人のmomokoが一堂に会しているではないか!ス、スゴイ…。

はじめまして、香港からのmomokoファンです。昨日、104個の桃子が大集合しました!!!みんなさん、お楽しむ〜〜^_^

http://www.momokodoll.com/bbs_list.php?pageID=20

f:id:globalhead:20060702195457j:image


(またまた続く!!)

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20060703(Mon)

[][][]オレとオニンッギョ!(その1:人形アニメの世界) オレとオニンッギョ!(その1:人形アニメの世界)を含むブックマーク オレとオニンッギョ!(その1:人形アニメの世界)のブックマークコメント

■バトンを貰ったんであった

《こうせい日誌》id:SIMさんからテーマを指定した「指定型バトン」というのを戴いたんであった。SIMさんからの御題は「人形」…。人形といえば日頃ブラ子!momoko!と怪しい中年男がおぞましい怪気炎を吐きまくったエントリばかり書き、リンクからラブリーでファンシーな日記を期待していらっしゃった、いたいけな婦女子の皆さんを恐怖と戦慄の因業地獄へと叩き落している悪質極まりない札付きブロガーのオレであるが、もともとはフィギュア集めなどをしていた人間であり、その辺も絡めて《オレとオニンッギョ!(なぜか訛ってしまう)》を書いてみたいと思う。

ちなみにバトンの命題(1.どんな「○○」が好きですか?2.おすすめの「○○」は?3.お気に入りの「○○」スポットは?4.よく夢に見る「○○」は?5.最近,「○○」について,不満なことは?)は取りあえず無視して書くので悪しからず!

それではまず、”人形”を使った映画を紹介してみよう。


ストップモーション・アニメ

人形映画といえば人形アニメ。まず思い浮かぶのは《ストップモーション・アニメ》の草分けレイ・ハリーハウゼン

ストップモーション・アニメとは人形を少しずつ動かし一齣一齣撮影して、映写するとあたかも動いているかのように見える特殊撮影技術で、『シンドバッド七回目の冒険』『アルゴ探検隊の大冒険』では骸骨や神話の怪物たちの人形を実写の俳優と合成し、迫真の映像を作り出していた。

この技術は後にフィル・ティペットに受け継がれ、『スターウォーズ』などでその技術が活用された。



現在ではCGに押されてきているが、逆にその温かみのある動きが御馴染みの『ナイトメア・ビフォー・クリスマス』『コープス・ブライド』などの映画に生かされ、現在でも人気がある。

ちなみに『ウォレスとグルミット』など粘土を使ったアニメは《クレイ・アニメーション》と呼ばれる。


■アート・アニメーション

そういったメジャーな映画とは別に《アート・アニメーション》と呼ばれる芸術表現を目標にした人形アニメーションも存在する。

チェブラーシカ』や『ミトン』などもこの範疇に入るのかもしれない。

チェブラーシカ [DVD]

チェブラーシカ [DVD]

ミトン [DVD]

ミトン [DVD]

オレがアートアニメを意識して観たのはブラザース・クエイの『ストリート・オブ・クロコダイル』だろう。

クエイ兄弟はアメリカの映像作家だが、その作品はヨーロッパ的な陰鬱と恐怖、不条理と廃墟感に満ちており、ほの暗いライトの下でカクカクと動く不気味な人形達は、悪夢の中から沸いて出てきたような邪悪な死の匂いをさせている。

f:id:globalhead:20060701195754j:imagehttp://diskunion.net/detail.php?goods_id=K170&genre_id=18


