Hatena::ブログ(Diary)

メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

20070131(Wed)

[]ひとりっ子 / グレッグ・イーガン (その2) ひとりっ子 / グレッグ・イーガン (その2)を含むブックマーク ひとりっ子 / グレッグ・イーガン (その2)のブックマークコメント

ひとりっ子 (ハヤカワ文庫SF)

ひとりっ子 (ハヤカワ文庫SF)

■《ひとりっ子》の構造
タイトル作である《ひとりっ子》は大雑把に言うならば所謂”ピノキオ”テーマということができるだろうか。即ち”アンドロイドに心はあるのか?”ということだ。ただこの物語はそれのみに留まらない複雑に交錯したテーマを孕んでおり、それだけに作品集中最も味わいの深い物語になっていることは確かだ。
少しこの物語の持つテーマを整理してみよう。
・最初に挙げた”ピノキオ”テーマ。アンドロイドの人間性について。
量子コンピュータによる多次元宇宙解釈。一般の読者にはこの記述が最も難解で取っ付き難いと思われる。
・さらに量子コンピュータを思考回路として持つアンドロイドの生きる決定論的宇宙の存在。
・もっと人間的な、親と子の愛情、関係の在り方について。親は子に何を託すべきか?子を持つ、というのはどういうことか?について描かれる。
これらについてちょっとづつ解題してみよう。

■ピノキオ・テーマ
ピノキオテーマについて。これは鉄腕アトムから石ノ森章太郎のヒーロー物、P・K・ディックの描く”シュミラクラ”ないし”レプリカント”、さらにはスピルバーグの映画《A.I.》に至るまで、SFではお馴染のテーマだろう。これらの物語は先験的にアンドロイドに心は”在る”ものとして描かれるけれど、現実的なテクノロジーから考えれば、人間と全く同じように思考するだけではなく、さらには個性と感情、即ちアイデンティティを備えた”自我”というものを創り得るのか?ということだろう。イーガンはここで量子コンピュータを持ち出すことで物語的に解決しているが、しかしそもそも”心”とはなんなのだろうか。もしもこれを数値的に解析し如何様にも再現可能なのならば、”人間と同じ自我”を創り出すことなどよりも、我々の持つ”人間的であるが故の問題”が全て数値的な誤差の修正によってテクノロジカルに解決できることになってしまうのはないか。脳の持つ機能のマッピングを100%遣り遂げる事が可能だとしても、それは”魂の地図”では決して有り得ないのではないか。いや、オレ自身現在のこの辺の理論について明るいわけでは決してないので、感傷的で”ナイーブな”物の言い方になっているかもしれない。ただ、これはイーガンの物語を否定しているわけではなく、最新テクノロジーによって肉薄してきた”魂の複製”の可否を、フィクションの上だとはいえこうして見せられると、なにかいろんな意味で考えさせられたのだ。

量子コンピュータと平行宇宙
量子コンピュータによる多次元宇宙解釈。これがなにしろ手強い。原理を別とするなら量子コンピュータは単純に言えば古典的なコンピュータの持つ”0”と”1”の2進法による計算方法を遥かに越えた超並列的な計算を行うことの出来るコンピュータ、つまりは古典的なコンピュータが数億台でもって行わなければ実行できない計算を一度の計算でもって行われるコンピュータであると言えばいいのだろうか。これは現実に開発中のものであり、決して絵空事のものではない。で、それがどうして多次元宇宙という考えが関わってくるのかというと量子力学の話をしなければならないだが、量子的系の状態を例えた「シュレディンガーの猫」のお話では”猫は死んでもいるし生きてもいる”という確率論的な”観測のパラドックス”を生むが(コペンハーゲン派)、この考えに対し、

結局、宇宙を「ひとつの宇宙とその確率的ゆらぎ」として見るのではなく、確率的な「それぞれの場合」をすべて実在化して、それぞれ「宇宙」とすることで、ヒュー・エヴェレットは「多元宇宙」を作り上げる。
平行宇宙論 ヒュー・エヴェレットの量子力学解釈(1957)

という解釈(エヴェレット解釈)を導入することで不確定で確立論的な(ひとつの)宇宙を決定論的な宇宙の無限次元のうちの一つとして考えようとしたわけである。これが平行宇宙論である。そして量子コンピュータはその決定の際に無数に分岐する平行宇宙を生み出しているということなのだろう。

次回に続きます。

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2007/01/31 21:33 パラレル……。
初めてスキーに行った時、パラレルで固まったまま、凄い勢いでゲレンデを外れ、崖の転落防止ネットに捕獲された記憶が今甦りました。 遥か後方で幻聴の様に「ハの字!ハの字!!」って誰かが叫んでいたような…。
スミマセン脱線しました(-.-;)

globalheadglobalhead 2007/02/01 09:10 昨日も遅くまで飲んでたよ。
パラレル…。スキーなんぞやってたのは遠い遠い昔の話だなあ。なにしろ北国なもんで冬になるとスキー授業というのがあるんだよ。これ、1日潰してずっとスキーやるんだよね。これが冬3回あるんですが実はオレ運動まるでダメでさあ。体育の授業も嫌いだったけどスキーは特に嫌だったなあ。寒いし。そんな運動音痴だったからまともに滑れた覚えが無い!なにしろ滑り終わっても止まれない!リフトもまともに乗れない!スキーの言葉もパラレルのほかにプルークボーゲンとかシュテムターンとかギャラクティカファントムとかあったけど何が何やら…。

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20070130(Tue)

[]ひとりっ子 / グレッグ・イーガン (その1) ひとりっ子 / グレッグ・イーガン (その1)を含むブックマーク ひとりっ子 / グレッグ・イーガン (その1)のブックマークコメント

ひとりっ子 (ハヤカワ文庫SF)

ひとりっ子 (ハヤカワ文庫SF)

グレッグ・イーガン、早川書房からの第三短編集。イーガンSFを誰でも楽しめるエンターテイメント作品として推す事は難しいが、彼のSF作品は現代SF小説のなかでも際立ってスリリングな世界を描いているものだということは保証できる。イーガンは最新テクノロジーと最新数学・物理学理論を駆使したハードSF作家のように思われがちだが、彼の小説が”理系の皮を被った文系”と言われるように、作者が真に目を向けているのは”人間存在とは何か”というところにあるとオレは思う。一見難解な科学理論や目くるめく様な未来テクノロジーは、それを扱いそしてそれに翻弄される人間達の本質を浮き上がらせる為の方便なのである。

例えば冒頭の《行動原理》《真心》では脳内にインプラントされたナノマシンによる意識改変と人間性改造が描かれるが、物語の根幹となるテーマは悔恨や逡巡、愛の不確定性や愛の不在への恐怖なのだ。人は誰しも思い惑い不安に心を奪われ、自己存在がアンバランスになる経験などあるだろう。そのとき何らかの行為や酒や薬物へ依存することで心のバランスを保とうとすることなど現実でも在り得ることだ。しかしイーガンはそこでテクノロジーを外挿する。登場人物たちは皆、未来テクノロジーが生んだハードウェアという異質な”外部”を肉体に取り込むことでしか自らを見出せない。そしてそれは自己疎外以外の何者でもないのだと思う。このテクノロジーと人間性の対比が悲しみと哀れさをなお一層顕わにするのだ。

《ルミナス》の冒頭は『MJ』として映画化されたギブソン作品《運び屋ジョニー》を思わせる非合法データ・クーリエと武装化された巨大コングロマリットとの戦いを髣髴させてサイバーパンクファンをにんまりさせる。作中、イーガンの長編作品タイトルと同じ《万物理論》という言葉が使われるが直接は関係ないようだ。物語は”数学スリラー”とでも呼ぶようなイーガンお得意の架空理論を駆使した作品だが、これがちょっと難解。要するに「この宇宙には我々の知っている数学の解法とは全く違う解を導き出すもう一つの数学的宇宙が存在する」ということなのだろうか。まあイーガン一流の大法螺なので突き詰めて考えることは無いが、凄いのはそのクライマックスだ。《以下ネタバレ》情景的には世界最速のスーパーコンピューターの前で主人公らが議論しているだけなのだが、そのスーパーコンピューターは計算のみによって一つの宇宙を消滅させる作業をしているのである。まさにイーガンらしい大風呂敷の生きる一作!

《決断者》も少し難解。主人公が装着した”アイ・パッド”なるハードウェアが見せる異様な情景が物語の中心だが、これは「意識の流れが生む蓋然性を抽象化されたヴィジョンとして視覚できる装置」という見方で正しいだろうか。そもそもそんなものが何の役に立つのかオレの想像力では思いつかないが、「決定されない全ての情景を視覚体験する」というのは確かに地獄のようなものであろう。これはちょっとした実験作かな。

《ふたりの距離》は脳髄が既にハードウェアと置換された未来で、”あなたと私の距離を出来るだけ埋めたい”という男女がテクノロジーによって実際に距離を埋めて行ってしまう、という皮肉に満ちた作品。恋人達は肉体の交換から始まり、クローンを使った同人物として過ごし、そして精神の融合まで手を染めようとする。体験を共有しなければ気が済まない、といった恋愛感情に対するグロテスクなジョークといったところだろう。

《オラクル》は人工知能研究の第一人者でありコンピュータ工学の父と呼ばれたアラン・チューリングと、『ナルニア国ものがたり』の作者であると同時に神学者でもあったC・S・ルイスが出会っていたら、という歴史の”if”を扱った作品。彼等は歴史的に同年代ではあったが、実際に出会うことは無かったであろう。平行宇宙間の跳躍や歴史改変、アンドロイドなどSF的アイディアが盛り込まれ、科学と宗教の拮抗が描かれるこの作品はしかし、その本質的なテーマとするところは”魂とは何か”ということなのではないだろうか。将来的には自ら意思決定する人工知能の開発は有り得るだろう。そしてそれが人と変わりない存在になることも。これを禁忌とする神学は不合理で時代遅れのものなのかもしれない。しかしその科学が魂の存在を証明できないのなら、我々の移ろいやすい心の寄る辺とするものはいったいどこにあるというのだろうか。それはイーガンさえこの作品の中で結論を出していない。若干消化不良気味の部分もあるがイーガンには珍しい歴史ものであり、意欲作と見るべきだろう。なお冒頭のチューリングが暴力的な監禁を受けている描写は、彼が当時違法であったゲイだった為に当局によって成されたものということなのだろう。別の平行宇宙での出来事ということで実際には監禁の事実は無いが、しかし現実では保護観察処分となりホルモン注射を強要され、その後彼は自殺している。

タイトル作《ひとりっ子》については多少長くなりそうなので次回に。

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20070129(Mon)

globalhead2007-01-29

[]昔から犬はポチ、猫はタマ、馬はアオ、と名前が決まってるんじゃ 昔から犬はポチ、猫はタマ、馬はアオ、と名前が決まってるんじゃを含むブックマーク 昔から犬はポチ、猫はタマ、馬はアオ、と名前が決まってるんじゃのブックマークコメント

この間人と話していて、子供の頃自分の田舎では道路で普通に馬が歩いていたことを突然思い出したのであった。なにしろオレの田舎は北海道、30年以上前なら馬の一頭や二頭歩いていてもおかしくは無い。多分酪農農家の馬で荷物などを引っ張っていたのだろう。道路は一応舗装はされていたが、その上にはたまに馬糞が落ちていたりしたものである。「馬糞を踏むと足が速くなる」という言い伝えまで思い出してしまったが、子供の頃はその言い伝えの真偽を試そうと本当に馬糞を踏んでみたことがあるような気がする。

あと北海道には「ばんえい競馬」といって、高低差のある馬場を農耕馬にそりを牽かせて競争するという競馬があるんですよ。スピード感のまるでないもので、よくTVで放送されていたがなんだかつまんなそうだったなあ。調べたら「ばんえい競馬」って世界で唯一北海道だけで行われている競技なんだとか。「北海道遺産」なるものに認定されているらしいが、北海道自体が既に開拓の遺跡みたいなもんだからなあ。

「ばんえい競馬」で思い出したけど、北海道の地元では「ちゃぐちゃぐ馬っこ祭り」なる催し物が最近開かれているんですよ。それにしても凄いネーミングですねえ。なんたって”ちゃぐちゃぐ”っすよ、”ちゃぐちゃぐ”。馬に付けられた鈴が鳴る音を表しているらしい。調べると、もともとは岩手県の伝統行事だったものらしいのですが、地域振興の一環ということで真似して始めたらしい。何頭もの農耕馬に飾り付けをして町をねり歩かせるお祭りのようですが、オレが地元にいた頃にはそんなのやってなかったので見たことはありません。取り合えず本場岩手のリンクを貼っておくので興味のある方は覗いてみて下さい。■東北再発見

[]パソコン買いに パソコン買いにを含むブックマーク パソコン買いにのブックマークコメント

コムスメがパソコンを買いたいというので相談に乗ってあげる。オレ自体今のPCを買ったのが3年前で、その時こそあれこれ調べて買ったものだが、それ以降のコンピューター・テクノロジーの進歩を殆ど判っておらず(最近のCPUって何を見て”速い”と判断するんだ?)、さらにコムスメが欲しいと言っているノートパソコンの知識もまるで無いので、何がどうなってるんだか、などと思いながらネットであれこれ調べてあげた。そしてメールと電話であれこれとやり取りした後、一緒にお店へパソコンを見に行こうということに。という訳で昨日はコムスメと買い物デートのオレであった。デートということにさせてくれ。頼むそういうことにしてくれ。

二人で会うのは実は今年初めてだった。相当遅い新年の挨拶を交わした後家電店に突入。大体機種は決めたあったし、商品情報もしっかり仕入れてたんでお店の店員さんとの話もスムーズに行ってコムスメは当日パソコン購入。いい感じに安くあがってオレも一安心。その後iPodも買う!と豪気な所を見せるコムスメと共にさらにiPodコーナーへ突入。「30Gっすよ!ナノなんてちまちました機械ちゃんちゃら可笑しいっすよ!」と発言がいつも男らしいコムスメ。色は白黒どっちにするか最初迷っていたが黒を購入。「iPod黒か。オレとお揃いだなグフフ」とほくそ笑むと「フモさんキメーよ!」思いっきりイヤな顔をされるオレ。相変わらず立場が弱い。

買い物も終わったので、ちょっと遅くなったが新年会だ!ということで今度は飲み屋に突撃、あんな話やこんな話をして盛り上がったが、どさくさに紛れてちょっと口説いたらやっぱり顰蹙を買ったオレであった。「この間君とのことを日記で書いたら”プロポーズしたら?”と言ってくれた人がいたんだが」「ありえねー!」…瞬殺である。

という訳で遅くまで飲んだ後お開きに。そしてコムスメに今年もこんな老人を宜しく、と涙目で哀願してワカモノとの細い細いパイプを何とか繋ぎとめようとするいじましいオレなのであった。あと「爆弾はなたれ」という焼酎と「黒酢豆乳割り焼酎」が美味しゅう御座いました。

fumi_ofumi_o 2007/01/29 13:20 ハハハハ…(困った笑顔)
>「黒酢豆乳割り焼酎」
これは健康に良さそうな飲み物ですね。焼酎飲めない私にはさっぱりわかりませんが。

globalheadglobalhead 2007/01/29 13:58 ええ、笑っていただくのが一番正しい反応かと…。ホップ・ステップ・玉砕!

hiromiceciliahiromicecilia 2007/01/29 21:01 昔飼っていた野鳥に「ポチ」と名づけましたが、何か・・・?鳥の名前の相場は「ピー」ですか?

globalheadglobalhead 2007/01/29 23:41 そうか…hiromi家のポチは稗や粟を喰い新聞紙の敷き詰められた籠の中に住み、水浴びしたりブランコに乗って遊んだり、時々肩や手に止まって「オターケサン」とか「キューチャン」とか言うのだろうか。ううむそれはそれで可愛いポチかもしれない!そういえばオレの知ってる女の子は犬に虫の名前付けて呼んでたなあ…。

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20070128(Sun)

globalhead2007-01-28

[]モンスター・ハウス (監督:ギル・キーナン 2006年 アメリカ映画) モンスター・ハウス (監督:ギル・キーナン 2006年 アメリカ映画)を含むブックマーク モンスター・ハウス (監督:ギル・キーナン 2006年 アメリカ映画)のブックマークコメント

「ワシの家の芝生には絶対入るな!」と喚き散らし、子供達を怯えさせている偏屈親父ネバークラッカー。このネバークラッカーの家をこっそり部屋から監視していた主人公DJは、彼の家がなんでも食べてしまう恐るべきモンスターであることを知るが、大人たちはそれを取り合わない。かくしてDJとその友人チャウダー、ジェニー3人のモンスターハウス退治の決死の戦いが始まる!

アメリカ70年〜80年代を背景に、ちょっとレイドバックした街並みの中での子供達のドタバタ・ホラー・コメディ。きっとこの年代に少年少女時代を送ったアメリカ人を「懐かしい!」と唸らせる様な小ネタや雰囲気を再現しているに違いありません。少年時代というのは現実と空想の境が曖昧だったりしますから、日本人でも「あーこんな感じで友達同士肝試しとかしたなあ」なんて懐かしく思われる部分もあるかも。だからこの作品は子供達の物語であると同時に、かつて子供だった大人のアーリーデイズを描いたものと見ることもできるんじゃないでしょうか。物語は単純なんですが、きちんと作られていてなかなかの良作です。そして物語はラストで一つの報われない愛の物語として収束するんです。そういった意味で決して子供向けで終わっている作品ではないので、大人になっちゃった方にも是非観て欲しいですね。また、偏屈親父ネバークラッカーの声をスティーヴ・ブシェミが担当、さらに吹き替えを泉谷しげるが当てているのがお楽しみかな。キャスリーン・ターナーも声の出演をしています。

サバービア(郊外住宅地)の悪夢と言えばジョー・ダンテ監督の「メイフィールドの怪人たち」を思い出しますね。「ポルターガイスト」「エルム街」などもサバービアが舞台でしたが、スラッシャームービーがよく舞台とされるアメリカの辺鄙な田舎とはまた違った意味でホラーになりやすい潜在的な病理のようなものがここにはあるのでしょうか。まるでお仕着せのように型で抜いたような町並みは大量生産・大量消費の行き着く果ての光景のようにも見えます。そこには何か人の感覚を萎えさせていくものがあるのかもしれません。また人を食う家というホラーは大林宣彦のその名もズバリ「ハウス」なんて作品もありましたね。所謂お化け屋敷ものですが屋敷自体が生きて行動するところが面白い。

この作品は「トイ・ストーリー」などで有名なピクサーや「シュレック」のドリームワークスと同じフルCG長編アニメですが、これらと違うのは、実はCGアニメにモーション・キャプチャーを使用している所なのだそうです。逆に言えば、ピクサーやドリームワークスのCGアニメではモーション・キャプチャーは使われていなかったと言う事を知ってちょっと驚きました。ピクサーアニメがモーションキャプチャーを忌避していたのは”アニメーション”の動きに自由な作家性を持たせることに重きを置いており、現実の動きをトレースしたモーション・キャプチャーなど想像力の欠けたものだとする立場だったのでしょう。これは宮崎駿なんかも同じような事を言っています。「アニメーターがアニメーションさせずにどうするんだ」みたいな言い方でしたね。しかし今回ゼメキスはあくまで実写的な映像に拘ったということでのモーション・キャプチャーだったのでしょう。アニメーションにおけるブレの無いリアルな動きを求めていたのは、この作品がもともと実写での製作を予定されていた事からもあるのでしょう。そういった意味ではCGアニメの動きは自然なぐらいリアルです。

また、ピクサーアニメと違うのはその色彩設計などにも現れていると思います。中間色やペールトーンを多用したファンシーな色使いのピクサーに比べ、この作品は赤や黒などのきつい原色が多用され、特にホラーテイストが全開となる後半では、色彩設定自体もダークでくすんだリアルなものに準拠しているように見受けられました。同じようなフルCGアニメでも細かく見るとそれぞれ目指すものが違っていて面白いですね。

モンスター・ハウス トレイラー

D

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2007/01/28 21:14 激しく大人な(戸籍上ね)私が、ここ10年位で初めて観てみようかな、と思ったCGアニメ(宮崎作品は除く)がモンスターハウスです。TVのプロモーションをチラリとみて、たぶんフモ様が書いていらっしゃる様な事を潜在的に感じたのかもしれません。我が家から徒歩10分の所にシネコンがあり、水曜日はレディースデイだから、2本観ちゃおうかな。もう一本はどろろ。これは原作も読んだことがありませんが、単純に妻夫木君ファンだから(アハハ) 「 砦なき者」を観てからファンになりました。あんなに爽やかな笑顔の少年を(ウォーターボーイズの影響が強かったのかな)心が卑屈に歪んだ犯罪者の役に選んだテレ朝のプロデューサーが凄いと思う。

globalheadglobalhead 2007/01/29 08:56 うが。昨日は飲んで遅い時間帰ってきたんでコメント返せずスマン。シネコンそんな近いところに住んでいるのか!う、羨ましい…。オレは映画は大概有楽町で観てるな。シネコンはあんまり入ったこと無いな。この間川崎のチネチッタ入ってあまりの映画館の多さに驚いてたよ。モンスターハウスはやっぱり子供連れの人が多かったなあ。でもエントリでも書いたけど決して子供向けだって訳でもないので楽しめるかも。どろろのほうは評価見てないんでなんとも言えないんだがオレもちょっと観てみたい気がしていた!原作は手塚治虫の漫画だがこれは傑作です。昔TVアニメになってたんだけれど不具に関する放送禁止用語が多くて暫く再放送できなかったんじゃなかったかな。映画のほうは柴咲コウのキャスティングが微妙なんだがどうなんでしょ!

