Hatena::ブログ(Diary)

メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

20100331(Wed)

[]「エスター…恐ろしい子!」だった! 「エスター…恐ろしい子!」だった!を含むブックマーク 「エスター…恐ろしい子!」だった!のブックマークコメント

■エスター (監督:ジャウム・コレット=セラ 2009年アメリカ映画)

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私の名はエスター!心の歪んだ子供なの!最近孤児院からなんだか気取りくさった家に貰われてきたわ!おっさんはボンクラ!おばはんはメンヘラ!上のガキはノータリン男子!下のガキはハンディキャップ娘!こんな連中ばかりだからもはやこの家は私の支配下になったようなものね!まずは手始めにメンヘラばばあの心の傷に塩擦り込んでぐうの音も出ないようにする!上のガキは策略に陥れて両親に信用されないようにする!下のガキは言葉で脅して服従させる!ボスであるおっさんにはとりいって嫌がらせなんかしてないと思わせる!これで私の計画は完璧だわ!クラスのデブガキもウザかったんで既に血祭りに上げたしね!

そしてこれが私のやった世にも恐ろしい嫌がらせの数々よ!
・トイレットペーパーを隠す
・トイレに入ったら上から水をぶっかける
・トイレに閉じ込める
・扉の上に黒板消しを挟む
・机の下にハナクソをこびりつける
・消しゴムにシャーペンの芯を刺しまくる
・こぼした牛乳を拭いた雑巾を机に入れる
・腐ったパンをランドセルに入れる
・教科書を隠す
・縦笛の吹き口につばをつける
・「バカ」と書いた紙を背中に張り付ける
・ピンポンダッシュする
・本の栞を別のところに挟む
・バレエのトゥ・シューズに画鋲を入れる
・饅頭を泥饅頭にすり替える
・ベランダに干した布団を叩きながらわめく
・飲み会のとき一人だけ呼ばない

まさに地獄の責苦!阿鼻叫喚の苦痛!悪魔の如き究極の嫌がらせ!やられたものは絶望の淵に追いやられ自ら死を望むわ!泣き叫ぶがいい!恐れ慄くがいい!そして許しを乞うがいい!私に跪き血が出るまで額を地面に擦り付けるがいい!私を崇め私に服従を誓うがいい!そう、私の名はエスター、恐ろしい子なのよ!私の目的は何かって?映画のネタバレになるけど言っちゃうわ!私の目的、それは宇宙の支配者になること!宇宙全てが私に平伏すのを玉座の高みから眺めわたすことなのよ!オーッホッホッホッホッホッホッ!!

映画『エスター』である。可愛い顔して悪魔のような性格をした女の子が孤児院から彼女をひきとった家族をズタボロにしてしまう、というサスペンス映画である。その方法というのが騙し脅しスカしの実にイヤらしいものであり、どこまでも邪悪な陰謀策略奸計謀略を巡らして家族の心を操り、それぞれをバラバラにしてゆくところが面白かった。しかしこれ、少女漫画で描かれる女の子同士のイジメ嫌がらせや昼ドラの嫁いびりに似ているなあ、ともちょっと思ったな!そういうエグくて陰湿なところがこの映画のキモといえましょうか!あ、ネタバレは誰も本気にしていないと思いますが嘘なので気にしないように。

■エスター 予告編

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20100330(Tue)

[]DARKSIDERS 〜審判の時〜 (PS3) (Xbox360) DARKSIDERS 〜審判の時〜 (PS3) (Xbox360)を含むブックマーク DARKSIDERS 〜審判の時〜 (PS3) (Xbox360)のブックマークコメント

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"審判の日"、人類は天界と魔界の軍勢によって滅ぼされたッ!そして人類が消え去り瓦礫と化した街に、ヨハネ黙示録の四騎士の一人"ウォー"が降り立つッ!ウォーは人類滅亡の引き金となった張本人という濡れ衣を着せられ、天界にも魔界にも追われる身となっていたッ!果たして人類滅亡を企てた真犯人は誰か!?何故ウォーは陥れられたのか!?おのが汚名をそそぐ為、憤怒を胸にウォーは戦うッ!…というアクション・ゲームであります。

いやなにしろオープニング、世界中の都市に隕石が降りまくり、破壊されてゆくビルの間を人々が右往左往しながら逃げ惑うシーンなんざまるで映画のようでしたな。初盤ではこの人類滅亡後の廃墟となった都市を戦いの場所にするところが面白かったですな。中盤からはダンジョンと化した建物を舞台として進行しますが、ここではパズル要素が満載で、これもなかなかに頭をひねらされて楽しい。このあいだやった『ダンテズ・インフェルノ』ほどムズいアクションや突然死を強要されないゲームバランスの良さもポイントが高いです。レビューなんかを読むと『ゼルダの伝説』や『メトロイド』のパズル性をとてもよく取り入れている、という評もありましたな。

ゲーム内容はソウル・ポイントを溜め、武器やスキルを高めていくというアクション・ゲームではオーソドックスなスタイルのものですが、アクションのバリエーションが『ベヨネッタ』や『ダンテズ・インフェルノ』ほど多くないので戦闘の展開がちょっと単調になるのが玉に瑕かもしれませぬ。レベルアップが遅いのかオレの腕のせいなのか敵が固くて、いまちょっと難儀している所であります。ってか途中の中ボスに勝てる気がしない…。ヘタレゲーマーのオレにはちょっとクリア難しいかな…。

それと合わせ、「Uncanny X-Men」「Battle Chasers」「The Ultimates 3」などを手掛けたアメコミ作家、ジョー・マデュレイラがディレクターを務めたというヒーローやモンスターのキャラクター造形がなによりアメコミ的で楽しいです。首が太くて胴体もずんぐりしたマッチョなヒーローがダークな世界で血で血を洗う戦いを繰り広げる、といったアメコミ・テイストの世界観がお好きな方にも是非オススメしたいですな。

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DARKSIDERS(ダークサイダーズ)  ~審判の時~ - PS3

DARKSIDERS(ダークサイダーズ) ~審判の時~ - PS3

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20100329(Mon)

[]貧困、暴力、そして孤独。〜映画『息もできない』 貧困、暴力、そして孤独。〜映画『息もできない』を含むブックマーク 貧困、暴力、そして孤独。〜映画『息もできない』のブックマークコメント

■息もできない (監督:ヤン・イクチュン 2008年韓国映画)

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ヤン・イクチュン監督・脚本・主演による韓国映画『息もできない』は貧困、暴力、孤独、そして家族についての物語だ。主人公の一人は取立て屋のサンフン(ヤン・イクチュン)。とにかく殴る、殴る、殴る。口より先に手が出るこの男は、暴力を振るうことを生業とし、普段も誰彼構わず殴り、常に汚い言葉を吐き、世の中なんて少しも面白くねえ、といいたげな顔で町を歩く。サンフンはある日、女子高生のヨニ(キム・コッピ)と出会う。ヨニはサンフンに唾をかけられ、彼に挑みかかってきたのだ。お前のような馬鹿は許せない、と言って。殴りつけるサンフン。しかし、何故かその後二人は、お互いを呼び出し、顔を合わせるようになる。そして…。

殴ることでしか自分を表現できない男と不幸を引きずった女子高生との奇妙な交感。しかしその中にはロマンスの要素が一切無い。お互いの傷を舐めあうような関係のように見えながら、二人は性的な快楽や安寧の中には逃げ込もうとしないのだ。二人の抱える不幸はどこか似通っていた。サンフンは子供時代、母と妹を父親の家庭内暴力で亡くしていた。父は刑務所に入れられたが、現在出所し、サンフンはその父への憎悪をいまだ滾らせていた。ヨニは母を亡くし、父は精神を病み暴力を振るい、弟は学校に行かずただただ荒れ狂うばかりという、崩壊家庭の中にいた。どこにもやり場の無い、苦痛と、苦悩。しかし二人は、お互いのそんな境遇を打ち明け語り合うことを最後まで一切しない。ひりひりとした痛みを胸に抱えているにも関わらず、ただただ最後まで、仮面を被ったまま、他愛の無い日常を共有しあう。

二人はお互いの中に何を見ようとしていたのか。サンフンは、亡くした妹の姿を、ヨニの中に見出したのではないか。ヨニは、こうあるべきだったであろう父の姿を、サンフンの中に見出していたのではないのか。その後二人は、サンフンの姉やその幼い息子と、親密にやり取りするようになる。ロマンスは無いけれども、気安い人々に囲まれた、他愛の無い日常だけのある幸福。その中から二人は、ある種の擬似家族を、その中に見出そうとしていたのではないか。《家族》であることの苦痛と苦悩にまみれた二人が求めたもの、それは、《家族》であることの平和と安寧だったのだ。だからこそ、二人は現実の痛みを、その中に持ち込もうとしなかった。現実の過酷さと熾烈さは、もうどうにもならないところまで二人を追い込んでいた。二人は、そんな絶望の只中にいたからこそ、かりそめでしかない家族の情景の中に、はかない希望を見出していたのだ。

しかし残酷な現実はそんな二人の淡い夢を情け容赦なく叩き潰しにかかる。サンフンの暴力は、それは言ってみれば自傷行為の代替だったのだと思う。周囲に暴力を撒き散らすことで、サンフンは自らもまた傷つけていたのだ。擬似家族の安寧に心を癒されたサンフンは暴力を止めようとする。だが彼がこれまでやってきた暴力は、その代償を最後に彼に求めようとするのだ。痛ましい結末がそこには待っている。けれども、《家族》の姿を請い求めた二人の夢が結実したかのように見えるラストは、夢を見ることが、すなわち希望を持つことが、現実を凌駕するただひとつの手段だということを観るものに伝えるだろう。

それにしても韓国映画というのはとにかく登場人物たちの顔と表情がいい、とかねがね思っていたオレだが、この『息もできない』も、主演の二人の顔が実にいい。サンフンの、田舎くさい、虚無と暴力性に満ちた顔。ヨニの、そのへんのちゃらい女優なんて知っちゃいねえよといわんばかりの、華の無い仏頂面。貧乏や不幸の染み付いた顔。這い上がれない人生だということを思い知らされた者が持つ、諦めと怒りに満ちた顔。貧困と暴力が当たり前のように存在する人生を生きてしまったものの持つ顔。そんな顔を持つ俳優たちが、絶望と希望の狭間にあるドラマを演ずるのだ。韓国映画の深さは、ひとえにこの優れた"顔"のありさまにもあるのではないかと思う。

■息もできない 予告編

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20100328(Sun)

globalhead2010-03-28

[]眼鏡買った 眼鏡買ったを含むブックマーク 眼鏡買ったのブックマークコメント

  • 40半ば過ぎというこの歳までなんとか裸眼で頑張ってきたが、寄る年波の衰えには勝てず、とうとう眼鏡のお世話になることにしたのである。
  • 特にどの店ということは気にせず、一度相方さんと眼鏡を試しに行った店で作った。最近は眼鏡はどこの店も安売りしているしな。
  • フレームも、どれというこだわりも無かったのだが、あまり子供っぽいのは避けるようにしたら、5000円から10000円弱の価格設定しかない店だったが、やはり10000円弱のその店ではお高いのを買う事になった。
  • まあこの歳まで持ったぐらいだから、極端なほど視力は悪くは無かったのだが、作った眼鏡をしてみて、乱視の矯正された世界を見たときは、まあ、ビックラこきましたわ。
  • うああ、世界が3Dに見える!
  • (ってかそれって当たり前のことじゃん!)
  • なんだかヴァーチャル・リアリティの画像を見せられているみたいだ!
  • (だから見ているのはリアルの世界なんだってば!)
  • ってことはこの眼鏡して3Dのヴァーチャル映像見たらいったいどんなことになるんだよッ!?
  • これでIMAXで3Dの『アバター』なんか観せれたらオレ絶対アバターの世界から戻れなくなってしまうよッ!?
  • 即ち衛星パンドラに行ったまま帰ってこれないオレは青い人になってこれからの人生を過ごすんだよッ!?
  • それもまたいいかもねッ!?
  • (ハァハァゼィゼィ…)
  • …とまあひとしきり興奮したオレなのである。
  • まあ眼鏡特有の近くがそんなによく見えなかったりとか微妙に視界の外れが歪んで見えたりとか、眼鏡のし始めは遠近感が捉え難いとかはあるのだが、これからちょっとづつ慣らして行くつもりである。
  • しかし今日は歯医者にも行ったし、こうやって眼鏡も作ったし、あれこれやっぱり衰えているのねえ…。
  • それにしてもこうやってキーボード打っててもディスプレイの文字がはっきり見え過ぎてキモチワルイ。
  • そういえばオレの日記を読んでいる方の中で「見え過ぎちゃって困るノォ〜♪」というマスプロアンテナのCMソングを知っている方はいったいどれだけいるのだろうか、とどうでもいいことをふと思ったオレなのであった。
  • という訳でもともと知的な顔つきのオレが眼鏡をすることによりなおさら知的に見えて嬉しい悲鳴を上げている今日この頃である。眼鏡男子好きはこれからオレに萌え狂うがいいさ!でも残念ながらオレにはキャワイイ相方さんがいるがな!すまんのう!

