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メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

20111011(Tue)

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猿の惑星 創世記(ジェネシス) (監督:ルパート・ワイアット 2011年アメリカ映画)

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  • はいはい、『猿の惑星』バートン版も旧作5作もしっかり観ているオレが来ましたよ。
  • 旧作1作目は月曜ロードショーあたりのTV初放送だった時のやつを観たんじゃないかなあ。ええ、ジジイなんです。小学3年生頃だっただろうか。
  • TVで観た2作目の『続・猿の惑星』も好きだった。あと劇場版は子供の頃に『最後の猿の惑星』を観たことがあったな。
  • というわけでリメイク版『猿の惑星 創世記(ジェネシス)』、内容的には『猿の惑星・征服』っぽくてそのリメイクなんだろうと思うんだけど、『猿の惑星』の無限ループが導入されていなから『猿の惑星』のプリクエールという言い方もされているようですね。
  • お話は実験中のアルツハイマー特効薬を猿に注射したら知能が高くなってしまい、さらに化学者がその猿の子供をこっそり家で飼ってしまうんですね。この猿もやっぱり頭が良くて、知能の高くなる薬を他の猿にドーピングさせ、頭が良くなってすっかりハイになっっちゃった猿たちが集まってよってたかって反乱を起こすっていういわばドラッグ・ムービーなわけなんですよね!
  • でもこれ平たく言っちゃうと「職業倫理のなってない化学者のせいでバイオハザードが起こって世界終了」ってお話なんだよね。だからあの化学者って一見いい人っぽい描かれ方だけど、一番悪いヤツはコイツな訳だし地球を猿の惑星にした張本人という意味では極悪人だよね。
  • バイオハザードだと病原菌やらウィルスが世界に蔓延したりそれでゾンビが現れたりするけどこれは破壊的な攻撃力を持った頭のいい猿って話でね。いわばゾンビの代わりが猿だっていう終末映画なんだよね。猿が人間食ったり食われた人間が猿になったりはしませんが。
  • だから虐げられた猿の怒り悲しみが描かれてそこに感情移入しなきゃならない映画なのかもしれないけど、オレとしてはずっと「さっさとぶっ殺しちまえばいいのにこんな猿!」とか思ってしまったね!
  • 猿には可愛そうだけど結局あれは「実験途中で毒性も何も検証されてないウィルスを打たれた猿(の子供)」なわけでしょ。そんなの野放しにすんなよ化学者のオッサンよお!
  • だから観ていて映画の猿は好きになれなかったし、出てくる猿はみんなウザかったし、これ観て猿自体が嫌いになってしまったよ!
  • あと思ったのは「猿の知能が高くなっても人間とは同じにならないだろうなあ」ということ。
  • 映画でもしょっちゅうチンパンジーは木に登ってたけど、猿っていう動物は立体的に移動することに馴れている、そういう頭になっているのね。
  • 例えば人間は上下逆の絵を見せられたら逆だって分かるけど、左右逆の絵を見せられるとぱっと見気付かない。ところがチンパンジーは逆で、左右逆の絵を見せられたらすぐ分かるけど上下逆の絵はすぐ気付かない。チンパンジーが鏡を見たら左右逆ではなくて上下逆に見える、っていう話もある。これ、樹上生活してるので木からぶら下がって見える上下逆の情景に頭が馴れちゃってるから、つまり空間認識における頭の構造がそれだけ違うって事らしいんですよね。
  • 空間認識のあり方が違う生物の知能が高くなってそのまま進化してもその文化のあり方は人間のそれとは異なったものだろうなあ、とちょっと思いました。
  • それにしても『猿の惑星 創世記』にあやかって日本でも『猿の軍団 創世記』とか作んないんだろうか。前みたいに円谷プロ製作、子門真人主題歌で。
  • 日本猿の惑星 創世記』でもいいな。知能を持った日本猿がみんなして温泉浸かって「ほぐれるわー」とか言ってるのね。
  • で、たっぷり温泉に浸かった後は人類に襲撃をかけるわけですよ!
  • 温泉だけに浴衣着てね!
  • そして集団で観光客のお弁当やおやつを奪うんです!
  • 浴衣を着て人間のおやつをねらう進化した猿の群れ!こわいなあ!こわいなあ!

D

chirigamichirigami 2011/10/11 12:40 自分はわりと面白く見たんですけど、確かに主人公の描かれ方には首を傾げるところがありましたね。
あれだけの騒ぎを起こした張本人でしかも事態はまだ進行中なのに、最後ちょっと感動の別れっぽい感じとか出してる場合じゃないだろうと。
あの主人公はやはり死ぬべきでしたね。実際当初はそうなるはずだったらしいですが、そのほうが物語的にもきれいに収まったのでは?
まあ終わり方は続編やる気満々でしたけど…

不満があるのはそこぐらいで、自分はほとんど猿の軍団カッケー!!とか思いながら見てました。特に疾走する電車の上に登った軍団の主要メンバーがゴールデンゲートブリッジを眺めるカットはどっかのバンドのPVかと思うほどシビレました。

globalheadglobalhead 2011/10/11 19:24 実際面白く出来ていたと思いますよ。少なくとも退屈な映画では無かったです。何故人類がXXして猿の惑星になるのか、という説明も上手くできてたんじゃないかな。
ただこの物語を階級闘争の物語だ、とは解釈したくなかったんですよ。むしろ知性とは何か、とか、知性を持つ者の社会的権利とは何か、とかいう問題が生まれるべき物語のはずで、そこをすっとばして虐げられた!闘争だ!では人間の立場から考えるとこれはとりあえず排除の方向に行くしかないんですよ。つまりシーザーには戦略が無い、即ちそこまでの知性が無いとさえ思えるんです。だから「ぶっ殺せ」って書いたんです。そしてそういった知性ある者を、我が身可愛さにその特性を隠して酷い環境に押し込んでしまった化学者の主人公の責任感の無さは、人類の末路を抜きにしても知性ある者への冒涜に過ぎない。彼は新たな知性というものをあまりにも軽んじていた。そういった点で非難されるべきなんです。だから「極悪人」と書いた。
それとこのお話は相手が猿だから感情移入できる要素があるんだけど、これが実験で生まれた「知性の持つなんかぐにゃぐにゃした肉の塊の反乱」だったら、もっと観る者の気持ちは変わってきますよね。しかしそれでも相手はあくまでも知性を持つ者なんです。だからこの物語は知性とは何か、という部分から考えないと単なるSFアクションで終わってしまうと思うんです。しかしそれだと「猿の惑星」にならないんですよね。そういった部分がちぐはぐかも、と思った。

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