Hatena::ブログ(Diary)

メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

20111130(Wed)

[]まさに戦争アトラクション〜ゲーム『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3』 まさに戦争アトラクション〜ゲーム『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3』を含むブックマーク まさに戦争アトラクション〜ゲーム『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3』のブックマークコメント

f:id:globalhead:20111120001623j:image

多分今世界で最も人気の高いミリタリーFPSシリーズの最新作、『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3(MW3)』である。どれだけ人気が高いかと言うとこの『MW3』、11月7日に世界で発売され5日間で7億7500万ドル(約597億円)を稼ぎ出したのらしい。これはゲームのみならず映画、音楽、本などのエンターティメント部門における史上最高の売り上げだという話だ。かねがね昨今のゲームは映画なんぞを軽く越える極上のエンターティメントだと思っていたが、この『MW3』はゲームというよりも既にアトラクションと言ってもいいほどの臨場感とリアリティを兼ね備えたエンターティメントとして完成している。そう、『MW3』は戦争ゲームというよりもはや戦争アトラクションなのだ。

f:id:globalhead:20111123102216j:image

『MW』シリーズは近未来戦の世界戦争をテーマにしたFPSだ。現実の兵器よりも一歩先の性能を持つ武器や装備が多数登場し、現実の世界各国の都市、世界の紛争地帯を舞台に戦闘は展開され、文字通り「第3次世界大戦」の真っ只中で、その戦争を終結すべく特殊部隊の一員となってありとあらゆる国で戦闘を行うのだ。この「現実に想定しうる近未来戦」において最新戦争テクノロジーのリアルな武器を使用し戦闘する、という部分がこのゲームの醍醐味だ。冒頭ではハドソン川に押し寄せる敵艦隊と上陸した敵兵を殲滅すべく瓦礫と化したニューヨークで防衛戦が展開される。ロンドンではビッグベン周辺での大規模戦闘、さらに地下鉄構内での列車対トラックの追跡劇が描かれ、パリではセーヌ川周辺を舞台にパリの美しい街を破壊の限りを尽くしながらの戦闘が行われ、遂にはエッフェル塔の倒壊までが描かれる。そして舞台はさらにインド、ドイツなど世界のあらゆる国に飛び火するのだ。

f:id:globalhead:20111123102212j:image

【ストーリー】5年前の戦いで、指導者である「イムラン・ザカエフ」を失った超国家主義者だが、より凶暴なリーダーが登場する。かつて「ザカエフの狂犬」と恐れられ、手段を選ばない凶暴な男、ウラジミール・マカロフ。彼の陰謀によって踊らされたロシア軍により、ワシントンD.C.を含むアメリカ合衆国は戦場と化してしまう。5年前の戦いの英雄である「ソープ・マクタビッシュ」や、常にサングラスと頭蓋骨を模したバラクラバ(覆面)で素顔を隠す「ゴースト」など、様々な国から精鋭からなる特殊部隊「タスクフォース141」は、マカロフの陰謀を打ち砕くため、世界中の様々な場所で任務を遂行する。ところが、ある男の裏切りによって、ソープたちは世界中から追われる身となってしまうのであった。そしてマカロフの計画は、次の段階へ。アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ。ひとりの男の野望によって、世界中を巻き込んだ戦争が今、幕を開ける。

f:id:globalhead:20111123102215j:image

とはいえ、この『3』は1作目からのストーリーを引き継ぎながら展開しているが、そもそもゲームにとってストーリーなんざあくまで背景、要するに「極悪テロリストの陰謀で世界は大戦争の真っ只中、地球上のあっちこっちでぶち殺しまくりぶち壊しまくりの大破壊行為が進行中」というものだと分かればそれでよく、1、2作目をやってなくてもこの『3』から始めて「撃って撃って撃ちまくってやるんだぜヒャッハーー!!」と狂乱の戦闘劇に参加しても全然OKだ。