しかしアートアニメといえばチェコなのかもしれない。

その第一人者として、やはり人形達が妖しく蠢く世界を映像化しているアートアニメ作家ヤン・シュバンクマイエルがいる。

グロテスクではあるがどこかユーモラス。そしてやはり錆びたり腐食したものが動き回る廃物・廃墟感覚はつい魅入ってしまう感覚がある。

ほかにもイジー・トルンカなどがチェコの有名アートアニメ作家ですね。

イジー・トルンカはヤン・シュバンクマイエルとは逆に子供達にでも楽しめる可愛らしい作品が多いです。


また、カナダにはNFB=カナダ映像制作庁というものが存在し、その作家コ・ホードマンの作品は実に多様なテーマで製作された人形アートアニメだろう。

積み木で出来た少年や少女がやはり積み木のドラゴンに追われる「シュッ・シュッ」などは実に楽しい作品だ。

(長いので続く!3回連続になります。)

SIMSIM 2006/07/04 00:20 ありがとうございます!面白いです・・・人形からここまで話が膨らむとは・・・しかも3回連続とは・・・楽しみにしております。

globalheadglobalhead 2006/07/04 00:52 バトンの命題を勝手にネタに変えてゴメンネー。でもこういう機会がなければまとめて書くことも無かったと思うので。また少し付き合って下さいー。

迷狗屋迷狗屋 2006/07/04 14:32 こんにちは。おにんぎょ映画面白いですね。私、まだ観れてない作品結構ありました。
シュヴァンクマイエルはいくつか観てますが、まだ観れてないのも沢山です。「クロコダイルストーリー」は、ずっと観てみたいと思ってる作品です。
あと、私が最近気に入ったものは「こまねこ」です。
ご存知だったらごめんなさいhttp://ent2.excite.co.jp/cinema/feature/komaneko/
ここでいくつか作品を観てとても気に入ったのです。

globalheadglobalhead 2006/07/04 17:22 おお!迷狗屋さんもシュバンクマイエル観られてますか!オレ自身も全部観ている訳ではないのですが、いかんせんアートアニメのDVDって高くてさあ。ブラザース・クエイは上記のリンクで輸入盤のみ国内で手に入るようです。オレはずっと昔ビデオで入手してました。ただこれも”ちょっと観てみたい”というには値段が張りますよねえ。それにブラザース・クエイ、ぶっちゃけ観ていて眠くなります!アートフォーラムの劇場で見たときも寝たもんなあ…。ただ、個々のイメージは大変ユニークで、なんともいえない怪奇趣味はこの映像でしか味わえない独特のものです。だからまた観たくなってビデオで買い直した訳なんです。
「こまねこ」可愛いっすねえ。一部どこかで観た事があります。あとクレイアニメでは「カペリート」というキノコが主人公のアニメも楽しかったなあ。http://www.geocities.jp/skevenia/capelito.htm
人形アニメじゃないですがアートアニメで一番好きなのはユーリ・ノルシュテインの「話の話」です。これも可愛くて物悲しい、素晴らしいアニメです。やっぱり気取ったのより可愛いのがいいよねえ。

globalheadglobalhead 2006/07/04 19:25 ノルシュテインの話が出たついでですが「話の話」は探したら「第2日本テレビ」のスタジオジブリセレクトショップで無料で観られますね。(要会員登録)
http://www.dai2ntv.jp/p/common_list.html?corner_id=000001006c
「霧の中のハリネズミ」「アオサギとツル」もノルシュテインのアニメです。「岸辺のふたり」は監督マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット。これもいい作品です。興味をもたれた方はドウゾ。

迷狗屋迷狗屋 2006/07/05 03:10 こんばんは。クエイ兄弟は「ヴェンヤメンタ学園」だけ観ていますが正直、眠かったです。がんばって起きてるのが大変でした。
お人形が出てくれば眠さ加減がちがうかなぁと思ってますが、やっぱ眠いですかぁ。全然キライではないのですが、そうとう頑張れるときじゃなきゃ観れ無そうですね。
アートアニメDVD高いですね。私は持ってるのは中古販売ビデオで見つけたシュバンクマイエルだけです。あとは、遠くまで行って有名店で借りなきゃ観れないですよね〜。
「カペリート」もかわいいですね。
「話の話」は私も大好きですあの、狼くん?がたまらなく可愛いです。「霧の中のハリネズミ」「アオサギとツル」も好きですよー。「岸辺のふたり」はまだ観ていませんが、興味深深です。
アニメもお人形劇も好きですが、見つけて観るというまでが凄く大変ですよねー。