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20100326(Fri)

[]映画『くもりときどきミートボール』は世界終末SFだった 映画『くもりときどきミートボール』は世界終末SFだったを含むブックマーク 映画『くもりときどきミートボール』は世界終末SFだったのブックマークコメント

■くもりときどきミートボール {監督:クリス・ミラー、フィル・ロード 2009年アメリカ映画)

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俺の名前はフリント。アメリカの隅っこのハエのクソみてえな小さい島のハエのクソみてえな小さい町スワロー・フォールズで生まれ育った。田舎だ。クソど田舎だ。イワシ漁だけが生計を支えるこの退屈な町はスワロー・フォールズというよりもファッキン・サーディン・フォールズと言っていい。町中が魚の生臭い臭いに包まれ、飯を食っていようがセンズリをこいていようがその魚の臭いはどこにでも忍び込んでくる。そんな魚臭い町でバカどもが何食わぬ顔で喜んだり悲しんだり夢やら希望やら絶望やらを抱え込んで生きているんだ。クソだ。クソみてえな町だ。

俺の親父はハエのクソみてえな小さい釣具店で儲かりもしないクソ店主をやっている。漁師の教えがどうとかクソウゼエ戯言をモゴモゴ言うのが趣味だ。ご大層なこと言ってるがそのクソウゼエ御託を言う自分がクソ釣具店のクソ店主程度の負け犬だ。俺にまっとうな人生を生きて貰いたがってるがこんなクソボケの言うことなんか聞けるものか。俺の母親は10年前に死んだ。きっとこのバカ親父とどこまでもクソなこの町の退屈さに倦み疲れて死んだんだろう。クソ親父と町の退屈さが死にたくなるほどのものなのはこの俺が十分知っているからよく判る。

俺の夢は発明家だ。俺が子供の頃読んだSF小説のマッド・サイエンティストというのが格好良かったからだ。モンスターやら気の狂った発明をして周囲に恐怖と死をばらまくマッド・サイエンティスト。恐怖と死で世界に終わりをもたらすマッド・サイエンティスト。そうだ、世界なんか終わっちまえばいい。こんなクソで退屈な世界なんか無くなっちまえばいい。クソで退屈なバカどもなんてみんな死んじまえばいい。世界の最後の日に、このクソで退屈なバカどもが泣き叫び、おのれ等がどれだけクソで退屈なバカだったかを懺悔するがいい。懺悔しながら惨たらしく死ぬがいい。クソで退屈なバカは死ぬしかないのだから。だからこんな連中を皆殺しにする発明をすること、それが俺の夢なんだ。

だけど、本当はそんなのは単なる夢でしかない。ハエのクソみてえな小さい島のハエのクソみてえな小さい町で、発明家だなんだ言うのがどんなにクソ下らねえ戯言なのかはは十分分かっている。学校の勉強なんてまともにやったことがないからだ。クラスの連中と俺は違うんだって言いたいばっかりに「発明家になるんだ」なんて見栄を張ったけど、そんなもんは単なる嘘八百でしかないんだ。今の俺はクソ親父のちんけなクソ店で得たみみっちい小金で生活させてもらっているクソ下らねえクソニートでしかない。そんな俺はきっとクソ野郎なんだ。バカで退屈な連中に囲まれたバカで退屈な人間、それが俺なんだ。ああ、なにもかもクソだ。みんな死ねばいい。俺も、死ねばいい。

そんなある日のことだった。このハエのクソみてえな小さい島のハエのクソみてえな小さい町に、都会から、TV局がやってきたんだ。お天気お姉さんだっていうその女の子は、このハエのクソみてえな小さい島のハエのクソみてえな小さい町に住むハエのクソみてえな下らねえ俺に、なんだかキラキラキラキラして見えたんだ。都会の香りがするんだ。すっげえ可愛いんだ。すっげえイケてるんだ。彼女なら、きっと俺のことを判ってくれるんじゃないかと思ったんだ。彼女なら、きっと俺のことを好きになってくれるんじゃないかと思ったんだ。彼女が好きだ。彼女と一緒にいたい。

だから俺、彼女に近づいた。俺は彼女に好かれたかった。彼女に好き、って言って欲しかった。だから俺、嘘をついたんだ。「こんにちは、俺は町一番の発明家です。これからあなたに俺の発明品を見せましょう」って。彼女は目を輝かせてたよ。俺の発明品を見たい、って言ってくれたよ。ああ、俺は本当に幸福だ。彼女はきっと俺の部屋に来てくれるだろう。しかしその時きっと俺の嘘はばれるだろう。でも構いはしない。その時、俺は全てを終わらせる。この俺も、彼女も、この町も、この世界も。俺は発明をしたことがないけど、人を血塗れのミートボールに変えるあるものは持っている。これで全てを終わらそう。彼女と結ばれて、そして、全て、終わらすんだ。

――映画『くもりときどきミートボール』とは、こういう物語なのである。

■くもりときどきミートボール 予告編

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20100325(Thu)

[]最近聴いたCD / DJ Yogurt & koyasu、2000 AND ONE、Ellen AllienJosh Winkなどなど 最近聴いたCD / DJ Yogurt & koyasu、2000 AND ONE、Ellen Allien、Josh Winkなどなどを含むブックマーク 最近聴いたCD / DJ Yogurt & koyasu、2000 AND ONE、Ellen Allien、Josh Winkなどなどのブックマークコメント

■Chill Out / DJ Yogurt & koyasu

CHILL OUT

CHILL OUT

THE KLFが1990年にリリースしたアンビエント・テクノの歴史的名盤『CHILL OUT』をDJ YOGURT & KOYASUがフル・カヴァーしたアルバムです。ジャケットもきちんと『CHILL OUT』だなあ。オリジナル・アルバムはオレも相当気に入って聴いていましたが、このカヴァーではオリジナルのようなサンプリング音源を使わずコード進行やアレンジを解析して新たに音を構成したのらしい。オリジナルが早朝の草原の爽やかな空気感だったとすればこちらのカヴァーはポカポカと日差しの暖かいまどろみそうな午後の空気感といえばいいでしょうか。でも内容もちょっとまどろみそう…。 《試聴》

■Voltt / Bart Skils

《試聴》

■Voltt 02 / 2000 AND ONE

VOLTT 02 (帯/ライナーノーツ付国内盤仕様)

VOLTT 02 (帯/ライナーノーツ付国内盤仕様)

《試聴》

100% PUREといえばオレがテクノの聴き始めの頃に相当よく聴いたテクノ・コンピレーション・アルバムをリリースしていたレーベルで、静謐でメランコリックな曲の数々は今思い出しても甘酸っぱい気持ちになる。レーベルの拠点はアムステルダムという事だがその曲調にはデトロイト・テクノにも通じるものがあった。今回のMixCDシリーズはアムステルダムのクラブ“Voltt”からリリースされたものだが、このVol.2を100% PUREの主催者2000 AND ONEが手掛けている。今回のMixはディープ・ミニマル/ミニマル・ハウス展開で決してデトロイト風ということはないのだが、シンプルな音で攻めつつじわじわと盛り上がるMixはなかなかに気持ちいい。透明感のある音がいいですなあ。Vol.1となるBart Skilsも同様にミニマルテクノを中心にMixされていてこちらも○。

■Watergate 05 / Ellen Allien

WATERGATE 05

WATERGATE 05

ベルリンのカワイコちゃんDJ・Ellen AllienによるDJMixアルバム。Ellen AllienのMixって音に厚みが無いというかグルーヴしないというか、あんまり玄人受けしない音のような気がするけどオレは彼女のアルバムが出ると結構気に入って聴いている。それはもちろんカワイコちゃんだからである。適度に売れ線の選曲もわかりやすくていい。今回のMixではRoyksopp、Ed Bangerのアイドル路線がハイライトになっており、これが可愛らしくて愉しいじゃないか。ドイツ語ヴォーカルの曲というのも聴いていて面白い。 《試聴》

■When A Banana Was Just A Banana: Remixed & Peeled / Josh Wink

When A Banana Was Just A Banana(remixed)

When A Banana Was Just A Banana(remixed)

Josh Winkの前作『When A Banana Was Just A Banana』を様々なプロデューサーがリミックス。ミニマル展開のハードな音に仕上がっているが、個人的にはオリジナルのほうが聴きやすくて好きだったな。 《試聴》

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20100324(Wed)

[]ハップとレナードシリーズまとめ ハップとレナードシリーズまとめを含むブックマーク ハップとレナードシリーズまとめのブックマークコメント

ジョー・R・ランズデールのハップとレナードシリーズ、とりあえず邦訳作品を全作読んだのでここでまとめなどを。本国での出版順と日本での翻訳順が若干異なっているのだが、ここでは本国の出版順に並べてみた。ハッブとレナードシリーズはそれぞれ1話完結になっているが、1作目から読んだほうが登場人物の絡み方や人間関係の変化などが分かりやすいかもしれない。ただそれだと全部読まなきゃならなくなるので、取り合えず一冊だけ!という人の為に一応個人的な星取り表を付けておいた。あの深町秋生氏も「私がもっとも敬愛する作家」と絶賛するジョー・R・ランズデールのハップとレナードシリーズ、この機会に是非手に取っていただきたい。

「Savage Season 」 ハップとレナードシリーズ (1)

Savage Season

Savage Season

実はこのハッブとレナードシリーズの記念すべき第1作となる作品が未だに邦訳されていない。だから読めない…だから…なんとこのあいだ原書を買ってしまったオレだ!いやーオレ英語全然ダメなんっすけどね!留まる所を知らないオレのハッブとレナード愛!しかしいつ読むのかは全くの謎だ!?

「ムーチョ・モージョ」 ハップとレナードシリーズ (2) ★★★★

地獄のような七月の暑さの中、ハップとレナードは、死去したばかりのレナードの叔父チェスターの家を掃除していた。しかし室内が片づくにつれて、汚れた秘密が姿を現す。腐った床板の下で見つかったのは、ポルノ雑誌に包まれた子どもの骸骨だった。警察に通報しようとするハップをレナードが止める。「誰かが叔父貴を殺人犯に仕立てようとしているんだ」―そして二人の独自の捜査が始まった。東テキサスのやけどしそうな太陽の下、徐々に明らかになっていく醜悪な真実とは…。ジャンルを超越した異才が放つ各方面絶賛の怪作。

オレの日記での感想はこちらで。

「バッド・チリ」 ハップとレナードシリーズ (3) ★★★★★

バッド・チリ (角川文庫)

バッド・チリ (角川文庫)

沖合油田の仕事を終え、意気揚揚と家に戻ったハップ。しかし町では悪友のゲイ、レナードが恋人ラウルとの破局を迎えていた。トラブルの予感…。案の定、すぐにラウルの新恋人が死体で発見され、レナードが容疑者に。だが友を救うためとはいえ、ハップは法律を曲げたりはしない。例によって、踏みつけることにした―。ワケありの看護婦ブレットとのロマンス、謎のチリ・キングの暗躍、超ド級の竜巻の襲来、累累と積み重なる死体、睾○を襲う電気ショック…。有害図書指定へ向けシリーズ最高のテンションで飛ばす問題作。

オレの日記での感想はこちらで。

「罪深き誘惑のマンボ」 ハップとレナードシリーズ (4) ★★★★★

罪深き誘惑のマンボ (角川文庫)

罪深き誘惑のマンボ (角川文庫)

KKKが支配するテキサス東部の街グローブタウン。この街で黒人の獄中自殺事件の真相を探っていた美人黒人弁護士フロリダが失踪した。「彼女も殺されちまったのか?」最悪の事態を憂いつつ、ストレートの白人ハップとゲイの黒人レナードのコンビは、警察さえも手出ししない狂気の街に乗り込む。人種差別者の巣窟で二人が出会うのは、役立たずの警察署長、サディスティックな街の名士に、リンチ好きな街の住人たち。記録的な豪雨と雷鳴の中で二人が目にした事件の真相とは…ダーク・サスペンスの大家が放つ戦慄の怪作。

オレの日記での感想はこちらで。

「人にはススメられない仕事」 ハップとレナードシリーズ (5) ★★★★

落ちこぼれ白人ハップ・コリンズは、夜毎クラブの用心棒をしつつ、親友レナードと恋人ブレットの好意に甘えて生きる毎日。だが安穏な日々は続かない。気づけばハップは、売春宿で賑わう危険な町フーティ・フートへ繰り出す車に、レナードらと共に乗り込んでいた。すべてはブレットの娘、ティリーを売春宿から救うため。やたらと態度のでかい赤毛の小男や、バイク乗りのギャング団、冷徹な殺し屋どもを相手に、ハップとレナードの奮闘がまた始まる。益々過激さを増すMWA受賞作家のライフワーク最新作。

オレの日記での感想はこちらで。

「テキサスの懲りない面々」 ハップとレナードシリーズ (6) ★★★

落ちこぼれ白人ハップ・コリンズは、鳥肉工場の見張り番として日銭を稼ぐ毎日。ある日、暴漢に襲われた娘を助けると、彼女はなんと鳥肉工場のオーナーの娘と判明。礼として大金と休暇を与えられたハップは、悪友レナードを誘いカリブ海クルーズへと繰り出した。だが、そんな幸運が続くはずもない。船に乗り遅れてメキシコに取り残された二人は、悪徳警官たちの襲撃に遭い、老漁師とその娘のトラブルに巻き込まれ、マフィアに目を付けられる羽目に…。最大のピンチにテキサスの仲間たちが大集結、かつてないスケールでおくるシリーズ最新作。

オレの日記での感想はこちらで。

「ババ・ホ・テップ 現代短篇の名手たち 4」

エルヴィスは、生きていた。30年前に心臓発作で死んだのは替え玉で、本人はここ、テキサス州の老人ホームで、老いた体をベッドに横たえているのだ。怠惰で目的のない日々がひたすら続く、そんなおり、彼はホームの中を超自然的生物が徘徊していることに気がつく。燃えるロックンロール魂がよみがえった! キング対怪物の対決や、いかに? 奇想天外にして感動の表題作をはじめ、テキサスの大巨匠が叩き出す渾身の12篇!