f:id:globalhead:20111123102214j:image

今年発売された『メダル・オブ・オナー』や『バトルフィールド』といったミリタリーFPSシリーズの最新作も購入し、そのキャンペーン(ストーリー・モード)を一通りプレイしたが、方向性がそれぞれ違うとはいえ、やはりこの『MW3』のキャンペーンの密度の濃さは半端ではない。『MW』シリーズはその情け容赦無い弾幕の厚さと四方八方から狙い撃ちされる油断の無さ、敵味方入り乱れながらの殆どカオスと言っていい混戦状態が特徴的なシリーズだが、今回もアドレナリン全開の熾烈な戦闘が延々と演出される。そこでは血で血を洗う大規模な白兵戦があり、航空機を駆っての地上掃討作戦があり、さらに極秘潜入、陰謀の主導者の追跡、要人の警護、人質の奪還など様々なミッションが行われるのだ。

f:id:globalhead:20111123102213j:image

D

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/globalhead/20111130

20111128(Mon)

[]どくとるホウボウ殺戮記〜映画『ホーボー・ウィズ・ショットガンどくとるホウボウ殺戮記〜映画『ホーボー・ウィズ・ショットガン』を含むブックマーク どくとるホウボウ殺戮記〜映画『ホーボー・ウィズ・ショットガン』のブックマークコメント

ホーボー・ウィズ・ショットガン (監督:ジェイソン・アイズナー 2011年カナダ映画)

f:id:globalhead:20111126091747j:image

  • ホーボー=流れ者のホームレスが辿り着いた町は犯罪組織のボスが仕切る恐怖と暴力の町だった!そのあまりの非道さに遂にブチ切れたホーボーは,銃を片手に町のゴミどもを清掃することを心に誓う!…というお話なんですね。
  • 暴力に次ぐ暴力!シャワーの如く噴き出る血また血!徹底的な肉体破壊!飛び交う切り株!飛び出すハラワタ!火を噴くショットガン!といったスーパーバイオレンスがウリのこの映画、映画『グラインドハウス』に挿入されたフェイク予告編の、そのコンテストで優勝した作品を映画化したものだということなんですね。
  • ロドリゲス&タランティーノの『グラインドハウス』、本当に面白かったですね。『プラネット・テラー』と『デス・プルーフ』というインチキゾンビSFと残虐アクションの2本立て、わざとフィルム傷が施された映像、その合間のフェイク予告編、訳のわかんないアナウンス、これらが場末の映画館の雰囲気を醸し出していて実に楽しかったですね。楽しすぎてこの『グラインドハウス』、自分のゼロ年代ベストに入れたぐらいです。
  • というわけでこの『ホーボー・ウィズ・ショットガン』、『グラインドハウス』の流れを汲んだ作品として製作されたのですが、ロドリゲス&タランティーノの『グラインドハウス』と比べちゃうとどうしてもパッとしないんですよ。
  • 残虐趣味な見世物要素がてんこ盛りで、B級映画エクスプロイテーション映画街道まっしぐらのこの映画、字義としての"グラインドハウス"そのもので、それが間違っているわけでもないし、それなりに楽しめたのは間違いはないんです。
  • しかし逆に、最初っからB級・エクスプロイテーション映画を狙っているばかりに、なんだかそのまんま、といった感じの、少々志の低いものになってしまっているんですよ。
  • いやそこはグラインドハウス映画、志が低くて何が悪い?と言われればそれまでなんですが、ロドリゲス&タランティーノが『グラインドハウス』でやったことって、グラインドハウス映画への批評行為としてのグラインドハウス映画だったんじゃないのかと思うんですね。
  • だからB級・エクスプロイテーション映画を標榜しながらも、ロドリゲス&タランティーノの『グラインドハウス』は非常に完成度の高い、いや、完成度というよりは馬鹿馬鹿しい突き抜け方が凄みを生んだ作品として完成していたと思うんですよ。
  • 一方『ホーボー・ウィズ・ショットガン』は、「グラインドハウスだからこれでいいんだよ!」みたいなシナリオの大雑把さが散見して、どうもそれがノレなかった理由だと思うんですね。
  • だいたい社会逸脱者であるホーボーが、なんで突然正義に目覚めるのかわかんないし、そもそもこの映画、ホーボーである必然性があんまりなくて、ただ『ホーボー・ウィズ・ショットガン』というタイトルのインパクトだけで成り立っちゃってるんですよ。
  • だからホーボーが何故乱れた社会に怒るのか?という理由付けと彼自身の背景が欲しかったし、そういった主人公のルサンチマンの在り処がわかれば、この映画はもうちょっと深みが出た筈です。
  • あと、敵役である犯罪組織のボスとその息子連中が、単なるお茶らけた道化にしか見えない、というのも映画観てて白けた理由ですね。ゲーセンでガキ相手にカツアゲとかやることちっちぇんだもん。なんでこんな間の抜けた連中に町が仕切られてんの?と思っちゃいましたよ。
  • 娼婦をやってるヒロインが、あれだけ乱れた町で商売をしているのにどうにも無防備なのも気が抜けましたね。『シン・シティ』ぐらいの武装したクールでコワモテな娼婦であってしかるべきじゃないですか。
  • ただ、ホーボーとヒロイン娼婦との交流という筋書きは悪くなかったし、クライマックスで登場する"地獄の使者”2人組も馬鹿馬鹿しくてよかったです。
  • そういった部分で、ちょっと惜しいなあ、と思えた映画でした。

