Hatena::ブログ(Diary)

メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

20081130(Sun)

[][]Body&SOULを観に両国国技館へ行ってきましたよ Body&SOULを観に両国国技館へ行ってきましたよを含むブックマーク Body&SOULを観に両国国技館へ行ってきましたよのブックマークコメント

今日はN.Y.発のハウス・ミュージック・パーティー《Body&SOUL》を観に両国国技館へ行ってきましたよ。去年と今年の春、オープン・エアのパーティーとしてお台場のオープンコートでやっててオレも楽しんできたんですが、今回は場所を移し国技館での開催となりました。

今日もいつものクラブ通いの友人たちやそのまた友人、そしてオレの相方さんを交え、ちょっとした人数でわいわい言いながら参加しました。会場自体は広かったのですが、インドアということで普通のクラブ・パーティーぽく、これまでのような青空の下で踊る開放感がなかったのがちょっと残念だったかな。

ただ、国技館の升席で休憩できるというのがなんだか面白かった!あと今回はなにしろ知り合い関係の参加人数が多かったので、音楽そっちのけでダベってばかりいて、なんか踊りに行ったんだか馬鹿話しに行ったんだか訳が判らなかった…。

オレと相方さんは昨日遊んでいた疲れが残ってて早めに退散しましたが、若者たちの皆さんは今日記書いてるこの時間も踊ってるんではないかな!?みんなーまた機会があったら踊りに行こうぜー!

Body&SOUL Live in Tokyo 2008 @ KOKUGIKAN オフィシャルHP

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20081129(Sat)

[]紅葉だった! 紅葉だった!を含むブックマーク 紅葉だった!のブックマークコメント

紅葉を見にぶらぶら公園へ。でも夕方だったので赤いんだか黄色いんだかよく判らなかった。公園はあまり人気が無くて、若い子たちがスケボの練習をしている姿があるばかり。

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AKIRA』のラストみたいな町並。

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あんまりぶらぶらし過ぎてすっかり暗くなる。知らないうちに寒くなってきて風邪引きそうになり、慌てて帰った。帰ってから少し寝込んだ。

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バナナ牛乳バナナ牛乳 2008/12/04 10:33 ぎゃぼー!ひさしぶりに覗いてみました!
えーとこれらの建物はイザという時、巨大ロボに変化するんですよね。
あれ?こんな時間に誰かry

油断すると寒さが身体に蓄積されちゃうんで、あったかくして下さい。
空気が澄んでて写真もひときわ綺麗だね。

globalheadglobalhead 2008/12/04 11:02 おー!バナナだバナナだバナナ牛乳だ!♪バナナンバナナンバーナーナンだ!やっとインド・ネパール・ヒマラヤ山脈での修行を終えてきたのだな!さぞや屈強な肉体と不屈の精神を得て戻ってきたに違いない!剃った片眉はきちんと生えたか!?熊は何匹血祭りにあげた!?空中浮遊は出来るようになったのか!?次はいよいよ世界の頂点だな!バナナならきっとできるさ!
あれらの建物は深夜0時を過ぎると巨大ロボになるのらしい!そしてロボ同士集まってゴールデン街に繰り出し焼き鳥で一杯ひっかけるという話だ!楽しそうだね!バナナも体に気をつけて過ごされてくれい!

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20081128(Fri)

[]『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』公開記念!うがぁうがぁうがぁ!ゾンビ映画がやってくる! 『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』公開記念!うがぁうがぁうがぁ!ゾンビ映画がやってくる!を含むブックマーク 『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』公開記念!うがぁうがぁうがぁ!ゾンビ映画がやってくる!のブックマークコメント

今やホラー映画の主役といえば吸血鬼でも狼男でもなく、見境無く人を殺しまくるレザーフェイスやジェイソンみたいなスラッシャー系の怪人と、腐れた体をよたよたさせて「あ゛ーあ゛ー」言いながら迫ってくるゾンビである。それは「魂も霊魂も存在しねーんだよ!死んだらそれはもう単なる死体でしかねーんだよ!」という、とことんまで唯物論を突き詰めた果てにある産物なのかもしれない。即ち歩く死体であるゾンビが人間を齧るという行為は、物質至上主義的な唯物論の逆襲なのだ。…などと単なる思い付きをもっともらしく書き散らすのはここまでにして、今回は『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』公開を記念し、アマゾンで見つけたひたすらインチキ臭いゾンビ映画の数々を紹介したい。

セレクトの基準は簡単。単にアマゾンで《ゾンビ》というキーワードで引っ掛かったDVDを箇条書きにしただけのものである。もうこのへんから既にオレ様の並々ならぬやっつけ仕事振りを窺い知る事が出来るといえよう。いいんだよ!オレの日記なんざ所詮やっつけ仕事なんだよッ!あと例によって殆どの作品は観てないしこれからも観る予定はないからそこんとこヨロシク!

○地名系

《パキスタン・ゾンビ》

パキスタン・ゾンビ [DVD]

パキスタン・ゾンビ [DVD]

《ギリシャ・ゾンビ》

ギリシャ・ゾンビ [DVD]

ギリシャ・ゾンビ [DVD]

《香港ゾンビ》

香港ゾンビ [DVD]

香港ゾンビ [DVD]

東京ゾンビ

東京ゾンビ [DVD]

東京ゾンビ [DVD]

パキスタン!ギリシャ!香港!東京!もはやゾンビは世界各地でひっぱりだこだ!そのうちウズベキスタン・ゾンビ、カザフスタン・ゾンビ、トルクメニスタン・ゾンビ等、所謂"スタン系"ゾンビのシリーズが作られるに違いない!問題はどれがどう違うかということだがな!さらに日本においては、名古屋ゾンビ、大阪ゾンビ、鹿児島ゾンビなど、全国津々浦々のゾンビが登場するのであろう!香川ゾンビはハラワタからうどんを垂らしてるし、奈良ゾンビなんて小鹿のゾンビまで登場だ!

○対決系

《ZVS ゾンビVSスナイパー》

ZVS ゾンビVSスナイパー [DVD]

ZVS ゾンビVSスナイパー [DVD]

《ZVZ ゾンビVSゾンビ》

ZVZ ゾンビVSゾンビ [DVD]

ZVZ ゾンビVSゾンビ [DVD]

《SVZ ストリッパーvs.ゾンビ》

SVZ ストリッパーVS.ゾンビ [DVD]

SVZ ストリッパーVS.ゾンビ [DVD]

《ヴァンパイアVSゾンビ》

対決流行の昨今、ゾンビだって黙っちゃいない!そのうち各種スポーツ競技において異種格闘戦を挑むゾンビが現れるだろう!曰く、ゾンビvsグレーシー柔術、ゾンビvsフィギュアスケーター、ゾンビvs新体操、ゾンビvsモンゴル相撲、ゾンビvsカーリングなどだ!さらにストリッパーとの戦いだけに飽き足らず、ゾンビvsキャバ嬢、ゾンビvsデリヘル嬢、ゾンビvsAV女優、ゾンビvs猫耳メイド、ゾンビvs外国人たちんぼなど、風俗の世界にも並々ならぬ挑戦意欲をたぎらせるゾンビの皆さんだ!

○団体系

《スクール・オブ・ゾンビ》

《ゾンビ自衛隊》

ゾンビ自衛隊 [DVD]

ゾンビ自衛隊 [DVD]

《実録外伝 ゾンビ極道》

実録外伝 ゾンビ極道 [DVD]

実録外伝 ゾンビ極道 [DVD]

集団行動を得意とするゾンビの皆さんが目的意識を持って一致団結すると怖いもの無しだ!『スクール・オブ・ゾンビ』のゾンビの皆さんはやっぱりホームルームしたり部活したり便所でシケモク吸ったり気に食わないヤツを体育用具室裏に呼び出してゲソパン食らわしたりするのかな!?青春って素敵だね!『ゾンビ自衛隊』の皆さんは災害救援や国連平和維持軍にも参加して、国民の皆さんから感謝されるゾンビだよきっと!だから現地で人齧っても大目に観てあげようよ!逆に『ゾンビ極道』は怖い!「命(たま)取ったるけんのー!」という所を「腸(ハラワタ)貪り食っちゃるけんのー!」とか啖呵切るのでありましょうか!

○行動系

《私はゾンビと歩いた! 》

私はゾンビと歩いた! [DVD]

私はゾンビと歩いた! [DVD]

ゾンビと歩いたぐらいで映画になっちゃうのなら、他にもいろんなことをして映画にしてしまおう!『私はゾンビとあやとりした!』『私はゾンビと「笑っていいとも」を観た!』『私はゾンビと買い食いした!』『私はゾンビと腹筋した!』『私はゾンビとゲームで協力プレイした!』『私はゾンビと終電逃して満喫でザコ寝した!』『私はゾンビと渓谷沿いにキャンプに出掛け釣りとバーベキューを楽しみ夜の星空を見上げながら「人間ってちっぽけなもんだね」と語り合った!』などなどである!

○訳わかんない系

《幽霊ゾンビ》

幽霊ゾンビ [DVD]

幽霊ゾンビ [DVD]

幽霊でしかもゾンビ!しかし理屈こねるとさあ、実体の無い魂魄だけの幽霊と、魂の無い動く死体のゾンビって、実は相反するもんじゃねーのか??幽霊でしかも人間齧るのかな?確かに頭に齧りついて脳味噌啜る幽霊の話って聞いたことあるしなー。でも幽霊の頭吹っ飛ばす訳にも行かないから、祈祷かなんかで倒すのか?粗筋読んでもさっぱり意味わかんないし…。謎が謎を呼ぶ幽霊ゾンビだ!

○商売系

ゾンビ屋れい子

ゾンビ屋れい子 [DVD]

ゾンビ屋れい子 [DVD]

ゾンビ屋れい子!その方面では有名なのかもしれませんがオレはどーゆーものなのかちっとも知りません!多分ゾンビの派遣・斡旋・売買を生業としているれい子さんなのでありましょう!いわゆるゾンビのスタッフサービス外国人労働者雇うより安いから各種企業でひっぱりだこだ!しかしふと思ったが"ひっぱりだこ"ってどんな蛸なんだッ!?さて最低賃金以下で働かされるゾンビの皆さんはワーキングプアでしかない自分達の立場に遂に爆発、総決起集会を開いてデモ行進するのだ!その時のシュプレヒコールは勿論「もっと肉を!もっと脳みそを!」に決まっている!

○エロ系

《おもひでの女子校生、新任教師と童貞Mゾンビの調教夢日記 - 相澤ゆめ》

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さてこれはアダルト商品だから良い子のみんなは絶対クリックしちゃいけないよ!しかし凄いタイトルだね!「童貞Mゾンビ」の「調教夢日記」って!童貞でMでゾンビってなんだか一口では言えないけどスッゴク大変そうだね!しかもそれを調教する夢を見るとは!夢分析するとどういう結果が出るのか興味津々だね!まあどう考えても単なる変態でしかないような気もするけど!

○カンフー系

《カンフー・ゾンビ》

カンフー・ゾンビ [DVD]

カンフー・ゾンビ [DVD]

『片腕ドラゴン』『荒野のドラゴン』『ドラゴン対7人の吸血鬼』など、何でもアリなのはカンフー映画の基本!それに何でもアリのゾンビ映画が合体し、何もかもアリの訳の分からない映画が誕生したッ…!?まさに合体するべきして合体した『カンフー・ゾンビ』だ!水は低きに流れるの例え通り、自然の成り行きはやはり誰にも止められはしないのだ!しかしよく考えると『霊幻道士』も結局カンフーでゾンビだったような…。

○動物系

《ネズミゾンビ》

ネズミゾンビ [DVD]

ネズミゾンビ [DVD]

もはやゾンビは人間だけが成るものではない!犬ゾンビは『バイオハザード』でも有名だが、今作ではネズミがゾンビに大変身だ!今後予想される動物系のゾンビ映画として、子猫ゾンビ、うさぎゾンビ、パンダゾンビ、コアラゾンビなど、女性や子供でも受け入れられやすい動物ゾンビの映画が作られ、一大ブームを巻き起こすに違いない!そして血塗れ骨見せはらわたブーラブラの様々な可愛い腐れ動物ゾンビグッズが店で売られ、みんなこぞってそれを買っては学生鞄や携帯電話にぶら下げて歩くのだ!やはり時代はゾンビ、ということなんだね!

monamona 2008/11/28 17:18 んー、ファンタジー☆
タイトルはもうなんでもアリな感じですね、「愛と哀しみのゾンビ」みたいな大河ドラマ的なやつとかw

「オーメン」的なやつも「テキサスチェーンソー」的なやつも全然見れるんですけど、悪魔の毒々モンスターだけはもう見たくないです。。
生理的な嫌悪感がハンパなかったです(泣

あまりにもグロなシーンは気を使ってかネガ反転とかしてたような。でもそれって余計にグロさが増すんですよね。。。
Sin Cityにもそういうシーンあったような。。。毒々へのオマージュか?!と。
アレ大嫌いな映画ですw

すいかすいか 2008/11/29 02:15 行動系・エロ系は何を思って作ったのか・・・。(他もそうですけど。)
すばらしいー。
しかし乙女の心が3%ほど残ってる私にはエロ系をクリックできません!イヤン。
ごめんなさい、毛ガニ先輩っ。(←古?)

globalheadglobalhead 2008/11/29 09:02 >monaさん
そう、ゾンビとはファンタジー!それにしても「愛と悲しみのゾンビ」!いいタイトルだ!やはりゾンビ・ラブロマンスということなんでしょうか!?ゾンビが出会いに胸ときめかせ恋に悩み嫉妬に引き裂かれる!どんなアホアホ映画なのでしょうか!それ是非観たい!ってかもうちょっとオレに才能があったらマンガかなんかにして作品にしてみたい!
「毒々」はなんだか1作だけ観ましたがチープでババッチイ感じが可笑しかったような覚えがありますね。あのババッチイ感じがmonaさんには苦手だったのかな。SinCityは好きな映画ですよ。調子に乗って原作のコミックも全巻揃えましたが、英語なので未だに物語がさっぱりわからないんですが…。

毛ガニ先輩毛ガニ先輩 2008/11/29 09:07 >すいかさん
オス!オラ毛ガニ先輩だ!冬は寒いから毛の伸びが早いんだよ!
そう、ゾンビ映画は思いつきと勢いと行き当たりばったり!まさにオラの生き方といっしょだね!即ちゾンビとは人生そのものでもあるんだよ!それにしてもすいかさんの3%の乙女成分については謎が謎を呼んでいるので真偽の程を小一時間ほど問い詰めたい気持ちだね!しかしそっとしておいてあげるのが毛ガニの優しさかな!?

azecchiazecchi 2008/11/29 11:47 ツッコミどころが多過ぎます。
僕的にツボったのは、ゾンビ極道の『実録外伝』というわけの分からないサブタイトルと、『おもひで…』の超長いタイトル。AVの1作品にここまでさまざまな要素を入れ込む必要性がわかりません。これは是非フモさんに買って観てほしいですねー(僕は買いません)。
ZVZはちょっと観てみたい気もしますね。敵味方はどういう区分なんだろ?

globalheadglobalhead 2008/11/30 01:50 >あぜっちさん
「ゾンビ極道」の作品紹介には「他に類を観ないカルト極道エンターテインメント」とか書かれていましたね。「カルト極道エンターテインメント」という言葉が既に訳の判らない凄みを持ってますね。なんと室田日出男も出演しているそうです。AVのあれはアマゾン中古で199円だそうです!安いからお買い得、というよりも、安売りのAVを観るということに限りなく侘しさと悲しみを覚えるのはオレだけでしょうか。「ゾンビVSゾンビ」は多分良いゾンビと悪いゾンビがいて戦うわけですよ!良いゾンビはきっと正義と平和を愛するゾンビだったりするわけですね。でも人はかじるんですけどね。

20081127(Thu)

[]『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』公開記念!オレは最近こんなゾンビ映画を観た!グダグダゾンビ映画2連発! 『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』公開記念!オレは最近こんなゾンビ映画を観た!グダグダゾンビ映画2連発!を含むブックマーク 『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』公開記念!オレは最近こんなゾンビ映画を観た!グダグダゾンビ映画2連発!のブックマークコメント

■SVZ ストリッパーvs.ゾンビ

SVZ ストリッパーVS.ゾンビ [DVD]

SVZ ストリッパーVS.ゾンビ [DVD]

ストリッパー!そしてゾンビ!この有り得ないというか単なる思い付きだけの組み合わせで作られた映画は最近公開された『ゾンビ・ストリッパーズ』が記憶に新しいが、もう一つの"ゾンビ&ストリッパー映画"が存在した!?それがこの『SVZ ストリッパーvs.ゾンビ』だッ!物語は…ってそりゃストリッパーとゾンビが戦うんだよ!ま、芸能人水泳大会みたいなもんだ!全然違うけどな!ってどっちなんだよ!なんかもう馬鹿馬鹿しくて真面目に説明する気がしないんだよ!もともと真面目に書いてる日記でもないけどな!ほっといてくれよ!そういえばオレははてなの「ホッテントリ」とかいう言葉が「ホットイテクレ」に見えるんだよ!だから「ホッテントリ」に関してはいつも放っておいているオレだ!何もかも投げっぱなしの人生さ!この『SVZ ストリッパーvs.ゾンビ』も観たはいいけど何か書かなくちゃならないと思っただけで夜泣き疳の虫夜尿症が頻発し宇津救命丸が手放せない毎日だ!でもこれ以上水増し文章書くのもキツクなってきたので本題に入ることにするから覚悟しやがれ!

