Hatena::ブログ(Diary)

メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

20091231(Thu)

[]今年よく聴いたCDなど 今年よく聴いたCDなどを含むブックマーク 今年よく聴いたCDなどのブックマークコメント

今年も結構な枚数のCDを聴いていたようですが、全体的にやっぱりデトロイト・テクノ系が多かったですかね。そんな中よく聴いていたのは以下の5枚でしょうか。

○Kokoro/心 ― You Are Nothing Without Your Heart / Ian O’Brien

KOKORO/心 - YOU ARE NOTHING WITHOUT YOUR HEART

KOKORO/心 - YOU ARE NOTHING WITHOUT YOUR HEART

○Echoes From The Future: View To The Past / Vince Watson

Echoes from the Future: ...

Echoes from the Future: ...

○Tales of a Kleptomaniac / Laurent Garnier

Tales of a Kleptomaniac

Tales of a Kleptomaniac

○Berghain 03 / Len Faki

Berghain 03

Berghain 03

○Black Diamond / Buraka Som Sistema

Black Diamond

Black Diamond

[]今年一番面白かった本 今年一番面白かった本を含むブックマーク 今年一番面白かった本のブックマークコメント

たいした冊数は読んでませんが、そんななかで一番記憶に残ってるのはチャールズ・ストロスSF小説『アッチェレランド』(レビュー)かな。

アッチェレランド (海外SFノヴェルズ)

アッチェレランド (海外SFノヴェルズ)

[]それでは それではを含むブックマーク それではのブックマークコメント

今年もあれこれありましたが総じて良い年だったと思います。年が変わる感慨も反省も抱負もたいして無いんですが、まあ健康だけは気をつけたいですね。

ネットではいろんな方にお世話になって本当に感謝しています。ありがとうございました。

それではみなさん良いお年を!

kiki kirinなまえkiki kirinなまえ 2009/12/31 18:07 こちらこそお世話になりました

来年もよろぴこりんです。
心のアルバム以前日記で紹介されていましたよね?
視聴しましたが、よかったです!!

carl claigに引き続き、素敵な音楽紹介ありがとうございました。
よいお年を!!

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2009/12/31 22:44 今年もお世話になりました。
健康に留意しつつ来年も明るくテケトーに人生を楽しみましょう!
フモさんにとってより一層素敵な一年になりますように(はぁと)

globalheadglobalhead 2010/01/01 10:17 >kiki kirinさん
あけましておめでとうございます。Ian O’Brienの「心」とてもいいアルバムでしたね。今年もまたみんなでどこかのクラブで集まって盛り上がりましょう!
あと「よろぴこりん」に全はてなユーザーが泣いている事と思います。

globalheadglobalhead 2010/01/01 10:19 >レイジーさん
あけましておめでとうございます。去年はレイジーさん忙しくてあんまりお会いできなかったですね。今年も何かと大変でしょうが、お互い良い年にしていきましょう。
ホント、この歳になると健康なことが一番肝心な気がしてきます。とか言って今暴飲暴食でゲロゲロです。

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20091230(Wed)

[]2009年オレ的映画ベストテン! 2009年オレ的映画ベストテン!を含むブックマーク 2009年オレ的映画ベストテン!のブックマークコメント

年の瀬も押し迫ってまいりました。という訳でオレの日記も今年観た映画の総まとめ、『2009年オレ的映画ベストテン!』などをやってみたいと思います。

それにしても長年映画観てますが、今年ほど良作名作に恵まれた年は珍しいんじゃないでしょうか。映画館の洋画集客率が低迷しているって、絶対あれ何か間違ってますよ。理由はいろいろあるのかもしれないけど、これだけの優れた作品が観られていない、というのはある種の不幸というか損失なんじゃないのかとさえ思えてくる。まあ世の中映画ばっかりが娯楽じゃないと言われればそれまでですけどね。

と言う訳で『2009年オレ的映画ベストテン!』行ってみましょう。今回はそれぞれの映画の見所に当たる「本体」を鋭く考察してみました(嘘です。テキトーに書き散らかしました)。

*1位* 『スラムドッグ$ミリオネア

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なにしろオレは最後の「ジャイホ〜♪」が好きで好きで堪らないのである。多分この映画の本体はあの「ジャイホ〜♪」にあり、それまでのドラマは全て壮大な前振りだったというのが正解なのだと思うのである。あの「ジャイホ〜♪」の快感は今年観た全ての映画を蹴散らし、この映画をオレにとっての本年度NO.1の座に輝かせたのだ。べ、別にラブ・ストーリーなんてどうでもいいんだからね。DVD10回見返してラストの「運命だった」というフレーズで100回号泣なんかしてないんだからね。してないんだからねッ!  《レヴュー》

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*2位* 『ドゥームズデイ

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モヒカンが暴れる映画に駄作はないのである。ということでこの映画の本体はもちろん「モヒカン」なのである。例えそれがどんな映画であろうと、知能指数が限りなく低そうなモヒカンが出てきて「うあああああああああ」とわめいた途端、映画は全てそのモヒカンに持っていかれる運命なのである。モヒカン万歳。モヒカンを、オレにもっとモヒカンを! 《レヴュー》

*3位* 『ザ・バンク−堕ちた巨像』

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この映画の本体、それは「クライグ・オーウェンの眉間の皺」である。常に憤怒に燃え「オレが正義だあああああ」と鼻息荒くし爪楊枝が100本位挟めそうな程深い皺を眉間に刻む姿に男は立ち女は濡れるのである。梶原一騎漫画の再来のように深く刻まれたこの眉間の皺こそが男の男たる所以を如実に表現するのだ。さあモテたい男子は今日から眉間に思いっきり深い皺を寄せる訓練だ。 《レヴュー》

*4位* 『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー

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様々な見どころに溢れたこの映画、なんと本体は「ビール6缶パック」であった。ビール6缶パックを持ち寄り女の愚痴を言いながらビールを干しへべれけになってバリー・マニロウを歌う異形の者二人のシーンこそがこの映画のハイライトだったのだ。 《レヴュー》

*5位* 『アドレナリン:ハイ・ボルテージ

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この映画の本体は「巨大化」である。劇中主人公と敵役が何故か突然巨大化し建物を蹴散らしながらファイトするのである。意味がわからない。アホである。アホな映画なんである。「この映画は骨の髄までアホなんだあああああ!」と高らかに宣言したこの瞬間、『アドレナリン:ハイ・ボルテージ』は傑作の名をほしいままにしたのである。 《レヴュー》

*6位* 『レスラー』

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プロレスに生きる男の悲哀を描いたこの映画の本体は実は映画本編ではないのである。この映画の本体、それは「映画上映中、流血シーンがあると手で顔を覆っていた若年男子」である。全く、きょう日の男は流血(しかも映画だから特撮)さえもまともに見られないほど弱体化しているのか!?とオレは憤懣やるかたないのである。ここでも書いたがやはり精神的なものを鍛え、国体を復活させる方が先ですよね、としみじみ思うこのオレなのである。 《レヴュー》

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*7位* 『トランスフォーマー:リベンジ

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ロボット・アクション映画『トランスフォーマー:リベンジ』の本体、それは勿論ロボットでも何でもない。この映画の本体は「主演のチャンネーのドスケベなバディ」である。チャンネー単体ならよく見るハリウッド女優であるが、暴れまくるロボのシズル感溢れるピカピカのメカが画面狭しと描かれれば描かれるほど、それと対比するようにチャンネーの生足の生っぽさが引き立ちそそりまくるのである。要はコントラスト、ということなのである。ああ、こんなチャンネーとテルホでサーアーまでクーファツ…(おいおい) 《レヴュー》

*8位* 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生

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文学の薫り高いしっとりとした秀作であったこの映画、その本体は「とにかく長い」、これにつきるであろう。なんと167分である。3時間近くあるのである。勿論もっと長い映画はあるし、今年公開された邦画『愛のむきだし』なんて237分もあったりした。イングロあたりは153分、約2時間半だったが、オレにとってはこのぐらいがギリである。堪え性の無い中学生体質のため、どんなに良作であろうと3時間とかなっちゃうと尻込みするのだ。やはり映画はドンパチあってサックリ90分。これに限ると思うのである。 《レヴュー》

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*9位* 『2012』

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ぶっこわれまくる地球を舐めるように眺め、うっとりと愛でることを目的にしたこの映画、どこもかしこもクライマックスと言えることもできるが、それが最高潮に達したのはなんといっても「バックり割れた地殻の断面から突如飛び出す地下鉄車両」だろう。笑った。こんな馬鹿なシーンあるかっつーの。地球はこうしてゲラゲラ笑われながら終わってゆくのである。合掌。 《レヴュー》

*10位* 『イングロリアス・バスターズ

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小ネタの多いこの映画、いってみれば「本体の宝庫」と言う事が出来るかもしれない。ブラピの割れた顎とか"ユダヤの熊"が持つバットとかヒトラーのケープとかボンジョルノとか挙げていけばキリがない。そもそもタラの撒いたそんな小ネタに涎を出して飛びついてウンチクを垂れるようになってしまったらタラの思うツボである。という訳でここは一つ、映画イングロの本体は「言っちゃいけないのかもしれないけどタラって結構ブサいよね?」ということでいかがであろう。 《レヴュー》

*次点* 『SPACED/俺たちルームシェアリング』

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1999〜2001年に製作されたイギリスのTVコメディであり日本でのDVD発売が去年ということもあって次点にしたが、本当に面白い作品だった。そしてこの作品の本体はなんだったのか?と考えるにそれはエピソードにちょこっとだけ出てきた「どんなリズムにもすぐ乗っちゃって首をヘコへコさせはじめる男」であろう。あのなんだか乗っちゃうフィーリング、あれこそがこの作品の楽しさの源泉でありオレの心にフィットしたポイントだったのではないかと思う。 《レヴュー》

SPACED ~俺たちルームシェアリング~ DVD-BOX

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という訳で『2009年オレ的映画ベストテン!』でありました!

梅松竹子梅松竹子 2009/12/30 16:09 沢山の優れた作品が観られていないのはある種の不幸というか損失というのは当たっていると思います。
私のほうは消化不良気味になっているため観たり聴いたりすることをあえて抑えて
一点一点への満足度を高めにしたいと考えているのですが、自分に受け入れる容量さえあれば沢山摂取したいです。
せっかく面白いものが多いというのに味わうことなく、、なんてなんだかんだいってもったいないですよ。
吸収できる人はどんどん吸収したほうがイイと思います!
フモさんの発信してくださる情報でいろいろと助かっていますので、今後もガンガン発信お願いしますね。
スラムドッグは映画館で観ましたが感動しました。
ちょっとプライベートで気になることがあって前半のめりこめなかったのですが、
映画館は迫力があるから自宅で観るより世界にトリップしやすく、映画って観にいく価値はあると思います。

globalheadglobalhead 2009/12/30 20:24 とはいいつつオレのほうは最近情報が過飽和気味で、ちょっと振り回されすぎかなあ、と思うことも多くなってきました。
これは映画に限らず本とか音楽とかゲームとかも一緒で、ちょっと興味沸くと全部体験しなきゃならないと思い込んじゃうんですよ。
でも時間は有限なもんですから、全部なんて結局無理なんですよ。歳と共に感情の反応も鈍くなってくるし。
だから来年はもっとテキトーにやりたいです。…あくまで願望ですが!

azecchiazecchi 2009/12/31 14:30 『メカと生足のコントラスト』、なるほどそういうことか!!と腑に落ちました。
そういう意味ではヘルボーイのセルマにも似たような法則が成り立っているかもしれませんね。

globalheadglobalhead 2010/01/01 10:06 エヴァンゲリオンもロボットアニメに見せかけてシンジ君がレイやアスカに悶々としまくるいう物語だったようなものですな。

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20091229(Tue)

[]ドロドロ怪獣が人々を貪り食うモンスター・ホラー第2弾! ドロドロ怪獣が人々を貪り食うモンスター・ホラー第2弾!を含むブックマーク ドロドロ怪獣が人々を貪り食うモンスター・ホラー第2弾!のブックマークコメント

■人食いアメーバの恐怖2 (監督:ラリー・ハグマン 1971年アメリカ映画)

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『人食いアメーバの恐怖2』だよ!1971年製作のこの映画、真っ赤な色したアメーバ怪獣が人々を次々に襲っていくというモンスター・ムービーなんだ!襲われた人間はアメーバに消化されて跡形も残らないから怖いよね!人がモンスターにブッ殺される映画っていっぱいあるけど、踏み潰されたり齧られたり寄生されたりとかも嫌だけど、どろどろのお粥みたいに溶かされて死んでゆくというのもやっぱり嫌だなあ!おまけにこの人食いアメーバ、形の無いドロドロの生き物だから、銃ぶっぱなしたって効かないんだね!そして人を食えば食うほどどんどん大きくなっていくんだ!人類はこの人食いアメーバを倒すことが出来るのだろうか!?