ランズデールの短編集だがこの中に「デス・バイ・チリ」、アンドリュー・ヴァクスとの共著で「ヴェイルの訪問」の2作のハップとレナードシリーズ短編が収録されている。ただ作品の出来はファン・サービス程度のものであまり期待しない方がいいかも。そのかわり他の作品が超弩級なので、ランズデールの作家としての手腕の程を知る入門編として優れた短編集である。オレの日記での感想はこちらで。 

eisuumanabueisuumanabu 2011/01/14 11:02 「実はこのハッブとレナードシリーズの記念すべき第1作となる作品が未だに邦訳されていない。だから読めない…だから…なんと
このあいだ「原書を買ってしまったオレだ!いやーオレ英語全然ダメなんっすけどね!留まる所を知らないオレのハッブとレナー
ド愛!しかしいつ読むのかは全くの謎だ!?」って…まさに、私とまったく同じじゃないですか(^_^;) 一昨日、とうとう原書を手
に入れました。1607円もいたしました。読めないけど、持ってるだけで、なんかしあわせ(^_^)/

globalheadglobalhead 2011/01/16 13:02 おお、古い記事ですがコメントありがとうございます。そして予想通りやっぱり読めていません…。

20100323(Tue)

[]ゲイは世界を救…わない!?お笑い最終兵器、映画『ブルーノ』! ゲイは世界を救…わない!?お笑い最終兵器、映画『ブルーノ』!を含むブックマーク ゲイは世界を救…わない!?お笑い最終兵器、映画『ブルーノ』!のブックマークコメント

■ブルーノ (監督:ラリー・チャールズ 2009年アメリカ映画)

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「貴様もチンポを吸うんだろ? ホースでゴルフボールを吸い込む口だ!」――ハートマン軍曹byフルメタル・ジャケット

かつて『ボラット/栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』で世界をヒンシュクの渦に巻き込んだサシャ・バロン・コーエンが誰にも頼まれてないのにさらにパワーアップし、世界を怒号と罵倒の暴風域に叩き込むというサイテーチンコ映画、それが『ブルーノ』である。前回インチキカザフスタン人に扮したサシャ・バロン・コーエンの今回の役回りはオーストリア出身のチンコ大好きファッション・リポーター「ブルーノ」。チンコ大好きというからには当然ゲイである。ゲイでありホモでありオカマである。そんなチンコ野郎ブルーノが「アタシ、セレブになりたいのッ!」とアメリカに飛び、さらに中東へアフリカへ、汚いケツをクネクネさせながらそのイカ臭いチンコ臭を撒き散らしてゆくのである。そして「チンコ好きは世界を救う」というスーコーなるクライマックスへと観客を誘うのだ。…ンなもんで世界が救われるワケがネーダローがよ!当然全篇下品でシモでバカでクソでゲロである。サイテーだ。なんてサイテーなんだ。そしてサイコーに面白かった!それにしてなんか先週もこんなチンコ映画観たなあオレ…。なんだよこれじゃあチンコまみれだよオレの人生!

映画はインチキ・リポーター、ブルーノがインチキとは全く知らない人々をだまくらかしてインタビューを敢行、最初は普通のインタビューと思わせておいて次第に不遜で下劣なチンコ・トークをおっぱじめ、真面目に答えようとする皆さんをパニックに陥れた挙句しまいにゃ怒り狂わせるという、どこまでも鬼畜で外道な作りになっているのである。その鬼畜ぶり外道ぶりは最近公開された陵辱映画『隣の家の少女』をも凌駕するのではないだろうか。観てないけど。しかしブルーノがコケにするターゲットはその辺の一般人のみにとどまらない。ファッション業界、ハリウッド・セレブ、TV・映画製作者、ゲイ更生者、軍人、猟友会の皆さん、霊能者、政治家、挙句の果てにイスラエル特殊部隊モサドのエージェントとパレスチナの過激派ハマスのリーダー、さらには自爆テロの元締め「アル・アクサ殉教団」のリーダーのもとにまで押しかけ、イカの臭いを漂わせながらメチャクチャの限りを尽くした暴言と嘲笑をぶちまけるのである。ちょっと待て、お前命賭けすぎだろ!?もはやお笑いの粋を超え、「自爆テロ」の領域じゃねえか!?なんでそこまでやるんだサシャ・バロン・コーエン!?

ブルーノはもちろん空気なんか読まず、というよりも空気に異臭を放ち汚物をぶちまけ、ターゲットを当たるを幸いなぎ倒し、カミソリのようにズタボロにし、不快と不愉快のオンパレードを生み出し、憤怒と怒号を巻き起こし、良識も常識もどこ吹く風、悪逆非道なおちょくりの土石流火砕流で、全てのものを草木も生えないチンコ臭まみれの不毛の大地へ変えようとする。その危険な笑いにオレもひたすら爆笑した。しかし正直、映画を観ていたオレも何度かこいつをぶん殴りたくなった。というのはオレがブルーノの笑いを不快に思ったからではなく、ブルーノの徹底したアナーキーさがオレの持っている小市民的ないじましい良識や常識までぶっ飛ばしそうで怖かったからである。こいつの笑いは凶器だ。お笑いの役割というのはケッタクソ悪い連中を笑い飛ばし、笑い飛ばすことによって観ている者に溜飲を下げさせることがあると思うが、ブルーノの笑いは「ケッタクソ悪い連中を笑い飛ばす自分」という安全圏さえ許しはしない。「じゃあ「ケッタクソ悪い連中を笑い飛ばす」アナタが持ってる良識やら常識とやらはどの程度のものなのよ?」とブルーノのギラギラ輝くホモの目がこっちを見ているのを感じるのだ。サシャ・バロン・コーエンの『ブルーノ』はそんな恐怖さえ感じさせる極北の笑いに満ちたお笑い最終兵器なのである。

■ブルーノ 予告編

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20100322(Mon)

[]連休のまとめだった 連休のまとめだったを含むブックマーク 連休のまとめだったのブックマークコメント

  • 土曜日は朝から家事雑事を済ませゲームしてブルーレイ観て歯医者の予約をしたりしていた。
  • TVを5.1chアンプに繋げたった。やっぱりこっちのほうが音がいい。DVDプレイヤーも繋げた。PS3でやってるゲームとDVDのディスク抜き差しするのが面倒だったんでな。便利になったけどリモコンの数がワヤになってきた。
  • 午後からは映画観に行った。座席予約のとき見当を誤ってちょっと前の席になってしまった。
  • 映画から帰って来てからDVD観ながら相方さんと居酒屋メニューで家ザケ家メシ。ビールが無くなりテキーラに手を出して相方さんと大いに盛り上がり二人でナハハナハハと危ない状態に。
  • そして翌日の日曜日は朝から二日酔いという羽目に。グデグデ。ボケボケ。
  • 夕方から歯医者へ。しばらく通院になりそうなのでションボリ。
  • 歯医者が済み相方さんと落ち合い「横浜漁酒場 まるう商店」へ。新鮮な魚を食いまくるべ!と意気揚々と出かけたがこの日は市場が休みということで魚の数が少なくてちょっと残念。でもハマチカマと巻き寿司をやっつけ熱燗も飲んだからよしとしよう!

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  • 月曜日は春分の日の振り替え休日。でも早朝から起き出しガシガシと日記の下書きをする勤勉なオレ。
  • 午後はなんとなくダラダラして夕方韓国食材の並ぶ町へ食材の買出しに。夕食はチゲ鍋。生マッコリも手に入り、両方美味しくいただきました。そしてまたもやDVD鑑賞。

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  • しかしなんだか体を冷やしてしまったらしくクシャミ鼻水が止まらない。あううう。
  • 相方さんの養命酒をかっぱらって飲んで寝ることにする。皆様おやすみなさい。
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20100321(Sun)

[]アメリカ社会の底辺を描く佳作ミステリ〜映画『ゴーン・ベイビー・ゴーンアメリカ社会の底辺を描く佳作ミステリ〜映画『ゴーン・ベイビー・ゴーン』を含むブックマーク アメリカ社会の底辺を描く佳作ミステリ〜映画『ゴーン・ベイビー・ゴーン』のブックマークコメント

ゴーン・ベイビー・ゴーン (監督:ベン・アフレック 2007年アメリカ映画)

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アメリカ、ボストン。4歳の幼女アマンダが誘拐された。アマンダの叔母夫婦は警察の捜査だけでは頼りにならないと、地元の土地勘に優れているパトリック(ケイシー・アフレック)とアンジー(ミシェル・モナハン)の私立探偵コンビに少女の捜索を依頼する。二人はレミー刑事(エド・ハリス)らに協力しながら町で聴き込みを開始するが、その中でアマンダの母ヘリーン(エイミー・ライアン)が麻薬常習者であり、麻薬取引にも係わっていた事実が浮き上がってくる。

『ミスティック・リバー』の原作者デニス・レヘインの小説『愛しき者はすべて去りゆく』を、俳優ベン・アフレックが初監督したサスペンス・ドラマ。日本未公開作でDVDスルーになっているが、なかなかに渋い佳作ミステリに仕上がっていると思う。まず主人公となるパトリックとアンジーの男女ペア探偵という設定が面白い。二人は幼馴染で歳も若く、かつてはどうやらワルだったらしいパトリックと、いつも引き気味で大人しそうなアンジーの性格の対比が新鮮で、演じる二人の俳優も若々しい。だが彼らが渡り歩くのは貧困、無知、ネグレスト、麻薬中毒、麻薬売買、変質者など、社会の底辺に存在する人々の中だ。

だから作品のトーンはどこまでも暗い。パトリックがかつてのワル仲間の間を昔のよしみで聞き込みするシーンなども、地域社会の密な人間関係を強調し、荒廃してゆく自らの町を憂えるパトリックの心象をうかがわせる。物語の展開はミステリ小説原作らしく後半二転三転し、いわゆる"思いもよらない結末"を見せるが、これは逆にそれまでのリアリティある人間ドラマを妙に作り物臭くしてしまう結果になってしまっていて惜しい。ただ、正義という理想と遣り切れないほど惨い現実、という二律背反の中で主人公が引き裂かれ苦悩するラストは深い余韻を観るものに与えるだろう。モーガン・フリーマン, エド・ハリス, エイミー・ライアンで固められた脇もまた渋く、味わいがある。

■『ゴーン・ベイビー・ゴーン』予告編

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20100320(Sat)

[]Pandemonium: Live at the O2 Arena, London, 21st December 2009 / Pet Shop Boys Pandemonium: Live at the O2 Arena, London, 21st December 2009 / Pet Shop Boysを含むブックマーク Pandemonium: Live at the O2 Arena, London, 21st December 2009 / Pet Shop Boysのブックマークコメント

Pandemonium-Live at the O2 Arena London-12/21/2009

Pandemonium-Live at the O2 Arena London-12/21/2009

Pandemonium [DVD]

Pandemonium [DVD]

ペット・ショップ・ボーイズのライブ・アルバム、「ついこの間も出してなかったっけ?」と思ったら以前リリースされた『Cubism In Concert』は3年半前のものだったらしい。じゃあその3年半前のライブとどこが違うの?というとこれがアルバム全篇殆どの曲がメドレー・マッシュアップされた、あたかも《ペット・ショップ・ボーイズ・メガリミックス・ライブ》とでも呼べそうなユニークなもの。

確かにPSBほどのキャリアの長いユニットともなると曲の数も相当なものになるし、ヒット曲ばかりやっていても飽きるだろうから、こういった形のライブをやるというのは画期的なことだと思う。知ってる曲のイントロだと思っていたら別の曲が始まったり、1つの曲のリズムに別の曲のメロディが重ねられたり、オレのようなファンはもう楽しくってしょうがない。こういった形態のライブが出来るのも今までダンス・ミュージック主体で曲を作り続けていたからなんだろうな。

さらにこのアルバムにはライブ映像を収録したDVDが付いており、CD+DVDがCD1枚分のお値段で買えるからお得!…と思ったらなんと輸入盤はUS盤リージョン0なのにPAL形式なので通常のDVDプレイヤーじゃ観られない!とりあえずパソコンで観ましたが、どうしてもTVで大画面で観たい人は4月に出る国内盤を待ったほうがいいかもね。でも国内盤は輸入盤の倍の値段で定価5000円もしやがるのよ。なにこのボッタクリ振り?オレも大きいTV買ったばかりだからこれでPSBのライブ観たかったなあ。

《追記》jkさんから戴いたコメントで「Xbox360だとPALもOK」と教えてもらい早速やってみたら見事に観られました!これで大きい画面でステレオセット通して観られる!jkさんありがとう!ゲーム機いっぱい持っててよかった!しかしXbox360って変な芸持ってんなあ。侮れないなあ。

《試聴》

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jkjk 2010/03/20 13:19 XBOX360だとPAL方式でもそのまま再生可能だったと思ったり

globalheadglobalhead 2010/03/20 16:48 うおおおおおお!本当だあああああ!!jkさんありがとう!

