Hatena::ブログ(Diary)

メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

20080229(Fri)

globalhead2008-02-29

[]リアル通報しました リアル通報しましたを含むブックマーク リアル通報しましたのブックマークコメント

今朝職場に着いたらなんとびっくり、事務所前の自販機が2台、盗難に遭ってるではないか。ドリルのようなもので鍵穴を壊しこじ開けたらしい。一応オレは職場の責任者なので警察に電話した。いやしかし110番なんて生まれて初めてですよ。救急車呼んだ事は1回あったな。雨ん中道端に若い男が白いブリーフ1枚で転がってたのよ。一応生きてたけど、なんだったんだろあれ。

で、警察の人が来てあれこれ話をしたが、警察関係者と話すなんてこともあんまり無いよなあ。警察の人ってなんかむっつりしているような印象だったけど、あれこれ話を教えてくれて面白かったな。かと言ってしょっちゅうお話したいとは思わないが!もうこのテの盗難だと手袋をしてやっているに決まっているから、指紋も取らないんだって。当然鍵穴付近を見て何も無いのを確認してたけど。事務所の連中の指紋とか取るのかなあと思ってんだけど、それも無かったね。で、オレの部下のA君に「警察が来るから指紋取られるかもよ」ってからかっていたら、なんだか矢鱈目鱈緊張しまくっていたけど、いったい何ビビリまくってるんだAよ!なんか後ろ暗い事でもあるのかAよ!?

それにしても、今日はそれ以外にも仕事でゴタゴタしてたし、う〜む、昨日のネタがネタだっただけに、《因果力》が高まっちまったんじゃねえかと思えてしょうがないオレだ!

[]オレ的ヨメ問題 オレ的ヨメ問題を含むブックマーク オレ的ヨメ問題のブックマークコメント

オレのドカチン職場に勤務するフィリピン人作業員のアーロンさん(41)はジュゴンのような体型に浅黒い肌、恵比寿様のような表情と寂しくなってきた頭髪が特徴のナイスな労働者である。とても人懐こい性格の彼だが、あまり日本語は上手くなく、意思疎通する時にはオレが不慣れな英単語まで交えなければ言っていることがわからなかったりする。彼はフィリピンに妻子を残しお金を稼ぐ為こうして日本でドカチン作業に勤しんでいるという実に立派な方なのである。

そのアーロンさんに仕事が暇だったある日、「フモサン、ケコンシテルカ?」と訊かれたのである。ケコン。即ち結婚。オレが結婚しているのかと訊きたかったのらしい。自慢ではないが45歳結婚歴無し、惚れた女子など星の数ほどいるけれど、この歳までいっこうだに成就したことのないという寂しく悲しい身の上のオレ様は、アーロンさんに「独身だよ」と開き直るが如くに答えたのだ。するとアーロンさん、「フモサン、ケコンスルキナイカ?ケコンスルナライイコショウカイスルヨ!」などと言うではないか。この後の展開が気になりオレはすぐさま「ケコンしたいネ!イイコ紹介してヨ!」となぜか一緒に片言になりアーロンさんに答えたのだ。

するとアーロンさん、懐から携帯電話を取り出し、ポチポチポチとキーを操作すると、携帯のディスプレイをオレに見せ、「コノコナンカドウ?21サイ!」とのたまうではないか。促されるまま画面に目をやると、そこには涼やかな表情をした見目麗しきフィリピン人女子のお顔が。おおおおビッジーンちゃんではないですか!「うおお!いいねいいね!」悲しき男のサガにより急にノリノリになる情けないオレ様だ!そして舞い上がるオレに「モットシャシンアル!ミテミテ!」と火に油を注ぐアーロンさん!そこには先ほどの女子以外の様々なビッジーンちゃんが百花繚乱となって次々に写し出される!

「ミンナトテモイイコ!オミセツトメテル!オミセショウカイスルカ?」きたきたアーロンさんのお店紹介攻撃だ!勿論皆さんフィリピンパブに勤めている女子であろう事は分かっていたが、アーロンさんは別に美人局でもなんでもなく、単に好意で知り合いの女性を紹介してくれたのだろう。いやーそれにしてもいいもん見せてもらった。いや、見せてもらっただけだよ!だけだってば!べ、別にフィリピンパブに行ってフィリピン妻を物色しようなんて密かに企んでなんかいないからね!いないんだってば!(誰に言い訳しているんだオレ…)

[]ゆらいジェネレータ ゆらいジェネレータを含むブックマーク ゆらいジェネレータのブックマークコメント

このジェネレータでは、入力された名前をパズルのようにずらしていき「名前の由来」を予想します。

ブロックの数を変えることなく別の単語に変化させるため、結果は運命的な単語と言えるでしょう。

■ゆらいジェネレータ

ゆらいジェネレータ」である。自分の名前を入力すると、その名前の由来が分かるのである。これは面白い。早速オレのハンドルでやってみることにした。

まずはひらがな「ふも」で。

f:id:globalhead:20080229164708j:image

わははは。意味わかんねえ!!

次はカタカナ「フモ」で。

f:id:globalhead:20080229164753j:image

わはははははははは。やっぱりな。

yukioinoyukioino 2008/02/29 14:47 出稼ぎ姫たちはミンナトテモイイコで親孝行なので、花嫁両親ならびに親族の生活費もぜんぶ花婿負担となるといいますが、どうなんでしょうか。ちょっとトライしてみますか、フモさん!イエー!

globalheadglobalhead 2008/02/29 16:35 いやー実際そうみたいなんですわ。あれこれ詳しい職場のフィリピン人労働者斡旋業のオヤジ(本人の嫁もフィリピン人)に訊いた所によると、出稼ぎ姫の皆さんはカタギが相手だとOKなんだと。あと、結婚してもお店は続けさせて欲しい、なぜならその稼ぎは国の両親に送るからだということらしい。…って何リサーチしてるんだよオレ!?だからオレはそんな気は毛頭無いからね!?ホンット、全然興味ないんだからね!?(だからいったい誰に言い訳してるんだオイ)

paseyopaseyo 2008/02/29 17:05 そうかぁ、親族の生活費まで全額フモさん持ちかぁ。頑張れー。

globalheadglobalhead 2008/02/29 17:11 だーから!ちゃうって!ちゃうんやって!全然そんな気無いって!無いんだってばああああ!(滅茶苦茶必死なオレ)

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2008/02/29 21:52 ゆらい。レイジー→フィーバー、Lazy→グラマー、でした。
タイやフィリピンの花嫁は、まっこと親族まるっとついてますよ。現地に家を最低二軒は建ててあげないと。で、旦那は日本で働き詰めで仕送りをするの。たまに休暇をとって、現地に行くと、現地旦那がいたりして…。

parfum30parfum30 2008/02/29 22:53 ひめです、こんばんは。由来ジェネレータ、やってみましたが、どちらも公開がはばかられるようなものでした。興味あったらフモさん、勝手にやってみてください。「ねむりひめ」「ネムリヒメ」です。(´・ω・`)ショボーン

parfum30parfum30 2008/02/29 22:55 追加。「ひめ」「ヒメ」でも面白いかもです。。。

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2008/02/29 23:06 「ひめ」でも「ヒメ」でもあんなのが…。

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2008/02/29 23:27 相関図

http://genzu.net/cgi-bin/games/anosokan.cgi?nm0=%83%8c%83C%83W%81%5b&nm1=%83p%83Z%83%88&nm2=%83t%83%82&nm3=%83t%83G%83%5e%83%8d&nm4=%82%e4%82%ab%82%a8&nm5=%82%d0%82%df&nm6=&nm7=&nm8=&nm9=&plat=m

これ読めるのか?

parfum30parfum30 2008/03/01 00:06 >レイジーさん
。・゜・(ノД`)・゜・。

globalheadglobalhead 2008/03/01 09:37 >レイジーさん
>ゆらい フィーバーでグラマーなレイジーなのか…。
>フィリピン嫁 だからネタなんだっちゅうの!それにしても皆微妙に詳しいよな…。
>「ひめ」でも「ヒメ」でも それは”追い討ち”という行為です。
>相関図 「フモ-[加害者]-[被害者]-レイジー」というのは絶対違うと思うな!

>ひめちゃん
ああ!ひめちゃんがあんなことやこんなことに!?なんかいろいろ想像と妄想がたくましく(既に十分セクハラ

globalheadglobalhead 2008/03/01 09:39 二日酔い気味なんで簡単なコメントレスですまん…。

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20080228(Thu)

[]あ○この霊的新聞 あ○この霊的新聞を含むブックマーク あ○この霊的新聞のブックマークコメント

以前日記で紹介した『霊界新聞おばちゃん』のことを憶えていらっしゃるだろうか。

”霊界新聞おばちゃん”である。もともとはトラックの運ちゃんで荷物の配送をしてる人なのだが、毎月毎月自分で書いた『あ○この霊界新聞』というのもついでに配送してくれるのである。特に頼んでもいないのに届く所は恐怖新聞と似ているかもしれない。この『霊界新聞』、要するにニュー・スピリチュアル系というか、端的に言うならば”電波系”の新聞で、サタンとかチャクラとかチベット死者の書などがテーマとなっている。最新号の記事は「夫婦について」と「石原真理子のバカ女人生!」である。これらがA4の用紙に隙間無くびっちりと書かれ、彩色した達者な絵が添えられ、カラーコピーされているのである。

■ヤ○ザと電波と神様の間 

このおばちゃんが久しぶりに事務所に訪れ、くだんの『霊的新聞』(”霊界”から名前を変えたらしい)を置いて行ってくれたのである。ヤタ!以前フエタロさんからリクエストがあったので、今回その新聞のスキャン画像をお送りしようと思う。

f:id:globalhead:20080227213317j:image

縮小してあるので読み難いかもしれないが、要するにこういうことらしい。

  • 古代エジプト時代から地球を支配している《イルミナティ》という秘密結社が存在している。
  • 日本はもともと霊的国家であったが、この《イルミナティ》の魔術により物質主義・拝金主義の国と成り果ててしまった。
  • 政治が悪いのも毒ギョウザ問題も燃料高騰も派遣会社がピンハネしているのも全てこの《イルミナティ》のせいである。
  • ダーウィンの進化論は間違っている。
  • キリスト教などの宗教は《イルミナティ》が人類を奴隷にする為にでっちあげたものであり、それは実は神ではなくサタンの行いである。

…えー、あえて何も突っ込まない方針ということにさせてください…。誰かに迷惑かけていないならこういう方はそっとしておくのが一番ではないかと。だいたいオレだって実は誰かに「あのヒトのことはそっとしておいてやろうよ」とか上から目線で言われてるかもわかんないしな!でも霊だの見えない力だのといったこのテのスピリチュアル系って、不幸で無知な人のなけなしの自己肯定なんだろうなあ。

見方を変えて、オカルトとスピリチュアルとか言われてるものってどう違うんだろうなと考えてみよう。オレも結構オカルトは好きだし、荒俣宏の本とか読むとスゲエなあとか思うけど、それは真実かどうかというレベルの話ではなくて、「人間というのはなんととんでもないことを妄想し、そしてそれを体系化してしまうのだろう」という驚きなんだよな。言ってみればオカルトは”人類の無駄な英知を結集した論理体系”なんだ。要するに、オカルトというのは、狂ってるんだよ。その狂ったものを客観的に観察するから面白いんだよ。

しかしそれと比べると昨今スピリチュアル系とか言われているヤツって、どうも底が浅いんだよな。イマイチつまんない。やっぱり掘り返した死体とか煮詰めた爬虫類とか致死性の毒植物とか中世のいやらしい書物とかを集め、獣のような吼え声をあげながら24時間泥まみれになって踊り狂えばあなたも幸せになれます、とか言ってるスピリチュアル系があったらもうちょっと面白くなるんだがな。いやこれでは誰もついてこれないか…。

確かに既知と未知のグレイな領域というのはあって、そのグレイな領域に「実は何かがあるんじゃないか?」と思ってしまうことはあるのかもしれないし、それを想像する楽しさはあると思うのよ。逆に言えば、人間とはそういう好奇心を持ってしまう生き物なんだ。オレは怪力乱心を語るのが大好きだしね。でもそこに「何かがある!」と断言してしまうとアブナイってことなんじゃないのかな。だってそれはあくまで未知なんだから。

FuetaroFuetaro 2008/02/28 12:28 あっこおばちゃんのお茶目っぷりがよくわかった!やっぱBlogよりも手書きの方が霊的って感じデスネ!

globalheadglobalhead 2008/02/28 12:37 実際快活でお茶目で悪い感じのおばちゃんじゃないんだよな。でもある意味矢鱈目鱈快活な人というのも、ちょっとヤヴァイということもできるんだよなあ。そういうわけでいつも快活で実はヤヴァイ人かもしれないオレであった。

yukioinoyukioino 2008/02/28 13:20 ある意味、典型的な内容ですけどルビまでふってあるのが親切ですね。イラストもオサレw

globalheadglobalhead 2008/02/28 13:32 今回のはまだまともでしたね。この間の「石原真理子のバカ女人生!」なんかは「いったい霊界と何の関係があるんだ!」とか思っちゃいましたが。しかしこれちゃんと通読してイルミナティとか知らなかったからちゃんと調べてフムフムとか言ってるオレって…案外気に入ってるんじゃないかよ!?

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2008/02/28 15:27 これは毎号ファイルした方がいいですね。 以前はてなで、「家の床下にイギリス人が住み着いて、諜報活動や操作活動をしている」と思っている人の日記があって、楽しみに読んでいたのに、いつの間にかなくなっちゃいました。

globalheadglobalhead 2008/02/28 19:46 床下のイギリス人ってなんなんだよ。それを楽しみにしているレイジーも凄いが…ひょっとしてオレもその文脈でレイジーに好かれたのか!?そうかそうだったのか!?毎号ファイルって、なんかいろんな情念が染み付いていそうで怖いんだよー。しかしあんまり嫌いじゃない自分がいるのもイヤだ…。

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2008/02/28 20:43 ♪ディアゴスティーニ

globalheadglobalhead 2008/02/28 21:56 週間霊界コレクション。毎回オカルト小物が付いてます♪

globalheadglobalhead 2008/02/28 22:44 ↑案外売れたりして…”《週間霊界コレクション》!第1回配本は『ジャック・ウェバーの霊現象』。付録として「エクトプラズムごっこ用シースルースカーフ(口に咥えて「エクトプラズムだぁ〜!と言って遊ぶ」)」がもれなく付いてます!”

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2008/02/29 00:37 今、アライグマラスカルだもんな〜。ちょっと前の、信長の手紙付きより、オカルト小物付きの「週間霊界コレクション」の方が売れそうな気がする(笑)

globalheadglobalhead 2008/02/29 11:41 《週間霊界コレクション》第2回配本は「特集・アレイスター・クロウリー/魔術の理論と実践」をお送りいたします!付録はお待ちかね、「”栄光の手”製作キット」です!さあ、あなたも読もう、《週間霊界コレクション》!(いいのかこのノリ)

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20080227(Wed)

globalhead2008-02-27

[]裏切りの闇で眠れ (監督:フレデリック・シェンデルフェール 2006年フランス映画) 裏切りの闇で眠れ (監督:フレデリック・シェンデルフェール 2006年フランス映画)を含むブックマーク 裏切りの闇で眠れ (監督:フレデリック・シェンデルフェール 2006年フランス映画)のブックマークコメント

フランスのヤクザ映画です。主人公は組織に属さない殺し屋フランク(ブノワ・マジメル)。でまあ、ヤクザ映画によくある謀殺・故殺・暗殺・みせしめ・拷問・裏商売・闇取引・逮捕・投獄・結託・抗争・裏切り・復讐などなどが描かれるわけですね。特にストーリーの説明なんかしなくてもこういったセオリー通りの「直球ヤクザ映画」ということで良いんではないかと思います。逆に言えば取り立てて興味深い物語性も驚かせるようなプロットも無い映画なんですが、目を三角にした男どもが喚きあいながら延々ぶち殺しあう、という展開はなんだか飽きませんね。これ3時間ぐらいあったとしても悠々観ていられただろうなあ。徹頭徹尾冷徹な描写が続き、余計な情緒が描かれていない分、ある意味頭空っぽにして観られるタイプの映画なのかもしれん。お話も単なる潰し合いだし、ややこしい事ないからなあ。

しかし何が凄いって、この映画、男はヤクザ、女はパン助か情婦しか出て来ない!勿論この映画では女なんざ添え物な訳で、つまり何から何までヤー公オンリー、ヤー公同士の狭くて閉じた世界だけが描かれているんですな。そしてなにしろ”おフランス人”なのでオシャレなんだわ。ベルサーチ着て高級アパート住んで高級車乗り回して女はべらせてシャンパン飲んでるんだわ。そこだけちょっと羨ましいと思ったオレはダメ人間ですか。やっぱり額に汗したお金で贅沢するべきですか。まあしかし、今やヤクザなんぞよりも企業のほうが全然悪辣な事して金儲けているような気がするけどなあ…。一見合法的にやってる分だけヤクザよりタチが悪いかもよ?

オレはヤクザ映画には思い入れが無いんですが、日本のヤクザ映画もこんな所謂ヤー公ホモソーシャルな映画だったりするのかしらん。イタリアン・マフィアを描いた映画だとここに”家族”みたいなテーマが入ってくるんでしょうし、これがアメリカだと移民問題が絡むんだろうし、北野武の描いたヤクザ映画だと基本に虚無主義があったりしたんですが、この『裏切りの闇で眠れ』ではそういったテーマ性は薄いように思いましたね。結局ヤクザ同士が潰し合っているだけなので、「スゲエよぶっ殺しあってるよ」ではあるけれども「まあでもオレとはカンケーないし」にもなってしまう。だから暴力描写には興奮するけれども観ていてもそれほど緊張感が無い。共感できる登場人物がいないと映画はこんな観方しか出来ないんじゃないかな。結局企業がヤクザな事してる現代ではヤクザ映画というのはルサンチマンを描く物語でしかない訳で、それさえないこの映画は単に暴力だけしか残ってないという事になるのかな。

個人的には、ヤクザたちがみんなダンス・ミュージックをガンガン流しているクラブを経営していて、ぐあ、フランスのクラブってこんな怖いところなの!?などと日本のいちクラブミュージック好きとして少々ビビりました。フランスにはローラン・ガルニエとかフランソワーズ・Kとか有名DJが多いんですが、彼らもこの映画みたいなヤクザ同士の小競り合いとか見ながらレコード廻してたのかなあ、などとちょっと思ってしまった。あとこの映画は平日の夜に観に行ったんですが、観客はシブイ中年のサラリーマンが多かったですねえ。アフターファイブにフランスのノワール映画を観に行くサラリーマンって結構カッコよくないですか。あ、当然オレも含まれるがな!