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2007/01/29 12:19 そうそう!どろろはもっと若くて小柄な子にやってほしいです(笑)

globalheadglobalhead 2007/01/29 12:34 原作だと「どろろは女の子だった!」と最後の最後で判るんだが、このキャスティングだと最初からネタばれしちゃってるからなあ。でも男の子がどろろ演じて最後に女の子だってことにしちゃうのはかなりビミョーではあるよな…。どっちにしろ柴咲さんは育ち過ぎと思われ。

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20070127(Sat)

[]《マスターズ・オブ・ホラー!Аジョン・ランディス篇  《マスターズ・オブ・ホラー!А侫献腑鵝Ε薀鵐妊ス篇 を含むブックマーク 《マスターズ・オブ・ホラー!А侫献腑鵝Ε薀鵐妊ス篇 のブックマークコメント

『マスターズ・オブ・ホラーDVD-BOX Vol.2』のレビュー、3回目になるのは今回のシリーズで最高の完成度と思われるジョン・ランディス監督作品です。

■ディア・ウーマン 監督:ジョン・ランディス (狼男アメリカン、トワイライトゾーン/異次元の体験)

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あたかも巨大な動物に踏み潰されたかのような死体が次々と発見される。検死からその足跡は鹿のものだと判るのだが…。そして妖しい美女が今日も酒場で男達を漁っている…。もう、タイトルから「この女が鹿に変身するんでしょ?」と観客は予想が付いているのだけれども、登場人物たちがその謎に一様に頭を抱える様が兎に角可笑しい。確かに現実では有り得ないことだが、合理的に判断しようとしてかえって奇天烈な結論を捻り出す様が実にユーモラスなのだ。そして主人公の刑事と検死官のパンク娘をはじめ、端役に至るまでどのキャラも生き生きとして存在感がある。この人物描写の絶妙さはジョン・ランディスのベテラン監督としての面目躍如といったところであろう。作品の作りもSF・ホラーTVシリーズ『事件記者コルチャック』や『X-FILE』を髣髴とさせる怪奇事件捜査物の王道を行く構成。そしてランディスが『大逆転』などで描いた”バディ・ムービー”としての要素も加味され、余裕のあるところを見せている。何より「殺人鹿女」などとある意味馬鹿馬鹿しい話ではあるのだが、これを可能な限りリアルなドラマとして描いた手腕が素晴らしい。今回のシリーズの中でも抜きん出た完成度だといってもいいだろう。いや、これ、主人公のキャラ立ってるし、TVシリーズ化とかにしても絶対面白いわ。ジョン・ランディスといえば『スパイ・ライク・アス』『サボテン・ブラザース』『ブルース・ブラザース』などのコメディ/アクション映画の代表作が多く、今回の『マスターズ・オブ・ホラー』の監督ラインアップの中で最も有名でヒットを飛ばしているハリウッド監督ということが出来るだろう。このようにホラーという括りだけでは捉えきれない監督だからこそ、今作『ディア・ウーマン』は非常に観客のツボを上手く突いた、一般の映画ファンにも受け入れやすい快作として仕上がったのだろう。

特典映像もこの人のは特に面白い!映画を作りたいばかりにジョン・ランディスは高校中退したんだそうだ。作品が撮れない時にはスタントマンをやっていたというが、それも『デスレース2000』でスタローンに轢き殺される役とか『最後の猿の惑星』の奴隷とか『タワーリング・インフェルノ』では窓を蹴破る役とか、…全部観てるよその映画、ランディス兄ィ!!そして映画とは関係ないかもしれないが、ランディスは人物がチャーミング!惚れた…ッ!

[]もしもスターウォーズがサイレント映画だったら もしもスターウォーズがサイレント映画だったらを含むブックマーク もしもスターウォーズがサイレント映画だったらのブックマークコメント

なにこれ?》さんより。
白黒でカクカク動くダースベイダーとストームトゥルーパーがなんだか可愛い。弁士のオジサンが思いっきり力みながら「ルゥウクよおぉお!おぬしはわしの息子だったんじゃぁあぁっ!ごおぉぱぁあ!」とか言っているのが聴こえてきそう。

●Silent Star Wars

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[]ウィキペディアには【珍項目】という項目が存在するらしい ウィキペディアには【珍項目】という項目が存在するらしいを含むブックマーク ウィキペディアには【珍項目】という項目が存在するらしいのブックマークコメント

■Wikipedia:珍項目
【2ch】ニュー速クオリティ》さんより。ウイキペディアには”とんでも”な項目ばかり集めた《珍項目》なるカテゴリがある。

■空飛ぶスパゲッティ・モンスター教
ウィキペディア珍項目の中の一つ《空飛ぶスパゲッティ・モンスター教》略して《FSM》。その名の通り空飛ぶスパゲッティモンスターを崇める宗教だ!

■空飛ぶスパゲッティ・モンスター教:公式サイト
世界各地で発見された《FSM》の証拠写真など多数掲載!

f:id:globalhead:20070127131610j:image

■アンサイクロペディア
いんちきウィキペディア!(褒め言葉)

アンサイクロペディアUncyclopedia、八百科事典)へようこそ。 アンサイクロペディアは自由気ままな百科事典です。偉大なる凡人ソフィアの導きにより、現在八百科事典には約3,369本の項目が存在します。

shidehirashidehira 2007/01/28 01:17 >『ディア・ウーマン』
てことは『狼男アメリカン』と合わせ技で『元朝秘史』の
「上天より命ありて生まれたる蒼き狼ありき。その妻なる惨白き牝鹿ありき」ですかい?

globalheadglobalhead 2007/01/28 01:49 わはは!コーエーですかshidehiraさん!そっちもやってるとは知らなかったなあ。相変わらず切り口面白かったです。映画のディア・ウーマン自体はネイティブ・アメリカンの伝承にある神らしいですが本当かどうかは謎。DearとDeerのダブルミーニングらしいです。

20070126(Fri)

[]エヴリシング・バット・ザ・ガール、そしてネオ・アコースティック・ムーブメント (2) エヴリシング・バット・ザ・ガール、そしてネオ・アコースティック・ムーブメント (2)を含むブックマーク エヴリシング・バット・ザ・ガール、そしてネオ・アコースティック・ムーブメント (2)のブックマークコメント

チェリー・レッド・フォー・カフェ・アプレミディ

今ここにあるのは『チェリー・レッド・フォー・カフェ・アプレミディ』と名付けられたチェリー・レッド・レコードのコンピレーション・アルバムである。その殆どは前回紹介したベン・ワット、トレーシーソーン、エヴリシング・バット・ザ・ガール、そしてトレーシー・ソーンが最初在籍していたバンド、マリーン・ガールズのトラックで占められている。他の曲も80年代当時発売され話題を集めたチェリー・レッド・レコードのコンピレーション、『Players & Pillows』収録のものなのではないかと思う。フェルト、アイレス・イン・ギャザ、モノクローム・セットなど、マニアックなファンを持つバンドの音源も収録。個人的にお気に入りなのはJANEの”IT'S A FINE DAY”だ。女性ボーカルのアカペラで歌われるこの曲はハミングを織り交ぜたどこか子守唄のような響きのチャーミングな曲だが、後にOPUS靴箸いΕラブユニットの手によりダンス・チューンとして生まれ変わりヒットを飛ばしていた。

■Jane - It's a Fine Day
まさかJANEのPVが見つかるとは思わなかった。このスカスカ感。マーケットもビジネスも関心のないような、こんなどこまでも個人的な音が当時のチェリー・レッドをはじめとするインディーレーベルの特徴だった。

D

■エル・フォー・カフェ・アプレミディ

チェリー・レッドのスタッフであった才人マイク・オールウェイが独立し、立ち上げたレーベルが”エル”である。どこかセンシティヴで壊れそうな曲の多かったチェリー・レッドと比べ、ヨーロッパの匂いの強いエレガントで陽性の王道ポップ・ミュージックをリリースしていたようだ。オレはそれほどエルというレーベルには思い入れは無かったのだが、ここから輩出されたルイ・フィリップ、キング・オブ・ルクセンブルグあたりはよく聴いていた。このコンピレーション『エル・フォー・カフェ・アプレミディ』はエル・レーベルを俯瞰する意味では良質のコンピレーションであるが、多少癖は強いが聴きやすい曲が多く、ロック的なこだわりがそれほど無い分イージーリスニング的なカフェ・ミュージックとしても機能が高いと思う。2、3気になった曲を紹介すると、M2のカーテン(マーデン・ヒル) は曲調が完全にバート・バカラックへのオマージュになっており、M5のビドはモノクローム・セットの人。M21サイモン・ターナーの” アンディー・ウォーホル”はデビッド・ボウイのカヴァーである。

これらチェリー・レッドにしてもエルにしても、90年代の日本の所謂”渋谷系ネオアコに大きな影響を与えたレーベルだと言われている。ただオレはこの辺には特に興味が無かったので”渋谷系”については割愛させていただきます。

■その後のベン・ワット、EBTG

ベン・ワットはトレーシー・ソーンとプライベートでもパートナーとなるが、2002年ベストアルバム《Like the Deserts Miss the Rain》をリリースした後EBTGは休止期間に入る。トレーシーが育児に専念したいという理由が一般的なようだ。2005年にはこれまでのEBTG作品のクラブ・ミックスを収めた《Adapt Or Die "10 Years of Remixes"》をリリースするが新作の話はまだ聞かれない。オリジナル・アルバムとしては最後になる《Temperamental》以降、クラブ《LAZY DOG》でのDJプレイを収めたCDを2作リリースした後ベン・ワットはそれまで傾倒していたクラブ・ミュージックのレーベル《Buzzin' Fly》を自ら立ち上げる。これらはハウス・ミュージックを基本としたものであるが、ベン・ワットの持ち味であるナイーブでセンシティブな感触は健在だと思う。

アコースティック・ミュージックから何故クラブ・ミュージックへと方向転換したのか、というのは、それはアーティストとして、そして人としての成熟なんだろうとオレなんかは思う。ロック・ミュージックとは青年期の世界との葛藤が生み出すものだ。そしてミュージシャンとして熟練してゆく過程でそのモチベーションは昇華あるいは消滅してゆくものなのだ。その後どうするか、はアーティストによるだろう。モチベーションはなくとも音楽家としてのテクニックだけでその後も音楽業界でビジネスとしてアルバムをリリースし続ける者もいるだろう。だがベン・ワットはクラブ・ミュージックの中に新たな自らの可能性を見出したんではないかと思う。EBTG自体も、その活動期間の中でゴージャスなストリングス中心の作風から初心に戻ったようなアコースティックに拘った作品を生んでいたぐらいだ。つまりはEBTGの、ベン・ワットの、己のモチベーションにあくまで真摯であり正直でい続けようとした結果が後期のクラブ・ミュージック路線だったのではないか。そしてオレは、ミュージシャンとしてのキャリアよりもそのようを変節をあえて選択する彼らの音楽的スタンスに実に信用できる物を感じるのだ。オレはいつかまた、新たな作品がリリースされるまで、EBTGの二人を待ち続けていたいと思う。

(とか思ってたらトレーシー・ソーンのニューアルバムが発売されるみたいですね。↓■試聴

Out of the Woods

Out of the Woods

■Buzzin'Fly Recordshttp://www.buzzinfly.com/buzzed.html

■ベン・ワットによるクラブ・プレイのCD

Lazy Dog

Lazy Dog

Lazy Dog 2

Lazy Dog 2

Buzzin' Fly Volume 1

Buzzin' Fly Volume 1

Buzzin Fly 2

Buzzin Fly 2

QU-KQU-K 2007/01/26 23:35 いいねぇ。当時キミから教えてもらったアーティストも多かったな。我が家のPCには100GB近くのMP3ファイルがあって、たまにwinampのランダム再生するのだが、ふとその頃の曲がかかると遠い目になります。youtubeで昔のPVを探すのは楽しいよな。YMGのvoのweekendもあったり、スネークマンショーの痰壷小僧まであったぞ。

globalheadglobalhead 2007/01/27 12:17 リバイバル系はやらないことにしていたんだけど、最近なんでもありでいいや、ということで今回のチェリーレッドで御座いまする。うあ、Weekend懐かしい!痰壷小僧は覚えてない…。オレん所も100Gもないが音楽データがそろそろHD逼迫してきたよ。あと最近ラフトレードのコンピよく聴いてるな。あれも古びない良い音だよなあ、と再発見。そのうちレビューでも…いつになるか判らんが…。

8 2008/03/17 23:18 ども、数日前に書き込ませてもらった8です。
http://www.juno.co.uk/miniflashplayer/SF197151-01-01-01.mp3/
http://www.juno.co.uk/ppps/products/197151-01.htm&highlight=omar-s
このビヨビヨブチュブチュ音に興奮してしまい、気になって気になって検索しまくってたらここに辿りついてしまいました。
まさか、青春のチェリーレッド関連だったとはw
つってもEBTG以外よくは知りませんが

globalheadglobalhead 2008/03/18 00:43 おおこの記事をみつけられましたか。このJaneのIt’s a Fine Dayって、ネピアのCMに使われていて、当時は「呪いのCM」だなんてとんでもないこと言われてたなあ。ビヨビヨブチュブチュ音はテクノでよく使われるTB303ですな。紹介してもらった曲は知らなかったけれど、ええ感じではないですか。

8 2008/03/18 22:38 このMIX、自身のサイトでもCD-Rで10ドルで売ってたり、海外から注文の場合は途中でなくなるリスクを承知しといてねなんて書いてあったりしてさすがデトロイトのブラザーって感じなんですが
http://www.omarsdetroit.us/cds.html
なにもそんなにせっせと内職やらなくても普通に売ってくれたらいいのにw

globalheadglobalhead 2008/03/18 23:26 わはは。やはり草の根デトロイトですな。おれもデトロイトの某サブマージからTシャツ通販した時、後でご注文ありがとうメールが届いたんですが、その宛て先がCCになってて数十人分のアドレス丸見えになっていたのには「頼むよブラザー…」と苦笑いした思い出があります。

20070125(Thu)

globalhead2007-01-25

[]エヴリシング・バット・ザ・ガール、そしてネオ・アコースティック・ムーブメント (1) エヴリシング・バット・ザ・ガール、そしてネオ・アコースティック・ムーブメント (1)を含むブックマーク エヴリシング・バット・ザ・ガール、そしてネオ・アコースティック・ムーブメント (1)のブックマークコメント

■80年代のネオ・アコースティック・ムーブメント

ひさびさにチェリー・レッドのコンピレーションを聴いた。素晴らしい。”瑞々しい”という言葉まさにそのままに、美しく繊細なメロディと情感溢れる歌声が痛いほど胸に突き刺さる。アコースティック・ギターの音色というのはこうまで透明で硬質であったのか。そしてどの曲も煌くように孤独だ。孤独とは青春期の熱病であり、その孤独は他者を求める心の渇きだ。しかし彼らは決してそこでうずくまり閉じこもったりはしない。歌声が風に乗り空へ消えてゆくように、彼らもまた軽やかに自らの悲しみから歩み去る。何故なら、音楽は、歌うことは、孤独を悲しみをストロークの中に刻み付けながらも、そこから解き放たれる為にあるのだから。

チェリー・レッド・レコードは80年代UKインディペンデント・レーベルの中ではフォークソング寄りの音源を多数リリ−スしていたレーベルだったと思う。これらは《ネオ・アコースティック・ムーブメント》と呼ばれ、所謂アコースティック・ミュージックのニュー・ウェーブ的解釈と取れるが、ラフ・トレードやファクトリーの斬新でアート志向の強いニュー・ウェーブ・ロックと比べるとどことなくコンサバティブな音のように聴こえたのは確かだ。そのせいでチェリー・レッドの名盤オムニバス『Pillows & Prayers』は聴いたけれども当時はそれほどバンドを追いかけたりはしなかった。この頃は他にもプレファブ・スプラウトやドリーム・アカデミーなどユニークなポップ・バンドが出ていて、そちらのほうをよく聴いていたように思う。

■ベン・ワットの登場

しかしそんなチェリー・レッドの中で、ベン・ワットの歌声は別格だった。アルバム『ノースマリン・ドライブ』、さらにラフ・トレードの至宝ロバート・ワイアットとのコラボ『サマー・イントゥ・ウィンター(現在はCD『ノースマリン・ドライブ』にボーナス・トラックとして収録)』、この2枚のアルバムの寂しげでメランコリックなメロディ、透明で硬質なギターとピアノの響きはこれを聴いていた当時のオレの心象風景の一つにさえなっていた。生ギター、フォークソング、というとどこか生々しい心情を歌ったものの様に捉えてしまうが、ベン・ワットの曲はそこから一歩引いた、”批評されたフォークソング”として機能していたと思う。押し付けがましくなくただそこに佇んでいるかのようなささやかさ。アコースティックとは書いたが実は録音には微妙なエフェクトのスパイスが加味され、そこがニューウェーブ的だったのだと思う。

■エヴリシング・バット・ザ・ガール

このベン・ワットと同じくしてチェリー・レッドからデビューしたトレーシー・ソーンは実はオレは苦手だった。女性的な情念が強く感じられてオレには重かったのだ。しかしこの二人は意気投合し、フォーク・デュオを結成することになる。エヴリシング・バット・ザ・ガール(EBTG)である。コール・ポーターのスタンダードをカヴァーしたファースト・シングル『ナイト・アンド・デイ』はベン・ワットのメランコリックさにトレーシー・ソーンの暗さがブレンドされ、心を掻き毟る様な切なさに満ちた名曲として完成された。しかしその後ワーナー傘下に立ち上げたブランコ・イ・ネグロから発表された1stアルバム『エデン』はジャジーな音の厚さに戸惑いを覚え、その後暫くEBTGを聞くことは無かった。

Everything But The Girl / Night And Day シングル盤ジャケット)
f:id:globalhead:20070123124436j:image

しかしその後大胆にもクラブ・ミュージックに接近、アルバム『Walking Wounded』『Temperamental』を発表する。それまでのファンからは嫌われたようだが、オレは物憂いがしかしダンサンブルなその曲調のユニークさに諸手を挙げてEBTGを受け入れた。そしてそこから過去の作品を振り返ってゆき、もう一度EBTGを再発見、再評価して現在はすっかりファンの顔をしている。EBTGはロックなのかフォークなのか?という問いがあるが、ジャンル分けの是非は別として、オレはEBTGはしっかりとロックなんだと思う。それは自らのスタンスに常に批評的だからである。ゴージャスなストリングスやアコースティックギターの曲は一見耳障りがよいが、その裏にはどこか暗く寂しげな視線がいつも付きまとう。この小さな棘のようないたたまれなさがEBTGなのであり、そしてロック・ミュージックの本質なんだと思う。そしてその闇に灯る狐火のような暗さと煌きは、望まずとも孤独というものを知ってしまった人間の心にはあたかも掌の上で溶けてゆく雪の結晶のように沁みるのである。

次回も続きます。

NORTH MARINE DRIVE

NORTH MARINE DRIVE

A Distant Shore

A Distant Shore

Walking Wounded

Walking Wounded

Everything But The Girl - On My Mind
デビューしたての頃のEBTGの音。ビジュアルに華はないかもしれない。しかしベン・ワットのうつむきふて腐れた様な表情、トレイシー・ソーンの固く結ばれた口元、実はこれらにEBTGの原点があるのではないかと思う。

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20070124(Wed)

globalhead2007-01-24

[]”鮫の祖先” ”鮫の祖先”を含むブックマーク ”鮫の祖先”のブックマークコメント

なんだか先日から「鮫の祖先」という単語で検索してオレの日記に来る方が多いのである。(元記事はこちら)しかもgoogleで検索第1位、Yahoo!でも検索3位がオレの日記ではないか!これじゃあオレが鮫の祖先の専門家みたいだ!鮫祖先評論家フモ!あんまり需要は無さそうだがな!しかしエロ単語ならよくある話だが何故に「鮫の祖先」?納豆ダイエットに続いて今巷を賑わすのは「鮫の祖先」なのか?鮫の祖先ダイエットなのか?オレTVまるで見ないから判んないんだけど、どこぞの番組で取り上げられていて今大ブレイクしているのか?学校の宿題ででも出たのか?ゲームとかアニメの登場アイテムなのか?何処かの新人J-POPアーチストのグループ名とか曲名とかなのか?謎が謎を呼ぶ鮫の祖先、である。誰か知ってたら教えて!
ちなみに鮫の祖先を扱ったホントのWebサイト、もう一回リンク貼っておくので検索で来られた方はこちらへどうぞ!
■『MEGALODON!体長13メートル。史上最大の恐るべきサメ、メガロドンを詳しく解説!』

[]時差の無い世界一周 時差の無い世界一周を含むブックマーク 時差の無い世界一周のブックマークコメント

■ある日会社のA君の名前が「アゼルバイジャン」と聞こえないことも無いことに気が付いたのである。いや、本当の名前とダブっている部分は「ア」だけなのだが、「ア(んにゅんにゅんにゅ)」という感じでモゴモゴ言うとなんとなくそう聞こえるのである。…と思う。あと「オースチン」にも聞こえる。どちらかというとこっちのほうが似ている。取り合えず仕事中くぐもった声で「オースチン…」とA君を呼んでみる。…ヤタ!振り返った!続いて暫く経ってから「(もごもご)アゼルバイジャン…」と呼んでみる。…ううん。反応が無い。これでは詰まらないので忙しそうに仕事しているA君の隣まで行き、横顔を睨みながら「(もごもご)アゼルバイジャン…」と呼んでみる。するとA君、オレのほうを振り向くことも無く冷たい声で「全然僕の名前に聞こえませんよ。」とのたまった。いかん。バレテル。ってかオレこんな事ばかりしているが果たして会社でちゃんと仕事しているのであろうか。謎である。

■実はこのA君、会社では様々なニック・ネームが付けられている。ちょっと紹介すると、
麒麟端麗辛口のA…A君は酒は発泡酒の麒麟端麗辛口しか飲まないという噂がある。”極上の発泡酒”ということらしいが、発泡酒は発泡酒だと思うんだが。どうも発布酒で我慢して貯金をしているらしい。見上げた青年である。
・貯金通帳常時携帯のA…今はカードがあるのだから貯金通帳持ち歩かなくとも…と思うがさにあらず。どうもピン○ロに行くと女の子に通帳の金額を見せびらかすのが趣味だと言う噂がある。
・時差の無い世界一周をするA…風俗店の大好きなA。夜の歓楽街でフィリピン−ロシア−韓国−中国−中南米…と様々な国籍の女の子のいる店々を渡り歩くのでこの名前が付いたらしい。
・ピンクセロファンのA…女の子が部屋に来ると照明にピンクのセロファンを被せてムード作りをするらしい。つくづく用意周到な男である。
・ブナシメジのA…家でブナシメジの栽培をしているという噂がある。
・ラブ・ハンターのA…Aが女子を見るときは猛禽類が空から小鼠を狙うような、肉食獣が草食動物の群れに音も無く忍び寄る時のような、そんな目つきで見るのである。ラブ・ハンターAである。
このようにA君は様々な伝説を残しているが、全部デマだという噂もある。そしてその出所は全部オレらしい(オイ)。

■そんなA君であるがオレが暇な時に卍固めやコブラツイストやキャメルクラッチの練習台になってくれるいいヤツである。(やってないって)持つべきものは出来た部下、である。

[]恋人はいない 恋人はいないを含むブックマーク 恋人はいないのブックマークコメント

日本の人

日本の人

まさか演歌歌手、坂本冬美で感動するとは思わなかった。やっぱり歌上手いわこの人。忌野清志郎が作詞作曲とコーラスを務めるが、生臭さの無い抑制された歌詞の良さは忌野ならではだ。学ランとセーラー服、という変な衣装も忌野のアイディアなのではないか。カッコ悪いものはなんてカッコいいんだろう。そしてプロデューサーに細野晴臣。ミディアムテンポだが緻密な音の造りは細野に負う所が多いんだろう。歌謡のようでいてエキゾチックな構成は細野の真骨頂だと思う。この3人のユニットによる1991年発表のアルバム「日本の人」から。

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[]ごっつええデスノート ごっつええデスノートを含むブックマーク ごっつええデスノートのブックマークコメント

おもしろまにあっくす》さんより 

『ダウンタウンのごっつええ感じ』でメッチャ面白かった『ゴレンジャイ』シリーズのデスノート版です!