20100319(Fri)

[]映画『シャーロック・ホームズ』はスチーム・パンクなアクション映画だった! 映画『シャーロック・ホームズ』はスチーム・パンクなアクション映画だった!を含むブックマーク 映画『シャーロック・ホームズ』はスチーム・パンクなアクション映画だった!のブックマークコメント

シャーロック・ホームズ (監督:ガイ・リッチー 2009年イギリス・アメリカ・オーストラリア映画)

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小学生の頃同級生の間でホームズ小説を読むのが流行ったのだが(もちろん子供向け翻訳で)オレはこれがどうも苦手だった。手にとってはみたもののどこが面白いのかさっぱり分からず、いつも最初の数ページで投げ出していた。江戸川乱歩の子供向けミステリも面白くなかったし、その後物心ついてから海外や日本の有名どころの本格推理だのミステリだのを読んでみようとしても、やっぱり読み進めるのが苦痛で全て投げ出しており、今でもオレはこのジャンルが苦手だ。まあ結局趣味の問題とでもいうか、推理とかトリックとかいうのに全然興味が持てなかったからなのだろう。その代わりという訳ではないがSF小説はよく読んでいた。要するに宇宙だの未知の世界だのを舞台にした大風呂敷で奇想天外な大法螺が好きなのだ。たぶんオレは徹底的に現実逃避型の人間なんだろう。あ、あとハードボイルドやスパイ小説は面白く読んでいたけどな。まあなにしろ、オレはシャーロック・ホームズ小説というのをまともに読んだことが無い人間なのだ。

というわけで映画『シャーロック・ホームズ』である。実のところガイ・リッチーにはまるで興味がなくて監督作品は全然観たことがないし、ロバート・ダウニー・Jr.も『アイアンマン』で『トロピック・サンダー』だよね?ぐらいの認識だし、ジュード・ロウについてはいい男なんじゃないの?程度の感想しか持ったことがない。なんだこれじゃあ興味の無い物づくしの映画じゃないか!?ということにしかないらないのだが、なぜかこれが結構面白く観れてしまった。物語はとりたてて説明するほどのものではなくて、ブラックウッドなる怪人の陰謀をホームズとワトスンが叩き潰す!という実に単純明快なものなんだが、コナン・ドイルの”シャーロック・ホームズ”イメージとは全く真逆の肉弾攻撃ありまくりで爆薬がドッカンドッカン爆発しまくりのアクション娯楽映画となっている。そして敵役はなにやら怪しいオカルトに染まり、影では秘密結社の陰謀が渦巻いているではないか。肉弾!爆薬!オカルト!陰謀!なんだい、これってオレの好物並べてあんじゃないかい!?

もちろんホームズ作品ぽくホームズが頭を大回転させて推理推論するさまもきちんと描かれる。危機に際して「これがこれでこうだからこうするとこうなってこれがこうくるのでこうしたらこうすればこれがこうなるだろ!ヤタ!俺の勝ち!」と一瞬のうちに判断したホームズが全くそのイメージ通りの動きを展開しそして判断通り完璧に優位な結果を見せるなんていうシーンは胸が透く。だいたいホームズには殴り合い好きのムキムキ野郎というイメージはなかったが、相方さんによると原作のホームズも実は結構な暴れ者で、その辺のイメージは割と間違っていないのらしい。相棒のワトソンも原作は知らないけど元軍人という設定で、あのジュード・ロウがいつも不機嫌そうにムッツリと構えながら、あーまたかよという顔で嫌そうにホームズに付き従う様は逆に微笑ましく見える。レイチェル・マクアダムス扮するヒロイン・アイリーンは敵か味方か!?という悪女で、ありがちかもしれないがこういう設定は好きだ。なんかルパン3世に出てくるフージコチャーンみたいではないですか。

そんな配役やナンボぶん殴られてもびくともせずしつこくしつこく追ってくるという定番の悪役なんかもよかったが、やっぱりこの映画の主役はCGで微細に作りこまれた19世紀末のロンドンの情景なのではないかと思う。ここで見ることの出来るロンドンの空はいつも蒼褪めた陰鬱な色を湛え、家々の壁は煤け路石は底冷えしそうに冷たく見える。建設途中のロンドン橋*1を舞台にしたクライマックスも心憎い。そしてなによりも、以前読んだアラン・ムーアの傑作コミック『フロム・ヘル』の中の情景が、ここかしこに被さるように思えて仕方なかったのだ。そういえばあの作品もオカルティズムを題材にしフリーメイソンが暗躍し、世紀末ロンドンの闇を色濃く描く作品だったではないか。キーアイテムとなるある"発明"にしてもどこかスチーム・パンクな味わいがあり、やはり19世紀ロンドンを舞台にしたギブソン&スターリングのスチーム・パンクSF『ディファレンス・エンジン』を思い起こさせた。そう、原作を換骨奪胎して製作されたこの映画は、シャーロック・ホームズのスチーム・パンクSF解釈だったのではないだろうか?

シャーロック・ホームズ 予告編

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フロム・ヘル 上

フロム・ヘル 上

フロム・ヘル 下

フロム・ヘル 下

*1:調べてみるとロンドン橋は何度か掛け直されているが、近代ロンドン橋の完成は1831年であり、原作のホームズの時代と微妙に時代が異なっているように思える。が、まあこれもフィクションのための方便だと思えばいいのだろうが。

20100318(Thu)

[]ハップとレナード・シリーズの掉尾を飾る作品〜『テキサスの懲りない面々』 ハップとレナード・シリーズの掉尾を飾る作品〜『テキサスの懲りない面々』を含むブックマーク ハップとレナード・シリーズの掉尾を飾る作品〜『テキサスの懲りない面々』のブックマークコメント

■テキサスの懲りない面々 / ジョー・R・ランズデール

落ちこぼれ白人ハップ・コリンズは、鳥肉工場の見張り番として日銭を稼ぐ毎日。ある日、暴漢に襲われた娘を助けると、彼女はなんと鳥肉工場のオーナーの娘と判明。礼として大金と休暇を与えられたハップは、悪友レナードを誘いカリブ海クルーズへと繰り出した。だが、そんな幸運が続くはずもない。船に乗り遅れてメキシコに取り残された二人は、悪徳警官たちの襲撃に遭い、老漁師とその娘のトラブルに巻き込まれ、マフィアに目を付けられる羽目に…。最大のピンチにテキサスの仲間たちが大集結、かつてないスケールでおくるシリーズ最新作。

2001年に本国で出版されたこの『テキサスの懲りない面々』は"ハッブとレナード"シリーズの最新刊であると同時にどうやら最後になるらしい作品のようだ。作者からシリーズの終局宣言が出されたかどうかは知らないのだが、とりあえずこれ以降"ハッブとレナード"シリーズは書かれていない。

内容のほうもこれまでハチャメチャにすっ飛ばして書かれていた二人の様子がどうに大人しめに書かれているのだ。物語展開はこれまでの焼き直しのような匂いがするし、構成もどうも行き当たりばったりのように感じるし、なんといっても主人公のハップがなんだか感傷的でグズグズ言ってばかりで生彩に欠けるのだ。これは前作で暴れすぎ、悪人とはいえ大勢の人間をぶっ殺してしまったことへの反省が込められているのだが、どうも作者自身もちょっとやりすぎた、と感じていたのかもしれない。ラストもなにか唐突な気がする。

この全体的な雰囲気から、作者が既にこのシリーズに引導を渡すつもりでこの作品を書いたような気がしてならないのだ。ランズデールはこの作品の前後の時期に作風が変化したという話もあり、こういったパルプ・フィクション的なノワールを書くことに飽きただけなのかもしれない。それに、主人公ハップがいつまでも落ちこぼれ白人であり続けたまま物語が続いてゆく、というのもある意味酷な話でもあるし、ここらで潮時かな、と思ったのだろう。そして物語は前作までに登場した仲間たちも勢揃いで大団円を迎える。あーでも、やっぱりもっとこのシリーズ、読みたかったな。

20100317(Wed)

[]ジョー・R・ランズデールの《ハップとレナード》シリーズ2冊読んだぜ ジョー・R・ランズデールの《ハップとレナード》シリーズ2冊読んだぜを含むブックマーク ジョー・R・ランズデールの《ハップとレナード》シリーズ2冊読んだぜのブックマークコメント

■ムーチョ・モージョ / ジョー・R・ランズデール

地獄のような七月の暑さの中、ハップとレナードは、死去したばかりのレナードの叔父チェスターの家を掃除していた。しかし室内が片づくにつれて、汚れた秘密が姿を現す。腐った床板の下で見つかったのは、ポルノ雑誌に包まれた子どもの骸骨だった。警察に通報しようとするハップをレナードが止める。「誰かが叔父貴を殺人犯に仕立てようとしているんだ」―そして二人の独自の捜査が始まった。東テキサスのやけどしそうな太陽の下、徐々に明らかになっていく醜悪な真実とは…。ジャンルを超越した異才が放つ各方面絶賛の怪作。

■バッド・チリ / ジョー・R・ランズデール

バッド・チリ (角川文庫)

バッド・チリ (角川文庫)

沖合油田の仕事を終え、意気揚揚と家に戻ったハップ。しかし町では悪友のゲイ、レナードが恋人ラウルとの破局を迎えていた。トラブルの予感…。案の定、すぐにラウルの新恋人が死体で発見され、レナードが容疑者に。だが友を救うためとはいえ、ハップは法律を曲げたりはしない。例によって、踏みつけることにした―。ワケありの看護婦ブレットとのロマンス、謎のチリ・キングの暗躍、超ド級の竜巻の襲来、累累と積み重なる死体、睾○を襲う電気ショック…。有害図書指定へ向けシリーズ最高のテンションで飛ばす問題作。

なにしろオレはジョー・R・ランズデールの「ハップとレナード」シリーズが好きなのだ。アメリカ南部の貧困地帯を舞台に、落ちこぼれ中年白人ハップと、彼と友情で結ばれた(つまりカップルではない)黒人ゲイ・レナードを主人公として語られるこの物語は、凄まじい暴力描写と笑っちゃうほどお下品な下ネタが連発されるミステリ作品なのだが、なにしろこの二人の人物造型がとても素晴らしいのだ。

かつて兵役忌避者であり、40になろうという今はまともな職も無く、たまに単純作業に従事しているだけの貧乏人ハップは、白人社会の底辺にいる男だ。さらにハゲだ。そしてレナードは、黒人でありゲイであるという、二重の差別の対象になるような男であり、彼もまた社会の底辺にいる男だといえるかもしれない。しかし彼ら自身は口こそ悪いけど決してサイテーな人間ではない。だらしない生活ぶりをしていても心は高潔であり義理人情に篤い。ボロは着てても心はニシキ、ってやつだ(by水前寺清子)。さらに鼻っ柱が強く腕っ節まで強いときたらヒーローの風格十分ではないか。まあなにしろ下品ではあるが。

そんなハップとレナードがまきこまれる事件の多くは、これもまた社会の底辺にいる人々や社会的弱者がなんらかの惨い目に遭わされるような事件ばかりである。『ムーチョ・モージョ』では貧しい黒人の子供達が変質者や麻薬売人の毒牙にかけられ、『バッド・チリ』では同性愛者ばかり狙うリンチ集団が現れる。以前読んだ『人にはススメられない仕事』はマフィアに拉致監禁された売春婦を救う話だった。これらの犯罪の被害者たちは、当局にとって社会のお荷物であり、いてもいなくても別に構わないと思われている存在だ。だから犯罪が行われていても警察はまともに取り合わず、人死にが出ても社会から屑が一人減ったと思われるだけなのだ。

しかしハップとレナードはそれを許せない。とは言っても、彼らは別に悪人退治を信条とした正義の味方を演じているわけでもない。彼らの住む貧困地帯では、未だに根強く差別が残り、また貧困からこれらの遣り切れない事件があまりにも多く発生するため、いやおうなくそれに巻き込まれてしまうのだ。そしてこれらの事件の被害者たちと同じく、ハップもレナードもマイノリティであり社会の底辺に生きる存在だ。だから彼らのやっていることは上から目線の貧者や弱者の救済ではなく、同じ劣悪な境遇の中で生きざるを得ない人々を止むに止まれず救ってしまう、ということなのだ。そんな彼らに襲いかかるのもまた底辺でありアウトローである人間たちであるというのもひとつの皮肉だ。

一応短く感想を書くと、『ムーチョ・モージョ』は子供殺しの犯人を追うミステリ仕立てになっている。身の丈に合わない恋に苦しむハップの姿が泣かせる。そう、このハップとレナードシリーズ、結構切ない恋愛模様が描かれたりするのだ(ただしシモネタまみれだが)。『バッド・チリ』はテンションの高い(ハチャメチャとも言う)作品だ。冒頭から狂犬病のリスに噛まれて大騒ぎするハップが笑わせてくれる。しかしすぐさま血生臭い事件が勃発し、サイコな拷問魔がそこらじゅうに死体の山を築き、暴力と残酷描写の渦は最高潮に達する。あと下品さもな。ここでもハップの恋がいじましく描かれるが、勿論シモネタまみれである。

20100316(Tue)

[]Bioshock 2 (PS3) (Xbox360) Bioshock 2 (PS3) (Xbox360)を含むブックマーク Bioshock 2 (PS3) (Xbox360)のブックマークコメント

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荒廃した海底都市ラプチャーを舞台に片手にドリルをくっつけ超能力も駆使する潜水服姿のおっさんが遺伝子操作しすぎてクルクルパーになっちゃった元市民のみなさんをブッ殺しまわる、という愉快爽快FPSゲームです。

このゲームの特色はなんといっても海底都市ラプチャースチームパンク風でレトロフューチャーなグラフィックでしょう。この一種異様なデザインコンセプトと「遺伝子操作」をキーワードにした世界観が実にユニークで目をひかれるんですね。そして破壊され荒廃した海底都市という設定からいつも建物内部は漏水・浸水しており、この常に水が描かれているグラフィックが画面に不思議な雰囲気を与えていますね。

ただこの2作目は斬新的な世界観を提示した前作をそのまま引き継いだ形となっており、オンライン対応とか新キャラとかマイナーチェンジはあるものの、全体的に見ると前作と大きな変化があるというわけではないのがちと残念かな。

プラットフォームはPS3とXbox360両方が出ていますがXbox360のほうがグラフィックが綺麗だという情報もあり、両方のゲーム機を持っているならXbox360版を購入するという選択もあるかと思います。ちなみにオレは知らなくてPS3版を買っちゃいましたが…。

それとこのゲーム、”リトルシスター”と呼ばれるウミウシ遺伝子を体内に組み込んだバイオ幼女を救出しながら進めて行くゲームでもあるんですが、そういった意味では幼女好きの方にもたまらないものがあるかもしれません。前作のクライマックスでも助けた大勢の幼女たちに囲まれるなんていうシーンがありましたが、今回もちょっと期待出来るかもしれませんな!