さてこの人食いアメーバ映画、『2』というぐらいだから『1』もあるわけなんだね。それが1958年に製作された『マックィーンの絶対の危機(人喰いアメーバの恐怖)』、無名時代のスティーブ・マックィーンが出ていたということで有名なB級SF映画なんだね。しかしマックィーンが出ていなくてもB級SFとして非常に印象の強い作品で、子供の頃これをTVで観て、真っ赤なゼリー状の巨大アメーバが人を飲み込む映像がトラウマになっていたほどだったね(この辺でレビューしているので興味のある方はドウゾ)。この1作目は当時も人気を博したのか、TVで何度か放送されており、『1』と『2』の2週連続上映なんてこともあったような記憶もあるな。いやー放送される度に毎回観てたなあ。この映画かなりオレのお気に入りだったようだね。

で、この『2』なんだけど、人間がアメーバに次々と食われちゃうパターンは『1』と一緒なんだが、この『2』ではそれがブラック・ユーモア全開で描かれているのが特色なんだね。そもそも全体的にユルイ雰囲気で話が進行し、食われちゃう連中がなんだかすっとぼけた連中ばかりで、食われて悲惨に思うよりも悪いとは思うがプッと笑っちゃうことが多いんだ。アメーバだから変幻自在にどんな隙間からでも現れちゃうのがこの映画のコワい所なんだけど、襲われる瞬間の人間たちが「ナニコレこれなんなの!?」と訳も分からず餌食になっていく表情がオマヌケで笑わせるんだよな!

この『2』は特撮がローテク過ぎて泣けた『1』よりも若干金が掛かっているようだが、それでもやっぱり今観るとのんびりしたモンスター・ホラーで、妙に味わい深いものがあったよ。それにしてもずっこけた電子音楽風のテーマ・ミュージック、今でもはっきり覚えていたのにびっくりしたなあ。

ところでこの『人食いアメーバの恐怖2』の画像を探していたら、なんとYouTubeに映画全篇がUPされてるのみつけてしまいました(↓)。字幕は無いけど興味の沸いた方はご覧になって下さい〜。

■Beware The Blob (『人食いアメーバの恐怖2』)

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人喰いアメーバの恐怖2 [DVD]

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20091228(Mon)

[]『アフロ忍者』は熱い映画愛の炸裂したおバカムービーだった!? 『アフロ忍者』は熱い映画愛の炸裂したおバカムービーだった!?を含むブックマーク 『アフロ忍者』は熱い映画愛の炸裂したおバカムービーだった!?のブックマークコメント

■アフロ忍者 (監督:マーク・ヒックス 2009年アメリカ映画)

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ドジでヘタレな黒人郵便局員レジー(マーク・ヒックス)は今日も局長にお小言を貰いながらしがない毎日を過ごしていた。そんなある日、郵便局に暴漢が乱入、慌てたレジーは何故かとある小包を開けてしまう。日本から届けられたまま配達不能になっていたその古い小包の中には、なんとヌンチャクが!そのヌンチャクを手にしたレジーは不思議な力を注入され、鬼神の如く暴漢を撃破!しかしその日以来レジーの身に異変が…。なんと彼の頭はゴージャスなアフロヘアに!ボディはムキムキに!さらに何故か日本語が読める!そういえば金曜の夜、めっちゃスシが食いたくなり貪り食った…。えええええ!?オレひょっとして日本人になっちゃったのか!?武術開眼したアフロな忍者に生まれ変わったのか!?天は…俺に何をさせようと言うんだぁ〜〜〜ッ!?

『アフロ忍者』である。アフロ!黒人!忍者!カンフー!というもうやりたい放題の濃いい組み合わせである。そもそも忍術使ってないから忍者じゃないと思うんだけどそこはご愛嬌だ!それにしても暴漢が襲ってきたからってなんでいきなり小包開けるんだよ!?その中になんでたまたま不思議のヌンチャクが入ってるんだよ!?でまあ神秘の力を得たのはいいとして、それとアフロな髪になるのにどういう関連性があるんだよ!?「俺日本人になってる…」って、日本人アフロヘアじゃないし!しかしメチャクチャスシ食いたくなった自分を日本人と疑うのは無理も無いかもな。オレはカレーばっかり食ってるときは自分をインド人かと疑うし、ピザばかり食ってるときは自分をイタリア人かと疑ってるもんな。ってか、だいたいヌンチャクは日本じゃないと思うけどな!…とまあ突っ込み所満載ではあるがこの『アフロ忍者』、実にラブリーな映画であることもまた間違いない。

この映画は元々スタント俳優である主演・監督のマーク・ヒックスが彼のスタント仲間を集めて製作したものらしい。見るからに低予算作品であり、映画的に不器用な部分も多いのだが、そんなチープさを補って余りある映画愛と情熱が伝わってくる微笑ましい作品に仕上がっている。物語的にユルイ部分はギャグってことで受け流せるし、アクション・シーンは手堅く撮ってピリッと映画を引き締めている。勘違いされされた日本像もこそばゆくて可笑しい。映画というのは物語そのものよりも、きちんとしたアクションがあればそれなりに見栄えがするといういい見本だろう。それにしてもこういう低予算映画観ていると「これなら出来そうか!?」と勘違いして映画作りたくなってくるよな。しかしアクション映画は無理だからやっぱバカ映画になるのか…それもギャグの無い単なるバカなバカ映画…う〜ん…。

アフロ忍者 [DVD]

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20091225(Fri)

globalhead2009-12-25

[]泡沫!年末!ジュウシマツ! 泡沫!年末!ジュウシマツ!を含むブックマーク 泡沫!年末!ジュウシマツ!のブックマークコメント

  • タイトルに深い意味はないのである。
  • ちなみにジュウシマツはこんな感じでイメージされていただきたい。
________
|              |
|  / ̄ ̄ ヽ,  |
| /        ', |
| {0}  /¨`ヽ {0}, !
|.l   ヽ._.ノ   ', |
リ   `ー'′   ',|
|              |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
5代目 ジュウシマツ住職
  • この間とあるお店の入り口で客が店員になにやら悪態をついていた。入り口のポールまで蹴飛ばしてかなりご立腹のようだ。シャレのめした格好のその青年は「お金払ったのに!ふぁっく!ふぁっく!」などと言っている。そしてその連れらしい若い女性も一緒になって「ふぁっく!」と御唱和だ。二人ともフツーの日本人だったがな。
  • まあなにがあったか知らないが、フツーの日本人が「ふぁっく」とか言っても全然サマにならねーんだよな。ってか、このオニイサン「ふぁっく」って言いたかっただけちゃーうんか?「つい英語で怒っちゃうカッコいいオレ」を演出したかっただけとちゃーーうんか?
  • 怒ったときはやっぱ関西弁だろ!
  • そもそも日本人で「ふぁっく」と言っていいのは内田裕也さんだけなのである。
  • …という訳で年末である。人並みに忙しくしているのである。
  • 特に忙しいのはゲームだがな!
  • 最初「楽チンそう」と思っていたFF13は実はそれなりに歯ごたえのあるゲームだということが発覚。クリア時間は50〜60時間らしいが、今のオレのペースだと多分クリアは半年後…。
  • そしてこの間届いた『Call of Duty:Modern Warfare 2』PC版はインストールさえしていない始末…。
  • 正月休み1ヶ月くれ。
  • そういえば今日昨日とクリスマスであったが、オレは昨日は普通に残業である。
  • すると7時ぐらいになって、部下のAくんがモジモジしながら「…すいません。今日ちょっと早く上がらせてもらっていいでしょうか」とか言ってくるではないか!
  • なんとクリスマス・イブの夜にご予定のあるAくんだ!
  • 「いんでね。帰れば」と言って帰らせたが、実はオレは知っている。彼がこれから向かうのがフィリピンパブだということを!フィリピンパブのクリスマスナイトをこれから謳歌しようとしていることを!さあ花びら大回転ですよお客さん!
  • 残ったオレは9時過ぎまで居残り。「バンメシはスーパーに残ってる鶏の足でも食って気分だけでも浸るべえか」と思ったが午後10時のスーパーにはそんなものは跡形も無かったのである。なんか悔しかったのでもう11時になるというのに料理作り始めたオレなのであった。
  • まあクリスマスっつってもな。相方さんとはいつも旨いもん食ってるし旨い酒飲んでるし、プレゼントしたいものがあったら気がついたときに贈ってあげてるから、なんかクリスマスに特別なものがあったとしたらいつもは絶対食わないケーキなんぞを食うことぐらいですよ。
  • 結局ありゃあ子供の為にあるんだろうな。別に信仰とかあるわけでもないし、いっそ「第2こどもの日」とかにしちゃったらいいのに。
  • それにしてもなーんか年末年始は浮き足立った気分になるので、さっさと年明けてくれてフツーの毎日に戻ってくれるといいなあ、とかちょっと思っちゃいました。
  • とか言いつつ、今日の帰りデパートにケーキ買いに行くのはナイショだ!

jkjk 2009/12/25 14:43 いいなぁ 死ね死ね祭・・・

globalheadglobalhead 2009/12/25 18:10 死ね死ね祭を開催しているのはきっと死ね死ね団だと思います!
♪死ね 死ね 死ね死ね死ね死ね 死んじまえ
黄色い豚めを やっつけろ 金で心を汚してしまえ

梅松竹子梅松竹子 2009/12/25 21:25 だ、第4回!
ウチも(?)フツーの日みたいなクリスマスでした。
昨晩は残り物を食べたので今晩はもーちょっとマシなものを作ろうかなあと思ったら夫に仕事帰りに忘年会行ってくるって言われました。
>デパートでケーキ。
おおおー。熱いですね〜!

globalheadglobalhead 2009/12/26 13:52 実はウチ、今日がクリスマスなんですよー。まあ要するに鶏食ってケーキ食うってだけなんですがね。
だから予約していたケーキ、26日に取りに行きますって店に言っておいたら、
あとから電話来て、「すいません、クリスマスケーキなんで25日中に引き取ってもらえますか」とか言ってんの。
だから昨日忙しかったのに会社抜けて取りに行きましたよ。
しかし保存の都合もあるんでしょうが、そのぐらい融通利かせてよって感じです。

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20091224(Thu)

[]PET SHOP BOYS のクリスマス PET SHOP BOYS のクリスマスを含むブックマーク PET SHOP BOYS のクリスマスのブックマークコメント

■Christmas / Pet Shop Boys

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メリー・クリスマス!という訳で今日はPet Shop Boysがリリースしたクリスマス・ソングを御紹介します。このシングル収録の「It doesn't often snow at Christmas」は元々1997年にPSBファンクラブのメンバー限定にリリースされていたものだということですが、今回はそのニュー・バージョンが一般に発売されることになったようです。さらに「My Girl」はMadnessのカバー、「Viva la vida」はColdplayのカバーとなっています。「Viva la vida」、Coldplayの原曲は知らないんだけれど、PSBの「Domino dancing」のフレーズがここかしこに使われていて、これが結構盛り上がります!