ええと例によって例の如くどこぞのインチキ臭い研究室で何かの間違いでゾンビ薬が出来てしまい、なぜかそこに出入りしている薄馬鹿がドラッグと勘違いして持ち帰り、その薬のせいで街にはゾンビが発生しちゃうんだね!おお!これはドラッグ問題をゾンビ映画に取り込んだ社会批判的な作品かもしれないぞ!勿論そんなたいした映画じゃないけどな!で、そこにストリッパーと売春婦とのどうでもいいような小競り合いがあったり黒人のポン引き野郎が適当なことばかりしでかしてみたりゾンビ発生のツーホーで急行したおまわりさんがお約束のようにゾンビに齧られたりしてお話は進んでゆくんだね!とってもワクワクだよ!ストリップ小屋に立て篭もった生き残り達は外がゾンビでウジャウジャだというのにダラダラ菓子食ってみたり、「あなたとセックスしたいのー!」と唐突にあれこれ燃え上がったり、挙句の果てに救出を求めて外に出た仲間のケータイ番号を誰も知らなくて「えー?あんたが知ってるんじゃないのー?」とか罪を擦り付け合ってみたりと、どこまでもひたすらユルくてグダグダで画期的な下らなさを誇る珍作だ!

一応ヒロインの皆々様は"PLAYBOYやMaxim、FHMで大活躍する超巨美乳モデル"という触れ込みだが、そんなの"元有名人気アイドルのAV女優"とか言ってるぐらいのアテにならない言葉だよな!あと2007年度フロリダ映画祭"ベストホラー賞"受賞作だという話だが、場所がフロリダだけに投票した連中はリゾートボケですっかり脳みそがツンツルテンになったヤツばかりなんだろうな!まあバカ映画はバカを呼ぶってこった!勿論オレも呼ばれたクチだがな!

■Zombies! Zombies! Zombies! - Strippers VS Zombies Trailer

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■デッド・フライト

デッド・フライト [DVD]

デッド・フライト [DVD]

2本目に紹介するのは旅客機ゾンビパニック映画『デッド・フライト』!航行中のジャンボジェット機でゾンビが大発生してエライことになるっていう映画だよ!なんでジャンボジェットでゾンビが大発生したかというと、政府が極秘裏に研究していた生物兵器の検体となった人の肉体が冷凍保存のまま貨物室に入れられてて、これが蘇っちゃうんだね!おいおいおい民間機になんてもの乗せるんだよ常識ねえのかよ全く!おまけにこの検体には機関銃持った政府の監視人が貨物室で張り付いていたんだよ!だーから!軍用機で運べよ最初から!

で、蘇っちゃったゾンビの方に乗客の皆さんが一人また一人と齧られて客室はゾンビの山となっちゃうんだが、客室の下にある貨物室から床をベリベリ破って乗客の皆さんを次々とゾンビの巣へと引き摺り込んでゆく描写がよかったね!なんかもう蟻地獄状態だよ!これぞゾンビ映画に新風を巻き起こす『デッド・フライト』名物ゾンビ蟻地獄攻撃だ!ちょっと映画の『エイリアン』を思い出したけどな!

さて人間達もやられてばかりはいない!ゾンビに対抗する為に果敢に銃で応戦だ!航空機の中でこれほど激しい銃撃戦を演じる映画が未だかつてあっただろうか!?というか…高高度を航行中の飛行機の中でバリバリ銃乱射しまくったりしたら、ええと、よく知らないんですけど、あの、危ないんじゃなかったでしたっけ?仕舞にゃカセットボンベを使った簡易爆弾でドッカンドッカンゾンビを粉砕する人間の皆様なんですが…。だから…話聞いてくださいここは飛行機の中なんです飛行機の中なんですってばッ!!いい加減にしないと泣いちゃうぞオレ!もう面白ければそれでいいのかよこの鬼畜めらが!と言う訳で大変楽しく観られた良作ゾンビ映画でありました!

■Plane Dead trailer

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jkjk 2008/11/27 12:48 買っちゃったんですか? ストリッパーVSゾンビ・・・

globalheadglobalhead 2008/11/28 08:53 ・・・ええ・・・つい魔が差しまして・・・。

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20081126(Wed)

[]ダイアリー・オブ・ザ・デッド (監督:ジョージ・A・ロメロ 2007年アメリカ映画) ダイアリー・オブ・ザ・デッド (監督:ジョージ・A・ロメロ 2007年アメリカ映画)を含むブックマーク ダイアリー・オブ・ザ・デッド (監督:ジョージ・A・ロメロ 2007年アメリカ映画)のブックマークコメント

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■帝王降臨

ゾンビ映画の帝王、ジョージ・A・ロメロ監督期待の新作『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』である。ゾンビ3部作の第1作である『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』が1968年の製作だから、ゾンビゾンビでほぼ40年続いているシリーズというのも凄い。現在ロメロは『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』に続く新作ゾンビ映画の製作に取り掛かっているというから、ゾンビ映画以外のものも撮ってはいるが、やはり生涯一ゾンビ、ゾンビバカ一代監督と呼んでも差し支えないだろう。

今回の作品で最も話題になっているのは、『クローバー・フィールド』『●REC/レック』ですっかりお馴染みになったP.O.V.(主観映像)による撮影方法だろう。主人公たちは映画学校の学生であり、自らが直面した異様な事態を記録し、それを公表するべきだという使命感に燃え、撮影機器抱えて逃げ回るのである。生きるか死ぬかの瀬戸際だというのに「カメラ充電しなきゃ!」とかオタオタしてみたり「YouTubeでこんなにHITしたよ!」とか喜んでみたり、挙句の果てに仲間がゾンビに襲われているのに助けもしないで撮影しているという体たらくで、観ていて多少イラッとくることは否めない。

■ロメロ映画のテーマ性

これをして"メディア社会のうんたらかんたら"とか"撮影する側に回ることで現実感が喪失するなんちゃらかんちゃら"というテーマだと捉えられている様だが、実際の所ロメロにとっては、今回P.O.V.の手法で撮影する、というコンセプトが先にあって、こんなテーマは後付けされただけなんではないだろうか。だからこのテーマ自体をあまり重要視する必要はないように思える。

ロメロの作品というのは、社会批判、文明批判がそのテーマとしてあるような評価のされ方をしているが、確かにそういう批評性のある映画ではあるにせよ、そんなことより取りあえず"エキサイティングでスリリングで、そして面白いホラー映画"を撮りたかっただけなんじゃないだろうか。ロメロ作品の○○批判と捉えられているものは、むしろ単純に皮肉やブラック・ジョークと受け止めればいいんじゃないのかと思う。

■原点回帰

それではP.O.V.で撮られた今作『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』でロメロが何をしたかったかというと、これは素直に原点回帰なのだろう。前作『ランド・オブ・ザ・デッド』は結構な予算のもとに製作され、完成度も面白さも十分なものだったが、ロメロ自身はこういった大作に居心地が悪かったのらしい。そして1作目である『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』のような軽いフットワークで製作しようと試みられたのがこの『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』ということなんだろう。

ロメロはハリウッド的なプロダクション・ワークの中で長く冷や飯を食わされてきた時代があり、それは非ゾンビホラー『TATARI』で描かれていたりするのだが、ここ数年のロメロ再評価とリメイク作品の好評により、ようやく伸び伸びと映画が撮れる環境が整ってきたのだろう。その中で再び自らの作家性を振り返るという意味での"原点回帰"なのではないか。それは『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』に続く新作の製作発表が意外と早く行われたことからもうかがえるような気がする。

ダイアリー・オブ・ザ・デッド

映画として観るなら、今作『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』はまさにロメロらしいゾンビ映画のあり方を見せた作品であると同時に、そのブチ殺し方やブチ殺され方にこれまでのゾンビ映画にはない新機軸が盛り込まれ、ファンなら陶然とした時間を過ごすことのできる素晴らしい作品に仕上がっている。

P.O.V.手法の導入はストーリーそのものと係わっている為、ストーリーそのものが面白ければこれは成功である、という言い方も出来るが、実はP.O.V.を持ち込まなくても、この映画はロメロ作品として完結していたように思う。今作『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』にははっきり言って物語らしい物語も起承転結すらも殆ど無いといっていい。ここで描かれるのは地上に現れた地獄の只中でただ右往左往する人間達の阿鼻叫喚の有様だけである。

キリスト教圏に於いて死者の蘇りが祝福に満ちた千年王国の予兆なのではなく、地獄が地上に再現されるだけのものなのだとしたら、これこそ大いなる皮肉に他ならない。即ちロメロの描くゾンビ映画とは、救済などどこにも存在しない地獄の諸相なのであり、いかに地獄のありさまを鮮やかに描くかにその手腕は発揮されるのだ。めくるめく地獄の様相を次々と提示するロメロのゾンビ・ホラー。やはり帝王のホラーは、一味違う。

■『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』の前売券購入特典『ゾンビ軍手』

…何故軍手なのか未だに判らない…。

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■Diary of the Dead - Official Trailer

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■Diary of the Dead ポスター集

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monamona 2008/11/26 14:32 おおっと、もう公開してましたね、これも。これ新宿でやってないのが痛いんですよね。。
私も最近できるだけ週に一本は見ようと思って、で夜遅い回のあるバルトとピカデリーに交互にw行ってる感じなんですが、「ブロードウェイブロードウェイ」っていうドキュメンタリーが凄い良かったです。
同時に邦題がダサ過ぎて非常に残念。。オリジナルタイトルのEvery Little Stepの方が100万倍良いのになんで変なタイトルつけたがるんですかねー、配給会社って。。

あと「トロピックサンダー」はもうメジャー作品としてはぎりぎりの下品極まりない感じで面白かったですよ。すごい人たちがカメオ出演してるのも見ものです、さすがベン・スティラーの人脈。
ロバート・ダウニー・Jr.は地ですね、あれはw

globalheadglobalhead 2008/11/26 19:03 オレは今月ロードショー公開作品は11本観たようですね。週によっては2本観ましたが、やっぱりちょっと慌しかったなあ。映画観ると調子に乗って長文のカンソーブン書いてまた時間がとられるし、映画三昧も善し悪しだったりします。でもまだ観ていない映画の前売りチケットが山のように…。本当にもっと時間が欲しいところですねえ。「ブロードウェイブロードウェイ」はタイトル見た時にデニーロの「ニューヨークニューヨーク」を思い出しちゃいましたよ。
「トロピックサンダー」も実はもう観ました!なんといってもあのプロデューサー!しかし…カンソーブン書く暇がないんです…。来週にはきっと…そしてこっそり教えますがアホアホ映画ばかり15本分観たカンソーブンがその後続く予定です。

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20081125(Tue)

[]ふらふらと3連休 ふらふらと3連休を含むブックマーク ふらふらと3連休のブックマークコメント

■某月某日

北海道ラーメンの店を発見。ちぢれ麺の味噌ラーメンが北海道生まれのオレには懐かしい味で美味しゅう御座いました。

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しかしこの北海道ラーメンの店の隣が何故か沖縄料理の店。北海道から一気に沖縄へ梯子する事が可能!?

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■某月某日

【横濱チアーズ】でビール三昧。ここはベルギー、ジャーマン・ビールを中心としたヨーロピアン・スタイルのビア・ハウスです。燻製味のビールが美味しゅう御座いました。しかしちょっとしたお値段のビールが多いので、お財布が少々寂しくなってしまいました…。

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大きな地図で見る

■某月某日

一人のファミレスはなんだか侘しいです。

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リンゴが2色で綺麗でした。

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富士山もよく見える天気でありました。快晴で乾燥した日が毎日続くのは関東の冬そのものですね。皆さん風邪にはお気をつけて過ごされてくださいね。

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すいかすいか 2008/11/25 16:08 さっきインスタントラーメンを食べ汁まで飲みきってしまいちょっと後悔しているところに、ここへ来たら、あらー。本物のラーメンの画像!いーなあ。
&ビール!いいなあ。
寒い季節でも胃腸は弱まらないようで羨ましいです。さすが北海道生まれですね。

globalheadglobalhead 2008/11/25 20:53 いやー実はこの連休は調子に乗って相当飲んだ為、3日目には既にグロッキー気味でした。しかし根性で飲み食いしました!ラーメンにはそれほど愛着が無かったのに、逆に今まで無視していた分だけ今自分の中でプチブームであります。美味いビールは飲んだ時生きていて良かった!としみじみ思えるので好きです。ただ最近懐が寂しい為にそうそう飲んでばかりもいられないのですが…。すいかさんはちょっと胃弱気味なのかな?冬の食べ物もまた美味しいですよ。御自愛くださいませ。

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2008/11/25 22:31 はい、胃弱気味です!
あ、私じゃなかっ…(スゴスゴ)

globalheadglobalhead 2008/11/25 22:43 レイジー、日記にあんだけ食べることばっかり書いてるのに胃弱ってことないだろ!それは多分食べ過ぎと胃もたれだ!あときっと飲み過ぎもだな!さらに美食もたたっていると見た!ええとどっちにしても御自愛ください!