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BioShock 2(バイオショック 2)【CEROレーティング「Z」】 - PS3

BioShock 2(バイオショック 2)【CEROレーティング「Z」】 - PS3

BioShock 2(バイオショック 2)【CEROレーティング「Z」】 - Xbox360

BioShock 2(バイオショック 2)【CEROレーティング「Z」】 - Xbox360

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20100315(Mon)

[]天才ゲイ詐欺師の数奇な運命!〜映画『フィリップ、きみを愛してる!』 天才ゲイ詐欺師の数奇な運命!〜映画『フィリップ、きみを愛してる!』を含むブックマーク 天才ゲイ詐欺師の数奇な運命!〜映画『フィリップ、きみを愛してる!』のブックマークコメント

■フィリップ、きみを愛してる! (監督 グレン・フィカーラ 、ジョン・レクア 2009年フランス・アメリカ映画)

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実を言うとゲイが主人公の映画というのが結構好きである。オレ自身にその気があるのかどうかは別として、彼らのエキセントリックさとその困難で鮮烈な生き方に妙に共感してしまうのだ。だからジム・キャリーユアン・マクレガーがゲイ役で主演しアハハウフフと絡み合う映画があると聞いて是非観なければなるまいと公開初日初回に劇場へ足を運んだが、決してゲイ映画という枠に留まらない天才詐欺師の数奇な運命を描いた実に破天荒な佳作であった。しかもこれ、ひたすらメチャクチャでアナーキーなお話なのに実話であるということがなにしろ凄い!!

粗筋はこんな感じ:主人公スティーヴン・ラッセル(ジム・キャリー)は妻子ある平凡な家庭を営む男であったが、ある事故をきっかけに自分に正直に生きることを決意する。それは…自分がゲイであるということ!カミングアウトしたスティーブンは目覚めたかのようにド派手なゲイライフを満喫し豪遊三昧であったが、先立つものを得るためにあちらこちらで詐欺を繰り返す。当然警察のお縄になりムショに送られたスティーブンは、そこでシャイでキュートなフィリップ・モリスユアン・マクレガー)と出会ってしまう。ムショで愛を育む二人はやがて出所するが、愛するフィリップのためにスティーヴンは再び詐欺を繰り返すようになる…というオハナシ。

顔つきも動作もひたすらくどいジム・キャリーが怪しい生え際をテカらせながら「ゲイ最高!」とばかりに無意味にポジティブな人生を謳歌するそのハイテンションぶりにまず圧倒される(ドン引きするとも言えるが)。そしてどんなにムショにブチ込まれようが全く反省の色を見せる事無く詐欺を繰り返し「オレのゲイ道」を生き続けるところがまたスゴイ。それもこれも愛する人の為だから…ってなんて汚れたピュアぶりなんだ!しかもその詐欺師ぶりがただごとではない。学歴詐称して大手企業に潜り込むだけではなくそこで業績まで上げてしまうのだ!そしてクライマックスではなんと映画を観る観客まで騙してしまう!オレもすっかり騙された、というか、こんなことが本当に出来るのか!?と唖然としてしまった。実際のスティーヴン・ラッセルはIQ169あったという話だが、単なる小悪党には収まりきらない正真正銘の天才詐欺師ということができるだろう。

相手役となるフィリップのか弱気なゲイっぷりもまた堪らない。特にムショの移転でスティーヴンと引き離されることになり、「ホモだってイジメられちゃうから決して中庭には出ないの」と言っていた中庭を、スティーヴンの乗ったバスを追って駆け抜ける(しかも内股で)シーンはゲイならずとも涙を抑えることができないであろう!?そんなフィリップを愛するスティーヴンは、愛するが故にフィリップに嘘の自分を演じてしまい、嘘の上に嘘を塗り固めて生きてしまうという人生がまた哀しい。そういった意味ではきちんと愛についての映画でもありうるのだ。一見キワモノっぽい印象をあたえる映画ではあるが、暴走するスティーヴンの愛の強さとその詐欺師の手腕に大いに驚かされる映画として、是非お薦めしたい一作である。

■フィリップ、きみを愛してる! 予告編

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I Love You Phillip Morris

I Love You Phillip Morris

I LOVE YOU PHILLIP MORRIS

I LOVE YOU PHILLIP MORRIS

梅松竹子梅松竹子 2010/03/15 19:51 この映画、知りませんでした。@_@
ユアンが好きです。ジム・キャリーになりたい!!!はあはあ。

globalheadglobalhead 2010/03/16 01:28 面白かったですよ!なよなよしたユアンがいい味出してます。上映館少ないんで劇場はちょっと無理かもしれませんがDVDになったら是非どうぞ。

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20100312(Fri)

[]映画『ハート・ロッカー』は爆弾処理職人の物語だった 映画『ハート・ロッカー』は爆弾処理職人の物語だったを含むブックマーク 映画『ハート・ロッカー』は爆弾処理職人の物語だったのブックマークコメント

ハート・ロッカー (監督:キャスリン・ビグロー 2008年アメリカ映画)

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■行きたくない場所

2003年、アメリカ主導により「大量破壊兵器発見」を目的に勃発したイラク戦争は、フセイン拘束により収束を迎えたように見えたが、その後のイラクは政権を巡る勢力争いにより実質的な無政府状態に突入、爆弾テロによる流血が後を絶たず、現在までイラク市民だけで10万人を越える犠牲者が数えられているという。この映画は、フセイン政権終焉間もない2004年のイラクを舞台に、多国籍軍として治安維持を努める米陸軍爆発物処理班の男たちの姿を描いた物語だ。映画の原題である"HURT LOCKER"とは「行きたくない場所、転じて棺桶」を意味する兵隊たちのスラングだという。

■対爆スーツ

最初この映画のポスター写真を見たとき、男の着ている対爆スーツを見て「なんだか宇宙服を着ているみたいだな」と思った。とても異様で、いかめしく、SF映画を観ているみたいな非現実さがある。そういえばヘルメット式の潜水服も、こんな風に異様で、いかつい造りだ。宇宙服も、潜水服も、人間の生存に適さない場所に着ていく装備だけれども、この対爆スーツにしても、人が普通に呼吸できる地上にありながら、生存の適さない場所に着ていく装備だというわけだ。この対爆スーツは、一見頑丈そうなのにも関わらず、映画の冒頭で、これを来た兵士が爆発に巻き込まれ簡単に死ぬ。下手をすれば建物一つ吹き飛ばすような爆弾には、こんな装備も気休めでしかないのかもしれない。そしてこの対爆スーツは、作業効率のため、手先だけが無防備にあらわになっている。オレはこの無防備な手先がとても怖かった。もしも対爆スーツで体が守られても、手先だけは吹き飛ぶのだろうか、と思えて。

そんな対爆スーツを、物語の主人公ウィリアム(ジェレミー・レナー)は、爆弾処理中に「邪魔くせえ」とばかりに脱ぎ捨ててしまう。一見命知らずで無謀な行為のようにも見えるが、これは、爆弾処理のスペシャリストであるからこその「脱いでも問題なし」とした判断の結果なのではないだろうか。爆弾と聞いただけで怖気立つオレのような一般人は対爆スーツ着たって爆弾になんか近寄りたくもないが、爆弾と爆薬に対する高度な訓練と知識を得た専門家である彼にとって、「何が安全で何が安全でないか」「何をすべきで何をすべきでないか」は一目瞭然のものだろうと思うのだ。だから彼はとんでもない量の爆弾のすぐ傍にいたとしても臆することなく処理作業を行う。そして当然安全でないと判断したらさっさと退避する。例えとしては変だが高い建物をひょいひょい渡り歩くことの出来るとび職人みたいなものだ。とび職も一歩間違えば危険な職業だが、かといってとび職が命知らずで無謀な職業というわけではない。

■"戦争は麻薬である"

だからオレは「死と隣り合わせの作業を続けることの理不尽さ」やひいては「戦争の不条理さ」みたいなものをこの映画からはあまり感じなかったのだ。そしてこの映画の作品テーマとされている「戦場の中で死に対し鈍磨し無感覚になってゆくことの不気味さ」もあまり感じなかったのだ。いや、確かに理不尽で不条理な死は映画の中には否応なく横溢しているのだけれども、それは戦争そのものの実態であり、こと爆弾処理において爆弾と向き合う主人公の愉悦に満ちた表情を見るとき、彼はそのぎりぎりまで引き絞られた緊張感を楽しんでいるように思えたのだ。それは戦場の狂気だとばかりは言えないのではないか。映画冒頭で「戦争は麻薬である」とは言っているが、人間は、こういった極度の緊張に慣れ親しむばかりかそれを楽しむことさえできてしまう生き物なのだ。だから、テーマとして提示されたものと実際に描かれているものに、どこか齟齬が生じているように思えるのだ。

映画としてみると、爆発物処理も含めた戦場での様々なエピソードを点景のように描くが、それらのエピソードが密接に絡み合うわけでもなく、そのため物語全体のドラマ性というのがどうも希薄で、それぞれのエピソードは存分に緊張感を孕んでいるにもかかわらず、トータルで見ると食い足りないような気がしてしまうのが残念だった。むしろそういったドラマ性よりも、"戦場爆弾処理スペシャリスト"という特殊な軍務に従事する男の日常を淡々と描いた映画として観ればいいのだろう。そういった意味で、監督の掲げていたテーマが逆に邪魔なものに感じてしまった。しかしあれこれ賞を取って話題だけど、これって「戦場で頑張った兵士の皆さん」への功労賞ってことなんじゃないのかなあ。

ハート・ロッカー 予告編

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20100311(Thu)

[]最近読んだコミック / 山上たつひことか諸星大二郎とか西原理恵子とか 最近読んだコミック / 山上たつひことか諸星大二郎とか西原理恵子とかを含むブックマーク 最近読んだコミック / 山上たつひことか諸星大二郎とか西原理恵子とかのブックマークコメント

■快僧のざらし(上)(下) / 山上たつひこ

快僧のざらし 上

快僧のざらし 上

快僧のざらし 下

快僧のざらし 下

山上たつひこの『快僧のざらし』、存在は知っていたけれども今まで読んだことがなかったので買ってみた。するとこれが『がきデカ』テイスト満載のお下劣ナンセンス・ギャグ漫画で、ガキの頃『がきデカ』をバイブルとしその後すっかりお下劣人間として育ってしまったオレにとって無類の面白さであった。しかしいったいいつ描かれたものなんだ?と思って調べたらなんと『がきデカ』と同時期に連載されていたらしい。『がきデカ』が週刊少年チャンピオンで1974〜80年まで連載していたのに対し、この『快僧のざらし』は1975〜78年まで月刊少年チャンピオンで連載していたのだという。そうか月刊誌だったのかー。週刊・月刊同時連載って昔よくあったなー。昔の漫画家のハード・スケジュールがうかがえるよなー。こういうのって今でもあるのかなー。山上さん本当にご苦労様でした…。お話の方はどこぞの山奥にあるお寺・昇天寺を舞台に、のざらし・陽念・陰念の3人の修行僧がありとあらゆる馬鹿と下品とインチキとエロと変態行為を繰り広げるという山上ならではのギャグ漫画である。なにしろ『がきデカ』で乗りに乗ってる頃の山上たつひこの筆致が軽快だ。いやしかしこの変態ぶり、今のコミック界で描けるのだろうか。それにしてもヒロインのさつきが実に愛くるしいのだが、そういえばオレは山上の描く少女キャラって昔から好きだったんだよなー。

諸星大二郎 ナンセンスギャグ漫画集・妙の巻

諸星大二郎 ナンセンスギャグ漫画集・妙の巻

諸星大二郎 ナンセンスギャグ漫画集・妙の巻

諸星大二郎 ナンセンスギャグ漫画集・珍の巻

諸星大二郎 ナンセンスギャグ漫画集・珍の巻

諸星大二郎 ナンセンスギャグ漫画集・珍の巻

異色作家・諸星大二郎のナンセンスギャグ漫画集ということなんだが、最初に言っておくとこれはファン以外にはちょっとキッツイ内容になっている。あくまで諸星マニア向け。だから諸星をまだ読んだことの無い人は決して手を出してはいけない。彼の本領はギャグじゃないんだからね!ギャグセンスはいまいちいまにぐらいだし相当古い作品ばかりのせいもあって鮮度も落ちるし、ちょっと片手間で描いたようなクオリティの作品が多い。諸星さんやっぱこっち向いてないんだろうなあ。でも楽しそうに書いているのは確かで、このコメディ・タッチが後の作品にも活かされていると言えないことも無い。「妙の巻」はショートショート中心だがこれがなにしろつまらない…。「珍の巻」はそれでもまだ面白くて怒々山博士だの猫六先生だののキャラが楽しい。ただオレのような諸星マニアは2冊とも買っちゃうんだけどね。2冊で1500円ぐらいだし、最初から1冊にまとめてくれても良かったような気がするが。