《収録曲》

1. It doesn't often snow at Christmas (new version)

2. My girl

3. All over the world (new version)

4. Viva la vida/Domino dancing

5. My girl (our house mix)

Pet Shop Boys - It Doesn't Often Snow At Xmas (Live 2000)

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Pet Shop Boys / Viva La Vida + Domino Dancing

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Christmas

Christmas

■Party / Pet Shop boys

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ついこの間発売されたブラジル限定のベスト・アルバム(とは言ってもアマゾンで買えますが)。2009年のブラジル公演記念ということらしいですが、そういえば日本でも昔PSBのツアーがあったとき"日本限定シングル"なんてぇのが発売されてたからああいうのなんでしょうね。PSBのベストは『Discography: The Complete Singles Collection』も『Pop Art』もしっかり持ってるんですが、収録曲なんてたいした違いも無いにも拘らず、こちらもやっぱり買ってしまいました…。『Party』っていうぐらいだからクリスマス・パーティーにでもかければ…ってことでどうでしょう。

《収録曲》

1. West End Girls (10'' Mix)

2. Love Comes Quickly

3. Paninaro (7'' Mix)

4. It's A Sin (Disco Mix)

5. What Have I Done To Deserve This?

6. Always On My Mind (Extended Dance Version)

7. Domino Dancing

8. It's Alright (7'' Version)

9. Being Boring

10. Go West

11. Before (Single Edit)

12. New York City Boy

13. Home And Dry (Radio Edit)

14. Minimal (Radio Edit)

15. Love etc.

16. King of Rome

Party (Spec)

Party (Spec)

■Beautiful People / Pet Shop Boys

Beautiful People (Maxi)

Beautiful People (Maxi)

ついでにアルバム『Yes』からの3rdシングルを紹介。どうもドイツ限定発売だったらしいけど、こちらも普通にアマゾンで買えます。PVが「おっ?」と思っちゃうような楽しい出来です。

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《収録曲》

1. Beautiful people

2. Fugitive (7" version)

3. Beautiful people (demo)

4. Up and down (Tom Stephan mix)

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20091223(Wed)

[]Carl Craig @ 代官山AIR Carl Craig @ 代官山AIRを含むブックマーク Carl Craig @ 代官山AIRのブックマークコメント

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いつも一緒にクラブに行っていた若人たちが「クラブで忘年会したい!」というので、昨日はそんな若人たちを引き連れて代官山AIRへCarl Craigのプレイを聴きに行った。

デトロイト・テクノDJであるCarl Craigは昔からとても好きなテクノDJだったのだが、観るのはなんとこれが初めて。

この日行ったのはDくん、Tくん、コムスメ1号と2号、そして相方さんとオレの総勢6人。20代から40代(オレ)まで幅広い年齢層!連中と会うのは久しぶりだったのでとても楽しみにしていた。

12時過ぎにAIRに入り、体力温存の為(年寄りはなにかと大変なんです)先にプレイしていたLOUD ONEをやり過ごし、1時頃Carl Craigが登場したのでフロアに突入。

初めて聴いたCarl Craigの生プレイは初っ端からやはり黒くてブットかった!非常に計算され抑制の効いたインテリジェント溢れるプレイで、長く聴いていて少しもダレることも疲れることもなく楽しむことが出来た。実際ちょっと疲れたから休もうか、と時計を見たのが3時、オッサンのオレにしては珍しく2時間あまりも踊っていたことになる。若人たちもCarl Craigのプレイを観るのはこれが初めて、全員が声をそろえて「スゲエ!ヤヴェエ!」と大盛り上がり。

その後30分ほど休憩して再びフロアに戻り、途中1、2度離れたけれど結局5時頃までCarl Craigのプレイを堪能していた。実は歳も歳だしそろそろクラブも卒業かな、と思っていた矢先だったのだが、今回の彼の素晴らしいプレイを体験し、こりゃ卒業なんて言ってられないぞ!と思った次第。

5時過ぎにお開きすることになり、若人たちと早朝の渋谷センター街をぶらついてハンバーガーショップで一息付いた後、渋谷駅前でお別れ。良いお年を!また一緒にクラブ行こうぜい!と声掛け合って別れたのでありました。みんな、楽しい時間をどうもありがとう!

DJ Kicks

DJ Kicks

Fabric 25

Fabric 25

More Songs About Food & Revolutionary Art (Bel)

More Songs About Food & Revolutionary Art (Bel)

Album Formerly Known As

Album Formerly Known As

Sessions

Sessions

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20091222(Tue)

[]愛だけが、雨を降らせることが出来る。〜映画『再会の町で』 愛だけが、雨を降らせることが出来る。〜映画『再会の町で』を含むブックマーク 愛だけが、雨を降らせることが出来る。〜映画『再会の町で』のブックマークコメント

■再会の町で (監督 :マイク・バインダー 2007年アメリカ映画)

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9.11の事件により妻子を亡くし、心を閉ざしたまま現実に背を向けて生きる男の癒しと救済の物語である。まあ別に9.11じゃなくても自動車事故でもなんでもいいような気がするが、9.11のほうがより悲劇の度合いとして観客に理解し易いということなのだろう。しかし癒しと救済…あんまりオレ好みでは無い物語なのだが、観る気になったのは主演がアダム・サンドラーなのとサントラにザ・フーの名曲「Love Reign O'er Me」が使われていたからだった。

家族をいっぺんに亡くす悲劇、悲しみ云々…という粗筋から相当湿っぽいものを想像していたのだが、前半は主人公チャーリー(アダム・サンドラー)と彼の旧友アラン(ドン・チードル)とのやり取りが時にはコミカルに微笑ましく描かれ、それに歯科医を営むアランの奇妙な客などが絡み、意外に軽快に物語は進んでゆくのだ。時々チャーリーはPTSDで困ったチャンになったり発狂したりするけどな。そんなチャーリーのギリギリの心象を表現するとき使われるのがこの映画の原題にもなっている「Love Reign O'er Me」という曲だ。(正確な原題は「Reign Over Me」)

「Love Reign O'er Me」はザ・フーのコンセプト・アルバム『四重人格』に収められている。このアルバムはある青年の青春期の分裂と混乱を物語仕立てで描いたものであり、そして「Love Reign O'er Me」はアルバムのテーマでありハイライトともいえる曲なのである。「愛の支配」と訳されているけれども、「愛だけが雨を降らせることが出来る〜Only love, can make it rain」という歌詞から始まるこの曲は、男女の愛であると同時に「雨に打たれることを感じる=自分を取り巻く世界を感じることが出来るようになる」という意味なのだろう。男女の情愛が世界を生き生きとしたものに変える様に、雨は世界が生々しく生きていて、自分もその中で生きる一人であることを感じさせるものだ、ということだ。映画はそして、傷ついた男がもう一度世界を感じられるようになっていく様を描いているのだ。

悩みや苦しみなど程度の差さえあれ、実は誰もが抱えているものだろう。それが深いとか重いとか些細なものであるかということは関係無い。この物語の主人公チャーリーは苦しみから逃れる為にゲームと音楽に沈溺し引きこもる。世界には他のものなど存在しないように。そしてたまに観るバカ映画。…というところで気付いたのだがなんとこれはオレのことではないか。いやあオレ、ある時期はゲームと音楽と映画だけの生活していましたな!いったいオレになにがあったというのでしょうか!?いや、家族こそ亡くしてないけどね…ほら、いろいろあったんすよ…モテなかったりフラれたりモテなかったりフラれたりとかね…。いやあ、辛かったなあ…。チャーリーみたいに時々荒れてたしなあ…。オレもPTSDだったのかしらん…。

とまあちょっと脱線したが、「Love Reign O'er Me」をタイトルにし主題にしたこの映画、なかなかきちんと作られた良作だと思います。でもちょっと、ザ・フーのこの曲に頼りすぎているところもあるような気がするんだよなあ。ある意味この曲のイメージで映画を一本作っちゃいましたあ、という気がして、ちょっとズルイんじゃない?と思った。なんていうんでしょ、例えばツェッペリンの『天国への階段』をテーマ曲にした『天国への階段』という映画があったら、映画の出来はそこそこでも音楽で結構見せちゃったりしないかあ。サイモン&ガーファンクルを使った『卒業』も音楽のイメージが強いから名作みたいなイメージがあるけれど、あれからS&G抜いたら意外としょうも無い映画だって気がしません?

■Love, Reign O'er Me - The Who

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再会の街で [DVD]

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四重人格

四重人格

梅松竹子梅松竹子 2009/12/22 13:50 ゲームと音楽と映画漬け。。心底お好きとしか!(笑)

globalheadglobalhead 2009/12/22 17:05 そう!実は単に好きなだけだった!あの頃現実なんて全然つまんなかったし!

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20091221(Mon)

[]FF13やった FF13やったを含むブックマーク FF13やったのブックマークコメント

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PS3初のFFシリーズ『ファイナルファンタジーXIII』、オレもなんとなくやっております。これがある意味画期的なまでにライト・ユーザー向けに作られていて物議を醸しているようですな。

●戦闘システムの問題点

コマンド式なのに中盤まで「たたかう」か「範囲攻撃」の二択、「逃げる」は存在しない

RPGの醍醐味であるMPの概念がない&戦闘終了後はHP完全回復

全滅しても直前からやり直しのゆとり仕様

経験値がないのでザコ戦は「たたかう」を連打するだけの無駄な作業に陥る

中盤になってようやく戦闘にほんのちょびっと幅ができる

防具は腕輪のみ・武器は固定・キャラのステータスは力と魔力のみ・レベルという概念すらない

というRPG史上これ以上ない位シンプルな作り

クリスタリウムの成長も大して自由度が無く、普通のレベルアップシステムを面倒くさくしただけ


●RPGの問題点

ワールドマップというものがない

13章中11章まで完全な一本道、寄り道ポイントがないどころか本当にレールの上を走るが如き一本道

道幅も狭いのでせっかくのシンボルカウントも結局強制戦闘にしかならない

街が極端に少ない

買い物はセーブポイントのオンライン販売のみという手抜きシステム

しかもお金がほとんど手に入らないのでほとんど無意味


⊂⌒⊃。Д。)⊃カジ速≡≡≡⊂⌒つ゚Д゚)つFull Auto | FF13はもう冗談じゃ済まされないレベルになっている

いやあ、楽でいいじゃん。

まあゲームに何を求めるのか?ということなんでしょうが、それは人それぞれでしょうし、「こんな緊張感もへったくれもないムービー垂れ流しゲームはクソだ」という意見も分からないでもありません。オレはやってないけど今年出たドラクエ9あたりはあれだけ売れながらもきちんとしたゲームシステムを持ってたでしょうし、同じムービー垂れ流しでもMGS4はゲーム性それ自体は遜色無いものだったと思います。だからライト・ユーザー向けだから簡単にするとかムービー主体だからゲーム性はおざなりで良いということにはなりません。

しかし年齢的にクソジジイのうえ頭もすっかりボケてきたオレ個人としては、実際もうRPGは疲れるんですわ。それに面白そうなゲームは次から次に発売されるけど、それを全部やってる暇もないんですよ。クリアまで50時間とか100時間とか聞いただけでもう手を出す気になれません。クリア時間20時間ぐらいが丁度良いぐらいです。あとボケ老人のため細かいストーリーとかややこしいシステムとかも憶えられないんです。そんなダメゲーマーのオレにとってはこのFF13、「とりあえず話題だからちょっとやってみるっぺか」という気にさせるいいゲームだと思います。

プレイしてみた感触も、ムービーの合間にボタン連打といった馬鹿馬鹿しいまでの単調さが逆に、ボーっとしながらTVを観ている時のあの無我の境地に似ていて段々と心地よくなってくるんです。そもそもRPGの戦闘なんて単調になりがちなもんですから、最初から単調と割りきって画面の派手さで補ったこの作りは悪くありません。物語もJ-POPの歌詞並みにクサいしキャラはチャラくて薄っぺらいですが、そもそもFFって昔からこんなもんだったじゃないですか。物語なんてどうでもいいんです、ただボーっとボタン連打してキラキラした画面観ていられれば気持ちいいじゃありませんか。今回のFFはそういった意味で思いっきりいろんなものを割り切って作ったゲームだと思いましたよ。

《追記》

「楽でいいじゃん」とか言っときながら、序盤の中ボスで死にまくり…。
オレ、ダメ過ぎじゃねーかよ。

ファイナルファンタジーXIII - PS3

ファイナルファンタジーXIII - PS3

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20091218(Fri)

[]『リトル・ブリテン』は大英帝国に巣食うお下劣連中を描くコメディ番組だった!? 『リトル・ブリテン』は大英帝国に巣食うお下劣連中を描くコメディ番組だった!?を含むブックマーク 『リトル・ブリテン』は大英帝国に巣食うお下劣連中を描くコメディ番組だった!?のブックマークコメント

f:id:globalhead:20091019154854j:image

イギリスのTVコメディ・シリーズ『リトル・ブリテン』のDVDを観ましたよ。
いやあホモネタ・ゲイネタ・女装ネタのオンパレードでしたね!
他にも人種差別・デブ差別・障害者差別のてんこ盛りです!
あとゲロ吐きまくり婆さんとか百貫デブ女のヘアヌードとかも出てきます!
ホンット、サイテーですねこんなの観て喜んでいるようなヤツは!うううしかし面白かった…。