D

グラインド・ハウス U.S.A.バージョン プラス [Blu-ray]

グラインド・ハウス U.S.A.バージョン プラス [Blu-ray]

どくとるマンボウ航海記 (新潮文庫)

どくとるマンボウ航海記 (新潮文庫)

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/globalhead/20111128

20111125(Fri)

[]甲冑!血しぶき!…でもあとは何も無い!〜映画『インモータルズ-神々の戦い-甲冑!血しぶき!…でもあとは何も無い!〜映画『インモータルズ-神々の戦い-』を含むブックマーク 甲冑!血しぶき!…でもあとは何も無い!〜映画『インモータルズ-神々の戦い-』のブックマークコメント

インモータルズ-神々の戦い- (監督:ターセム・シン 2011年アメリカ映画)

f:id:globalhead:20111124192317j:image

  • ギリシャ神話の世界を舞台に神と人間の戦いを描いた物語です。
  • この映画の監督であるターセム・シンといえば『ザ・セル』『ザ・フォール/落下の王国』など、現代美術へのオマージュといいますか剽窃といいますかパクリといいますか、なんかこう著名現代美術作品を恥ずかしげもなくそのまんま映画に登場させ、「どうこれ凄いっしょ!?凄いっしょ!?」とあたかも自分の作品のごとく見せてしまうというちょっとイケナイ手癖のある監督なんですよねえ。
  • 現代美術コンプレックスとでもいうんでしょうかね。
  • だから今回もどんだけパクリまくってくれるのだろうか、と思ったんですが、しかし題材が題材だけに、そんなにパクる要素が無さそうなんですよね。
  • まあパクるにしても、もういい加減ネタ切れなんでしょうね。
  • で、そんな背水の陣に立たされたターセム先生が新たに挑んだもの、それが切り株血しぶき乱れ飛ぶ大スプラッタ大会だったというわけだったんですね!
  • 結局この映画を観終わった時に頭に残ってるのは石岡瑛子デザインの変な形の鎧兜と『300(スリーハンドレッド)』製作陣によるクイック&スローなVFXと、花びら大回転のごとく舞う血しぶきなんですよ。要するにターセム先生自身がこの映画でやったことって、結局血しぶきだけで、あとは全部虎の威を借りたなんとやら、とも言えるんですよね。
  • 甲冑!血しぶき!でもあとは何も無い!って映画なんですよ。
  • それにしてもターセム先生、現代美術コンプレックスから大スプラッタ大会への華麗なる転身、というのも落差が激しい、というか、なりふり構わなすぎですよねえ。まあターセム先生の中では何がしかの整合感があるのかもしれませんが。
  • で、この大スプラッタ大会、実際どうだったかというと、これがもう、笑っちゃうぐらい物凄くてですね、なんと言っても神サマ同士の戦いですから、人間なら有り得ない攻撃方法による有り得ない肉体の破壊ぶりを見せつけちゃってくれてるんですよ。
  • 空中で血しぶきあげながら縦横自由自在に千切れ飛んでくれる肉体をスローモーションでじっくりこってり描いてくれるなんざね、そういうシチュエーションを作るのが難しいという部分で、そんじょそこらのホラー映画でも真似できないでしょう。
  • このスプラッタ三昧に興味のない人にとっちゃあ、内容が全然無いような映画でしかないんですけどね。
  • しかしね、ホラーやらおバカ映画やらいわゆるナンセンスな映画が好きな身としてみれば、これは画期的な出来であって、今まで気取り腐った現代美術趣味をご開陳なさって悦に入っていた鼻持ちならないおっさんがやっと自分の下品さに気づいて下品の最たるものであるスプラッタに走った、というのはいわば快挙である、といえるんじゃないかと思うんですよ。
  • いうなればターセム先生はこの『インモータルズ-神々の戦い-』でやっとパンツを脱いだ、ということができるわけですね。
  • やっぱ人間はパンツを脱いでナンボ。これからのターセム先生の活躍に期待したいものです。