globalheadglobalhead 2006/07/05 12:22 こんにちは。迷狗屋さんもやっぱりクエイ観てましたか!そしてやっぱり眠いですよね!キライじゃないけど眠い、これはタルコフスキーの映画あたりでも感じることですなあ。ベンヤメンタ学園は観てなかったですけどこれは実写だったでしたっけ。そういえば人形アニメって、なんだかNHK観ているような気になりません?お行儀いいからなのかなあ。なんかメチャクチャな人形アニメとかないのかなあ、とか考えてたら、そういえばピーター・ジャクソンに「ミート・ザ・フィーブルズ」っていうパペット・スプラッタ・ムービーがあるみたい。あんまり観たくないけど、どうなんだろうなあ、これ。

迷狗屋迷狗屋 2006/07/05 14:49 ベンヤメンタ学園は実写でしたよ。イメージフォーラムでやりそうなアート映画って感じです。
>人形アニメって、なんだかNHK観ているような気になりません?
ちょっとなりますねぇ。
「ミート・ザ・フィーブルズ」はあまり覚えてませんが、汚くて下品だった覚えがあります。初期のピージャク作品だなぁという感じです。
あと、私の知ってるのでは「チーム・アメリカ」http://www.apple.com/trailers/paramount/team_america/
これからやる「リブフリーキー・ダイフリーキー」http://www.livefreaky.com/
これ、今とっても気になってます。

globalheadglobalhead 2006/07/05 23:27 迷狗屋さん凄いなあ、「ミート〜」も観てるんですか。ピージャクは「バッドテイスト」観て「初期のことは無かった事にしとこう…。」と思ってたので「ミート〜」もオレの中では永遠にお蔵入りかな…。「チーム・アメリカ」観てますよう。フセインと将軍様が出てくるからどんな映画になってるんだろう、と思ったら結局下ネタばっかりだったような気が。それよりも「リブフリーキー・ダイフリーキー」、実はオレも今日TVブロス読んでたら広告出てて、すっごい気になってたんですよう。なんせチャールズ・マンソンでパペットアニメだもんな!サイトでトレーラーも観ましたが、血糊が多くてGOODですね!思いっきりしょぼかったらどうしよう、とか思ってるんですが多分観るだろうなあ

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20060702(Sun)

globalhead2006-07-02

[]カーズ (監督 ジョン・ラセター 2006年 アメリカ作品) カーズ (監督 ジョン・ラセター 2006年 アメリカ作品)を含むブックマーク カーズ (監督 ジョン・ラセター 2006年 アメリカ作品)のブックマークコメント

世界最高峰のCGアニメスタジオ、ピクサーの送る新作アニメーション。監督は「トイ・ストーリー」の1、2作目を手掛けたジョン・ラセター。

擬人化された可愛い車たちが織りなす楽しいアニメーション、と言ってしまえばそれまでだが、その鬼のような完成度はただ事ではない。ただ「楽しい」だけの為に費やされた膨大な才能と知力と技術力の高さには恐るべきものがある。そこから生み出される至福とも呼べる映像の美しさ、そして物語の豊かさに、オレは映画の間中、ずっと涙を流していた。素晴らしい。素晴らしい。なんて素晴らしいんだろう。


擬人化されたキャラクターの物語を人間の物語として語ってみよう。(ネタバレありまくり注意)