すいかすいか 2008/11/26 02:08 私は心臓には毛ー、生えてそうなのに胃腸は繊細なんです。
ここに現れる皆様は強靭な内臓の持ち主が多そうと思っていたのですが、普通に人間のようで親近感がわきました。(失礼。)

monamona 2008/11/26 02:18 ラーメン美味しそう・・・
今週末は横浜美術館行く予定ですー、でその後中華街に。
上海蟹☆

globalheadglobalhead 2008/11/26 06:14 >すいかさん
ま、基本は繊細さを内包しつつ「タフに生きろ!」という日記であります。何があっても意地汚く生き残って最後にゲラゲラ笑ってやるのが目標です。心臓どころかどこもかしこも毛だらけですよ!今日から「毛ガニ先輩」と呼んで下さい(何がだ)。

globalheadglobalhead 2008/11/26 06:25 >monaさん
なぬ!?上海蟹とな!?聞き捨てなりませんな!昨晩はネット通販のズワイガニに「どうしてくれよう…」と小一時間ほどメンチ切って、上のコメントでは「毛ガニ先輩」を標榜、これは蟹の神様がオレを呼んでいるとしか思えませんな!食ってやる!きっと蟹を食ってやる!ええとその前にローンを返して、と…(いつになるか分からなくなってきたオレ)。

paseyopaseyo 2008/11/26 09:22 ズワイガニより毛蟹が好きです。だってズワイは蜘蛛だから。あと、甲殻類は触ると痒くなるので、誰かに剥いてもらって食べたいの。

…いいじゃない、希望くらい述べたって!

毛ガニ先輩毛ガニ先輩 2008/11/26 09:59 オス!オラ毛ガニ先輩だ!♪けっけけ…毛ガニの毛…けっけ 毛ガニの毛に慣れ始めた私~…ぱせよお姉さんは毛ガニのほうが好きなんだね!そんなぱせよお姉さんには特別に今が食べ頃の毛ガニ10ぱいを進呈しよう!ところでご存知の通り毛ガニの本体は毛!毛の無い毛ガニは単なるガニ!だから10ぱい分の毛ガニの毛だけを送るからヨロシクね!美味しく食べてチョーダイ!

paseyopaseyo 2008/11/26 11:25 毛はチクチクするからいらない。それに「蟹を食べてもガニ喰うな」っていうじゃないか。食べられない部分ばっかりだ。そんなのヤダ。
ハッ、これが煮ても焼いても喰えないフモクオリティ…。

毛ガニ後輩毛ガニ後輩 2008/11/26 12:18 >paseyoさま
先程は先輩毛ガニが失礼いたしました。先輩は毛ガニの毛を愛する生粋の毛ガニ好きであり毛ガニ原理主義者であるのですが、どうもそれが高じて他人にも毛ガニの毛を無理強いする癖がついてしまったんです。よく言っておきますのでご了承下さい。でも…チクチクって結構いいよ…ウフフ…。

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20081121(Fri)

[]ビンラン、ガラスの箱に咲く無機質の花~瀬戸正人写真集『binran』 ビンラン、ガラスの箱に咲く無機質の花~瀬戸正人写真集『binran』を含むブックマーク ビンラン、ガラスの箱に咲く無機質の花~瀬戸正人写真集『binran』のブックマークコメント

この写真を見ていただきたい。大きなガラス張りの部屋の中に一人の女性がぽつねんと座っている。部屋の中には調度品があるわけでもなく、女性の前のカウンターに、何か雑多なものが置かれているだけだ。ガラス窓の隅に見える文字から、これは東南アジアのどこかの国なのだという事が分かる。女性は肌の露出が多目の薄着で、無表情のまま、ガラス越しにただ宙を見据えている。…これは、いったい、何なのだろう?

f:id:globalhead:20081117183713j:image

一見、性風俗なのか、と思ってしまう。しかし、こんな中が丸見えの部屋で、風俗の営業などというのも、考え難い。何かを売っているのだとしても、何を売っているのか、まるで分からない。この異様な空間は、写真家が創出した、一つの架空の作品空間なのか?それとも、現実に存在する光景なのか?

瀬戸正人の写真集『binran』には、このようなシチュエーションの写真が多数収められている。その写真はどれも、冷たい光に満ちたガラスの小部屋の中、カウンターに座った若い女性達がじっと外を眺めているものばかりだ。これら謎めいた写真は、美しくも妖しくもあり、なにかザワザワと心を乱すものがある。

…これは、いったい、何なのだろう?タイトル『binran』にその秘密があるような気がして、パソコンであれこれ調べてみる。そうして分かったのは、ここは台湾であり、彼女たちは、『ビンロウ』、或いは『ビンラン』と呼ばれる嗜好品を売る女たちなのだという。

ビンロウ(檳榔、学名:Areca catechu)は、太平洋・アジアおよび東アフリカの一部で見られるヤシ科の植物。中国語では檳榔(ビンラン)と書く。種子は嗜好品として、噛みタバコに似た使われ方をされ、ビンロウジ(檳榔子)という場合は通常この種子を指す。ペナン島の名の由来となった植物である。

檳榔子を噛むことはアジアの広い地域で行われている。檳榔子を細く切ったもの、あるいはすり潰したものを、キンマ(コショウ科の植物)の葉にくるみ、少量の石灰と一緒に噛む。場合によってはタバコを混ぜることもある。しばらく噛んでいると、アルカロイドを含む種子の成分と石灰、唾液の混ざった鮮やかな赤や黄色い汁が口中に溜まる。この赤い唾液は飲み込むと胃を痛める原因になるので吐き出すのが一般的である。ビンロウの習慣がある地域では、道路上に赤い吐き出した跡がみられる。しばらくすると軽い興奮・酩酊感が得られるが、煙草と同じように慣れてしまうと感覚は鈍る。そして最後にガムのように噛み残った繊維質は吐き出す。

【ビンロウ】出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

台湾にはいたるところに、露出の多い女の子が座っている派手なネオンの小さなスタンドがあります。とくに高速道路ジャンクション付近には、たくさんあります。郊外の道路の周りには他に何もないような所に、突如ガラス張りのスタンドが現れ、女の子がバーのカウンターにあるような高い椅子に、何をするわけでもなく一人座っています。知らない人が見ると、とても異常に感じる光景なのではないかと思います。

外国人から見ると売春か何かしているようにしか見えないと思いますが、女の子たちはビンランというものを売っているのであって、自分を売っているわけではありません。露出の多い服を着ているのは、そのほうがビンランがよく売れるからです。

台湾仕事日記:ビンラン西施

街道沿いの屋台などで売られているが、1998年ごろから販売競争が激化。露出度の高い衣装を着た若い女性の接客が普通の光景となった。売り子は「ビンロウ西施」(西施は中国・春秋時代の美女の名)と呼ばれ、全島にある大小約40万軒の屋台で、数万人以上が働くという。

ビンロウ屋台の多くはガラス張り。売り子たちはドライバーの目を引くため、その中で待機。屋台の前で車が止まると、運転席に駆け寄り、ビンロウやたばこを売りさばく。

Mar:ビンランの誘い

多少台湾のことを知っている方ならよく見る光景なのか。オレの会社の後輩に、台湾に長く住んでいた男がいたので"ビンラン売り"のことを知っているか尋ねたら、やはり知っている、という答えだった。ちょっと田舎の方に行かなければ見ることのできないもので、タクシーの運転手などがよく立ち寄ってビンランを買っていくのだという。ちなみに彼もちょっと試してみたそうだ。味は苦く、クチャクチャと噛んでみたが、言われるほど昂奮や酩酊があるわけでもなかったという。

行った事の無い国の、知らない嗜好品と風俗のひとつであることは分かった。しかし、この写真の、儚げで、いかがわしくて、冷たく孤独で、そして圧倒的に異質な雰囲気というのは、ただのスナップ写真というものを超えた、写真家・瀬戸正人が切り取った視点であるのだろう。

瀬戸正人の写真は、『Living room』という作品集で初めて知った。そこに写し出された写真は、日本人や、他のアジア国を中心とした日本在住の様々な国の人たちが、自らの部屋で寛ぐ姿を写したものだ。その部屋部屋は生活感があったり無かったりと人それぞれだが、そこにいて安らいだ姿と、にも拘らず醸し出される奇妙な侘しさが対照的な、なぜか強力に心を惹く写真集だった。"写真"という芸術形態のイマイチよく分からないオレであったが、この写真集はどうも気になって、書棚から引っ張り出してはよく眺めていた思い出がある。

この写真集『binran』から感じるのも、暗い街路の中から幻燈のように浮かび上がる無機的で原色に塗れた部屋の非現実性と、若やいだ肢体を誇示する女たちの、どこか侘しげな佇まいだ。この名付け難い欠落感、アンバランスさはいったいなんなのだろう。瀬戸正人の写真からは、いつもこんな胸騒ぎを感じるのだ。

瀬戸正人HP:THE PLACE SETOS

瀬戸正人 写真集 binran

瀬戸正人 写真集 binran

kogumariankogumarian 2008/11/21 15:18 ごぶさたしています。
台湾に20年位前に行った時は、あちこちで雑貨と一緒におばちゃんが売ってました。
今はキレイな女の人が売ってるんですねぇ。
その頃の台北は埃っぽくて雑然としてて面白い雰囲気でした。
前の日記で恐縮ですが、父と二人で観た唯一の映画がリバイバル上映の「砂の器」でした。二人で涙を濁流のように流しましたよ。

globalheadglobalhead 2008/11/21 18:33 おお、ビンラン売りのルーツを御覧になったことがありますか!現在はあまりに過激な服装へエスカレートし過ぎて逆に規制が入っているらしいですね。日本にもこんな店があったらどんなだろうなあとか変な想像しちゃいました。海外旅行には縁が無いのですが、台湾は行ってみたいなあと思ったことがありますね。
『砂の器』は小学校高学年の時に観て、自分も滂沱の涙を流していましたよ!感動してドラマLPまで買っちゃいました。「宿命」というタイトルのオーケストラ曲がよかったですね。

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20081120(Thu)

[]オレ的邦画思いつき【裏】ベストテン!? オレ的邦画思いつき【裏】ベストテン!?を含むブックマーク オレ的邦画思いつき【裏】ベストテン!?のブックマークコメント

昨日は『オレ的邦画思いつきベストテン!』なる記事をやっつけ仕事で捏造したオレであるが、ふと思ったのである。

男はつらいよ』の入ってない邦画ベストテンなどなんの意味も無いんじゃないのか?

そして『邦画オールタイムベストテン』なのに黒澤明の入ってないオレ、グッジョブ。

七人の侍(2枚組)<普及版> [DVD]

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小津安二郎観たこと無いです。

東京物語 [DVD] COS-024

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溝口健二の名前を知らなかったオレを、責めないでください。

雨月物語 [DVD]

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やべえ。伊丹映画すらまともに観てない。

マルサの女 [DVD]

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ヤクザ映画とか…よく知らないんです。

仁義なき戦い [DVD]

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高倉健興味ねえなあ。

駅 STATION [DVD]

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松田優作とか村上透とかは…ムニャムニャムニャ。

最も危険な遊戯 [DVD]

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『トラック野郎』とか。コメントは差し控えさせてください。

トラック野郎 御意見無用 [DVD]

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TVアニメを喜んで観てたのは『宇宙戦艦ヤマト』まで。ガンダムがもうわからない。

機動戦士ガンダム 劇場版メモリアルボックス [DVD]

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そういえば『攻殻機動隊』…思い浮かびもしなかった。

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0 [DVD]

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『戦メリ』って公開当時興奮して観てたけど…あれって流行りモンだったんだね。

戦場のメリークリスマス [DVD]

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そういえば子供の頃大島渚の映画観て、邦画って暗いなあと思った。

少年 [DVD]

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『ゆきゆきて、神軍』とかも観たけどさ。ああいうのは、もういいや。

ゆきゆきて、神軍 [DVD]

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砂の器』って実は好きだった。ベタで。

砂の器 デジタルリマスター 2005 [DVD]

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ってぇ訳で日本人なら、『東京裁判』観やがれ!上映時間277分あるけどな。

東京裁判 [DVD]

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…しかしダラダラ書いたけどこれ、ベストテンでもなんでもないじゃないかよ?

jkjk 2008/11/20 14:17 さすがに裏ベストは蒼々たる作品が並びますね~ で 不良番長シリーズもよろしく

monamona 2008/11/20 17:23 任侠カテゴリ、やくざモノの指つめるシーンとか、女囚シリーズのリンチシーンとか、痛いです。。。
んー、確かに日本映画にそこまでグっとくる事がないような。映画じゃなくてドラマでいいような。。

なんですかねー、外国映画のセッティングの方が非日常感味わえるからですかねー。

paseyopaseyo 2008/11/20 18:00 そういえば、片腕マシンガールあたりは選外ですか。

globalheadglobalhead 2008/11/20 21:03 >jkさん
辰っつあんの不良番長シリーズはアマゾンうろついてた時に発見したんですが、サブタイトルがイカしてるんでなんとなく気になってたんですよ。「やらずぶったくり」で「口八丁手八丁」だもんなあ。あとズベ公番長も気になるところです。

globalheadglobalhead 2008/11/20 21:12 >monaさん
やっぱりオレも非日常感求めちゃうから邦画が苦手なんでしょうねえ。あとなまじ日本の現実の光景知っていると、「こんな生活してるヤツいねえよ」とか「こんな顔してるヤツがこんなこと言いやしないよな」とかつい突っ込み入れちゃって物語に入れないんだよなあ。日本語歌詞の曲を聴かないのも、曲の出来というよりも日本語流れてくる段階でベタな日常に引き戻されるからイヤだっていうのもあるんだろなあ。

globalheadglobalhead 2008/11/20 21:25 >ぱせよさん
いかん片腕マシンガールのことをすっかり忘れていた!ホラーでバカというオレの得意ジャンルだった筈なんだが、バカホラーの金字塔「ゾンビ・ストリッパーズ」の存在に全てが霞んでしまったのかもしれない…。

すいかすいか 2008/11/21 08:24 277分の映画・・・拷問に近いです。
男はつらいかもしれませんが、女はさらにつらいよおッ!(@_@)

globalheadglobalhead 2008/11/21 08:36 >すいかさん
4時間半、太平洋戦争における日本の罪業を追い続けるという裁判ドキュメンタリーですからねえ。白黒だし。確かレンタルで借りて1週間ぐらいかけて観た記憶がありますよ。一生に一度観てもいいかも!?
しかしいろいろ辛いらしいすいかさん、いったい何があったんだ!?