裏切りの闇で眠れ(原題:Truands)トレイラー

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20080226(Tue)

globalhead2008-02-26

[]牡牛座 レーニンの肖像 (監督:アレクサンドル・ソクーロフ 2001年ロシア・日本映画) 牡牛座 レーニンの肖像 (監督:アレクサンドル・ソクーロフ 2001年ロシア・日本映画)を含むブックマーク 牡牛座 レーニンの肖像 (監督:アレクサンドル・ソクーロフ 2001年ロシア・日本映画)のブックマークコメント

ソヴィエト社会主義共和国連邦成立前夜のある夏。モスクワ南東に位置するゴールキ村で、レーニンは療養を兼ねて滞在していた。1918年の暗殺未遂事件以来健康を害し、惚けの兆候も出ていたのだ。未だ革命と人民達への熱い思いは消え去ってはいないレーニンだったが、外界から隔絶されたこの地で、肉体も思考もままならないまま、焦燥だけが募ってゆく。そんなある日、一人の白い外套の男がレーニンを訪ねる。それは、後にソヴィエト連邦の権力者となり世界を震撼させる男、スターリンであった…。映画『牡牛座 レーニンの肖像』は1918年から24年に亡くなるまでこの療養所で過ごした、晩年のレーニンの姿に迫る作品である。

レーニンにしろスターリンにしろ、配役にはその肖像とよく似た俳優が使われ、また撮影も実際にレーニンが療養していた場所を使用したという。例え演じられた役柄とはいえ、スターリンが牙を隠した獣のようにのそのそと歩き、どこか慇懃な態度でレーニンに接する姿には、これが2000万人とも言われる大粛清を起こした男の姿かと思い慄然とした。また映画には、レーニンの妻であり同志でもあったクループスカヤ、レーニンの妹であるマリーヤも登場している。レーニンと彼の妻が仲睦まじく佇む姿は、この映画の中で唯一ほっとできる場面だった。音楽は殆ど使われず、ただ鳥や虫の鳴き声だけが響き、逆に療養所の静寂さを強調する。

特筆すべきは、その色彩構成と画面設計の異様さである。緑色のフィルターがかけられ、さらにコントラストのはっきりしない暈けた映像が最後まで続くのだ。この朦朧とし、時間感覚さえ掴めない奇妙な映像は、意識の混濁の著しいレーニンの視点ということなのだろうか。さらに看護人や側近達の行動も微妙に薄気味悪く(現実には勤務員全てがスターリンの手先であったらしい)、これら全てが非現実的なもののように、醒めない夢を見せられているかのようにさえ思える。そのせいで、むしろレーニンの視点というよりも、どこか彼岸の光景のようにさえ見えてくる。かつてロシア革命の先鋒として獅子奮迅の活躍をしてきたレーニンにとって、政治的にも肉体的にも自由を奪われて過ごすこの場所は、既にして涅槃の地であったのかもしれない。

だがその彼岸であり涅槃の地である場所で、最後の生の灯にしがみ付きながら生きるレーニンは、果たして全てを失ってしまっていたのだろうか。ラスト、映画全篇に渡ってかけられていた緑のフィルターが、霧が晴れたかのように取り払われる。そして映し出された画面いっぱいに広がるロシアの青く澄み渡った空。それを眺めながら、うつらうつらまどろんでゆくレーニン。ここには社会主義革命を最初に成功させた男、ソビエト連邦の建国者、ロシア社会民主労働党・ボリシェヴィキの指導者としてのレーニンの顔は無い。肉体と精神を病み、これらの偶像を失うことで、そこでやっとレーニンは、一人の”人間”へと立ち返る事が出来たのではないだろうか。因みに”レーニン”とはペンネームであり、彼の本名はウラジーミル・イリイッチ・ウリヤーノフだった。即ちこの映画は、”革命家レーニン”がウリヤーノフという一人の老人へと回帰してゆく物語だったのではないだろうか。

■『牡牛座』日本語公式サイト

parfum30parfum30 2008/02/27 00:16 ひめです、こんばんは。ジョージ・オーウェルの「Animal Farm(動物農場)」読むと面白いですよ。革命後のソビエトを皮肉った作品と言われています。もうお読みでしたらごめんなさい。

globalheadglobalhead 2008/02/27 01:19 動物農場は読んでなかった!オーウェルはガキの頃『1984年』で挫折してまして…あれも「全体主義監視国家はこええよおッ!」って話らしい(映画だけは観た)。

parfum30parfum30 2008/02/27 02:33 「1984」はすごいですよね。高校のとき授業で映画を見ましたが、ぞっとしましたよ。こちらは原作が分厚いので読んでいませんが、「Animal Farm」は高校生でも原書で読めるくらい薄いです。でも内容は濃いですよ〜。

globalheadglobalhead 2008/02/27 08:33 授業で「1984」!凄い学校だなあ。その時の授業のテーマはなんだったんだろう!オレ的にはユーリズミックスのサントラが好きでありました。オレは授業で「氷雪の門」という地元映画見せられたなあ。史実を基にして地元で撮影された戦争映画なんですよ。丹波哲郎も出てた!

FuetaroFuetaro 2008/02/27 10:12 僕は授業で『野火』とか『エル・スール』とか見させられたよ。一体どんな感想を書けと(笑)

globalheadglobalhead 2008/02/27 10:53 『エル・スール』は文芸映画だからいいとしても、『野火』って大岡昇平のあれですか!?映画は観たことないけど、あれってかな〜りキッツイお話だったよなあ…クラスメイト全員青い顔して映画館(教室?)出てきたんじゃないですか。確かにあれで感想書けって言われても「戦争は悲惨」としか書きようが無いよなあ…。

globalheadglobalhead 2008/02/27 10:56 ちなみにオレの下の世代だと学校で「南極物語」を観せられたそうです。これも地元が舞台なんです(いや、南極じゃなくて!)。

yukioinoyukioino 2008/02/27 12:47 フモ先生、質問が。どうして映画の題名が「牡牛座」なんでしょうか? レーニンがその星座生まれとか? 自分が高校のときは生徒会でそういう担当の委員だったので、フィルムを借りてきてルパンのカリオストロなんかを上映してましたよ。大入りでしたww

globalheadglobalhead 2008/02/27 13:02 ソクーロフって実はよく知らない監督なんですが、昭和天皇を描いた映画のタイトルが「太陽」、ヒトラーを描いた映画のタイトルが「モレク神」だったりとか、何か神秘的で象徴的なタイトルの付け方をするのが好きみたいですね。レーニンの誕生日は1870年4月22日ということらしいですから牡牛座で間違いは無いのでしょうが、ホロスコープ的に裏読みできる意味があるのかもしれませんね。しかし「カリオストロ」とは…素敵な高校生活!

yukioinoyukioino 2008/02/27 13:13 おお、なるほど。ホロスコープ的に牡牛座を一言で表すと「堅実で保守的・所有欲が強い」ですけれどそういうひとだったのかしら。ユダヤ人そのほかを燃やしまくったヒトラーを人身御供の燔祭で知られるモレクに喩えるのは納得がいきますね。天皇=太陽も。
「カリオストロ」は上映作品アンケート校内投票で一位だったのと、あとはフィルムのレンタル代が安かったからです…。

globalheadglobalhead 2008/02/27 13:25 あと「牡牛」という言葉のイメージから「勇猛果敢で猪突猛進、でも鈍重」みたいな意味合いを込めていたのかも知れませんね。モレクは意味調べて初めてわかった…。

globalheadglobalhead 2008/02/27 13:29 ちなみにオレは乙女座だ!(なぜかギャグになってしまう)

yukioinoyukioino 2008/02/27 13:40 なにをおっしゃいますか暗黒皇帝さま。こちらの日記のピュアな内容、几帳面な更新、見え隠れするデリケートなハァト。大変得心が行きましたよ。ちなみに私は爆走したあとが焼け野原になる牡羊座です(実績があるので笑えません)。

globalheadglobalhead 2008/02/27 17:06 暗黒皇帝である。オレ様に仕えるfumoとかいう下僕はピュアとかデリケートなどと言われてこっぱずかしくなりどこかへ逃げ出したようだな。まあ所詮は小物。一生あの程度の男なのであろう。と言うわけでこのオレ様があの腰抜けに代わって雪狼殿のお相手をいたそう。
いつぞやは我が栄えある大帝国の児童初等教育機関において、くとるふ練り消しの指導にあたって頂きまことにご苦労であった。現在我が帝国の未来を担う児童めらは目を輝かせながらアザトースを、ナイアーラトテップを、シュブ=ニグラスを、イアイア言いながら練って練って練り倒しておるところだわい!足の踏み場も無いほどにおぞましき古きものどもの似姿で埋まる帝国幼稚舎は実に壮観な眺めじゃ!
ところでホロスコープとやらの話であったか。オレ様が生まれた惑星はこの地球と星系が違うのでの。黄道に並ぶ星座も自ずと違ってくるのじゃ。このオレ様の星座、それは《暗黒皇帝座》以外に有り得ぬわ!そして聞くがいい、その担わせる運命はただ一つ、【宇宙最強】じゃ!我が誉れにひれ伏し崇めるがよい!涙を流し我が名を呼ぶがよい!苦しゅうない、苦しゅうないぞ!
>爆走したあとが焼け野原
本日よりそなたを「雪狼デロリアン」と呼ぼうぞ!

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2008/02/27 19:01 初めて学校の講堂で観た映画は「キューポラのある街」
古っ!

globalheadglobalhead 2008/02/27 19:13 現在20代半ばのレイジーには白黒映画なんて、た、退屈だったろうなあー!何十年も昔のお話だし、当時の社会事情とか、わ、分かり難かっただろー、レイジー!?

parfum30parfum30 2008/02/28 01:51 実は「Animal Farm」はリーダーの授業でテキストとして取り上げられたんです。で、同じ作者だし、ヒアリングがてら「1984」を見たんですよ。
校内上映会では「カサブランカ」「エデンの東」なんかを見ましたよ。

globalheadglobalhead 2008/02/28 02:03 おおそうだったですか。「監視社会と全体主義」とかいう社会科かなんかの課題で観せられたのかと思った!「カサブランカ」「エデンの東」あたりは粋でいいですねえ。(と言いつつ両方ちゃんと観てない)

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20080225(Mon)

globalhead2008-02-25

[]トゥヤーの結婚 (監督:ワン・チュアンアン 2006年中国映画) トゥヤーの結婚 (監督:ワン・チュアンアン  2006年中国映画)を含むブックマーク トゥヤーの結婚 (監督:ワン・チュアンアン  2006年中国映画)のブックマークコメント

中国内モンゴル自治区。砂漠化の進むこの草原で羊の牧畜を糧に生活する女トゥヤー(ユー・ナン)は、二人の子供と事故で歩けなくなってしまった夫を女手一つで養わなければならなかった。今日もモンゴルの荒野を駱駝にまたがり羊を追うトゥヤー。しかしそんな生活に疲れ切ったトゥヤーはある決断をする。現夫と離婚し新たな夫を迎える。しかしその条件は、今の夫も共に養ってもらうこと。

モンゴル高原を舞台に、この地で生活するモンゴル人達の姿を描いたドラマということで興味が沸き観てみました。モンゴルという国(厳密には自治区ではありますが)にはなにかオレの生まれた北海道に通じる雰囲気があったからです。羊の牧畜っていうのもいいですねえ。羊といえばアナタ、ジンギスカンですよ!昼は羊を追って草原を駆り、夜はテントみたいな住宅でジンギスカンをしながら酒を酌み交わす。素敵じゃないか!なんて単純な発想で憧れてた訳です。ところが、モンゴルといえば遊牧民、そして移動式住宅ゲルだ、とばかり思っていたのですが、この映画ではそんな光景は登場しない。観終わってから調べたら、現在モンゴルには遊牧もゲルも殆ど見当たらなくなっているということらしいんですね。

広大な草原と羊や馬の群れ、そして、移動式住居「ゲル」といったモンゴルならではの風景と暮らしは、いま急速に失われつつあります。内陸アジアのステップでの遊牧は、モンゴル高原の北部に位置するモンゴル国でわずかに残されているだけ。内モンゴルをはじめとした他の地域では、すでに遊牧がほぼ消滅しているのが現状です。中国領である内モンゴルの場合、改革開放政策後、土地の使用権を牧民の家族に分け与えたために、同じ場所で家畜を飼う定着牧畜に移行。遊牧をしなくなったことで、移動式のゲルも不要となり、いまではゲルに暮らしているモンゴル人を見つけることさえ難しくなりました。

■WASEDA.COM 風前の灯にあるモンゴルの遊牧 消え行く文化に想いをはせる 

そしてここには、単に生活様式として遊牧が廃れてきた、というのではなく、砂漠化する草原を保護するという名目により施行された、中国政府の『生態移民』と呼ばれる遊牧民定住化政策があったようなんです*1。しかしこれは多大な問題を孕んでおり、移民問題、少数民族への迫害、文化破壊などが起こっているだけではなく、遊牧民の『生態移民』政策は砂漠化抑止の対策になってさえいないという声も上がっているようなんですね*2。映画ではこういった背景は全く描かれませんが、この問題を知っているのといないのとでは全く見方の違う映画になってしまいますね。オレは全く知らずに観てしまいましたが…。

普通に日本人の頭で考えちゃうと、「身障者の元旦那の扶養もコミで私を嫁に貰ってくれ」なんて、確かに有り得ない話ですよね。映画でもトゥヤーに求婚した男が、そんな馬鹿な話があるか!と怒っているシーンがあったので、文化の違いとかそういう話でもないんです。もう、そこまでしないと、愛する夫と共倒れになってしまう、モンゴルの牧畜民はそこまで追い込まれている、ということのようなんです。そして、そこまで追い込まれながら牧畜を止めないのは、これまで自分達が培ってきた文化を失くしたくない、という願いがそこにあるからなのでしょう。

映画として観ると、最初に政治的背景が分からなかった分、個人的にはどこか家族メロドラマのように見えてしまったところが残念です。ただ、各エピソードにはどこかコミカルなものも差し挟まれ、決して困窮や貧困をクローズアップした映画ではないということが出来るでしょう。それとモンゴルという異文化の人々が生活する姿は、やはりとても興味深く見えました。そしてモンゴルの高原の映像がとても美しい。青い空、どこまでも続く高原、そこに群れる羊の姿と、駱駝に乗りそれを追う一人の女。これだけでも一つの絵として切り取ってみたいほどでした。

■『トゥヤーの結婚』予告編

D

 

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20080224(Sun)

[]ミセスになったブラ子なの 【Neo Blythe Mrs.Retro Mama】 ミセスになったブラ子なの 【Neo Blythe Mrs.Retro Mama】を含むブックマーク ミセスになったブラ子なの 【Neo Blythe Mrs.Retro Mama】のブックマークコメント

f:id:globalhead:20080224084601j:image

主婦化したブラ子である。割烹着着て三角巾被って台所でお芋の煮っ転がしなんかを作っているわけである。生活感溢れまくりである。スイートでファンタジックな夢を若い女子たちに提供してきたブラ子がこのようなガチリアリズムな出で立ちで登場しても大丈夫なのだろうか。そもそも割烹着という段階で「この着せ替えありなの!?」と眩暈でクラクラしているブラ子ファンもいるのではないか。いや、案外このようなベタな日常性に逆に新鮮味を感じるのかもしれない。「あら。こんなレトロな日本主婦も悪くないわね。あー結婚したい」などと思ってくれたらメッケもんである。だから誰かオレの嫁になってください…って話をそっちに持って行きたかったのかオレ!?ちょっと都合良過ぎないかオレ!?現実はそんなに甘くないぞオレ!?

このミセス・レトロ・ママはこんな主婦姿の着せ替えの他、真っ赤なドレスにターコイズ・カラーのコート、それとおしゃまなバッグがついております。ヘアはこれでもか!という感じのイエロー。そしてこのブラ子、少し不貞腐れた顔してます。「もーずっと家で亭主の世話してんのも飽きたから外遊びにいこ!いこいこいこ!」という主張が滲み出まくっております。

ところで今回、このブラ子のヘアをツーテールにしようと果敢にも挑戦しましたが、なにしろやるのが男なので、やってもやってもブザマな出来上がりにしかならず、非常に苦労しました…。今回の撮影にはこのヘアが最も時間が掛かっております。そして苦労した割にはあんまり写真に写ってない、という悲しい仕上がりとなってしまいました…。

またぞろ写真が一杯なのでもっと見たい方は《続きを読む》をクリックされてくだせい。

続きを読む

ヾ(=ΘΘ=)ノヾ(=ΘΘ=)ノ 2008/02/24 23:49 ミセス色を思いきり打ち出しましたな(笑)
これはレトロにキュートに決めるというコンセプトのオニンギョなんですね。なるほど〜。
ツーテールだったのかー。ふーん。。。。
えっとー、、、よくがんばりました★★

globalheadglobalhead 2008/02/25 09:53 タマさん頑張ったお!あんまり不貞腐れた顔してるので写真撮ってもイマイチピンと来る絵にならないのも苦労しました。あと顔の表面処理が妙ににツルツルテカテカになっていて、この辺でもレトロ系ドールの雰囲気出そうとしていたのかな。しかしなんだかんだ言いながら割烹着着てるブラ子を買っているオレっていったい…。

pom_johanpom_johan 2008/03/20 08:35 こんにちは。(あれ?初めましてかな。)
レトロママ、とっても素敵に撮れてますねー。
可愛いな。
顔の素材がいつものブライスと違ってて、本当におもちゃっぽいですね。
ツーテールは、慣れるとかんたんですよ(^-^)
って、男性なので慣れてもしかたないかもしれませんが・・・。
きれいなレトロママの写真がたくさん見られてうれしかったです。

globalheadglobalhead 2008/03/20 15:19 こんにちは。お立ち寄り下さってありがとうございます。男のドール好きだと引かれるか!?と思いつつ発作的に写真をUPしておりますが、結構他のドールマニアの方にかまってもらえるのでちょっと嬉しかったりします。ただどうしても着せ替えやカスタムは難易度高くて手が出せません。
今回のレトロママは入手した後も「なんでこれ買ったんだっけ?」と自分でもどこに惹かれたのか未だによく判ってません。やはりヴィンテージっぽい顔の素材が気になったのかな。おかげでツーテールも慣れたし(慣れたのかよ)まあよかったか?ということにしてあります。

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20080222(Fri)

globalhead2008-02-22

[]5年目突入記念特別企画:オレ的人生いろいろすごろく〜艱難辛苦篇! 5年目突入記念特別企画:オレ的人生いろいろすごろく〜艱難辛苦篇!を含むブックマーク 5年目突入記念特別企画:オレ的人生いろいろすごろく〜艱難辛苦篇!のブックマークコメント

オレ様の人生を模したすごろくである。このすごろくをやるとこのオレ様の人生を追体験できる、という物凄い企画である。ただしあまりリアルな事件を盛り込むとひたすら気の滅入るダークなゲームになってしまうので、ある程度脚色が入っているから注意されたい。なにしろこのオレの人生なので、遊んでみてもあまり楽しくならない、むしろうんざりさせられるのが難である。お暇な方はやってみてください。

《ルール》
自分でサイコロを用意して振ってください。出た目の分進み、止まった所に指示があれば従う事。

《ペナルティ》
「フラれる」と「飲んだくれる」にそれぞれ10回止まると《人生の終了》となりふりだしに戻る事になります。もう一回人生やり直してください。

◎◎◎◎スタート!◎◎◎◎

続きを読む

paseyopaseyo 2008/02/22 12:35 すげー力作! お見それしました。しかし、惚れっぽいなー(笑)

globalheadglobalhead 2008/02/22 12:51 ♪らららぁ〜私はぁ〜愛のぉ〜さすら〜いびとぉ〜(歌って誤魔化す)

yukioinoyukioino 2008/02/22 12:55 ゲームブックを読んでいるような気分になりました。暗黒皇帝様の治世が此れからも末永く続くようにお祈りいたしております!

globalheadglobalhead 2008/02/22 16:53 暗黒皇帝意外と人気あるなあ…。しかし初期設定を誤って自分のこと「オレ様」とか言っちゃってるからちょっと威厳が足りないんだよなあ。ひょっとして正体は近所の酔っ払いオヤジかもな…。また皇帝ネタ考えときます!

lockedroomlockedroom 2008/02/22 21:58 フモさん振られてばっかりじゃないですか……。でも逆に言えばそれだけたくさん恋をされているってことですね! 素晴らしいですね。艱難辛苦篇ってことは幸せ篇もあるんでしょうか。是非読みたいですー。

globalheadglobalhead 2008/02/22 22:10 もうね。振られて飲んだくれての繰り返しな人生ですね。学習能力無いのかって感じですね。しかし止めない。要するに懲りない。ここがポイントですね(解説しながら段々悲しくなってきたオレ)。…え?幸せ篇…?か、考えてなかった…。

灸洞灸洞 2008/02/23 04:32 実際にやってみました。「ごめん!」「玄関で誰かあやまっているのだ」をやって「ヒャッホーウ!イイモンヒロタ!モロダシデェース!」と踊って「♪金の無い奴ぁオレんとこへ来〜い!」と歌ったところで、フラレ泥酔スパイラル突入、号泣10回ツモでソッコー振り出し。なんだよこの双六(笑)。
で、ズルしてゴールしたところ (A)巨万の富を得ることができました。ありがとうございました。せやけどよう考えたらワシ出身大阪やがな。ドツき倒されるのは自分だったか…【号泣する】

globalheadglobalhead 2008/02/23 12:52 やってもらってありがとうございます!作った本人でさえサイコロ転がしてまではやってないというのに(ヲイ)!まあアレですな、灸洞さんがすごろく上で体験したしょうもなさを実人生やっちゃってるオレな訳なんですな。どうだ!悲惨だろ!笑ってくれ!人生これ全てネタだ!…精進します…【号泣する】。

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2008/02/23 15:46 なっげぇよ! と言うか、こんなにも上がりたくない双六は初めてです。でも、戻っては袋叩き、戻っては袋叩きも嫌だしなぁ…。

parfum30parfum30 2008/02/24 00:00 ひめです、こんばんは。フモさんはどの上がりがいいの?やっぱり美女に迎えられるバージョン?そんでその星でも振られて(ry

globalheadglobalhead 2008/02/24 07:29 >レイジーさん
戻っては袋叩き、戻っては袋叩き。まさに人間サンドバッグ状態。上がろうとするとたいがい宇宙人に拉致。普段はフラれるか飲んだくれてるか。人生ってこんな辛く厳しいものなのだろうか…オレの明日はどっちだ!?