この『リトル・ブリテン』、マット・ルーカスとデヴィッド・ウォリアムスのコンビが脚本執筆・製作・出演し、イギリスBBCで2003年から2006年の第3シーズンまで放送されたコメディ番組で、2008年にはアメリカに渡り『リトル・ブリテンUSA』というタイトルの番組も制作されています。日本発売のDVDはシーズン1のVol.1とVol.2、シーズン2のVol.1とVol.2、そして『リトル・ブリテン スペシャル 世界の国からこんにちは』の5本で、残念ながらシーズン3と『リトル・ブリテンUSA』の国内リリースは今の所無いようですね(出せ出せ出してくれ)。また、これだけお下劣な番組なのにも係わらず、国際エミー賞、英国アカデミー賞など様々な賞を受賞しています。

内容はマットとデヴィッドの二人が様々なキャラを演じ分けた短いコントが幾つも繋がっているというもの。そのキャラというのがどれもこれもとてつもなくしょーもない人たちばかりで、これ放送していいのか?と思っちゃうようなスレスレの危ないギャグを連発する。お下品好きのオレがヒヤヒヤするぐらいだから相当なものだが、逆に言えばこういったギャグを堂々と放送しあまつさえ受け入れられるイギリスってスゲエなあ、とさえ思わせる。このニッポンじゃ、まあ無理でしょう。イジメだ!差別だ!低劣だ!残酷だ!食べ物を大事に!とか大騒ぎするんでしょうなあ。ではこのマットとデヴィッドのコンビがどんなキャラを演じるのかちょいと紹介してみましょう。

続きを読む

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2009/12/19 20:19 これを公共放送で放映してくれる大英帝国が大好きです。
私は常々、『「差別はいくない!」と上段に構えて、その事自体が差別を生み出している事に気付かない人』と、『被差別意識』の関係を、浅学のために混乱しながら考えているのですが、そんな事よりまずこのDVDを観よう!と思いました。

uk_usa_tvuk_usa_tv 2009/12/20 01:34 はじめまして。よくぞ作ってくれた!って感じの番組ですよね。
日本ではなかなかここまでやる勇気を持ったコメディアンもスタッフもいない気が。
で、すごく楽しいエントリーの重箱の隅つっつくようで申し訳ないんですが、
ゲイなのはマット・ルーカス君の方(同性婚→残念ながら離婚)で、
デイヴィッドのゲイ発言はギャグだったと思います。 ではではー。

globalheadglobalhead 2009/12/20 09:34 >レイジーさん
とてつもなく面白かったです!スレスレどころかイっちゃってる、その思い切りのよさが凄かった。ある意味白黒ととてもはっきりしていると思う。
今度レイジーさんとお会いしたときに持ってきますよー。

globalheadglobalhead 2009/12/20 09:45 >uk_usa_tvさん
はじめまして、コメントありがとうございます。正確な情報いただいて助かりました。というかオレ、どっちがどっちだか分かってなかったみたい…。
日本じゃお笑いもクレーム怖いからおっかなびっくり作ってるって感じなんでしょうね。
それも分からないこともないんですが、どこか奥歯に物が挟まったような表現が逆にすっきりしなかったりします。
それにしてもuk_usa_tvさんのサイトがとても充実していてびっくりしました。また覗かせてもらいますね。

20091217(Thu)

[]最近聴いたCD / Jeff MillsとかDJ3000とかAlton Millerとか 最近聴いたCD / Jeff MillsとかDJ3000とかAlton Millerとかを含むブックマーク 最近聴いたCD / Jeff MillsとかDJ3000とかAlton Millerとかのブックマークコメント

■Sleeper Wakes / Jeff Mills

スリーパー・ウェイクス

スリーパー・ウェイクス

Jeff Mills待望の新作『Sleeper Wakes』、待望と言いつつやっぱりいつもと同じSFサントラ路線なんだろうなあという諦めもある『Sleeper Wakes』。この人昔からアルバムタイトルも『Metropolis』とか『Time Machine』とか『One Man Spaceship』とかメッチャSF趣味丸出しなんだよなあ。SF趣味は別にいいんだけど、音のほうもお前はイーノかはたまた冨田勲か、と言いたくなるような宇宙幻想な曲が続き、かなり食傷していたのは確か。テクノDJとしてはもう最高の部類に入る人で、数年前聴いたDJプレイも相変わらずのハードミニマルゴリゴリゴリ!だったんだけど、アルバムだと「宇宙は無限だあああ」とか「宇宙は神秘だあああ」とか始まりちょっと気の抜けた音を聴かされちゃう。なんだろなあこの落差、今回もそれなんだろうなあ、と思って聴いてみたが、まあ相変わらずと言えば相変わらずだけど、ちょっとムキになって聴き込んでみたらこれが意外にいい。

以前までのアルバムよりエッジの立った曲が多いし、宇宙幻想な曲も音を掻き分けてよく聴いてみると、実はしっかりミニマルでトライバルなビートが底にはあるんだよな。Jeff Millsは『X-103』の昔から宇宙趣味とハードミニマルが混在していた人で、この『X-103』からハードミニマルを引くと今のJeff Millsになるけど、結局DJとアルバムは別物ってことで活動するようになっちゃったってことなんだろなあ。それにしてもこのデトロイト系テクノ・アーチストの宇宙趣味・SF趣味ってなんなんだろう。野田努さんあたりも書いてたけど、徹底的な現実への幻滅と、夢のような妄想の未来を信じるしか希望が得られないってことの表れなんだろうか。でも、強固な妄想は、夢は、信じることによって現実化してゆくこともある。少なくとも、デトロイト・テクノを聴く時の高揚感や幸福感は、つまらない現実を、ちょっとでも生きやすくしてくれるものであるとオレなんかは思っている。 《試聴》

■GALACTIC CARAVAN-Remixes / DJ3000

f:id:globalhead:20091209164039j:image asin:B002UZL33Q

DJ3000の前作『GALACTIC CARAVAN』を豪華リミキサー陣を迎えてリミックスした2枚組アルバム。そのメンツはBen Sims、Mark Broom、Orlando Voorn、Dan Curtint…と思わずウオオオッ!と盛り上がらずにはいられない面々!しかしUR一派とはいえ前作『GALACTIC CARAVAN』はフロアユーズというよりも実にリラックスしたとても個人的なアルバムで、嫌いじゃなかったけどこれをリミックス?という気もしていた。ところがそこはリミキサー陣の腕の見せ所、どれも聴き所満載の良作に仕上がっていてメデタシメデタシ!元のアルバムがかなり明るく開放的な雰囲気だったのもあって、どちらかというとハードな曲展開が得意なリミキサーの皆さんの手にかかっても重さや暗さの無い軽やかな音になってるんだよな。全体的な曲調もバラエティに富み、とても楽しめるリミックス・アルバムになっていると思います。 《試聴》

■Souls Like Mine / Alton miller

SOULS LIKE MINE

SOULS LIKE MINE

■Selected Works / Alton miller

SELECTED WORKS

SELECTED WORKS

『Souls Like Mine』はデトロイト・ディープハウス・アーチストAlton miller2007年発表のアルバム。『Selected Works』はレア・トラックなどを含むAlton millerのこれまでの足跡をまとめたコンピレーション・アルバムです。デトロイト系はハウス・ミュージックもいける!というわけでこのAlton millerも妙にキラキラ・ギラギラしてたりするその辺のハウス・ミュージックとは一味違う出来になっています。力みが無く風通しのいい音なんだよね。なおかつソウルフルでしっかりダンサンブル。この地に足の着いた落ち着き具合が実にいい。ヴォーカルをフィーチャーしたハウスらしい曲ばかりでなくデトロイトテッキーな曲もきちんとあり、全体的に噛めば噛むほど味わい深い優れたディープハウス・アルバムになっています。
《Souls Like Mine:試聴》  《Selected Works:試聴》

マチュマチュ 2009/12/17 13:19 実を言いますとジェフの新作には全く期待していなかったのだけど、新作は前2作からの続編ながらも
新作の方が荒々しくなっていて、意外にもイイ!とか思っちゃいました。
自分には宇宙だとか未来だとかよう分からんので、シングル単位ではパーパスメイカー路線の
トライバルなのも作って欲しいですね。(本人いわくもうやらんそうですが)

globalheadglobalhead 2009/12/17 16:53 コメントありがとうございます。ジェフ君、毎回失望しながら毎回「今度こそは…」と思って買ってしまう、いわば腐れ縁のようなDJですねえ。テクノ聴き始めの頃からの長い付き合いだし、心底「スゲエなあ」と思える時期もあったので、どうも簡単に袖に振れない部分があります。ただ、今のジェフ君聴くぐらいならもっと刺激的で面白いDJがいっぱいいますから、やっぱりそっちのほうに目がいっちゃいますよね。最近はフィジェットとかクドゥロとかダーティー辺境ビートあたりを聴いています。

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20091216(Wed)

[]短編集『洋梨形の男』はデブ差別と恐妻男がテーマだった!? 短編集『洋梨形の男』はデブ差別と恐妻男がテーマだった!?を含むブックマーク 短編集『洋梨形の男』はデブ差別と恐妻男がテーマだった!?のブックマークコメント

■洋梨形の男 / ジョージ・R・R・マーティン

洋梨形の男 (奇想コレクション)

洋梨形の男 (奇想コレクション)

河出書房奇想コレクションの新刊はSF・ファンタジー作家ジョージ・R・R・マーティンのホラー作品集『洋梨形の男』。ジョージ・R・R・マーティンといえばオレは早川から出ていた『サンドキングス』を大昔読んでいたきりなのだが、SFホラーの大傑作と名高い表題作をはじめ、妙にねっとりぬっとりした作風が微妙に印象に残っている。今回の日本独自編集版ではSF寄りではなく、この奇想コレクションらしいホラーテイストな"奇妙な味"を集めている。

それにしても読んでみて思ったのだが、このジョージ・R・R・マーティン、肥満と自分の女房に限り無く恐怖心を抱いてるのではないかという作品が並んでいたな。

生白いブヨブヨの肥満男が恐怖を煽る表題作『洋梨形の男』は、主人公の女がストーカーされたとかどうとかではなく「あのデブチョーキモイ!視界に入んな!爆発しろ!」という嫌悪感が「あんなに見た目がキモイんだからきっと性格も変態で頭も狂ってるに違いないわ!キャー襲われるー!助けてー!」に変わっていくというホラーで、そのデブの描写も確かにキモイがデブイコールキモイというのもあんまりではないかと思わせるのであった。

同様に『モンキー療法』は大食漢のキモデブが謎のダイエットに手を出して死ぬような思いを味わうっていう話なんだが、この徹底したデブ虐め、作者のデブに対する恐怖…というか差別が根底にあるんじゃないのか!?そういえば先に挙げた短編集『サンドキングス』のなかの1作品『〈蛆の館〉にて』は地中をのたくる巨大蛆の恐怖を描いたゴシックホラーだったが、マーティンってデブに対して巨大蛆みたいなイメージを抱いていて「あいつらキモイ!ホントーにキモイ!」と心の底から思ってるんじゃないだろうか!?

『子供たちの肖像』は年老いた作家の元に送られてくる疎遠になった娘からの絵が、かつて作家がいかに家族をないがしろにしていたかを明かしてゆく、といった物語なんだけれど、ここで描かれる作家とその古女房が仲悪くてねー。いやー奥さんにネチネチ言われる描写が圧倒的過ぎて「おいおいマーティン、これ実体験だろ!?」とついつい問い詰めたくなりましたわ。

さらに『成立しないヴァリエーション』でも主人公夫婦の険悪なことと言ったら読んでるこっちまでうんざりした気分になるぐらいで、あたかもハイテクミサイルの如く的確に相手の嫌がる言葉・傷付く言葉を投下してゆく奥さんのそのイヤッたらしさは、あまりに真に迫っていてちょっとリアル過ぎ!マーティン、お前何があったんだ!?話聞いたげるからちょっと一緒に飲もうか…とさえ思ったぐらいである。なおこの『成立しないヴァリエーション』はチェスと時間旅行をテーマにした復讐についての物語なんだけど、時間旅行を可能しておきながらやってることは復讐という、みみっちい男が登場して哀れを誘う。あ、オレ?、もしオレが時間旅行ができるようになったら勿論あんなやつやこんなやつに仕返ししまくりだよ!復讐って楽しいもんね(オイ)!

その他オーソドックスなホラー『思い出のメロディー』、酒場の戯言がラストに壮絶なオチを持って来る『終業時間』などが並ぶが、あれこれ書いたけどなかなか読ませる高水準の話が多かったな。他の河出書房奇想コレクションの特色である"奇妙な味"作品よりもストレートに話が展開してゆくからとっつきやすいのかな。でもちょっと描写がしつこいけどね!