すいかすいか 2008/11/21 10:34 なるほどー。分けて観ればすみますね。
昔、東京裁判に関する長い小説を半分ほど読んだところで挫折したのですよ。裁判シーンが延々と続き、戦争の背景を世界規模で&当時の国内の政局もそこそこ把握していないと理解が難しいと思って諦めました。
映画なら観やすいかもしれませんね。
私の辛い人生・・・それは、体重1500gで生まれたときから始まり・・・。
(続く ?)

globalheadglobalhead 2008/11/21 12:45 東京裁判に関する長い小説…いったいなぜそのようなものを読もうと!?オレは根本敬という漫画家の作品で「嫌がらせに毎朝『東京裁判』のフィルム全巻が玄関に投げ込まれる」「家を奪われた一家が『東京裁判』のフィルムを抱えてホームレスの旅に出る」とかいうお話がどうにも気になってこの映画観ちゃったんですよ。
しかしすいかさん…生まれた時からって長いっすよ…。

灸洞灸洞 2008/11/22 15:50 映画でも本でも音楽でも、日々の蓄積って大事だなあとつくづく思います。いつか見ようと思ったまま何年も放置してある作品の多いこと多いこと。「お勉強」と思ってるものはともかく、好きなジャンルでさえサボりまくってて、負債の大きさに泣きたくなります。その点フモさんは偉いよなあ。コンスタントに濃厚だからw

globalheadglobalhead 2008/11/23 14:28 告白するならば、若い頃のオレはまともな人間関係も無くただひたすら寂しく孤独で暇を持て余した人間だったわけです。その膨大などうでもいい時間をひたすら音楽や映画やゲームのソフトと戯れてこの歳まで過ごしちゃったのですな。それがブログなどというものに手を染めて、当時の蓄積を書き散らかしていたら、日記を読んで面白く思ってくれた方が来てくださるようになったというだけのことなんです。お陰で日記を通して沢山の方と知り合うことが出来、あの膨大な孤独の時間は無駄じゃなったという事も出来るのかもしれませんが、でも普通の方がまともな社会生活を送っていた時期を、そんな人たちと同じように生きていたかったな、と今でもたまに思うことはあります。

yukioinoyukioino 2008/11/23 15:28 >そんな人たちと同じように生きていたかった
…にぐっと来て、ついコメントを。私も二十代後半からの十年ほどを隠遁者のように過ごしたので、いまふりかえるとぽっかりとそこに暗い穴が開いているように感じることがあります。でも、それも人生なんですよねw フモさんの若かりし頃の蓄積がこうして花開いて、本当に良かったですね。いつも、スターつけてないときでも、感心して読ませていただいておりますよ。

globalheadglobalhead 2008/11/23 16:54 ありがとうございます。つい湿っぽいことを書いてしまいましたな。自分も随分と長く暗いトンネルを延々歩いていたようなセーシュン時代ではありましたな!今自分がはっちゃけていたりバカな事や若ぶったことを言ったりやったりしているのは、全てあの時代への復讐というか引導渡す為であったのですよ。出来なかったことややれなかったことを悔やんでも仕方が無いし、じゃあ今やりゃあいいじゃん、と思ったのですよ。そしてどうも最近思うに、それらのことは自分の中で十分落とし前が付けられたような気がしているんです。それはきっと、日記で知り合えた方たちの中から様々なものを知ったり発見できたからなのでしょう。今の自分は普通に歳を取っているおっさんで、そしてそれでいいんだと思います。実はこの頃、自分の日記に興味が無くなって来ているのですが、多分、現実の生活を過ごすことに充実しているからなのかもしれないです。自分の過去に落とし前を付けられたオレは、これから自分の目の前の現実とか未来についてきちんと考える時がきたのかもしれません。

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20081119(Wed)

[]オレ的邦画オールタイム思い付きベストテン! オレ的邦画オールタイム思い付きベストテン!を含むブックマーク オレ的邦画オールタイム思い付きベストテン!のブックマークコメント

ワッシュさんの所で「邦画オールタイムベストテン」というのを募集していたので、オレも参加することにしました。

しかし、ふと気づいたんですが、オレって邦画にあんまり興味が無いんですよねえ・・・。なんかあの、「これってオレら、暗黙の了解だよね?」という島国根性的内輪ウケと、湿気の多い国の湿気の多い情緒から醸し出される農耕民族ルサンチマンが、だ、だ、大っっっ嫌いなんですわ!

そんなもんですから、ちゃんと選べるのかなあ、オールタイムも何も、そんな思い入れのある邦画なんざ僅かだよなあ・・・と早くも暗澹たる気持ちになりましたが、「取り合えず思いついちゃったのを書けばいいや!」ということでつらつら並べてみました!だからタイトルは「オールタイム」じゃなくて「思いつき」のベストテンなんだ!そうなんだったらそうなんだ!そこんとこヨロシクなんだ!

【オレ的邦画オールタイム思い付きベストテン!】

  1. 転校生(監督:大林宣彦 1982年松竹)
  2. 時をかける少女(監督:大林宣彦 1983年角川)
  3. ねらわれた学園(監督:大林信彦 1981年角川)
  4. 日本沈没(監督:森谷司郎 1973年東宝)
  5. ノストラダムスの大予言(監督:舛田利雄 1974年東宝)
  6. ルパン三世 カリオストロの城(監督:宮崎駿 1979年)
  7. 耳をすませば(監督:近藤喜文 1995年東宝)
  8. ソナチネ(監督:北野武 1993年松竹)
  9. ガンマー第3号 宇宙大作戦(監督:深作欣二/田口勝彦 1968年東映)
  10. ガメラ対大魔獣ジャイガー(監督:湯浅憲明 1970年大映)

…ハァハァ…思いっきりとんでもないランキングになっちまった…。順位はあんまり意味が無くて、「思い付いた順」って程度かな。ついでだからそれぞれの作品についての思い入れのほどを書き殴って、もっと顰蹙買ったるわ!

■転校生(監督:大林宣彦 1982年松竹)

転校生 [DVD]

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時をかける少女(監督:大林宣彦 1983年角川)

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ねらわれた学園(監督:大林宣彦 1981年角川)

ねらわれた学園 廉価(期間限定) [DVD]

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あああ…大林宣彦大好きだった…。『転校生』は劇場で10回観ましたよッ!あのせつなくて甘酸っぱい感じが好きだったんだよッ!原田知世主演の『時をかける少女』!あああああ好きだ好きなんだああああ!柚子の馬鹿めは18年なんだよッ!そして薬師丸映画『ねらわれた学園』!『セーラー服と機関銃』よりこっちが好きだな。他にも『野ゆき山ゆき海べゆき』も好きなんだけど、あれ物語が辛すぎて2度と観る気がしないんだよ…。

日本沈没(監督:森谷司郎 1973年東宝)

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最近の映画化されたのじゃなくて1973年版だ!なにしろ藤岡弘の暑苦しい顔が好きだったッ…!日本が沈没しちゃうという大法螺を尤もらしく描いて原作者である小松左京の名を知らしめ、オレをSFの世界へ引きずり込んだ映画だ!プレートテクトニクス!プレートテクトニクス!

ノストラダムスの大予言(監督:舛田利雄 1974年東宝)

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1999年7の月、空からアンゴルモア大王が降ってくるんだ!今から考えるとあれは銀河暗黒皇帝だったかもしれんがな!しかし結構エグイ映画だったのは確かだな。使用されている語句にいろいろ問題があるらしく、現在ソフト化は不可能らしいが、YouTubeで観れるしアメリカのアマゾンでも買えるんじゃないかな!でもね!自慢させてもらうと、これ、オレはリアルタイムで劇場で観てます。

ルパン三世 カリオストロの城(監督:宮崎駿 1979年)

オレの宮崎映画の原点はこれなんだよ!オレはガキンチョの頃、『長靴をはいた猫』とか『太陽の王子ホルスの大冒険』とか『空飛ぶ幽霊船』とかの東映動画系が大好きだったんだよ!『ルパン三世 カリオストロの城』は宮崎駿の東映動画時代のアニメノウハウの集大成だったんじゃないかな!だから面白かったのと同時に、なんだか懐かしい気持ちもしたアニメだったんだよ!

耳をすませば(監督:近藤喜文 1995年東宝)

耳をすませば [DVD]

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ジブリ映画の一つの到達点だと思うな!こういう映画を観て感動する純真な時代もあったオレなんだよ!今やすっかり"汚れちまった悲しみにBY中原中也"のゲロゲロ中年だけどな!悪かったな!カントリーロード!カントリーロード!あああオレもイバラードへ連れて行っておくれッ!

ソナチネ(監督:北野武 1993年松竹)

ソナチネ [DVD]

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やっぱりタケシ映画はこれだろ!涅槃と寂滅、楽園と死、陽光と殺戮、あまりに眩く軽やかに死に急ぐ男たちの究極のバイオレンス映画、それが『ソナチネ』だ!あとタケシ映画は『その男、凶暴につき』と『3-4×10月』が好きだな!

■ガンマー第3号 宇宙大作戦(監督:深作欣二/田口勝彦 1968年東映)

ガンマー第3号 宇宙大作戦 [DVD]

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オレ幼少時のトラウマ映画、それがこの『ガンマー第3号 宇宙大作戦』だッ!謎の遊星のドロドロ生物が宇宙ステーションで電気を食って大量のグログロ怪獣の群れへと大変身!怪獣の放つ電気スパークで焼き殺された宇宙船クルーの黒焦げ死体がとてもとてもとても怖かった!その無残な特殊メイクが頭から離れず、ガキンチョのオレ様は毎晩オネショをちびりまくっていた!そして1968年製作のこの映画、何度もクドイようですが、オレはリアルタイムで劇場で観てます。

■ガメラ対大魔獣ジャイガー(監督:湯浅憲明 1970年大映)

こちらも旧作ガメラのほうで!実はもっさりしたゴジラよりもシャープなガメラのほうが好きだったな!ガメラ映画は全部好きだが、どれも敵役の怪獣が面白かったんだね!ギャオスはもとより、バイラスやギロンも好きだったな!この『ガメラ対大魔獣ジャイガー』は旧作ガメラ最後の作品だったけど、血を吸われて半透明になっちゃったガメラの姿がなによりエガッタ!で、またまたクドイようですがこの映画もリアルタイムで…(もうよしなさいって)。

paseyopaseyo 2008/11/19 12:39 でもやっぱりカリ城はルパンじゃないので赦せません。

希望の光希望の光 2008/11/19 15:04 ゴジラは28作全部見ました。

globalheadglobalhead 2008/11/19 18:37 >ぱせよさん
カリ城は宮崎駿であるならそれでいい!しかしカリ城ってカリメロみたいだな…。

globalheadglobalhead 2008/11/19 18:39 >希望くん
おお!初めて希望くんがなんだか凄いヤツなんじゃないかと思えてきた!

monamona 2008/11/19 23:03 私も邦画はランキングできるほど見てない、というか、、劇場でなくて金曜ロードショーおよび今は無き水曜ロードショー(月曜ロードショー)とかで見てるような。

まだ子供の頃テレビで放映されてVHSに録画して何度も見たのは「2代目はクリスチャン」、とか「探偵物語」「里見八犬伝」とか。実写じゃないけど「火の鳥鳳凰編」とか凄く好きでしたねー。そう、昔はビデオテープでしたよねぇ。。

parfum30parfum30 2008/11/20 00:49 TVで見た:6、見たような気がする:1,2、見たことない:それ以外。1は女の子がバレエを習ってるとかいうシーンなかったですか?うっすら記憶が。2は実験室みたいなところで薬品から煙がもくもく、みたいな記憶が。
すいません。あまり邦画って見てません。すいません。

すいかすいか 2008/11/20 02:05 濃いランキングです。
最初に遠まわしにハッキリ宣言なさってるように、小洒落たミニシアター系がひとつもないのが、大変すがすがしゅうございます。

globalheadglobalhead 2008/11/20 08:22 >monaさん
水曜ロードショーとか日曜洋画劇場とか懐かしいよなあ。VTRも無かった頃は古い映画はTVでしか見れないわけで、TVで歴史的名作が放送される、ってだけでちょっとしたイベントになったりしたんですよ。「風と共に去りぬ」が水曜ロードショーで放送された時の水野晴郎の熱の入れようったらなかったもんなあ。ビデオが一般的になっても映画VTRはかなり高くて、1万4,5千円する映画のビデオを涙を呑んで買った覚えがあります。

globalheadglobalhead 2008/11/20 08:22 >姫ちゃん
なんか昔の邦画って夢と華が無いっていうか。日本人って心根がビンボだったんだなあ、と。だからアニメや特撮みたいな現実と全然関係ないものが特殊に発達したのかな、と。
『転校生』は高校生の男女の心と体が入れ替わっちゃう話ですね。バレエシーンは無かったような気がしますが、TV化とかされてたと思うので、案外そっちにあったシーンかも。『時をかける少女』はそう、実験室で煙モクモクです!

globalheadglobalhead 2008/11/20 08:22 >すいかさん
ああ、「夢と華が無い」とか書きましたが、もっと大衆的な映画は夢や華はあったと思います。ただオトコがこの手のランキング選ぶと島国根性的ルサンチマン系が圧倒的に多くてウンニャーってなっちゃうんだよねえ…。もっと女子の選んだランキングが見たいような気がしています。あと圧倒的にバカな映画とかな!映画はやっぱバカとホラーに限りますよ!(結局そういう結論か)

ガメラ医師ガメラ医師 2008/11/20 19:41  こんにちは。突然のコメント恐れ入ります。
 私は、「ガメラ医師のBlog」管理人のガメラ医師と申します。映画ガメラに関する情報収集Blogを更新しており、こちらの記事にはガメラの検索から参りました。
 拙Blogではこの度、11月20日付けの更新、
ガメラ:「邦画all time Best10」関連情報 2008/11
http://blog.goo.ne.jp/gameraishi/e/37841e96cf66f2a4f78c38064c85c296
中にて「邦画オールナイトベスト10」のガメラ言及記事をまとめ、こちらの記事をご紹介させて頂きましたので、ご挨拶に参上した次第です。差し支えなければ拙Blogもご笑覧頂ければ幸いです。
 長文ご無礼致しました。それではこれにて失礼します。

globalheadglobalhead 2008/11/20 21:33 >ガメラ医師さん
ガメラ医師!なんかライダー怪人のヒトデヒットラーみたいな名前ですね!オレのブログならいくらでもどれだけでも紹介してください!あとガメラではバイラスに腹突き破られたりとかギロンがギャオスを首ちょんぱとかグロい表現が多いのがお気に入りでしたね。

shidehirashidehira 2008/11/20 23:34 『セーラー服と』外してんのはなにゆえ?

globalheadglobalhead 2008/11/21 06:14 多分気分!『転校生』は最初ロードショーで何回か観て、その後名画座で『ねらわれた学園』と同時上映なのを何度も観たので、『セーラー服』よりも『ねらわれた』が最初頭に上っちゃったんでしょうね。あと大林宣彦つながりにしたかったんだと思います。

20081118(Tue)

[]X-ファイル:真実を求めて (監督:クリス・カーター 2008年アメリカ映画) X-ファイル:真実を求めて (監督:クリス・カーター 2008年アメリカ映画)を含むブックマーク X-ファイル:真実を求めて (監督:クリス・カーター 2008年アメリカ映画)のブックマークコメント

f:id:globalhead:20081116211933j:image:right

■オレとX-ファイル

『X-ファイル』といえば昨今のアメリカTVドラマ・ブームの草分けとなった大ヒット・シリーズであり、このオレも相当はまった覚えのある、実に愛着深いTVシリーズであります。

1993年から2003年までの9シーズンで製作された全201話、はい、全て観ました!それだけでは飽き足らず、レンタルで借りて観たものをビデオで買い直しDVDで買い直し何度も観かえしましたよ!当然の事ながら1998年製作の『X-ファイル ザ・ムービー』も観ておりますし、X-ファイル・ポスターだのマウスパッドだのも何故か所有していたりします。

さらにX-ファイル製作総指揮であるクリス・カーターが同じく製作した『ミレニアム』、『ハーシュ・レルム』『ローン・ガンメン』も全て視聴、『ミレニアム』に至っては全3シーズンのDVD-BOXもガッツリ所有しております。ええ、もう、『X-ファイル』はそれだけ好きだったTVシリーズだったんでありますよ。

■オレとオカルト

『X-ファイル』はねえ、SFでもホラーでもない、いわゆるオカルトものとして好きだったんでしょうねえ。『X-ファイル』のルーツといわれているオカルトTVシリーズ『事件記者コルチャック』(1974年製作、日本での放映は1976年)もリアルタイムできちんと観ていました。あれもなかなかに面白いTVシリーズで、いつもドキドキしながら観ていましたよ。

子供の頃のオレはUFOとかUMAとかオーパーツとかサイキックとか幽霊話とか超常現象とか、そういう所謂"ムー系"のインチキ臭い話が大好きなガキだったんですね。矢追純一のUFOものも生唾飲み込みながら観てましたし、つのだじろうのオカルトマンガ読んで「UFOの編隊が地球の空を覆う日が近いうち来る」と本気で信じてましたね!