>ひめちゃん
美女の惑星に住む100億の美女全員に振られるというのは壮絶なオチですな…。それではもはや宇宙一モテナイ男ということになってしまうではないですか!まあそういう人生の極めかたもアリかな…(ニヤリ)。現実には暗黒皇帝に脳内指令を貰っている日々であります…。

20080221(Thu)

globalhead2008-02-21

[]5年目突入 5年目突入を含むブックマーク 5年目突入のブックマークコメント

どうも本日でオレの日記も丸4年続けてきたことになるらしい。つまり5年目突入である。だいたい毎日書いていたから4年間ということはほぼ1400エントリ、1回のエントリが1500字として210000文字、400字詰め原稿用紙で525枚になる計算だ。文庫本だと1ページ18行縦40文字として720文字、これでページ数に換算すると291ページ。ああなんだ、結構薄い文庫本にしかならないんだな。

毎年毎年この時期になると「もう書くことなんか全然無い」と言っているような気がするが、もうホンッッッットに書く事が無いのである。誰が読むんだコレ?と自分でも思うような長文を毎回書いてるくせに、「これだけは書きたい!」などと熱い血潮の滾る自己言及だの問題提起などは皆無なのである。昔はあったかもしれんが、もう、全部、書いた。もう言いたいことなんて何も無い。今やこれらは殆ど惰性である。「なんで日記を書くのか?」「そこに日記があるから」状態なんである。でも5年もやると生活の一部になってしまい、止めようという気も起きない。

実は去年の春頃、「1000回記念!」とかやっていた時、記念としてオフ会開いたじゃないですか。あれ、実は、4年もやって書く事無くなっちゃったから、今まで読んでくれた方を集めて、直に「今まで読んでくれてありがとう」とお礼を言って、日記止めるつもりだったんですよ。つもりだったんだが、あれからもう1年も経っちゃって、止めるのも忘れちゃったという感じですかねえ。しかも惰性で書くようになってからのほうがアンテナもPVも増える、という訳の分からない状況になってきましてね。日記書き始めの頃のオレの文章のほうが面白かったと思うんだけどなあ…。あと最近アンテナ入れてくれた方って日記書かれてない方が多くって、どういう方に向って自分は文章を書いているんだろう?と分からなくなる事がありますね。

オレの文章がなんで長いかというと、エントリ書く前に何書こうかまるで考えてないからなんですな。まとまってないから長いだけなんですよ。「なんだったっけ?」とか思い出しながら書いている。要するに垂れ流しなんですな。できるだけメモ的な文章にせず、一応そのジャンルなり記事なりに興味の無い方でも分かるよう説明を入れることにしているので長くなるというのもあるとは思うんですが。それと、長い文章は嫌い、という人をあえて排除しようという妙な画策もされていたりします。ブログのセオリーをわざとはずそうと思ってたんですね。セオリー通りなんてつまんないじゃん。

勿論文章の長さと質は関係ないですけど、《質より量》を心掛けている、というものありますな。「メモリの藻屑」は量で勝負ですよ!質でなんか勝負できないからね!無理無理!だからブラウザ開くと画面一杯に文章が溢れかえっている、スクロールしないと最後まで読めない、というのがオレの日記コンセプトなんですよ!だって短いと見てくれ寂しいじゃん!「オレサービス足んないんじゃないのか?」とか悩んじゃうもん!問題は、質の高い文章を読みたい人は沢山いるだろうが、ただただ長いだけの文章を読み倒したくて堪らない、という人は多分あんまりいないということだがな!

文章力は落ちていると思います。固有名詞もすぐ出てこなくなりました。いろんな事をどんどん忘れています。歳のせいもあるでしょうが、昔よりアタマ使ってないなあ、という気は如実にする。自分で書いておいて「これのどこが面白いんだ?」と思うこともよくあります。ただ問題はそんなことではなくて、何かを表現する為の感受性が殆ど無くなってきていることだと思いますね。書く事が無いのではなく、感じる事が無いのだと思う。だからって日常生活も人間関係にもなんにも支障は無いんですけどね。そして実を言うと感受性って結構邪魔臭いもんなんだわ。あと、オレぐらいのオトナがこういった日記で文章を書くときは、たいがい知識や経験に則った事を書くような気がするんだけれど、オレいい歳こいて知識も経験も無いからねー。だからいつもカンソーブンとか飛び道具みたいなバカ話でお茶濁してるんですね。

多分これからも、日記は続けるのだと思います。というか、半ば意地になっています。突然止めっかも分かんないけどな。どっちなんだよおい。ちょっと春頃から仕事のほうがヤヴァくてねー。先の事は分かんないが今ん所続ける気ではいる、ってことで。まあとりあえず書くわ。書きたいとか書きたくないとかじゃないんだ!それは書くもんなんだ!SHOW MUST GO ONなんだよ!誰も続けろとは言ってないけどな!でもやるんだよ!憎まれっ子は世にはばかるんだよ!悪貨は良貨を駆逐するんだ!天網恢恢疎にして漏らさずだよ!水兵リーベ僕の船だ!よく分かんないけどこれからも読みやがるといいんだよ!いえ読んで下さい!読むがいいさ!読みなさいよ!あんた読んでよちょっと!と言う訳でした。ではまた明日からよろしくお願いします。

バナナ牛乳バナナ牛乳 2008/02/21 14:17 おめでとっす!ケイゾクは力なりっす!
個人的には[DAIARY]のカテゴリが好きです。
いちファンとしてこれからもROMったり
コメらせてもらいます。いえーいヽ( ・∀・)ノ

バナナ牛乳バナナ牛乳 2008/02/21 14:18 ↑[DAIARY]ってなんだよ…
[DIARY]です。すいません。

kogumariankogumarian 2008/02/21 16:48 3年もはてダをやっときながら、うまく使いこなせてません…。試しに、生まれて初めてブックマークとやらをさせていただきました。いつも楽しく、時にはあらまぁと読ませていただいてますよ。

jkjk 2008/02/21 19:09 先日はMIX!でスイマセン 楽しく読んでまース 
楽しい愚痴は大好物!

灸洞灸洞 2008/02/21 19:26 おめてどざうごいます。新聞も取ってないしテレビも見ない私としてはFUMOさん日記だけが唯一の娯楽&情報源なのですまで言うと嘘大袈裟紛らわしいJAROですが、とにかくなくなると困るんどす。愛してますから5年6年といわず56億7千万年くらい続けてください。伏して乞う也。

globalheadglobalhead 2008/02/21 20:44 >バナナさん
おお来たなバナナ牛乳!ありがとヤンス!もう昔みたいなはっちゃけた記事あんまり書けなくなってきたけど、取り合えずヨレヨレのヨイヨイになりながらでも書くんだわ!で、呆けた振りして何年か前UPした記事をこっそりもう一回載せてしまおうかとかいろいろ策略を練っているんだわ!なんか言われたら「あー?聞こえないー?」とか言っちゃったりするんだわ!なんだよ意外とラクそうだな老人ブログ!?

>kogumarianさん
こんにちは!いつも読んでもらってるみたいでありがとヤンス!まるます家の時コメント戴いてたみたいで!その後行かれましたか!これからはそちらの日記も覗かせてもらいますのでヨロシク!ところで「あらまぁ」なポイントはどのへんなのか今度教えてください!

>jkさん
いつぞやは!寄る年波か最近地味目な記事が多くてスイマセン!体は持つんだが脳が追いついてないみたい…。多分今度の春先は壮大に愚痴ばっかりになりそうなんでそんときはヨロシク!

>灸洞さん
どうもっす!オレも新聞もTVも見ませんが最近ネットもついていけなくなってまーす!世界が今日滅び去ってもきっと知らないような生活してまーす!もうなんだか訳が分からないので酒ばっか飲んでまーす!56億7千万年後には「ああ…飛鳥に日が昇る…(キキッ)」とかやってると思いまーす!56億7千万年後もよろしく!

トドトド 2008/02/21 23:54 おめでとうございます!
フモさんの文章力は今もなお衰えることないと思います。
読んでいると文章表現の方法が小難しいようで的確なので面白いですよ。
この人はもしかすると物書きなのかなと思ってしまったくらいです。
あと告白しちゃいますが、暗黒皇帝様の隠れファンです。
これからも頑張ってくださいませ!

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2008/02/22 00:05 や、出遅れた。私もフモさんの長文が楽しみです、Dialyも楽しいけど、映画のレビューが、知識の羅列ではなく、きちんとフモさんの言葉で書かれていて、そしてその内容に、共感を覚える所が多々あります。これからも、憑依されたかの様に書き続けて下さい。

lockedroomlockedroom 2008/02/22 00:15 おめでとうございまーす! フモさんの日記への情熱・愛にはただひたすら感心しきりです。これからもずっと読ませていただきます。

parfum30parfum30 2008/02/22 00:30 ひめです、こんばんは。おめでとうございます。「SHOW MUST GO ON」は名曲ですよね。これからも「笑顔の仮面を貼り付けて」日記を書き続けてください。楽しみにしています。

QU-KQU-K 2008/02/22 02:31 どうも。 おめでとう。オレは最近、頭使わないから、前の日の出来事の80%くらいは忘れてしまうようになったよ。
そういえば、MUTE BEATがライブやるらしい。行けそうにないな。http://www.overheat.com/mutebeat/

globalheadglobalhead 2008/02/22 09:23 >トドくん
ありがとヤンス!元気だったかトドくん!物書きじゃなくてしがない現場作業員のフモであります。文章は全然スラスラ書けてないんだわ。”てにをは”は未だにおかしいしなあ。同じ内容の文章繰り返す癖あるしなあ。まあプロじゃないから大目に見てくれ!という気持ちで書いております。暗黒皇帝様は今こと座ヴェガ星系でカマドウマ型宇宙人とラクロスやって遊んでいる最中ですが、またそのうち降臨すると思います。お楽しみに。

>レイジーさん
いつも読んでくれてありがとなレイジー。レイジーに盛り立ててもらった部分もあるしなあ、この日記は。いろいろ感謝してるよ。映画のレビューは書き易いんだよな。でも映画感想文系の日記と思われるのもイヤなんで時々変な話を書く事にしている訳だった。また飲みに行こうぜい。

>あやさん
ありがとうございま−す!仕事落ち着きましたか!?情熱・愛というより惰性・しがらみ・垂れ流しなんですが、こんな日記でも読んでくれる方がいるのはとても嬉しいことです。たまにまともな事も書くようにしますんで今後ともよろしくお願いします。

>ひめちゃん

QUEENだな。もうあの曲の如き悲壮な思いで書いてますよ!生涯いち日記書きですよ!途中で逃亡するかもしれんがな!結構根性無しなんだ!これからも「ひょっとこのお面を貼り付けて」日記書いてやるぜ!今後ともよろしくぅ〜。

>QU-Kくん
ありがとな!リアルで敬称付けて呼んだ事無いのにネットで「くん」付けすると気持ち悪いな!しかし学生の頃は君のほうが全然頭良かったから、君の頭に残った20%がオレの頭のデフォルトの100%のような気がする!それにしてもお互い歳取ったよなー。MUTE再結成か。たまに聴きたくなることあるな。オレのほうは今度ダブステップもののDJ聴きにいくよー。

FuetaroFuetaro 2008/02/22 10:44 おめです。借りたゲーム忙しくてまだやってないですごめんよう。僕もミュートビート好きだったです。DUBとかよくわかんないけど。

globalheadglobalhead 2008/02/22 11:55 フエさんありがとう。それにしてもホントに仕事大変みたいですね…なんかオレの方は浮かれてばっかりいて申し訳ないです。早く落ち着くといいですね。また飲みに行きましょう!しかしフエさんがミュート聴いてたとは初耳!

honey-rodhoney-rod 2008/02/23 10:49 遅れましたが、おめでとうございます!
フモさんの日記は読み応えがあって大好きです♪
いつも一人でニヤニヤしながら読んでます(苦笑)
これからも楽しい日記を待ってます♪

globalheadglobalhead 2008/02/24 07:23 ありがとー。しょうもないオッサンの日記ですが、喜んでもらえるなら本望であります。しかしあんまりにもずっこけてるので時々引かれてないか心配であります…。オレもhoney-rodさんのお人形いつも日記楽しく読んでおりますよ。これからもよろしくお願いします♪

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20080220(Wed)

globalhead2008-02-20

[]リアル”無頼派リアル”無頼派”を含むブックマーク リアル”無頼派”のブックマークコメント

さて、と。

昨日は久々に会社早く終わって、部屋に帰るがメシ食ってすぐ寝てしまったオレであった。(ここで注意したいのは、木造モルタル築30年のアパートに住む清貧の窮みを尽くしたオレにとって、自分の帰る所は”家”ではなく”部屋”なのである。いつも文章を書くときには微妙に注意している)

あんまり早く寝たので、早朝4時に目を覚まし、また寝るのも勿体無いし、どうしようかなあ、と思ったオレは、取り合えず酒を飲むことにしたのである。

まあごく平凡な、ありきたりな、社会底辺の業種で日銭を稼ぐ、さもしい給与所得者の、大雑把に表現するところの”サラリーマン”である人間が、普通に仕事のある平日の朝4時から酒を飲んでいるということは、常識的にはあり得えないのだろうが、この「メモリの藻屑」とかいう零細ブログを自転車操業している、自称”無頼派”の【フモ】とかいう人間にとっては、それは、《あり》なのである。

出社の為に部屋を出るのはは朝6時20分。そして6時36分の電車に乗り、6時55分には会社の最寄の駅に到着する。7時開店の喫茶店に入り、7時15分にそこを出て、会社に7時25分にタイムカードを押す。そして実際仕事が始まるのは8時15分なのである。そこから逆算すれば、4時から酒を飲んでも、仕事を始めるまで悠々4時間の間があるのである。

そういうわけで、酒を買おうと早朝のコンビニに入ると、店員は奥で眠っているらしく、なかなか出てこない。眠っている店員には悪いことをしたが、取り合えずビールを5本ばかりとつまみを買い、部屋に戻る。そしてビールを空けながら、大昔(といっても1980年代だが)のATG映画のDVDを観ながらまったりと酒を空ける。

そして今6時を過ぎて、もうこれから会社に行く時間だ。やはりまだ酔っ払っているが、駅前の喫茶店で強いコーヒーでも飲めばなんとかなるだろう。基本的に、オレはこういう無茶苦茶な人間なのである。ただ、自分で言うのもなんだが、それでも仕事は出来るのだ。つまらん仕事だがな。

時間だ。では、行って来ます。

[]リアル”無頼派”(単なる自堕落) その2 リアル”無頼派”(単なる自堕落) その2を含むブックマーク リアル”無頼派”(単なる自堕落) その2のブックマークコメント

早朝の下り電車には眠たげな、あるいは眠りこけた労務者ばかりが乗っている。殆どが作業着にズタ袋のようなリュックサックを提げている。皆表情には張りが無く目には力が無い。彼らの顔を見て憂鬱になるのは、多分自分も同じ顔をしているのだと容易に想像できるからだ。

酔いがまだ残っているのか体が妙に温まっていて早朝の寒さが少しも気にならない。これはメッケモノだ。これからもやろうかなグフフ、などと危ない考えが頭をよぎる。

喫茶店でコーヒーを買い歩きながら飲む。会社でタイムカードを押して部下の運転する車で現場に向う。途中の信号で車が急停止したので何事かと思いフロントガラスから外を覗き込むと、オレの乗った車のすぐ前でタクシーが原付バイクを踏みつけて止まっている。交通事故らしい。「なにがあったんだ?」と部下に訊く。「右折タクシーが直進してきた原チャリを撥ねたんです。ホントに目の前で起こりやがった」オレは目を凝らして見る。だが原付バイクの運転手の姿が見えない。「撥ねられた人は何処にいるんだ?」オレに促され部下が指差した先には、何かのゴミのような塊が路上に転がっているのが見えた。いや、それは、オレにも見えていた。ただ、人間のようには、見えなかったのだ。

[]君はわが運命 君はわが運命を含むブックマーク 君はわが運命のブックマークコメント

鬱展開になってきたので方向転換。気分を変えるために楳図センセが絶唱するこの動画でも見ていてください。だいたいさあ、鬱って飽きるんだよね。だって考え込んじゃうのって詰まんないんだもん。

楳図かずお - 君はわが運命 (You are my destiny)

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[]レディオヘッドザ・スミスニュー・オーダー レディオヘッド〜ザ・スミス〜ニュー・オーダーを含むブックマーク レディオヘッド〜ザ・スミス〜ニュー・オーダーのブックマークコメント

動画貼り付けついでにこれも。なななんとレディオヘッドザ・スミスニュー・オーダーのカバーを演奏しているんですな。この3バンドともセーシュン時代のオレの胸をえぐりまくったバンドなんだよなあ。結成年度からいうとレディオヘッドは後輩みたいな感じですが、やっぱりトム・ヨークってわかってるなあ。

Radiohead - The Headmaster Ritual

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Radiohead - Ceremony

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[]長い 長いを含むブックマーク 長いのブックマークコメント

レディオヘッドが出てきたことだし、ここは何か彼等について短いエントリでも追加しようと思い、会社から帰ってきてから書き始めたのだが…またぞろどんどん文章が長くなってしまって終わらない…。いったい何時間書いてるんだ。今日は他にやりたいこともあったのになあ。疲れたんでもう寝る。ビールももう2缶飲んだし(また飲んだのかよ)。レディオヘッドについては後日ということで。それでは皆さんおやすみなさいー。

shidehirashidehira 2008/02/20 19:25 うわっ、スミスのカバーが妙にモノクロームセットぽくて、一粒で二度美味しい僕でした。

globalheadglobalhead 2008/02/20 20:30 おおっと椣平さん目の付け所がいい。そう言われると確かにモノクロームセットっぽく聴こえる!

kechidakechida 2008/02/21 00:08 こんばんは。過去にもう一度、
当て逃げのようなTBを打ったことがありまして、
なんとごあいさつしたらよいやら、頭が回りません。
『孤独のグルメ』はヨメともども大好きでして、
「ほら、見てごらん、この人、あの店行ったんだって」などと
密かに楽しませていただいております。

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2008/02/21 00:42 メッ!平日のDaybreakは飲んではいけないのよ! 私も今朝は4時過ぎに目が覚めて、テレビをつけてボ〜っとしていました。いやん、お電話下されば良かったのにぃ(はぁと)

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2008/02/21 04:09 ほら、またこんな時間。もう一回寝てやる。

globalheadglobalhead 2008/02/21 08:47 >kechidaさん
こんにちは。EBTGのときでしたかね。すっかり最盛期を過ぎた彼らですが、それでもエントリにするとkechidaさんのようにしっかり受け止めてくれる方がいたので嬉しかったですよ。もはや昔のようにロック・ミュージックを聴いていないので、ああいった記事を書くことはそうないだろうし、書いても思い出話のような記事になると思いますが、また何かありましたら読んであげてください。それにしても『孤独のグルメ』ってホントにファン多いんですねー。まるます家は作ってないレトロさがなんだか和みましたね。

>レイジーさん
Daybreakどころかいろんな部分がbreakしているオレであります。だいたい早朝目が覚めてやることないから日記仕込んでたりしたこともあったな…。人生他にやることあんじゃないのかオレ…。電話は構わないのであれば朝昼晩のべつまくなしストーカーのようにかけまくるので覚悟しやがれ!(嘘嘘)

>レイジーさん(その2)
寝れー。

バナナ牛乳バナナ牛乳 2008/02/21 11:15 ひさびさコメします。
トム・ヨークの顔すっごい好きです。
MTVで観るたんびに惚れます。
あと難しそうなこと言ってる人って好きです。
自分がアフォだからだと思われ(・∀・)

globalheadglobalhead 2008/02/21 11:28 元気だったかバナナ牛乳。しかしバナナがロック大好きなのは知ってたけどレディオヘッドもいけますか。考えてみればあれだけ売れてるからファンが多いのも当然とは思うけど、何故かレディオヘッドってスタジアムロックバンドって感じがしないのが不思議だよね。なんだかとても個人的な、1対1みたいな音のような気がするんだ。1度だけライブを観た事があるけれど、本当に鳥肌が立ちましたよ。ちなみにオレもアフォアフォです。

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20080219(Tue)

[]ニュートンズ・ウェイク / ケン・マクラウド ニュートンズ・ウェイク / ケン・マクラウドを含むブックマーク ニュートンズ・ウェイク / ケン・マクラウドのブックマークコメント

この間英国SF作家のチャールズ・ストロスの作品を読み、そこそこ面白かったのでもう一作読もうかなあ、などと思っていたら灸洞さんがケン・マクラウドのこの作品を紹介してくれて、同じ英国作家だし同じ《シンギュラリティ(特異点)後の世界》を扱っているというので、ちょっと寄り道して手を出してみました。物語の背景はこんな感じ:
(1)21世紀後半、自己進化を遂げたAIは”特異点”を突破、”後人類”となって人類に反旗を翻し”強制昇天”と呼ばれる大戦争を巻き起こした挙句どっかに行ってしまう。
(2)300年後、人類は”後人類”の残した超科学をサルベージして文明を再建、銀河系の様々な惑星に移り住んでいる。
(3)しかしその人類もAO(元アメリカらしい)、KE(元日本や中国らしい)、DK(元北朝鮮とかカンボジアらしい)、カーライル家(元イギリスらしい)といった派閥に分かれ、お互いの利権を狙って睨み合っている。
(4)さらに”帰還派”と呼ばれる連中は、”強制昇天”時に”後人類”によって魂をデータ化され肉体を消滅させられた人々の復活を望んでいる。
…で、物語はカーライル家が訪れたとある惑星で、謎の遺跡に眠る戦闘機械を起動させてしまう所から始まるんですな。なんかごちゃごちゃしてますが、分かります?