才能に溢れ次期レースチャンピオン候補として人気絶頂のマックィーンは、裏を返せば自信過剰で人を見下す性癖を持った薄っぺらな男だった。その彼がある日決勝レースの会場へ向かう途中で西部のうら寂れた町に迷い込み、その町の道路を事故で破壊してしまう。裁判で言い渡された判決は道路補修の強制労働。投げ槍になりながら強制労働をこなす彼だったが、いつしか素朴で大らかな町民達に心を開いてゆく。そしてある日、都会から移り住んだという美しく知的な娘、サリーから町外れへドライブに誘われるマックィーン。渓谷の頂上で、彼はサリーから打ち明け話をされる。「私が都会を離れなぜこの町に越してきたか。それは私が恋をしたからなの。」「恋?」「そう。そしてこれが私の恋したもの。」サリーに促され、マックィーンは渓谷からの風景を眺め渡す。そこには、原初からそこに存在していた、雄大なグランドキャニオンの山並みが広がっていた…。


どうだろう、実にロマンチックなお話じゃないか。この、人間が実写で演じていたとしてもなんら遜色の無い物語を、真ん丸い喋る車達が演じる、という訳なのだ。この美しいドラマと、その世界を構築させるために草木一本に至る細部まで緻密の上に緻密を重ねて描写された映像、それが「カーズ」の素晴らしさだ。そして、この物語を愛らしい車達が演じるからこそ、実写の人間が演じることの生臭さから開放され、子供でも大人でもどんな世代にでも受け入れられそして楽しむことのできる、ひとつの”幸福についての御伽噺”として結実したのだと思う。そう、この物語がこんなに美しく、そして切ないのは、これが御伽噺だからなんだろう。


この物語はもう一つ、《ルート66》というアメリカの歴史に残るかつてのメイン・ストリートの物語でもある。州間ハイウェイの開通により過去の遺物となった《ルート66》の街道の町々は、今やうら寂れ打ち棄てられ、誰も省みない”名も無き町”と化そうとしている。そして時代から取り残されたその町々は、あたかもタイムカプセルに残された過去の手紙のように、見るものにノスタルジーと物寂しさを感じさせずにはいられない。スピードと射幸心と目先の豊かさに追われ、文字通りレースカーのように社会の競争に立たされる現代に生きる人々に、この過去が琥珀の中に結晶したかのような町並みと人々は、自らが過去に置き去りにした何かを思い出させてくれるのだろうと思う。


また、冒頭とラストのレースシーンも、これまで見たことも無かったような白熱の臨場感を生み出しています。レース好きの方が観られてもきっと興奮されるでしょう。という訳で、《カーズ》、これはお薦めです。気になった人は是非観られてください。

[]カーズ初日に観たのだよ カーズ初日に観たのだよを含むブックマーク カーズ初日に観たのだよのブックマークコメント

ところでこの《カーズ》は有楽町の日比谷スカラ座で7月1日初日の1回目を観たのだよ。ディズニー配給のアニメ映画だからなのだろう、周りは子供とそのお母さんでいっぱいだった。日頃猟奇鬼畜陰獣として生きるオレは「若奥様グフフ」などと淫蕩な笑みを暗く浮かべて、とそういう話じゃなくて、ああ、世の中には、子供達もいて、お母さんもいるんだなあ、と、滅茶苦茶当たり前なことに何故か気付き、そんなことに驚いているオレがいたりしたのだよ。男一人で生きてるとそういうのに触れることがないのだよ。何か奇妙な感慨が沸いたオレであった。

初日だったから襟川クロさんの司会で日本語吹き替え版の声優をした方の舞台挨拶があって、山口智充さんとパンツェッタ・ジローラモさんという方がこられていた。

最後にマスコミ向けの撮影会というのがあり、客席のお客さんが全員起立してスクリーン側からマスコミの方が写真を撮っておりました。ええと、オレど真ん中の席にいたので多分ばっちり写っていると思われます。子供達と若奥様に囲まれた《カーズ》の帽子被って口開けて怪しく笑っている不気味な中年(太り)男を発見したらそれはオレであります…。


(グッズまで買っちゃって、もう…)

