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メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

20110531(Tue)

[]ドニーさん新作武侠映画『処刑剣 14BLADES』の武器は十徳ナイフだった…ッ!? ドニーさん新作武侠映画『処刑剣 14BLADES』の武器は十徳ナイフだった…ッ!?を含むブックマーク ドニーさん新作武侠映画『処刑剣 14BLADES』の武器は十徳ナイフだった…ッ!?のブックマークコメント

■処刑剣 14BLADES (監督:ダニエル・リー 2010年中国映画)

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■ドニーさん新作映画続々公開!

今年は本当にドニー・イェンさんの当たり年ですねえ。かく言う自分も『イップ・マン序章』、『イップ・マン葉問』、『孫文の義士団』、それからチャトラネコ君からお借りしたBlu-Ray『Legend of the Fist : The Return of Chen Zhen』と連続して観ていて、すっかりドニーさん映画にはまりっぱなしですよ!ドニーさん素敵!ドニーさん最高!つい最近知ったばかりなのにもう10年来のファンみたいな振りして偉そうなことほざいてるオレであります!そんなにわかドニーさんファンのオレのもとに新たなドニーさん映画公開という嬉しいニュースが!その名も『処刑剣 14BLADES』!もちろん早速観てきましたよッ!

この『処刑剣 14BLADES』、中国の明王朝が舞台なんですね。明王朝って14世紀後半に興った中国王朝なんだそうですね。14世紀っていうと日本じゃ南北朝時代・室町時代で、ヨーロッパじゃ黒死病が猛威を振るっていた時代でもあったようですね。いや映画とは全然関係ないんですがググッてみたもんだからちょっと書きたくて。で、主人公青龍ことドニーさんはこの時代、皇帝の下で特務機関【錦衣衛((きんいえい)】の一員として働いていたというわけです。この【錦衣衛】、幼い頃から血で血を洗う熾烈な訓練を受けさせられるんだそうですが、ドニーさんはその中でも最高に腕の立つものとして認められ、最強の武器【14本の剣】を授かっていたりするんですね。しかしある日何者かの陰謀に巻き込まれ、皇帝の証しである【玉璽(ぎょくじ)】を奪われた挙げ句全部ドニーさんに濡れ衣が着せられ、ドニーさんは追われる身になっちゃうんです!

■匂い立つようなエキゾチズム!

これまでドニーさん映画をあれこれ観てきましたが、最近の他の中国映画を知らないなりに感じたのは、どの映画も衣装、小道具、セット、撮影、そして俳優、どれも実に手抜き無く、細微かつ豪華絢爛に仕立て上げられているということなんですね。今作『処刑剣 14BLADES』でも、中国明王朝時代の人々の衣装や当時の建造物のセットが、実に美しく作られているのが目を惹きました。当然現代風のアレンジはされているのでしょうが、映画美術という観点で観るととてもレベルが高いんですね。もちろん撮影も美しく、現在の中国映画の底力を見せ付けられるような思いなんですよ。また、映画は中盤から、舞台を中国西方に移して物語られますが、中国西方というと文化的に中東と徐々に交じり合う地点であり、そのせいでよく見知った中華風な文化とはまた違うアラビアックなエキゾチズムを匂わせているんですね。そういったロケーションの面白さもこの映画の魅力を引き立てているんです。

さてそんなエキゾチックな舞台の中、ドニーさんの敵になり味方になる連中もまた容貌や扱う武器がエキゾチックで楽しいんですね。まずドニーさんの仲間になる"砂漠の判事"こと天鷹幇(てんおうほう)は台湾のアイドルスターのウージンとかいう優男のお兄さんが演じているだけあってなんだか砂漠の王子様みたいです。扱う武器は2つくっつけるとブーメランみたいに飛んで戻ってくる剣なんですね。対する敵役、今回最も恐るべき技を持つものとしてドニーさん一行を最後まで苦しめる女殺し屋・トゥオトゥオ(ケイト・ツイ)は刃の付いた鞭を操り分身の術まで使う手強い相手なんですね。もちろんアクションの出来は言うまでも無く素晴らしい冴えで、刀同士が激しく火花を散らすチャンバラ・メインの血湧き肉躍る武侠映画として完成していますよッ!アクションはワイヤーが多用されていますが、ロケーションのエキゾチズムに比例してそのワイヤーアクションがとても妖しくファンタジックな動きとして効果を挙げているんですね!

■【14BLADES】の正体は!?