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※こっちがオリジナル。「森ビル」て…。

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[]OZMAバックダンサー全裸スーツ発売へ OZMAバックダンサー全裸スーツ発売へを含むブックマーク OZMAバックダンサー全裸スーツ発売へのブックマークコメント

http://www.nikkansports.com/entertainment/f-et-tp0-20070124-146351.html

ねたミシュラン》さんより

「各地の販売店に問い合わせ殺到」という話だがそんなに需要があったとは!

shidehirashidehira 2007/01/24 01:43 >坂本冬美
確かHISやってたころの彼女のフェイバリットはマキシ・プリーストだって、オヤジ週刊誌で読んだような覚えが・・・

globalheadglobalhead 2007/01/24 01:57 いやー、なんかの検索で引っ掛かってつい最近初めてYouTubeで見たんですよ。普通のポップスのように見えるけれど、これやってること凄いかもしれない、と思った。忌野は割と好きだったんですが坂本冬美は演歌だってだけで敬遠してたんですよね。まあピンで聴こうとは思いませんが、こういう使い方すると映えるんだなあ、と実に驚いた。マキシ・プリーストはオレも昔アルバム聴いてましたよん。

hiromiceciliahiromicecilia 2007/01/24 20:52 冬美ちゃんはポップスも普通にカラオケなんかで歌うらしいですよ。昔は洋服ですっぴんだと誰も「坂本冬美」と気付かず、「君、歌うまいね(当たり前だ)」なんて声掛けられてナンパされたりしていたそうです。
私も演歌は普段敬遠して聴きませんが、石川さゆりさんは別です。お、おかしいかしら・・・(汗)。

globalheadglobalhead 2007/01/24 21:07 いや、石川さゆりさんのことはこの間hiromiさんのエントリで読んでね、「声楽をやっている人が感じるものがある、というのはやはり違うのだな」なんて思ってましたよ。坂本冬美さんのこと、エントリで「歌上手いなあ」なんて書きましたが、この映像、冬美さんが歌っているとは全然知らずに聴いて「ああ、胸に来る」って判ったんですよ。技術的なことは判らないけれど、オレ、日本の歌って聴かないし、演歌は毛嫌いしてたけど、そういう人間のオレに説得力のある歌声を聴かせてしまった、というところで「この人って凄いなあ」と思ったしまった訳です。きっともっと歌の上手い人はいるのだとは思いますが、そういう”出会い”がなんだかオレにとってはエラク新鮮だったのです。

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2007/01/24 21:44 忌野さん、無事退院オメデトウゴザイマス!これで心置き無く「夢助」が聞けます♪。 それにしても、フモ様はヌコ好き? A君と一緒に世界一周の旅に出てみてはいかがなものか。

globalheadglobalhead 2007/01/24 22:43 ヌコ好きだあぁあぁ〜〜〜ッ!いじってやるッ!いじってやるッ!弄りたおしてやるぅうぅ〜〜ッ!…とそうして弄り回していつもヌコから嫌われるオレであった。つまりヌコ好きではあってもヌコからは最も嫌われるタイプである訳ですな。それはオレと世間一般の女子との関係をも暗に示しているとも言えるのだが、ええとそのう…。あああ書いてると悲しくなるからこの話はおしまいだ!

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2007/01/24 23:13 私はいじり倒されたいタイプです。オシマイ。

globalheadglobalhead 2007/01/24 23:18 なんだレイジー、それならそうと早く言ってくれれば、っておいもうオシマイだったのか!ええええええッ!?

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20070123(Tue)

globalhead2007-01-23

[]ラッキーナンバー7 (監督:ポール・マクギガン 2006年 アメリカ映画) ラッキーナンバー7 (監督:ポール・マクギガン 2006年 アメリカ映画)を含むブックマーク ラッキーナンバー7 (監督:ポール・マクギガン 2006年 アメリカ映画)のブックマークコメント

冒頭、何処とも知れぬ空港の待合室でただ一人待つ男の元に車椅子の男(ブルース・ウィリス)が現れる。どことなく謎めいた雰囲気のこの男は、競馬のノミ行為にまつわるある悲惨な事件のことを語り始め…。舞台は変わってNY。一人の青年(ジョシュ・ハートネット)が友人のアパートに訪れるが友人は不在。そしてそこに現れたチンピラに友人と間違われ、暴行を受けた後ギャングのボスの下へと連れ出される。そのボスが青年に命令した事とは…。

緻密なパズルを解いていくような手堅い脚本が興奮を呼ぶクライム・サスペンス。友人と間違われたまま犯罪を命令されるジョシュ・ハートネット演じる青年のちょっととぼけた味わいがコミカルさを生み、物語が軽快に語られていく所が楽しい。ジョシュ・ハートネット、それほど意識した事はなかったがこの作品では好感度の高い俳優ぶりを見せる。これと絡むのがアパートの前の部屋に住んでいる女役のルーシー・リュー。これまでの作品でクールな女を演じてきた彼女は今回はどこか人懐こい愛らしい女の役柄で、いつも変な洋服を着て現れてはぺちゃくちゃまくし立てて主人公をやきもきさせる。「ルーシー・リューってこんなに可愛かったっけ?」と見方が変わること必至。ちょっと萌えました。そして悪玉の二人のボスをモーガン・フリーマンベン・キングズレーが演じるが、この二人がそんなに凶悪に見えないところがちょっと難だったか。さらに合間合間で現れる謎の男、ブルース・ウィリス。カツラしてます。いつものように存在感はあるけれども、ちょっとデクノボウっぽかったかな?彼はすましているよりもワアワア活劇をやっているほうが似合っているような気が。

物語のことはどこをどう書いてもネタバレになりそうで触れられないのが残念!オープニングに挿入される殺人事件のシークエンスや、ブルース・ウィリスの語った事件などが物語の本筋にどう関わってくるのか推理しながら見るのがこの映画のキモとなるが、半ばぐらいでだいたい物語の真相が予想できて来るかな?それでも、軽快なテンポと登場人物達の魅力、そして伏線の最後のピースがどこに当てはまるのかが気になって最後まで見せる映画になっています。前半はジョシュ・ハートネットルーシー・リューのロマンチックな掛け合い、そしてなんだか間抜けなギャングたちの行動でサクサクと見せていきます。事件の核心へと触れてゆく後半では流れが変わって人間のダークな側面と悲痛な運命が描かれます。このいろんなカラーを見せる構成が映画に広がりを持たせ、楽しめる作品として仕上がっていると思います。

時代設定が1970年代ということらしいけれど、部屋の内装や調度がどこかハイパーレトロなくどいデザインで、それが逆にお洒落にさえ感じさせてしまうところがまた目に楽しかったです。ただ、ブルース・ウィリス演じる男の”そもそもの動機”が希薄で説得力がなかったのが残念かな。それを除けば脚本は実によく練られていて、「品行方正なタランティーノ」といった味わいさえありました。推理小説などが好きな方は楽しめるんじゃないでしょうか。

■ラッキーナンバー7(原題:lucky number slevin)トレイラー

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20070122(Mon)

[]罪深き誘惑のマンボ / ジョー・R・ランズデール 罪深き誘惑のマンボ / ジョー・R・ランズデールを含むブックマーク 罪深き誘惑のマンボ / ジョー・R・ランズデールのブックマークコメント

罪深き誘惑のマンボ (角川文庫)

罪深き誘惑のマンボ (角川文庫)

プア・ホワイト、レッド・ネックと呼ばれる連中のことはオレなんかだと《悪魔のいけにえ》みたいなホラー映画で馴染み深い。アメリカのど田舎で文化も文明も無く、冷蔵庫の隅で萎びて腐ったプラム程度の脳ミソと教養しか持ち合わせず、自らが腐臭を立てていてもそれはお前のパンツの中身の臭いだと言い張り、あまつさえそれが許せないと棍棒を持って襲い掛かってくるような連中。救いようのない無知と蒙昧。物語は、そんな連中が石の裏のザザ虫のように巣食っている人種偏見の町へ、かつての恋人だった黒人女性を探しに行く草臥れた中年男とその友人である黒人ゲイの、地獄巡りの物語である。

なにしろ登場人物が誰一人として真っ当ではない。肥溜めの町でカスと下衆と糞がダンスを踊る。だが自分の周りを見回しても時たまそんなもんかもしれないと思うことがある。ここにあるのは甘やかなる絶望とこれ以上堕ちる事がないという平安だ。死よりも悪くは無いが生と呼ぶには随分と冗談がきつい。ああ、まあ、人生なんて冗談みたいなもんだからな。冗談だから、この物語の登場人物達は機能不全のようにどこか弛緩していて、そして狂犬のように常軌を逸している。犬の糞を素足で踏んだままヘラヘラと笑っているようなこいつらは、その糞を投げつける相手を探しながらまたヘラヘラと笑う。暗く深いドツボで生まれた者は、そこから這い上がれないと知った時に、あとは笑うしかないということを叩き込まれるが、同時に他人を自分と同じドツボに落とすことも抜け目無く狙っている。要するに、そんな物語だ。

かといって物語のトーンは重苦しくない。本筋とは関係のない最低で下劣なエピソードが逆流した下水管のように合間合間でゴボゴボと湧いては消えてゆくが、それらは何処か素っ頓狂で馬鹿げており、呆れかえって生温い笑いが洩れてしまう。脱腸帯がどうとか、オーブンで焼かれたチワワがこうとか、そういう話であるが。そして主人公たちのハードボイルド小説のいかれたコピーみたいなタフぶった台詞の数々が、この救いの無い世界を便所紙程度のものだとして笑い飛ばす。シモネタ中心のその戯けた饒舌さは陰惨な現実に風穴を開け、いたちの最後っ屁みたいな痛烈な逆襲を読者に期待させる。なにしろ性器とセックスにまつわる低劣ジョークの大博覧会なのだ。しかし少なくともオレは嫌いじゃない。いやむしろ大好きだ。この主人公たちの絶妙な掛け合いが物語の醍醐味だ。ときにエライ目に合わされるが、口先だけかと思ったらこいつらがまた滅法腕っ節が強い。この辺の活劇も実に楽しい。

冒頭から陰鬱な雨が降り続きそれは後半に行くにつれ次第に嵐へと変わって行く。そして物語りもそれに呼応して波乱に満ちた展開を迎えてゆく。消えた恋人の行方は。人種差別の町で待つ主人公達の運命は。非常にパワフルで胸のすくアクションも含んだ傑作です。お下劣な台詞が苦にならない方には是非お薦めします。

shidehirashidehira 2007/01/22 12:40 ←最新タイトルで『マスター・オブ・ホラー』関係でブラ子が挟んであるのを見るだけでも頭がくらくらします。

globalheadglobalhead 2007/01/22 12:57 shidehiraさん乙!いやあさっきも↓でコメント返したけどジャンル飛びすぎですよね。いつも読んでくれている方のご苦労はいかほどのものかと。ついてこれない人もいるだろうなあ…許せ!まあこのハチャメチャなのがオレだということで理解してあげてくれ!

shidehirashidehira 2007/01/22 13:11 いえいえ、僕なんかはそれがたまらなく嬉しいんですけどね。
無造作に並べられたかに見えて、DVD−BOXのレビューと「ムーンフェイス」原作者の著書のレビューでブラ子を挟む・・・むむむ、もしかして「アテンション〜」には『スネークフライト』が、「お花〜」には『ローズ・イン・タイドランド』が隠されているのか・・・なんて勝手に想像しちゃってますんで。

globalheadglobalhead 2007/01/22 19:20 そう言って貰えると嬉しい限りであります。いやあ実はマスターオブホラーの「ムーンフェイス」を監督したコスカレリの最新作「プレスリーVSミイラ男」がランズデール原作だったということも今さっき知ったばっかりで…。(かなりびっくりした)いつも知った口きいてますが、実は結構モノ知らないらしい、というのが正体だったりします。謙虚に謙虚に!しかしスッチーブラ子と親指ブラ子にそのような秘められた出自があったとはオレも知らなかった!確かに「親指」というところで既にフリークスですもんねえ…。ひぃっ!

20070121(Sun)

[]アテンションプリーズなブラ子なの アテンションプリーズなブラ子なのを含むブックマーク アテンションプリーズなブラ子なののブックマークコメント

■プチブライス フィールザスカイ

プチブライス フィールザスカイ PBL-69

プチブライス フィールザスカイ PBL-69

今回のプチブラ子はシュッチュワーデスさんとパイロットの制服が付いたブラ子である。スッチーである。パイロットはなんと呼ぶのだろうか。パッピーだろうか。いやそんな犬みたいな名前、許される訳がない。しかしこのパイロット制服、飛行機のパイロットですよ、と言われればそのように見えるが、バスの運転手ですよ、と言われればそんな風に見えてしまうところが実に惜しい。ということはスッチーブラ子も実はバスの添乗員かもしれないではないか。そして町の商工会議所の酒臭いオヤジを乗せて熱海あたりにバスを走らせ、その合間にもバスガイドブラ子は酒臭いオヤジ達にセクハラなんぞをうけているかもしれないではないか。いかん。それではいかん。夢が無さ過ぎる。だからどう見えようと今回はあくまでスッチーとパッピーなのである。ところで制服フェチなんていう言葉があるが、オレは特にスッチーに憧れたりはしない。飛行機に乗っていても別に菓子や茶を振舞われなくても別段構いはしない。うーんどうもオレも夢が無いようだ。

今回も写真多目なので《続きを読む》で隠しておきましたので、見たい方はクリックしてくだせえ!

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[]お花に隠れたブラ子なの お花に隠れたブラ子なのを含むブックマーク お花に隠れたブラ子なののブックマークコメント

■プチブライス キャンペーン限定 ペニーリトル

このプチブライス ペニーリトルは童話テーマの一つで親指姫をテーマにしたプチブライスらしい。親指姫の雰囲気を出す為なんだかでっかいお花が台座として付属しています。この台座が目立ちまくっていてブラ子自体がそのでかさに隠れてしまっております。つまりこのお花の台座が今回のプチブラ子の本体であり、プチブラが付属なのではないかとさえ思わせます。ある種紅白歌合戦の小林幸子状態と言える事が出来るのではないでしょうか。そして全体的にピンクです。ピンクピンクピンク。オレの部屋でここまでピンクなのは今このペニーリトルぐらいなもんです。ちょっと気恥ずかしいぐらいです。しかしお花の台座の妙な迫力に負けて買ってしまいました。ちょっと変わったプチブラなんじゃないかと思います。

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dekoponndekoponn 2007/01/21 12:17 飛行機をバックになんて素晴らしすぎて思わずボーっと眺めてしまいましたよ。すごいなあ、フモさん。
親指姫のほうは、これまた可愛さ全開で素晴らしい。上から二枚目がちょー好み。ほんとにおとぎの国のお姫様みたい。きれいだなあ。

globalheadglobalhead 2007/01/21 15:49 でこぽんさんこんにちは。「プチブラの撮影はさらっといこう」と思ってたのに、どうも撮影しようとすると忙しくて夕方か薄曇の日ばかりで、今回も無意味に苦労しました…。どんなエントリよりも時間かかってるDoll写真!スッチーブラ子はOF多かったし撮影は楽しかったのですが、親指ブラ子はなんかメリハリが無い上に動きも付けられない為、「これでいいのか?」というような写真になっちゃったのが残念。あとお花のでかさを見せたかったので写真を追加しときました。

hiromiceciliahiromicecilia 2007/01/21 20:17 ピンクピンクピンクだーーー!!しげっピンクとこはっピンクだー。「きゃっきゃっきゃってなっちゃうからー」とか「うえ〜ん」とか「きゃはっ」とか言いそう。(なんでもハロプロにつなげる悪い癖)

globalheadglobalhead 2007/01/21 20:29 おお〜いhiromiさん全然判んないよぉ〜!「きゃはっ」はなんとなく通じるものがあったが!もうねえ、親指ブラ子の幼児向け絵本状態の背景を背負った写真UPしただけでも「判んない人は完璧に引いてるだろうなあ。まあ今更いいがな!」などと捨て身の攻撃に入っているオレだ!ハロプロはhiromiさんの日記読むようになったせいかオレなりに敬意示しているよ。名前覚えらんないけど(そこは許してくれ!)。

FuetaroFuetaro 2007/01/22 12:30 フモ獄長の支配するカサンドラアパートの1室では夜な夜なおにんぎょの哭く声が聞こえるというネタを考えたけどどうしていいのか分からないのでとりあえず書いておきます。あたぁ!

globalheadglobalhead 2007/01/22 12:46 だいたいね。名前がフモ獄長で、ホラーのレビューの次がオニンギョでしょ。で今日はシモネタハードボイルド小説のレビューだろ。いったいどんな精神構造しているのか、と。オレの日記読み続けている人はタイヘンだろうなあ…。ちなみにオレんちのお人形は泣きませんが、たまに話しかけてきます。…いや、嘘だって!

20070120(Sat)

[]《マスターズ・オブ・ホラー!Α侫潺奪・ギャリス、ウィリアム・マローン篇  《マスターズ・オブ・ホラー!Α侫潺奪・ギャリス、ウィリアム・マローン篇 を含むブックマーク 《マスターズ・オブ・ホラー!Α侫潺奪・ギャリス、ウィリアム・マローン篇 のブックマークコメント

『マスターズ・オブ・ホラーDVD-BOX Vol.2』のレビュー、2回目です。

■チョコレート 監督:ミック・ギャリス (スリープ・ウォーカーズ、シャイニング(TV版))

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屑のような無為な日々。破綻した結婚生活を過去に持つ男の、孤独な生活の唯一の娯楽はケーブルTVのポルノ・チャンネル。そんな男がある日、電撃に撃たれたように幻覚に襲われる。誰か別の人間の中に入ったような感覚。それも女である。そして男はその女を探し始めるが…。どちらかというとホラーというよりサイコスリラーといった趣の作品。しかし考えようによっては幻覚というのは本当に幻覚以上のものではなく、見つけた女というのも、男が自分の幻覚に現れた女だと勝手に思い込んでいるだけなのかもしれないではないか。だから一見ミステリアスに描かれるこの作品は、勘違い男の変態ストーカー物語にしか見えなかったりする。だいたいさあ、見ず知らずの目つきの怪しい男が「僕は君の事を知っている、君のことを愛しているんだ!」とか言いながらやってきたら、普通は向う脛蹴り飛ばして警察にツーホーしました!にしかならないだろ。そういった意味ではホラーではないけどキモイオハナシではある。男は食品添加物を合成するラボに勤めていて、その薬品が幻覚の引き金になったようなことがほのめかされるが、この部分をもう少し掘り下げて、「他人の体験を追体験できる薬品」を生み出したことの悲劇として見せたほうが説得力があったのではないか。なお主演のヘンリー・トーマスはあの『E.T.』の主演子役である。純真な少年も成長すれば変態オヤジの仲間入りをしちゃう、という悲しい物語でもあるのだ(?)。


■閉ざされた場所 監督:ウィリアム・マローン (フィアー・ドット・コム、TATARI タタリ)

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16歳の少女タラは何者かに拉致され、山深い森の中に建つ謎の邸宅の地下室に監禁される。地下室には夥しい血糊と既に亡き者となった被害者達の遺留品、そして一人の少年がいた…。よくあるサイコホラーかと思って見始めると、何かに悩みを抱える誘拐犯の夫婦、そして突然地鳴りを始める邸宅、謎に満ちたダイイング・メッセージなど、一筋縄ではいかない物語に次第に引き込まれてゆく。そして物語は二転三転し、思いもよらぬクライマックスが。これはかなり良作でしたね。サイコ、ゾンビ、モンスターなどホラーの様々なジャンルを横断しながらもそのどれでもない独創性が光っていたと思うし、ホラーであると同時に一風変わったダークなボーイ・ミーツ・ガール・ストーリーでもあり、それがクライマックスのどんでん返しとなって生きていて、さらになんだかハッピーエンド?になっちゃう、という力技が凄かった。監督のウィリアム・マローンはホラー専門の映画プロダクション、ダークキャッスル・エンターテインメントの旗揚げ映画『TATARI タタリ』を監督し、”決して止まらない機械仕掛けの巨大なお化け屋敷”といった映像を描き出していた。非常にサイバーな感触を持ったこの映画で、ウィリアム・マローンはホラーの新しい局面を生み出したのではないかと思う。この『閉ざされた場所』でも、ホラー的な陰惨な映像と対比するようにしっとりとした心理描写や落ち着いた色彩の情景などが描かれ、その非凡さを覗わせる。

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2007/01/20 23:59 「閉ざされた場所」は、BOXの中にだけしか無いのですか? 単品で買うとか借りるとか出来ないんでしょうか?

globalheadglobalhead 2007/01/21 00:40 オフィシャルHP(http://www.moh13.jp/index.html)によると「マスターズ・オブ・ホラー 恐-1グランプリ」なるタイトルで全7本レンタルされているようです。割とマイナーだからTSUTAYAみたいなところじゃないと置いてないかもね。単品発売はないようだな。あと以前衛星放送で全話オンエアされていたみたい。オレは「レンタル店に行って借りて返すのが面倒くさい」というただそれだけの理由でDVDを買い捲っていると言う経済観念の薄い人間だったりするんだよな…。マスターオブホラーのレビューはまだ全部UPしてないけど、このウィリアム・マローンのはなかなか良い出来だったですよ。残るはジョン・ランディス&ジョー・ダンテ、実はこの2つもまた完成度が高い!UP予定は来週再来週の土曜日です。お楽しみにぃ〜。

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20070119(Fri)

[]小ネタあれこれ 小ネタあれこれを含むブックマーク 小ネタあれこれのブックマークコメント

■goggle.comとスペルミスをするととんでもないことが起こるらしい
《HIROIRO.com》さんより。
どうやら本当にヤヴァイらしい。決してやらないように!動画は「実際にやるとこうなります」という映像。コワ。

●Misspell Google

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■Watch And Learn
《NO SMOKING》さんより
そこはかとない脱力したアホアホ感が素敵です。

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■CYRIAK'S ANIMATION MIX
《DIGITAL DJ》さんより
おお!これはモンティパイソンチックですね!