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[]今日いちにち 今日いちにちを含むブックマーク 今日いちにちのブックマークコメント

今日は洗濯を済ませてお昼頃六本木のほうへ用事があって出掛けたんであった。しかし電車に乗っていると段々雲行きが怪しくなり、雨がポツポツと降って来たではないか。折り畳み傘は持っていたが、オレはあることを思い出した。

布団干しっ放しだったのである。

ああ…今日濡れた布団で寝るのかよ…枕を涙で濡らした夜は数あれど(ねーよ)、濡れた布団で寝るのは嫌だああああ!そんな訳で途中で電車を乗り換え、アパートにとんぼ返りしたオレなのであった。

帰ると布団は無事ではあったが、再び出かける気が全く失せてしまい、不貞腐れたオレはそのまま部屋でショボショボとゲームしてたという訳なのであった…。なんてこった。FFⅫ、ちょっと進みましたよ…。

そんな今日一日であったのだが、今日はあと何時もの様にビール飲んでピザ食ってDVD観て寝るんである。またピザかよフモさんよう!と仰られるかも知れないが、今日はドミノピザで新作のカレーピザが発売されるのでこれは食わねばならないのである。

しかしここでオレはハタと気付いた。

今日は朝カレーパン食ったのだった。

お昼はカレーライス食ったのだった。

そして夜はカレーピザかよ…。

そんなにカレーが好きかよオレ!それしか知らねえのかよオレ!

ああそうさ好きさ好きだよ大好きなんだよ!オレはカレーが好きなんだよ!日本印度化計画なんだよ!


オレにカレーを食わせろ!燃える辛さがオレをハイにするぜ!by筋肉少女帯!!

だ☆だ☆ 2006/07/02 17:50 フモさん、太ってないですよ。
貫禄とか恰幅がいいとかは感じますけど。
写真見てフモさんを探すのが楽しみだわー

globalheadglobalhead 2006/07/02 18:01 だ☆さんはオレの顔知ってるから見れば判るだろうなあ。もし見つけたら教えてくれよー。やっぱ雑誌とかなのかなあ。

FuetaroFuetaro 2006/07/02 22:10 好きなものを好きなだけ食べるのは大人の特権ですよ!三食アイス食おうが三食シュークリーム食おうが自由!ビバ大人!

globalheadglobalhead 2006/07/02 23:37 以前オレの会社の後輩が、お昼にその日買ってきた昼飯出して「うあぁあぁあぁ〜!」と吼えてたんですね。「どしたのよ?」とそいつに訊いたら「オレ…、オレ全然気付かずに昼飯に焼きそばパンとカップ焼きそば買っちまった!」とか言ってるんですよ。つまり無意識にダブルで焼きそば系を買って、いざ食おうという時まで忘れてるんですね。同じようにコイツ、カレーパンとカレーヌードル一緒に買ってきて、「うああああ、今日両方ともカレーになっちまった!」とか叫んでるの。ああ、しみじみお馬鹿チャンなんだなあ、と感慨に耽っておったある日の昼下がりでしたが、まさか自分もおんなじことやってるとはねえ…。
そうさ!好きなもん食ってガタガタ言われたくないのさ!むしろヒーヒー言わしたい!こんなに辛くてインカ帝国!でもあれから懲りてデスソースは一滴ずつしか使っておりません…。

20060701(Sat)

[]元気なぼくらの元気なおもちゃ / ウィル・セルフ 元気なぼくらの元気なおもちゃ / ウィル・セルフを含むブックマーク 元気なぼくらの元気なおもちゃ / ウィル・セルフのブックマークコメント

元気なぼくらの元気なおもちゃ (奇想コレクション)

元気なぼくらの元気なおもちゃ (奇想コレクション)