最初はSF活劇風にドンパチ始まり期待させますが、その後なんだかパーティーだのフォーク・コンサートだのオペラだのが続き、「これってスペーズオペラって触れ込みじゃなかったっけ?」などと肩透かしを食わされます。あとは(3)で紹介したセクトの覇権争いの様子がずっと描かれてるって事ぐらいかなあ。覇権争いとは言っても、『デューン』のアトレイデ家とハルコンネン家の陰謀術策渦巻くドロドロした骨肉の争いみたいなのとは違って、「金で解決出来ることは金で解決する」といった極めてドライな争いです。セクトにより思想信条の違いはありますが、これだとて「商売になる相手かどうか」が問題にされるだけで、思想そのものが敵対するといった事はありません。武力行使はありますが、基本となるのはやはり経済的な動機とその優位であり、戦闘が起こっても優劣が分かった時点で結構淡白に終了し、怨恨だの復讐だのといった情緒も介在しないんですね。

こんな中で英国が出自となっているカーライル家が他の派閥と競り合い、または盟約を結びながら自らの経済基盤を死守せんと争う様は、殖民と貿易を活動目的としながらも軍事介入も行っていた、かつての大英帝国の東インド会社がモデルになっているのでしょうか。それとも現代の経済戦争が元になっているのでしょうか。少なくともここには、第2次世界大戦や東西冷戦、ベトナム戦争、昨今の対テロ戦のような、冷徹な殲滅戦の影がありません。勿論戦争というものは基本的には経済的な理由がそこにはありますが、マクラウドの描く戦争はこの”経済”といった面をとても重視している事がユニークだと思いました。

それと、(4)における”強制昇天”させられデジタル的に囚われた犠牲者の魂を開放する、といった”帰還派”の動きというのは、よく考えると新約聖書のヨハネ黙示録なんですよね。最後の審判のその時に死せるものが皆甦り、神の審判の後永遠の生命が保証されるか地獄に落とされるというあれですね。そして《シンギュラリティ後の世界》とは旧約聖書における”楽園の追放”であるともとれます。物語そのものも、生のバックアップが可能になり、何度でも復活する事が可能な世界だという設定なのですが、これがヒンドゥー教における輪廻なのだとしたら、”帰還派”の目指す復活は極めてキリスト教的であり、ラストの、デジタル化された魂たちが自らに下した決断は、輪廻を断ち切り涅槃へと解脱するといった部分で仏教的なんですね。

そしてこれらの事態を引き起こす大元となった”後人類”とは即ち”神”ということになるのでしょう。つまり世界中の宗教観を集大成したような設定になっているんですね。ただこの”後人類”はバックストーリーには現れても物語そのものには姿を現しません。全てを超越したものに対し人類はその掌で踊るだけだ、ということなのでしょうか。ですから物語の中心は人間同士の抗争ということになっています。経済戦争をSFに託しながらも、この『ニュートンズ・ウェイク』は神と人間の相克がその底流にあるのかもしれません。ただ物語的には長さの割りに読み飛ばせるセンスですが、もうすこし興奮が欲しかったかなあ。

灸洞灸洞 2008/02/20 00:48 こんばんわ。本作を紹介しちまった灸洞でございます。フモさんの評論に色々目から鱗だったので、ちゃんとコメントさせてもらおうと思ったのですが、現時点で私事にて酔っぱらっててまともな文章が書けません。いずれ改めてということで、今夜は取り急ぎご挨拶のみに失礼いたしまーす。

globalheadglobalhead 2008/02/20 12:39 いえいえ。このオレもいつも酔っ払っているか酔っ払っているのと変わらない状態なのでお気になさらずに。しかし、どうも酔っ払ってないと居心地が悪いのはやはりアルチューだからなのでしょうか。ピカチューとかいうのがいますがあれは全然関係ないんでしょうか。

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20080218(Mon)

globalhead2008-02-18

[]エリザベス:ゴールデン・エイジ (監督:シェカール・カプール 2007年イギリス/フランス映画) エリザベス:ゴールデン・エイジ (監督:シェカール・カプール 2007年イギリス/フランス映画)を含むブックマーク エリザベス:ゴールデン・エイジ (監督:シェカール・カプール 2007年イギリス/フランス映画)のブックマークコメント

実は1作目である1998年製作の『エリザベス』は未見だった為、DVDを探したが既に廃盤となっており、またレンタル店にはVTRがあったものの我が家のビデオデッキは撤去してあったのでこれも借りられず、結局1作目を観ないままこの映画を観ることとなった。前作はエリザベス1世の誕生から女王即位までの波乱に満ちた人生を描いたようだが、この『ゴールデン・エイジ』では絶対の権力をほしいままにしたエリザベスの”女”としての孤独、探検家ウォルター・ローリーとの淡い情愛、女王が国教としたプロテスタントとカトリックとの対立、女王暗殺未遂事件、スコットランド女王メアリー・スチュアートの処刑、そして最大の見せ場であるスペイン・アルマダ艦隊との対決へと物語が語られてゆく。

とまあ固有名詞を並べてみたが、実際のところオレの歴史的知識なんざ微々たるもので、これらの史実は観るまで全く知らず、今も実はパンフレットをカンニングしながら言葉を並べてみただけなのである。そんなオレがなんでこの映画を観ようと思ったかというと、予告編で観た絢爛豪華な衣装の美しさと、主演のケイト・ブランシェットの、凛とした美しさに胸が高鳴ったからだ。そして実際、映画の見所はこの2つであると言ってもいい。エリザベス1世がどれほど衣装に血道をあげたかは史実に示すとおりだが、衣装の豪奢さは他者に威圧感を与え、それを政治的に利用するのは為政者として当然のことだろう。つまり映画を観るものはエリザベスの着る衣装の圧倒的な美しさを見る事により、当時の彼女がいかに権力の高みにあったかを知ることが出来るのだ。

そしてなによりケイト・ブランシェットだ。その美しさは性別さえも超越し、もはや神々しい程である。クライマックスでの銀色に輝く甲冑を身に付け白馬にまたがって民衆を鼓舞する姿の壮麗さといったら…。”美しさは力である”というキャッチコピーがあったような気がするが、ケイト・ブランシェットのそれは、エリザベス1世の権力とそれに臨む意志そのものが生む美しさを画面に表出させたという意味で、女優としての存在感を余すところ無く発揮した名演であると言っていいだろう。そもそもオレはケイト・ブランシェットが映画『ロード・オブ・ザ・リング』で演じたエルフ族の王妃ガラドリエルでも、この人は怖いぐらい綺麗な人だな、と思ったものだが、今回の『ゴールデン・エイジ』を観てその思いが一層強くなった。他の主演作も遡って観てみたくなった。

ただ、映画それ自体は、”女として、人間としてのエリザベス”を描こうとした部分と、史実の悲劇やスペクタクルを描いた部分のバランスがいまいちよろしくない。探険家ウォルター・ローリーとの恋は、砕けた言葉で言うと”史上最高のツンデレ女”といった雰囲気で、これはこれで悪くはないのだが、映画全体としてはフォーカスが甘くなってしまう要素となってしまった。むしろ、こういった私情を全て捨て去った、冷徹無比の鋼鉄の処女として描ききったほうが、逆に女王エリザベス1世の孤独と空虚をその裏から浮かび上がらせる演出となったのではないか。実はもっと陰謀術策が飛び交う暗黒の宮廷劇を期待していた部分もあったので、その辺がちょっと残念かな。ただ、派手な鬘を取りバサバサの短髪と化粧を落とした無表情な青白い顔を露にし、ひとり全ての衣装を脱ぎ捨て裸になるシーンは、「誰でもない自分」に戻りたいエリザベスの悲しみが伝わってきて胸を打った。それと時々みせる凝ったカメラアングルが逆に煩くて、これはちょっといただけなかった。

物語の脇役や背景になっている歴史上の人物達への興味も大いに沸いた。特にエリザベスの寵愛を受け北米の植民地に「ヴァージニア」と名付けた探険家ウォルター・ローリーとはどんな男だったのか。そしてウォルター・ローリーと秘密結婚し、彼が斬首処刑された後その首を防腐処理して持ち続けたというベスとはどんな女だったのか。これだけでもひとつの物語ができあがりそうだ。勿論アルマダ艦隊を派遣し当時世界を掌中に収めんと画策していたスペイン国王フィリペ2世とその王国はどのようなものであったかも、これはこれで壮大な物語が語られるに違いない。『エリザベス:ゴールデン・エイジ』はオレみたいなのが歴史をもっと勉強したくなる1作であったといってもいいかもしれない。

なお、映画館は題材からか”ゴールデンエイジ”なお年寄りが結構お客さんとして来ていた。これがホントの『エリザベス:シルバー・シート』…(すいませんどうもすいません)。

■Elizabeth: The Golden Age Trailer

D

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2008/02/18 15:17 女王様とお呼び!!(すいませんどうもすいません)

まだ観ていないので、レビューを拝見しての想像ですが、ベスというのはエリザベスが産み出したもう一人の自分なのかなぁ、と感じました。ベスやリズやリザって、エリザベスの愛称ですし…。
1000円の日に観に行って来ます。

yukioinoyukioino 2008/02/18 18:54 また同じ役をやるんだと思ったら、あれの続編だったんですか…。ガラドリエル様のときも思いましたが、ブランシェット女史は女性型の何か違うイキモノを演じるのがうまいですね。ウォルター・ローリーってマントをぬかるみに敷いた伊達男でしたっけ? 首の防腐処理っていってもあの当時はラムに漬けるとかその程度っぽいですね…(戦死したネルソン提督を持って帰るときにはそんなふうにしたらしいです)。

globalheadglobalhead 2008/02/18 21:58 >レイジーさん
ははぁー!女王様ッ!(無理があるやっぱり無理がある)ベスは実在の人物だけど、確かにエリザベスが彼女に自分の心情を託していたような演出はあったね。しかしああでこうで…って映画観に行く前だからあんまり書かんほうがいいんだろうなあ。まあ既に起こった歴史だからネタバレもナニも無いんだが!

>雪狼さん
ブランシェット女史のはあと『ギフト』というホラーを観たことがあるけど、あれも”何か違うイキモノ”って感じだったなあ。他のブログではティルダ・スウィントンを引き合いに出してる方もいて、あーなるほど、と思った。あと観られてるかもしれませんが、『ギフト』は名作でした。ウォルター・ローリーのマントの話は、映画観るまでこいつが大元だったことさえ知らなかった!いやもうホントにモノ知らなくて実にお恥ずかしい…。

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2008/02/18 23:00 そか、実在(歴史的に本当に)した人なのかぁ。明後日が楽しみだな。

globalheadglobalhead 2008/02/18 23:20 観ておいで〜。

yukioinoyukioino 2008/02/19 08:54 あっ、ティルダ・スウィントン、なるほどー。『コンスタンティン』で観たときは、どこからあんなにルネサンス期の天使みたいな中性顔のひとを連れてきたのかと思いましたよww『ナルニア』ではひたすら怖かったですけど。『ギフト』は子供たちを抱えたお母さん役だったのもあって、もうすこし人間らしかったですかね。あれは良かったです。
ローリーのマントは英語の教科書に出てきたので覚えてました。若い頃の記憶って忘れないのに今はもうザルもいいとこです……。『エリザベス』、観にいこうっと。

globalheadglobalhead 2008/02/19 12:22 『コンスタンティン』のティルダ・スウィントンはよかったですねえ。当時、見たことのない女優さんだなあと思って調べたらアート系映画を撮るデレク・ジャーマンのフィルムの常連だったと知ってまたびっくりしていた覚えがあります。『ナルニア』も観ましたがやはり存在感があったなあ。
あとオレの場合、ザルどころか底が抜けているといった感じです…若年性○○症を疑ったことさえもあります…。

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20080217(Sun)

globalhead2008-02-17

[]フレンチ&メイド (後篇) フレンチ&メイド (後篇)を含むブックマーク フレンチ&メイド (後篇)のブックマークコメント

■秋葉原でメイド喫茶
(前回からの続き)懸案のフレンチレストランをつつがなく終了させ、店を出たオレはガッツポーズをとって「フレンチクリアだぜ!」と高らかに宣言した。さてお次は秋葉原でメイド喫茶だ!オレはあやさんに歌舞伎座をちょっとだけ紹介して東銀座の駅から地下鉄に乗り込んだ。

目的のメイド喫茶『メイドカフェぴなふぉあ』。ここはドラマ『電車男』や映画『L/チェンジ・ザ・ワールド』のロケ地にもなった老舗のメイド喫茶なのらしい。しかしいくらなんでも何故メイド喫茶なのか?というと、実はあやさんが『電車男』の大ファンらしく、上京した際には是非ロケ地となったこの『ぴなふぉあ』に来店したい、というたっての希望だったのである。実はあやさん、昨日も『電車男』で有名になった紅茶のお店に寄ったばかりだという。あと、あやさんの住む関西方面にもメイド喫茶が無いわけでもないんだが、女子一人では入り難いし、東京に来たついでに、メイド喫茶の本拠地、秋葉原のメイド喫茶に入ってみたかったのらしい。

さて地下鉄秋葉原駅を降りて、ネットから携帯にDLした地図を参考にお店を探すオレだったが…よく分からない…。出ました、オレの「上京女子を東京案内すると必ず道に迷う病」が!ええ、今まで何回もあったんです…。もうね。男の癖に地図が読めないという情けない頭をしてるんですよ…。あやさんの携帯GPSも頼りに寒空の秋葉原をうろつくこと30分…。やっと辿り着いたお店は、なんと降りた地下鉄駅の出口傍であった。単にぐるっと回っただけかよ!あやさん本当にスイマセン…。

さすがに人気店ということで並ぶこと30分余り。その間あやさんは店前の公園でダンスの練習をするコスプレ集団をカルチャーショックを受けたように眺めておった。やっとお店に入るとそこはメイドワールド!あやさんは可愛いメイド女子に興奮気味だ!やっぱり女子でもメイド女子というのは可愛いと思うもんなんですね。メニューを渡され、オレはホット、あやさんはアイスのカプチーノを注文。なんとこのカプチーノはメイド女子が目の前でお絵描きしてくれるのだ!こりゃ頼まなきゃだわ!そして運ばれてきたカプチーノにあやさんがうさぎ、オレは猫ちゃんの絵を描いてもらったわい!齢45にしてカプチーノに猫ちゃんの絵を描いて貰って喜ぶオレ!いいじゃないか!楽しいじゃないか!

さてこの日はオレたちにもうお二人お客さんがいたのである。それはmomoko人形だ!実はあやさんの希望で二人のmomoko人形を持ってきていたのだ!持ってくる約束はしていたが、「フレンチの店で出すのはやめとこう」という条約も結んでいた我々である。鞄から出されたmomoko人形に「かわいー」と喜んでくれたあやさんであった。そしていかに人形がキャワイイかをオレが力説していたところ、突然店内の照明が落とされ、「お誕生日の歌」がかかるではないか!おおこれはなんじゃい!

メイドさんのアナウンスに振り返ると、どうやら本日の来店者に誕生日の男子がおり、店内の皆でそれを祝ってあげましょう、ということらしい。見ると一人の男子がテーブルに座り、なにやらキャンドルの火が灯されている!「お客様のお名前は○○さまです。皆さんでお誕生日の歌を歌って差し上げましょう!」そしてイントロが終了し店内そろって○○君へ「お誕生日の歌」の合唱だ!○○君の周りには5人ほどいたお店メイドさんが全員集い、曲に合わせて体を揺らしている!メイドさんに囲まれてお誕生日を祝ってもらうとは幸せ者だな○○君!たった一人で来ているみたいだが気にするな!今日はお店の皆が君のお友達だ!

お誕生会も終わり、メイド喫茶も堪能したのでお店を出ることに。「メイドさん可愛かったです!」とあやさんもご満悦だ。お店を出る時にはポイントカードまで作って貰ったが、これはポイントが貯まるとメイドさんとの撮影権が手に入るらしい!しかも女性同伴で60分以内で出るとポイント2倍!ということでこの日は4ポイントゲットだぜ!またポイント貯めなきゃだわ!ってかまた行くのかオレ!?お店を出てまだ少し時間が余ってたので、秋葉原の街をぶらっと歩いてあやさんに街の雰囲気を味わってもらう。フィギュアやドールの店、レンタルBOX、ガチャポン専門店、コスプレのお店。オタ要素の全くない普通のお嬢さんなあやさんには秋葉原の街はどんなふうに見えただろう。

帰りの新幹線が6時だというので東京駅まで送り、そこでお別れすることに。「訳の分からんおっさんと会うのは躊躇しませんでしたか?」と訊くと「全然安心でした!」との返事。ええ、安心がモットーのフモさんなんで御座います…。そしてまた機会があればお会いしましょう、と約束してこの日はお開きに。あやさんお疲れ様でした。オレも、いつもはやらない事・行かない場所を体験できてとても有意義でありました。本当にありがとう!ではまた。

(↓これが「ぴなふぉあ」のポイントカードだ!)

f:id:globalhead:20080217152615j:image

lockedroomlockedroom 2008/02/17 17:51 こちらこそ有難うございました。
ちなみに私は別に電車男の“大ファン”ってわけではないですよー。陣釜さん(ドラマオリジナルのツンデレキャラ)は大ファンでしたけど(笑)。ドラマのDVD-BOXも彼女の為に買ったようなもので……。
本当に可愛かったです、メイドさん……。可愛いメイドさんと、可愛いmomokoちゃんと、ジェントルマンなナイスミドル・フモさんに囲まれて、私は幸せでした。実はmomokoちゃんで「あそこが本物と同じかどうか見てやるッ!」をやりたかったのですが、やめておきました(笑)。
カプチーノ、確かにあの時フモさんやたら喜んでましたね! 「何かめっちゃ嬉しそうー」と思って若干ニヤニヤしながら見てました(笑)。
次回、いつになるか分かりませんがまた機会があれば行きましょう! 4ポイント貯まりますしねー。

globalheadglobalhead 2008/02/17 21:03 最初は果たしてオレにちゃんとエスコートが務まるのだろうかと不安でしたが、あやさんに行ってみたい所を指定してもらったので、逆にルートを想像できて楽になりました。やっぱり何を食べるのか?は重要な要素で、あんまり食べる機会の無いフレンチ!と言って貰った時には、迷わずオレもそれに乗ることにしたわけです。初めてお会いする方だったからできるだけおもてなしをしてあげたかったんです。まあしかし、やるのがオレですから力足らずだった部分もあったかと思いますが、あれこれ調べるのは楽しかったし、なにより最終的にあやさんに喜んで貰えたのでなによりです。実は話していませんでしたが、最初に話の出ていたもう一つのフレンチレストランも、押さえで予約してあったのですよ。あやさんが行きたいほうを指定してくれたらすぐスイッチできるようにしていました。…ってどうよこの心配り!
しかし「電車男の“大ファン”ってわけではない」って、DVD-BOX買ってたら立派な大ファンですッ!それと「ジェントルマンなナイスミドル」って嬉しいじゃないか!そうさオレはいつだってナイスなジェントルマンのさ!ただ酒飲むとグダグダになるから要注意だがな!酔っ払いフモを見ていないあやさんはある意味幸福だったかもしれない!しかし「私は幸せでした」なんて書かれるとオヂサンはメロメロになっちゃうぞ!ってことでまた機会があったらお会いしましょう!お仕事頑張ってください!ええとオレのほうは…昨日があれだけ楽しかっただけに…明日から憂鬱です…。

lockedroomlockedroom 2008/02/17 22:31 うわわ……押さえで予約! 何て素晴らしい心配り! 感謝感激雨あられであります! いえ、本ッ当ーに感激しましたよー。有難うございました。お世話おかけしました。で、歩くの遅いし食べるの遅いしトイレは長いしナビの方向間違えるしですみませんでした。
私も明日から憂鬱です……。一週間分の仕事が溜まってるので連日残業だろうなあ……。恐ろしい! お互い頑張りましょー!

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2008/02/18 01:13 フモさんフモさん。あたしもハイヒール履いていくから、フレンチ連れてって〜〜!

parfum30parfum30 2008/02/18 02:34 わたしもー!ハイヒール履いていきます!!

globalheadglobalhead 2008/02/18 09:00 >あやさん
もうねーグルメサイト散々調べましたよー。未知の世界でしたがこれはこれで面白かったですね。肩肘張らなくていい店も何軒か見つけたので今後の参考にしようと思いますが…まあ一人で行く事はないだろな。歩くの云々に関しましては、奥ゆかしい女性はガツガツせずに優雅にゆったり構えているものなのでそれでOKなのです!お気になさらぬよう!
それにしてもいよいよ一週間始まっちゃいましたねえ。仕事ではオレもあれやこれやあって頭が痛いんですが…お互い頑張りましょうね!ウスッ!

>レイジーさん ひめさん
いやあ、ハイヒールは兎も角として、フレンチはもうやっちゃったから次回は別のもんにしようかと。やはりメリハリは肝心ですからね。ということで次は…赤羽の立ち飲み屋!?