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■ホワイトボードに描いた絵がどんどん変形していく超絶ストップモーションムービー
GilCrowsの映像技術研究所》さんより。アイディアはシンプルなんだけれど、次々と移り変わってゆく絵が楽しい!
●Minilogue/hitchhikers choice

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■カップめんの科学 No1
そろそろインスタントラーメンが塩っ辛くて喰えない年齢になって来ましたよ…。

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■ビーズで作成されたドット絵キャラクター・・マリオやソニックなど多数
Game*Speak》さんより。ドット絵のドットをビーズに替えるだけなのかもしれないが、それでも見てて楽しいやな。

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■グランドキャニオンに高さ1220mのガラス橋
《ひろぶろ》さんより
1220mの高さにあるガラス板に立って足元に透ける風景を眺める、ということらしいんですが。いや、ちょっとだけ、ちょっとだけ立ってみたい気が!

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■おばけ型塩・砂糖入れ
ちょっと可愛い。

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20070118(Thu)

globalhead2007-01-18

[]”獄長”と呼ばれた男 ”獄長”と呼ばれた男を含むブックマーク ”獄長”と呼ばれた男のブックマークコメント

オレの仕事は一言で言うと貿易関係というやつで、様々な輸出入貨物の取り扱いをしているんである。事務所の背広着た連中は海外とやり取りしているので外国語の堪能な奴も多く、まあ雰囲気だけはワールドワイドな仕事なんだが、オレ自身はというと倉庫で作業着着て外国人労働者諸君がえっちらおっちら作業をしているのを見守る現場監督をやっているんである。言っちまえばブルーカラーって奴だな。今でこそ事務所でパソコンのキーボード叩いていることが多いけれど、もともとは現場で作業してた人間だから基本的には肉体労働者だと思っている。かつてはフォークリフトの狼という異名をとり、更に木箱の解体のスピードは誰にも負けない自信があるぞ。バール使う仕事があるんならオレを呼んで貰えば手伝ってあげてもいい。

そんなオレの職場であるが、人事異動で事務屋からこの現場にまわされる人間がたまにいる。ぶっちゃけた話、事務で仕事がイマイチだった奴ばかり廻されるんで現場行きは「獄舎送り」なんて同僚同士で冗談を言うこともある。オレなんか実際「フモ獄長」とまで呼ばれている始末だ。入ったものは二度と出られない地獄のフモ獄舎、なんて自嘲気味に言うのは、たいてい事務屋から廻された奴というのが殆ど長続きしないということもある。事務屋にとっては現場行きなんて左遷に近い感覚があるらしく、長くやってるオレなんかは「結構気楽でいいぜ?手当ても高いし」などとは思うんだが連中にとってはそうでもないらしい。

実は最近この現場に異動が決まった事務屋がいて、去年の暮れに決まって1月20日付け異動の辞令が出るはずだったんだが、こいつが1月に入ってから10日以上無断欠勤しているのである。何の連絡も無いままだし訪ねていっても誰も出てこないので、さすがに会社も心配して、この間とうとう家主と警察立会いの下に彼のアパートに確認の為入ったらしい。一人暮らしということでなんかヤヴァイことになっていたらヤヴァイからな。会社の偉い人もこの2,3日は新聞の死亡記事を気にして見ていたというよ。すると本人こそいなかったが生活している跡はあったらしい。犬が3匹も居てキャンキャン吠えてたってさ。そして次の日の朝再び警察が訪ねていったところ本人が出てきたとか。しかし会社のほうはそんな連絡を警察から貰ったのにも関わらず、本人はやはり会社に連絡をよこさないのである。いやあ、素敵な根性しておりますね。

それにしてもそんなに異動が厭だったんでしょうか。でも会社ぐらい連絡よこせと。所謂”破瓜型”ってやつなんでしょうか。このまま永遠に現実から背を向けられると思っていたのでしょうか。いや、現実のことなんか考えたくなかったんだろうなあ。本人はもう会社的には居られなくなると思うが。という訳で来月からオレの職場は人員の穴が開いたままである。ま、キツイ仕事は慣れてるんでガタガタ言わないけどな。それよりも今回は事務屋君の大胆不敵なツワモノ振りに大いに呆れたオレではあった。あと、オレも一人暮らしなんだが、何かヤヴァイことになったときは会社の偉い人が10日ぐらいしたら見に来てくれるんだ、というのが判って妙に安心したのだが、こういうのって、あんまり想像したいもんじゃねえことは確かだな。

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2007/01/18 20:35 いるんだねぇそーゆー人。   私も現場作業大好きです。ノコギリとか鉈とか持つと凄いテンションあがります。一時、フォークリフトの資格を本気で取ろうかと思いました。1t未満なら、コマツで四日間くらい受講すればとれるんですよね。場所まで調べたんだけど、旦那に止められました。「とってどうするの?」「えっと、佐川とかで、パート」と夜中に話てました。今でもまだ未練はある。

globalheadglobalhead 2007/01/18 21:13 確かに大工道具持つと気分が高揚するよな!あれっていったいなんなんだろう!一回ゲンノウ(金槌をこう呼ぶ)とバール持って事務屋のひしめく事務所に乱入し、「ホホホヒヒヒ」とか笑いながら振り回したら皆怖がってたなあ!(実話)…ってか何やってんだオレ!レイジーの言ってる事とまるで意味違うじゃんかよ!あと現場には電ノコもあるが、あれが動いてる時ってまた血が滾るのよ!「悪魔のいけにえ」のレザーフェイスの気持ちがそのとき閃く様に伝わってきたよ!…感情移入してんじゃねえオレ!
しかし解体は得意なんだが工作は苦手なんだな。釘真っ直ぐに打てない!要するに作るより壊す事が大好き、という単なる無茶苦茶なヤツじゃないか!
フォークは10tフォークを運転した事があるな。山ほどもあるデカイ機械を動かすのってこれがまた興奮するんだ!いつもは2.5tを運転してたよ。しかし場所まで調べたなんて本格的だな。現場は女子が少ないから女王様扱いされるそレイジー!うちの現場には長さ12mもある40フィートコンテナを易々と運転して持ってくる美人運転手もいて、これがもうアイドル並みの扱いだ!

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2007/01/18 23:39 私もチェーンソウが今一番欲しい!

globalheadglobalhead 2007/01/18 23:46 そうかレイジー、しかしそのチェーンソウでいったい何をするつもりなんだレイジー!ま、まさか!?

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2007/01/19 00:15 フフフ。

globalheadglobalhead 2007/01/19 00:23 えええええええええええッ!?

azecchiazecchi 2007/01/20 07:55 フモ獄長てwwww 僕もたまにですが、フォーク乗ったりバール使って木箱解体してますよ。あれ結構大変ですよねー。しかし事務所でバールを振り回してはいけないと思いますwwww

globalheadglobalhead 2007/01/20 15:06 「フモ獄長」はどうも北斗の拳の「ウィグル獄長」にかけたものらしい。(そんなわけで写真はウィグル獄長)でもオレあんなに凶悪な顔してないぞ!それにしてもアゼッチさんもたまに現場やられてましたか!フォークはいつもアクセル踏みっぱなし、バールはいつも振り回しっぱなしですよ!煩い営業とかいたら取り合えずバールを持って机の周りぐるぐる回ってあげると次の日から戯けた事を言わなくなります。便利です。

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20070117(Wed)

globalhead2007-01-17

[]その後の”ネオン街へ消えたA君” その後の”ネオン街へ消えたA君”を含むブックマーク その後の”ネオン街へ消えたA君”のブックマークコメント

オレの会社のA君が年末の忘年会において二次会に行く道すがら、水商売風の中国人女性に逆ナンされグループから離脱、何処とも知れぬ夜のネオンのジャングルへと消息を絶ったことは以前書いたが、取り合えず仕事始めのあった日には出社していたので命があったことは確認できた。ヨカッタヨカッタ。

当初はコワイお兄さんのいるアブナイお店へ連れ込まれ、身ぐるみはがされた挙句法外な代金の肩代わりに東シナ海あたりの遠洋漁業の船に無理やり乗せられ、もう二度と生きて日本の土を踏むことが無かった…などと最悪のシナリオまで考えたのだが、どうやら無事だったらしい。

しかし結局逆ナンされ拉致られた後どうなったのか、A君は酔っていたから覚えていない、というのである。財布はどうだった?と訊いたら2千円ほどなくなっていたが、これは多分帰りのタクシー代だろう、というのだ。
にわかには信じ難い事実である。

A君とて男の端くれ、あのあとそのまま水商売女子と握手してお別れ、などということは考え難い。ひょっとして、酔って正体の無いA君は、お金以外のものを奪われてしまったのではないか?知らないうちにどこぞの外国人と戸籍上結婚していることになったりしているんではないか?A君には今度戸籍がどうなっているのか確認することを勧めたい今日この頃である。しかし形の上とはいえ正月に結婚してしまったとはA君、まさにおめでたい男である(ってかもう決め付けているオレ)。

[]中腰上司 中腰上司を含むブックマーク 中腰上司のブックマークコメント

お正月ですっかり肥えた体をどうにかする為、最近はデスクワークでさえ立ってやっているオレである。やはり机の前で立ったまま書類仕事をする姿は傍から見ると妙なのだろう、部下達がオレを奇異な目でチラ見している。しかし何も言えない様である。当たり前だ。例えどんなアホでも上司は上司だからな。言わせてたまるか。ってか開き直んなよオレ。やはり会社で偉くなると言うのは便利なものである。日頃言動も行動もおかしい訳の判らない上司を持った部下達の心痛は余りあるものだろうとは思えるが、いちいちそんなことを気にしていたら偉い人なんかやっていられないんである。ってかなあ…これで役職だって言うこと自体に問題があるかもなあ…。普通いねえよ机の前でずっと中腰で立って仕事してる上司。多分陰では中腰上司などと呼ばれているに違いない。

しかし妙なポーズなので腰に来る。ただでさえ肥えてきているので腰への加重率も高くなってきている。中腰上司の名前は早くも返上のようである。しかし中腰上司って村上ショージみたいな名前だな。何を言う〜!早見優〜!(おいおい…)

[]真似できるならやってみろ!5人のハードコアゲーマーのお部屋 真似できるならやってみろ!5人のハードコアゲーマーのお部屋を含むブックマーク 真似できるならやってみろ!5人のハードコアゲーマーのお部屋のブックマークコメント

■5 Hardcore Gaming Rooms You Don’t Want to Sleep in
ちゅるるん》さんより。
マルチディスプレイで航空シミュレーター、なんてのは割りとよく見ます。3画面使ったFPSとか一回やってみたいよなー。それにしても、おお!4番目5番目の写真はオレの部屋ぢゃないか!??

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[]Body & SOUL - 次回は野外での開催 Body & SOUL - 次回は野外での開催 を含むブックマーク Body & SOUL - 次回は野外での開催 のブックマークコメント

昨年末、 Velfarre での最後の開催を終えた伝説的ハウス・パーティー Body & SOUL Live in Tokyo が、早くも今年の5月に次の開催を決定したのでお知らせしたい。

Body & SOUL Live in Tokyo OPEN AIR 2007

2007年5月20日(日) @ お台場 Open Curt _ 12:00 〜 20:00

Line Up : Joe Claussell, Danny Krivit, Francois K

Music : House

Higher Frequency : http://www.higher-frequency.com/j_news/january07_d/17/1.htm

5月20日!まだ全然先だけれどこれは是非行かねば!野外レイブって開放感あっていいのよー。以前新木場AGEHAのパーティーでプールサイドでお月様見ながら踊ってた時はかーなーり気持ちよかったよなあ。しかも今回はBody & SOULだし。フランシス・Kだし。ハウスだし。WIREの時のメンツ誘って行こうと思うとります。

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20070116(Tue)

globalhead2007-01-16

[]シェゲナコンビニ シェゲナコンビニを含むブックマーク シェゲナコンビニのブックマークコメント

朝入ったコンビニには今時見ることの少ないロカビリー風のヘアスタイルをした兄ちゃんがレジに立っていた。オレが買い物をレジ台に置くとバーコードリーダーを小粋に操りながら兄ちゃんは言った。「あっしゃめましゅかぁ?」…巻き舌である。ロケンロラーのしるし、巻き舌で何か訊いてきてるんである。オレは2秒ほどお兄ちゃんの今言った言葉を反芻し、兄ちゃんが「暖めますか?」と言ったらしいことを脳内翻訳する。「…あ、結構です。」と答えるオレ。兄ちゃんは更に他の品物にバーコードリーダーを走らせ、また巻き舌で何か訊いてきた。「◎▲□×っしゅかぁ?」…もう何を言ってるのか完全に判らない。訊き直すのも面倒になり適当に「あ、はい。」と答えるオレ。そして精算が終わり、おにぎりと雑誌しか買ってないのに何故か二つに分けられたコンビニ袋を渡され、さらに中を覗くと割り箸が二つ入っていたのを発見したのであった。恐るべし、恐るべしロケンローラー。

[][]ケンタロウの10分ごはん ケンタロウの10分ごはんを含むブックマーク ケンタロウの10分ごはんのブックマークコメント

ああ…たまにはマトモなものを食べたい…。もう少し健康的なものが喰いたい…。やはりちゃんと料理しよう…。という訳でオレのような人間でも出来そうな料理本を買ってくる。煮たり焼いたりの基本動作はまあ何とかできるオレではあるが、はっきり言ってたいしたものは作れないです、ハイ。つらつら本を眺めてみたが確かに簡単だとは言え、オレなんかから見ると料理に使うソースがちょっぴり凝っていて物珍しかった。ここで決して「醤油でいいじゃんか」などと言ってはいけないのである。何事も試してみることだ!…やるかどうかはわかんないけど…。それと「1人前」となっている料理の分量が少ない!こんなもんでオレの胃を満足させることが出来ると思ってるのか!真の男ならこの本の「2人前」が普通の量だ!

そしてこの本を元に何か作ろうと思ったのだが、どうにも材料が揃わない。または一人で使うには不経済な材料だったりする。一人暮らしで料理しようとすると材料が余ってしまうのが不経済ですなあ。「買っても余っちゃうし」とか思うと買わないので、だから作らない、なんて事の方が多かったりします。それで似たような物を作る事にしたのだが…しかし出来上がったのは似て非なる物であった…。あ、明日こそ…。

ところで食生活の貧しいオレではあるが基本的にコンビニの弁当は食べないですなあ。揚げ物多くてさ。ファミレスは近所に無いし定食屋もそれほど行きません。会社から帰ってくるのが7時8時なので異様に簡単なものをちゃちゃっと作って食べているようです。それがなんなのかは謎です。”料理も出来るカックイイ男”だなんて一切期待しないで下さい。あ、してませんでしたか。そうですかやっぱりそうでしたか。レベル的には小学校の家庭科レベルからひとつも進歩してないです。いや、今日び小学校の家庭科も凄いらしいからなあ…。オレ小学生以下かも…。どうせオレが食い物でうるさいのはピザのトッピングとビールの銘柄ぐらいだよ!でも一応野菜は摂るようにしているので安心してね!

ちなみにこの本の著者の親って小林カツ代なんですよ、とKちゃんから教えて貰ったのだがオレは「へえ!親が小林克也なんだ!ベストヒットUSA!」とか訳の判らない受け答えをして顰蹙を買っていました。小林カツ代って有名な料理研究家の方だったんですね…。知らなくてスマン…。そういえば小林カツ代と大山のぶ代ってなんか名前似てない?

あ、あとバナナ牛乳から教えてもらった「ラー油+海苔」入りの納豆のご飯は実に美味しゅう御座いました。しばらくこれで過ごせる!(おい)

ケンタロウの10分ごはん (NHKきょうの料理シリーズ)

ケンタロウの10分ごはん (NHKきょうの料理シリーズ)

バナナ牛乳バナナ牛乳 2007/01/16 18:27 ケンタロウはうちもよく参考にしてます。
結構ラフだし、覚えやすいレシピも多いし(・∀・)
あ、ラー油にしたの?ゴマ油って打ったつもりが……まあいっか!
ピリ辛好きのFUMOさんには合いそうだす。

globalheadglobalhead 2007/01/16 20:27 バナナみたいな女子でも料理本ってよく読むのか。そういえば昔高山なおみさんの料理本のこと書いたときもバナナからコメント貰ってたの覚えてるよ。バナナ、お、お前もしかして家庭的な女子だったのか!?
ラー油だが1月2日の日記読んだら自分ではっきり”胡麻油”って書いてるな…。いやでもね!実は今日このコメント読んでから胡麻油で試したんだよ!そしたらどうもオレ、ラー油のほうが好みみたいなんだよ!バナナも一回やってみ!(なし崩しにしようとしている)どっちにしろ「おお、これって韓国風?」とかちょっと思ったな。
それはいいとして、最近思い違いとかマジで多いんだよなー。この間は日記で人物の名前間違ってたのを指摘してくれた方がいたし、昨日は人のブログにコメントした映画のタイトル間違っててな。どうも脳年齢が一段と高まってきているようだよ…(久々に弱音)。

バナナ牛乳バナナ牛乳 2007/01/23 13:16 違うよFUMOさん、それは脳年齢が高まっているんぢゃなくて
きっと地球外生物から発信しているデムパが徐々に
FUMOさんを侵食しはじめているんだお!!!!
もしくはそろそろ地球での素敵な記憶や甘酸っぱい思い出を
少しずつデリートさせて、故郷の星に帰らせる準備を
おっぱじめているんだ!!!!ぎゃー!!!

……すいませんわたしも脳年齢がやばいみたいです。
ラー油、やってみよう!やっと納豆が店頭に並ぶようになったしね。

globalheadglobalhead 2007/01/23 22:24 宇宙から来たフモで御座います。来たなバナナ星人め!やはり地球外生命だったか。そういえば最近眩しい光に照らされたかと思ったら気が付くと1時間ぐらい時間が経っていたりとか、首筋に違和感があったので医者に行ったら5mmほどのバイオチップが埋め込まれているのを発見されたりしたな…。インプラント!アブダクション!キャトルミューティレーション!矢追 純一!宇宙人解剖ビデオ!そうして段々人間じゃなくなってゆくのかもな…。というか私生活が既に人間じゃなくなっているような気が!
故郷の星には実は女房と子供がいてな。それなりに幸福だったんだが故郷の星も不況で大変だったんで地球に出稼ぎに来ていたというわけだ。でも地球に長く居過ぎて昔なら使えた超能力もすっかり使えなくなってしまったばかりか、オレの星にいた頃の記憶さえ薄らいでしまっているんだ。だからもう故郷の星とも女房子供とも連絡する事が出来なくなってしまったんだよ。あれは凹んだなあ。地球も思ったより生き辛いし。そんな時見つけたのがこのはてなダイアリーなんだ。これは秘密なんだが、実は地球のインターネットは、オレの星でも見られるんだよ。オレは、こうして日記を書いていれば、いつか故郷の家族や友人がオレを見つけてくれるんじゃないかと思って、それで毎日この日記を書き続けているんだよ。(なんだかアブナイ文章になってきたな)

そういえば納豆、流行ったらしいな!オレそのこと全然知らなくてスーパー行ったら納豆が売ってなくて、「大豆が不作なのか!?」などと思ってしまったよ!しかし納豆如きで痩せられるのならオレはとっくにスーパースリムだ!まあ健康には良いからいっぱい食べるのはいいかもな。

バナナ牛乳バナナ牛乳 2007/01/24 13:06 そのアブナイ文章にちょっと泣きそうになった俺は勝ち組(?)!!!。
なにかしらのアクションがあったらいいねえ……>故郷の星から
(´-`).。oO(・こどもは大きくなったかなあ)

納豆食べると、ごはんがとってもすすむせいか
ぜんぜんダイエットにはならないねえ。罪づくりなヤツだぜ納豆。
やらせ事件、ここのはてな欄の「注目キーワード」やら「注目URL」に
ちょいちょい登場してるっていうのになんという気持ちいいくらいの
浮世離れっぷりなんだ。

ごっつデスノ、「アールの女」がキました。

globalheadglobalhead 2007/01/24 20:52 わはは!バナナの目にも涙だったか!白状するとこのお話は元ネタがあって、「地球に落ちてきた男」というオレのとても好きな映画のストーリーをちょっとパクッてしまった!しんみりさせてしまってすまん!この映画のことを書いたのは日記のこのへんだから興味があったら見てみてくれ。
http://d.hatena.ne.jp/globalhead/20050315
しかしやっぱり浮世離れしてるよなあ。この間別の方からも言われて「やっぱりそうなんだあ」なんて思ってしまったよ。こっそり君だけに教えるがオレは実は現実というのが大嫌いなのだ!ええい汚らわしい寄るな寄るなペッペッ、てな感じだ!だから世の中で起こっている事と何にも関わりの無い部分で馬鹿な話書いてゲラゲラ笑っている、というのがオレの日記の正体だ!これがオレのロックン魂さ!(…いい歳していったいなんなんでしょうねえ…。)

「アールの女」はオレも笑った!YouTubeで他のゴレンジャイも探したら、全員が変なおっぱい出して踊るやつが成人指定扱いになっててなおさら笑った!

