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メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

20110224(Thu)

[]ムカデ、ヘビ、サソリ、ヤモリ、ガマ!五人の怪しいカンフー野郎!〜映画『五毒拳』 ムカデ、ヘビ、サソリ、ヤモリ、ガマ!五人の怪しいカンフー野郎!〜映画『五毒拳』を含むブックマーク ムカデ、ヘビ、サソリ、ヤモリ、ガマ!五人の怪しいカンフー野郎!〜映画『五毒拳』のブックマークコメント

■五毒拳 (監督:チャン・チェ 1978年香港映画)

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かつて中国に悪名高き武術流派が存在した!その名は《五毒門》!ムカデ、ヘビ、サソリ、ヤモリ、ガマ、これら忌まわしき毒虫の特徴を生かした拳法は《五毒拳》と呼ばれ、悪逆の限りをつくしていた!

●これが《五毒拳》だ!
・ムカデ拳…ムカデの千本の足が蠢くが如く攻撃が素早い!
・ヘビ拳…ヘビのようにクネクネと動く拳!地べたも這っちゃうよ!
・サソリ拳…拳がサソリの鋏のように繰り出され蹴りが尻尾のように襲う!手裏剣も得意!
・ヤモリ拳…ヤモリのように壁に貼りつくことが出来るんだ!
・ガマ拳…ブヨブヨのガマのようにあらゆる攻撃を跳ね返すんだ!


(居並ぶ《五毒拳》の皆さん)

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しかし《五毒門》の師範は己が弟子たちの悪行を恥じ、最後の6番弟子に《五毒拳》の一人と協力して残りの使い手たちを倒し、人々から奪った財宝を取り戻すよう命じたのだ!だが《五毒拳》の使い手たちは顔を隠し名を隠し、どこにいるのかさえわからない…。6番弟子は《五毒拳》の使い手たちを見つけることが出来るのか?そして彼らを倒すことが出来るのだろうか!?

というわけでカルト・カンフー映画の呼び名も高い《五毒拳》であります。毒虫になぞらえた拳法を操る5人の男、という設定が既にマンガチックで面白いですが、このユニークさからあちこちの映画に影響を与えているようです。例えばタランティーノの『キル・ビル』、映画に出てくる暗殺者集団のメンバーにそれぞれヘビの名前がつけられているのがそうだとか。日本の特撮ヒーローモノ『獣拳戦隊ゲキレンジャー』には《五毒拳士》という名前のついた連中が出てくるという話ですし*1、さらにバットマン・アニメ『Batman: The Brave and The Bold』には《五毒拳》っぽい悪役たちが登場しているらしいんですな*2。確かにオレもこの映画を観てすぐ「これ物凄く日本の特撮ヒーローモノぽいなあ」と思ったんですが、特撮業界の人も同じことを考えたのでしょう。特撮に特化した日本とカンフーの得意な香港、意外と両者は根っこの部分に同じものがあったりするのかも知れませんね。

さて映画ですが、「《五毒拳》の使い手たちは顔を隠し名を隠し、どこにいるのかさえわからない」筈なのに、全員同じ町にいて6番弟子に見つけられちゃう、というところでまずズッコケます!なんかこう、6番弟子が旅を続けながら一人一人見つけては倒してゆく話かと思ったらそうじゃないんですね。で、《五毒拳》の連中はガマ・ヤモリ、ムカデ・ヘビの二人づつで結託し宝を巡って敵対しており、残る一人、サソリ拳の正体だけが最後まで分からないんです。確かにこういったシナリオのほうが手っ取り早いし一人だけ謎で最後まで引っ張るのも上手いと思った。そして6番弟子が誰と仲間になるのか?誰が正義に目覚めるのか?ということを気にしながら観るのがまた楽しかった。

そして中盤での見どころは敵の奸計に陥れられたガマ拳が、拷問につぐ拷問に遭う!ってところでしょうか!ヨーロッパの「鉄の処女」そっくりな「万針衣」という拷問器具に入れられたりとか、背中をまるまんま覆うようなバカでかい焼きごてを当てられたりするんですな!きゃあ残酷!さらに暗殺シーンでは喉や脳に針を刺し外傷を分からなくさせる技なんかも使うなど、なかなかエグいシーンを連発してくれるのが嬉しい!ただしこの映画、全般的に血糊は全然血に見えない朱色を使っているからグロにならないんですね。そしてクライマックスでは《五毒拳》+6番弟子が入り乱れ奇っ怪な技が飛び交う対決へとなだれ込んでゆくわけです。しかしこの戦いで生き残ったものが「蠱毒」になるとかそういうお話ではなかったのがちと残念!ちなみにアマゾヌでは品切れでバカ高いプレミア値段付けてるやつもいますが、ツタヤレンタルで探したらあったのでそちらで観ましたよ。

■五毒拳 予告編

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