20080216(Sat)

globalhead2008-02-16

[]フレンチ&メイド (前篇) フレンチ&メイド (前篇)を含むブックマーク フレンチ&メイド (前篇)のブックマークコメント

■銀座でフレンチ!
今日はなんとハイヒールを履いた素敵な女子とフレンチレストランでランチなんぞを食らってきたオレである。

全くこのオレがフレンチとは。この日記を始めて4年だか経つのだが、まさかこんな展開になっているとは当時のオレは思いもよらなかっただろうなあ。フレンチって、フライじゃなくて、切ったり刺したりする野蛮な金属道具が目障りなぐらいテーブルに放り投げてあるアレですよ。話にきくとフランス人が発明したものらしいですね。行ったら皿の上に布巾が丸めて置いてありましたが、片付け忘れたんですかね。コルドンブルーって青いのか?それって不味そうじゃないか?と思ったら青く無かったですよ。ポワレって探偵の名前から取ったのか?と思ったらあんまり関係無かったみたいでしたね。あとぶどうで作った酒頼むとぼったくりバーみたいな値段請求されるって聞いたんでスーパードライないのかと思ってメニュー探したらありませんでしたね。品揃えの悪い店だな!あと結婚式帰りみたいな黒服がいっぱい立ってましたが、あれって用心棒なんっすかね?殴り合いしたらオレのほうが強いと思ったけど。…ってかフレンチなんか行ってもオレは万事が万事この調子なんだよおおお!もう文章のあちこちから焦りまくっているオレの姿が浮かんできそうだよな…。

さて気を直して話を進めると、この日お会いしたのははてなダイアリー《Panic Party》という日記を書かれているあやさん。奈良に住まわれている方なのだが、今回お仕事で上京され、いい機会だからとお会いすることになったのである。有楽町駅で待ち合わせたあやさんは毛皮のボア付きの黒いコートに黒いハイヒールという出で立ちの美人ちゃんであった。ハイヒール女子とデートとは…今まで生きてきてよかった…。

初対面の挨拶を交わし、この日の為に予約を入れておいた銀座のカジュアルフレンチレストラン、『ロテスリー・レカン』へ。『銀座レカン』の姉妹店であり、ロースト料理を中心としたフレンチを出すお店らしい。だいたいなんでフレンチレストランにしたかというと、「せっかく初対面の女子と会うんだし、たまには食ったことの無いものを開拓してみよう」ということだったのである。で、銀座でフレンチの店をあれこれ探したんだが、いやー、山のようにあるんですね銀座のフレンチって…。この『ロテスリー・レカン』はお値段も高級感もそこそこで、このオレでもギリギリOKだろう!ということで決定。しかしやっぱりちょっと緊張して、前の日にこっそりフレンチのマナーなんぞをネットで調べていたオレだ!すんません田舎もんなんです…。ドレスコードも分かんなかったので、なんとあろうことか、この日はネクタイ締めて行ったぞ!職場でも締めないのにな!

重々しいドアを開けるともうそこはフレンチだ!きびきび動く店員さんに案内され既に舞い上がっているオレだ!負けるもんか!席に着きメニューを渡され、あやさんとランチコースを注文だ!この日のメニューは《・自家製真鯛のスモーク、天然海老、アボカドと緑健トマトのサラダ ・すずきのポワレ エピス風味 あさりのバターライス添え ・ラモーニのピンクヴィール(仔牛)のパネ“コルドンブルー” ・清峰オレンジを使ったクレームダンジュとタイムのグラニテ ・キャフェ》ということらしい!相手になってやる!じゃあワインも頼んじまうぜ!グラスワインだがな!あやさんはオレンジジュースだ!いつでもかかってこいフレンチ!

という訳であやさんとあれこれお話をしながら次々と出される料理をたいらげたオレであった。ええと、あの、美味しゅう御座いました…。前菜の海老も鯛のスモークも、すずきのポワレだかポワロだかも新鮮だったなあ。美味い魚料理はいいもんだ。牛のカツレツ(あれはカツレツだろ?)もいがった。オレは美味いものを食うと身をよじって喜ぶという所謂《暗黒舞踏状態》となるのであるが、この日は場所柄もあり、なんとかピクピクとする体を抑え、耐えていたのであった。皿が片付けられたあとにテーブルに落ちていたパンくずを、店員さんがマネークリップみたいな器具で集めて綺麗にしていってくれたが、あれは《パンくず片付け機》という名前なのか?料理の後はエスプレッソをやっつけ、大変ご満足したオレであった。あやさんも喜んでくれたようだ。やるな、『ロテスリー・レカン』!あんた流石だよ!お店も満席だったしなあ。

食事が終わると既に2時。2時間もメシ食ってたのらしい。いやー素敵なひと時であった。そしてお店を出た我々二人は、次の目的地、秋葉原のメイド喫茶に赴いたのである。ええええ!?銀座でフレンチの後に秋葉原のメイド喫茶!?

(長くなったんで次回に続く)

lockedroomlockedroom 2008/02/16 22:04 先程無事帰宅しましたー! 実は上京初日に浅草でおみくじを引いたら見事に“凶”で、「私は生きて帰れるのだろうか……」とその時は本気で心配したのですが、何事もなくよかったです(笑)。
今日は本当に有難うございました。めちゃくちゃ楽しかったです。フレンチは凄く美味しかったですよね。ていうかこういうメニューだったんですね(笑)。フモさんのブログの裏話も聞けてよかったですし、その他のお話も面白かったです。後篇の記事も楽しみにしています。それにしてもメイドさんは可愛かった……(まだ言うか

parfum30parfum30 2008/02/17 01:25 ひめです、こんばんは。レカンに姉妹店なんてあったんですね。ひとつ勉強になりました。そしてフモさんはハイヒールで踏まれるのが好き、とc⌒っ*゜ー゜)φ メモメモ...

globalheadglobalhead 2008/02/17 08:58 >あやさん
お疲れ様です!オレもメッチャ面白かったです!あんまりいろいろあったから面白すぎて日記も2回になっちゃったぐらいです。しかしオレ、かなり挙動不審でしたが大丈夫だったでしょうか!?あとオレ歩くの早いから、ゆっくり歩こうとはしてたんですが、やっぱりちょっとあやさん急かしちゃったかなあ…。他にもいろいろ粗相をしでかしてたような気がして帰ってから気が気ではありませんでした…。まあしかしなんかあったとしても…水に流してくれッ!それにしてもおみくじ凶だったんですか!?それは多分「フモってヤヴァイよ」という意味だったのかもしれません…。後篇は昼過ぎにでも更新しますぅ〜。

>ひめさん
あーひめちゃんなら本店のレカン行ったことありそうだなー。HPをちらっと見ましたが、格調高そうでもうオレには無理です…。ハイヒールはねー、なんか妙に気になってねー。でもこれ以上書くとアブナイ人になるから自粛を…ってアブナイのは既にバレてたか!?

lockedroomlockedroom 2008/02/17 12:27 大丈夫でしたよー。お気になさらず。

globalheadglobalhead 2008/02/17 15:22 おお、安心した!

20080215(Fri)

globalhead2008-02-15

[]火の鳥 火の鳥を含むブックマーク 火の鳥のブックマークコメント

残業続きでクタクタになっていたオレは、部屋に帰るとその日の日記を更新しようとパソコンをつけたが、そのまま気絶でもするように寝入ってしまったのであった。そしてその眠りの中で、夢とも幻ともつかない出来事を体験したのである。

なんと夢に中には火の鳥が現れたのだ。それも手塚治虫の漫画の火の鳥である。その血を飲めば永遠の生を手に入れることができるといわれ、宇宙の始まりから終わりまでを見守り続ける神秘の存在なのである。そしてあろうことかその火の鳥に、オレは辛い毎日を愚痴り始めたのである。

オレ「火の鳥さん…毎日毎日きっついです…。今度オレが生まれ変わる時は、今より楽になれるんでしょうかね…」
火の鳥「こんにちはフモさん。あなたの来世をお知りになりたいというの?」
オレ「はい」
火の鳥「…フモさん、あなたの来世はミジンコです」
オレ「えええええええッ!?」
火の鳥「それもしょぼい日記を書くミジンコブロガーです」
オレ「ミジンコになってもブログ書いてんすか!?」
火の鳥「ええ。それもしょぼい」
オレ「…しょぼい」
火の鳥「はい。そしてミジンコの後はカメムシに生まれ変わります」
オレ「今度はカメムシですか!?」
火の鳥「はい。しかもカメムシだけにクサイ日記を書くブロガーです」
オレ「またブロガーですか!?しかもクサイんっすか!?」
火の鳥「その後はアンチョビに生まれ変わります。アンチョビだけにしょっぱい日記を書くブロガーです」
オレ「今度はしょっぱいんですか!?」
火の鳥「そして次はムラサキアメフラシです。気色悪い日記を書いてます」
オレ「気色悪いって…」
火の鳥「時々ピュッと汁を出すんですね」
オレ「すっげーイヤなんですけど…」
火の鳥「次がイナゴですね」
オレ「ネットイナゴになるって言いたいわけですか!」
火の鳥「ピンポーン。大当たり〜」
オレ「当たってもあんまり嬉しくないんですけど…」
火の鳥「ええとその次はゴキブリですね。皆に嫌われるブロガーです」
オレ「とうとうゴキブリかよ!」
火の鳥「はい」
オレ「あの、火の鳥さん、なんか虫みたいのばっかりなんですが、オレってもう人間に生まれ変われないんですか!?」
火の鳥「あ、その次が人間です」
オレ「やた!」
火の鳥「でも売れないお笑い芸人に生まれ変わりますね。そして笑えないし全然面白くもないブログをちんたら書いてます」
オレ「やっぱりダメじゃん!てか火の鳥さん、オレってずっと日記書いてなくちゃならないんですか!?」
火の鳥「そうです。遠い過去から遥かな未来まで、宇宙が終わるそのときまであなたはたいしたことの無いブログを書き続けるブロガーとして生まれ変わり続けるのです。それがあなたの宿命なのです」
オレ「はあ…。ボチボチやっていきます…」

しりあがり寿さんの漫画のパクリです)

[]チョコレートビール チョコレートビールを含むブックマーク チョコレートビールのブックマークコメント

この間姫ちゃんと会った時に戴いたビール「インペリアルチョコレートスタウト」。姫ちゃんは「もうじきバレンタインですしね〜」ということで、オレがいつもビールを飲む人だから、ちょっとしたシャレでこの”チョコレートビール”を買って来てくれたのかなと思い、その時は普通にお礼を言って戴いたんですよ。で、珍しいビールだし、すぐ飲まないでバレンタインデーまでとっておこうと思って昨日飲んでみたんですが、飲んでみてビックリ。こんなに美味いビールだとは思いませんでした。

”チョコレートビール”とは言っても別にカカオやチョコが入ってるとかそういうんじゃなくて、ビターチョコみたいな、甘味と苦味の絶妙なバランスを持ったビールでしたね。基本的には黒ビールなんですが、ひたすら濃厚でなめらかな味をしており、舌触りも幾分とろりとして感じられましたな。アルコール分は8.4%と高めです。このビールの後に普通のビール飲んだら味気ないこと味気ないこと。バレンタイン限定製造だということですが、また飲んでみたいですね。詳しい事はこちらでどうぞ。姫ちゃん美味しかったよー。ありがとー。

余談ですが昨日の夜はこのビールと他に少し飲んで、パルメザンチーズ一塊食べただけで寝てしまいました…。お陰で朝猛烈にお腹が空いて中華まん2個とサーモンフライサンド1個食っちまいましたわ。

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parfum30parfum30 2008/02/15 21:24 ひめです、こんばんは。チョコレートビール気に入っていただけたようでよかったです。しかし、今日地元のイトーヨーカドーにずらっと並んでいるのを見たら悲しくなりました。。。厚木の会社だからか、神奈川県内に幅広く卸してるんですね。私は横浜高島屋で購入したんですが。
ちなみに、父上は「普段発泡酒飲んでるから、こんなに苦いの飲めないよ」といいながら全部飲んでいました。

globalheadglobalhead 2008/02/16 08:03 最初輸入モノかと思ったら調べたら、神奈川県の地ビールだったんですね。HP読むと製造主の意気込みが伝わってきて、他の製品も飲んでみたくなりました。このビールも相当工夫して作っているようですね。
日本の大きな会社で作っているラガー系のビールって実はあんまり美味しいと思ってないんですよ。手に入りやすいから毎日飲んでますけど。こういったエール系のビールが近所で安く手に入ればいいのになあといつも思ってます。ちょっとお値段張りますが、週末ぐらいはこういうビールをキュッとやりたいですねー。

parfum30parfum30 2008/02/17 01:22 送料かかりますけど、ここで通販もできますよ。
http://www.rakuten.co.jp/drinkshop/730036/1874346/
てか、本社から通販すればいいのか。。。

globalheadglobalhead 2008/02/17 09:02 おーひめちゃんありがとー。参考にさせていただきます。しかし楽天、「横浜の○島屋」って既にバレバレなのが可笑しかった!

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20080214(Thu)

globalhead2008-02-14

[]デビルメイクライ4 (Xbox360デビルメイクライ4 (Xbox360)を含むブックマーク デビルメイクライ4 (Xbox360)のブックマークコメント

巷では期待の新作ということで注目を浴びていた『デビルメイクライ4』が発売である。オレも取り合えず買った。実の所『1』をやったきりこのシリーズにはご無沙汰だったが、それというのもオレがヌルゲーマーだからである。鍛錬を積むわけでも技巧を磨くわけでも無いぼんくらプレイを得意とするオレは、連打連打の肉弾攻撃以外に能がないのである。その為、なんちゃらポイントを貯めて回復アイテムを手に入れたり、HP増やしたりという、時間の掛かるプレイをすることによってやっとクリアできるのだ。そんなプレイが面白いわけも無く、半分ダレダレになってやっていたのが『1』だったのである。これはもうゲームの完成度云々ではなく、プレイヤーがしょうもないだけの話なのである。

そんな感じでオレには不向きな『デビルメイクライ』であったが、やはりXboxで動き回る画像を見てみたいではないか。ちゅうことでやってみましたよ。さてゲーム開始。…オープニングムービーなっがー。やっとチュートリアルに辿り着くが、今度はチュートリアル通りのコマンドが出せずに早くも萎えてましたですよ。本編始まる前から既にダメダメですよ。で、またながーいムービー見せられ、「もういいからいい加減化物を切り刻ませろ!」などとヘタレのクセに鼻息の荒いことを言っている身の程知らずのオレですよ!おっとアクションを繰り出してアイテム取ったりドアを探したりするシーンでまたもやゲームがストップだ!多分まだゲームの意味が判ってない!そんな難解なゲームではないはずだが…。あ、あと画像は物凄く綺麗です。いつもXbox360のゲームの話を書くときのお約束みたいになってしまいますが、例によってXbox360の現在最高峰の画面なんじゃないかと!

一応難易度を最弱レベルにまで落としてるのでなんとか進みましたが、ドデカイボスキャラとご対面してまたもや涙目です。それと最近のオートセーブのFPSに慣れてるとミッションクリアしないとセーブできないシステムが難儀なんだよなあ…。実はこの間の休みは半日かけて結構進めたんですが、ミッション終了後にランクのセーブをしますか?と聞いてくるんでそれをセーブしてましたが、これをゲームデータのセーブと勘違いしてデータのほうはセーブしないまま電源切ってしまい、翌日ゲーム再開しようとしたら昨日ゲームを始めた時のミッションからしかセーブデータが残っておらず目が点になってしまいました…。ま、めげずに昨日やった分をやり直したけどな!ルートと攻略法が分かってたから半日かかった分を2時間ぐらいでクリアしちまったわい!お陰でランクもオールAだ!良かったんだか悪かったんだか…。そんなこんなでゼイゼイ言いながらやってる最中であります。クリアはしますよ!するに決まってるじゃないですか(棒読み)!

デビル メイ クライ 4 - Xbox360

デビル メイ クライ 4 - Xbox360

[]きゃッ!貰っちゃったッ!? きゃッ!貰っちゃったッ!?を含むブックマーク きゃッ!貰っちゃったッ!?のブックマークコメント

オレの職場には定年退職後嘱託という形で事務を務めている方がいらしゃるのである。そしてその方は実は定年前は重役だった方なのである。会社のナンバーツーだったのだ。そんな方に毎日仕事の指示を出さねばならぬこのオレの心境も察していただきたい。

さてこの元重役氏(愛称ごいちゃん:65歳)が今朝、ニコニコしながら「今日は渡すものがありますよ」とおっしゃるではないか。そしてその手にはリボンのかかった包みが。「男所帯の事務所だからね。今日は私が替わりに皆にこれを渡しておきましょう」見るとそれはバレンタインのチョコレートではないか。「あ、ありがとう御座います!」恐縮してチョコをいただくオレと部下。さすが元重役、気配りの妙というやつか。という訳で今年のバレンタインチョコは元重役で禿頭のお爺ちゃまから貰った、というこのオレ様なのであった。

ちなみにこの元重役氏の口癖は「オッケーッ!」である。仕事を一つ片付ける度に「オッケーッ!」と声を発するのである。そしてごく稀に「オッケーオッケー、オッケー牧場!」とトドメを刺すこともあるのである。ホントである。なかなか茶目っ毛のある65歳である。まさに「ぎゃふん!」と言わざるを得ない今日この頃である。

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2008/02/14 21:12 ごいちゃん、いい人だな〜。

globalheadglobalhead 2008/02/14 21:35 チョコ食いました。メッチャ腹減ってます。何故ならいまだに残業中…(泣)。あ、ごいちゃんはお年寄りなのでもう帰させました…。

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2008/02/15 00:26 で、フモさんは、帰ってきたの?寄り道?

parfum30parfum30 2008/02/15 00:39 ひめです、こんばんは。この間のチョコレートビールはいかがでした?

globalheadglobalhead 2008/02/15 08:42 >レイジーさん
あれから帰った。しかし日夜遅くまで残業している某氏や某嬢のことを考えるとあの程度の残業で泣いてはいけないと思ったのであった。思ったけど、やっぱ早く帰りてえ!

globalheadglobalhead 2008/02/15 08:45 >姫ちゃん
そして、帰ってから姫ちゃんから貰ったチョコビールの記事UPしようとしたら写真撮ったまま寝オチしてしまった…。メッチャ美味しいビールでした!お昼に更新しますぅ〜。

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20080213(Wed)

globalhead2008-02-13

[]宇宙創世記ロボットの旅 / スタニスワフ・レム 宇宙創世記ロボットの旅 / スタニスワフ・レム を含むブックマーク 宇宙創世記ロボットの旅 / スタニスワフ・レム のブックマークコメント

レムの描く『宇宙創世記ロボットの旅』は宇宙に散らばる様々な惑星の王様や皇帝の無理難題を、さすらいのロボット宙道士トルルとクラパウチェスがあたかもドラえもんのポケットのような摩訶不思議な科学技術と科学知識で解決してゆく、という物語だ。

9編の短篇で構成されているが、SF版御伽噺、宇宙を舞台にした法螺男爵の冒険として読むことが出来るだろう。レムにしては読みやすい上に、ユーモラスな物語とコミカルな登場人物が実に魅力的に描かれている。主人公である宙道士トルルとクラパウチェスの凸凹コンビはどこかスター・ウォーズC3POR2D2さえ髣髴させる。まああの2体よりずっと饒舌で理屈っぽいのだが。

御伽噺であるから現実の宇宙の広さや物理法則は取り合えずうっちゃってあるが、もっともらしい科学用語や数学用語が並べられていて、なぜかきちんとSFぽく読めてしまう。その辺は例えばSF界の大法螺吹き、R・A・ラファティの作品がSFの名を借りた御伽噺であるのとは逆に、レムのこの短篇集は御伽噺の名を借りたSFということになるだろうか。なぜなら、表面では語られない膨大なレムの科学知識と含蓄が、物語の裏側からうっすらと滲み出ているのだ。ガチガチに科学に拘ることなく、自由な想像力で描かれたSF寓話作品としてお薦めできる。レムはもともと、ハードなSFばかりではなく架空の文芸作品の評論などメタ文学的な短篇作品も多く残しており、レムの別の一面を垣間見られるといった意味でも楽しめるのではないだろうか。

物語もバラエティに富んでいる。ちょっと紹介すると:《哲人『弘法大師』の罠》は2軍事大国が覇権を競うある惑星が舞台。それぞれの国で”究極の兵器”を作った宙道士たちの狙いは?《詩人『白楽電』の絶唱》は宇宙一の詩人ロボットを作る話。人工知能に文明を学習させる為にひとつの宇宙を創造する所から始める、なんて突拍子も無い飛躍が楽しい。《獣王『残忍帝』の誘拐》は惑星一の狩猟家である王様に究極の猛獣を作る話。《竜の存在確率論》は怪しげな数学理論の応用で竜を存在させてしまうという大法螺話。《汎極王子の恋路》は恋の病にとりつかれたある王子の為に東奔西走する宙道士二人のドタバタ。《舞踏王の戯れ》はかくれんぼ好きの王様の為に使用した「人格交換機」が巻き起こす大騒動。…などなど。どうです、面白そうじゃありませんか?

rinjirinji 2008/02/13 21:26 おお!!『宇宙創世記ロボットの旅』。《竜の存在確率論》の屁理屈から生み出されるイメージが素晴らしくて大好きなんですよ。

globalheadglobalhead 2008/02/13 23:29 前回書いた「エデン」とこれは、紀伊国屋書店の文庫復刊フェアで手に入れたんですよ。
(http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d05/bunko/)
2冊とも高校生ぐらいの時に持ってたんですが結局積読したままで(しかも「エデン」はハードカバー、「宇宙創世記〜」は表紙違いで持っていた!)、書店で見かけたときに「今を逃すと読む機会が無い!」と思い再チャレンジしてみたんです。読んでよかったですね。ゆくゆくは国内で出ているレムを全巻読破したい、という想いが沸きました。厘時さんもなんかレムへの熱い想い書いてよー。

rinjirinji 2008/02/14 00:10 「エデン」はわたしも紀伊国屋書店で買ったので、読んだら感想を書きますね(でも、フモさんに先を越されちゃったからなあ・・・)。「砂漠の惑星」も少し前に出た新装版で再読の予定です(いつになるやら)。

globalheadglobalhead 2008/02/14 00:21 でも以前、厘時さんがレムの寄稿文読む為にMGS3の限定版買ったって話には、負けた!と思ったよ。

parfum30parfum30 2008/02/14 01:44 ひめです、こんばんは。表紙絵の杓を持った人が「銀河鉄道999」の車掌さんに見えます。

globalheadglobalhead 2008/02/14 08:33 そして後ろに立っているのが「悪魔のいけにえ」のレザーフェイスに見える…っていったいどんな組み合わせだ!?