■観念の王国

ただまあ大人になるとそんな話しをいちいち真に受けないぐらいの分別は付いちゃうんですね。存在するとかしないとか、信じるとか信じないとかいう話が既に駄目だろ、と。あれっていうのは"なんだかグレーゾーンなもの"についての話ですが、"なんだかグレーゾーンなもの"は"なんだかグレーゾーンなもの"として現実とは別にするべきで、"なんだかグレーゾーンなもの"ばかりに興味がいくのは"なんだかグレーゾーンなもの"そのものよりも、受け取る側の現実の対処の仕方に偏ったバイアスがかかっているからじゃないのか、なんて思うのが理性的なモノの見方かなあ、ぐらいのことは分かってくるんです。

しかしそんなことを言いつつ、大人としてのオカルトの楽しみというのもあるわけです。それは荒俣宏が編纂し水木しげるが描くようなオカルトの大系(大元まで行くとコリン・ウィルソンの『オカルト』あたりまで行くのでしょうがこれは読んでません)、人間がその観念のみで構築した膨大なもう一つの世界、観念の王国としてのオカルトというものに、危険なものに触れるような奇妙な好奇心が湧いたりもするんです。それは人間の想像力や感覚というのは、なんと凄まじい物を創出してしまうのだろう、という畏れや驚異からです。ま、危険なのは重々承知なんで手は出しませんが。

■真実はそこにある

もう一つ、『X-ファイル』の面白さはアメリカという国の陰謀史観にありましたね。これもまともに追求するには危ない世界ですが、フィクションとして料理されるとUFOだのサイキックだのという話よりももっとオカルト的な話になりますね。言うなれば現実の状況の方がオカルトよりももっとオカルト的という言い方も出来るかもしれません。

今回の映画『X-ファイル:真実を求めて』は『X-ファイル』の根幹ともなっていたUFO絡みの陰謀史観はテーマになっていません。代わりに描かれるのは怪しげなサイキックと誘拐・猟奇殺人事件です。この事件が最後には『X-ファイル』らしい不気味な陰謀へと繋がっていくわけですが、それは観てのお楽しみという事で。UFO話は映画前作でやったし、このテーマもありかと思いますが、猟奇系のお話はなんだか『ミレニアム』と被って観てしまいましたね。

ただね。実はそんなことは瑣末なことでしかないんですよ。ファンとしてはあのテーマソングが流れて、モルダーとスカリーが現れて、怪しげな事件に翻弄されながら「真実はそこにあるんだああ」と頑張っちゃう姿があればそれでいいんですよ。初めて観る方にはどの辺が観所か、というと、やはり『X-ファイル』ならではのSFでもホラーでも猟奇犯罪物でもない、『ムー系』の物語の胡散臭さを満喫してくれればいいんだと思います。それにしても、今回はあのスキナー副長官も登場し、隠れスキナーファンとしては大いにときめきました。ああ、あんなセクシーなハゲオヤジなら、オレ、抱かれてもいいかな(オイ)。

X-Files: I Want To Believe Trailer

D

monamona 2008/11/18 14:14 こないだ飛行機の中で見ましたこれ☆

神父の役の役者がどうしても気に入らなかったんですよねー。ジョン・ハートみたいな感じの人にやってほしかったなー、本人が設定とカブり過ぎますがww
あとあんな不潔な環境で手術って無しやろ、とか。

そんな突っ込み所満載なX-File、私も嫌いじゃなかったですww

でもツインピークスはもっと好きでした〜。
100歩譲っても絶対高校生に見えないお色気ムンムンなおネーちゃん達も好きでしたww

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2008/11/18 18:59 私もXファイルは9割位は観てるかな。そしていつも胃がキュッとなるのは、やはり本来のオカルトな部分ではなく、アメリカの陰謀史観の怖さにです。
しかしあの二人、「モールダー!」「スカリィー!」「モールダー!」「スカリィー!」って叫び過ぎです。まあ主役だから仕方ないけど(笑)
そうですかスキナーファンですか。私はやはりモルダーのフェロモンにやられます。そう(依存)と知りつつ、抱きしめたくなります^^。

globalheadglobalhead 2008/11/18 21:13 >monaさん
確かに神父の役はちょっとババッちかったですねェ。ヨゴレな神父だったのでそのヨゴレ感を出したかったのかも。でもあんまりサイキックっぽくは見えなかったな。同じくババッちぃ手術室、あれはビンボな東欧国から技術だけが流出してきたってことなんでしょうか。でもなんでアメリカくんだりまで出てきたんだ?あっちの国のほうが治安悪そうだから行方不明者の10人や20人出ても分からなかっただろうに…。一緒に犬飼ってるのもよく考えるとなんか変だよなあ。とまあ、確かに突っ込み所満載ですが、怪しい雰囲気は十分出てたからOKということにしましょう!
ツインピークス!オレも大好きでした。当時はビデオ時代で、なかなか借りれなくて苦労しました。DVDも全巻揃えちゃいましたよ。あれも今見ると、男女がくっついたり離れたりがメインの物語だったんじゃ?と思えてしまいますが。

globalheadglobalhead 2008/11/18 21:13 >レイジーさん
おお!レイジーもX-ファイルファンでしたか!確かに陰謀と隠匿と密室だらけの誰も信じられない世界!というのは怖かったねえ。そして何もかにも陰謀になってしまう、というパラノイアぶりも別の意味で怖かった!あとオレはやたら病院と死体解剖室ばかり出てくるドラマだなあと思いましたよ。スキナーも好きでしたがオタク三銃士ローンガンメンの連中もいい味出してました。シリーズ後半は焼き直しの物語も増えましたが、逆にバラエティを持たせようとなんでもありの不思議で奇妙な話もちらほらとあり、これらがまた秀作だったんですよねえ。、いつまでも続いて欲しいシリーズでしたよ。

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20081117(Mon)

[]アジアの岸辺 / トマス・M・ディッシュ アジアの岸辺 / トマス・M・ディッシュを含むブックマーク アジアの岸辺 / トマス・M・ディッシュのブックマークコメント

アジアの岸辺 (未来の文学)

アジアの岸辺 (未来の文学)

アメリカのニュー・ウェーブSF作家トーマス・M・ディッシュの日本独自編集による短編集。トマス・M・ディッシュについは処女長編『人類皆殺し』を読んでいるだけだが、あの長編は相当イヤッたらしい展開を迎える作品だった。世界中に突然未知の大木が生い茂り全ての文明が崩壊、生き残った人類は大木の中空になった幹や根に入り込み樹液を吸って何とか生き延びるが、次第にモラルを失っていき…という話なんだが、要するに人類を植物に寄生する虫程度のものとして描いているのだ。当時、熱心なSFファンとしても知られていた作家の三島由紀夫をして「よくなりたがらない病人のような小説」とまで言わしめた作品だったのである。

この短編集でもそのイヤッたらしい作風は満遍なく受け継がれている。程度の差こそあれ、基本的にエグくイヤッたらしく不安で不快な読後感を残す作品が多い。「降りる」はマーク・Z・ダニエレブスキーのメタフィクション「紙葉の家」や諸星大二郎「地下鉄を降りて」を思わせる悪夢的な物語。「争いのホネ」はチェーンソーとレザーフェイス抜きの「悪魔のはらわた」といったところか。各所で傑作と評判の高い「リスの檻」はサディスティックに描かれる視点が最後の最後でマゾヒスティックに裏返るのがポイントか。「リンダとダニエルとスパイク」は電波女の話だと読んですぐに気付くが、最後までこの女を情け容赦なくいたぶる筆致がやはりSMじみている。最後までこれでもかとばかりにサディスティックなのが「カサブランカ」。作者に「お前なんかあったのか?」と小一時間ぐらい問い詰めたくなるいやーな話。

出色なのが風の香りから街角の腐臭まで、全てが濃厚で鮮やかな異国のエキゾチズムで溢れかえる「アジアの岸辺」だろう。丹念に練り上げられた筆致とイスタンブールでの放浪体験から得られたリアリズム、そして目の前に迫ってきそうなほどに精緻に描かれた情景の描写力など、ディッシュが満を持して書き上げた作品であることに間違いない。この作品は知的な西洋人が第三世界に足を踏み入れることで白人としてのアイデンティティを剥ぎ取られる、といった物語だ。映画作品で言うとベルナルド・ベルトルッチの『シェルタリング・スカイ』が同工の作品だし、またコッポラの『地獄の黙示録』もジャングルの中で西洋人が自我喪失しベトナムの闇の中に飲み込まれてしまうといった部分で共通点を見出すことが出来るだろう。西洋人の持つ構築的な知性は第三世界の混沌とし雑多である諸相の中では容易く瓦解してしまう。逆に言えば西洋文明とはこれらを駆逐することで成り立っている文明であるという見方さえ出来る。あくまで個人的な視点で書かれた本作ではあるが、西洋と第三世界の衝突といった観点で読むと面白い作品だ。

続く「国旗掲揚」「黒猫」「犯ルの惑星」「第一回パフォーマンス芸術祭、於スローターロック戦場」は作者の変態性が遺憾なく発揮された作品だ。ディッシュは知的な作家だといわれるらしいが、むしろ知的であるがばかりにその変態性も見事にねじくれ一筋縄ではいかない迷宮のような狂気に彩られるのだ。言ってみればIQの高いシリアル・キラーみたいなものだろう。論理が強固である分一見まともに見えてしまうが、ディッシュ全ての作品に共通する、対象を1000万光年の彼方まで突き放したような視点というのは、万全に隠匿された精神疾患の一つの表出のようにさえ思えてしまう。まあそれは言い過ぎだとはしても、極めてタチの悪いインテリの変態、と思ったほうがディッシュの正しい評価になるのではないだろうか。

そんな中で「死神と独身女」は変態なりに優れたストーリーテリングを見せる傑作で、変態要素さえなければ小粋でスノッブな雑誌に載ってもおかしくはない軽妙洒脱なセンスの作品として読むことが出来る。まあ言ってしまえばスノッブというのも一つの変態であり嫌らしい連中であることを考えるならば、これはこれで確かにニーズに応えている作品である、などと嫌味の一つも言ってあげよう。個人的に最も好きな作品は「話にならない男」だ。これはタイトルがイマイチなんだが、原題の「The Man Who Had No Idea」と内容から考えると、「ウケる話の出来ない男」といったことになるだろうか。社交的で誰からも親しまれる会話が出来ることが世間並みの印、といった脅迫観念を逆手に取った、変態のディッシュでなければ考え付かなかったような実に"奇妙な味"の作品だ。

しかしこの本を読んで作者履歴をなんとなく調べたら今年の7月に作者は拳銃自殺を遂げていたらしい。返す返す残念なことである。

monamona 2008/11/17 17:19 拳銃自殺ですか、何があっても親にもらった体を自分で傷つける事はいかんですね。。
面白そうですね、「アジアの岸辺」
しかしfumoさんてインプットとアウトプットのバランスが素晴らしい、というか、すごい時間使うの上手そう。。
読みたい本や映画や仕事関係の資格の勉強やら学校の課題やら、、一日に72時間ぐらい欲しいです。。

globalheadglobalhead 2008/11/17 23:14 自殺の件は多少ショックでした。ファンというわけではありませんでしたが、それなりに興味のあった作家でしたから。
時間使うのはねー、実に下手ですよ。たった今もこのコメントレス書こうと思いながら1時間余りもぼっけーっとネットうろついてたぐらいですわ。オレもホントにやりたいことがいっぱいあって、1日72時間ぐらい欲しいです。以前はこの日記を毎日更新するのに血道をあげ、連日3時間睡眠とかして書いていたこともあったんですが、もう歳が歳だからそんな体力もないですわ。ただまあ、無理が効かない分、まともな生活を送れるようにはなったのかな、と思うようにはしています。でもmonaさんはまだお若い方のようですから、まだまだたっぷり頑張れますよ!

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20081114(Fri)

[]最近聴いたCD/テクノ篇 最近聴いたCD/テクノ篇を含むブックマーク 最近聴いたCD/テクノ篇のブックマークコメント

■Berghain 02/Marcel Dettmann

Berghain 02

Berghain 02

Marcel Dettmannはベルリンのハード・ミニマルの人。ドイツのテクノといえば抑制の効いたよく整頓された音、と常套句のように言ってしまうオレであるが、このMixも小粒だがピリリと辛い、ギリギリ寸止めで美しくまとめたMixを聴く事が出来る。ミニマルとは言っても最近流行りのものとはちょと違う選曲で、レディオ・スレイブやケヴィン・サンダーソンあたりの曲が入っているところがベルリンっぽいのかもしれない。

・試聴

●Marcel Dettmann @ Kuudeslinja Pt11

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■Ex Machina/Aril Brikha

Ex Machina

Ex Machina

Aril Brikhaはデトロイト・フォロワーのDJということらしいが、シンセのストリングス音がとってもストレートでエモーショナルに迫ってくる部分なんかはなんだか実に若々しいなあと思ってしまった。この素直さ、てらいの無さが最近小難しくなってきたテクノ界隈では案外新鮮かな。

・試聴

Aril Brikha live @ Fuse-In Detroit

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■Fabric 42/Âme

f:id:globalhead:20081029214755j:imageasin:B0015LBJMQ

「Rej」のヒットで名前を記憶していたÂmeのFabricMix。オープニングからダウンテンポでミステリアスなトライバル系の曲が続き、いい感じでドロンドロンと盛り上がってくれます。低音の具合が特にいいなあ。中盤からアシッドな展開を見せ、ヘンリック・シュワルツの「D.P.O.M.D.」(これ好き)あたりからテンポが上がってラストはLFOで〆るとこなんざなかなか渋い。全体的にスモーキーなハウスって感じですが、たっぷりダシの効いたコクのあるいい仕事だなあと感服したMixでありやんした!