毎日かあさん(6) うろうろドサ編 / 西原理恵子

毎日かあさん 6 うろうろドサ編

毎日かあさん 6 うろうろドサ編

西原理恵子の爆走子育てマンガ『毎日かあさん』も6巻目、相変わらずドタバタワイワイガヤガヤとかまびすしい毎日を送るサイパラさん一家が描かれております。それにしても毎度毎度思いますがサイパラさん、しょっちゅう子供連れて海外行ってますよねえ…。子どもたちもしょっちゅうサイパラかあさんに連れられて海外行ってますよねえ…。それも「ちょっとあの国のあれが食べたい」とかいう理由で。これってやっぱブルジョアってことなんでしょうか。子供の頃から沢山海外経験した子供ってどういうふうに育つのでしょうか。サイパラは自分の子供を馬鹿だ馬鹿だと言ってるけどある意味これも一つの英才教育なんではないでしょうか。それにしてもお金持ってますねえ。なんか羨ましいですねえ。妬ましいですねえ。憎らしいですねえ。ねえねえねえ。

shidehirashidehira 2010/03/11 15:02 秋田書店と聞いてきましたよ(笑)
僕の日記で紹介してたあの号がちょうどその辺りに出たもんですね。ちょうど鴨川先生の『ぷるぷるプロペラ』が連載してたころのようで、そっちは僕も読んだ記憶がないんですけど、『のざらし』は何となく覚えておるんですよ。で、
>山上の描く少女キャラ
わ、わかるなぁ。でも。その辺りも鴨川と江口が越えていったというのが僕です。
>諸星大二郎
諸星大二郎博物館http://book.geocities.jp/yasukenyan/index.htmlを見るに僕にあってそうですね。

globalheadglobalhead 2010/03/11 18:12 因縁の秋田書店であります(笑)
子供の頃は週刊誌月刊誌は殆ど友達の家で読んで、自分は単行本を買ってそれを繰り返し読むほうだったんですよ(ジャンプはとってたかな)。だから週刊誌単位の話だと記憶があんまりありません。例えば「天才バカボン」や「ダメおやじ」のコミックは相当読んでいましたがこれらが連載していた雑誌のことはよくわからなかったりします。
山上キャラの女子というとやっぱり「がきデカ」のモモちゃんジュンちゃんですな!しかし全然小学生に見えなかったけど。
それにしても諸星のナンセンスもの、いけそうですか!?椣平さんとは諸星の話題も長く続いていますねー。

20100310(Wed)

[]映画『ウルヴァリン』は固くて長くて太いソレがギンギンにおっ立ってる物語だったッ!? 映画『ウルヴァリン』は固くて長くて太いソレがギンギンにおっ立ってる物語だったッ!?を含むブックマーク 映画『ウルヴァリン』は固くて長くて太いソレがギンギンにおっ立ってる物語だったッ!?のブックマークコメント

ウルヴァリン/X-MEN ZERO (監督:ギャビン・フッド 2009年アメリカ映画)

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X-MEN』トリロジーは一応完結をみたようだが、そんな中、"ピン立ちキャラ"の映画が作られた。いや"ピン立ち"とかいっても固くてぶっとくてどす黒いあんなものがビンビンに立っている、というお下劣なことを想像してはいけない。…あ、想像してるのはオレだけですかそうですかそうなんですかどうもスイマセン。そのギンギンに立っている人というのが誰あろうあのウルヴァリンである。たしかにあの人ならビンビンのギンギンの血管ピキピキにおっ立ちまくってるよね!爪だけど!

映画はミュータント能力が覚醒してしまったウルヴァリンことジェームズ/ローガン(ヒュー・ジャックマン)と、同じくミュータントであり後にセイバートゥースと呼ばれることになる兄のビクター(リーヴ・シュレイバー)との確執の物語として描かれるわけなんだよな。二人はその戦闘能力の高さから軍に目を付けられミュータント軍団として戦いの中に身を置くが、次第に軍の陰謀に巻き込まれ、そして兄と半目しあい、ミュータント同士の殺戮の戦場へと追いやられて行くんだ。

本編である『X-MEN』トリロジーがアメコミ・ヒーロー物の期待作としてあれこれ力の入った演出がされていたのと比べ、こちらの『ウルヴァリン』はいい具合に肩の力の抜けたB級アクション・ヒーロー物として仕上がっていて、これが意外と好感触な映画であったな。登場するミュータントたちはみんなどちらかというとごく普通の格好をしていて、本編みたいになんかキモイヤツとか全身タイツ姿の人とかが登場しなかったのがよかったのかもね。特に後半のスリーマイル島原発跡地の戦いはなかなかのもんだったぜ。

さて、この『ウルヴァリン』はナニがテーマだったのかと考えてみたんだよな。これ、要するにウルヴァリンセイバートゥースとの壮大なる兄弟喧嘩なわけなんだが、そもそもこの二人はナニが原因で対立しあったのかということだな。これはやっぱ二人の持つ能力、ぶっちゃけて言えば武器にあたる"モノ"=爪の違いにあると思ったね。弟であるウルヴァリン固くて長くてぶっとい"モノ"を持ってるんだが、兄セイバートゥースはそれに比べ見た目的にはごくありふれた大きさの"モノ"しか持っててないわけなんだよ。即ちこの映画の本来のテーマは、「自分よりデカいイチモツを持つ弟への兄の嫉妬」だったというわけだね!「兄のオレよりデカいナニを持つとはナニゴトだッ!?」ってこった!

二人とも見た目がケダモノ系だし、兄貴としてもケダモノののようなナニが欲しかったのに違いない!弟ウルヴァリンとしては「大きさなんか関係無いよ!だって兄ちゃんは兄ちゃんなんだもの!」と思っているのだろうが、兄セイバートゥースとしては"大きさなんか関係無い"という言い方そのものに神経を逆なでされ、より一層憎悪が煮えたぎる、といった構図なのである。これではもはや出口が無い。いやあ、モノのデカさは人間性とは関係無いとはいえ、男の嫉妬ってやっぱ怖いわな!ってかまたオレ、チンポネタなのかよ!?

ウルヴァリン/X-MEN ZERO 予告編

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20100309(Tue)

globalhead2010-03-09

[]四十インチ様が来た 四十インチ様が来たを含むブックマーク 四十インチ様が来たのブックマークコメント

というわけでこの土曜日、清く貧しく美しくない我が家にもいよいよ四十インチ様が参られることとなったのである。その日は朝から沈丁花の花を散らした湯で沐浴して身を清め清潔な衣類に身を通し定められた方角に三度拝礼し柱を三度回って祖霊の御魂に祝詞を唱え穀類のみの食事を摂りそののち四十インチ様の参られる居間にて香を焚き正座黙祷して四十インチ様の到来をお待ちしていたのである。そして予定の時間が間近に迫った頃表から「テケリ・リ!テケリ・リ!」とガラスに爪を立てるが如き甲高い声が響いて来たではないか。そう。四十インチ様がいよいよ御到来あそばしたのである…。

というのは例によって戯言なのであるが、なにしろ40インチ液晶TV様がやってきたのである。その日はTVの上に飾っていた夥しい数のフィギュアを片付け、それまで使っていた29インチのクソ重いブラウン管TVをどけ、結構埃の溜まっていたTV周りを掃除し、新しいTVが配達されてきたのでそれをあれこれ接続し、いよいよ電源を入れとりあえず最初にPS3のファイナルファンタジー13のデモシーンを試聴、うおおうおおおと呻いた後手持ちのPS3ソフトを次々とぶち込みその度にうおおうおおおと喚き、次はいよいよブルーレイ・ディスクだ!とばかりに買ってあった『スラムドッグ$ミリオネア』を観る事にする。うおおおおおおお!腰抜かしたぜ!なにこのくっきり感!さらにブルーレイ『ザ・バンク』を投入、ぐああああああおっさんの開いた毛穴の数が数えられると大興奮だ!さらに『スター・トレック』投下、するとどうだ冒頭に登場するハゲ船長のハゲがピカピカに輝いて見えるではないか!ってかオレはおっさんの開いた毛穴の数を数えたりピカピカのハゲを堪能する為にTV買ったわけじゃないんだけどな。

最後にブルーレイ『トランスフォーマー:リベンジ』を投入、これはDVDで持ってたやつを今回新たに買い直したのでブルーレイ・DVDの画像比較をやってみたが、いやあああこの画質の差はヤヴァイでしょ!実際の所、40インチ液晶だとDVDでも普通に綺麗に観られるから、あえてなんでもかんでもくっきりはっきりのブルーレイである必要は無いとは思うが(値段も高いし)、今後は買って手元に置いておきたい愛着のある映画はブルーレイになっちゃうだろうなあ。あと、DVDで持ってるソフトをブルーレイに買い換えるのは予算の関係もあるしよっぽどのソフトじゃないとやらないだろうなあ。というかやらないことにしておこう!

とまあPS3大会も終わりお次はXbox360接続、こちらはD端子が付属していたのでこれでお茶を濁した。しかしXbox360で暫く放置していたソフト『FALLOUT3』をプレイしたところ、ゲームの舞台となっている核戦争後の瓦礫となった街並みが40インチHDで観るとあまりにも美しく、これは後日我を忘れてプレイしていた。『FALLOUT3』、きちんとクリアしなきゃな。

それよりも問題なのはこれまで使っていた5.1chAVアンプだ。このAVアンプはこれまでTVとCDとDVDを繋げていたのだけれども、5.1chを楽しむ為にいちいち電源入れるのが面倒だったのと、音が前後左右から聴こえるのは最初は面白かったがじきに飽きたし、実際のところ5.1chとはいえ、結構音をデカクして楽しまないと効果がない反面、音をデカクすると近所迷惑が気になって使いにくかったりしていたのだ。新しく買ったTVのスピーカーはそこそこ聴けるとはいえ高品質というものではないだろうし、若干高音が高めなのが気になって調整したぐらいなのだが、逆に安普請の部屋で手軽に映画観るならこの程度の音でいいやあ、という気になったのだ。だから接続しようと思えばできるんだが、このAVアンプは今後撤去の方向で考えている。でっかいサブウーファーとかさあ、やっぱり邪魔なんだよなあ。

というわけでこの日は40インチTV様を舌舐めずりして堪能したオレであった。いやあなにしろ大満足です。ただ、ゲームはくっきりはっきり観えても決してゲームが前より上手くなるということはない、というのが残念だな!それと、これは大きい声では言えないんだが、エーブイのDVDを大画面で観たら、TVの中に本当に人が入っているかのような大迫力でしたな!いやあこれは世の殿方みんなに広めて大いに大画面TVを堪能してもらいたいものですのう!ぐははは!

スラムドッグ$ミリオネア[Blu-ray]

スラムドッグ$ミリオネア[Blu-ray]

lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2010/03/09 16:13 綺麗でしょ?!
うちは出始めの頃、一番値引率の高い32インチを買って、買う時はそれでも大きいと思っていたんだけど、すぐに目が馴れて、もっと上のサイズにしとけば良かったと後悔しています。40で大正解だと思いますよ。

梅松竹子梅松竹子 2010/03/09 21:00 到着おめでとうございます!^_^
大画面でブルーレイを観た後にDVDみるとたしかに物足りません。。。
防音カーテンに変えるというのはどうでしょう?

globalheadglobalhead 2010/03/09 21:38 >レイジーさん
オレも最初はいくら大きくたって37インチで十分かと思ってたんだけど、電気屋で見たらそんな値段変わんないので「んじゃデッカイほう!ということで40にしちゃいました。しかしデカイ買い物は高揚感がありますな。その後の金欠感もデカイですが。という訳で今日も具の無いスパゲッチ食ってます。

globalheadglobalhead 2010/03/09 21:47 >梅松さん
到着しました!しかしオレの苔むした部屋には新品TVがなにか不釣合いでTVよりもまずこの苔むした部屋をどうにかするべきだったのではないかとふと思いましたがそれも瞬速で頭から消し去りました。いいんだいいんだモニターの向こうにだけオレの本当の世界があるんだああああ!ところでTV買ったおかげで高いブルーレイソフトが買えません。ちなみに晩は具の無いスパゲッチでしたがお昼はコンビ二おにぎり2個だけです。

doydoy 2010/03/10 10:22 購入おめでとうございます。Blu-rayはレンタルもたくさん出ているしワーナーのヤツは安いので色々試せると思います。楽しんで下さい。

globalheadglobalhead 2010/03/10 11:20 ありがとうございます!そうそう、ワーナーのヤツって確かに安いんですよねえ。アレとかコレとか買い直せるじゃん、とか思ってアマゾンとにらめっこしたり海外アマゾンチェックしたりしてますが、とりあえず今はグッと堪えて将来の楽しみにとっておきます!ちなみに朝はいつも肉まんとコーヒーです。

paseyopaseyo 2010/03/10 14:24 肉まんはミニストップのがボリュームがあって美味しいですね!(もはや何の話か…)

globalheadglobalhead 2010/03/10 15:23 オレはいつもセブンイレブンのちょっとお高い大入りジューシー肉まんだ!(いかんちょっと贅沢していることがバレた…)ミニストップも通勤途中にあるから今度行ってみよう!

globalheadglobalhead 2010/03/11 08:41 ミニストップの肉まん食った!これは美味い!これからはミニストップだ!

katokitizkatokitiz 2010/03/11 19:01 おすすめソフトは『WALL・E』ですね。CGアニメとBDは相性がいいです。あとは『燃えよドラゴン』昔の映画をBDで観てもガッカリすることがありますが、『燃えドラ』はクッキリ度がハンパじゃなかったです。

globalheadglobalhead 2010/03/11 20:36 いろんな情報教えて貰えて本当に嬉しいです。ありがとうございます。
そうそう、CGアニメって結構クルんじゃないか?って思ってたんですよ。その中でも買うとしたら確かに『WALL・E』ですよねー。
財布の具合が落ち着いたら買ってみっかな。
あと昔の映画のBDはちょっと落ちますか。リマスタリングとかの問題なんでしょうかね。『燃えドラ』もカートに入れときます。
そういえばDVDが出た時は買う気のしなかった『ウォッチメン』をなぜだかBDで買ってしまいましたよ。

HelloTaroHelloTaro 2010/03/11 22:10 オイラもミニストップの肉まん試してみようっと。
あ、じぶんも先週東芝の40インチ買いました。輸入盤のプラネットアースのブルーレイBOXがアマゾンで5000円以下で安いし綺麗だしすごいんですけど、観ていると美しすぎてすぐ眠たくなってしまいます。

globalheadglobalhead 2010/03/12 09:36 何か40インチ友の会の様相を呈してきましたな!自分はあれ買ってちょっと生活が変わりましたよ。特にゲームがあんまり綺麗なんで見惚れています。なんか自分のTVにはデカイ地球がクルクル回りながらニュースを配信するというのがあって、しばらくボケッと眺めていました。ネットが繋がるんでHDで映画の配信とかもやってるみたいでこれもそのうち利用するかも。ミニストップの肉まんは他のコンビニのよりずっと美味しいと思いましたね!