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20070115(Mon)

[]最後のウィネベーゴ / コニー・ウィリス 最後のウィネベーゴ / コニー・ウィリスを含むブックマーク 最後のウィネベーゴ / コニー・ウィリスのブックマークコメント

最後のウィネベーゴ (奇想コレクション)

最後のウィネベーゴ (奇想コレクション)

”SF界の女王”と謳われるコニー・ウィリスの最新短編集。邦訳されているウィリスの長編は殆ど読んでいますが短編集を読むのは初めて。長編で一番好きなのは『航路』かな。臨死体験を題材にしたこの物語は魅力ある登場人物と予想の付かない謎めいた物語で最後まで引き込まれました。よく描けてるなあと思ったのは『ドゥームズデイ・ブック』。黒死病の蔓延する中世ヨーロッパに誤ってタイムトラベルした女学生の脱出劇を描いた作品だが、描写は迫真的だったがそもそもなんでタイムトラベル物じゃなきゃいけないのか説得力が無かったのが残念。そして『犬は勘定に入れません』は語り口が実に冗漫で「早く終わんないかな」などと思いながら読んでました…。

さてこの短編集、中の3作が100ページ前後の中篇であることから全収録作が4作と非常に少ない。内容はと言うと『犬は勘定に入れません』で感じた冗漫さをそのまま引き継いだような作品が多く、今一つ乗り切れませんでした。表題作を除く3作はスラップスティック・コメディなんですが、どうやらオレはこの人の毒の無いコメディ・センスが苦手なのかも。

最初の短編《女王様でも》は女性の生理を扱いながらもフェミニズム的な作品かというとそうでもない。でもこれ未来世界の造語でお話が進んでゆくから、テーマを知らないと半分まで読んでも何の話か全然判んないんじゃないかなあ。

《タイムアウト》はタイムマシン研究に駆り出された研究員達のドタバタなんだけれど、タイムマシンというキーワードが無ければ単に中年男女の浮気心がムフフなだけの物語でしかないんじゃないのか?研究員達の周りで病気が流行ってドタバタするのは『ドゥームズデイ・ブック』あたりと似通っちゃっている気が。

《スパイス・ポグロム》は人口過密のスペースコロニーに住む人類とそこに滞在中の異星人とのディスコミュニケーションを描いた中篇。テーマは判るんだけれどこんなに長くなくてもいいじゃない?混み合った住空間での住民達のイライラが読んでいるほうにも伝わってきていっしょにイライラしてしまい気分が悪かった。『航路』ではコメディとシリアスさが巧い具合にブレンドされメリハリのある物語として完成されていたけれど、コメディ一辺倒のウィリスはどうにもユルイ気がするなあ。あちらではこういうのがウケるのかしらん。人類と異星人の言語学的な齟齬のアイディアは面白かった。

タイトル作《最後のウィネベーゴ》の”ウィネベーゴ”とはアメリカ最後のRV車(キャンピングカー)の名前であり、消滅したネィティブ・アメリカンの部族の名前でもあるらしい。この短編集の中では唯一シリアス調の作品なんですが、これも物語を半分まで読んでも何の話なのか一向に判らない。一見日常的な情景描写の中に秘密警察に似た”協会”なる組織の暗躍が描かれ緊張感を生みますが、読み進めてみるとこの物語、ネタバレになるから書かないけどそもそも設定がおかしくないか?動物がテーマになっていて泣かせに入ってますが、作品の世界観に納得できずリアリティを感じないまま読み終わりました。SF的小道具も古臭くて今読むと白けるんだよなあ。相当賞取ってるみたいなんですがどうなんでしょうこれ。

う〜ん、コニー・ウィリス、出会ったときはよかったが次第に相性の悪さがわかってくる、みたいな作家だなあ…。

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20070114(Sun)

[]momokoDoll Mama Told Me momokoDoll Mama Told Meを含むブックマーク momokoDoll Mama Told Meのブックマークコメント

momokoDOLL Mama Told Me

momokoDOLL Mama Told Me

Will you have whiskey with your water
Or sugar with your tea?
What are these crazy questions
That they're asking of me?
This is the wildest party that there ever could be
Oh, don't turn on the light 'cause I don't want to see

Mama told me not to come
Mama told me not to come
Mama said, "That ain't no way to have fun"

"Mama Told Me (Not to Come)/Randy Newman"

最初は顔つきが取っ付きづらくて、発売した時にはパスしたんだけれど、「伊勢丹Ver.」が買えなかった替わりに購入して、そして箱を開けて髪の毛をちょっと上げたら大変身だった。「このコにはきっとギターが似合う」そう思ってサイズの合うミニチュアギターを探し、とあるギターショップにふらっと入ってみたら、丁度良い具合のミニチュアギターがあった。何色かあったけれど、黒い皮のジャンバーに合うだろうと思って赤いギターを選んだ。家に帰ってさっそくギターを持たせてみる。…うおお!これはカッコイイ!そして日記にUPしようと写真を撮りましたが、なかなか納得出来る仕上がりにならず、かなり撮り直しする羽目になってしまいました。その甲斐あってか今回は割と出来が良い写真になったんじゃないかと思います。という訳で今日は調子に乗って大きい画像を沢山UPしました。結構重いと思われますので見たい方は<続きを読む>をクリックして下さい〜。

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続きを読む

frankofranko 2007/01/14 11:26 かつこいいですね。いいなぁ。この子の髪の毛のメッシュ、すきです。

globalheadglobalhead 2007/01/14 11:40 コミックのNANAをちょっと意識した!しかし今日も朝からプチブラの写真撮ってるオレって…。

dekoponndekoponn 2007/01/14 15:16 あまりにも可愛くてくらくらしてきました。
大きな写真をください。ええと、1番と3番と、ええと、ええと…。
ああ、みんな素敵なので選べないよお!フモさんが選んで送ってください。よろしくお願いします。ぺこり。

globalheadglobalhead 2007/01/14 17:43 あとで送っときますぅ〜。(ところで今回もこっそりmomokoDOLL.comのPhotoBBSに投稿してしまったオレであった…。)

ヾ(=ΘΘ=)ノヾ(=ΘΘ=)ノ 2007/01/14 17:56 うぉぉ、かっくいぃ〜!実は、ミクシの写真がコレになってるのにいち早く気づいて、こちらのアップを今か今かと待っておりました。このmomokoは、あちこちのブログ上でキマッてるんで、欲しいなあと思っていたところです。フモさんのが一番素敵よ♪小道具もポーズもアングルもサイコーですね。

globalheadglobalhead 2007/01/14 20:08 タマさんありがとー。この画質で撮れるまで3日間試行錯誤しました…(何やってんだか)。デジカメのことまだまだ判ってないみたいで、その辺で苦労してるみたい。実は今回の写真の殆どは、今までのDoll写真と違ってフォトレタッチを一切行っておりません。まだピント甘かったり光線が多かったり少なかったりしてますが、それでもかなり進歩したんじゃないかと思います。こういうどうでもいいことに入れ込むのが本当に好きなんですよねえ自分…。
さて来週はプチブラ写真をUP予定です。よかったらまた観に来てくださいね〜。

lockedroomlockedroom 2007/01/14 20:58 うわー凄く可愛くて格好いい!素敵です。

globalheadglobalhead 2007/01/14 22:56 おお、あやさんコメントありがとうございます!カッコイイっしょこれ!Dollっ気のない女子の方に喜んでもらえるなんて嬉しいなあ。苦労して撮った甲斐があったです。というかママトールドミーさん自体実は結構人気があったってことなのかな?

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20070113(Sat)

[]《マスターズ・オブ・ホラー!ァトビー・フーパージョン・マクノートン《マスターズ・オブ・ホラー!ァ侫肇咫次Ε奸璽僉次▲献腑鵝Ε泪ノートン篇を含むブックマーク 《マスターズ・オブ・ホラー!ァ侫肇咫次Ε奸璽僉次▲献腑鵝Ε泪ノートン篇のブックマークコメント

『マスターズ・オブ・ホラー』、世界のホラー映画の巨匠13人を集め、それぞれの個性で独自のホラー映画を撮らせたアメリカのテレビ・オムニバス・シリーズです。前回DVD4枚組のBOX SET『マスターズ・オブ・ホラーDVD-BOX Vol.1』の紹介をしましたが、今回は『マスターズ・オブ・ホラーDVD-BOX Vol.2』ということでDVD3枚組のBOX SETの内容を紹介したいと思います。今回はトビー・フーパージョン・マクノートン、ミック・ギャリス、ウィリアム・マローン、ジョン・ランディスジョー・ダンテの6人の監督作品が収録されており、これを4回に分けてレビューします。なおUPする日にちは飛び飛びで。4日連続ホラーじゃさすがにきついだろ…。

■ダンス・オブ・ザ・デッド 監督:トビー・フーパー悪魔のいけにえポルターガイスト

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トビー・フーパーといえば説明するまでも無く『悪魔のいけにえ』の監督であるが、しかしそれ以外の作品に恵まれているかと言うと?である。だからある意味『悪魔のいけにえ』は幸運の生んだ偶然の産物だったのかもしれない。『いけにえ』以降の作品でのフーパーの作風を見るならば、必要以上にくどい、しつこい、といったところだろうか。ただし望んでか望まなくてか、それが奇妙なユーモア感覚を醸し出しているのも確かだ。『スペース・バンパイア』なんて、シリアスな演出してるのになんか笑っちゃいませんでした?さて今作は戦争やテロで破滅に瀕した近未来の世界が舞台。街では刹那的な若者達が暴れまわり、怪しげなクラブの出し物である蘇生した死体のダンスを眺めるのが一番の娯楽となっていた。そしてそこに、ただひとつ平和だった街に住む若い女が紛れ込み…というお話。画面が痙攣を起こすヴィジュアルエフェクトをくどいほど使った映像は最初新鮮だったもののだんだん飽きてくる。やはり相変わらずしつこい演出だ。そして途中まで見て気が付いたが、これの原作はロバート・シェイクリイの『死者のダンス』(早川異色作家短編集 巻収録)ではないか。うーん、原作としてはちょっと古いかなあ。小説のほうでは東西冷戦やベトナム戦争の影響が濃厚な冷笑的な物語だったが、映画ではむしろ荒れ狂うティーン達の物語をテーマの中心に据えていると思う。クオリティは落ちるがフーパー版『時計仕掛けのオレンジ』と言ったところか。ただねえ、死体のダンス見るのがそんなに面白いかあ?なんて思っちゃうけどなあ。なお、怪しげな興行主を『エルム街』のロバート・イングラムイングランドが好演している。(訂正:イングラムはパトレイバーっすよ!)

■ヘッケルの死霊 監督:ジョン・マクノートン (ヘンリー、ワイルド・シングス)

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これも死者の蘇生をテーマにした物語だが、舞台は19世紀のどこかの国となっている。冒頭、死体解剖とフランケンシュタインを思わせる不気味な実験に始まり、犬の死体を甦らせる怪しげなネクロマンサーの登場、美しいが陰のある若い人妻、謎めいた事をほのめかすその年老いた夫、そして淫猥と陵辱に満ちたクライマックス…と飽きさせない展開を見せる。絶命した愛する者を甦らせたばかりに起こる悲劇…と題材的にはオーソドックスながら見せ方が上手く、引き込まれる要素を持ち、作りもとても丁寧で、思った以上に面白く見ることが出来た。監督の手堅い演出の手腕であると同時に、ホラー作家・クライブ・バーカーの原作によるところも大きいだろう。おぞましく忌まわしいラストの狂宴などはバーカー節全開と言ったところだ。なお、今回の《マスターズ・オブ・ホラー》シリーズにこの作品の監督として当初名を連ねていたものの降板したジョージ・A・ロメロが”協力”という形でクレジットされている。監督のジョン・マクノートンは『ヘンリー』というシリアル・キラーをモデルにした作品を監督しているが、ホラー映画監督というわけではない。また、この『ヘンリー』の完成度に注目したマーティン・スコセッジがマクノートンにオファーし、マクノートンの監督でロバート・デ・ニーロビル・マーレイユマ・サーマンという豪華な出演人の『恋に落ちたら』という作品を製作している。これは個人的に結構好きな映画でした。(ユマ・サーマン出てたし。)

EbisEbis 2007/01/15 10:38 イングラムではなくてイングランドでわ……。(・∀・;)

globalheadglobalhead 2007/01/15 12:12 あー、そうだそうだ。訂正しておきます。ありがとうございます。ってかイングラムってナニよ?多分機動警察パトレイバーとごっちゃになってる気が…。

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20070112(Fri)

[]Lachapelle Heaven to Hell / David Lachapelle Lachapelle Heaven to Hell / David Lachapelleを含むブックマーク Lachapelle Heaven to Hell / David Lachapelleのブックマークコメント

Lachapelle Heaven to Hell (Photo Books S.)

Lachapelle Heaven to Hell (Photo Books S.)

アメリカのお茶目なフォトグラファー、デビッド・ラシャペルの最新写真集。TASCHEN社からはこれまで"LaChapelle Land""Hotel LaChapelle"が刊行されていますが、これは箱入り豪華本の3部作目という事になるらしい。実はオレはラシャペルがかなりお気に入りで先の2冊も手元にあったりします。作品的には以前からオフィシャル・サイトで公開されていたものも多いですが、今回初めて写真集にまとめられたのかな?オレのお気に入りだった映画『タクシードライバー』をモチーフにした連作もやっと印刷物の形で見ることができたのは嬉しいです。あと『スカーフェイス』の連作もあるよ。

この写真集では様々な有名モデルが使われていますが、一番多いのはパリス・ヒルトンさんでしょうか。いやあ、自分の事を棚に上げて人様をお馬鹿呼ばわりするのは仁義に劣るとは思いますが、ことパリス・ヒルトンさんに関しては、もう眩しいぐらい頭がすっからかんな表情が逆にラシャペルの陽気なフェティシズム感覚に見事にマッチしていて神々しいばかりでございます。というかラシャペルの写真に登場した被写体は誰もが皆頭すっからかんに見えざるを得ないというところがスバラシイ!そう、資本主義社会に必要なのは欲望することだけさ!役にも立たない観念性を後生大事に抱え能書き垂れるよりも目の前にある”モノ”と目に前にある肉体にひれ伏し渇望し欲情しそして自分もそもそもはモノであり肉体である事に気付けばいいのさ!マテリアル・ワールド万歳!

つまりラシャペルの写真はひとつのイロニーとして見る事が出来るのですが、それは批評ではあっても否定ではない。むしろそんな”今”という現実を積極的に楽しんじゃおう、という確信犯的な楽天性がラシャペルの写真にはあると思います。なによりもムズカシイ事を言わなくたって兎に角見て楽しい写真、というところがいい。それとTASCHEN社から出ているラシャペルは写真集にしては破格の安さだと思う。あと後半の《呑んでばっかりいるアメリカ人》の連作はラシャペルらしくないワザとらしいぐらいベタな写真だが、よく見ると底意地の悪さがひしひしと伝わってきて愉快だった。

■TASCHEN Books Photography - New Titles - LaChapelle, Heaven to Hell

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[]ヘルムート・ニュートン RSF写真集 ヘルムート・ニュートン RSF写真集を含むブックマーク ヘルムート・ニュートン RSF写真集のブックマークコメント

2004年に急逝したカメラマン、ヘルムート・ニュートン最後の写真集。これは各国で投獄、監禁など不当に弾圧されているジャーナリストを救う為組織されたNGO国境なき記者団(RSF)」の支援活動の一環として編集されたものですが、作品的には1970年代のヴォーグ誌から始まるニュートンの代表作を網羅的に掲載した作品集となっており、決して政治的なものを意図した写真集ではありません。作品は撮影場所別に編集されており、ロスアンジェルス、モスクワ、プラハ、イスラエルなど世界中のロケーションを飛び回り活躍したニュートンの足跡を知ることが出来ます。オレはヘルムート・ニュートンについて決して詳しい訳ではないのですが、入門篇としては値段もこなれていて良いかと思い手にしてみました。非常に挑発的で、ある意味マッチョな匂いすらする女達の写真は70年代以降の女性の社会参加がその背景にあり、女達の新たな価値観をその写真に持ち込んだのがニュートンの写真の現代性であるようです。個人的にはデビッド・リンチイザベラ・ロッセリーニを被写体としたポートレートがキました。

■LYNCH DAVID ET ISABELLA ROSSELLINI

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[][]STUDIO VOICE (スタジオ・ボイス) 2007年 01月号 STUDIO VOICE (スタジオ・ボイス) 2007年 01月号を含むブックマーク STUDIO VOICE (スタジオ・ボイス) 2007年 01月号のブックマークコメント

STUDIO VOICE (スタジオ・ボイス) 2007年 01月号 [雑誌]

STUDIO VOICE (スタジオ・ボイス) 2007年 01月号 [雑誌]

スタジオ・ボイス創刊30周年ということで『写真集の現在 特別総集編』なる特集を組み、250冊の写真集を紹介しています。写真ってまだよく判ってないんで参考書代わりにしようかなと。しかし、STUDIO VOICEって、あんまり手にしたくない雑誌だったんだけどね…。なーんかスノビズムの臭いがしてね。でも読んでいくと自分の興味に近いものが多いんだよなあ。イヤだなあ。

fumi_ofumi_o 2007/01/12 15:32 本日のエントリーは三つとも私のツボですね。:-) 先ず、ラシャペルの写真集について。私は“Hotel LaChapelle”だけ購入して見たのですが、あの色と人物でお腹一杯になりました。ついでに公式サイト見ても。:-)けれどその割には感情は揺さぶられない。次のヘルムートニュートンは、強い女・洗練された女全盛期の写真だから(笑)大好きです。それからスタジオ・ボイスは、私が買ってたのが新聞みたいな形態だった年だけなんだよねー。だから多分、79年か80年。途中で中綴じに(それもホチキス1箇所止め程度)になったような気がしますが、大昔故うろ覚え。

globalheadglobalhead 2007/01/12 22:35 ラシャペルはお馬鹿なところが好きで。というか基本的に何でもどんなものでもお馬鹿なものが好きなんです。あと基本的に濃いいものも好きですねえ…。ヘルムート・ニュートンは前から気になってたんですが、去年暮れのfumi_oさんのエントリ(GREEN ROOM MURDER)見て一回ちゃんと接してみようかと思った訳なんですよ。スタジオ・ボイスはねー、今まで買った事があるのはエヴァンゲリオンの特集の時だけだな!