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20091215(Tue)

[]こんな世の中に誰がした!?ムーアの次の敵は資本主義! こんな世の中に誰がした!?ムーアの次の敵は資本主義!を含むブックマーク こんな世の中に誰がした!?ムーアの次の敵は資本主義!のブックマークコメント

■キャピタリズム〜マネーは踊る〜 (監督:マイケル・ムーア 2009年アメリカ映画)

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「アメリカじゃあ1%の富裕層が95%の庶民たちよりも多くの富を所有してるんですってよ!?まあ怖いわよね奥様!しかしいったいなんでまたこんなことになっちゃたのかしらん!?」というのが今回のマイケル・ムーアの映画、『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』である。資本家はどんどん肥え太ってゆくのに労働者はいつもそのツケを回されてスカンピンだ!責任者出てこ〜い!ということなんだが、まあこういう問題は資本主義社会にはいつも付きまとってて、それに嫌気が差して共産主義や社会主義になっちゃってそれがまた失敗したりとかなかなか上手く行くものではない。ただ今回のムーア映画は別に「資本主義そのものが悪だ!」と言ってる訳ではなくて、「昔のアメリカはもうちょっとましだったはずじゃないか?それがいったいぜんたいなんでこんな社会になっちゃったの?」と下手人探しをしてゆく、という寸法になっている。

ムーア映画に偏向があるとかないとか、それは分かってることだし、また、公平に客観的に描かれたドキュメンタリーなら逆に食指が湧くことも無くて、だからムーア映画ってそのアジテーションの仕方というかエンタテインメントとしての映画の面白さを観るべきものなんだろうと思う。そういうオレはたいして政治や経済に詳しいわけでもなく、ムーア映画を観ると素直に「なんてこった!」とか「これってひどいよね!」なーんて単純に思ってしまうタチなんで、この映画の政治的経済的な部分にあれこれ言おうもんならたちどころにボロが出て恥ずかしい思いをすることは目に見えているのでそういうことは書かない…というか書けない。ただ、今までのムーア映画って、「アメリカってヒデエ国だなあ…でも日本の問題ってわけでもないし」と思っちゃうところがあったけど、今回は明日は日本…って雰囲気が存分にして身につまされる部分があった。

だからムーアが以前からバラク・オバマ支持者だって分かっててもオバマの大統領選勝利の報に涙する人々の映像は素直に感じ入ってしまった。いい加減世の中変わって欲しい、って市井の人々の気持ちが伝わってきたからだ。だけどそれに比べて日本の今回の民主党勝利はなんだったんだろう…嫌な話ばかり聞くんだけど…。それと全員解雇を通達された労働者たちがストライキを行い徹底抗戦して勝利するエピソードもなんだか胸が熱くなっちまったな。これは会社に融資を断った金融機関に緊急救済法案で7千億ドルも注ぎ込まれCEOには大層なボーナスまで出てるのになんでこっちにはそれがまわってこないの?という背景があって、労働者の権利は常に正しいってことでもないんだけれど、結構ムゴイ会社でムゴイ仕事していたことがあるものとしてはちょっと感情移入してしまった。映画としてはムーアのアジテーションは随分大人しくなってしまったな、という印象。あれだけ有名になっちゃうと遣り難いところもあるんだろうね。

■キャピタリズム〜マネーは踊る〜 予告編

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20091214(Mon)

[]『カールじいさんの空飛ぶ家』は爺さんが第二の人生を見つける映画だった 『カールじいさんの空飛ぶ家』は爺さんが第二の人生を見つける映画だったを含むブックマーク 『カールじいさんの空飛ぶ家』は爺さんが第二の人生を見つける映画だったのブックマークコメント

■カールじいさんの空飛ぶ家 (監督:ピート・ドクター 2009年アメリカ映画)

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『カールじいさんの空飛ぶ家』、いつもハズレの無いPIXERアニメってことで期待して観に行ったんですよ。まず予告編が凄い良かったんですよ。妻と人生の苦楽を共にしてきた一つの家、しかしその妻も鬼籍に入り、一人になってしまったカール爺さんが思いついたのは、かつて妻と知り合った頃夢で語り合った空の向こうにある土地に、妻の思い出の詰まった家ごと旅立ってしまおう!ということだった…というものなんですけどね。

これが丁度映画のオープニングに当たる訳なんですが、この、若かりし頃から老年までの二人の道しるべがね、いいんですよ、泣かせるんですよ、二人で座ってたニ脚の椅子が、奥さんが亡くなって一脚がぽつりと空いてるんです、ここでもうオレ涙がドバーですよ。ああオレも愛する相方がいなくなったらどうしよう、いやでもオレのほうが年上だし相方さんがこんなふうに残されちゃうんだろうか、あいつ寂しがり屋だからきっと耐えられないだろうなあ、可哀想だよそんなの、とかいろんな事が頭に去来しちゃいましたよ。

でね、爺さんは家に風船山ほど繋げて飛び立つわけなんですが、オレ、これって死んだ奥さんにこれから会いに行く、ってことなんだと思ったんですよ。飛び立ったあとにはあの世の世界が待っているのだろうな、と思ったんですよ。つまり、本当は爺さんは、死んじゃったから空に飛び立って、そしてあれこれありながらやっと天国の奥さんに会えて、そこで永遠に一緒に居られるという話だと思ったんですね。ないしは、爺さんは生きたまま天国の奥さんに会ってそこで本当のお別れをして、それから地上に戻って奥さんの思い出を胸に一人生きる、そういう話だと思ってたんですよ。つまりね、爺さんの人生の郷愁についてのオハナシだと、勝手に決め付けてたんです。

そしたらアナタ、なんだか目的地の南米だかどこだかにはあっさり着いちゃうし、なんかその土地では変な鳥が現れて、それを喋る犬たちが追い掛け回してるし、爺さん、奥さんの思い出に浸る間もなく、なぜかくっついてきちゃったデブっちょのガキと一緒にドタバタするハメになっちゃうんですよ。挙句の果てに宮崎アニメみたいな空中戦にウツツを抜かすし、なんだか爺さん大活躍のアクション・ストーリーになるんですよ。

お陰で二人の思い出の椅子はブン投げちゃうし、奥さんの写真は放って置かれるし、なんだよ!女房との思い出はもういいのかよ!だいたい何の為にここまで来たんだよ!とオレはすっかり置いてけぼりですよ。まあ勝手にストーリーを決め付けてたオレも悪いんですけどね。結局、爺さんはデブっちょのガキと巡り合う事でこのガキの後ろ盾になるという新しい人生を手に入れるんです。これってオレの想像より全然前向きだしアメリカ的ですよね。考えてみるとオレの想像のほうはかなり湿っぽいし辛気臭いですよね。でもちょっとしんみりしたかったんですよ。そのせいで大好きなPIXERアニメなのにあんまりノレませんでした。すいません。

■カールじいさんの空飛ぶ家 予告編

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masamasamasamasa 2010/06/16 10:37 今更ながらDVDで見ました。最初の10分は泣けましたねえ。ピクサーは女性のキャラが本当に可愛いですね!正直ラッセルは最初はむかつきましたが(苦笑)、まあ許すという感じです(^^)。
キャラの配置がグラン・トリノと似てる感じですね。テーマは違うのでしょうが、ラッセルが東洋系の顔立ちですよね。カールの再生の物語だから、活劇はありだと思うけど、マンツもほんとに怪鳥を見つけてたんだから可愛そうですね。
人を殺していたっぽいからああいう結末なんでしょうが(でも一応死んではいないぽいですね)、マンツの再生の物語もリンクしたらより盛り上がったかなあ、と。

globalheadglobalhead 2010/06/16 16:43 もうあの冒頭は皆さん感涙の嵐だったようですね。うまいわー卑怯だわーアレ。
結局その後は第2の人生の物語として展開してゆくんですが、なんかもうふっきりが良すぎて、もうちょっと奥さん思い出してやれよーと思っちゃいました。
そういったせいもあってか、ピクサーアニメはどの作品も本当に好きなのに、この作品だけノレなかったんですよー。
ピクサーは「トイストーリー3」の公開も控えているのでこちらを楽しみにすることにしております。3Dで観るよ!

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20091211(Fri)

[]オレ的映画ゼロ年代ベストテン! オレ的映画ゼロ年代ベストテン!を含むブックマーク オレ的映画ゼロ年代ベストテン!のブックマークコメント

ワッシュさんのところの《映画ゼロ年代ベストテン》に参加しますよ。これ、「2000年から2009年までの10年間に公開された映画を対象として、お好きなものを10本挙げていただきます」という企画であります。

で、オレが選んだ10本の作品は!?

1.キル・ビルvol.1(2003年)

2.キル・ビルvol.2 (2004年)

3.グラインド・ハウス (2007年)

4.ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間(2001年)

5.ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 (2002年)

6.ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 (2003年)

7.スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年)

8.スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 (2005年)

9.ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (2007年)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 通常版 [DVD]

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10.ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 (2009年)

いやあ、自分で言うのもなんですが、中学生が選んだベスト10ですな、こりゃあ!

どうだ分かりやすいだろ!ザマーミロ!!

ってかさあ、最近の自分って学習として映画観ている部分があるんだよな。あれこれ調べて、あれとこれは観とかなきゃあかんだろ、みたいな感じで。なんで「あかん」のかはよく分かんないけど、まあ「映画ファンの端くれとして」とかなんとか、どこかで義務感みたいのを憶えて観ているのよ。誰にお伺い立ててんのかって感じだけどさ。勿論そうして観た映画には傑作、良作、みっけもの、為になるもの、意義深いもの、はそれぞれあるんだけどさ。なんかでもそういうの、ちょっと疲れるっちゃあ疲れるんだよな。だからそういうのじゃなくて、映画観てて理屈抜きで楽しめたようなのを選んでみることにした。その結果がこれだけどな!まあ要するに頭空っぽにして観れる映画がオレにとって最高の映画だってことらしいな!いうなれば、オナニーの気持ちよさに似た映画って事でしょうかね。ってか10年分の映画ちまちま調べるのってタリイんだよ!そもそもパッと思い出せないモンがベスト10とかっておかしいし、だいたいこちとら年寄りなんで記憶力が失せてるんだよ!それにしても心残りは『スター・ウォーズ エピソード1』をこん中に入れられないことだな!

※ワッシュさん集計用 (点数は均等に割って下さい)

1.キル・ビルvol.1(2003年)

2.キル・ビルvol.2 (2004年)

3.グラインド・ハウス (2007年)

4.ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間(2001年)

5.ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 (2002年)

6.ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 (2003年)

7.スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年)

8.スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 (2005年)

9.ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (2007年)

10.ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 (2009年)

jkjk 2009/12/11 12:37 ぷぷぷ ちゅーがくせー ぁ ステキだと思います。
毎年、ワッシュさんとこのランキングも楽しみなのですが
映画館で殆ど観てない自分はなんか申し訳なくて参加できません。

アバターで3D初体験を済ませたいところ

shidehirashidehira 2009/12/11 13:12 >エピ1>心残り
いっそ本来一個だった『キル・ビル』を『キル・ビル』にすりゃよかったやん。

globalheadglobalhead 2009/12/11 15:57 >jkさん
「頭ひねらない何も考えない」をテーマに作成しました!jkさんのベストテンとかも見てみたいような。スッゴイB級Z級が並んでそうで楽しみ…。アバターはオレもIMAX3Dで観るつもりっす。

>椣平さん
『スター・ウォーズ エピソード1』は1999年作なんで入れられなかったんですよー。あれ入れられたら見た目もすっきりしたんだけどなあ。つまり10本ドーンと並んだ時のパッと見重視のセレクトだった!

shidehirashidehira 2009/12/11 17:07 >1999年
そこはそこ最初の(『新たなる希望』)の日米公開が一年以上開いてたのとごっちゃになった"ふり"するとか。

globalheadglobalhead 2009/12/11 17:12 今からでも誤魔化しききますかね!?ワッシュさんも全部が全部00年公開かどうか調べる暇無いと思うし、ここはこっそりとね!(…ってコメント残ってんじゃん!)

washburn1975washburn1975 2009/12/11 21:14 実は、けっこう99年の映画にも票が入ってるんですよ(笑)

まぁ本国と日本で公開に時差があるやつもあるから、とその辺は厳密に調べてはいません(笑)

ランキングが完成して、ベストテンに入るようだったら(備考:99年公開)とでもしておこうかと思います。

今年もご参加ありがとうございました!

globalheadglobalhead 2009/12/12 13:58 結構99年も入っている!?ってことは逆にワッシュさん投票内容全部チェックしてるってことですよね!スゲー!ご苦労さんです!ザマーミロとか書いてすいません!あとこっそり誤魔化そうとしてすいません!暮れのこの時期、集計も大変かと思いますが頑張ってください!