いろいろ書きましたがこの『処刑剣 14BLADES』、映画の雰囲気はシリアスだしみんな眉間に皺寄せて大真面目に演じているけど、お話の内容はどこかコミックっぽい誇張がたっぷりあるし、登場人物はなんだか大見得切ってるし、そんなどことなく馬鹿馬鹿しい派手さ大仰さが逆に王道のエンターティメントを感じさせてよかったな!ただお話はちょっと説明不足な所があって、この物語でみんなが争奪していたのが皇帝の証し【玉璽】だっていうのが観ている自分は途中でやっと分かったりするのね。で、その皇帝の証がどんだけ重要なのか、あんまりピンとこなかったりするんだけども。ただアクションが楽しかったからそんな細かいところは気にならないけどね!他にもヒロインとして登場するホアことヴィッキー・チャオさんが菅野美穂似でとってもキュートでありました!悪モンの親玉はサモ・ハンだよ〜!(そして今回もサモ・ハンだと気が付かなかったよ〜!)

ところで表題にある【14BLADES】こと【14本の剣】、これは小ぶりな楽器ケースみたいのに収められていてドニーさんはいつもこれを背負ってるんですね。そしてそれぞれ用途が別の14種の剣を戦いに応じて使い分けたりしているのがまた面白いんですね。武器ケースにはワイヤーが仕込まれていて、これを壁に打ち出し巻き上げることで高い所に移動したりも出来る秘密兵器なんですよ。しかしこれ、何かに似てるなあ…と考えて思いついたのが十徳ナイフなんですね!ドライバーやら缶切りやらのいろんなアイテムがオールインワンになった十徳ナイフ、これがきっと【14BLADES】のアイディアの元になったと思うんですよ!でもまあ【14BLADES】の箱に入ってるのは基本的に剣とか弓矢で、14種類もいるかなあ?そもそもあの箱邪魔じゃね?あと戦ってる最中「ええとこの戦いにはこの剣、と」とかやってる暇があんのか?なーんてちょっと突っ込んでみたくなったことをお許し下さい!でもとっても面白いアイディアの武器だと思いましたよ!

■『処刑剣 14BLADES』予告編

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yosinoteyosinote 2011/06/02 06:57 いつも読んでいますが、はじめまして。ヴィッキー=管野美穂はおんなじコトを思いました!ドニーさんが秘密道具を出すかのように剣をつかうのも、よかったですね。14本ある意味よくわからん、とか突っ込みどころは多いけれど、細かいことは気にならない、というか気にしない・・・!

globalheadglobalhead 2011/06/02 09:40 コメントありがとうございます。ああいう「芸能人の誰かに似ている」のって一回思っちゃうと映画観ている間ずーーっと頭から離れなくて既にもう自分の脳内ではその芸能人扱いなんですよね。以前『プレデターズ』観た時松本人志そっくりのヤクザが出てきて、おかげで映画観ている間中「なんでロドリゲスのSFアクションに松っちゃんが出てるんだ?」という違和感で頭がいっぱいになってしまいストーリーを楽しむどころではなかったことを強く憶えています。
しかし『14BLADE』、なんで14なんですかねえ。確かに3BLADEとかじゃ貧弱だし6BLADEぐらいでも物足りないような気がするし10BLADEだとキリがよすぎて面白みが無いし逆に15BLADEを超えると多すぎて「それ重くて運べるはずないだろ普通」というツッコミが国内外から飛び出すことは必至だしここはやはり11BLADE〜14BLADEあたりが順当という計算だったのではないか?そうなのではないか?と思うわけなんですよ。

yosinoteyosinote 2011/06/03 00:01 自分も芸能人への変換癖があるので、わかります。『イップマン序章』にも出てるラム・カートンって、いつもヒロトの弟に見えてしようがないんですよね。両者ともすきなんですけど。
14のナゾ、面白い!世の中的にフィーチャーされる数字は大体奇数のような気がしますが、今回の映画では偶数なんですよね。13は西洋的に意味合いが重過ぎるし…脚本会議でノリで「14くらいにしとく?」って決めてたりするのかもしれませんね。想像したらおもしろい…

チャトランチャトラン 2011/07/18 01:27 14は中国語で「要死(死にたい)」と音が同じで
不吉な数字とされているようなので
使ったんじゃないですかねぇ?

なぜ今頃それを書くかというと、
亀戸モツ2次会で「皇帝の14bladesの記事でそういう話(何故14なのか?)と
書かれたからコメントしようとしたんだけど何度やっても下の画像認証で
弾かれちゃってもういいやぁってなったんですよねぇ」
て話をしてたんです。ってことで今度こそ・・・エイッ

globalheadglobalhead 2011/07/18 09:23 チャトランさんコメントありがとうございます。先日のモツ会いつものように楽しかったですよ。
「14」って中国じゃあそんな意味にも取れるんですね。欧米で「13」が不吉な数みたいなもんなんですな。きっとその推測で合っているのではないでしょうか。
ってかオレのいないところでもオレの話題でもちきりなのか!?さすがオレ人気者!

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