D

ザ・セル [DVD]

ザ・セル [DVD]

ザ・フォール/落下の王国 特別版 [DVD]

ザ・フォール/落下の王国 特別版 [DVD]

20111124(Thu)

[]最近聴いたCD / The Black Dog、Scuba、Dave Clarke、Planetary Assault System、Ben SimsR&Sレーベルコンピ 最近聴いたCD / The Black Dog、Scuba、Dave Clarke、Planetary Assault System、Ben Sims、R&Sレーベルコンピを含むブックマーク 最近聴いたCD / The Black Dog、Scuba、Dave Clarke、Planetary Assault System、Ben Sims、R&Sレーベルコンピのブックマークコメント

■Liber Dogma / The Black Dog

Liber Dogma

Liber Dogma

The Black Dog、相当以前から活動しているユニット/ソロですが、自分は若干苦手だったんですよね。しかし以前SoundCloudで聴いたMixがかなり面白かったのでこの新譜も聴いてみることにしました。昔からのThe Black Dogらしさを残しながらフロアを意識した作り、後半の曲のほうが好きだったな。 《試聴》

D

■Iotdxi / Various Artists

R&Sレーベルといえば数々のテクノ・クラシックの名曲を送り出した老舗レーベルですがいつのまにか名前を聞かなくなっていましたね。この『Iotdxi』はそのR&Sレーベルの復活コンピなんですが、新旧アーチストを取り混ぜながらレベルの高い曲が並んでおりこれには大変満足させられました。《試聴》

D

■DJ-Kicks - Scuba

DJ-Kicks

DJ-Kicks

人気ダブステップDJ、ScubaによるDJ-KicksからリリースされたMixCD。ダブステップに拘らない幅広い選曲です。ただ逆にもっとディープにダブステップに先鋭化したMixを聴きたかったかも。 《試聴》

D

■Fabric 60: Dave Clarke

Fabric 60: Dave Clarke

Fabric 60: Dave Clarke

Fabricの60番はUKテクノのベテランDave Clarke。期待通りのハードでゴリゴリなテクノMixを聴かせてくれます。もちろんエレクトロな曲も炸裂。往年のベテランDJのMixはやっぱり好きだなあ。 《試聴》

D

■The Messenger / Planetary Assault System

The Messenger

The Messenger

これもUKテクノのベテラン、LUKE SLATERの別名ユニットPlanetary Assault Systemの新譜です。今回はベルリンのOstgut Tonからのリリースですが、ダーク&ハードなグルーヴでまたしてもゴリゴリです。テクノも様々な形へと変遷していますがやっぱりこのテのハードな音が一番好きだなあ。 《試聴》

D

■Smoke & Mirrors / Ben Sims

SMOKE & MIRRORS

SMOKE & MIRRORS

そしてこちらもUKテクノのベテランDJ,Ben Simsのアルバムです。以前からMixものなどはよく耳にしていましたが、なんとこれが初アルバムだというから驚きました。シカゴ・テイストも加味されたハード路線、これもいけます。

《試聴》

D

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/globalhead/20111124

20111122(Tue)

[]『エルム街の悪夢 Blu-ray Box-Set』を観た (その2) 『エルム街の悪夢 Blu-ray Box-Set』を観た (その2)を含むブックマーク 『エルム街の悪夢 Blu-ray Box-Set』を観た (その2)のブックマークコメント

f:id:globalhead:20111113190634j:image

前回に引き続き『エルム街の悪夢 Blu-ray Box-Set』のあまりにざっくりした感想をお送りします。例によって粗筋は全てWikipediaからパクってきました。