・試聴

●Âme @ Sonar 2007

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■FabricLive.41/Simian Mobile Disco

Fabriclive.41

Fabriclive.41

Simian Mobile Discoはもともとロック・バンドだった人達が組んだエレクトロ・デュオらしいんですが、純血テクノなDJと違って、どことなくチープで猥雑で雑食性の賑やかさがありますな。このあんまり深く考えないでノリで勝負、みたいなのってやっぱロックの人独特のものなんでしょうか。キャッチーなセンスはミニマル求道DJなのより気楽に聴けていいかも。

・試聴

Simian Mobile Disco - Sleep Deprivation (Live at Brighton)

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■Shedding The Past/The Sheds

Shedding the Past

Shedding the Past

ベルリン経由、The Shedsの1stアルバム。ムム、これもミニマル系か?と思わせておいて何度か聴き返してみると、ミニマル以降のテクノ・ミュージックを模索しているような手触りが。デトロイト・ミーツ・ベルリンなんて言われ方をしてアルバムだが、デトロイト系の美しいシンセ・サウンドと硬質で無機的なミニマル・サウンドがせめぎあって、何か新しいもう一つのサウンドを作り出そうとしている印象を受ける。

・試聴

■Vasco/Ricardo Villalobos

Vasco

Vasco

なにしろミニマル流行りなクラブシーンになんだかイヤ~ンな感じがしていたオレであった。WIRE08では田中フミヤ石野卓球もこぞってミニマル・トラックを連発し、トリに現れたこのRicardo Villalobosがトドメの大ミニマル大会を開いてくれて、ズドンズドン盛り上がるお祭り騒ぎを期待していたオレは、ピッチョーンピッチョーンと単調に響く覇気の無いあのミニマル音にナメンナコラと憤慨したものである。

という訳で今や押しも押されぬミニマル・シーンの第一人者、Ricardo Villalobosの全4曲70分オーバー、1曲目なんて32分もあるぜ!?なんていう、いにしえのプログレッシブ・ロック・バンドもかくやと思わせるような大作アルバムである。ミニマルなんか誰が聴くか!と思っていたオレだが、取り合えず敵陣視察のつもりでこのアルバムを聴いてみたというわけだ。

するとなんと、このアルバム、意外と、いや、かなり、いいアルバムではないか。一言で言うならば非常に複雑なリズム展開で構成されたアンビエント・ミュージックなんだよなこれ。アンビエントというと掴み所の無い音がほわわーんと響くような長く聴いてると退屈でキレそうになる音を想像してしまうが、リズムの複雑さが丁度いい集中力を音楽に与え、にも拘らず音数が少なくアンビエント・ミュージックしてるシンプルな音構成が長尺の曲を最後まで飽きさせずに聴かせてしまうのだ。う~むこれは才能あるわ。

音的には全然違うがマイルス・デイビスの「ビッチェズ・ブリュー」なんかを連想してしまったな。全体としては掴み所がないのだけれども一瞬一瞬の集中力は非常に強度が高いのよ。クラブのフロアで聴くのはどうかと思うが、少なくとも部屋で流す分には実に覚醒的でしかも邪魔臭くない音として聴けるんだよな。

・試聴

Ricardo Villalobos @ Kristal Glam Club 10.11.07 Pt. 4

D

※上の動画ではじめて知ったんですが、WIRE08でとても耳に残っていた、子供たちの声がフィーチャーされたミニマル・ハウス・トラックってRicardo Villalobosが作ったものだったんですね。(ricardo villalobos & christian vander - enfants )12インチでしか聴くことが出来ないんですが、CDでは出ないのかなあ。これ何回聴いてもゾクゾク来る曲だね。

・試聴

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20081113(Thu)

globalhead2008-11-13

[]近況とかそういうやつとかそうでないやつとか 近況とかそういうやつとかそうでないやつとかを含むブックマーク 近況とかそういうやつとかそうでないやつとかのブックマークコメント

  • ネタも無いので近況でお茶を濁す。
  • オレの会社の吸収合併が正式に決まり、1年後には今出向している先の会社の社員となる。
  • この出向先の会社は業種間での情報システム管理の導入が遅れていて、今のオレの会社のノウハウが今後重宝するらしい。
  • で、どうも、今オレのいる会社で最も情報システム管理面の事を知っているのはオレなのらしい。
  • そして、未来のオレの会社でその情報システムの導入が決定したことにより、今オレはこの会社でパソコンのセンセをやっているのである。
  • オレはコンピュータだのシステム管理だのなんだのに詳しいわけでは全くないんだが、この情報システムが導入された時、たまたまババ引いてしまった部署にいたために、嫌でも覚えなければならなかったというだけだったのだが。
  • このように書くとオレの仕事はITな職種でスーツ着て清潔なオフィスで美人女子社員に淹れてもらったレギュラーコーヒーを小指立てながら飲みつつ粛々と行われているように勘違いされる方も極僅かにいらっしゃるかもしれないが、実際はむさ苦しいガテンなゲンバで作業着と安全靴とメット姿でいかつい作業員に囲まれながら一日中青筋立てつつ「ウガッ!」とか「グワッ!」とか喚きながらドタバタジタバタと行われているというのが現実なのである。
  • だいたい理系だの文系だのですらない単なるお気楽アミューズメント系の人間に何を期待しているッ!?
  • ただでさえ人のいない部署で毎日アタマグラグラするぐらい忙しいというのに更に仕事が増えて全くもう笑っちゃいますよ!
  • ちなみにゲンバでのオレの通称は「ウイグル獄長」である。悪辣愚劣卑劣を本文とする男なのである。ん~ふふふ。
  • と言う訳でバタバタしている為にアパートに帰ってきても疲弊状態で、日記なんぞ書いてる余裕が無い。
  • ネットでバカ記事やエロ記事をねっとりむっちり眺めている余裕は十二分にあるがな!
  • 書いてやるもんか!日記なんか書いてやるもんか!
  • それはそれとして、ここ数年我慢に我慢を重ねて買い渋っていた冬のコートをエイヤ!とばかり買ってしまった。
  • ジョイ・ディヴィジョンイアン・カーティスが着てたみたいなコートである。
  • オレの可処分所得から考えると身の程知らずな値段だった為に、今から正月の餅代の確保さえ危うい有様である。
  • ってか餅食わないんだが。
  • 餅や雑煮などに思い入れが無いのである。
  • やっぱピザでしょ。
  • いつだかの正月休みは3日間連続でピザ食ってさすがに気持ち悪くなったことのあるオレである。
  • そんなこんなで久しぶりにジョイ・ディヴィジョンを引っ張り出して聴いていた初冬の今日この頃である。
  • しかし風邪治らんな…ジュルゲホジュル。
Heart & Soul

Heart & Soul

monamona 2008/11/13 23:29 右上のイラストってもしかして自分で描いたんでスか?!

すいかすいか 2008/11/14 03:14 ウイグル獄長、ご苦労さまであります。
餅には興味がないですか?ピザ用チーズとツナを乗せて焼くとけっこういけますよ。
ああ、餅を食べたくなってきました。
超短時間で用意できて、後片付けが一瞬で終わる作り方を開発しようと思っとります。
酒を飲んだあとに後片付けってしたくないです。

globalheadglobalhead 2008/11/14 08:33 >monaさん
残念ながらオレの書いたものではなくネットで拾ってきたイラストです。オレの描いた戯れ画はこのへん(↓)にありますがたいしたことがないので何も期待せずに見てください。
http://d.hatena.ne.jp/globalhead/20070916
http://d.hatena.ne.jp/globalhead/20070917

>すいかさん
ウイグル獄長である。ん~ふふふ。どうも餅って高密度に炭水化物が濃縮されているような気がして、食べる→即体重になりそうで怖いのであります。そんなこと言ってるくせにピザは一枚軽く食います。一回Lサイズ一枚全部一人で食べたことがありました。完食でありました。何故Lサイズピザだったのか?というのには訳がありまして、宅配ピザでMサイズ頼んだら、「Mの生地が切れてしまいました」ということでお値段据え置きでLサイズが届けられたんですね。しかしL一枚はさすがに気持ち悪くなりました。

doradora0511doradora0511 2008/11/14 13:33 ウイグル獄長を名乗るとは、3人ぐらいしか分かりませんぞ。因みに、私は高校時代、「蒙古覇極道」を密かに練習していました。酔うと道を歩いている人に仕掛けています。今度、対決しましょう。

globalheadglobalhead 2008/11/14 19:28 会社のオレのいる部署に異動させられた人間が次々に辞めていった時期がありましてね。「入ったら生きては出られないフモ獄舎」と言われてたんですよ。で、その部署の責任者だったオレのあだ名がウイグル獄長だったという!詳しくはこの辺で書いてます。
http://d.hatena.ne.jp/globalhead/20070118

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20081112(Wed)

[]レゲエ映画2本〜『ハーダー・ゼイ・カム』『ロッカーズレゲエ映画2本〜『ハーダー・ゼイ・カム』『ロッカーズ』を含むブックマーク レゲエ映画2本〜『ハーダー・ゼイ・カム』『ロッカーズ』のブックマークコメント

■ハーダー・ゼイ・カム (監督:ペリー・ヘンゼル 1972年ジャマイカ映画)

ハーダー・ゼイ・カム [DVD]

ハーダー・ゼイ・カム [DVD]

初のジャマイカ製映画であり、世界にレゲエ・ミュージックを知らしめた伝説のレゲエ映画でもあるカルト作。サントラはレゲエ・ファンなら知らない者はいないといわれる名盤であり、さらに主人公は当時ボブ・マーリーと並び人気を博したレゲエ・シンガー、ジミー・クリフが演じ、サントラも手がけている。

ミュージシャンを目指し田舎町からジャマイカの首都キングストンにやってきた青年が、音楽プロデューサーに騙され困窮し、ドラッグ・ビジネスに手を出して破滅してゆく様を描いたこの映画は、ジャマイカのゲットー・タウンに住む貧しい人々と、音楽を愛し音楽と共に生きるジャマイカ人達の生活を生々しく描き、当時のジャマイカの現状を伝える興味深い作品に仕上がっている。

貧困から犯罪に手を染める男の暴発といったストーリーは、どこか昭和時代の日本のヤクザ映画などを思い起こさせ、今これを観ても物語それ自体に新鮮さを見出すことは出来ないし、ある意味レゲエ・ファン以外の人間には退屈なものかもしれないが、ジャマイカという異なった国の異なった風俗・暮らしを映像として体験出来るという意味で、この映画は非常に価値があると思う。

そしてなにより、音楽がここまで生活に密着し、音楽の無い生活など有り得ないとさえ思えるジャマイカ人達の暮らしぶりに奇妙に憧憬する。ジャマイカではかつて、貧困から抜け出す為にはプロ・ボクサーかレゲエ・ミュージシャンになる以外に無いと言われていたらしいが、プロ・スポーツ選手と同等にレゲエ・ミュージシャンが並び称されているという部分に、この国の音楽への熱狂と愛着を感じることが出来るだろう。

まあ言ってしまえば山出しのカッペがクズのチンピラに堕ちて犬死にするというただそれだけの話なんだが、主人公はレゲエのヒット曲を一発飛ばしてるから、そこに強烈に輝く生命感を感じてしまうんだろうな。日本じゃなんだろ。J−POPで一発当てた後あんなことやこんなことをして犯罪者になる主人公!?…なんかどこかで聞いた事があるような…。

■ハーダー・ゼイ・カム トレイラー

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ロッカーズ (監督:セオドロス・バファルコス 1978年アメリカ映画)

Legend of Rockers ロッカーズ25TH [DVD]

Legend of Rockers ロッカーズ25TH [DVD]

ついでにもう1本レゲエ映画を紹介しておこう。こちらは1978年に製作された『ロッカーズ』。ジャマイカで食うや食わずの生活をしていたレゲエ・ミュージシャンがバイクを買ってレコード配達販売を始めるが、ある日仕事の要であるバイクが盗まれて大騒ぎ!?といった内容のものだが、『ハーダー・ゼイ・カム』と比べると全然呑気でお気楽で楽しい作品に仕上がっている。というより、あまりにユルい映画の雰囲気に、「んー、これこそがレゲエのリズム、かな!?」と逆に納得させられ、いつしかそのユルさが癖になって何度も観てしまう、といった変な映画だ。

ユルいユルいと書いたがつまりは無駄な緊張がなくリラックスしているということだ。フィクションなんてェのは無駄な緊張を強いてナンボでもあるのだが、この映画では終始トボケた雰囲気だけで物語をリードしてしまう。物語の進行のみならず、登場人物たちの動き、物腰、ジャマイカ訛りの英語であるパトワ語の響き、それら全てがゆったりとして心地いい。安直な発想だが「あー、南国だしなあ」なんて思ってしまう。

そして、つまりこれら全てのものがジャマイカ人にとっての一つの"思想"なのではないかとオレなんかは思う。"思想"とはなにも生固で晦渋で高尚ぶった言葉を羅列する行為ではない。生きる態度そのものが、実は"思想"なのではないか。そういった意味では、この『ロッカーズ』は、ジャマイカ人にとっての生きた"思想"を体現したものであり、レゲエが何故あれほど強靭な音楽なのか、知る手がかりになるものなのだと思う。

ロッカーズ トレイラー

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20081111(Tue)

[]最近読んだコミックなどなどなど 最近読んだコミックなどなどなどを含むブックマーク 最近読んだコミックなどなどなどのブックマークコメント

ベルセルク(33)/三浦建太郎

ベルセルク 33 (ジェッツコミックス)

ベルセルク 33 (ジェッツコミックス)

33巻目。またまた新たな展開で、こんなに風呂敷広げて大丈夫なのか?もうここまで来ると作者に「ご苦労さん、もう十分やったんだから休んでくれ!」とでも言いたくなるぐらいだ。いや、相変わらず面白いんですけどね、もうそろそろ終わりが見えてもいいんではないかと…。しかしラストで出てきたアレ、「巨人のドシン」になんとなく似ている…。

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大東京トイボックス(3)/うめ

大東京トイボックス(3) (バーズコミックス)

大東京トイボックス(3) (バーズコミックス)

ゲーム製作の現場と業界のオトナの事情を題材にしたコミック3巻目。根性の悪い大手ゲームメーカー局長の仙水、取り合えず熱いことは熱い弱小ゲームメーカーのチーフ天川との因縁の対決を主軸した物語だが、天川の新企画が「萌えシューティング」というのはどうなんだろうなあ。

■かむろば村へ(3)/いがらしみきお

かむろば村へ 3 (ビッグコミックススペシャル)

かむろば村へ 3 (ビッグコミックススペシャル)

なんだか不思議な過疎の村「かむろば村」を舞台に、田舎独特のしがらみまくりの人間関係が描かれる。この3巻目ではようやくヨサブロ村長の過去が語られ始める。しかしワイルドでアナーキーな田舎だなあ。

■ココロミくん(3)/べつやくれい

ココロミくん〈3〉

ココロミくん〈3〉

デイリーポータルZのべつやくさんが相変わらずやらなくてもいいようなどうでもいいことに挑戦しています。アホだなあ…(褒め言葉)と思いつつ、女子だけに料理や裁縫が中心だったりするのがいい具合に和みますな。

■サトシくんとめんたくん/デハラユキノリ

サトシくんとめんたくん (cub label)

サトシくんとめんたくん (cub label)

家族から生ゴミ扱いされているバーコード中年のサトシくんと、めんたいこのめんたくんと出会いを描いたキモカワイイ紙粘土人形絵本。ちょいグロ・ちょいイジワルな大人の絵本といった感じ。だいたいめんたいこが歩いて喋るのが既に不気味で変。でもこの造型のセンス、サイコーだなあ。デハラユキノリ氏は↓こんなフィギュアを作っちゃったりしちゃったりしている人です。

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◎デハラユキノリのフィギュアワールド

■毎週かあさん/西原理恵子

毎週かあさん―サイバラくろにくる2004‐2008 (ビッグコミックススペシャル)

毎週かあさん―サイバラくろにくる2004‐2008 (ビッグコミックススペシャル)

ケータイサイト「コミック小学館」で4年にわたって連載されたものをまとめた本。1回に画が一つ、そして西原の黒い欲望と妬み嫉みが渦巻くセリフが添えられ、その悪辣な暴走振りに「ああ、人間ここまで無茶苦茶やったっていいんだ」という不思議な安心感が得られます。

すいかすいか 2008/11/11 18:35 ベルセルクは友達に借りていたのですが会うことがなくなってしまい数冊読んでいません。33巻で新たな展開・・・作者、チャレンジャーですね。

globalheadglobalhead 2008/11/12 07:30 キャスカがいまだにクルクルパーのままなのにはちょっと飽きてきています。ロリーな魔法使いもいまいち馴染めません。しかし化け物と死体が沢山出てくれればそんなことも忘れられるベルセルクです。