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20091210(Thu)

[]小林まこととかルノアール兄弟とかヤマザキマリとか読んだ 小林まこととかルノアール兄弟とかヤマザキマリとか読んだを含むブックマーク 小林まこととかルノアール兄弟とかヤマザキマリとか読んだのブックマークコメント

青春少年マガジン1978〜1983 / 小林まこと

青春少年マガジン1978~1983 (KCデラックス 週刊少年マガジン)

青春少年マガジン1978~1983 (KCデラックス 週刊少年マガジン)

週刊少年マガジン創刊50周年を記念して描かれた小林まことの自伝マンガ。ただオレが週刊マンガ雑誌なんかを読んでいたのはせいぜい小学生ぐらいまでだから、ここで描かれた小林まことデビュー当時の少年マガジンとかはよく知らなかったりする。それでも一人のマンガ少年がデビューして仲間と知り合い苦闘を重ねながら成功してゆく様子というのは、かつての少年マンガ好きとしてどこか胸の疼くものがあるよな。小学生の頃は下手糞だったけどオレもマンガ描いてたもんなー。それと比べると巻末に載っている小林まことの10代の頃描いていたというマンガの巧さは当然とはいえ別格だよなー。オレもあの頃こんなに画が描けてたらなーブツブツ。それにしてもデビュー前の習作ではずっとホラー描いてたんだねこの人。今の作風からは全然想像できないけど、アマチュア期のこういった澱みみたいなものをすっぱり切った時に表現って飛躍的に上昇するもんなのかもしれないな、とちょっと思った。

■劇画・長谷川伸シリーズ関の弥太ッペ / 小林まこと

劇画・長谷川 伸シリーズ 関の弥太ッぺ (イブニングKC)

劇画・長谷川 伸シリーズ 関の弥太ッぺ (イブニングKC)

小林まことは高校生の頃友人に『1・2の三四郎』を読まされて以来ちょっとしたお気に入りの漫画家だった。『ホワッツ・マイケル』とかはあんまり好きではなかったけどね。基本的に彼のマンガの主人公ってドン臭いぐらいマイペースで間の抜けた所もあるけど、最後の最後にとんでもない力を発揮する、そんな逆転勝利みたいなところが面白いんだよな。最近ではとりあえず『1・2の三四郎』の続篇とかが出たら読んでいた程度ではあるが、別にこのまま格闘マンガ一辺倒でもオレはずっと読んでいたとは思うけど、今度の小林まことはなんと時代劇、それも原作付き。原作者の長谷川伸(故人)という人は知らなかったけど、「股旅物」の創始者と呼ばれた著名な大衆作家だったのらしい。で、これが非常に定番的な人情モノで(なにしろ原作書かれたのは昭和4年だし)、しかしそのてらいの無い直球ど真ん中なオーソドックスさが逆に新鮮な作品となって仕上がっていた。世のはぐれモノである博徒が主人公というのもいいね。なんかオレもこういう安心して読める時代物がだんだん馴染んでくるようになったなあ。

ユビキタス大和 (3) / ルノアール兄弟

ユビキタス大和(3) (ヤンマガKCスペシャル)

ユビキタス大和(3) (ヤンマガKCスペシャル)

相変わらずムキムキボディにオンリービキニパンツでズンズズンズンとセクシーダンスを踊るユビキタス大和のド変態マンガだよ!今回も変態さん同士がもっこり股間に相互接触しながら「オンヌ!」だの「ペルヤ!」だの訳の分からない喘ぎ声を出しまくっていて愉快だね!もうね、基本は男の股間!そして尻!女なんかいらない!ただひたすら男同士小汚い体を見せびらかし合い変態の極致へと達しようという実に求道的なマンガなんだよ!

■テルマエ・ロマエ(1) / ヤマザキマリ

テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)

テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)

ローマ時代の風呂職人がなぜだか現代の日本の風呂の中に度々タイムスリップしては最新鋭の浴槽技術に衝撃を受けそれをまた古代ローマに持ち帰って応用する、という、あらすじだけ書いたらなんだか妙なマンガである。しかしこれがよく読むとイタリア通の作者による風呂という切り口で語られたローマ時代の文明批評と言う体裁になっているのが実にユニーク。果たして風呂というネタだけでどこまでもつのか分からないが、今度は江戸時代の日本の風呂なんかにタイムスリップして文明比較論みたいなことをやってみても面白いかもしれないな。

村石 太1661号名古屋村石 太1661号名古屋 2010/02/02 21:45 1・2の三四郎 この漫画は 本当に面白かったなぁ。ギャグもあるが ここという場面で 大事なことを 言っている気がした。
型にはまらない 東三四郎の生き方が 現代社会の日本の様々な事なことを 漫画の主人公として 痛快だった。

globalheadglobalhead 2010/02/02 23:44 こんにちは。1.2の三四郎、ずっこけてるけどやるときゃあやる男の心意気がよかったですね。あとちょっと助兵衛なところも。三四郎の仲間たちもユニークで楽しかった。

20091209(Wed)

[]映像夜間中学講義録 イエスタディ・ネヴァー・ノウズ / 根本敬 映像夜間中学講義録 イエスタディ・ネヴァー・ノウズ / 根本敬を含むブックマーク 映像夜間中学講義録 イエスタディ・ネヴァー・ノウズ / 根本敬のブックマークコメント

映像夜間中学講義録 イエスタディ・ネヴァー・ノウズ(DVD付)

映像夜間中学講義録 イエスタディ・ネヴァー・ノウズ(DVD付)

我々人類が、地球が、宇宙が、とにかく森羅万象、この世に存在するものに意味はない。だが、しかし、理由は、どんなとるに足らない瑣末な事にも必ずあるのだ、とね。(P66)

偶然が降りかかって来れば来る程、行き着く先は天国でも地獄でも、構わないけれど、とにかくそれは「合格」なんだよ。通過点かもしれないけれど、「今、いるべき場所」なんだと思う。(P66)

つまり、「この世に存在するもの総てに確固たる『理由』はあるけど、しかし、『意味』は不確定である」って事。絶対コレだって意味は決まっちゃいないんですよ。

だから、事実イコール、真実ではないし、真理はそれこそ、幻のブルースでね、♪あ〜追えば追うほど〜 ああ〜、あなたは逃げる〜 って、そういうもんですよ。(P92)

(不可解な偶然の連鎖、根本言うところの"因果"の引力に囚われるような出来事を指して)自分が、ある『数』の帳尻合わせの圏内に足を踏み込んでないか、そういう事を識るのも大切だ。だけど、頭、頭だけで考えてもつかみ取れない感覚の世界だな。

だから云うワケですよ、「無意識を鍛えろ」ってよく。(P106)

特殊漫画家』根本敬が8年に渡り続けてきた『根本敬の映像夜間中学』を、"ざっくばらんにワザワザ「1回分」に編集したもの"である。根本お得意の"ちょっとイイ"因果話、世の中のダメなもの、クダラナイもの、カスみたいなものの話を積み上げ、この宇宙の底に澱のように溜まって出来た暗黒物質のような、こんぐらがって出来てしまった固い糸の結び目のような、そんな"因果"の『理由』を、根本の描く漫画のようにグジャグジャドロドロと考察してみた本なのである。

根本の語る"講義"を活字に起こしたものなのだが、話は飛び話は戻り、唐突な話題と極端な話題がパッチワークされ、これがまたあたかも複雑骨折のレントゲン写真を見せられているかのようにグジャグジャドロドロとした文章として成り立っている為、日本語としておそろしく読解し難い部分もある。だがしかし、『意味』『理由』『真実』『真理』について語ろうするとき、それを単純で口当たりの良い言葉だけを並べ言い表してしまう表現など嘘くさいだけだろう。根本はそれらを、糞便の中から拾ったトウモロコシの粒を観察するかのように言葉を並べ考察してゆく。それは汚穢に満ち饐えた臭いを放っているけれども、しかし生の生々しさに限りなく近い言葉であることもまた確かなのだ。ただしシュールストレミングのように強烈に醗酵した文章でもあるので、読む人間を選ぶから要注意。

なお、この本には『男・友情の小さな旅/EVE』という特典DVDが付いている。横浜ドヤ街に住む"イイ顔の親父*1"のダウナーかつアシッドな生態を記録したこのDVDは、鳴門の渦を眺めていたらその中に吸い込まれる錯覚に囚われてしまうかのような、軽い虚無感と神経麻痺作用を起こすドラッギーな映像なのでこれも要注意である。

*1:根本用語。動物的だったり生々しかったりする、あたかもパンツの中身みたいな顔のことを言う。決してタレントのような美顔を言うわけではない

20091208(Tue)

[]最近聴いたCD / またしてもデトロイト系などをあれこれ 最近聴いたCD / またしてもデトロイト系などをあれこれを含むブックマーク 最近聴いたCD / またしてもデトロイト系などをあれこれのブックマークコメント

■The Chronicles / Kenny Larkin

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デトロイト第2世代とも呼ばれるKenny Larkinのベスト・アルバム。2005年にリリースされたベスト・アルバム『The Chronicles 1992-1997』とはまた別のセレクトがされており、重複曲は前21曲中6曲ぐらいかな?ただしこのアルバムにはKenny LarkinのDJMixをダウンロードできるクーポンが付いており、若干お徳かも。ITMSではMixも含め1500円でD/Lできます。曲はダンサンブルでありながら繊細でリリカルなメロディがとても美しい初期デトロイトの香りがする極上のテクノ・ミュージック。それにしてもKenny LarkinWarpのAIシリーズのころからよく聴いていたような気がしていたのに、こうしてまとめて聴くと実はそんなに知っている曲が無くて、結構めっけものでした。 《試聴》

■Temporary Secretary / Dixon

Temporary Secretary

Temporary Secretary

「Dixonって誰だったっけ?」と思ってたら以前Henrik SchwarzやAmeと一緒に『Grandfather Paradox』をリリースしてた人じゃないですか。『Grandfather〜』は様々なジャンルからセレクトした良質なミニマル・ミュージックのミックスでしたが、こちらはもうちょっとフロア寄り。しかし『Grandfather〜』を彷彿させるとてもインテリジェントなセンスと静謐な佇まいはここでも同じでとても素晴らしいミックスに仕上がっています。 《試聴》

■The Man With The Case / Samuel L. Session

Samuel L Session、実は全然知らなかったのですが(こういうのばっかりだな)スウェーデンのベテランDJなんだとか。プログレッシブ・ハウス+デトロイト・テクノという触れ込みだったので聴いてみたのですが、これが癖の無い、聴いていて飽きの来ないとてもバランスの良いアルバム。ツボを抑えたオーソドックスな作りのテクノだから安心できるのかな。ダーク展開ながらイイ感じで疾走感があってこれは結構ハマった。 《試聴》

■The Berlin Sessions / Juan Atkins

Berlin Sessions

Berlin Sessions

デトロイトDJ、Juan Atkinsが2005年にトレゾアからリリースしたこの作品はベルリンで活躍するミニマリストDJ・Pacouとのセッション・アルバム。全6曲、Juan Atkinsのクリアな音色とPacouのアグレッシブさが融合しながら曲を経るごとにリズム・セクションが次第に重層的に組み上げられてゆき、アルバム全体でダンサンブルな一つのテクノ組曲を聴いているような印象を受けました。 《試聴》

■Quantum Transposition / Arpanet

QUANTUM TRANSPOSITION

QUANTUM TRANSPOSITION

かつてDrexciyaに所属していたGerald DonaldのユニットArpanet。デトロイト系アーチストの中でもDrexciyaというのはちょっとユニークな立ち位置というか周りとは違った雰囲気があって、オレなんかは取っ付き難いものがあったんですが、このArpanetもどことなく取っ付き難いですねえ…。しかしこれ、デトロイトの文脈ではなくひとつのエクスペリメンタル・ミュージックとして聴くと頷けるものもあります。だからこそRephlexからリリースされたのかもしれません。 《試聴》

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20091207(Mon)

[]レバノン紛争の悪夢と幻想〜映画『戦場でワルツをレバノン紛争の悪夢と幻想〜映画『戦場でワルツを』を含むブックマーク レバノン紛争の悪夢と幻想〜映画『戦場でワルツを』のブックマークコメント

戦場でワルツを (監督:アリ・フォルマン 2008年イスラエル映画)

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1982年。レバノン紛争のさなか、ベイルートにおいてパレスチナ人難民キャンプ虐殺事件が発生した。《サブラ・シャティーラ虐殺事件》である。