エルム街の悪夢5 ザ・ドリームチャイルド (監督:スティーヴン・ホプキンス 1989年アメリカ映画)

f:id:globalhead:20111105095010j:image:left

前作でアリスに倒されたフレディは、彼女が身籠った赤ん坊の夢の中に侵入して、体を乗っ取って生まれ変わることを企んでいた。やがてアリスはフレディの野望に気付き、戦いを挑む。

まだまだ続くエルム街の悪夢!というわけでこのシリーズも5作目となります。監督は『プレデター2』『リーピング』のスティーヴン・ホプキンス。しかしこの作品、『エルム街』シリーズで一番収益が低かったんだそうですね。主要登場人物がそんなに多くないので、持たせるためかなかなか殺されず、フレディの夢に引き込まれても逃れてしまうこと、殺されるシーンも残虐さと言うかエグさが足りなかった、さらに殺される数が圧倒的に足りない、ということが原因かもしれませんね。それにフレディの正体も生い立ちももうすっかり描かれ、登場人物も前作からの続きで、新鮮味が無かったからと言うこともあげられるでしょう。特典映像で監督が言うに、人を切り刻むシーンよりももっと違う面白さを盛り込みたかったので、非現実的な要素を加味したけれどもそれが受けなかった、ということみたいなんですよね。確かにエッシャーそのまんまの不思議空間とか面白いことは面白いけど、ホラーじゃないもんなあこれ。しかしフレディがお腹の中の子供に入り込むことで生まれ変わりを企む、というコンセプトは悪くなかったと思うんですけどね。だから最後は妊婦対フレディということになりますが、子供のために戦う女は強い!という部分でなんだか『エイリアン2』を思い出しましたね。


エルム街の悪夢 ザ・ファイナルナイトメア (監督:レイチェル・タラレイ 1991年アメリカ映画)

f:id:globalhead:20111105095024j:image:left

フレディが消えて暫く経ったある日、エルム街の近くの町の更生施設でマギーはホームレスの若者のカウンセラーをしていた。マギーはかつてエルム街でフレディを目撃したという少年ジョンと出会い、話を聞くと、それが自分が見た悪夢と酷似していると気づく。そしてマギーは、フレディが作った悪夢の街・スプリングウッドへと旅立ち、戦いを挑もうとする。

映画の原題は『Freddy's Dead: The Final Nightmare』、「フレディが死んじゃう最後の悪夢だよ!」というわけでいよいよフレディの最後です。もうこれだけ引っ張ってきたんだからここらでおさらばしてもいいでしょう!そもそもフレディも出るたびに結局やられて地獄に落とされちゃうんだから、ある意味難儀なキャラとも言えるでしょうね。監督はレイチェル・タラレイ、日本での知名度はあまりないと思われますが、さまざまなTVシリーズ監督や製作を手掛け、『エルム街』にもこれまで製作などの形で参加していた方のようですね。物語はこれまでの登場人物が再登場ということが無く、新キャラを配したあくまで独立した形での続編となっているんですね。

そしてこの物語、意外と設定が面白いんですよ。「オハイオ州スプリングウッド、動機不明の連続殺人と自殺で未成年者全滅、残された大人たち集団で精神錯乱、ティーンエイジャー一人生存か」といったものなんですよ。一つの町で10代の若者が全滅、ってこりゃあホラーというよりもSFですよね!というかそんな事態になったら全米大騒ぎだろ!そしてその町から逃れてきた少年が辿り着いた先の厚生施設の少年少女、さらにカウンセラーと共に再び町を訪れる、というものなんですが、町中の大人たちは子供がみんな死んじゃって頭がおかしくなってるんですね!町ひとつの住人が頭がおかしい、ってこれはハーシェル・ゴードン・ルイスの『2000人の狂人』じゃないっすか。実はオリジナルは観たことはないんですが、これのリメイク作『2001人の狂宴』は観た事があって、そしてそのリメイク版にフレディことロバート・イングランドも出演してるんですね。さて映画のほうは、町を訪れた登場人物が町から出られなくなる、というシュールな展開がいいですね。そして町に閉じ込められたまま一人また一人と屠られていくんですね!なにより主演女優さんが美人なのが嬉しい!やっぱりホラー映画の主人公は美人女性ですよ!