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20080212(Tue)

globalhead2008-02-12

[]ブラザー・フロム・アナザー・プラネット (監督:ジョン・セイルズ 1984年アメリカ映画) ブラザー・フロム・アナザー・プラネット (監督:ジョン・セイルズ 1984年アメリカ映画)を含むブックマーク ブラザー・フロム・アナザー・プラネット (監督:ジョン・セイルズ 1984年アメリカ映画)のブックマークコメント

N.Y.ハーレム125番街に現れた風変わりな黒人男(ジョー・モートン)。言葉を解さず、街の景色を物珍しそうに眺める彼は、実は宇宙の奴隷狩りから逃れてきた黒人そっくりの異星人だった。街の気さくな黒人達に次第に受け入れられてゆく彼だったが、彼を追う奴隷狩りの異星人達がすぐ間近まで迫っていた…。10年以上前深夜TVでやっていたのを、何の予備知識も無く観たらこれが実に面白い作品だった。今回DVD発売されたのをきっかけにもう一度観返してみたが、やはりよく出来た傑作である。

この映画の魅力は低予算でありながら豊かなイマジネーションで作品世界の構築に成功しているという事だろう。SF映画といえば金の掛かったセットやVFXなどを思い浮かべるが、それらが一切無くとも想像力さえあればここまで素晴らしい作品を作る事ができる、といういい例だと思う。手造り感溢れる特殊メイクやVFXが極稀に現れるけれども、逆にそれらが全く無かったとしてもこの映画はなんら遜色なく成立してしまう。追うものと追われるもの、そしてそれに絡む様々な人々、といった、シンプルなストーリーも功を奏しているだろう。単なる黒人俳優をこれは宇宙人なのだ、と説明し、黒服の怪しげな白人を、これは悪い宇宙人だ、と説明されれば、あとは観客の想像力の中で物語はどこまでも広がって行くのだ。観る者の想像力に物語を委ねる事、ここが優れているのだ。

勿論物語の持つとぼけた雰囲気も大切な要素だ。何も喋らない主人公のリアクションが様々な面白みを生み、それに勝手な解釈をつけて納得したつもりになっている周囲の勘違い振りが笑わせてくれる。悪い宇宙人が白人の姿だというのもあまりに分かり易い設定で可笑しい。主人公の宇宙人はもとより彼を囲む街の黒人、ヒスパニック系移民などのおおらかで力みの無い自然さが映画を暖かなトーンで包む。”アナザー・プラネット=別の惑星”からやって来た異星人を何のためらいも無く”ブラザー=兄弟”として受け入れる、コミュニティの懐の深さ、同胞愛の強さも、ブラック・ムービーとしての側面を伺わせて面白い。地球を訪れる孤独な異星人という映画では、ディヴィッド・ボウイの『地球に落ちてきた男』という傑作があるが、同じ地球に落ちてきた男でも白人と黒人ではこうも世界感が違うものかな、などと皮肉な事まで考えてしまった。

SFには様々なカルト映画が存在するが、この映画も知られざるSFの名画としてもっと評価されるべきだ。SF映画好き、ブラック・ムービー好き、インディペンデント映画好きの方に是非お薦めしたい1本である。

ブラザー・フロム・アナザー・プラネット [DVD]

ブラザー・フロム・アナザー・プラネット [DVD]

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2008/02/13 00:32 私これ、テレビで観た様な気がします。終わると午前4時を過ぎていて、まだ子供が小さかったので、そのまま寝ずに朝飯を作ったのを今思い出した。多分これだ。私レベルでも(だから?)とても観やすく、グングン見てしまったよ。同じ時間帯で、チョコレート工場の秘密やキューブも観たな。
過剰な情報や説明や展開が、ガンガン此方に向けて放出される映画より、単純で、考える余地のある映画の方が、好きかな。特にSFは。

globalheadglobalhead 2008/02/13 08:49 オレは雑誌のTV番組欄でタイトルだけ見て「なんだろこれ?」と思って興味が湧き、録画予約して寝たんだよな。後で録画観て実に良く出来ていたからびっくりしていたのだけど、この映画の後にもう1本、妙にチープなSF映画も続けてやっていて、それも録画されていたんだよな。でも安っぽい分馬鹿馬鹿しくて面白いなあ、と思って観ていたら、ビデオテープが途中で切れていて、どんな結末だったのか未だに謎なのよ。あの映画いったいなんだったんだろうなあ。あの頃は、深夜たまたまつけたTVでやってる訳の分からない映画を、しかも途中からボケーッとしながら観るのって結構好きだったな。なんかそれ自体が夜見る夢みたいで。

20080211(Mon)

globalhead2008-02-11

[]DEEP SPACE in SPACE LAB YELLOW feat. Henrik Schwarz & FRANCOIS K DEEP SPACE in SPACE LAB YELLOW feat. Henrik Schwarz & FRANCOIS K を含むブックマーク DEEP SPACE in SPACE LAB YELLOW feat. Henrik Schwarz & FRANCOIS K のブックマークコメント

昨晩は六本木クラブイエローにヘンリック・シュワルツとフランシス・Kを観に行きましたよん。一緒に行ったのはクラブ行く時のいつものメンバー、少林寺Tくん、”まさる”Dくん、ヒルズSくん、コムスメ(1号)、そしてコムスメの友人女子が初参加。オレも含めて総勢6人だ!会社退職後、実家に帰って家業を継いでいたTくんはなんとこの日新幹線の乗ってやってきたとか。コムスメ友人女子の方は全員初対面だったんですが、コムスメの大学時代の友人ということでした。12時にアマンドの前で待ち合わせて早速イエローに向かいましたが、この日は道間違えなかった!クラブは去年行ったイエローのガルニエの時以来なんで3ヶ月振りぐらいかなあ。イエローに入ると取り合えず全員でテキーラのショットで乾杯、キッツイやつで一発きまったところでフロアに突入。入るとフランシス・Kがプレイしてたみたいで、ベースをブルブル言わせたダブ・ミュージックでじわじわ盛り上げておりました。

この日はドイツのハウスDJヘンリック・シュワルツをどうしても観たくてみんなを集めたのですが、この流れだとトリで演るみたいだな、と思い、一旦バーに出て今度はビールでまたもや乾杯、お互い近況なんぞを話しながらちょっとだけまったり過ごしてました。再びフロアに入るとフランシス・Kが一旦終了、この日のもう一人のゲスト、クニユキ・タカハシがDJプレイ。綺麗目の音のディープ・ハウスでしたが、引っ掛かりが無さ過ぎてちょっと詰まんなかったなあ。一緒に踊ってたコムスメも同意見だったみたいで、いつもクラブ連れてく時はガッツンガッツン畳み掛けるようなテクノ・ミュージックばかりだったから、好みも自然と似てくるんだろなあ。

ところで数ヶ月振りにイエローに来たら設備が若干変わってたみたいで、フロアのライトがちょっとだけ今風になってたような気がしたな。あとDJブースが前後二つになってたけど、これって前からたまにやってたんだろうか?オレがイエローで観たのは初めてだけど。

さて再びフランシス・Kのプレイ。実はフランシス・Kは、去年のBODY&SOULのイベントの時だけしか観た事が無かったんだけれど、CDなんかで聴いてもダビーでスモーキーなハウスミュージックが得意みたいだけどちょっと大人し目かな?なんて印象を持ってたけど大間違い。非常に引き出しが多くて腰の強いDJプレイは、これが世界的DJの手腕か!と納得させられた。やっぱりねえ、ローラン・ガルニエと一緒で、フランス人は粘着質でタフなDJプレイが得意だわー。

3時半を回った頃にお待ちかねヘンリック・シュワルツ登場。一昨年彼がK7!からリリースしたDJMIXアルバムが実に素晴らしい出来で、当時は本当によく聴いたものだけれど、こうして生で観られるとは思わなかったから感激です。この日のプレイはPCを使ったライブで、先ごろリリースされた彼のライブアルバムと半分ぐらい曲が重複してたかな。そのせいで個人的にはちょっと新鮮味が無かったのと、なにしろフランシス・Kの後のDJだからこじんまり見えてしまったことが残念だな。ただドイツのDJということで細かい音の気配りが実に几帳面で、先のフランソワ・Kと比べると音の扱い方が違っていたところは面白かったかな。だが、ヘンリック初体験だった5人のワカモノ達はこれまであまり聴いたことの無いような音の感触をした彼のプレイが相当新鮮だったみたいでかなり盛り上がっており、結局プレイの間一度も休憩を挟まず踊り通しておりました!

5時も過ぎた頃にヘンリック・シュワルツのプレイも終了、お開きにすることに。Tシャツの上から直にコート着てただけど、かなり体動かしたせいか全然寒くなかったな(とか言いつつあとから寒くなってきたが!)。帰りはDくんが腹減った!と主張するのでみんなで牛丼屋で豚丼。向かいのカウンターの水商売帰りの外国人のオネーサンたちを眺めながら食しました。このあと何故かみんなで六本木ヒルズに寄り、また踊りにいこうぜい!と約束しあい地下鉄乗ってめいめい家路につきました。

余談ですがこの日はコムスメがフロアでモテまくり!いろんな男子がコムスメに声を掛けるのを横で他人の振りしてニヤニヤしながら見ていたオレであった。しかし最後に変な外人に抱きしめられキスされかけてたのにはビックリしたがな!「私に声掛けてくるのっていっつも変な男ばっかりなんですぅー」とはコムスメの弁。まあな、君の友人のこのオレもある意味変な男だがな…。

DJ-Kicks

DJ-Kicks

Live

Live

Masterpiece

Masterpiece

利文利文 2008/02/11 21:54 イエロー閉まってしまうんですよね。
皆に人気のクラブだったのですが・・。

globalheadglobalhead 2008/02/12 08:28 そうなんですよねえ、イエロー6月までなんですってね。他のクラブなんかと比べて実に居やすかったしラインナップも充実していただけに残念です。閉店までにまた行きたいなあ。

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20080210(Sun)

globalhead2008-02-10

[]怪しいはてダ隊プチオフ・雪が降ろうが矢が降ろうがオレは食うぜピザを食うぜ何故ならオレはイタリア系伊達ワルだからなんだぜ!@関内シシリア 怪しいはてダ隊プチオフ・雪が降ろうが矢が降ろうがオレは食うぜピザを食うぜ何故ならオレはイタリア系伊達ワルだからなんだぜ!@関内シシリアを含むブックマーク 怪しいはてダ隊プチオフ・雪が降ろうが矢が降ろうがオレは食うぜピザを食うぜ何故ならオレはイタリア系伊達ワルだからなんだぜ!@関内シシリアのブックマークコメント

という訳で昨日の夜はみぞれ雪の降る中、女子二人を引き連れて関内までピザを食いに行ったオレである。この日来てくれたのはぱせよさんとねむり姫さん。両手に花でピザを食う。旨いピザと素敵な女子を愛する《イタリア系伊達ワルレジェンド》のこのオレ様にとってまさに至宝のひと時である。ああ素晴らしき哉、我が人生。

しかし駅で待ち合わせ取り合えずお店の場所を確認しようと歩き始めたら、場所をすっかり失念している。会社帰りにお店に赴いて予約を取ったから憶えているはずだと思っていたが、あまりの寒さに脳細胞が瞬間冷凍して使い物にならなくなってしまったらしい。雨そぼ降る中傘差す手も凍えるこんな日に、うろうろと関内駅前を連れ回され女子二人はさすがに目が三角になってきた!こりゃまずいと思って謝ろうとしたら口までも寒さで固まってしまい、「あもふまへん」などと入れ歯を無くした爺さんみたいな情けないフガフガ声しか出ないではないか!《イタリア系伊達ワル》の筈だったのに…筈だったのに…。

取り合えずファミレスに入って暖かい茶をしばき仕切り直し。ちょっとづつ脳が解凍されてきたらしく場所を思い出し、予約時間ギリギリになんとか予約を取ったピザ屋に到着。カウンター席に通されてメニューと睨めっこしたが…「クァットロ・フォルマッジ」だの「フルッティ・ディ・マーレ」だのカタカナで書かれているにも拘らず何のピザなのかさっぱり分からねえ!オレの知ってるピザは「ドミノ・デラックス」とか「ピザーラ・ライト」とかいう名前のピザなんだッ!《イタリア系伊達ワル》の筈だったのに…筈だったのに…。「わっはっは。ここは君たちの好きなものを頼みたまえ!」おおっとフモさんお得意の現状放棄お任せコースが炸裂だ!そうして「君たちねえ、プロシュートとパラシュートは違うんだよ?」などと面白くもなんとも無い親父ギャグを空回りさせながら、女子たちの頼んだものをさも知ったように食っていたオレ様だ!

だいたいこの日は《イタリア系伊達ワル》を強調する為にワインなんぞ飲んじまったからな。だけどワインつったって要するにブドウ酒だろ!梅酒といったい何が違うんだっつーの!赤いのと白いのがあるからって偉そーなこと言ってんじゃねえ!赤いのと白いのだったら日本にだって紅白歌合戦という国民番組があるんだから負けちゃいないんだっつーの!…などと慣れないことをしたばっかりに頭が既に暴走状態になり訳の分からないことをほざいているオレである。田舎もんの開き直りほどこの世で見苦しいものは無いんである。しかしこの辺で女子二人がコスメ話なんぞを始めたので取り合えず一人心を落ち着けようとしたオレである。

暫らくすると、テーブル席が空いたので移動できますよーと店の方にテーブルに案内される。カウンターより一段低いテーブルに座って店を見回すと、雪交じりの天気で午後も9時を回ったぐらいだというのに、20席あるというお店は全て満席である。客層はオサレな格好をした若者ばかりで、やはり非常に人気のあるお店なのらしい。ピザも暴走気味に結局3枚頼んでしまったぜ!ナポリ風の釜焼ピザは生地がもちもちしていて実に旨かった。宅配ピザみたくあんまりごちゃごちゃトッピングしてないのもあっさり食べられる秘訣だな!ピザ好きな割にはちゃんとしたところでピザ食ったことなかったんっすよ!しかし今回このお店に来れたので堂々とピザが語れるぜ!お店を選んでくれたぱせよさん、イタリア語を解説してくれた姫さん、どうもありゃーっす!これで真の《イタリア系伊達ワル》を極めんとするオレ様の野望に…また一歩近付いたッ!そうして一人訳の分からない方向で納得し、この日はお開きとなったのである。

PIZZA+BAR SISILIYA

azecchiazecchi 2008/02/11 18:15 女子2人を侍らせてイタメシにワインて!!
『イタリア系伊達ワル』を完璧に体現していますよ!!

globalheadglobalhead 2008/02/11 19:28 そう!そして今日は朝まで六本木で踊っていたオレだ!ま、昼間はやる気の無いしょぼいサラリーマンなんっすけどね…。

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20080209(Sat)

[]最近聴いたCD 最近聴いたCDを含むブックマーク 最近聴いたCDのブックマークコメント

■76:14 Remastered / Global Communication

76:14 Expanded Edition

76:14 Expanded Edition

1994年にリリースされたアンビエント・ミュージックの傑作アルバムをリマスターし、さらにボーナス・ディスクを追加したもの。ドラムマシーンの入った曲もあるが、基本的にどこまでも静謐な音に満ちている。深夜に聞く風の音ような。しんしんと降り積もる雪のような。一人の部屋に響く時計の音のような。冷たい海の底のような。あるいはどこか遠い国から届いたラジオのホワイトノイズ交じりの音声のような。漆黒の宇宙のような。聖堂に反響する祈祷の声のような。美しく寂しげなこれらの音の響きは、心落ち着かせると同時に、チリチリとした奇妙な胸騒ぎを起こさせる。テクノ・ミュージックの歴史に残る名盤だろう。

●Global Communication Video

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■Phoenix / System 7

Phoenix

Phoenix

伝説的プログレッシブ・ロック・グループGONGのメンバーによるテクノ・ユニットSystem7。今回のテーマはジャケットを見て分かる通り手塚治虫の名作『火の鳥』である。あの漫画大好きだったなあ。コズミックなテクノ・サウンドとスティーブ・ヒレッジのエレクトリック・ギターの組み合わせが特徴。唸るギターはあんまりテクノっぽくないんだが、雄大で幻想的な音はキャッチーで親しみ易いだろう。

●System 7 Hinotori Video Clip

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■FabricLive.37 / Caspa & Rusko

Fabriclive.37

Fabriclive.37

FabricLiveはUK人気クラブFABRICがリリースする非常に優れたDJMIXシリーズで、オレも結構CD聴かせてもらってます。今回のDJはダブステップ・ユニットCASPA & RUSKO。全29曲がMIXされ、ズブズブと響くベースラインと複雑なドラムビートが怪奇に盛り上げてくれます!ラストの美しく感動的なDUBチューン、Conquestの「Forever」がひたすらカッコイイ!

●Dubstepforum Awards -17th Jan 08 - Caspa & Rusko - Mr Chips

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■Box of Dub 2: Dubstep and Future Dub

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Digital Mystikz、Kode 9、Skreamなどダブステップのお馴染みのアーチスト達がUKクラブ系レーベルSoul Jazz用に新録した曲を集めたコンピレーションアルバム。こちらもズブズブドロドロと重いベースが響き渡ります。チルアウト用としてもいい選曲になっています。

●試聴 

■Total Confusion

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DJ Tanzawaによるユニット、Total Confusionがクラブミュージック専門音楽配信サイトhrfq.comから新曲をリリース。それに合わせて過去のTotal Confusion作品などTC Recordingsレーベルの音を全てダウンロードして聴いてみました。スピード感溢れるテック・プログレッシヴハウス系の音です。

■Balance 011 / Luke Fair

BALANCE 011

BALANCE 011

■Renaissance:Transitions Vol.2 / John Digweed

Transitions 2

Transitions 2

なぜかユルくてヌルいプログレッシヴハウスを聴きたくなって手を出したら、やっぱりユルくてヌルい音だった…。

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20080208(Fri)

[]ブラッドハーレーの馬車 / 沙村 広明 ブラッドハーレーの馬車 / 沙村 広明 を含むブックマーク ブラッドハーレーの馬車 / 沙村 広明 のブックマークコメント

ブラッドハーレーの馬車 (Fx COMICS)

ブラッドハーレーの馬車 (Fx COMICS)

書評なんかで「あまりにも酷い」という話だったので読んでみたが、なるほど、酷いっちゃあ酷い話なんだが、この程度の陰惨さなんてマルキ・ド・サドが散々書いていただろうし、”制度の為に生贄にされる処女”という風習は古代文明の時代から世界のあちこちにあっただろうし、童話だって化物の供物にされるお姫様が基本形にあったりするし、別に弁護するほどの作品でもないが、これを批判するのって結局民主主義にどっぷりつかってそれを頑なに信用しているだけのような気がするけどな。

しかし物語だけ取り上げるなら、残酷云々は別としても、これは設定に無理がありすぎるだろ。この物語の舞台となっている架空の国はイギリスをモデルにしているようだが、強力な権力は、反社会的な存在に対し暴力による権力への服従を強制させる事はあっても、セックスによる懐柔で大人しくさせるなんてことは有り得ないだろ。国家がその権力を行使する際、終身刑の受刑者の暴動を防ぐ為に暴力や拷問や精神破壊を犯罪者に加えるのなら分かるけれど、年端も行かない小娘を飴代わりに与えるとは考えられないよな。ってか、もしもこれが中央集権国家であれば「犯罪者に処女なんか勿体無い!オレん所に回せ!」って言うに決まってるっての。だから、この漫画も実は”制度の為に生贄にされる処女”という寓話でしかないのよ。

そうして読んでみると、過激な残酷描写が描かれるのは第一話目のみで、それ以降は、「入ったら二度と出ることの出来ないおぞましい地獄」の周辺を巡る人間ドラマが描かれているんだよね。つまり、その地獄がいかに過酷で容赦無いものなのかを描く為にあの暴力描写は存在したわけで、逆にそれが無ければ、一話目以降が締まりの無いお話になってしまうのよ。だから作品としてきちんと計算されていると言う事はできても、作者が基地外とかサディストだなんてことは絶対無いよね。ある意味狂ってさえいない物語だと思うよ。