3日間に渡る“サブラ・シャティーラ難民キャンプ大虐殺”が始まった。ファランジスト党民兵は、「休憩と食事」以外は、「睡眠時間さえ惜しんで」残虐の限りを尽くした。イスラエル兵は、民兵に弾薬と食事を与え、壊れた武器を交換してやり、夜間は照明弾を上げ続けた。更に、徐々に包囲を狭め、散在する遺体や崩れかけた家の入り口に“ブービートラップ”を仕掛けて回った(事後の被害を拡大するためだ)。戦後、民兵の多くはイスラエルに亡命したが、イスラエルでは監獄に収監されるなど酷い差別を受けたという。

大虐殺による死者、重傷者の数は、諸説あるが子供、老人、女性を含めて千名を超えると言われる(身寄りが無い一家が爆殺された例などは人数が判らないため)。

22年前、惨劇があった〜サブラ・シャティーラ大虐殺

作戦のコードネームは"カサチ"、アラビア語で"切り刻む"という意味であった。上記引用のHPでは犠牲者千名あまりとなっているが、三千人という説も存在する。この映画『戦場でワルツを』は、レバノン紛争に派兵され、この《サブラ・シャティーラ虐殺事件》の惨劇を目撃した衝撃により一部の記憶を無くした元イスラエル兵が、20数年を経て自らの無くした記憶の根源となった事件の真実に迫るセミ・ドキュメンタリー・アニメである。

映画は監督であるアリ・フォルマンを主人公とし、彼をはじめとする実在の人物たちが実際に体験した事実の証言という形で進行する。開国以来国民皆兵制をとっているイスラエルでは、18歳になると男女問わず兵役に就かされる。アリら登場人物たちはまだ二十歳になるかならないかの年齢でレバノン侵攻に赴くが、そこで彼らが体験したものは戦争の不安と恐怖、夥しい死、そして混乱。ここで注目すべきなのはこの映画があくまでイスラエル兵士の個人的な視点であるということだ。紛争と虐殺の当事者にあたる立場にありながらイデオロギー的には単なる"子どもの視点"以上のものはない。その乖離が彼らに大きな衝撃をもたらし、そしてイスラエル人もまた戦争によって傷つくのだ、という当たり前の事実を教えてくれる。

そしてこの映画をユニークにしているのがアニメーションという手法をとっていることだ。アニメーションで描かれることにより単純化され幻想的に彩られた光景は、戦争のおぞましさ生々しさといったものを殺ぐ半面、戦争の只中にいてビルを破壊し人々を殺戮しているということが個人にとっていかに非現実なものであるかを浮き彫りにする。それはタイトルにもなった、"狙撃兵が狙う戦場であたかもワルツを踊るかのように回りながら機関銃を乱射する男"の情景の非現実さにも呼応する。

もうひとつ、このような手法をとられたのは映画のキーワードが《記憶》であるという部分に起因するように思う。あまりにも強烈な苦痛や衝撃を伴う記憶を、人は生のままとどめておくことが出来ない。そのとき記憶は修飾され歪曲されあるいは消去され、別の形を持ったものとして人の中に存在することになる。この映画の主人公が惨禍の記憶を無くしたように。そしてその他の証言者たちの記憶を映像化したものもまた、どこか非現実感を漂わせ、彼らの戦場での衝撃の強さが、その記憶にどのようなバイアスをかけていたのかをうかがい知ることが出来る。しかしこの映画は、最後の最後で、本当の真実を、生の映像でもって観る者に叩き付けることにより、それまでのアニメーションの映像の効果を逆に思い知らせることになるのだ。

イスラエルを巡る中東の情勢はあまりに複雑怪奇だ。ただでさえ歴史に疎い自分は映画を観る前にせめてレバノン紛争のことでも予習しておこうとWikipedia「レバノン内戦」やら「レバノン侵攻」やらを読み齧ってみたが、一夜漬けの悲しさ、そこから分かったのは様々な国家や派閥がお互いを貪り合う、出口の無い迷宮じみた混乱だけだった。この映画『戦場でワルツを』は、その混乱と惨禍の一端を知らしめる作品のひとつとして、そしてそれがイスラエル兵の視点から描かれたものであるということに、強い意義を持つ作品だといえるだろう。

戦場でワルツを 予告編

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20091206(Sun)

[]怪しいはてダ隊忘年会 怪しいはてダ隊忘年会を含むブックマーク 怪しいはてダ隊忘年会のブックマークコメント

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先日は恵比寿のイタリア料理店で我が《怪しいはてダ隊》の忘年会を開催いたしました。
お越しくださった皆さんどうもごくろうさまでした。
ちょっと早いですが良いお年を!
いやーそれにしてもすっかり年末ですねえ…。

《ピッツェリア パルテノペ 恵比寿店》

〒150-0013
東京都渋谷区恵比寿1-22-20恵比寿幸和ビル
TEL:03-5791-5663

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EbisEbis 2009/12/07 16:28 ぜんぶものすごいおいちそうな色してますね……。(>ω<)ウマソー

globalheadglobalhead 2009/12/07 19:08 今度はエビスさんともお会いしたいです。いつか地元に乱入しますからその時はヨロシク!

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20091204(Fri)

[]どこまでも重厚に描かれた切り裂きジャックの物語〜グラフィック・ノベル『フロム・ヘルどこまでも重厚に描かれた切り裂きジャックの物語〜グラフィック・ノベル『フロム・ヘル』を含むブックマーク どこまでも重厚に描かれた切り裂きジャックの物語〜グラフィック・ノベル『フロム・ヘル』のブックマークコメント

■フロム・ヘル / アラン・ムーアエディ・キャンベル柳下毅一郎

フロム・ヘル 上

フロム・ヘル 上

フロム・ヘル 下

フロム・ヘル 下

我らは人間精神の究極にして最終的な場所におる。

薄暗い識域下の地下世界だ。人が自分自身と出会う光り輝く深淵だ。

地獄だよ、ネトリー。

我らは地獄にいるのだ。

――フロム・ヘル下巻 第九章「地獄より」(p.31)

フロム・ヘル』。19世紀末の大英帝国を恐怖に陥れた"切り裂きジャック"の物語である。いまさら切り裂きジャック?とも思ったが『ウォッチメン』原作のアラン・ムーアの作品であるし、評価も高いようだし、一応読んでおくかな、程度の気持ちで手にしてみたのである。A4版上下巻、値段も高いし本は重いしアメコミなのにモノクロ画面、絵柄は地味だし描かれ方は淡々としているし文字はやたら多いし、読み始めは本当に取っ付きが悪かったのだ。しかし読み終えてみて、その圧倒的な物語構成に「なんだかとんでもないものを読んでしまった」と呆然としてしまったほどである。畢生の大作、とはこういう作品に使われるべき言葉だろう。

フロム・ヘル』は1888年、ロンドンの貧民街で少なくとも5人の売春婦を殺害した連続殺人鬼"切り裂きジャック"事件の発端と終焉を描くものであるが、真の主役となるものは汚濁と貧困、悪徳と傲慢のはびこる街ロンドンそのものであるといっていい。そこにはアトランティス文明の名までもが言及されるイギリスという国の永きに渡る血腥い歴史と、太古より隠秘主義的に構成された地政学の存在までもが語られることになる。原作者アラン・ムーアは蒐集した気の遠くなるような膨大な量の参考文献を元に、1888年のロンドンとそこに生きる人々を偏執的なまでに緻密に構築し、読者の目の前に再現させることに成功している。

そしてその街ロンドンではフリーメイソン協会が怪しく蠢き、王室が邪な陰謀を巡らし、警察は腐敗し、貧民街では売春婦たちが希望の無い日々を生き、狂った殺人鬼は刃物を振りかざす。さらにその閉塞感は20世紀の大量殺戮である世界大戦の烽火となって燃え続けることを作品は予見する。作中にさりげなく埋め込まれたマルクス主義の台頭、アドルフ・ヒトラーの生誕などはその予見を臭わす作者一流の構成の妙だろう。登場人物には事件に係わった実在の人物の他「エレファントマン」ジョン・メリックや詩人のウィリアム・ブレイク、オスカー・ワイルド、さらには神秘主義者アレイスター・クロウリーまでが現れ、物語はいやおうなく魔術的な様相を呈し始めるのだ。

上巻でまず圧倒されるのは第四章「王は汝に何を求めるや?」だろう。"切り裂きジャック"こと医師ウィリアム・ガル卿が馬車に乗りロンドンの町を彷徨いながら御者であり共犯者であるネトリーにロンドンの"霊的建造物"を案内してゆくのだ。そこで語られる狂信的な陰秘学思想がウィリアム・ガル卿の犯罪の根幹となるものであることを読者は知らされる。それは太古に存在したとされる女性原理的な無意識が、理性と論理に支配された男性原理と抗い駆逐されてきた歴史だ。その中でガルは無意識の復権の為に神秘主義的な儀式、即ち生贄としての殺戮をこの街で行おうとするのだ。そして最後に"霊的建造物"を結ぶ線が呪術シンボル・五芒星を成している事実が明かされるのだ。

ガルは狂人であったのだろうか。むしろ膨大な知識と鋭利な知性、そして透徹した理性を持っていればこそ彼は易々と倫理の垣根を飛び越え、限られたものしか到達することの出来ない"無意識の王国"への切符を手にすることを可能にしたのではないか。それはクライマックスとなる最後の殺戮と、その後のガルの至る道の中で彼が幻視する神秘体験の中に顕現することになる。ガルの成す殺戮はどこまでもおぞましく非人間的な所業であるが、しかし読むものはガルの見る眩いまでの"ビジョン"に陶然となることだろう。これが狂気のみが見せるものであるとすれば、正気とはなんなのか。ガルの狂信は果たして本当に"狂った"ものだったのか。人間の意識の深淵にまで踏み込んだ恐るべき作品、それがこの、『フロム・ヘル』なのである。

[]コミック『フロム・ヘル』と映画『フロム・ヘル』を見比べてみた コミック『フロム・ヘル』と映画『フロム・ヘル』を見比べてみたを含むブックマーク コミック『フロム・ヘル』と映画『フロム・ヘル』を見比べてみたのブックマークコメント

フロム・ヘル (監督:アルバート・ヒューズ 2001年アメリカ映画)

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フロム・ヘル』にはジョニー・ディップ主演の映画化作品があるが、随分前に観たきり忘れていたので、今回原作本読了記念という事で観直してみる事にした。

映画版『フロム・ヘル』は原作のみならず史実とも大きく異なる構成になっている。ハリウッド的に単純化された物語は謎解きとサスペンスを重視した単なる犯人探しのポリス・ストーリーとなり、なんといってもジョニー・ディップ演じる主人公アバーライン警部は原作の中年のオッサンとは違う色男である事はともかく、アヘン中毒の透視能力者などという原作にはどこにも描いてないキャラであり、妻子は死んだことにされており、最後の犠牲者として狙われる女性と恋に落ちるばかりか、なんと最後にはぽっくり死んでしまうのである。またイアン・ホルム演じる犯人切り裂きジャックこと医師ウィリアム・ガル卿は、イアン・ホルムが小柄に見えるせいかいまひとつ悪役の貫禄に欠け、演じられる狂気もどこか底が浅く単なる「あぶない爺さん」以上の凄みが無い。

まあ原作とこれだけ違う!と噛み付くのはやめて、あくまでコミック『フロム・ヘル』と同タイトルの切り裂きジャック物語として楽しむほうが正解と言えるかもしれない。映画自体は19世紀ロンドンを退廃的で幻想的に描くことに腐心しており、それはそれで独特のカラーを見せている。この映画の時代考証的な部分は無視するとして、"切り裂きジャックの時代"を描いたヴィジュアル的な雰囲気を味わう為に観るのなら、意外と原作ファンが観ても溜飲が下がるのではないかと思う。映画として凡作な気がするが、少なくともジョニー・ディップはいい男だしヒロインのヘザー・グラハムは美人だし、よくあるハリウッド映画として気軽に観るのが正しいのだろう。

確かに原作は複雑で重厚に折り重ねられた物語や目を覆うようなゴア描写などから完璧な映像化は難しいものがあるかもしれないが、逆に『ウォッチメン』があれほど丁寧に映像化されたことを考えるなら、この今もう一度映画化を試みてみるのもいいのではないかとも思った。

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20091203(Thu)

[]『メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス』は突っ込み所がありすぎて逆に何も言えなくなる映画だった! 『メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス』は突っ込み所がありすぎて逆に何も言えなくなる映画だった!を含むブックマーク 『メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス』は突っ込み所がありすぎて逆に何も言えなくなる映画だった!のブックマークコメント

■メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス (監督:ジャック・ペレス 2009年アメリカ映画)

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アラスカの氷の中から突然太古の巨大鮫と巨大蛸が蘇り、七つの海を荒らしまわってさあ大変!?アメリカ軍はこれを撃退せんと八方手を尽くすが巨大鮫&蛸には全く歯が立たない!果たして人類の運命は!?人類はこの危機を乗り越えることが出来るのか!?…という、あらすじを聞いただけでもオシッコちびりそうになるぐらいドキドキワクワクの低予算バカアホ・モンスター・ムービー『メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス』登場だ!巨大怪獣同士の夢の競演、『メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス』は『ゴジラ』を超えることが出来るか!?(いやそれはない)

なにしろタイトルが『メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス』っつーぐらいだから鮫も蛸もめちゃデカイ!上の写真を見てもらえば分かると思うけど鮫なんて金門橋をひと噛みですぜ旦那!さらにこのデカ鮫、海中からハイジャンプして空飛んでるジャンボジェットに齧り付くんだぜ!ちょっとこの動画観て下せえよ旦那!?