ところでネタバレになりますけどこの作品、フレディの生前、子供がいた!という新設定で、ロバート・イングランドがメイク無しの顔でパパやってるのが楽しかったですね。でも前の作品で畸形児みたいな姿で生まれたはずなのに、ある意味普通のロバート・イングランドの顔なんですよね。そもそもあんな呪われた出生を持つヤツが表面的とはいえ普通の家庭を持っていたことがちょっと解せませんが。というわけでまあ、最後は殺されちゃうフレディなんですが、この程度の殺られ方ならこれまでもあったはずだから、もっと凄惨で劇的な死に様して欲しかったような気もしますね。


エルム街の悪夢 ザ・リアルナイトメア(監督:ウェス・クレイヴン 1994年アメリカ映画)

f:id:globalhead:20111105095037j:image:left

映画『エルム街の悪夢』のリメイクが決定したことにより、ウェス・クレイヴンは脚本を執筆し、オリジナルのスタッフとキャストを再結集させた。するとクレイヴンが書いた脚本の通りのできごとが起こり始め、主演女優ヘザーの周りにはフレディが次第にその姿を現し始める。現実と夢の境界が侵食されるかのように曖昧になっていき…。

エルム街の悪夢』10周年を記念して番外編として製作されたこの映画は、御大ウェス・クレイヴンが再び舞い戻り監督した本当の意味での完結篇ということが出来るのではないかと思います。最初に書くとこの映画、1作目と並ぶ傑作ホラーとして完成しています。実は今回観るのが初めてだったのですが、この作品を観られただけでもBoxSet買ってよかったなあと思えました。

さてこの『エルム街の悪夢 ザ・リアルナイトメア』、メタ構造の物語として構成されているんですね。『エルム街の悪夢』の監督ウェス・クレイヴン、フレディ役のロバート・イングランド、1作目のヒロインだったヘザー・ランゲンカンプ、その父親役だったジョン・サクソンが本人役で登場し、『エルム街の悪夢』の新作を撮る、というわけなんですよ。そしてその現実の世界に、フレディの魔の手が忍び寄る、というお話になっているんですね。しかしただ単にメタ構造にして目新しさを出してみました、というのではなく、『エルム街の悪夢』と言う物語が「夢なのか現実なのか?」というシチュエーションで成り立っていたところを、この『リアルナイトメア』では「虚構なのか現実なのか?」とシチュエーションでもって成り立たせようとしているところが面白いんですね。この辺、監督ウェス・クレイヴンには非常に高いインテリジェンスを感じました。

そして劇中クレイヴンは、「ホラーの役割」といったことを語るんです。それは、「ホラー=恐怖というものは、映画などのフィクションで物語られることによって抑止される、しかし、これが物語られなくなったとき、本当の恐怖が世界を覆ってしまう、だから自分はホラーを物語るのだ」といったことなんですね。これはホラーというものの役割を語っているのと同時に、昨今のホラー規制のことを牽制しているんですね。つまり、ホラー作品は人の恐怖や不安と言うもののガス抜きなんだから、逆にそれを封じ込めてしまうと、人は本当の恐怖や不安を世界に振り撒いてしまう、ということなんですね。

そして映画では、「物語られなくなったことで現実世界に姿を現した恐怖」が即ち【フレディ】という形に具現化されて人々を襲う、という構造になっているんですね。つまりこの映画は、ホラーの役割と同時に、【物語ることの意味】にまで迫った考察の成された作品であり、それがラストシーンで見事に結実しているのが実に素晴らしいんですよ。この映画の背景には、当時アメリカを不安に陥れていたノースリッジ地震(ロサンゼルス地震とも呼ばれる。1994年1月17日発生。マグニチュード6.7。死者57名、負傷者約5,400人)の爪痕が濃厚に残されており、劇中でも何度も地震が起きたり、実際の地震被害の瓦礫が映し出されているんですよ。つまりこの映画において地震の恐怖、不安がフレディであった、ともいえるんですね。