ではそもそも何故作者は残酷な物語を選んだか、というのなら、オレはこの作者の作品をちゃんと読んだ事はないが、絵の巧みさや人気などから推し量るに才能のある漫画家だというのは分かるし、そしてそういった才能は、時としてガス抜き、毒抜きの為にあえて毒に塗れた漫画を描いちゃうんじゃないのかな。デトックスってやつね。そしてそれを商業誌にエンターティンメントとして掲載できる。これってやはり恵まれた作家であるから出来る事だと思うね。

[]エンブリヲ(1)(2)/ 小川 幸辰 エンブリヲ(1)(2)/ 小川 幸辰 を含むブックマーク エンブリヲ(1)(2)/ 小川 幸辰 のブックマークコメント

エンブリヲ 1巻 (BEAM COMIX)

エンブリヲ 1巻 (BEAM COMIX)

エンブリヲ 2巻 (BEAM COMIX)

エンブリヲ 2巻 (BEAM COMIX)

環境破壊により変異したザザ虫みたいな虫がごんずい玉のように群れを成して学園を襲う!そしてこの虫に寄生された少女が虫を操ったり虫と話したり虫と戦っちゃったりする!というホラー漫画。「とってもキモイ!」という噂を聞いて読んでみました。しかし虫ホラーといえばまず思い浮かべるのは、つのだじろうの『亡霊学級』に出てきた”芋虫弁当”だな!あと楳図かずおの『猫目小僧』の昆虫採集マニアの少年の話とか。まああれこれ挙げなくとも虫とホラーは切っても切れないもんがあるよな。

さてこの『エンブリヲ』、感想としては気色悪さよりむしろ、この作者メッチャ気合入れて書いたんだなあ、むしろ気負い過ぎてるかもなあ、という印象が強かった。作者自体が昆虫好きなのか、昆虫の事をよく勉強して描きました、という意気込みがこもってるんだな。生理的な虫の気持ち悪さはホラーっぽく演出されているが、これを研究する科学部みたいな学生達が出てきてこのザザ虫もどきの正体を科学的に解明しようとするんだね。つまり虫に対して客観的なスタンスも取ってるんだ。そして突然変異を起こした虫たちが何を目論んでいるのか?を考察しようとする。そういった意味ではSF的なアプローチもされているという訳だね。単に「虫キモイ!」というホラーにはなっていない。

いろんなホラー映画を想起させる所も面白い。タイトルの『エンブリヲ』はラルフ・ネルソン監督のホラー『エンブリヨ』を、大量の虫は『スクワーム』を、学園を寄生生物が襲うというコンセプトは『パラサイト』を、背中に寄生する生物は『マニトウ』を、飲み水に入った虫を飲み下すシーンは『ポルターガイスト2』を…とこれも挙げていけばきりがないね。勿論虫愛ずる姫といった主人公はジブリの例の作品を思い出さずにはいられない。オマージュといった訳ではなくホラーとして成立しそうな要素を集めたら自然と似てきたのかもね。

物語的には実にオーソドクスにホラー展開してゆくから先読みできてしまう部分が難かな。最終巻として3巻目の発売もあると思うけど、この先どうなっちゃうんだ?という期待があんまり無いんだよなー。あと虫が喋るのははちょっといただけなかった。

[]能登の白クマうらみのはり手 / 山上たつひこ 能登の白クマうらみのはり手 / 山上たつひこを含むブックマーク 能登の白クマうらみのはり手 / 山上たつひこのブックマークコメント

能登の白クマうらみのはり手 (THE VERY BEST OF TATSUHIKO YAMAGAMI)

能登の白クマうらみのはり手 (THE VERY BEST OF TATSUHIKO YAMAGAMI)

山上たつひこといえば赤塚不二夫いがらしみきおと並び、ギャグマンガ界の頂点に立った漫画家だと言ってもいいだろう。幼少時から青年期にかけて、オレの頭の中はこれらの作品のナンセンスギャグにどっぷり浸かり続け、その性格形成に多大なる影響を与えたであろうことは間違いない。要するに、大好きだったんダッ!もうなあ、ガキの頃は下らないことばっかり言ったりやったりしていたもんなあ。…あ、今でも変わってない…。

この『能登の白クマうらみのはり手』は《THE VERY BEST OF TATSUHIKO YAMAGAMI》と名づけられた山上たつひこ傑作集全5巻の内の第1巻。結構読んでいない作品があって面白かったが、やはり何と言っても《イボグリくん》シリーズが白眉だろうな。《イボグリくん》というのは大昔の漫画《いがぐり君》のパロディなんだが、坊主頭に学生服、小太りの体型をした柔道少年なのだ。漫画『幽気ヶ原の決斗』ではこの《イボグリくん》が朝日を背に「きもちのよい朝だなあ 今日もなんか良いことありそうだぞ」とはつらつとして出掛けるシーンから始まるのだが、道々牛乳配達少年をダイナマイトで爆殺し、睡眠薬を少女に飲ませ乱暴し、さらに果たし状を突きつけてきた宿敵を射殺して、最後は夕日に向かって「明日はきっと日本晴れだぞ」とさわやかに言い放つという、不条理と狂気に満ちたドス黒いギャグ漫画なのである。

他の作品でもブサイクでムキムキの男達が妙なポージングを決める《練馬変態クラブ》ノリのネタなど満載だ!それにしても山上の漫画の登場人物ってホントにブサイクで濃い顔した男が多いよなあ…。そしてその殆どが卑屈でコンプレックスが強くて厚かましくてド助兵衛なのである。要するにカッペ臭い連中ばかりなんだが、山上が全盛期だった頃の日本の男なんてみんなカッペ臭い連中ばっかりだった。勿論オレも含むがな!それは日本なんて結局ムラじゃねえか、って事だったんだと思う。残りの4巻も順次刊行予定で、早く読みたくて堪らんわ!しかし第2巻のタイトルが『にぎり寿司三億年』って…。

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20080207(Thu)

[]新進・ベテランホラー監督による13の恐怖〜《13 thirteen Box.1》(その3) 新進・ベテランホラー監督による13の恐怖〜《13 thirteen Box.1》(その3)を含むブックマーク 新進・ベテランホラー監督による13の恐怖〜《13 thirteen Box.1》(その3)のブックマークコメント

13 thirteen DVD-BOX VOL.1

13 thirteen DVD-BOX VOL.1

ホラーオムニバスDVD『13 thirteen Box.1』、今回は『ブルース・ブラザース』の監督でも有名なジョン・ランディス、そして日本人監督鶴田法男の作品を紹介。3回に渡ってレビューしてきた『13 thirteen』ですが、全体的に前作『マスターズ・オブ・ホラー』よりも観やすくバラエティに富んだ面白い作品が多かったような気がします。この後発売される『Box.2』も期待ができそうですね。

[]言葉なき隣人 (監督:ジョン・ランディス言葉なき隣人 (監督:ジョン・ランディス)を含むブックマーク 言葉なき隣人 (監督:ジョン・ランディス)のブックマークコメント

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郊外の住宅地。甘ったるいゴスペル・ミュージックを聴きながら、今日もハロルドさんは地下室でお仕事だ。浴槽に突っ込んだ死体に薬品をかけて、白骨標本が一丁出来上がり!問題はそれが人間のものだということだな!おおっとお隣に若い夫婦が引っ越してきたじゃないか!これはオレ様のコレクションに加えなきゃだわ!ジョン・ランディスが監督する『言葉なき隣人』は、ちょっと猟奇な殺人鬼の行動を、ブラックなユーモアを交えて語る物語である。物語の感触はホラーというよりミステリや奇妙な味と呼ばれる作品に近いかもしれない。猟奇なハロルドさんは白骨に衣服を付けて家族を相手にするように語り掛けるのが趣味で、時々頭に殺人指令が届くという電波系の人でもある。そのハロルドさんと隣人夫婦の虚虚実実の駆け引きが可笑しい。ベテラン監督であるジョン・ランディスは、前回の『マスターズ・オブ・ホラー』シリーズで『ディア・ウーマン』という作品の監督を務めていたが、やはりどこかとぼけた雰囲気のあるホラーに仕上がっていた。今作『言葉なき隣人』はその前作よりは若干おとなしめの作りではあるが、相変わらずセンスの良い作りになっている。ラストはなんとなく予想が付くんだが、一応どんでん返しが待っていたりして、この辺の演出も上手かった。

[]ドリーム・クルーズ (監督:鶴田法男) ドリーム・クルーズ (監督:鶴田法男)を含むブックマーク ドリーム・クルーズ (監督:鶴田法男)のブックマークコメント

f:id:globalhead:20080206003632j:image asin:B0011Y60KS

一隻のクルーザーに乗り込んだ資産家(石橋凌)とその妻(木村佳乃)、そして外人弁護士(ダニエル・ギリス)。しかしそれは妻と不倫を重ねる弁護士を、海の藻屑へと葬り去る為の資産家の罠だった。さらにその惨劇の舞台で異様な霊の姿が蠢き始める…。監督の鶴田法男氏についてはよく知らなかったんですが、『ほんとにあった怖い話』や『学校の怪談』など、映画・TVで活躍している方みたいですね。作品のほうは日本で撮影されたもののようです。《マスターズ・オブ・ホラー》ではただ一人日本人である三上崇史が『インプリント〜ぼっけえ、きょうてえ〜』を監督し、好評を博しましたが、今回の《13 thirteen》もそれに引き続き日本人監督の登用となったようです。

ただこう言っちゃなんですが、最初の展開は火曜サスペンスでも見せられているようなしょぼさで、だいたいクルーザーに乗せて殺人を企むというのもどこか不自然だし、絵作りもいかにも日本的な撮影だなあという気がしてあんまり期待していませんでした。さらに弁護士のほうは幼少時海で弟を死なせたトラウマで、水を見るとしょっちゅう死んだ弟の幻影を見てしまう、という設定なんですが、霊がどうとか言う以前にそれって心の病気だろ。よく弁護士なんかになれたよなあ。不倫なんかしてないで病気治せよ。

しかし資産家が過去にぶっ殺したらしい女の亡霊が出てきてから一気に盛り上がってくれます!これがなんだかヌルヌルで緑色していて、『サイレントヒル』の化物みたいに気色悪い動きをしながら迫ってくるんだわ!「ひぇえぇ〜怖い!」とばかりに逃げ出す登場人物の皆さん!ってかなんで海に飛び込んじゃうんだ!?そっちのほうが命が危なくないか?しかしなんと亡霊は海の上を歩いて追ってくるではないか!?このシーンの恐怖演出は確かにおっかなかった!日本のホラーなんかだとごく当たり前の演出なのかもしれないが、やっぱりこのじっとり湿ったアジア型怨念の恐怖って毛唐には醸し出せないものがあるかもね。だから毛唐が観たらこれは相当怖かったりするかもしれないな。そういった意味では、物語や展開はイマイチだが演出が勝っていた作品ということができるかもね。

ちなみにアマゾンのリンクのDVDはオレの観たCATV版ではなく、それよりも長い88分の劇場版です。あの物語をさらに30分近く長くしてももっと面白くなるかどうかは謎だが。

13 thirteenホームページ 

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20080206(Wed)

[]新進・ベテランホラー監督による13の恐怖〜《13 thirteen Box.1》(その2) 新進・ベテランホラー監督による13の恐怖〜《13 thirteen Box.1》(その2)を含むブックマーク 新進・ベテランホラー監督による13の恐怖〜《13 thirteen Box.1》(その2)のブックマークコメント

13 thirteen DVD-BOX VOL.1

13 thirteen DVD-BOX VOL.1

昨日に引き続き《13 thirteen Box.1》のレビューをお送りします。

[]アイスクリーム殺人事件 (監督:トム・ホランド) アイスクリーム殺人事件 (監督:トム・ホランド)を含むブックマーク アイスクリーム殺人事件 (監督:トム・ホランド)のブックマークコメント

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ワゴン車に乗ってクラウンの格好をした怪しいアイスクリーム屋が死のアイスクリームを運んでくる!幼い日の忌まわしい思い出、子供の頃からずっと友人だった仲間達、これに死のクラウンが関わってくるとなると、これはどうしたってスティーブン・キングの大長編『IT』を思い出さずにはいられない。アメリカ60年代のサバービア、甘酸っぱい記憶とおぞましい記憶がない交ぜになりながら語られる子供時代、死の腐臭がこびり付いたパステルカラーの憧憬、これらはもうキングの常套句と言っていいぐらいの物語設定だが、実の所このお話の原作はキングとは何の関係も無い。ただなにしろそれだけキング色を感じさせる物語だったことは確かだ。呪いのアイスクリームを食べると、体がカラフルな溶けたアイスとなってグチャッと流れ出す死に方が実に楽しい!そしてクライマックスのゴースト・クラウンとの死闘も、アイスで出来たゴースト・クラウンを水掛けて固まらせたりとか、なんだか意味不明の工夫が盛り込まれていて面白かった。

[]グッバイベイビー (監督:ジョン・カーペンターグッバイベイビー (監督:ジョン・カーペンター)を含むブックマーク グッバイベイビー (監督:ジョン・カーペンター)のブックマークコメント

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郊外にある中絶専門病院に担ぎ込まれた一人の少女は、怯えた声で「お腹の子を堕ろして」と懇願する。外には彼女の父親が「妊娠したのは神の子だ。絶対に中絶させない」と医院を脅す…。アメリカではキリスト教原理主義者による堕胎医襲撃事件なんてのが起こってますが、なにしろ監督がジョン・カーペンターなんでイデオロギー的なもんは何も無いと思ってもいいです。ここでカーペンターがやりたかったのは彼の作品『要塞警察』のような、建物に篭城した者と外から襲撃する者との銃撃戦、そして『パラダイム』のような悪魔の子の顕現、さらに『遊星からの物体X』みたいなおぞましいクリーチャーが床を這いずる映像、などなど、これまでカーペンター映画がやってきた事のセルフパロディみたいなお話なんですね。かなり頑張ってはいるんですが、それで結局面白いかと言われると考えちゃうんですが。むしろカーペンターも歳取ったよなあ、と妙な感慨さえ抱いちゃいました。悪役のロン・バールマンがいい味出してます。

[]ヴァレリーの誘惑 (監督:ミック・ギャリス) ヴァレリーの誘惑 (監督:ミック・ギャリス)を含むブックマーク ヴァレリーの誘惑 (監督:ミック・ギャリス)のブックマークコメント

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小説家の卵がデビュー作を書く為だけに出版社から提供されたアパートに移り住んだ主人公は、悲しい顔をした少女の亡霊を見るが…?最初はよくあるゴースト・ストーリーなのかと思って観ていたのだが、そこは原作がクライブ・バーカー、一筋縄ではいかない物語に仕上がっていた。美しい少女の亡霊と共に現れる地獄の悪鬼の如きモンスター。これが次々とアパートの住民達を屠ってゆくのだが、この悪魔と美女との対比は何か。これは”美女と野獣”などというものではなく、美女とは即ち創作をするものに閃きを与えるミューズの化身であり、悪魔とはユング精神分析に登場する”創造者のデーモン”即ち”己の想像力に振り回され現実生活を破綻させてしまうまで創作に没頭する事”の化身なのである。つまりこの物語は、創作者が自らの想像力そのものの生贄になってしまうというアレゴリーに満ちた物語なのだ。そして思いも寄らないあのラストは、創作というものに命を捧げた者が辿る皮肉な終焉を視覚化した映像として、実にユニークな出来映えとなっている。ホラーとしては怖くもなんともないが、非常に優れた寓意の込められた作品ということができるだろう。

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20080205(Tue)

[]新進・ベテランホラー監督による13の恐怖〜《13 thirteen Box.1》(その1) 新進・ベテランホラー監督による13の恐怖〜《13 thirteen Box.1》(その1)を含むブックマーク 新進・ベテランホラー監督による13の恐怖〜《13 thirteen Box.1》(その1)のブックマークコメント

13 thirteen DVD-BOX VOL.1

13 thirteen DVD-BOX VOL.1

新進・ベテランのホラー映画監督がメガホンを取り、全米CATVで放送され好評を博したホラーオムニバス《マスターズ・オブ・ホラー》の2ndシーズンが、《13 thirteen》とタイトル変更されDVDリリースされています。今回も前回同様ジョー・ダンテジョン・カーペンタートビー・フーパーなどホラー映画ファンには御馴染みの名前がクレジットされておりファンには嬉しいですが、それと同時にあまり作品を見る機会の無い新進監督の才能振りを発見するのが楽しいシリーズでもあります。
今回は7作品が収められた《Box.1》のそれぞれのエピソードを3回に渡ってレビューしてみます。なおそれぞれのエピソードはDVD単体でも発売されていますので、興味の沸いた方はお手に取ってみてください。

[]男が女を殺すとき (監督:ジョー・ダンテ男が女を殺すとき (監督:ジョー・ダンテ)を含むブックマーク 男が女を殺すとき (監督:ジョー・ダンテ)のブックマークコメント

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ある日突然世界中で女性ばかりが大量殺戮されるという事件が勃発する。それも男の手によって。アメリカ政府はそれが謎のウィルスの仕業であると確定するが、犯人達は皆「神の声を聴いた」と口々に呟く…。鬼才ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアのSF問題作『ラセンウジバエ解決法』をジョー・ダンテが映像化した、《13 thirteen》において個人的に最も注目をしていた作品。世界中の男が世界中の女を殺してゆく。世界の半分が世界の半分を抹殺しようとする。ただ性が違うというだけで。そこには性差別や女性虐待へのアナロジーがあるのだろうが、あまりに恐ろしい世界の終末である。女性だったらどんな風にこの物語を観るだろう。
さてジョー・ダンテによるこの作品だが、一つの家族を中心にして物語られる脚本構成が原作ファンとして多少違和感があった。愛憎や疑心暗鬼のサスペンスは、確かにお茶の間で観るならウケがいいだろうが、どうしても物語の持つスケールを小さくしてしまったような気がする。原作では人類という一つの種を突き放した目で俯瞰し、昆虫と同質のものとみなす事によって冷え冷えとした恐怖を生んでいたのだが、60分のTVムービーではそれは期待しすぎだったろうか。しかし原作そのもののラストは、やはり甘美なまでに絶望に満ちていた。苦言は呈したものの監督自ら原作の映像化を望んでいたという話で、チョイスそれ自体のセンスの良さは評価できるかもしれない。ってか「地球最後の男」なんてもう映画化しなくていいからこういうSFを映画化してもらいたいもんである。

[]黒猫 (監督:スチュアート・ゴードン) 黒猫 (監督:スチュアート・ゴードン)を含むブックマーク 黒猫 (監督:スチュアート・ゴードン)のブックマークコメント

f:id:globalhead:20080205120854j:image asin:B000X1EF7U

エドガー・アラン・ポーの有名な短篇『黒猫』を題材に、ポー自身を主人公として、彼がどのようにしてこの物語を書くに至ったかを描くメタフィクション。監督のスチュワート・ゴードンは前回《マスターズ・オブ・ホラー》でしょーもない作品を撮っていた上に、『黒猫』という新鮮味の薄い題材で、まるで期待していなかったのだが、蓋を開けてみるとこれが結構よく出来ていた。原作の持つゴシック・テイストをそのまま映像化しただけなのかもしれないが、妙に奇をてらわずストレートに黴臭い時代の暗い物語を描いた部分に潔さを感じたのかもしれない。昔NHKで日曜午後なんかにこんな海外ドラマやってたよなあ、なんて途中まで思っていたぐらいだ。
しかし!安心してボケッと観ていたら中盤からドバドバ鮮血が飛び散り、ラストも思わぬグロさで、いい具合に予想を裏切ってくれるではないか!どれが現実でどれが幻想なのか区別の付かなくなった物語構成もいい。そして緊張感をギリギリ振り絞った後のあのラストもいい。なんだベタ褒めじゃん!いや、別に大傑作というほどでもないんだが、こういうオーソドックスな”幻想と怪奇の物語”もたまににはいいよな。


parfum30parfum30 2008/02/06 03:01 ひめです、こんばんは。どれが幻想でどれが現実か区別が・・・といえばツイン・ピークス。すいません。まだみてません。。。

globalheadglobalhead 2008/02/06 08:39 幻想と怪奇!どれが妄想でどれが現実なのか区別が…といえばオレの人生!夢だ夢だこんなもの全部夢なんだああ!という悲しい雄叫びが午前0時を過ぎた頃にオレの部屋から聞こえてくるという噂です。恐いですねぇ…(何があったオレ)。

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20080204(Mon)

globalhead2008-02-04

[]サラエボの花 (監督:ヤスミラ・ジュバニッチ 2006年ボスニア・ヘルツェゴヴィナ映画) サラエボの花 (監督:ヤスミラ・ジュバニッチ 2006年ボスニア・ヘルツェゴヴィナ映画)を含むブックマーク サラエボの花 (監督:ヤスミラ・ジュバニッチ 2006年ボスニア・ヘルツェゴヴィナ映画)のブックマークコメント

ボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエボ。10数年前起こったボスニア紛争の傷跡がようやく癒えかけてきたこの街で、シングル・マザーのエスマ(ミリャナ・カラノヴィッチ)は12歳の娘サラ(ルナ・ミヨヴィッチ)と二人きりの生活を続けていた。生活は厳しく、政府からの見舞金は微々たるもので、夜のアルバイトをしていてさえ娘の修学旅行費用が賄えるかどうかの瀬戸際だった。そんなある日、サラは母エスマに”父親は戦死したシャヒード(殉教者)なのだから、修学旅行費用は免除される、だから学校に証明書を出して”と懇願する。だがしかし、エスマは頑なに証明書を出そうとしなかった。そこには、ボスニア紛争においてエスマが体験した恐ろしい過去が秘められていたからだった。

ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争。1992年から1995年まで続いたこの戦争は、旧ユーゴスラビアからの独立後に起こったセルビア人、クロアチア人、ボシュニャク人の民族的対立によって巻き起こされた内戦である。3年半にわたる戦闘で死者20万人、200万人の難民を出すという第2次世界大戦後のヨーロッパにおける最悪の紛争となった。さらにこの紛争ではおぞましい『民族浄化』がなされていた。『スレブレニツァの虐殺』と呼ばれるクロアチア人によるボシュニャク人男性8000人の殺害の後、残った婦女子は強制収容され、クロアチア人の血が混じった子供を出産するまで延々と集団レイプが繰り返されていたのだという。

そういった背景を知りながらこの映画を観たのだけれど、最初の興味は復興後のボスニア・ヘルツェゴヴィナはいったいどんな国になっているのだろう、ということだった。単純に、馴染みの無い見知らぬ国の人々の生活を見てみたかったのだ。ヨーロッパとは一口に言っても、スラブ人文化というのはラテン人文化と微妙に違うものがあり、この映画でもナイトクラブでかかっていた音楽がスラブ風のメロディだったのが面白かった。戦後10数年とはいえ、首都サラエボの光景はヨーロッパのごくありふれた街の様に目に映り、一見それなりに復興は遂げているように見えたが、やはり街角には爆撃を受けたたまま遺棄されたと思しき廃ビルが建っており、そしてこの映画にあるように、人々の心からは決して戦争の恐怖は拭い去られていないのだろう。

じゃれあったり、喧嘩したりといった母と娘のよくあるような光景。12歳という難しい年頃に差し掛かってきた娘と、その対応に四苦八苦する母親。それだけを観ていれば、普通の家族のドラマであるかのように錯覚してしまう。しかし母エスマの瞳はいつも倦んだような虚無感に満ちている。彼女が勤めるナイトクラブの喧騒もどこか刹那的で、男達はセックスと賭け事の話しかしない。エスマと知り合った男は「いつかきっと父の遺体を見つけたい」と告げる。娘はボーイフレンドと戦争の遺物である拳銃を弄び、「もっと撃ちたい!」と狂喜する。エスマが娘を抱きしめて、「あなたが最も大事なものなのよ」と呟く、普通の映画なら感動させるようなシーンでさえ、アパートのどこかから響くビデオゲームの電子音がそれに被さってしまう。ありふれた街並みのように見える世界を覆う、この殺伐とした寒々しさ。これこそが、ボスニアの戦禍が巻き起こした荒廃なのだろう。

映画は戦場も、血も死体も描かない。絶叫も断末魔もここでは聞こえない。ただ鎮魂歌のような静かな歌だけが、冒頭と終盤で歌われる。戦争が引き起こした痛みを、人々の日常の光景の中から少しづつ浮かび上がらせてゆくこの手腕は、女流監督ならではのものだという気がする。拭い去れない忌まわしい過去というのは確かに存在し、そこから希望のある未来へ繋げていくのはあまりにも困難なことなのかもしれない。物語のラストはほのかな明るさを帯びて終わるけれども、これはまだ物事の手始めに過ぎない。ただ、母親が子供を愛する気持ちの揺ぎ無さと、新しい生命はかけがえの無いものであり、それこそが希望のきざはしとなるものなのだ、というメッセージを込めて、この物語は終わる。

■Grbavica Trailer

D

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20080203(Sun)

[]冬はぬくぬくブラ子なの 【Neo Blythe "Welcome Winter"】 冬はぬくぬくブラ子なの 【Neo Blythe "Welcome Winter"】を含むブックマーク 冬はぬくぬくブラ子なの 【Neo Blythe "Welcome Winter"】のブックマークコメント

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白いニットコートのブラ子である。キャワイイ。北国生まれのオレは「白いニット萌え」するという先天的な刷り込みがあるのである。白ニット万歳である。しかも頭になんだかニットのホッカムリをしているではないか。なんなんすかコレ?と思って調べたらバブーシュカというのらしい。マトリューシカとかチェブラーシカとかの仲間である。要するにロシア語起源である。カチューシャというのもロシア語だな。髪留めであるのと同時に♪り〜んごの花ほころ〜びでもあるわけだ。北国生まれのオレは小学生の頃このロシア民謡でフォークダンスを踊らされていたのである。さすが海の向こうにロシアがある土地である。あの頃はソ連だったがな。ちなみにバブーシュカというのは「おばあちゃん」という意味なのらしい。オレ的にはケイト・ブッシュのアルバムタイトルだったりするが。花柄のワンピースといいどこか素朴なカントリーテイストが奇妙に安心する今回のブラ子たんであった。うさぎのペンダントもキャワイいっす。

例によっていっぱい写真をUPしましたので、もっと観たい方は《続きを読む》をクリックされてくだせえ。そういえば前回のブラ子写真で訊かれましたが、今回も大きいほうのブライスですよん。

続きを読む

[]雪だ雪だ雪ですよ 雪だ雪だ雪ですよを含むブックマーク 雪だ雪だ雪ですよのブックマークコメント

関東地方はただ今おもいっきし雪降ってますですよ。雪やこんこんというより雪がガンガンですよ。これから出掛けるつもりなんだが無謀ですか。無謀と知ると逆になおさら出掛けたくなるオレは人間的にどうですか。どうよどうよどうなのよ。いやそんな詰め寄られても困るが。

[]そして帰ってきた そして帰ってきたを含むブックマーク そして帰ってきたのブックマークコメント

無事帰ってきた。全国1000万(妄想上)のフモファンは安心するがいいさ!帰ってから淹れた熱いコーヒー(ワゴンセールで買ったUCCのどうでもいいミックス)が旨かったぜ!しかし外国小説読んでると毛唐ってのべつまくなしコーヒー飲んでるよな。今読んでるSFも銀河系の端っこの惑星まで進出しておいてまだコーヒー飲みたいとか言ってんのな。そこまで科学発達してるんなら他になんかあんだろ、と。

[]そういえば そういえばを含むブックマーク そういえばのブックマークコメント

そういえば、今日は雪だったにもかかわらずいつもよりそんなに寒くなかったように感じたのは、北海道生まれのオレだけですか。最低気温3度ぐらいだったようですが、雪降ってる時の3度と乾燥してる時の3度を比べると、雪降ってる時の方が体感気温として寒く感じてない。やっぱり湿度なんでしょうかねえ。東京のほうが北海道よりずっと寒いですよ。じゃあ雨降ってる時の6度ぐらいはどうよ、とか考えると、あれ?やっぱり雨降ってると寒く感じるぞ。ってことは雨より雪のほうが暖かいことになるんだが…何故?

honey-rodhoney-rod 2008/02/03 09:20 こんにちは♪
お上品な雰囲気の美人さんですね。
プルリングもうさぎさんなのですね。可愛いです。
最近のブラちゃんはアイカラーなど豪華ですよね。
今までと同じ値段なのに・・・(´・ω・`)

globalheadglobalhead 2008/02/03 09:34 こんにちは!いつもありがとうございます。ブラ子はこのぐらい素朴なほうが安心するオレであります。このコは表情に微妙に翳りがあっていいですねえ。そうそうプルリングもうさぎでしたよ。最初わかんなくて「なんか変なもんがぶら下がってる」と思ってしまいましたが!アイカラーは確かにちょっと違ってましたね。「スペシャルカラーとしてダークブラウン(正面)ピンクブラウン(右)」ということみたいですね。正面のダークブラウンはちょっとはっとしてしまいました。しかし「ちょっとはっと」って妙な響きですね。

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2008/02/04 23:32 確かに雪の時の方が、暖かく感じます。鼻から入る空気も気持ちがいいですね。塵も少ないのかなぁ。

globalheadglobalhead 2008/02/05 00:12 あと雪が降ってると妙に興奮すんだよな。視覚から既に寒いもんを見ちゃってるから、体が「寒いのがなんだってんだよオラオラ」と感じてそういう風に反応するのかも。

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20080202(Sat)

globalhead2008-02-02

[]オレと中国人若社長 オレと中国人若社長を含むブックマーク オレと中国人若社長のブックマークコメント

10年以上前の話だ。オレの職場は輸出入貨物の取り扱いをしている倉庫なんだが、これらの貨物は関税法の管理下にあり、税関の許可が無ければ動かす事が出来ない事になっている。幾らこれは自分の荷物だから、などと言われても簡単に渡す事は出来ないのだ。ある日このオレの職場に中国人と思しき二人組の男がやって来て、知らぬ間になにやら荷物を自分の乗ってきたバンに積み込み始めているのを目撃したのである。

ちょっと待ってくれ、あんた達何やってるんだ、と制止するオレ。すると向こうも片言の日本語でこれは自分が輸入してきた荷物だ、自分の荷物を持って行って何が悪い、と突っかかってくる。未許可の貨物の持ち出しは厳罰である。しかもオレの会社が責任を取らされることになってしまう。オレもあの頃は血の気の多い人間だったんで、許可の無い荷物は渡す事は出来ん、即刻作業を中止しろ、と大声を張り上げる。すると中国人、見る見るうちに顔色を変え、ナンダトコノヤロ!と負けじとばかりに声を張り上げる。そしてダメなものはダメなんだ!ウルセエフザケンジャネエ!と掴み合いになり、遂には「テメエブッコロス!」とまで言われる。そこで一瞬オレは引いてしまう。何故なら本当にぶっ殺しそうな中国人だったからである。しかも脇で見ていたもう一人の中国人が、妙に冷静な声で「ウン、コノヒトハコロスヨ」などと言うではないか。え、ホントに殺すのかよ?ってかなんなんだよその冷静な言い方はよおお!オレは焦った。さっきまでの威勢の良さはどこへやら、殺されちゃ叶わん、と思ったオレはいきなり懐柔に走る事にした。この辺の展開の速さにいかにオレがヘタレであるかが滲み出ている事だろう。

「いや、ちょっと待て。冷静に話し合おう」とオレ。最初から冷静じゃなかったのはオレのはずなんだが、この都合のよさが逆に情け無い。するとオレと取っ組み合ってた中国人もいまだ鼻息荒いままだが「ソウカ!ジャアハナソウ!」と言うではないか。という訳で最初からどういう按配でこうなったのか話を聞いてみる。しかし考えるに、最初にそれをやるべきなのであって、揉め事を先に起こしてから話を訊く、というのもオレも随分な人間である。いや、ホント、あの頃は血の気が多くて…。で、よくよく訊くと、どうもオレの部下が勘違いを起こしてこの中国人に荷物を渡してしまったらしいんである。完全にこちらの落ち度である。これは当然謝罪しなければならない。「すまん。こちらのミスだ。許してくれ」頭を下げるオレに中国人、「イヤ、ワカレバイインダヨ!」とさっきの激高ぶりはどこへやら、妙にさっぱりと言ってくれるではないか。この中国人、殺すどころかとてもいい人だったのである。恥ずかしくなりなんだかしょんぼりしちゃうオレ。

「すまん。本当にすまん。」「イイヨイイヨキニスルナヨ!」謝るオレにニッコリ笑って頷く中国人。いつしか二人は肩を組み、さっきの争いなど無かったように頭と頭を寄せている。「また仕事で来たら埋め合わせはするから声を掛けてくれ」「ワカッタ!マタオニーサンノトコロニクルヨ!」なんと二人にはいつしか友情めいたものまで涌き始めているではないか!なんじゃこりゃ、ではあるが、雨降って地固まるというのはこういうことらしい。よく訊くと彼は陶芸品を扱う貿易商で、香港を拠点にして日本に壷や花瓶などを輸出している人らしい。若社長様だったのである。

こうしてきちんと和解をして改めて荷物を渡し、その日は終わったのだが、その後もこの若社長は本当にオレの会社に何度も輸入貨物を入れ、引取りの度に事務所のオレの所に顔を出すと「フモサン!マタキタヨ!」と声を掛けてくれるようになった。そしてなんと来る度に「オミヤゲダヨ!」と免税品の高級ブランデーやワインを置いていくのである。積もり積もったその数は数10本では利かないだろう。さらには自分の仲間で同じ商売をしている中国人をオレの会社に紹介し、「ショウカイサレテキマシタ。フモサンテイルカ?」などと知らない中国人がオレを訪ねて来る始末である。若社長からは年賀状まで来た。つくづく心の広い若社長であった。自分の事を棚に上げて言うのもなんではあるが、喧嘩が切っ掛けで情が生まれることもあるんだなあ、と奇妙な感慨を覚えた事件だった。

FuetaroFuetaro 2008/02/02 12:28 なんかその若社長って、そういう人付き合いの良さを武器に商売してるんだろうなぁ、って良い意味でのヤリ手っぽさがありますね。おもしろいなぁ。

globalheadglobalhead 2008/02/02 14:09 しかし客と喧嘩したりそれを日記に書いたりとか随分恥ずかしい話だよなあ。それなもんですから、実はこれ書いてから半年以上ほっぽらかしていたんですよ。でもお星様まで付けてくれる方なんかもいて、読む人なりになにか感じるものがある記事だったのかなあ。日記って不思議。

FuetaroFuetaro 2008/02/02 14:28 マジレスすると、少し恥ずかしさの混じった、血肉の通った実体験というが人に訴えかける何かを伴う文章になるんじゃね?

globalheadglobalhead 2008/02/02 20:54 いやあ、そういうのを書くのが一番苦手だったりするんだよなあ。ネタとはぐらかしでお茶を濁すのがオレの常套手段だからなあ。

parfum30parfum30 2008/02/03 01:14 ひめです、こんばんは。そのコネクションを使ってフモさんは出世or独立とかはないんですか?よっ、若社長〜!

globalheadglobalhead 2008/02/03 07:40 ああ!その手があったのか!しかしもう既にコネはないのであった…。

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20080201(Fri)

[]エデン/スタニスワフ・レムasin:4150107459エデン/スタニスワフ・レム (asin:4150107459)を含むブックマーク エデン/スタニスワフ・レム (asin:4150107459)のブックマークコメント

f:id:globalhead:20080201082902j:image:left■ファースト・コンタクト3部作
スタニスワフ・レムの『エデン』は異星における異星人とのファースト・コンタクトを扱った3部作の1作目である。本国における刊行は1959年、3部作の2作目であり彼の最も有名な作品であろう『ソラリス』が1961年、そして3作目の『砂漠の惑星』が1964年の刊行となっている。レムのこの3部作の真にユニークな部分は、それが”接触”ではあっても決してコミュニケーションではなく、むしろ最後まで全く意志の疎通が図る事が出来ないといったディスコミニュケーションの物語であるという点にある。

このレムの態度は、後に執筆される『天の声』『大失敗』にも受け継がれることとなる。これは、「宇宙は地球的な諸条件をたんに機械的に移し変えただけの領域ではない(『エデン』解説)」とする思想の元に書かれたものであり、即ち、我々が想定できるような知性や理性、倫理、文化、生態などを当てはめようなどといった行為は全く通用しないのだ、ということなのである。そして、そこに描かれるものは、理解などというものを全て拒否した、絶対的な断絶なのである。その断絶の中で人類はあらゆることを試みようとするが、それが成功する事は決してない。全ては不可能であるというペシミズム。レムSFの凄みは、まさにその部分にあると言ってもいいだろう。

■社会主義の影
この物語『エデン』は地球人の乗った宇宙探索船が見知らぬ惑星に不時着、そこで不可思議な文明と生態を持った知的生命体と接触する、といったものだ。そこでは得体の知れない巨大な工場が建ち、そこで製造されたと思しき生物の死骸が累々と遺棄されている。そしてそこで出遭った知的生命体は労働部分と思考部分が別々の生物で成り立っている共生生物であった。探索船の地球人達はこの生命体とコンタクトを図り、この生命体が遠い過去彼らの政府の政策によって自らを人工的にデザインした生物として生成し進化したものであること、システムエラーの累積により不良品の肉体が製造され続け、それらが遺棄されているということを知る。

東欧SFを読むときにはどうしてもその社会主義・共産主義社会といった背景を抜きにして語ることが出来ない。このエデンの知的生命が、思考部分と労働部分が別の生物であり、そういった形へと科学的に生産された生物であるとするこの物語の設定は、マルクス主義における史的唯物論のグロテスクにカリカチュアされた終焉のようにさえ見える。思考と労働の分離といった部分には当時のポーランド社会主義政権上層部と下部組織の思想的乖離という暗喩を見て取れるだろうし、それらが異星の政権によって人工的に作られた生命の状態であり、しかしそれが失敗した計画であった、といった部分にも、マルクス主義による計画経済といういわば人工的な背景によって構築された社会体制が硬直し、歪な構造へと陥穽してしまっていることへの揶揄として読むことが出来る。

ただ、ここでレムが社会主義・共産主義批判の為のみにSFを書いたという誤解をすることは避けたい。創作者が意識しようがしまいが、自らの社会背景をその作品から払拭することは殆ど不可能だ。だから、東欧SFには、西側の創作者とは違う創作の流儀が根底にあるということを憶えておけばいい。そしてSFというジャンルは、どうしても現実というものの陰画として描かれる反面があるものなのだ。

■失敗した”楽園”
物語としてみると、ファースト・コンタクト3部作の第1作目ということからか、テーマがまだ手探り状態であり、未完成な印象を受ける。後に発表される2作は、異星生命体と人類との完膚無きディスコミュニケーションが描かれるが、この『エデン』では取り合えず異星生命体とのコミニュケーションが成り立っている。ただこれでは、単なる未知の惑星への冒険譚で終わってしまうことになる。設定それ自体にも甘さが目立つ。宇宙探索船はたまたま未知の惑星に不時着し、そこはたまたま人間の呼吸可能な大気があり、たまたま知的生命体がいて…といった具合に、偶然の要素が多すぎる。

また、40年以上前に書かれたSFということもあってか、テクノロジー描写にはかなりの古臭さを覚えるがこれはいたしかたないか。あと訳文のせいなのか、異星の光景の描写が若干抽象的過ぎて、読んでいてイメージし難く、歯痒い部分があったのも確かだ。ただし、その後のレム作品で開花するテーマの胚芽があちこちに見え隠れするといった点では興味深い作品だという事も出来る。そういった意味では、この『エデン』は、レム研究には欠かせない1冊ではあるけれども、レムを初めて読む方には別の著作をお薦めするべきだろう。

灸洞灸洞 2008/02/03 17:33 こんにちわ。コメの少ないところへ亀で出現する卑怯者でーす。
しかも教えて君。 レム初心者にはなにがよいでしょう?
ソラリスは読んだんですが、タルコフスキーの原作って読み方しちゃったんで、まずはこれを真剣に再読したほうがいいでしょうか?あと砂漠の惑星を積んでます…。過去のエントリもざっと拝見させえてもらったんですが、フモさん的にまずこれ読んどけってオススメがあればご教授頂きたく存じます。
(付記)ニコ動&ブログ紹介ありがとうございました。

globalheadglobalhead 2008/02/03 17:53 じゃあ「砂漠の惑星」を読もう!実は3部作の中であれが一番お気に入りだったりします。でも高校生の時に読んだきりなんで今読むと感想違うかもなあ。レムの作品で最も好きなのは「宇宙飛行士ピルクス物語」です。宇宙飛行士ピルクスを主人公にしたホラーありミステリあり、でもやっぱり哲学的!なレムらしい短篇集で、かなり面白かったんですが、これ絶版なんだよなあ。図書館で探すといいかも。「大失敗」も実に完成度が高いし、ラストのカタルシスも相当ですが、レム初心者にはちょっと難物かな。

灸洞灸洞 2008/02/03 18:36 早速のご教示ありがとうございます!最近歳のせいか、買ったことだけで満足しちゃうことが多くなってコレワイカンと思ってます。やはり積ん読は罪ですね。頑張ります。

globalheadglobalhead 2008/02/03 19:33 そういうオレも積読のみならず積漫画、積DVD、積ゲームなどが部屋の至る所に重なっております…。一番効果的な消化方法は日記書くのを止めて時間を作ることのような気がしてならない…。

GOLEMGOLEM 2014/04/16 10:51 "虚数"は意外にスッと、頭に入りますよ。

globalheadglobalhead 2014/04/16 11:36 コメントありがとうございます。「虚数」って「完全な真空」と頭ン中でごっちゃになってて読んだんだかどうなんだか思い出せない…(なにしろ数十年前で)。
いやーしかし6年も前の記事って今読み返してみると知ったかぶったことばっかり書いてて、なんだか気恥ずかしいですねえ…。若気の至りということでご勘弁ください…。