20100308(Mon)

[]J・J・エイブラムスのTVドラマ『フリンジ』観た J・J・エイブラムスのTVドラマ『フリンジ』観たを含むブックマーク J・J・エイブラムスのTVドラマ『フリンジ』観たのブックマークコメント

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J・J・エイブラムスといえば映画『スター・トレック』の監督や『クローバー・フィールド/HAKAISHA』の製作でオレも結構なお気に入りなのだが、そのエイブラムスがこのほど"1話の製作費が10億円!"という鳴り物入りで製作したTVシリーズがこの『フリンジ』である。メンド臭いので設定をWikipediaからコピペすると、

国土安全保障省の監督の下、マサチューセッツ州ボストンを拠点に、FBIのFringeチームの活躍を描く。世界中で発生する説明不能なおぞましい一連の事件「パターン」の捜査の為、チームは「fringe science」(非主流科学。境界科学とも)と呼ぶ型破りな手法を用いる。本作は『Xファイル』、『アルタード・ステーツ/未知への挑戦』、『トワイライト・ゾーン』、『ダーク・エンジェル』といった作品を交雑した様な内容である。

FRINGE (テレビドラマ)/Wikipedia

という物語になっている。最初オレもこの物語の噂を聞きつけたときは「『Xファイル』の再来か!?」と胸を高鳴らせ大いに楽しみにしていたのだが、リリースされたDVDを観てみると、これが「う〜〜〜ん…」と首うなだれてしまいそうになるヌル〜イ出来なのであった。な〜んかね〜登場人物に魅力が無い、登場人物の設定が嘘臭い、というのと合わせ、結局どこかで観たような怪奇ドラマで新鮮味が薄いんですわ〜。

まず1作目で語られる主人公の女FBI捜査官の不倫ドラマが取ってつけたみたいで観ていてどうでもいい気にさせるのね。そして捜査の手助けを要請する為に17年間どっかの病院に閉じ込められていた「物凄いIQ」の博士の元に赴く、というのがマンマ『羊たちの沈黙』で白けるし、同じく仲間になる博士の息子っていうのがやっぱり「物凄く頭が切れる」ってオハナシなのに全然頭良さそうに見えないうえ、頭のイイところを少しも披露しない、ってぇのがまた「なんじゃこりゃ?」と思わせる要因なのよ。

一番首をかしげたのは、いくら「頭のイイ博士」だからって、17年も世間から隔絶されてたのになんで普通に最新テクノロジーの粋を集めたIT機器のモニター見ながら捜査したり研究したり助手に指示したり出来るんだ、ってことだよな。だからこそ「頭のイイ博士」ってことなのか?空白の17年間に発達したり発見された科学理論やテクノロジーは理解してるのか?病院でお勉強してたようには見えないぞ?だいたい携帯電話に怯えてるぐらいじゃねーの?そんなところがなんだか納得いかないんだよなあ。

で、起こる事件というのも、実はその「頭のイイ博士」が昔係わっていた何がしかの研究に端を発する、なんてぇ安直な展開が実にマッチポンプ臭くてまたもや白けるんだが、この辺も「犯人は実は博士の知ってる奴だった」という『羊たちの沈黙』展開なんだよな。それに「不可解な現象を疑似科学で解明する」というこのドラマの設定は、”疑似科学”とやらの嘘臭さインチキ臭さを観る者に「実はありえるかもしれない」と思わせてこそ生きるだろうに、結局最後まで嘘臭くインチキ臭い法螺話にしか観られない所が物語の浅さを感じさせてしまうんだよ。

やっぱりねえ、どうしても『Xファイル』と比べてしまうと見劣りするんだよなー。とりあえずDVDの1巻と2巻観たけど、この後観るかどうかは謎だなー。そもそもエイブラムスの作るTVドラマって、あの『LOST』もなんだか水増しした薄いドラマって感じがして、途中まで観たけど退屈してるんだよなー。この人、才能あるの?無いの?

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20100305(Fri)

[]凄惨かつ詩情に満ちたヴァンパイア・ラブ・ストーリー〜映画『渇き』 凄惨かつ詩情に満ちたヴァンパイア・ラブ・ストーリー〜映画『渇き』を含むブックマーク 凄惨かつ詩情に満ちたヴァンパイア・ラブ・ストーリー〜映画『渇き』のブックマークコメント

■渇き (監督:パク・チャヌク 2009年 韓国映画)

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吸血鬼になってしまった神父が人妻に岡惚れし、やってやってやりまくったあげく人妻も吸血鬼にしてしまうが、人外のものに成り果てた二人には悲劇が待っていた…という、まあざっくり言うとそういうお話であります。要するに生臭坊主の転落ということですな。神に帰依する者がアンモラルな魔道に堕ちるというテーマの物語はそれほど珍しいものではなく、S・キングの『呪われた町』あたりでも吸血鬼の使い魔に身を落とす神父なんていうのが出てきましたな。

信仰と欲望の狭間の葛藤、とか言いますが、まあやっっちゃったもんはやっちゃったもんだし、グダグダ悩まずに開き直っちゃえばいんでね?とか思うし、やっちゃったのはホントのボクじゃないから知らないもん!と現実から目を背けツラッと二重思考の世界に生きる、という手もあるかと思いますが、なにしろ根が真面目というか信仰で頭ガチガチになってる主人公らしいのでとりあえず悩んじゃうんですな。人間何かとシガラミが多いのでしょう。ただ、この「信仰と欲望」というお話は日本人には特に分り難い所があるし、映画テーマとしてあんまり深刻に受け止めるもんでもねえな、と思いましたね。

だからこのお話って、《吸血鬼》というテーマを無くしたら、単なる「地獄のドロドロ不倫物語(はあと)」ってことにしかならなくなっちゃうんですよ。道を外した神父と人妻はやってやってやりまくるだけでは飽き足らず、しまいに女の旦那をブッ殺したり母親を植物状態に追い込んだりするわけですが、ただそれだけのお話だったら陰惨で生臭いだけで観ていらんないですわな。逆に、この「地獄のドロドロ不倫物語(きら星)」に《吸血鬼》というテーマを加えたからこそ、この物語は美しく哀しいファンタジーに化けてしまうという訳なんです。

確かに韓国映画らしい非常に残虐で凄惨なシーンも相当盛り込まれているんですが、この物語って、やっぱりホラーではなくファンタジーなんですよ。お互いが吸血鬼であるという秘密を共有しあった神父と人妻の二人の世界は、夥しい死と殺戮に対比するように、どこまでも美しく哀しくはかない恋情に溢れているんですよ。そしてその恋情は、《吸血鬼》という非現実のフィルターをかけられたからこそ、生臭い現実のしがらみを遥かに飛び越え、詩情に満ちた狂おしいばかりのクライマックスへと昇華してゆくのです。

それにしても薄幸の人妻テジュを演じたキム・オクビンの可憐さには正直ヤラレましたねえ!物語冒頭の気だるそうな表情の奥でぬらぬらと輝く淫蕩ななまめかしさ、吸血鬼に生まれ変わってからの見るからに肉食っぽい闊達で奔放さに満ちた表情と目の輝き、どちらもそそられまくりでありましたよ!いやあスケベそうでなによりな顔だなあ!この彼女がもろ肌脱いでソン・ガンホ演じる神父サンヒョンとやってやってやりまくるもんだから小生あっというまに昇天でありやんす!全くグヒヒですなあ!

■キム・オクビンたん

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■渇き 予告編

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20100304(Thu)

[]最近聴いたCD /Scuba、Carl Cox、Aarom Carl、Trus'meなどなど 最近聴いたCD /Scuba、Carl Cox、Aarom Carl、Trus'meなどなどを含むブックマーク 最近聴いたCD /Scuba、Carl Cox、Aarom Carl、Trus'meなどなどのブックマークコメント

■Sub:Stance / Scuba

SUB:STANCE

SUB:STANCE

ダブステップものなんだけど、ベルリンで活動するダブステップDJ、スクーバによるこのDJ-Mixは素晴らしかった。オレ自身はそんなにダブステップが得意ではないのだけれども、このアルバムではテクノ的なアプローチがされていて聴きやすかったからなのかもしれない。まるで冬の深夜に降りしきる細雪のようなひんやりとして暗く硬質な音は、内省的でありながらダンサンブル。最近こういったダークな音は聴いていなかったけどなんだかハマリそう。 《試聴》

■Black Rock Desert / Carl Cox

Gu38: Black Rock Desert - Global Underground

Gu38: Black Rock Desert - Global Underground

久々に聴くカール・コックスのMixCD、大箱向けの大雑把な音になっているんじゃないのかと心配だったけど意外や意外、とても楽しめるクラブ・サウンドを仕上がっておりました。まあ普通に売れ線の作りなのでしょうがオレは好きだなあ。全体的なバランスも実によくまとまっていて「さあみんなで楽しもうぜ」的な懐の深さを感じさせました。DJ本人のように黒くてぶっとい音が安定感ありまくりです。 《試聴》

■W.A.R.M.T.H. presents PRESERVATION: Past, Present & Future

デトロイト・ハウスのベテランDJ/プロデューサーであるアーロン・カールの新レーベルからリリースされたコンピレーション。Alton MillerやLos Hermanosの曲も入っています。しかしなかなかにディープな音を展開しておりますが、ハウス系の音はオレには少々耳に優しく響きすぎて、なんだか物足りなかったなあ。 《試聴》

■Working Nights / Trus'me

Working Nights

Working Nights

ビート・ダウン系の音といえばやはりデトロイト・ビート・ダウンものを思い浮かべます。丸太のようにぶっとくてゆったりしたミディアム・テンポのリズムが延々と続くその音展開はするめのように噛めば噛むほど味わい深くある種催眠的な心地よさがあります。さてこのTrus'meはイギリス・マンチェスターのビート・ダウンものということですが、デトロイトものの職人芸のようなシンプルさと比べるともっとソウルフルかつジャジーな音となっております。ビート・ダウン・サウンドのアシッド・ジャズ的展開とでもいいましょうか。デトロイトものほどの重厚さはないもののバラエティに富みとっつきやすい音といえるかもしれませぬ。 《試聴》

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20100303(Wed)

globalhead2010-03-03

[]その後の仁義無きウンチャラカンチャラ その後の仁義無きウンチャラカンチャラを含むブックマーク その後の仁義無きウンチャラカンチャラのブックマークコメント

(前回までのあらすじ:不浄なる林檎印の携帯音楽再生機が故障した為見積を取ったオレはその額がほぼ新品製品を買うのと同じだと知り逆上、ンなだったら新品買っちゃる!と血も凍るような雄叫びの声を上げ夜の街を家電量販店へと進撃したのであった!果たしてさらわれた相方さんの運命は!?特効薬を待ちわびる難病の子供たちの明日は!?謎の女が残した”とうちゃんどごさいっだ”という謎のメッセージの真実は!?ロズウェルに降り立ったUFO船団の宇宙人たちの目的は!?クロマグロの漁獲規制の行方は!?誰も何も何一つ期待せず顧みもしないオメガブロガー:オレが適当に書いたグダグダ日記が今適当に始まる!でもここまで書いたら既に体力消耗して続き書く気しないんだけど)

というわけで大型家電量販店に到着したオレである。不浄なる林檎印の携帯音楽再生機、即ちAppleiPodのClassicというやつを買おうと思ったオレであるが、逆上のあまり急遽決定したこの出費が少々痛かったのも否めなかったのである。だいたいにまんごしぇんえんぐらいするのである。しかしここでオレに妙案が浮かんだ。家電量販店のポイントというのを使おうぢゃないか。ただここで問題がある。オレのポイント・カードには殆どポイントが溜まっていない。しかしここであきらめるオレではない。だったらにまんごしぇんえんぐらいポイントが付く買い物をすればいいんだ!そうだアレだ、かねてから喉から手が出るほど欲しかった大型液晶TV受像機をこの今こそ買えばいいのだ!あれは高いからたっぷりポイントが付くそ!やったね!オレってなんて賢いんだろう!