映画のほうはなによりオチャラケキャラじゃなくて残虐で怖い怖いフレディが登場するのがいいですね。特殊メイクの顔も"焼け爛れた顔"というよりも悪魔じみたものに変えられ、そしてコート着て登場するのもまたお洒落っぽい。主演のヘザー・ランゲンカンプはすっかり大人の色気がついた美人女優さんになっていましたし、ベビーシッター役の女優さんも可愛かったなあ。やっぱりホラーは美人が出てナンボだよなあ(しつこい)。ヘザーの子供役の男の子は時々『シャイニング』みたいに何かに(といってもフレディなんですいが)取り付かれて怖い演技を披露していました。ロバート・イングランドとウェス・クレイヴンはもったいぶった演技していて可笑しかったけど。それと1作目『エルム街』がTV映像として度々登場したり、1作目を髣髴させるシーンが再登場したりといったくすぐりも堪りませんでした。


■(おまけ)エルム街の悪夢(リメイク版) (監督:サミュエル・ベイヤー 2010年アメリカ映画)

f:id:globalhead:20111113182937j:image:left

エルム街の幼稚園で園児たちが性的な悪戯を受ける事件が起きる。容疑者として挙げられたフレッド・クルーガーは無実を主張するも、何の証拠もないまま親たちよって生きたまま火あぶりにされてしまう。時は経ちナンシー、クエンティン、ジェシー、クリス、ディーンの5人は同じ悪夢にうなされていた。そしてメンバーの1人が夢と同じ死を遂げたことで恐ろしい悲劇が始まる。

最後におまけとして、Blu-ray Box-Setとは関係の無い『エルム街の悪夢』リメイク版の感想を書いておきましょう。あまりに評判が悪くて全然観る気がなかったんですが、今回のエントリをあげるためにわざわざ借りて観ましたよ!しかし実際観てみると評判ほど悪くない、という気がしましたね。なによりも登場する若手俳優たちがフレッシュでいいんですね。特に女優さんがよかったですよ。主人公の友人役の女子はリブ・タイラーケイト・ベッキンセールを足して大衆的にしたようなルックスでしたし、主人公女子はちょっと地味でメンヘラっぽいけど憂いの含んだ表情とスレンダーなルックスがよかったですね。やっぱりホラーは美人が出て(以下略)。男優の皆さんも目つきがナイーブそうだったりナードな雰囲気だったりといい感じでしたね(こちらはあっさり)。

ただフレディに関しては俳優が別だと言うことを抜きにしても顔つきがなんだかイタチっぽくて怖くない、というか可笑しいんですよ。なんかこう、人肉食らってそうな悪逆さが足りないんですよね。そして物語の設定も変えられていて、変えること自体はいいんだけど、それが『エルム街』という物語の必然性を無くしているのが駄目な理由ですね。それはどこかというと、人間だった頃のフレディが殺人鬼ではなく小児性愛の変態に置き換えられていることなんですよね。変態であることでまた別の怖さが醸し出されており、それはそれでいいのですが、そうするとカギ爪付けて人を殺す殺人鬼としてのフレディ、という意味と理由が無くなってしまうんですよね。で、フレディのターゲットが自分を殺した親たちではなくてその子供である、という根拠も薄弱となってくるんですよ。つまりシナリオがなってないんですね。フレディの殺し方も至極あっさりしたもので、人気ホラーのリメイクなんですからもっとしつこく残虐にしてもいい筈だったと思いますね。

撮影や配役(フレディは除く)、そして『ラスト・サマー』みたいな若手俳優を配した青春ホラーとしての雰囲気はとってもよかったのに、やっぱり評判通りちょっと残念な部分が多かった、と言わざるをえないですね。


エルム街の悪夢 [Blu-ray]

エルム街の悪夢 [Blu-ray]

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/globalhead/20111122

20111121(Mon)