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20070111(Thu)

globalhead2007-01-11

[]亥年だけど猪突は猛進するだなんていうのは妄信だったのさ 亥年だけど猪突は猛進するだなんていうのは妄信だったのさを含むブックマーク 亥年だけど猪突は猛進するだなんていうのは妄信だったのさのブックマークコメント

猪突(ちょとつ)猛進−−。今年の干支(えと)・猪(いのしし)(亥)の形容だが、実際に猪が走ることはめったにない

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070105k0000e040014000c.html

こういうのは年越す前に言ってくれなきゃだわ!多分この年末年始日本では何万人もの方が年賀状に「今年は猪突猛進で頑張ります!」などと日常生活で殆ど使うことの無いであろう四字熟語を折角使用して新年の抱負を書き綴っただろうに、それを年が明けてから「すいません。あのー、猪は猪突猛進しない事が判りました。以後よろしく。」などと謝罪されたとしてももう取り返しが付かないではないか。

「え?どうなってるんですか?あんなに頑張るといっておきながら、言ってる事とやってる事が全然違うじゃないですか?え?え?」などと詰め寄られても返す言葉がないのである。「いや、だからですね。よく聴いてください。猪はね。猪突猛進しないんですよ。臆病な動物なの。いいですか。」などと言い含めようとしたところで相手は既に聞く耳など持っていないのだ。その上「何言ってるの!あなたって!いつもつも!屁理屈と言い訳ばっかり!なんでもっとちゃんと出来ないのよ!」などとオレの生き方の根幹まで問い詰める態度に出てこられたらどうしたらいいというのか。

あまつさえ「あの時だってそうだった!あなたってすぐ後ろ向きに考えるのよ!もっと前を見て生きてよ!」などと遠い昔にあったちょっとした過ちまで穿り返される始末である。(ってかこのキャラ誰だ?)こうなってはもう何を言っても駄目である。ましてや相手に「あと言っとくけど猪の牙は本当は後ろ向きなんですよ。そこんトコお間違え無く。」なんて場違いな正論で返そうものなら血を見るのは明らかだ。あなたの近くに凶器になるものが無いかどうか急いで確認する必要がある。この時相手が要求しているのは正論ではない。あなたの誠意なのである。人は思考する生き物であるが、同時に感情をもつ生き物でもあるのだ。

本来であればこの熟語を作った人間の責任を追求したいところではあるが多分大昔に亡くなられているであろうし、既成事実を容易く覆すのは難しいことだろう。そこでオレは考えた。全国の猪さんを調教し、猪突猛進する芸を仕込めばいいのである。これにより現実との整合感を生むことが出来るではないか。日本全国の猪さんが「猪突猛進センター」に集められ猪突猛進するために日々額に汗しながら(猪の額は狭そうだが)刻苦勉励する姿を思い浮かべると涙の出る思いである。

「猪突猛進センター」では今日も「リポビタンD」の「ふぁいとーっ!いっぱつーっ!」のコール&レスポンスに倣って調教師のお兄ちゃんと猪さんとの丁々発止のやり取りが木霊するのである。猪調教のお兄さんが叫ぶ。「ちょとつーっ!」。そして猪が応える。「ぶひぶひーっ!(もーしんーっ!)」。東京ドーム程もある巨大な「猪突猛進センター」は、そんな何千人もの調教師と何千匹もの猪の熱気でムンムン、吐き出す呼気に窓ガラスさえ曇る勢いである。そして生まれる友情、愛、信頼。ここから人間と猪との新時代が始まるのだ。そしてそのような血の滲むような特訓のお陰で我々も明日から心置きなく猪突猛進出来るという訳なのである。全国の猪さんありがとう!調教師の皆さんご苦労様!あ、オレ?オレはいつも通りグダグダ生きてますから。猪突猛進なんて疲れるよな!(おい)

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2007/01/12 01:02 うちにも猪突猛進賀状がいくつかきましたよ。可哀想に、パニクっているのね。あとオシドリって、毎年相手を変えるんだってね。昨日、井の頭公園にいた、警察官を定年退職して、悠々自適のバードウォッチングおじさんが教えてくれました。オシドリ夫婦って…そっちの意味でも羨ましいかも。

globalheadglobalhead 2007/01/12 08:50 今年も相変わらず猪突というよりも追突、猛進というよりも迷走しているオレだ。もはやそれが当たり前になってしまっているので何一つ問題を感じていないところがオレのチャームポイントだ。オシドリか。調べたら殆どの鳥は基本的に一夫一婦制らしいな。まあ取り合えず卵が孵って雛が育つまでなのだろうが本能とはいえ見上げたもんだ。相手が替えられるのが羨ましいレイジーだが、替えられるオシドリならまだましというものだ!オレの場合オシドリというよりトキ…そう、つがう相手がいないので絶滅する運命しかない鳥と一緒だ!オレは絶滅種だったのかよ!なんか悲しくなってきたのでこの話は終わり終わり!

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20070110(Wed)

globalhead2007-01-10

[]彼女はインターポール 彼女はインターポールを含むブックマーク 彼女はインターポールのブックマークコメント

会社のオドレィ・トトゥ似の美少女Kちゃんがなにやら試験を受けるという。立派である。見上げたものである。
そんなKちゃんと電話で話す機会があったのでその話題をふってみた。きちんと将来を見据えスキルを磨く若者は応援せねばなるまい。
「あ〜Kちゃん!今度なんか試験受けるんだって?」
「ん?なんでしたっけ?」
「あのーほらほらあれあれ。」
「??」
「あれよあれ、なんとかいうやつ。」
寄る年波にただでさえ少ない脳の活動がさらに衰え、今や認知症の魔の手がそこまで迫っているオレはなかなか単語が出てこない。
「あれあれ。ICPOとかいうやつ。」
ICPO?」
「そうそうそういうやつ。」
「インターポールですか?」
「インターポールといえば銭形警部だなワハハ!待てェ〜!ルパ〜ン!(物真似)」
「…私がインターポールの試験受けるんですか?」
「ワハハ面白いヤツだなKちゃん!君がインターポールの一員になるのか!」
「いや、今フモさんがインターポールと…。」
「違うよほら、あの、英語の検定だかなんだかいうやつ。」
「…それ”TOEIC”じゃないですか?」
「あーそうとも言うか!」
「…フモさんICPOTOEICは全然違いますよ。」
「んー、でもOとCとIが合ってるじゃん!ギャハハ!」
「そーゆー問題じゃないっすフモさん…。」
単なるバカである。
電話の向こうで可愛いKちゃんはきっと涙目になっていたに違いない…。そしてこれはすべて実話なのである。完璧にダメじゃんオレ!
みんなもICPOTOEICの違いをきちんと理解し間違わないように気をつけてね!(…ま、オレだけだよな…。)

[]Le petit chat de Lisa Le petit chat de Lisaを含むブックマーク Le petit chat de Lisaのブックマークコメント

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家族とヴァカンスに出かけたリザ。市場にいくと「みゃおみゃお」と子猫の鳴き声が。子猫を飼いたいリザ。でもパパとママは大反対。膨れっ面のリザが部屋に戻ると近所の子猫を発見!”トンペット”と名札がしてあるのにもかかわらず勝手に”ミョゾティス”と名づけるリザ。家族に隠れてミョゾティスを飼うことに。ところがばれてしまい...。ワイングラスでミルクをあげたり相変わらずカタストロフなリザがとってもキュート!
http://www.h6.dion.ne.jp/~omeisha/gaslisa.htm

洋書店で見つけあまりのキャワイさに「あああなにこれもう」と10分ばかり壮絶なメンチを切ったけれども敗北、いそいそとレジに持ってゆく羽目になった一冊。なんか犬だかウサギだかよく判んない生き物が子猫と戯れてるんですよどうですかどう思いますか。調べると「リサとガスパール」というフランスのシリーズ物の絵本で邦訳もあり結構有名らしい。全然知らなかったか今まで見てても気付かなかったんだろうな。それにしても木に登って下りられなくなった子猫を助けてますよ一緒に写真撮ったりしてますよどうですかどうなんですか。今回買ったのは新刊みたいでアマゾヌに書影はありませんが「リサとガスパール」で検索すると一杯出てくることと思われます。それにしても子猫の名前ミョゾティスですよなんかモゾモゾしそうな名前ですよどうですかそのへんどうなんですか。ああああヤヴァイこれはもう壮絶にヤヴァキャワイイ!

frankofranko 2007/01/10 16:04 こんにちは。リサとガスパール、可愛いですよね。
リサとガスパールの絵を描いてる人の別キャラクター。ペネロペhttp://www.iwasaki-penelope.com/も、めちゃんこ可愛いですよ。両方ともぬいぐるみ欲しいです。

hiromiceciliahiromicecilia 2007/01/10 19:53 私もそろそろ「あれ」「これ」「それ」だけで会話が成り立つようになって来ました(涙)。でもTOEICくらいはわかりますからねっ。つい最近まで「とーえいく」と読んでいましたけど・・・、何か?
植木さんお披露目はまだでしゅか?

globalheadglobalhead 2007/01/10 20:52 >frankoさん
可愛いよリサとガスパール!ペネロペも可愛いじゃないか!ちょっといがらしみきおの「ぼのぼの」を思い出しちゃったよ!いがらしみきおはオレの20代の頃の”神”漫画家だったな!「ネクラトピア」という漫画を描いてたんだよ!むーん坊やとか大好きだったな!それにしてもぬいぐるみ、オレもチェックしちゃったよ!アマゾヌにあったのはイマイチだったな。これは足で探さねばならないのかな!また趣味が増えそうで怖いよ!Dollに続いてキャワイイ絵本かオレ!いったいどういうオッサンなんだよ!

globalheadglobalhead 2007/01/10 20:52 >hiromiさん
オレの場合「あれこれそれ」以外にもそれを伝える相手の名前さえ忘れていることが多々あります。だから相手の名前を極力出さずに会話をしなければならないという困難が常に付きまとっているのです。その相手と言うのは何年も一緒に仕事していた人だったりするのでもはや状況は絶望的です。そして今日も”認知症”の三文字が心に重くのしかかるオレなのであります…。でもあれ?TOEICの読み方ってhiromiさんの言う通り”とーえいく”だとオレも今の今まで思っていたのですがちゃーうんですかッッ!!
あと植木爺はきちんとアマゾヌに予約済みです!発売予定日が4/29ということなんで首を長ーーーーーーーくして待っててオクレッ!

FuetaroFuetaro 2007/01/10 22:10 リサたん萌えですねぇ。はぁはぁ。ちゅーことでこんな記事も以前書いたとです。
http://d.hatena.ne.jp/Fuetaro/20050326/1111842964

globalheadglobalhead 2007/01/10 22:31 >フエタロさん
やっぱスゲエよフエさんは神だよ!エントリ2005年だよ!センス良すぎだよフエさん!ジャの道はへ(ry マスコットめっちゃキャワイイなあ!絵本をぽんぴ堂センターのを選ぶところがフエさんらしいなあ!オレもリサたん萌えハァハァしちゃうよ!なんかリサたんコレクターになっちゃいそうでヤヴァイよ!しかし「リサのおうち」のブクマが2件とも「入園後初のクリスマスプレゼント」というのが泣かせるぞ!つまりイノセンスということなんだよフォロミーだよオレよんじゅううんさいだけれどな!今年もこの調子でイントゥザマトリックスな1年を過ごしたいな!ありがとうフエさん!

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2007/01/10 23:07 ト-エイックだよねぇ?ホントは何? アタシも脳みそにギャザー付けないと横モレ注意だ。
あ、ごめん、せっかくメルヘンの世界に浸っている時にお下品な事言いました。

globalheadglobalhead 2007/01/10 23:59 >レイジーさん
そういえばはてダにはリンク機能があったからTOEICをクリックしてみたよ!そしたら「トーイック」と出てきたよ!なんか便秘の薬みたいじゃん!ってかそれはコーラックだよ!横漏れといえばオレの場合既にパンパースが必要になってきているな!しかしここは自然に任せて思うがまま、ダダ漏れしまくるままに生きるのもある意味壮快だ!野性に還れ!本能のまま生きろ!しかしその時に必要なのはもはや介護になっているかもな!そして以前オレが若いムスメに「将来オレを介護してみないか?」とお洒落に口説いた過去があることはナイショだ!

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20070109(Tue)

[]外道忍法帖山田風太郎 外道忍法帖 / 山田風太郎を含むブックマーク 外道忍法帖 / 山田風太郎のブックマークコメント

外道忍法帖―忍法帖シリーズ〈2〉 (河出文庫)

外道忍法帖―忍法帖シリーズ〈2〉 (河出文庫)

時は江戸時代、幕府の切支丹討伐の命を受け凄惨なる拷問と虐殺を繰り返す背教者クリストファ・フェレイラは、切支丹の隠し財宝の秘密を知る”十五童貞女”、十五人の切支丹処女達の行方を追っていた。そしてこの十五童貞女、実は大友忍法を使う”くの一”でもあった。その刺客として老中・松平伊豆守は天草忍者十五名を放つが、幕府転覆を狙う由比正雪配下の甲賀忍者十五名がそれを奪おうと背後に迫っていたッ!15+15+15、忍術小説でも類を見ない(らしい)総勢45名の忍術使い達による奇絶、怪絶、壮絶極まりない三つ巴の戦いが今始まるッ!

山田風太郎の名前は漫画や映画の原作者としては知っていたが、実際に読むのは初めて。冒頭から無慈悲かつ淫虐な拷問が描かれ、切支丹隠し財宝の数奇な出自と奇怪な伝説、鍵を握る”十五童貞女”に秘められた謎が語られていくが、その荒唐無稽で淫猥なバックストーリーにまず引き込まれる。そして物語を経るに連れ45名もの忍術使いたちが次から次へと現れては、異様な忍術合戦を繰り広げ、ゴミ屑のように共倒れし頓死してゆく様が凄まじい。忍者達は個別の忍法を持っておりその破天荒さとバラエティも楽しいが、登場するといちいち名乗るのと、”十五童貞女”達が絶命する時にやはりいちいち”殉教(マルチリ)の挨拶”なる口上を述べるところが時代小説らしく、何故か面白くてはまった。そして”十五童貞女”の体内に隠された隠し財宝の謎を解く15の鈴が集まったとき、ラストで用意されている衝撃の真実、これが日本の歴史を揺るがす強いインパクトのある事件へと繋がって行き、最後の最後まで隠し玉が残されている物語構成が心憎い。

主人公は一応天草勢の藩主扇千代であるが、のっけから忍術を封じられ最後までオタオタしているのが可笑しい。これを助けるのがずば抜けた美形を誇る花魁の女”伽羅”。魅力的に描かれる彼女だが行動が実に怪しく、「こいつ何者?」という疑問で最後まで引っ張ってゆく。描かれる忍術はどこか行き当たりばったりと言うか、「そのシチュエーション以外じゃ使えないだろ!」と突っ込みたくなりはするが、物語展開が早いので気にならない。なにしろこの物語は忍者達のバトルロイヤルと大量死がテーマとしか思えない作りをしており、物語そのものよりも最初から最後まで続くバトルのテンションの高さで読むものを釘付けにしてゆく。

それにしてもこの流麗な日本語の妙はどうだ。読み慣れない漢字や単語、熟語、表現はあるけれども決して晦渋ではなく、むしろ数多くのイメージが広がりこの時代の歴史の匂いを感じさせる。そしてその展開は小気味いいほど緩急自在であり無駄が無く高い構成力に満ちている。素晴らしい。巨匠であり重鎮であった作家を評して今更ながらに賞賛の声を書き連ねるのは己の物の知らなさを曝け出す様なものだが、総勢45名もの忍者達が入り乱れ血塗れの忍術戦を展開する様を、これだけのページ数でイメージ豊かでありながらスピーディーにまとめ上げる力量は恐るべきものであると言わざるを得ない。言ってしまえば娯楽作品以上でも以下でもないのだが、エンターテインメントとしては極上の完成度である。娯楽作品を書く作家を目指すものは山田風太郎を読み学べばいいとさえ思う。もはや下手なコミック本などを読むよりも数倍数十倍血湧き肉躍る物語を体験できるのだ。いやあ、忍術ものってこんなに面白かったんですね。

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20070108(Mon)

[]ロスト・プラネット エクストリーム・コンディション(Xbox360ロスト・プラネット エクストリーム・コンディション(Xbox360)を含むブックマーク ロスト・プラネット エクストリーム・コンディション(Xbox360)のブックマークコメント

ロスト プラネット ~エクストリーム コンディション~ - Xbox360

ロスト プラネット ~エクストリーム コンディション~ - Xbox360

極寒の惑星に入植した人類と原住生物たちとの戦いを描く三人称視点アクションゲーム。原住生物というのが巨大な昆虫で、イメージとしては雪原を舞台にした映画『スターシップ・トゥルーパー』といったところか?主人公は白兵戦での戦いもあるが、《バイタル・スーツ》と呼ばれるパワードスーツ状の戦闘マシーンに乗り込んでの戦いも多い。しかしこのバイタル・スーツ、小型のせいかすぐ壊れ、万能・強力と言うほどでもない。ボスキャラ戦では3回乗り換える羽目になった。システムで面白いのは《サーマルエナジー(T-ENG)》と呼ばれる物体の存在で、主に原住生物を倒す事で得られるが、舞台が寒い場所だからなのか時間経過と共に消費されて行き、ゼロになるとバイタル・スーツも操作できないしLIFEゲージも減少し、大概はゲームオーバーとなってしまう。ゲームはこのT-ENGを出来るだけ消費しないように迅速に進行せねばならず、さらに減少してきた場合はT-ENGを確保する為に戦わねばならなくなってくる。この辺の緊張感とバランスが独特である。さらに主人公は《アンカー》と呼ばれるワイヤーで移動をすることが可能で、これを利用して高い場所や離れた所へ移動するパズル的な要素も加味されている。敵の原住生物はこれ見よがしに赤く光る弱点を持っており、これに上手く銃弾を当てるのが楽しい。それと、ボスキャラの馬鹿でかさは実に破格と言って良い。

そしてなによりセーブポイントがシビア!なにしろミッションクリアしなければセーブされない。一応コンティニュー・ポイントがある為、ボスキャラ戦などは負けてもすぐ再挑戦は出来るが、電源を切れば消えてしまう為セーブしておいてまた明日、ということは出来ない。そのせいでヌルゲーマーのオレは最初のミッションで早くも挫折しそうになった。大体1ミッション20分〜40分ぐらいの目安で製作されているようだが、40分やり続けて終わらないとさすがに萎える。オレのような年寄りはそうそう長々とゲームに集中できないからである。まあこれは老人ゲーマーであるオレの問題で、ゲーム自体は良く出来ていると思う。ミッションの合間に挿入される精緻なムービーは謎めいたストーリーが展開され、物語への興味を高めてゆく。キャラたちも個性的で魅力的なモデリングをされており、やはりこの辺は次世代機ならではの美麗さを誇っているだろう。ひとつ難を挙げるとこれはネットでも騒がれているがゲーム中に挿入される通信内容のキャプションが小さすぎて読める代物ではない。オレの29インチのTVモニターでも見えないんだから(まあハイデフじゃないけど)それ以下だとなおさらだろう。

戦闘の舞台は雪原だけではなく、捨て置かれ雪の中に沈む廃墟と化した町並み、原住生物が住み着く薄気味悪い洞窟など多様だ。SF的な世界観は上手に演出されており、魅力あるゲームに仕上がっていると思う。ただなにしろ腕がヌルくて…(涙)。

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[]デビルズ・リジェクト 〜マーダー・ライド・ショー2〜(監督:ロブ・ゾンビ 2005年 アメリカ・ドイツ映画) デビルズ・リジェクト 〜マーダー・ライド・ショー2〜(監督:ロブ・ゾンビ 2005年 アメリカ・ドイツ映画)を含むブックマーク デビルズ・リジェクト 〜マーダー・ライド・ショー2〜(監督:ロブ・ゾンビ 2005年 アメリカ・ドイツ映画)のブックマークコメント

ロック・ミュージシャン、ロブ・ゾンビ監督のホラー作続編。第1作は『悪魔のいけにえ』へのオマージュとも取れる極悪スラッシャー・ムービーであったが、今作では1作目の主役だった殺人鬼家族が、復讐を誓った警察官に執拗に追い回される羽目になる、というお話。逃亡中も次々と虫けらのように人を屠殺してゆく一家だが、やはりどうにも分が悪い。なんだか殺人鬼一家の家族愛を描こうとしたものらしいんだが、そんなもの見せられても感情移入しないよなあ。結局イリーガルな事を平然とやり続けていた化け物連中なわけで、だからこそ常識やモラルの通じない意思疎通不能な恐怖というものがこういったホラーの面白さなんだから、いきなり”けれん味”を持ち出されても困るのだ。言ってみれば『13日の金曜日』のジェイソンが徹頭徹尾警官に追い回され怯え逃げ惑う映画など見たいヤツがいるのか?ということだ。そういった意味で今回は殺人鬼一家に華が無い。そして物語の中心人物は蛇のようにしつこい粘着保安官と彼の放つ暗殺者たち、ということになる。今回は彼らが”怪物”役と言う訳だ。この粘着保安官と暗殺者達のサディストぶりが楽しい。オレは別に体制至上主義でも無いが殺人鬼一家がなぶり者にされていくのを見るのは愉快でたまらなかった。所詮鬼畜と鬼畜の戦いだからである。ただ同じように殺人鬼一家を追い詰める本家の『悪魔のいけにえ2』と比べ突き抜けた馬鹿馬鹿しさを感じなかったのが残念だ。やはり家族愛だのヒューマニズムなどどうでもいい。ラストは『バニシング・ポイント』みたいなアメリカン・ニューシネマを思わせたが、だから何?なんで今?という感じではあった。監督ロブ・ゾンビのホラー愛は理解できるが器用貧乏で今ひとつはみ出し方が足りないように思えた作品である。

■デビルズ・リジェクト 〜マーダー・ライド・ショー2〜 トレイラー

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20070107(Sun)

globalhead2007-01-07

[]フランキー・ワイルドの素晴らしき世界 (監督:マイケル・ドース 2004年 イギリス=カナダ映画) フランキー・ワイルドの素晴らしき世界 (監督:マイケル・ドース  2004年 イギリス=カナダ映画)を含むブックマーク フランキー・ワイルドの素晴らしき世界 (監督:マイケル・ドース  2004年 イギリス=カナダ映画)のブックマークコメント

一言で言うと聴覚を失ったクラブDJがその障害を乗り越えて再びDJに復帰する、っていうお話だYO!映画では「実話に基づいている」と言っているけどあくまでフィクションなんで念の為。モデルは多分NYのクラブ「パラダイス・ガラージ」でプレイしていた伝説のDJラリー・レヴァンなんじゃないかな。ラリー・レヴァンも聴力が弱くてそのせいでクラブではかなりの大音響でプレイしてたっていう話がドキュメンタリー映画「MAESTRO」で言われてたような気がするな。

ええと舞台はスペインのイビザ島、クラブ・ミュージックを聴かない人には判らないかもしれないけれど、ここは言ってみれば”クラブ・ミュージック界の原宿”で、ヨーロッパ、特にイギリスの若者が卒業旅行なんかでよく訪れるリゾート地なんですよ。クラブ好きには有名な場所なんだが、ただなにしろ”原宿”なだけあってクラブのパーティはお子ちゃま向けなイメージがあるな。石野卓球なんかも「もう二度とプレイしたくない」なんて言ってた位だから。まあしかしなにしろ若さ弾ける皆さんが集っているのは確かで、セックス・ドラッグ&ダンス・ミュージック!の放蕩な臭いがプンプンしているのは確かだ!そんなクラブの花形DJフランキー・ワイルドも若者たち同様イカレまくった男で、いつでもどこでもコークで一発キメてはスコッチがぶ飲みしてエッチな事しているかなーり悪いオジサンなんだYO!チョイワルじゃなくてカナワルだ!そんなワイルドなワイルドおじさんが耳が聴こえなくなったからさあタイヘン!その後の絶望に満ちた日々から心機一転、読唇術を覚えそして再起を賭けた努力の日々が彼を待っていたんだ!