オレにとっては既に”良作短編集の定番”となっている奇想コレクションの新刊です。この短編集の作家、ウィル・セルフの作品は初めて読んだのですが、巻頭の作品がちょっと変わっているがよくある麻薬売人の話…と舐めて掛かって読み進めてゆくと結構一筋縄では行かない作家なのが段々と判ってゆき面白かった。


解説によるとウィル・セルフの物語は”風刺”の物語ととられることが多いようだ。この”風刺”というキーワードで物語を拾ってゆくと、ウィル・セルフの作品構成をもうひとつ突っ込んで眺め回すことができるようだ。


例えば、巻頭の作品、黒人麻薬売人の底辺の生活を描いた「リッツホテルよりでっかいクラック」のタイトルが白人エスタブリッシュメントWASPである作家スコット・フィッツジェラルドの作品タイトルのもじりであるということがそのまま風刺になっている、というわけだ。黒人を搾取して裕福になった白人と、麻薬中毒患者という踏み台の上で裕福になる黒人と。

これは着想そのものもユニークな「ヨーロッパに捧げる物語」の、片言で知りもしないビジネス独語を話す2歳児が、実はECの名の下に野合し雑婚してゆくヨーロッパ諸国の暗喩であり、だからこそ「ヨーロッパに捧げる」物語としてタイトルが冠せられているという深読みが可能なのであろう。


「やっぱりデイヴ」では周りの人間全てが「デイヴ」という名前に思えてしまう神経症めいた男が主人公だが、ラストの「DAVIDからID(”本能”の意もあり)を取ったらDAV(E)だ」という語呂合わせが意味深であれこれ想像してしまう。作者にとって作品で揶揄したであろう現実の”DAVID”は誰だったのだろうか、と。

「愛情と共感」は大人になっても子供でいたいネオテニー社会への風刺だろう。この世界では成人になると、身長4mの自身の遺伝学的コピーを連れて歩くのだ。そして不安になるとその巨大コピーに”抱っこ”されてやっと安心する、というなんとも”キモイ”世界。禁欲的なカトリック思想が生み出す性的未熟さへの黒い皮肉も込められているのだろう。

「虫の園」は一転、蝿やダニと言語を話し共存する男のホラー調の作品。部屋中、虫、虫、虫、虫だらけ!虫嫌いな人には最低最悪のホラーとなるかも!!


実は車に興味の無いオレには「ボルボ七六〇ターボの設計上の欠陥について」が一番訳が判らなかった。自動車を女性に例えたり、性行為のメタファーに使うことはよくあるが、車体や自分の身長が巨大化するのは絶倫願望というところだろうか。

「ザ・ノンス・プライズ」は「リッツホテルよりでっかいクラック」の続編みたいな話。ハメられて終身刑を宣告されムショ送りになった主人公が更生プログラムで作家コースを選んで…という話だが、冒頭はクライムノベルタッチに始まり、その後「ショーシャンクの空に」みたいな話になる。なんかいい話じゃん、と読んでいくと、うーん、このラストは拍子抜けじゃないかなあ。


タイトル作「元気なぼくらの元気なおもちゃ」は一人の男がロンドンへと車を走らす、その車中で心の中に湧き上がる索漠とした想いを描写した作品。ドラマらしいドラマは何も起こらないと言ってもいい。ただ、流れてゆく風景と過ぎてゆく時間、そして男の胸中にある妄想、悔恨、逡巡、慢心、敵愾心…など様々な想い、情景が現れては消えてゆく。その中から浮き上がるのは一人の男の孤独さ。意識の流れを描写した作品であり、普通小説ではあるが、主人公の皮肉な性格はなんだか身につまされる。なんかこんな調子の小説を書きたくさえなってしまった。


全体的にむらのある完成度で、どれも書いていて息切れしたか飽きてきたのか、ストーリーとして腰の座りの悪さがあるのは確か。むしろ癖の強さを味わうつもりで読めば楽しめるかも。それなりにバラエティには富んでいるので、万人にお薦めと言うわけにも行かないが、オレは割と面白く読みました。

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