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20081110(Mon)

[]ピアノチューナー・オブ・アースクエイク (監督:ブラザーズ・クエイ(ティモシー・クエイ、スティーヴン・クエイ)2005年イギリス・ドイツ・フランス映画) ピアノチューナー・オブ・アースクエイク (監督:ブラザーズ・クエイ(ティモシー・クエイ、スティーヴン・クエイ)2005年イギリス・ドイツ・フランス映画)を含むブックマーク ピアノチューナー・オブ・アースクエイク (監督:ブラザーズ・クエイ(ティモシー・クエイ、スティーヴン・クエイ)2005年イギリス・ドイツ・フランス映画)のブックマークコメント

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美しい歌姫マルヴィーナの声に魅せられた天才科学者ドロスは、彼女を誘拐して、自らが発明した奇妙な演奏機械人形のコレクションに加え、それによって破壊的なオペラ演奏を行おうと企てていた。機械人形の調整のために呼ばれたピアノ調律師フェリスベルトは、その恐ろしい計画に気づき、マルヴィーナを助けようと試みる…。

『ストリート・オブ・クロコダイル』('86)が日本のアート・アニメーション・ブームの先駆けとなる大ヒット上映を記録して20年。双子の異才クリエーター、人形アニメの巨匠ブラザーズ・クエイが、彼らの大ファンと公言しているテリー・ギリアムを製作総指揮に迎え完成させたのが本作。幻想文学の巨匠ボルヘスが“完璧な小説”と呼んだ、カサーレスの「モレルの発明」、そしてルーセルの「ロクス・ソルス」を原案にしている。クエイ兄弟の真骨頂である独自のアニメーションと実写が融合し、絵画のような美しい狂気がスクリーンに咲き乱れる。(作品資料より)

アート・アニメーション界の鬼才、クエイ兄弟が監督した実写映画。美しいが古ぼけたようにどんよりぼんやりとした映像と奇妙で記号的な登場人物、耽美で怪奇でゴシックで説明の殆ど無いシュールなストーリーは実に"アートな映画"しまくっているが、うっかり娯楽映画のメリハリあるプロットや映像表現に慣れた目で観てしまうと、どこまでもとりとめが無く意味不明な物語展開に次第に睡魔に襲われてゆくという危険な映画でもある。

クエイ兄弟といえば真っ先に名前が出る作品は『ストリ−ト・オブ・クロコダイル』だが、「なんだか物凄くアートしているらしい」という噂を聞きつけ、その気になって劇場に足を運んだら、最初こそむせかえるようなおどろおどろしさに度肝を抜かれたけれども、物語らしい物語の無い映像の連続に見事爆睡、オレにはアート映画なんぞ向いちゃおらん!と結局は開き直る羽目になった。しかしなんだか気になることは気になって、その後高価なビデオテープを購入、根性入れて見直した覚えがあったりする。

この感じって何かと似ているな、と思って思い出したのがデヴィッド・リンチの処女作『イレイザーヘッド』を観た時だ。この映画も怪奇で思わせぶりで説明皆無のアートな映画で、最初劇場で観た時はその訳の判らない物語に「難解だから有り難がるってぇのは田舎もんとスノッブによくある思考形態だよな」などと憤慨したものである。しかし、そうはいいつつもどうにも気になってこっそりと再見、するとリンチが何を描きたかったのがなんとなく伝わってきて、これはこれでよく出来た映画なんじゃないのか?と思い直したという経験がある。

クエイ兄弟とデヴィッド・リンチでは描くものの方向性は違うし、クエイ兄弟の描くものはリンチよりもさらに観る客を選ぶとは思う。そもそもクエイ兄弟は良くも悪くもマス・マーケットにはあまり興味を持っていないように見えるし、リンチほどの扇情的なセンスはほぼ無いに等しい。ストップ・モーション・アニメの精緻だが顕微鏡的にちまちました小世界にすっかり魅せられ囚われ、そのミニマルな世界で完結することのみを至上の喜びとしているようにさえ思える。

だから実写で撮られたこの『ピアノチューナー・オブ・アースクエイク』も、実写なのにも関わらず舞台は何かミニチュアセットのように見えてしまうし、そのせいで映像には常に息苦しさが付きまとう。しかしこの時代性などはなから無視したような鬱蒼とし古色蒼然とした画作りは、やはり媚することを嫌う頑固な職人気質によるものなのだろう。判り難くはあるが決して難解といった内容ではなく、「お気に入りのものを自動機械にして永遠にコレクションしたい」という科学者ドロスの淫靡な欲望の猟奇振りは、江戸川乱歩あたりの通俗さと通じるものがあるかもしれない。ただ、この映画ではできるならもうちょっと彼らの職人技たるストップ・モーション・アニメを多めにフィーチャーしてもらいたかった。

ピアノチューナー・オブ・アースクエイク公式サイト

■Piano Tuner of Earth Quakes Trailer

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クエイ兄弟の代名詞である『ストリート・オブ・クロコダイル』は現在パッケージ商品として入手することは困難だが(海外のアマゾンなどで取り寄せられる)、YouTubeで観ることが可能である。しかし暗すぎて緻密なディテールがまるで掴めないところは致命的だな。

■Street of Crocodiles part 1

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■Street of Crocodiles part 2

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■『ストリート・オブ・クロコダイル』のショート・バージョン。こちらのほうが遥かに判りやすいか。

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monamona 2008/11/10 15:47 おっと、ブラザーズクエイも見に行ったんですねー?!
守備範囲広すぎです☆
全てが予め用意されている見易い映画と違って、こういうのは見てて疲れる感じもしますけど、なんかいつまでも記憶の隅にこびりついて離れないんですよね。
シュヴァンクマイエルとか、(クエイ兄弟の作品と違って彼の作品はちょっと苦手なんですけど)あれも強烈ですよね。

globalheadglobalhead 2008/11/10 22:20 そうそう、なーんか頭に残るんだよねえこういう映画。で、最初は「意味分からん!」とか怒ってたくせにほとぼり冷めるとなんだかまた観たくなってしまう。リンチ映画観るときなんていっつもそうです…。
アートアニメは一時ハマってあれこれ観たんですよ。チェコアニメやカナダのNFBあたりをちょろちょろと。シュバンクマイエルもいいですね。オレはクエイ兄弟よりも好きかも。クエイ兄弟は干からびた死体みたいですが、シュバンクマイエルは今まさに腐敗中ですッ!てな感じがいいですな。
アートアニメでは定番ですがユーリ・ノルシュタインが一番好きかなあ。あの物悲しい雰囲気がいいですね。あとチェブラーシカやミトンも実はしっかりDVD持ってたりします。

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20081107(Fri)

[]死よりも悪い運命 / カート・ヴォネガット 死よりも悪い運命 / カート・ヴォネガットを含むブックマーク 死よりも悪い運命 / カート・ヴォネガットのブックマークコメント

死よりも悪い運命 (ハヤカワ文庫SF)

死よりも悪い運命 (ハヤカワ文庫SF)

1991年に発表されたカート・ヴォネガットの第3エッセイ集。ヴォネガットはこれまで1974年に『ヴォネガット、大いに語る』、1981年に『パームサンデー』、さらに2005年には第4エッセイ集の『国のない男』を出版しており、ほぼ10年を節目としてエッセイを書いていたことが分かる。それらはヴォネガットが見つめた世界の10年の流れであり、また、10年歳を取ったヴォネガットの心境的変遷であり、そして10年の歳月を経ることで対象化されたヴォネガットの過去の追憶を綴ったものである。

いつものようにヴォネガットの筆致は皮肉と静かな怒りに満ちている。このエッセイ集がハヤカワ・ノヴェルズとしてハードカヴァー本で出版されたのは1993年だが、発刊当時の時代、いい具合にやさぐれていたオレはヴォネガットの現実に対する真摯さや真っ当さが疎ましくてこの本を手に取ることはなかった。コンスタントに発表されていた長編にも初期作品ほどの感銘を受けることがなく、ヴォネガット的なスタンスにちょっと飽きてきていたこともあるのではないかと思う。

そして氏の死後再刊された本書をようやく手に取り、相変わらずの口煩さを感じつつも、ヴォネガットにとって戦争体験というのはそれこそ生涯を通じて訴え続けるべき最重要のものであったのだなと今更のように感じてしまう。この戦争体験こそが作家カート・ヴォネガットの原体験であり原風景であり、終生を通じて書き続けなければならないと思わせたものだったのだろう。そして戦争の胎芽となり、また戦争と同等に悲惨さを生み出す数多の紛争や社会問題や政治問題を文学者の目を通して憂い続けていたのだろう。

それら全てのものを背負って生き、粘り強く否を唱え続けることは強靭な知力と体力を備えていなければ成し得ないものだと思う。ましてそれを作家としての鋭敏さと繊細さ、卓越した表現力で世に問い続けていくという行為は。そんなヴォネガットでさえ、自らの背負ったものの重さに耐えかね、かつては自殺未遂さえ起こしているのだ。表現者というのは坑道のカナリアである、という説があるけれども、ヴォネガットの、時に読んでいて辛くなってしまいそうな真摯さというのは、そんな突き詰めた思いによって成り立っていたような気がする。

ただ、忘れてはいけないのは、ヴォネガットは、そういったヒューマニストであったと同時に、ユーモリストでもあったということだ。ヴォネガットのそのユーモアは、皮肉であったり虚無的であったりはするけれども、自らを苛む重圧を、とりあえず笑って撥ね退けてしまえ、笑わなきゃやってられないだろ、といった気概があったのではないかと思うのだ。それはきっと、ヴォネガットのギリギリの反骨だったのだろう。だから、生真面目にヴォネガットを論ずるよりも、おどけてみせるヴォネガットに茶々を入れるのも、またヴォネガットの読み方の一つではないかと思うのだ。例:*←ケツの穴とはこんなものだ!

そんなこととは別に、読んでいて思ったのは、本編の中には沢山の人の死が語られていることだ。それは戦争や事故といった悲劇的なものではなく、高齢に近づけばどのような人間にも訪れるような、ある意味天命に近い類の死だ。『死よりも悪い運命』を発表した年にはヴォネガットは70歳近い高齢であった。この年齢であれだけ新鮮でエネルギッシュな文章を書いていたことにも驚かされるが、やはり順当に考えれば、老人と考えておかしくない歳だろう。

その年齢で、同年代の、または多少上の世代の、知人や友人や同業者達の死に直面するのは、ある種止む終えないことではあるのだろう。それが生きることの宿命であり、自らもまた死に臨むのだと悟ることでもあるのだろう。そしてオレは、このエッセイを読んでいて、ふと、自らがこれから迎える老齢と、いつか訪れるであろう死に、思いを馳せてしまったのだ。オレにとってヴォネガットの『死よりも悪い運命』は、そんなエッセイ集であった。

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20081106(Thu)

[]イーグル・アイ (監督:D・J・カルーソー 2008年アメリカ映画) イーグル・アイ (監督:D・J・カルーソー 2008年アメリカ映画)を含むブックマーク イーグル・アイ (監督:D・J・カルーソー 2008年アメリカ映画)のブックマークコメント

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■真説『イーグル・アイ』

ある日の休日、カーテンを閉め切ったむさくるしい部屋に篭って、いつものようにネットのバカ記事やエロ記事をエシェラエシェラと笑いながら読んでいた時だ。ケータイがメール受信の電子音を鳴らし、またエロ広告かと思って画面を覗くと「フモよ。左を見ろ」の文字が。なんだこりゃ、オレの名前までがエロ広告に洩れてんのか?と思いながら、無意識に左を見る。

するとそこにあったAVアンプのデジタル・ディスプレイがいつの間にか点き、英文が流れている。それは「LOOK AT THE BACK」と読めた。後を見ろって?なんだ?AVアンプにそんな文章の表示機能なんかあったっけ?と思いながら今度は恐々後を見る。

後はベッドだ。見るとベッドの上のデジタル時計の画面が瞬いているではないか。それは「L・O・O・K L・E・F・T」と読めた。今度は左かよ。勿論時計が文字を表示させる事なんて有り得ない。一体何が起こってるんだ?

左側は台所だ。電子レンジとオーブントースターと電子ジャーのディスプレイがチカチカと目まぐるしく表示を変えている。それらのキッチン家電の電子表示が代わる代わる表示する文字を組み合わせると、それはこう読めた。「マ・エ・オ・ミ・ロ」。前を見ろ。

オレの前にはさっきまで眺めていたパソコンのディスプレイがあった。結局オレはぐるっと首を回したわけだ。その時、異様なビープ音がパソコン本体から響き、オレは飛び上がった。そしてパソコン・ディスプレイがブルーバックのエラー画面へと転調した。

しかしディスプレイに表示された文字はエラー表示ではなく、次のような文字だった。「ナンドモクリカエセ」。

何度も繰り返せ?何なんだいったい!?だが、見えない手で操られているこの異様な状況にすっかり呑まれてしまったオレは、最初と同じように、右を、後ろを、左を、前を、頭をグルグル回しながら何度も繰り返した。繰り返しながら、この状況の最後に何が待っているのか、得体の知れない不安にとらわれはじめていた。

突然、ケータイが鳴った。今度は音声着信だった。相手先不明。オレはキーを押すと、引きつった声で相手に怒鳴った。「なんだ!?何が目的だ!?お前は一体誰なんだ!?」

ケータイのスピーカーの向こうから機械仕掛けの女の声がした。「私の名はイーグル・アイ。フモよ。君は毎日パソコンばかりやりすぎる、たまには今のように頭をぐるぐる回して、肩の凝りをほぐすのだ」

そして来たときと同じように、電話の声は唐突に途絶えた。

肩の凝りをほぐせって…。イーグル・アイ、誰だか知らないが…お前いいヤツなのかッ!?

■鵜の目鷹の目イーグル・アイ

まあ、ぶっちゃけて言えばビッグ・ブラザーでありHAL9000であり、ウォー・ゲームでありエネミー・オブ・アメリカでありスカイネットなわけなんである。これらのキーワードでもう殆ど物語りは説明したようなもんだしネタバレまでしまくっているわけで、なーんだ同工異曲の焼き直しかよと言ってしまえばそれまでだが、あれらの物語と違うところがあるとすればテクノロジーがより具体的で現実的な部分まで近付いているということなんだろう。この物語のようなあらゆる蓋然性を計算し結果を算出する人工知能は量子コンピューターの登場を待つしかないだろうが、それとても決して不可能というわけではない。

サービュランスが張り巡らされ電子的に人相特定の可能になった監視社会は既に現実のものだし、S・スピルバーグの『マイノリティ・リポート』に登場した予知能力者集団《プリコグ》の能力が演算によって可能になり、時計仕掛けのラプラスの悪魔が世界の動きを決定論的に先読みする未来、というのもホラーじみた空想としては面白い。

この映画の面白さはそういった"黒幕"の真の目的に辿り着くまで、訳も分からず右へ左へ上へ下へと引き摺り回され、血相変えてボロボロになりながら右往左往する主人公達のアクションであり、これらが単なるゲームボードの上の駒でしかないように扱われているといった恐怖だろう。この"黒幕"の目的自体は分かってしまうと人によってはありがちで鼻白むかもしれないが、いわゆるハイテクホラーの一つとして最後まで楽しめる出来になっていると思う。


■イーグル・アイ 予告編

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monamona 2008/11/06 15:57 これってやっぱりエシュロン的なアレですか?
911テロの後情報傍受をそれまで以上に容認する法律ができましたけど、その辺りへの警鐘、的な?