こうしてオレの携帯音楽再生機購入ミッションは何をトチ狂ったのか突然大型液晶TV受像機購入ミッションにすり替えられたのであった。そしてTV売り場を怪しい目つきをさせながらうろつくこと30分、ようしこれだ!これに決めた!とばかりにオレはひとつのTVを指さした!「店員さんこれ下さい」オレが指さしたのはファイナルファンタジー13のデモがキラキラと鮮やかに輝くソニー製の40インチ、なんだか知らないけど4倍速とかいうのが謳い文句のTVだ!えーとこれに決めたのは単にファイナルファンタジー13のデモが綺麗だったからです。単なる思いつきです。下調べもしてないから仕様の事は知りません。ああそうさオレの人生はいつもこんな具合に無計画で行き当たりばったりなのさ!しまいにゃ泣くぞ!値段はオレの薄給から考えるととんでもないことになっていたが、いいんだいいんだ!去年の秋冬はユニクロの服しか買わなかったし!とか訳の分からない理由で自分を納得させ、鼻息を荒くして店員さんと一緒にレジに向かうと電光石火で支払いを終了、エコポイント26000円分と量販店カードポイント20000円あまりを勝ち取り、洋々とTV売り場を後にしたのである。

さてそれから当初の目的であった携帯音楽再生機の売り場に向かい予定通りポイントでにっくき携帯音楽再生機を一発やっつけ、鼻高々に大型家電量販店を後にしたオレである。部屋に帰りHD内の音楽ファイル90GBあまりを全て携帯音楽再生機にブッ込んだが容量160GBの携帯音楽再生機はまだまだ余裕だ!しかし90GBものデータ転送に2,3時間掛かったがな!そして大型液晶TV受像機の到着は土曜日だ!今からワクワクだぜ!これからはブルーレイ見まくりのHD画像ゲームやりまくりなんだ!おかげで今日からお昼はカップ麺、夜は具の無いスパゲッチだけどな!ある日突然日記の更新が途絶えたら栄養失調こじらせてくたばったと思ってくれ!お前らオレの生きざま見とけよな!そんなわけでオレのその後の仁義なきウンチャラカンチャラなのであった!

Apple iPod classic 160GB シルバー MC293J/A

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lazy-daisy5113lazy-daisy5113 2010/03/03 15:22 よ、よ、よ、よんじゅういんちぃーーーーーーーー!!!

globalheadglobalhead 2010/03/03 15:38 カッとしてやった。反省はしてない。

jkjk 2010/03/03 16:14 もうDVD画質では満足出来ないカラダになってしまわれるのですね

globalheadglobalhead 2010/03/03 17:05 実は映画はDVDでもいいや、ぐらいに思ってるんですが、ゲームがねー。今のゲームってHD仕様の高画質なもんですから、オレの今持ってる29インチのブラウン管でも文字や表示がぼやけてちゃんと読めなくて、表示読めないばっかりに死にまくったりとかしてて、やっててストレス溜まるんですよー。そういったわけで今回の買い物はゲームを楽しくやるためだったんですな!前のテレビももう20年使ったし、イイ頃だろう、と思ったのもありますね。この古いほうのテレビもゲームやるために大きいの買ったぐらいなんですよ。

jkjk 2010/03/03 17:39 これでCODでも遠距離の索敵がラクになるワケですね。ナイフでコロされる時の恐怖も倍増だったりしますが…

globalheadglobalhead 2010/03/03 17:51 あああ、CoDMW2!あれ最初デカイTV買う予定なかったからPC版で買っちゃったんですよ!こんなだったらPS3版にしとけばよかったな!デカイTVはFPSだとはまりそうですねー。

梅松竹子梅松竹子 2010/03/04 10:17 きゃ〜!いいなあ!!( ̄▽ ̄)
フモさんなら絶対に元取れますよ!

globalheadglobalhead 2010/03/04 10:27 いやー今TVの上にいっぱいフィギュアの箱飾ってたもんですからこれを片付けるのが大変で…。このフィギュア仕舞うのにダンボール箱注文しちゃいましたよ。
しかしこの後耐乏生活を強いられる上、ひきこもり状態になるのが必至なので数ヶ月後の健康状態が心配です…。

doydoy 2010/03/04 10:49 購入おめでとうございます。もし長期保証入ってなければ加入をオススメします(ちょうどウチのプラズマが壊れたばかりなんで)。

globalheadglobalhead 2010/03/04 10:59 ありがとうございます。実はdoyさんの日記やkatokitizさんの日記でAV関係の話を読んでて欲しくてずっと悔しがっていたんですよ〜。しかも丁度買う前にdoyさんの日記かTwitterかでTVが壊れた話を読んでて、いつもは付けたりしない長期保証をしっかり付けておきました。doyさんのところは輸入ブルーレイの話などもとても参考になります。今後も何か面白いものがあったら紹介してくださいね。

katokitizkatokitiz 2010/03/04 12:14 おお!同じサイズだ!いいですよぉ、ブルーレイで腰ぬかしてください。

globalheadglobalhead 2010/03/04 12:29 TVまだ届いてないのに早速ブルーレイ買って確保中です!腰抜かしてやりますよ!

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20100302(Tue)

globalhead2010-03-02

[]自宅パソコンがおくたばりあそばれました。 自宅パソコンがおくたばりあそばれました。を含むブックマーク 自宅パソコンがおくたばりあそばれました。のブックマークコメント

  • 随分前から自宅PCの調子が悪かったのである。実は原因はハードではなくオレが半可通でWindowsにろくでもないことをあれこれやっちまったからなのである。
  • なんと「システムの復元」も出来ない状態で、立ち上がらないソフトもあれこれあるばかりかインストールしたゲームがまともに動かない。なにしろゲームが動かないのが参ったのである。
  • その為OSの上書きインストールしようとしたらなぜか途中でフリーズしてOSがオシャカ、遂に自宅パソコンがおくたばりあそばれたのである。
  • パーティション切ってたからデータ等は大丈夫だとは思うが、それにしてもやっかいだ。
  • それとは別にオレの持ってるiPodTouchのヘッドフォンコネクタの調子が悪く音が途切れて聴こえるようになったのである。
  • これは困った。
  • 困ったのだがこのどちらも「いやーどうすんべえ」と鼻くそホジりながら1週間も放っておいたオレである。
  • 「ああ…メンドくせえ…」と思っていたのである。
  • 「ああ…やりたくねえ…」と思っていたのである。
  • 限りなく怠惰なオレなのである。
  • 限りなくやる気の無いオレなのである。
  • 現実の問題を解決しなければならない、というのは、現実そのものと向き合う、ということでもあるのである。
  • 即ちオレは現実の問題のことを考えたくなかったのである。
  • 現実のことなど何も見たくないし聞きたくないし言いたくないのである。
  • 現実そのもののことを考えたくなかったのである。
  • 限りなく逃避的な人間なのである。
  • 限りなく厭世的な人間なのである。
  • ダメ人間なのである。
  • そんな現実に目を背け続けているオレがこの1週間何をやっていたかと言うとピザ食ってビール飲んでゲームやってDVD観てたのである。
  • 何もかも関わりたくなかったのである。
  • 逃げ続けていたのである。
  • 忘れていたかったのである。
  • その間日記は会社から普通に更新していたが、これらは殆ど書き溜めていたものである。
  • さらに会社で早出残業して書いていたものもある。オレは残業代がつかない役職だから会社的には問題は無いという認識である。
  • 早出残業してまで書いているとはいえ別に書きたいことがあるからではなく更新しないと不安だから書いているだけなのである。
  • 今や日記は惰性である。
  • 今や日記はやっつけ仕事なのである。
  • 内容など無くてもとりあえず更新することだけが目的なのである。
  • 内容は無いよう、なのである。
  • ダジャレである。
  • ダジャレを連発する以外能の無いオッサンなのである。
  • 最近ちょっと加齢臭が滲み出したオッサンなのである。
  • オッサン、というより殆どジジイなのである。
  • ここまでグダグダ書いていることからわかるようにまさにグダグダなのである。
  • それにしてもPC壊れても実生活にはたいした影響が無かった。
  • 部屋に帰ってダラダラとやっていたねっとさーひんができなくなっただけだ。
  • 音楽をよく聴くほうなのでiTuneの管理が出来ないのもちょっと困ったが、PC無くとも音楽は聴けるしな。
  • 一番困ったのはピザをネットで注文できなくなったことぐらいだな!
  • あとはPS3でちょっとついった覗いたくらいだな。
  • しかしいつまでもグダグダもしていられないので日曜日、オヤジ旅行から帰ってきたときにPC修復しようとしたのだが、例の津波でまた時間がなくなってな。
  • 一応OS再インストールしてドライバ各種入れたり設定したりできたが、結局途中で飽きて焼肉食いに行ったオレだ!
  • そしてiPodTouchのほうはシリアルNO.を調べてネットでウンチャラカンチャラすればウンチャラカンチャラであるということが判明。現在ウンチャラカンチャラ中。

[]というわけでウンチャラカンチャラしてみたのだが。 というわけでウンチャラカンチャラしてみたのだが。を含むブックマーク というわけでウンチャラカンチャラしてみたのだが。のブックマークコメント

というわけでオレのiPodTouch、オンラインで修理見積もりとったら保証期間過ぎてるからということで23,800円…。まあAppleは「修理しないで代品を返すだけ」とは聞いてたが、やっぱりなあ。確かオレのiPodTouchは買った時は45000円ぐらいしたはずだが、その後第2世代とかいうのが出て今や30000円弱ぐらいなんですよねえ。買い換えるよりは安いといえば安いが、しかしそれだったらまだ修理費用と同じか値段の安いiPodClassicの新品買っちゃおうかしらん。だってiPodTouchが32GBしかないところを160GBあるわけでしょ。はっきり言って前々から「やっぱ容量小さいよなあ」と思ってたもの。それにオレ、アプリもたいして使わなかったしネットもやってねえし、う〜ん、そうしよっかなあ…。

katokitizkatokitiz 2010/03/02 13:47 パソコンが壊れるのはホントに不幸なことで、事故った時と同じくらいヘコんでしまいますが、記事を読んで爆笑してしまったことをお許しください。

globalheadglobalhead 2010/03/02 16:46 心が折れて何もかもやる気が無くなったときのトホホ感を演出してみました。笑ってもらえてむしろ本望であります。しかしデータも復旧途中ですがやっぱメンド臭えなあああああああああ!!

20100301(Mon)

globalhead2010-03-01

[]オレの電車を津波が襲ったッ!? オレの電車を津波が襲ったッ!?を含むブックマーク オレの電車を津波が襲ったッ!?のブックマークコメント

  • この土日は社員旅行で伊豆・下田に行っていたオレである。
  • しかしその実態は社員旅行とは名ばかり、血糖値とコレステロール値と中性脂肪値がマックスな会社の40オーバーのジジイ(含むオレ)が集まり、さらに事情の分かってない若いもんも何人かたらしこんで、昼夜貫徹でひたすらドロドログダグダととぐろを巻いて飲みまくるというだけの会である、というのが真実なのである。
  • 土曜日我々クソオヤジご一行様は大船から熱海経由でまず河津に降り立ち、そこで毎年2月上旬から咲き始めるという河津桜を眺めながらドロドロと飲み、グダグダになったところで米使ペリー提督艦隊も入港したという下田に到着、そこからまたしてもドロドログダグダと飲み明かしていたのであった。
  • さて翌日日曜朝、酒も抜けきらぬグロッキー気味のクソオヤジどもは帰路につこうと電車に乗り込み、下田から乗り換えの熱海へと向かったが、ここで自分ちにいる相方さんから不穏なメールがオレに届いたではないか。
  • 27日ペルーを襲った大地震の余波で引き起こされた津波が、ランララランと太平洋を横切り頼んでもいないのにわざわざこの日本までやってくるのだという。その為津波警報が出されてるけど沿岸通ってるフモさんは大丈夫かね?というのがそのメールの内容であった。
  • オレはまさか津波で電車は止まらんだろう、とタカをくくっていたが、熱海を過ぎたあたりで車内放送がかかったのだ。
  • オレの乗っているJR東海道線の電車を含む海岸沿いを通るその他の電車は津波到着の様子をみて安全の為停車するという。この時点でもまーさかねーと思っていたが、そう思っていた矢先、東京行きのその電車は急遽到着地を小田原に変更する、という車内放送が再びかかったのだ。
  • そしてオレは小田原に放り出されたわけだが、もとより神奈川の地理など少しも分からないオレは小田原という地名以外ここが関東のどのへんなのかさっぱり分からない。オヤジ仲間ともはぐれたのでオレは一体どうやって帰ればいいのだ?と一瞬途方に暮れたのであった。
  • そういうわけで小田急の駅員に「ズビバゼン、とりあえず横浜まで行きたいのですがオレはどうしたらいいのでしょう?」と泣きを入れ、海老名というところから相鉄線というのに乗り換えて横浜行くがイイさ!ハハハ!と教えて貰ったのである。
  • もとより小田原で降りたのも初めてだし小田急乗ったのも初めてだし海老名に行くのも初めてだし相鉄線とかいうのも殆ど乗ったことが無いオレは不安と絶望で胸が張り裂ける思いだったのである。
  • これを言葉で表すならば「こわいよーこわいよー一人のお使いこわいよー」といったところであろうか。
  • しかしまあオレも大人なので一念発起し、乗った事ない電車で見た事も聞いた事も無い土地を通り過ぎ、ようやく横浜まで辿り着いたのである。ああしんどかった…。
  • その後はぐれたオヤジ仲間たちから携帯に電話があり、未だ止まっている電車があるので半数が足止めを食ったまま居酒屋で昼間っからニエニエになっているというのを聞かされ、ああ、一人でさっさと帰ったオレは流石だなあ!と自らに誇りを覚えた次第である。
  • 降りた横浜駅の構内も津波の影響で津波の影響でと何度も放送が連呼され、この日はあちこちの皆さんもさぞや大変だったことであろう。
  • しかし津波で自分の乗っている電車が止まるとはオレも初めての体験であった。あるんですねえこんなことって。
  • ちなみに「津波で電車が」と聞いてまっさきに思い浮かべたのはかつての円谷特撮のヒーロー”帰ってきたウルトラマン”に登場した津波怪獣シーモンス・シーゴラスであった。沖合から津波を引き連れてやってきた怪獣が日本の沿岸部を完膚なきまでに叩き潰すのである。そういうシーンがあったかどうかは忘れたが、オレの頭の中では、沿岸部の線路を走るミニチュアの電車が大波をくらい海の藻屑と消えていく映像が何度かリフレインされていたこと告白しておこう。

◎竜巻怪獣シーモンスと津波怪獣シーゴラス

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