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驚いちゃうね!いったいどんだけジャンプできるんだよこの鮫!?それよりもなんで飛んでるジャンボジェットにかじりつかなきゃならないんだよオイ!?

デカ蛸も負けちゃいない!空飛ぶジェット戦闘機を海の中から触手の一撃で叩き落としちゃう!潜水艦も触手一発真っ二つだ!お互いやる気満々だね!ってかありえなさ過ぎて大爆笑だ!こんなの相手にしていろんな意味で人類は大丈夫なのか!?

これに対抗するのは女性海洋学者エマと日本人学者シマダ、その他若干一名!みんな全然科学者に見えないところは我慢してくれ!さらに政府特務機関な人がなんだかタフぶってブイブイ言わせてるこいつもポン引きにしか見えないぞ!

だいたいそれ以前に特撮が泣きたくなるほどショボくて逆に「いや、頑張ってるよ、うんうん頑張った頑張った!」と励ましたくなるような出来栄えだ!当然のことながらストーリーもグダグダ、突っ込みどころが満載過ぎてどこから突っ込んでいいか分からなくなり途中で具合が悪くなるような素晴らしさだ!地球をパニックに陥れるメガ・シャークとジャイアント・オクトパスの戦いは観る者までもパニックに陥れるトホホな珍作怪獣映画であった!

ところでさあ、この巨大鮫&蛸、カマボコとたこ焼きにしたらいったい幾つ出来るんだろ?もう考えただけでお腹が鳴って夜も寝られなくなりそうだね!

■メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス 予告編

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メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス [DVD]

メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス [DVD]

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20091202(Wed)

globalhead2009-12-02

[]それはエクステだった それはエクステだったを含むブックマーク それはエクステだったのブックマークコメント

  • 「ほう。最近はつけ毛のことをエクステというのか」職場で雑誌をペラペラめくりながらオレはひたすらオヤジ臭くそう呟いたのである。
  • 「あー私もつけたことありますよー」と部下の女子社員が答えたので「へえー、今じゃあんまり珍しいもんじゃないんだねえ」と例によってオヤジ臭く相槌をうっていると、それを聞いていたスダレ髪の男 I くん・通称スダレくんが「でもあれってすぐ取れちゃうんですよ」などと言うではないか。
  • 「ぬ?すぐ取れちゃうって、なんだか君エクステ付けた事があるみたいな言い草じゃないか?」そう問いかけるとスダレくん、「ああ、付けた事ありますよエクステ」と答えるではないか。
  • 「ぬぁぬぃ?男の君がエクステるのか?なんなんだそりゃ?」オヤジのオレは事情が読み込めずさらに聞いてみたのだ。
  • 「いや、美容院行ったときに置いてあったんで一回付けさせてもらったんですよ。そしたら結構気に入って、休みの日にたまに付けて遊びに行っちゃったりしてます」と答えるスダレくん。
  • 「ええ!?どのくらいの長さの付けるの?」と聞くとスダレくん、「うーん1メートルぐらいのかなあ」などと言うではないか。
  • 「ややや、1メートルって!殆ど腰まであるじゃない!?そんなの付けていったいどこ行くんだ!?」既にオヤジの常識外の事態に慌てふためくこのオレだ。
  • 「いや普通に歌舞伎町とかですよ。ホストやってる友達と飲みに行ったりしてます。しつこいオバサン客の愚痴ばっかり聞かされてますよ」としれっとした顔で言うスダレくんだ。
  • 「あのー、ちょっと聞いていいかスダレくん、ええと君はそのー、女装とかをするわけなのか?」恐る恐る聞いてみるオレに明るい顔で「いや、そっちの趣味は無いっす!」と答えるスダレくんだ。要するに彼はロン毛男の自分を演出しているのらしい。ううむそれにしても男子がエクステ1メートルっすかあ!?
  • 「…負けてられないな」オレはスダレくんにそう呟いた。「え?」と聞き返すスダレくんにオレはもう一度言葉を返した。「君には負けてられないってんだよ!オレもエクステ付けちゃる!」その時オレの瞳に戦いの炎が赤々と燃えていたことをスダレくんは目にしたことであろう!
  • 「何が1メートルのエクステだ!だったらオレは胸毛エクステ1メートル!腋毛エクステ1メートル!すね毛エクステ1メートルで勝負だ!そして仕上げは勿論チン毛エクステ1メートルだ!どうだ参ったかスダレ野郎!毛如きの長さでお前に負けてたまるものか!」
  • 「は、はあ…」小汚いオヤジの訳の分からない対抗心にすっかり気圧されスダレくんは既にドン引き状態である。
  • 「さらに腕毛!腹毛!ケツ毛!全身の毛という毛に1メートルのエクステを装着し全身エクステ男として世界のエクステ界に君臨してやるのだ!どうだ参ったか!」どこまでも暴走して行くオレに事務所中が"また始まったよ"とばかりに目を逸らせ始めていたが、無意味に興奮するオレにそんなものなど目に入らない。
  • 「どうだオレの勝ちだ!お前は負け犬なんだよスダレ!わはは!わはははは!」もはや誰も聞いていない戯言に自己陶酔しながらオレの高笑いはいつまでもいつまでも事務所にこだまするのであった。ってかオレ、仕事しろよ…。
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jkjk 2009/12/02 16:05 画像のチョイスが素敵ですー

globalheadglobalhead 2009/12/02 17:10 おお、分かってくれる人がいたか!いかに無意味な画像を入れるかを考えてるんですが、こんなもんでも選ぶのに時間かかってるんですよ〜

梅松竹子梅松竹子 2009/12/02 20:31 女性がいらっしゃる職場で○ン毛・ケ○毛という単語が出ることに驚きもしない自分は果たしてオッケーなのかと自己批判中です。( ̄▽ ̄:)
ははは。

希望の光希望の光 2009/12/03 04:29 頭部に毛がないから全身の毛で勝負したんですね。

globalheadglobalhead 2009/12/03 09:09 >梅松さん
実はシモネタが入った部分は女子のいない廊下での会話です(ってか本当の会話なのであった!(おいおい))。下品野郎を気取っていますが割と細かな気配りをしているオレであります。あれ?ネット上は下品野郎でもいいのか?

>希望くん
ナメてもらっちゃ困る!これでも鼻毛の長さなら君には負けはしない!どうだ参ったか!悔しいか!わはは!わははは!

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20091201(Tue)

[]馬鹿鍋食った 馬鹿鍋食ったを含むブックマーク 馬鹿鍋食ったのブックマークコメント

馬鹿の馬鹿たる馬鹿的な馬鹿を料理した馬鹿料理、その名も「馬鹿鍋」というのがあるらしいと聞き、馬鹿の中の馬鹿を目指すオレとしてはこれを見逃す手はない、とばかりにその馬鹿の真髄を食べに行くことにしたのである。まあ要するに馬肉と鹿肉を使った鍋である。その他にも馬肉を使った料理があれこれあるらしい。

場所は横浜市野毛にある『浜幸』。桜木町外れの気取らない飲み屋街の一角にある店だ。お店にたどり着くと馬鹿ばか馬鹿と馬鹿の文字がそこここの看板に踊る実に愉快な佇まい。

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店の中は手狭だが実に居酒屋らしい居心地のいい雰囲気。早速生ビールを頼みお通しの馬もつをつついてみる。

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同じく馬もつを炒めた信州名物「おたぐり」。

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馬肉の刺身はあれこれとあったが、どれもそれなりにいい値段がする。その中で「たてがみ刺し」というのがあったので頼んでみた。出てきたのは真っ白なお刺身。口に入れて噛んでいるとうっすらと脂肪の甘い味がしてくる。はまちやなにかの脂の多い魚の刺身の味に似ている。「たてがみ」という名前通りどうやら本当に馬の首筋の脂肪のお刺身らしい。これは美味しかった。

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そしていよいよ「馬鹿鍋」。右半分、もみじの形の麩が乗ったのがもみじ肉こと鹿肉、左半分の桜の形の麩が乗ったのが桜肉こと馬肉。鍋の味付けはすき焼き風であったが、お店によるとこの鍋のタレは『馬鹿たれ』ということらしかった!

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ちなみにどうして鹿肉をもみじ肉、馬肉を桜肉というのかちょっと自分用にメモをリンクさせておこう。

桜肉 

馬肉は別名「桜肉(さくら肉)」とも呼ばれますが、この由来には諸説あります。馬刺し肉をカットして空気に触れた時にきれいなさくら色になるから、という説がひとつ。そして桜の咲くころ、4月から5月にかけてが一番おいしいからという説。つまり夏の青草ばかりを食べた馬の肉は水っぽくてうまみがなく、逆に冬の間干し草や殻類を沢山食べ、肥えて脂がのった肉は美味しい!・・という事です。また江戸時代の童謡に「咲いた桜になぜ駒つなぐ」というのがあり、そこからきているという説もあります。

もみじ肉 

鹿肉は隠語で「もみじ」という。これは百人一首にある猿丸太夫の歌「奥山にもみじ踏み分け鳴く鹿の、聲きくときぞ秋は悲しき」から出たものと思われる。肉食を禁止されていた僧侶などが隠語として用いた。

関係ないが調べていたら鶏肉のことをかしわと呼ぶ理由もあった。

やきとりの歴史『にわとり』の語源について 

さらには関西方面では鶏のことを「かしわ」といいます。これも色から柏の葉を連想させたという説と、鶏の羽ばたきが「かしわ手を打つ」姿と似てるという説。もうひとつ朝廷の中に「膳部(かしわべ)」という料理方の部署から由来するという説もあるそうです。

あと猪肉=牡丹肉というのもあれこれ俗説があるらしく、花札由来とか薄く切って皿に盛った様子が牡丹のようだから、とか言われているようだがはっきりしない。

脱線したが「馬鹿鍋」、馬と鹿両方のお肉の味を堪能できて大変美味しゅうございました。全然けもの臭くなくて食べやすかった。そもそもあれこれ食べてみたけど馬肉って牛や豚よりもけもの臭くない。鍋のあとにはしっかりうどんもいただきましたよ。

その後”カイピリィニヤ”なるブラジルの蒸留酒を飲みながら「馬ソーセージ」なども食してこの日はお店を後にしました。なぜ馬鹿料理店にブラジルの酒が…と不思議に思って店内を見回すとなぜかサンバカーニバルの写真が…ああ益々分からない…。信州名産を得意としたお店らしく「蜂の子」や「いなご」もあったけどこれはパスしたのであった!

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馬鹿鍋 浜幸

〒231-0064 神奈川県横浜市中区野毛町1-24
TEL:045-231-0070

《おまけ》

帰り道ぶらぶらしてたら「福音喫茶」なるものを発見。きっといっぱい福音しているのに違いない!?

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lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2009/12/01 23:32 「馬鹿たれ」で麦茶吹いた。
福音喫茶メリーには是非入ってレポして欲しいです。普通にコーヒーとか飲めるのかね?

globalheadglobalhead 2009/12/02 01:29 馬鹿の真の旨みを引き出す馬鹿の為の馬鹿のタレ、その名も馬鹿タレ。一度オレにもかけてもらい、オレの旨みを引き出してもらいたいものです。
福音喫茶メリー。ちょっと隙間から覗いてみましたがお客さんがいないようだったのが残念です。
この不況は布教にも影響あるんでしょうか、なんてダジャレだぜレイジーさんグフフ!

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