あと「LOOK」って映画も、SFじゃないけど監視カメラに撮られてる日常をテーマにしたもので、ちょっと怖い感じですよね。

globalheadglobalhead 2008/11/06 21:53 あらゆることが何者かの計算通りにピタリピタリと起こってゆき、現実世界全てがピタゴラ装置みたいに動きまわる光景はデヴィッド・フィンチャーの「ゲーム」あたりを思い出しましたね。エシュロンというよりもHAL9000ですね。でも911テロ以降のアメリカの監視社会への皮肉もやはりあると思います。「LOOK」という映画はノーチェックでしたが、調べたら面白そうな映画ですね。monaさんは社会派な映画もOKなんですね。

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20081105(Wed)

[]レッドクリフ Part1 (監督:ジョン・ウー アメリカ・中国・日本・台湾・韓国映画) レッドクリフ Part1 (監督:ジョン・ウー アメリカ・中国・日本・台湾・韓国映画)を含むブックマーク レッドクリフ Part1 (監督:ジョン・ウー アメリカ・中国・日本・台湾・韓国映画)のブックマークコメント

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■偏差値28からの『レッドクリフ

「なー今度『レッドクリフ』って映画やるの知ってる?」
「あー知ってる、スッゲー宣伝してんの」
「何の映画なのアレ?」
「なんか戦いの映画でしょ?」
「そうそうスッゲー戦うんだって。昔の中国なんだって」
「だったらジンギスカンとか?」
ジンギスカンって中国だったっけ?」
ジンギスカンって中国語じゃないの?」
「ってかそうするとジンギスカンって中国料理になんの?」
ジンギスカンジンギスカン料理だろ?」
「そっか。じゃ、シルクロードとか?」
シルクロードって中国なの?」
「あ、俺知ってる!孫悟空ってシルクロードの話なんだぜ」
「ってことは中国じゃん」
「じゃあ孫悟空の映画なの?」
「孫悟空このあいだ映画になったばっかじゃんシ●ゴちゃんで」
「いや、だからさ。ジンギスカンと孫悟空と牛魔王がシルクロードで戦う話とかじゃないの」
「すっげ!それ面白そう。オレ絶対観る」
「すっげ!オレも観る!」
…以上、すべてオレの会社で実際に会話されていた内容であり、さらに発言者の一人はこのオレ様であることをここに付け加えさせていただこう。

■『レッドクリフ』は多分こんな映画

なにしろ中国史とかそれを扱った文学にまるで疎いこのオレが、『三国志』なんてちっとも読んだことなど無いのは自明の理である。だから『三国志』の時代もよく知らないし、出てくる地名も人名もさーっぱり分かりはしないのである。分からないなら分からないなりに憶えるだの学習するだの手はあるだろうに、結局映画を観るまで予習することはこれっぽっちも無かったのであった。しかーし!この映画、『三国志』なんてちーっとも知らなくたって面白く観られるじゃないか!どうだザマアミロ!って、いばってどうするよ!

そう言う訳で、『レッドクリフ』に登場する固有名詞を全く使わず、スター・ウォーズ風にこのオハナシを説明すると、えーっと…

遠い昔、遥か中国の彼方で、ダース・ベイダーと帝国軍みたいな連中が中国を掌中に収めようとしていたわけだ。多分。で、ルークとかハン・ソロとかチューバッカとかのいる反乱軍は帝国軍に押されて苦戦してたわけね。多分。それで、小さいけど小回りの効くイウォーク族みたいな連中と手を組んだんだよ。多分。このイウォーク族みたいな連中のところにはレイア姫みたいなお転婆もいてだな。で、エンドア星でいろんな奇襲掛けたみたいに帝国軍をキリキリ舞いさせた、というわけだ!多分な!ただ、この説明だと、あの金城武の役回りは…ヨーダということになるのかッ!?

■大衆映画監督ジョン・ウー

こんな風に無学文盲のオレでも楽しめた『レッドクリフ』であったが、それは勿論、監督のジョン・ウーが兎に角分かりやすく通俗的で大衆的な『三国志』を撮ろうとしたからなのではないのか。というより、実は『三国志』というのがそもそもそういう親しまれ方をしてきたお話なのかもしれないが、オレには確かめようも無い。ジョン・ウーの描写はなにしろ説明的とも言える位分かりやすい。そしてそれが今回あまりくどく感じない。実際のところ、ジョン・ウー監督作品はハリウッドに渡ってから撮ったものしか見たことがないのだが、それほど良い印象が無かったことを考えると、これはオレ的にはかなりに褒め言葉である。

確かに沢山のディテールを抱えた説話本のハイライトをつまみ食いしながら描いたのであろうことは原本を知らないオレでもなんとなく気が付くが、ジョン・ウーお得意の漫画的ともいえる怒涛の情念のほとばしりが、逆にこの時代の伝説的英雄譚をドラマチックに描くことに成功しているのだ。リアリズムにこだわった物語というよりもSFやファンタジーに近い物語のように観てしまったのは多分そのせいだろう。要所要所で主要人物のキャラ付けをした後は、徹底的にアクションの攻勢で物語を盛り上げる。そして、ひたすら心情過多に情緒に訴えても嫌味ではないのだ。これもキャラクターがリアルな人物というよりもどこか偶像的な描かれ方をしているからだろう。映画『レッドクリフ』はジョン・ウーによって描かれるために存在していた映画なのかもしれない。続篇も楽しみである。

レッドクリフ 予告編

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すいかすいか 2008/11/05 17:34 よそ様の職場ネタにデジャヴ・・・・。

monamona 2008/11/05 18:28 おお!見ましたかっ!
私もおととい見てきましたよー。
てかてか、私も友達に説明する時にスターウォーズを例にあげて説明したんですがww「ダースベイダーが曹操でぇー・・・」、とw

三国志、もともと好きなんですけどめちゃ楽しめましたよー。知らない人でももちろん楽しめる内容ですよね。
終始半笑いでした☆
レッドクリフってタイトルにつけてる割には1ではまだ赤壁の戦い始ってませんけどw

ハトが今回も大活躍でしたねw
逆回転も見てきましたよ、ああいうニューシネマパラダイス的なオチはズルイっす(涙
涙目でスクリーンが霞んでましたw

globalheadglobalhead 2008/11/06 07:51 >すいかさん
ま、こんなもんっすよ!

>monaさん
見ましたッ!鳩飛んでました!あれこれスローモーションでぐるぐる回ってました!みんな大見得切りまくりでした!
「SW語翻訳」しましたか!?しかしあれこれ割り振ってもC3POとR2D2の役回りのキャラがいなかったのがちょっと残念ですね。あと皇帝役がどうにも弱っちいのが難です。指から光線ぐらい出してほしかったです。
逆回転も見られましたか!オレもあんなオチを持ってくるとは思わなかったので結構ウルウルしておりましたよ。
今楽しみなのはそろそろ公開のダイアリー・オブ・ザ・デッドであります。

20081104(Tue)

[][]浮世絵と大江戸東京の歴史を体験した!〜【ボストン美術館浮世絵名品展/江戸東京博物館浮世絵と大江戸東京の歴史を体験した!〜【ボストン美術館浮世絵名品展/江戸東京博物館】を含むブックマーク 浮世絵と大江戸東京の歴史を体験した!〜【ボストン美術館浮世絵名品展/江戸東京博物館】のブックマークコメント

連休には両国にある『江戸東京博物館』へ【ボストン美術館浮世絵名品展】を観に行きましたよ。両国に行ったのは実は初めてだったんですが、駅の構内から既にお相撲さんの絵がお出迎えです!駅を一歩出るとさらにお相撲さんの小さな銅像!

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でも今回用事があったのはお相撲さんではなくて江戸東京博物館。あんまり話題で聞く事もないし、ゆったりのんびり観れるかと思ってたら、これが結構人が入っていてびっくりしました。それにしてもこの江戸東京博物館、かなり大きな建物であるうえに構造が独特。3階のオープンエアになった「江戸東京広場」の無駄に広いスペースは休憩所としても最適なんではないでしょうか。

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さて今回のお目当てだった【ボストン美術館浮世絵名品展】、ボストン美術館に所蔵されているという浮世絵版画など5万点の内、渡米以来本邦初公開となる作品を含む百数十点の浮世絵絵画が公開されています。中でもやはり圧巻だったのは国政、国芳、北斎、写楽など、幕末の有名絵師の作品でしたね。

特に北斎の描線の持つ緊張感、配色やグラデーションの美しさを現物で確認できるのはとても素敵な体験でした。絵を勉強している人は今でも十分参考になる部分があるんじゃないかなあ。

広重のお馴染「東海道五十三次」の作品も多数展示されていましたよ。これらのうちのいくつかは"初刷り"と呼ばれる版画初版ものであり、印刷を繰り返して版木が劣化したものよりも細やかな線が残っている浮世絵作品でもあるようです。

◆東洲斎写楽「二代目嵐龍蔵の金貸石部金吉」◆歌川国政「市川鰕蔵の暫」

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◆葛飾北斎「冨嶽三十六景 山下白雨」

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◆歌川国芳「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」

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さて【ボストン美術館浮世絵名品展】を観終わった後は江戸東京博物館の常設展示室へ。「お江戸日本橋」を再現した橋を渡ると江戸の昔へタイムスリップです。

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いやー、正直言ってこの江戸東京博物館、ちょっとナメてました!まさに圧倒的な展示物の量と質!何より目を引いたのは江戸〜東京のお屋敷や長屋、盛り場、呉服問屋、街並みを精巧に再現した巨大なジオラマの数々でしょう。そこで暮らし、仕事をし、往来を行き来する人々のミニチュアも配され、その時代の人々の生き生きとした生活ぶりが臨場感溢れるリアルさで迫ってくるんです!一緒に行った相方と「これって海洋堂?」とか冗談を言い合ったほどの素晴らしい出来栄えで、模型好きの人、ジオラマ好きの人は是非入館されてみることをお薦めします。

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そういえばホンモノの『解体新書』の展示が見られたのも嬉しかった!

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◆江戸東京博物館
東京都墨田区横網1-4-1
TEL:03-3626−9974


大きな地図で見る

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2008/11/04 13:09 懐かしいです。昔、お子様達を引率して行きました。とっちらかりを気にするのが精一杯で、ゆっくりと観る暇が無かったから、今度じっくりと訪れてみたいです。

monamona 2008/11/04 19:14 おお!今こんな企画展やってるんですね?!
前ボストンに住んでてここ良く行きました。
確か世界中で浮世絵を一番所蔵しているのがここボストン美術館なんですよね。
さすが戦勝国。。w

globalheadglobalhead 2008/11/05 01:27 >レイジーさん
レイジーさんはきっと来たことあるだろなあと思ってました。オレも存在は知ってましたが場所的にそうそう行く所でもなかったんで、いい機会に恵まれました。ホンモノの千両箱持って遊んだり出来ましたよ。16キロあったんだそうです。

globalheadglobalhead 2008/11/05 01:43 >monaさん
ボストン住んでましたか!?確かにボストン美術館の浮世絵所蔵量は世界一らしいですが、大半は殆ど公開されていなかったらしいですね。まあ1点ものの絵画と違い版画ですので、秘蔵されていたとはいえ大体はよく知られた浮世絵なんでしょうが、お題目付けてこういう企画やってくれるとわざわざ観に行く気になるからありがたいですね。江戸東京博物館自体が面白かったし。

parfum30parfum30 2008/11/05 02:03 江戸博へご来場いただきありがとうございます。実は友達がここで学芸員をやってまして。といっても古文書とかそっち方面らしいですが。

globalheadglobalhead 2008/11/05 08:34 >姫ちゃん
おおなんと!不思議なところでご縁があったようで。江戸博の展示の一部は可動式になっていたんですが、音声ガイダンスではなく学芸員の方が展示の傍で解説してくれていて、とても丁寧だなあと感じていました。姫ちゃんのお友達の方ではないでしょうが、そういう細やかな部分で展示を楽しんでもらおうとしている姿勢が好印象でしたね。

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20081103(Mon)

[]なんとなくの3連休 なんとなくの3連休を含むブックマーク なんとなくの3連休のブックマークコメント

風邪で調子が悪く、イマイチな連休を過ごしておった。とか言いつつ出かけたけどな。

風邪のせいか、外食はいつもはあんまり食べないラーメンばかり食べていた。体に良いとか悪いとか言うよりも、なんだか食いたかったのである。寒くなってきたし暖かいものが欲しくなってきたんだろうな。たまにはいっか。

ラーメン屋のテーブルに生にんにくとにんにく磨り潰し器が置いてあったので、「オレは風邪さ!風邪なのさ!だからにんにくシコタマ摂ってスタミナつけまくるのさ!そうさもうオレを止めることは誰にも出来ない!」と3個も入れてしまいました。お陰でその日は「にんにくの国の王子様」みたいな臭いをさせていたのは言うまでもありません。一緒にいた相方も1個入れていましたから二人はさしずめ「にんにく王室の親善大使」状態だったでしょう。そして「にんにく王室の親善大使」である二人はその後、店員全員が酢でも飲んだような顔して背中に棒突っ込んだような歩き方する高級ブティックに入ると「これってオシャレだねえ」「ステキよねえ」「クソ高いけど腎臓売れば買えるかねえ」「あと血も売る必要あるんじゃない?」「ギャハハハハハ!」「ヴゥワハハハ!」などと店中の洋服ににんにくの甘やかなる香りをばら撒いてから帰って来たのは内緒です*1

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そんな寒さの増す今日この頃、皆さんにももっふもふ画像をお送りしてちょっと暖をとって戴こう。

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ネタ元:そんなあなたに/もっふもふ

ラーメンと動物!末期的な雑誌がよくネタにするというあの展開なのか!?いやオレの日記は始まりからそもそも末期だったことを考えると今更なのか!?

しっかし明日から会社だが…今からダリーなー…。

[]閲覧注意だニャ! 閲覧注意だニャ!を含むブックマーク 閲覧注意だニャ!のブックマークコメント

リンク元へは自己責任で。

編集元:既婚女性板より

878 可愛い奥様 :2008/10/24(金) 21:46:43 ID:z0xpVt+S0

頭部は切断されてたという写メ情報あり【閲覧注意】

http://image.blog.livedoor.jp/blv42/imgs/f/4/f458934e.jpg

被害者か?ぐちゃぐちゃの異様な光景(写メ?)【閲覧注意】

http://image.blog.livedoor.jp/blv42/imgs/2/b/2bd6e8fd.jpg

被害者はこういう形状で挟まれていた。奥に見えるのは別の死体?【閲覧注意】

http://image.blog.livedoor.jp/blv42/imgs/0/e/0e8c8ad3.jpg

左腕が上がっているのは何かを掴もうとしていたのだろうか【閲覧注意】

http://image.blog.livedoor.jp/blv42/imgs/3/5/352b7de8.jpg

これも写メか?【閲覧注意】

http://image.blog.livedoor.jp/blv42/imgs/0/f/0f320bb8.jpg

ネタ元:アルファルファモザイク 【閲覧注意】頭部切断

*1:言っとくが冗談だからな

parfum30parfum30 2008/11/04 03:21 うぅ……興味本位でリンク先に行ってしまいました……夜中だというのにどうしてくれるんですか……

globalheadglobalhead 2008/11/04 07:30 あ、あの画像を見てしまったんですか!?しかも一人夜中に!?もうご愁傷様としか言えません…。特に首だけの画像は…ううう…。

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