でもなあ、結局最後まで「有り得ネーよな」と思って観てしまったオレだ!例えば聴覚障害があっても活躍する事の出来たベートーヴェンでは、絶対音感というものがあり楽器がどのような音色を出すか全て理解し、楽譜を見ただけで音楽が聴こえてくる、というクラシックならではの背景があったればこそだけれど、クラブミュージックってもっとフィーリングありきの音楽じゃないですか。確かにデジタル制御されている音楽なので、デジタルデータを目視することの重要性はありますが、シンセサイザーなどで”音そのもの”を作る作業は聴こえないと無理でしょー。うーんその無理なトコロを可能にしたから感動を生むとか言われてもなあ…。主人公がのっけからお馬鹿まるだしなので、突然の悲劇に絶望的になられてもあんまり同情出来なかったしな。

ところで「そんなに無理しなくてもMIXしたCDをクラブでかけとけばいいんじゃない?」とか思われる方もいるかもしれないが、DJプレイというのもあれはあれで一つのライブだしインプロビゼーションな訳で、さらにその場の観客との場の雰囲気を読みながらプレイスタイルやセレクトする音楽も変えているんですよ。確かにハウス・ミュージックぐらいだと1曲1曲を繋げて行くスタイルでもOKなんだけれど、これがテクノになるとターンテーブルを3台使いさらに複数のレコードを同時に廻す事さえあります。こうなってくると選曲や繋ぎの上手さだけじゃなくて、いかに手元にある”音素材”から自分の音を組み立てていくか、というセンスとイマジネーションが問われるんですね。これがDJの良し悪しという事になるんです。

そんな訳で取り合えず映画の見所としては「前向きに頑張ればいいことあるYO!」という割とベタな所に落ち着くんではないかと。あと読唇術の先生がなんだかメッチャイイ女で、そして主人公とすぐデキてしまうのはお約束過ぎるのではないかと。クラブ・ミュージックがガンガンかかってて、ポール・ヴァン・ダイクやカール・コックスなど実在の有名DJがカメオ出演してたのが楽しいといえば楽しかった、そんな映画でしたYO!

■公式サイト:http://www.frankie-wilde.com/
■フランキー・ワイルドの素晴らしき世界(原題:It's All Gone Pete Tong)トレーラー

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20070106(Sat)

[]新春小ネタ 新春小ネタを含むブックマーク 新春小ネタのブックマークコメント

■効果音で音楽を「WINDOWS XP MUSIC」
http://swfblog.blog46.fc2.com/blog-entry-1178.html
《SWFBLOG》さんより。
完全にWindowsオリジナル効果音だけじゃなく、ドラム音が入ってたりピッチ変えてたりしているところがちょっと惜しいかも。(勘違いだったらスマン)

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俺が今まで見た中ではこれが凄いです。
○Windows Noises http://www.albinoblacksheep.com/flash/noises.php

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YouTubemixiの1年――今年最も読まれた記事は
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0612/27/news037.html
《 出来事。light》さんより。
実はYouTubemixiもあんまり活用していない。だから「極楽○ンボ」とか「mixi疲れ」とかのキーワードもまるで興味が無かったりするんだが。え?「はてダ疲れ」?そんなものありませんとも!

■2006年度美人ブロガー10選
http://www.gizmodo.jp/2006/12/200610.html
《GIZMODO JAPAN》さんより。美人ブロガーなど興味は無いがここで取り上げたのは「ブロガーが美人である必要があるのか?」と単純に思ったからなんだが。勿論ブロガーがイケメンである必要だって全く無いのである。…そーかそこにオレは結論を持っていきたかったのか!

■2006年を振り返ってみて
http://pya.cc/pyaimg/pimg.php?imgid=36615
《つかれた》さん経由。
《pya!》さんのところで集められた画像や動画などの2006年ランキング。《pya!》さんのところはいつも沢山投稿があるからこうしてまとめて見られるのは楽しい。

■1文字違いで1万3千キロ離れた場所に 寒さに震えた独青年
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200612300018.html
《移譲記章》さんより。
ネットで買った航空チケット、オーストラリアのシドニー(Sydney)が一文字間違えモンタナ州シドニー(Sidney)に。

■日本でも使いたい!めっちゃかっこいい海外の携帯7種
http://www.techeblog.com/index.php/tech-gadget/7-high-tech-cell-phones-you-cant-buy
《ちゅるるん》さんより。
いやマジかっこいいっす。どんなものでもデザインと使いやすさが噛みあってないものってありますが、ちゃんと使えんのか?なんて言ったら野暮というものです。ただね…今の普通の携帯さえちゃんと使えてないからねオレ…。

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■(´д`+)強盗「(おでんの)ゆでたまごよこせ!」
http://alfalfa.livedoor.biz/archives/50764831.html
《アルファルファモザイク》さんより。…こいついったいナニがしたかったんすか?

(レジの店員に向かって)
(´д`+)強盗「(おでんの)ゆでたまごよこせ!」
(+゜д゜)店員「ゆでたまごくらい買えよ!!!!」
========堯福福福д`;))))ファビョって逃げ出す強盗

■スペースシャトルのロケットが切り離されて海へ落下するまでの映像
http://www.kotaro269.com/archives/50334152.html
《小太郎ぶろぐ》さんより。スペースシャトルのロケットとありますが、これを”自分が高度45000mから海へと落下する映像”だと思って見るとかなりぶッ飛べます。

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QU-KQU-K 2007/01/07 02:57 ことしもよろしく。この正月休みはPCのHDDが故障し、さきほど復旧作業がようやく終わりました。バックアップは1年半取ってなかったのでデータ消失(笑)。音のサイトで思い出したのだけど、2000年頃に自分で作ったインタラクティブなサイトです(たいそうなものではないけど)。IE(http://www.ne.jp/asahi/cool/fool/modoki/index_51ie.html)、ネスケ・firefox等(http://www.ne.jp/asahi/cool/fool/modoki/index_61jv.html)。後者はjavaのランタイムが必要。見てやってください。ビミョウに鳴り方が違うから二つ試してみ。

globalheadglobalhead 2007/01/07 11:34 おめでとー。オレのPCも最近調子悪くてな。電源が弱いみたいで寒い日にはすぐ落ちるのよ。だから出掛けてる間も寝てる時もずっとスタンバイモードなの。夜中ファンうるさくてなあ…。そういえば君は昔からプログラミングとかしていたもんな。君の口琴のHPは昔ひょっこり発見して見たことがあるよ。なんで口琴?とちょっと謎であったがまあ君のやることだからなあ、あのビョーンビョーン音は確かに君らしい、などと納得する事にしたオレであった!

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20070105(Fri)

globalhead2007-01-05

[]スキャナー・ダークリー (監督:リチャード・リンクレイター 2006年 アメリカ映画) スキャナー・ダークリー (監督:リチャード・リンクレイター 2006年 アメリカ映画)を含むブックマーク スキャナー・ダークリー (監督:リチャード・リンクレイター 2006年 アメリカ映画)のブックマークコメント

■ドラッグ・カルチャー
日本にはドラッグ・カルチャーというものは存在しない。だからこの映画はドラッグ・カルチャーという背景を理解しないと多少判り難いかも知れない。ドラッグ・カルチャーというと単にイリーガルな薬物を摂取する痴れ者達が乱痴気騒ぎをしている様を連想するかもしれないが、実際は薬物による意識拡大と自己発見、そして神秘主義にまで踏み込んだアメリカの60年代カウンターカルチャーのことだと思っていい。ヒッピー・ムーブメントと切っても切れない存在であるこのドラッグ・カルチャーはアナーキーなコミュニティと新たな人間存在の獲得を目指したものだった。詩人のアレン・ギンズバーグ、作家のウィリアム ・バロウズ、神秘主義研究のオルダス・ハクスリー、元ハーバード大教授のドラッグ教祖ティモシー・リアリーによる意識革命など、人文学の分野におけるドラッグ・カルチャーの先達者の名前は聞いた事がある方も多いだろう。ロック・ミュージックの世界でも数多のミュージシャンがドラッグ・カルチャーの中で様々な音楽を生み出しているが、これも名前を挙げていけばきりが無いほどだ。ドラッグ・カルチャーはただ個人が快楽を得るためのみにあったのではなく、旧弊で硬直した世界と社会へのアンチテーゼであったのであり、ひとつのユートピアニズムであったのだ。

しかしこのヒッピーたちの文化は70年代に入り崩壊する運命にあった。言ってしまえば、ユースカルチャーの観念性は現実を凌駕する事など決して出来ないということなんだろう。(安保闘争における学生運動が何かを変えただろうか?天安門事件は何故悲劇のうちに終わったのだろうか?)幻想は終わり、そして彼らは自滅してゆく。この映画の原作「スキャナー・ダークリー」は、ドラッグによるユートピアを目指しながら自滅していった若者達と、そして友人達への、原作者フィリップ・K・ディックの鎮魂歌である。

■暗闇のスキャナー
この作品「スキャナー・ダークリー」ではスクランブル・スーツのようなディックお得意のSFガジェットさえ現れるものの、作品の感触は非SFであり、実際の所フィクションの形を借りたディックの私小説だと思っていい。そして作品的には「ブレードランナー」として映画化された「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」と奇妙な相似形をなしている事に気付くだろう。異分子を狩る捜査官、アイデンティティ・テスト、本物(主体)と偽者(客体)の逆転。しかし「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」がテクノロジーを介してしか自己存在を発見できない人々の救済についての物語だとすると、この「スキャナー・ダークリー」はそのテクノロジーでさえ自己存在を見失わせ、そしてそこには暗闇しか映し出さないというもはや絶望しか存在しない状況を描き出している。

映画作品自体は原作の忠実な映画化として完成されている。ロトスコープを使ったデジタル・アニメーションも分裂した世界観を表現する上でイマジネーションを広げる手助けとなっている。なによりサイケデリックで美しい。しかし物語それ自体はディック小説にありがちな視点の定まらなさと集中力の無さをそのまま引き継いでしまい、前半と後半のトーンが微妙に違うので戸惑われる方もおられるかもしれない。前半における主人公と友人達の狂騒的な会話や行動はコミカルでさえあるが、その背景にドラッグによる興奮と酩酊があることを考えるとやはり居心地が悪く、笑うことが出来ない。これが後半、次第に疑心暗鬼と被害妄想に彩られた病的でパラノイアックな物語へと変容して行き、観客は登場人物の視点に入ったまま異様に狂い始めた世界を体験する事となる。何より圧巻だったのは、自殺に失敗した登場人物の前にモンスターの幻覚が現れ、これまでの人生で犯した罪をとうとうと読み上げるシーンだ。この罪状が読み終わるのに確か数億年掛かると言っていなかったか。そして救いの無い寒々としたラストが心に重くのしかかってくる。

■楽園の終焉
オレはこの映画を単なるアンチドラッグ作品だと言ってしまうと作品を矮小化してしまうのではないかと思う。何故ならこれはディック達の世代が体験した60年代ユートピア幻想が終焉し敗北した事への哀悼だからだ。70年代はアメリカの体制が再建され新保守主義ネオコンの胚芽が生まれた時代であり、それは現在のアメリカ覇権追求型のブッシュ政権へと繋がってゆく。楽園を目指した若者達は結局巨大資本に絡め取られるしかなかったのだ。それはこの物語のクライマックスで描かれることが象徴していたのではないか。

映画のスタッフロールの終わった後に、原作で最も心痛極まりなかったあの追悼文が画面に映し出される。これはディックが現実世界で実際にドラッグで失った友人達への追悼文だ。映画「スキャナー・ダークリー」は決して完成された作品だとは思わないが、心の隅に奇妙な痛痒感を残す佳作であることは間違いないと思う。エンディング・テーマはなんとトム・ヨークレディオヘッドのリーダーである彼のソロ作の音楽がこれほどこの映画にマッチするとは思わなかった。出演のキアヌ・リーブスウィノナ・ライダーも、アニメーション画像と化してるとはいえやはり存在感のある素晴らしい演者であった。ちなみに、ウィノナ・ライダーの名付け親は、先に名前の出ているドラッグ教祖ティモシー・リアリーである。

参考:20世紀のアメリカ文化−「60年代」http://www1.doshisha.ac.jp/~syamada/work/column/c6.htm

■「スキャナー・ダークリー」トレイラー

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CHIKAKOCHIKAKO 2007/01/05 23:31 暗闇のスキャナーは大好きな小説でした。
サンリオ文庫で読みました。
この小説に限らずディックというひとは「乗越えられなかった人」でなおかつ「最初から超えていた人」なのだなあ…というのが若い時の感想でしたが今はもっとかわいそうな人だなあ、と思ってしまっています。
それは自分に対する憐憫とも言えるのですが、共時代幻想をついに持ち得なかった者たちへの鎮魂歌…といった感じでしょうか。

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2007/01/06 01:45 フモ様のブログを拝読させていただいておりますと←丁寧、あ、映画も観なきゃ、DVDも観なきゃ、本も読まなきゃ、酒も飲まなきゃ、ガン食いもしなきゃ、と心がはやります。……………こりゃ、家事なんてやってる暇はないな。夫に文句を言われたらフモ様のせいにする事に決めた。

globalheadglobalhead 2007/01/06 10:23 >CHIKAKOさん
ああ、オレも全く同感です。ディックはオレにとってSFのグルでしたが、それは現実認識の在り方が他から抜きん出ていたからで、だからこそあれほど崩壊感覚の溢れる描写を生み出していたんだなあ、と思っていました。しかしその裏にはとても惨めな人生を生きてしまったからというのがあったのでしょうね。惨めさを超えるための幻視とやはり何も変わらない現実という場所で彼は生きていたんでしょう。その痛みがディックにはあったと思います。「アンドロイド〜」に出てきた”共感ボックス”なんていうガジェットは痛みを知るものでなければ考え付く事なんて出来なかったでしょう。ちなみにディックでは「ユービック」と「火星のタイムスリップ」に最も呆然とさせられました。これを読んでいた頃の自分の情けなかった現実に怖ろしい程シンクロしてしまったからです。
ところで今回60年代アメリカ文化を書きましたが、かなりな付け焼刃で、もっとあの時代の理解が深いCHIKAKOさんに突っ込まれたりしないだろうなあ…とかなり意識して書いたんですよ!

globalheadglobalhead 2007/01/06 10:25 >レイジーさん
いやあ、実は現実生活の希薄な人間が暇に任せてあれこれ齧っては書き散らかしているだけなんです。普通に社会や人間や家族に関わっている方はこんな冗漫な文章を毎日書くことなんてしないだろうし出来ないと思ってます。ただある意味サビシイ人間の自分がこういった文章でいろんな方と繋がれるというのが楽しいからこうして毎日書き綴っていると言う訳です。まあかなり脱線も多いですが家事の合間にでもちょこっと読んでそれが何かの彩りになるのであればオレとしては本望です。また遊びに来てくだせえ!

20070104(Thu)

globalhead2007-01-04

[]リトル・ミス・サンシャイン (監督:ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス 2006年 アメリカ映画) リトル・ミス・サンシャイン (監督:ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス 2006年 アメリカ映画)を含むブックマーク リトル・ミス・サンシャイン (監督:ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス 2006年 アメリカ映画)のブックマークコメント

ざっと書くとある落ちこぼれだらけの負け犬一家の一人娘が子供向けミスコンの出場資格を得たことにより、ダメダメなこの一家が一致団結?して娘を遠く離れた審査会場まで送り届けるというコメディ映画なんですな。 一家のメンツといえば怪しい自己啓発セミナーで一発当てたいパパ、ランチだというのに買ってきたフライドチキンとソーダしか出せない家事駄目ママ、「ファックじゃ!この世はファックなんじゃああ」と公言して止まないエロバカ爺さん、根暗で引き篭もりで誰とも口をきかないお兄ちゃん、ゲイの恋人を寝取られて自殺未遂しちゃった叔父さん、そしてただ一人天真爛漫なちいちゃなお嬢ちゃんの6人!このちょっとイタイ5人+普通の子1人が皆で押さないと発進すらできないオンボロバスに乗って審査会場を目指す珍道中!というもの。

まあしかしそれぞれ駄目だの負け犬だのと言いつつも、基本的に善人ばかりな訳ですよ。いくら外れているとはいえそこは市井の小市民、笑いあり涙ありのホーム・ドラマの範疇から外れていないと思います。こういうアホ家族モノって昔っから松竹か吉本の喜劇でよくやってなかったっけ?サンダンス映画祭で受けるようなお話ですからもう少し個性的かなと思いましたがそれほど尖った部分も感じられず、ラストは普通に家族賛歌で終わっていたような気がしますが。やっぱりここはもうちょっと強烈に、例えば、

・お父さん…自己啓発セミナーだけではなく、さらにTV伝導師に入れあげていて、目がいっちゃった電波キャラと化している。常にウンコ色のスーツを着用!そしてそれを家族からあからさまに馬鹿にされている!得意技「演説」
・お母さん…家事が駄目なだけではなく人間も駄目という馬鹿っ母、識字率が低くいつもタラタラと喋る。常にゼリービーンズを携帯し、事あるごとに貪り食っている。得意技「アタシよくわかんなーい」
・爺さん…エロキャラなだけではない。爺さんはビスの付いたレザースーツに身を包みでかいグラサンをかけ、老人ホームで出会った婆さん連中に常日頃携帯で電話している。電話はいつも涎だらけだ!得意技「カーマスートラって知ってるか?」
・お兄ちゃん…まだ暗さが足りない。やはり衣装はゴス、顔は白塗り、ポータブルプレイヤーで常にゴス・ミュージックを最大ボリュームで聴いている。でも第3世界の惨状の映像を見ると何故か身をよじって嗚咽する。得意技「突然ヘッドバンギング
・叔父さん…今時ゲイなだけでは普通だ。ドラッグ・クイーンというのはどうだろう。勿論衣装は普段もドラッグ・クイーン仕様だ!当然羽根付き!暇なときはいつも鏡を見ている。時々シャンソンの歌詞から薀蓄のある言葉を引用し皆を感動させる!得意技「ディスコ・ダンス」
・お嬢ちゃん…この子だけ普通で良いんだが、何故か意味も無く自分をイヌイットだと思い込んでいる。だからいつもモコモコのボア付きジャケットを着用しているが、生魚が食えないため自己嫌悪に陥っている。そしてこの伏線は最後まで回収されない!得意技「アザラシ飼って〜」

…というキャラ設定で新たに脚本を作り直し、オレにこの映画誰か監督し直させてくれませんか?タイトルは「リトル・ミス・とげ抜き地蔵」で。

リトル・ミス・サンシャイン トレーラー

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[]シャーロットのおくりもの (監督:ゲイリー・ウィニック  2006年 アメリカ映画) シャーロットのおくりもの (監督:ゲイリー・ウィニック  2006年 アメリカ映画)を含むブックマーク シャーロットのおくりもの (監督:ゲイリー・ウィニック  2006年 アメリカ映画)のブックマークコメント

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ええとシャーロットというのはこの作品に出てくる小さな蜘蛛な訳でダコタ・ファニングちゃん(どうしても”ダコダ”と言ってしまう)でも子豚のことでもありません。世の中にはそれぞれ”シマ”というものがありまして、他所のシマからやってきて他のシマで好き勝手な事を言ったりやったりしても通用しない、という不文律があったりするんですな。そういった意味ではこの映画『シャーロットのおくりもの』ではオレは全くの部外者でしたなあ。この映画の原作は「児童文学の最高傑作」であり「19カ国4500万人」のファンがいらっしゃるということらしいですが、この圏内の方たちと「スプラッタ映画最高!血飛沫上等!臓物歓迎!」な鬼畜街道まっしぐらのオレのいったいどこに共通点があるというのでしょう。こういうオレがこの映画を観て「ヌルイ」だの「ツマンネ」とか言ってもしょうがないんですよ。ポケモンドラえもんのアニメを見て「いやんお子ちゃま向け」などと自明の理をほざいている様なもんですな。この場合ポケモンドラえもんに問題があるのではなくそれと知ってて観に行って落胆する側に責任があるんですな。そのぐらい最初から気付け、と。

ええ、そういうわけで涙と笑いと感動の素晴らしいヒューマン(アニマル?)ドラマです。CGやアニマトロニックスを駆使した動物達の動きやリップシングのシンクロは素晴らしいです。この自然さは一見の価値はあるでしょう。ダコタ・ファニングちゃん演じる少女はよくいる”理屈の上手い子供”って気がしてあんまり好きじゃなかったですが、ダコタちゃん自体は好きです。いやロリじゃないよ。ロリじゃないってば。でも酪農農家なんだから生産と生活が密接している訳だし、自分の家がどういうことを生業にしているのかぐらいこのお子ちゃまなら判りそうな気がしますが、やっぱりそういうこと言ったらいけないのかなあ。オレソーセージやベーコン大好きだから、世界中の豚が可哀想だからってツブサレなくなったら悲しいですね。ああでも主人公の豚以外はどうもこっそりツブサレているような気がしますがそれはどうなんでしょう…。

言ってしまえば子供に民主主義をどこでどういう風に教えるかという問題だろうと思うんですが、例えば子供の頃観たテレビアニメの『ジャングル大帝』は弱肉強食を撤廃した動物達皆仲良しのドラマが描かれるけれど、動物の擬人化はよしとしても結局こいつら何食って生きるの?という疑問は子供の頃にもありましたよ。あとどこかの宗教団体から渡されたパンフにもライオンと羊が仲良く草原で寝転がっている絵が描かれていましたが、これだって子供のオレが見ても嘘っぱちだろぐらいは判りましたね。いやーガキの頃から荒んでたんでしょうかね。そして今は穢れた大人になってしまったという訳ですかね。そういう穢れた大人のオレとしては農場で飼われている家畜の皆さんよりも、野生で生きてるネズミやカラスの連中を眺めているほうが感情移入できて楽しかったですね。ま、オレ様はネズミやカラス並みってことですかね。ファンタジーとして見るなら「奇跡」という言葉を強調し過ぎているような気がして、その辺の宗教臭にちょっと鼻白みました。

シャーロットのおくりもの トレーラー

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20070103(Wed)

globalhead2007-01-03

[]プレスリーvsミイラ男 (監督:ドン・コスカレリ 2002年 アメリカ映画) プレスリーvsミイラ男 (監督:ドン・コスカレリ 2002年 アメリカ映画) を含むブックマーク プレスリーvsミイラ男 (監督:ドン・コスカレリ 2002年 アメリカ映画) のブックマークコメント

多分日本でも世界でも誰も言わないと思うからオレが書くが、この映画はホラーでもコメディでもバカ映画でもなく、実に文学的なテーマを描いている映画なんだと思う。キワモノの臭いこそプンプンすれど、物語の主題は実に人間的なものだと思うからだ。そして現代文学というのは、この映画のように奇矯で周辺的なシチュエーションをあえて選びながら人間的なるものを描こうとする流れがあったのではないか。表層で描かれるのは生きているかもしれないプレスリーやミイラ男かもしれない。しかしこの映画が本当に描いているのは人が老いる事、老いてなお人生の理由を考えるということだ。それは人として生きるなら誰もが直面する問題であり、そしてドラマではないだろうか。

この映画に登場する自称プレスリーの老人が本当にプレスリーかどうかは問題ではない。同じように自称JFKの老人が出てくるが、彼が黒人であることからもわかるように、有り得ないことであっても物語には少しも支障は無い。この老人がプレスリーであること、それは、かつて彼が青春を謳歌し自分の人生というものを持っていたこと、そして輝くような生のきらめきを体験していたことを表徴するための方便だと思っていい。

つまり”プレスリー”というのは輝ける生の記号であり代名詞であり、そしてその生のきらめきが、年老い体を病み、老人ホームで死を待つだけの身となったその時、いったい何がしかの意味があったのだろうか、と問いかけることがこの映画のテーマなのだと思う。映画の中で老人は思う、「所詮人生というのはメシとクソとセックスなのだろうか」と。例えそれがスーパースターであろうとどこにでもいる詰まらない男であろうと、生の根源というものがそこにしかないのだと気付いた時、感じる虚しさは一緒なのではないか。そしてどのような生を受けたものであろうとやはり共通して思うのではないのだろうか、人生とはなんだったのだろう、と。

そしてこの老人ホームに突如として現われ老人達から魂を奪ってゆく”ミイラ男”というのは当然のことながら”死”の象徴ということになる。現実かどうかは別として、プレスリー老人もJFK老人も年老いる事によりかつての栄光は費え去ってしまった。今は誰からも省みられず老人ホームに打ち捨てられ忘れ去られるしかない老人達は、ただ”死を待つ”だけの存在でしかなかった。しかし。彼らは、その”死”の顕された姿と対面した時、これと戦う事を決意するのだ。勿論死から逃れられる術など一つもないのだけれど、それでも彼らは戦おうとする。何故なら、それが、人間的な行為であり、ただ死ぬためにのみ生きていたわけではないという己の存在への誇りを彼らが思い出したからだ。

エンターティンメントとして見れば貧相だったり中ダレする部分もあり、誰もが楽しめるとは言い難いけれど、映画の持つテーマは決して陳腐ではない。歩行器を使わなければ歩けなくなったプレスリーがかつての派手な衣装に身を包みミイラ男との最後に戦いに馳せ参じる姿は滑稽ではあるけれどもどこか切ない。そしてそれが老いるということなんだと思う。しかしどのように滑稽であろうと我々は生きようとしなければならない。その悪あがきの中に我々はドラマを見、人間の姿を見るのだ。だからこそ、このプレスリーの姿は、切ないのである。

■プレスリーvsミイラ男(原題:Bubba Ho-tep)トレイラー

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■そういえば「お正月になったら鍋を買おう!」などとずっと思っていたオレであった。これは鍋料理の具材を買おう、ということではなくて、鍋それ自体を買おうということなのである。 特に理由はない。ただなんだかデパートでキラキラと銀色に輝くステンレス鍋を見ていたら欲しくて堪らなくなってしまったのである。という訳で昨日買ってきたんでした。しかし5000円もする鍋買ってきてどうしようというのでしょう。取り合えず余ってた年越し蕎麦茹でて食べました。でもあとレトルトカレーとか温めるだけなんだろうなあと思うと何故か悲しいです。

■今日は何処にも出掛けず日記のエントリ書き続けていました。四日分書きました。一つは調べものしながら書いたら相当長編になって今ちょっと具合悪いです。そしていったい誰がこれ読むんだ?と思うと暗澹たる気持ちで一杯です。

■そういえば今年初めてゲームしてました。しかしもう知力も体力も付いていきません。ステージ2つ目で早くもパソコンでチートコード探し始めたオレです。チートコードありませんでした…。今後このゲームやり続けるかどうかは謎です。

■フエタロさんの日記で《ボンクラ道》なる言葉を見つけて「今年の目標はこれだ!」とポンと膝を打ったオレであった。実は3回打ったのでポポポンと膝を打った、とも言えるが。朝に夕なに《ボンクラ道》。何時でも何処でも《ボンクラ道》。人生は胡蝶の夢である、という荘子の逸話がありますが、人生はボンクラの夢なのだと思います。まさに酔生夢死、何も為すことなく無自覚に一生を送る人生こそが《ボンクラ》への道。ま、要するに力抜いてやってきましょう、ということで。

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2007/01/03 22:59 この映画の存在は知りませんでした。コアな感じだから、レンタル屋さんにあるかなぁ?是非観てみたいです。鍋は時々被って遊ぶのもオツです。「ボンクラ」いいですね〜。荘子みたいに突き抜けちゃったら楽だけど、私は煩悩と本能の塊だからな〜。……「ロクデナシ」かな。筋がね入りの「ロクデナシ」

globalheadglobalhead 2007/01/03 23:38 おお。「プレスリーVS〜」は今シネセゾン渋谷でレイトショーやってるんですよ。12日までだけど。案外早くDVDになるんじゃないかな。あとこれ、主演がブルース・キャンベルなんっすよ!(公式サイト:http://www.presley-miira.com/)鍋は今まで使ってたのがこれまた物持ちの良い20年近く使ったアルマイトの鍋でねえ…。もうボコボコで鍋底真っ黒で。あと10年ぐらい使ったら付喪神が憑いて化けるんじゃないかと思っちゃうような風格ですよ!この調子だと物持ちの良いフモ家は夜中になると百鬼夜行ですよ!冷蔵庫なんて夜中になるとウオンウオン唸ってるもの!怖いですよオレの部屋!あと「ロクデナシ」と聴いてワハハの梅垣のDVD観たくなって棚探しちゃいました。これだ!と思って引っ張り出したら「プリシラ」のDVDでした…。何事も筋金入りになることは肝心です。そういえば今日はNEWお鍋でおでん煮てましたが、スジ買っとけばよかったなあ、と今になって思っています。

20070102(Tue)

globalhead2007-01-02

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■ちゅう訳で2007年ですよ。そういえば去年の30日から31日、1日、今日とずっと映画館通っております。レビューとか書かないとあかんかなあとか思いつつさぼっております。大体オレの日記正月っていつにも増してPV低いし(拗ねている)、どうしようかなあ。

■大晦日はダウンタウンの『笑ってはいけない警察24時』見てました。とても面白かったんですが、ずーっとテンションが高いままの出演者を長時間見なけりゃいけないんで疲れました…しかも酒飲んでたから途中で寝ちゃったし。あれはDVDで2、3日に分けてちびちび見たほうが細かい笑いを拾う事が出来て逆にいいんじゃないかな。

■元旦は『ビートたけしのウルトラお笑いクイズ!!』見てました。なんでも11年振りとか!いやー、やっぱり期待通りでした!バカで駄目でクズな感じが最高でした。アメリカのジャッカスの10年先を行っていたお下劣でサイテーで破壊的な笑いがまた見られるなんて今年はいい年です。お笑いってバカで駄目でクズでナンボ、だと思います。詰まんない自尊心や世間体や常識でがんじがらめになって自分をキッツクしてる人はお笑いを見れば良いんだと思う。あと小理屈で頭の中煮詰まっちゃってる人とか。

■でも自尊心の強い方ってお笑い自体馬鹿にしてるだろうから実際はこういうのは見ないんだろうなあ…。で、大概冗談すら通じない方で…。別に馬鹿になれとか馬鹿をやれといってるんじゃなくて価値観なんて相対的なもんでしかない、ということにちょっと気付ければ良いということなんだけれどね。でもウルトラクイズ、これも酒飲んで見てたのでやっぱり最後寝ちゃってちゃんと見られてない…。

■さすがにピザばっかりも食ってられないので今晩は和食という事にしました。おからだの里芋だの湯葉がなんとかなってるやつだのを食いながらビール飲んでます。う、美味いです…。棒鱈の甘辛く煮たのも見つけてきたので食べてみました。これって鱈の干物の半生タイプだと思えば良いんだな(違うか)!?

■あとKちゃんから封筒入りのとても綺麗な年賀状を貰い心和んでいたオレであった。しかしKちゃん美少女なのに字がワイルドだなあ…。あと忘年会の時に中国人水商売風婦女子に逆ナンされて夜の闇に消えていったA君から何故かどらやきの小包が届く。…お正月の贈答品らしい。取り合えずアヤシイ店に行ったが(決め付けている)生きて帰ってきた事を確認し安心する。

■さてあと高野豆腐と鶏つみれ大根が残ってるので集中して食したいと思います。はぐはぐ(今まで喰いながらキーボード打ってた)。今日のDVDはダウンタウンの『絶対に笑ってはいけないハイスクール』!!

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2007/01/03 00:35 ツーレェロ♪
おから旨いよね〜。里芋も大好き(共に巧く作れたらの話だけど)。フモ様も和食の微妙な味と素材そのものの旨味がわかってしまう年になってしまったのね…。でも激辛ぺッパーソースも引き続きご愛用下さい。フモ様は白飯は好きですか?よく、何は無くともご飯という人は多いと思いますが、その時、何が一品あれば丼飯がいけますか? 私は玉子かけご飯に焼き海苔、あるいは塩辛かな〜。バターと醤油かけご飯にキムチも捨てがたいな。一品じゃないじゃん!

globalheadglobalhead 2007/01/03 09:53 おはようレイジー。正月に入り緊張感のかけらも無いヌルイ日々を送っているオレだ。食生活も例年の事だがブロイラー化しており、ビールの水分も相まって体が重い。重すぎる。そもそも正月といわずクリスマスあたりからずっと楽しく愉快に酒飲みまくっていたからな。
さて和食なんだが、おからって「大豆のカスだろ!ンなモン喰えるか!」などと馬鹿にしていた過去を持ちながら現在ではしみじみ美味い。里芋も嫌いだった。「ヌルヌルしてキモイんだよ!」という暴言の元に一蹴であった。しかしこの間総菜屋で1個150円もする里芋の甘辛く煮たの?を買って食したらこれがほっこりとした食感でさらにくどさの無い透き通った甘みで実に絶品であった。店員さんに聞いたら里芋の中でも高級なお芋であるとかそんなことを言っていたな。名前を失念しているのが残念だ。なんか京風でした。どちらも家庭で巧く作るのは難しいものなのかな?
白飯は実はあんまり食べないとですよ。1日に1回も食べない日とかあるな。定食屋やお弁当でもおかずだけ食べちゃってご飯残しちゃう事が多いのよ。昔炭水化物OFFダイエットとかした時に変な癖が付いちゃったのよ。しかしあえて丼飯というのならここは納豆だな。むしろ納豆があれば他におかずなどいらない。オレは納豆は山ほど刻みネギと辛子を入れ玉子を一個放り込むな。たれは醤油を多めに入れる。ダシ醤油とかだと甘くて駄目だ。塩辛もよいねえ。ただどうしても食いすぎちゃうんだよなあ。ご飯でさえ胃にもたれる歳になってしまったよ。それと脂の乗った塩ジャケもいい。ただ貧乏をこじらせた時にはさんま蒲焼の缶詰を買ってきて蒲焼風にご飯に乗せて喰うのが好きだったな。バターご飯は実は苦手!

バナナ牛乳バナナ牛乳 2007/01/11 19:26 胡麻油と海苔との相性も忘れちゃあいけねえぜ!>納豆
夢ひろがるねえ納豆。

正直ガキSPは、「大物有名人」を使いすぎな気がしたなあ。
使ったところでたいした笑いじゃなかったし(´;ω;`)
とかいってDVD予録を失敗した負け惜しみじゃないぞ!
観なおしたくても観なおせないからry
板尾がソッコー失敗(自爆)してたとこはブラックで好きでした。
あと死に顔とか……。ああ、観たいなあ。

globalheadglobalhead 2007/01/11 21:03 胡麻油と海苔で納豆か!それはやってそうでやってなかったな!惜しいのは晩飯食った後にこのコメント読んだことだ!食いたいがもう腹に入らない!という訳で今度絶対試す。
ガキSPの大物有名人…ああああ酔っ払ってたからなんにも覚えてねえええッ!板尾登場の時は多分寝ていた…。やはりDVD購入だな。というか今まで出てる罰ゲーム系のガキDVDは全て所有しているオレ様だ!結構観返してるよ。正月は日記に書いた通り「笑ってはいけないハイスクール」観てたけど面白かったな。なぜか山崎の「ダンカ〜ン」が耳に焼き付いて離れないんだが…。でもオンエアずっと前だし、誰かの前でこのギャグやっても全然判って貰えないのが悩み。

バナナ牛乳バナナ牛乳 2007/01/16 18:40 わたしも「ダンカ〜ン」は離れないし、ツボです。
鶴光のエロ放送とショージの「誰!!?……うちの勘違いやろか…」
も思い出してはニヤついています。
ほっしゃん。のうどんだけは、ご飯中は観れないなあ(´;ω;`)

globalheadglobalhead 2007/01/16 20:15 よく覚えてるなあバナナ牛乳。「笑ってはいけない高校」は2005年の放送だもんな。DVDで観返したのかな?鶴光のエロ放送、オレ小学生の頃、深夜放送の「鶴光のオールナイトニッポン」が大好きでよく聴いてたから懐かしかったよ。(ませたガキだな…。)あの人の語り口調は全く変わらないなあ。ほっしゃん。のうどんはご飯中以外でも気持ち悪くてダメ…。あとヘイポーバクテリアがあいつの人間性をしみじみ表わしていて笑った…。ところでトイレの花子さんの山田花子がなんだか可愛くてちょっと萌えちゃったオレの女子の趣味は間違ってますか!?

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20070101(Mon)

[][]謹賀新年 謹賀新年を含むブックマーク 謹賀新年のブックマークコメント

あけましておめでとうございます。
旧年中は皆様から大変お世話になり
誠にありがとうございました。
本年も佳い年でありますよう
心よりお祈り申しあげます。
今年も当ブログを宜しくお願い致します。
平成十九年一月一日
FUMO

f:id:globalhead:20070101094802j:image

momokoDOLL しらゆき

(追記)
ネットのDOLL仲間のでこぽんさんも可愛いしらゆきさん写真をUPされているので是非ご覧になってください。(id:dekoponn:20061118)お年賀の写真も素敵ですよ。(id:dekoponn:20070101

(さらに追記)
バナナさん用にTOP絵の基にした”タコ絵”をUPしときます。昔の浮世絵って面白いよなあ。

f:id:globalhead:20070104205220j:image

frankofranko 2007/01/01 10:17 素敵〜!素敵過ぎです!!しらゆきちゃん、。凄くよいですねぇ。

globalheadglobalhead 2007/01/01 10:22 frankoさんあけおめ!この写真、去年の暮れが忙しすぎて、準備まではしていたんだけれど全然撮る事が出来なくて本当に今日の朝撮影したんですよ!だからこのしらゆきちゃんは初日の出を浴びて撮影されたしらゆきちゃんなんです!今年も宜しく!

dekoponndekoponn 2007/01/01 12:11 おおお!!!ものすごく素敵なしらゆきさん。のお写真。素晴らしい。って、もうすでにメールでいただいていたのでした。
ほんとにほんとにありがとう、フモさん。
あらためまして、あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
そして今年もまたフモさんの素敵な写真を期待しています。たくさんアップしてくださいね。楽しみにしています。

globalheadglobalhead 2007/01/01 16:24 おめでとうございます!実はこのしらゆきさん、この間のオフ会ででこぽんさんのを見たらとても素敵だったので欲しくなってしまい、買っちゃったものなんですよぉ。お年賀まで取っておこうと思って今まで秘密にしておりました。でも着物姿はポーズつけるのが難しくて、結局ちゃんと撮れたのは数枚だけなんですが。あともう一人momokoはお迎えしているので今月中にUPできればな、と思っております。(しかしなんだか毎月買ってるなあ…。今16人ですよぉ…。)TBありがとうございました。でこぽんさん撮影のしらゆきさんも皆に見て欲しいのであとでTB返しておきますね。
それでは今年も宜しくお願いいたします。また機会があったら是非お会いしましょう。

hiromiceciliahiromicecilia 2007/01/01 22:06 しらゆきちゃん、可愛いデス。今年もドールに明けてドールに暮れそうデス。うちはどの子も着たきり雀ですが、久々にブラ子二人を着物ロリっ子に着替えさせました。今年も宜しくお願い致します。

rinjirinji 2007/01/02 07:30 あけましておめでとうございます←おそい。
うわー素敵な年賀状だ。
凄く手間が掛かっているとお見受けしました。ごくろうさまです。
今年もよろしくお願いします。

globalheadglobalhead 2007/01/02 09:39 >hiromiさん
おめでとうございます。ところで今日(1月2日)朝からリカルドさんそっくりのオヤジと銭湯の朝湯で出会ってしまい「こ、これはhiromiさんのところにいらっしゃるあの方!」と思わず萌えてしまいました。しかもリカルドさんとよく似た半纏着て…。オヤジDOLL侮れない深みがありますねえ…。(他の方には全然わかんない会話だと思いますのでリカルドさんに興味を持たれた方はhiromiさんの日記のこちらをご覧になられて下さい。http://d.hatena.ne.jp/hiromicecilia/20061215#1166190654)それでは今年もイタドール仲間として宜しくお付き合い下さいませ。

globalheadglobalhead 2007/01/02 09:39 >厘時さん
あけましておめでとうございます。しかしオレのこのDOLL趣味は知らない方が見たらかなりアブナイと思うんでしょうねえ。映画や本のリンク辿って来てみたらいきなり人形の写真が山ほど並べられてたらそりゃビックリするだろなあ。ま、どうとでも思ってくれ!写真の背景などは画材屋で友禅風のアートペーパーを探して買ってきました。これで370円とかするんですよ。お正月デコレーションが800円ですか。実はそれなりにお金が掛かっていたのであった!それでは今年も宜しくお願いいたします。

COODOOCOODOO 2007/01/02 13:14 あけましておめでとうございます
今年もよろしく!

globalheadglobalhead 2007/01/02 17:00 あわわ…どちらかと思ったらDIGITAL DJのサイトオーナーさま…。ええとこちらでははじめまして。いきなりお人形がUPされている怪しげな日記にコメント戴いちゃって誠に恐縮です…。(COODOOさんは音楽を中心としためっちゃクールなNEWSサイトをやられている方です。http://www.digitaldj.jp/)はてダの隅っこで青息吐息でやっている日記ですが宜しければまたお立ち寄り下さい。今年も宜しくお願いします。

SIMSIM 2007/01/04 03:01 あけまして、おめでとうございます。
しらゆきさんいいですねえ。DOLL趣味には疎い私が見ても魅力的です。
本年もよろしくお願いいたします。

globalheadglobalhead 2007/01/04 11:20 おめでとうございます!いつもこんなのばっかりですがお暇でしたらまたお立ち寄り下さい。今年も宜しくお願いいたします。

バナナ牛乳バナナ牛乳 2007/01/04 14:26 happy new year!
今年もよろしく(・∀・)/
着物にクロスをあわせるセンスに脱帽です。
キリシタンロマンスを感じました。

トップ画像にある、数人でタコらしきものの足を
思いっきり引っ張ってる絵に驚愕。
つか、その下の絵も左もタコ!!!……って、ハッ!
すわ火星人!!?

globalheadglobalhead 2007/01/04 20:53 おめでとうでごんす。元気にしてたか。オレは正月中(正確には去年からずっと)飲み続けていたせいで体が濡れ雑巾のようにじっとりと重くなってしまい、これじゃあアカン、とばかりに今日は表に出て歩き回ってたんずら。そしたら冷たい風に当りすぎたらしくて今なんだか頭痛いっす。今年もオレ、バカっすねえ…。明日から会社なんだか大丈夫か…。
しらゆきさんは実は隠れ切支丹という設定で、洗礼名はマグダレナお雪というのだ。執拗な幕府の切支丹狩りを逃れ束の間の正月を楽しんでいるのだな。ゼズさま!みんなパライソさ行くだ!…すまん正月から暴走気味だ…。
トップ画像は正月らしい和物の素材探して切り貼りしたんだが、なんかタコばっかりになっちまったな。詳しく書くと歌川国芳の浮世絵だな。せっかくだから基にした絵をUPしておこう。…どう?よく見るとタコがタコ引っ張ってる!火星人の暴動だァ!