[]『エルム街の悪夢 Blu-ray Box-Set』を観た (その1) 『エルム街の悪夢 Blu-ray Box-Set』を観た (その1)を含むブックマーク 『エルム街の悪夢 Blu-ray Box-Set』を観た (その1)のブックマークコメント

f:id:globalhead:20111105100248j:image

エルム街の悪夢』Blu-ray Box-Set買いました。シリーズ全7話をDisc4枚に収めたコンパクトな作りで、第1作がDisc1に、残りの作品は3枚のDiscにそれぞれ2作づつ収録されています。『エルム街の悪夢』といえばやはり焼けただれた顔と長爪をはめた手を持つ怪人フレディ・クルーガーですね。このシリーズでフレディは押しも押されぬホラー映画の人気キャラクターとなってしまいましたね。ただ自分は1作目以外はあまり評価しておらず、観ていない作品もあるぐらいです。そんなわけだったので今回この『エルム街』シリーズを全部観てみようと思い購入してみることにしました。例によってざっくりした感想を2回に分けてあげておきますのでドウゾ(なお粗筋は全てWikipediaからパクってきました)。

エルム街の悪夢 (監督:ウェス・クレイヴン 1984年アメリカ映画)

f:id:globalhead:20111105094925j:image:left

高校生のナンシーは、フレディの悪夢に毎晩悩まされていた。だが、夢の中で負った傷がなぜか現実に戻っても残っている。果たして、これは夢なのか?それとも現実か?

記念すべき『エルム街の悪夢』第1作です。公開当時はちょっとしたホラー・ブームだった頃で、この作品も注目を集めておりました。この作品が凡百のホラーより抜きん出ていたのはそのシュールなホラー演出の冴え渡り具合からでしょう。低予算だったと聞きますが、これでもかとばかりにアイディアが盛り沢山で、しかも単に殺戮や死体ばかりがだらだらと並ぶホラーとは違う、実にユニークな演出だったのですね。これは"夢"を基本テーマにしていたことが理由でしょう。だから現実では有り得ない面白い演出や特殊効果が施され、それがとても目を引いたんですね。空中を血まみれになりながら転げまわって殺される女性や、ベッドから滝のように天井へと噴出される血飛沫、教室に突然現れる立った状態の死体袋、死体の口から蠢き出すムカデ、電話の受話器から現れる舌など、どれもこれも斬新でホラーセンスに溢れています。あとやっぱりお風呂で眠るヒロインの股の間から長爪が現れるシーンはホラー映画史上屈指の名場面といってもいいでしょうね。なんかやっぱりメッチャやらしいものを感じたよなあこのシーン。「眠ると死が来る」という縛りもいいですね。にもかかわらずフレディの縞々セーターは、何度見てもセンス悪いというのがまた可笑しい。そもそもこのシリーズ、登場人物たちのルックスや衣装が徹頭徹尾不思議なくらい野暮ったくて、そこだけなんだか不思議でした。実は特典映像で知ったんですが、衣装に予算を回せず、全部古着だったんだそうですね。というか、衣装に予算回す気がなかったような気がしますが…。それとナンシーの恋人役がジョニー・デップで、この映画が俳優デビューだったなんて全然知らなかった!もう一回観直して確認したぐらいだけど、この当時はまだ全然オコチャマで、言われなきゃ分かんないかもなあ。あとナンシーのお父さん、どっかで見た顔だなあと思って調べたら、『燃えよドラゴン』に出てたジョン・サクソンだったんですね!初めて知りました!


エルム街の悪夢2 フレディの復讐 (監督:ジャック・ショルダー 1985年アメリカ映画)

f:id:globalhead:20111105094941j:image:left

ジェシーは引っ越してきて以来毎日のように、スクールバスの運転手が爪の男になって襲ってくるという悪夢にうなされていた。ある日、ジェシーは押し入れからその家の前の住人であるナンシーが書いた日記を発見し、彼女もまた自分と同じように、フレディという怪人に襲われる悪夢に悩まされ、そして戦ったことを知る。

エルム街の悪夢2』は脚本がよくない、と言う理由でウェス・クレイヴンが退き、代わりに『バーニング』『ヒドゥン』のジャック・ショルダーが監督を務めました。で、この2作目、ぶっちゃけつまんないんだよなあ。まず主人公が男の子だっていうのがよくない。ホラーの主人公はやっぱり女子にしてもらいたい。そしてこの作品からフレディがなんだかオチャラケキャラになってきたこと、そして舞台が少年少女を中心とした学園モノとして描かれるようになってきた下地を作ってしまったことがよくない。この2作目から妙に迎合したような若者風俗とかMTVっぽい音楽趣味が使われるようになってきたのも緊張感を削ぐ。しかし逆に考えると、『エルム街の悪夢』シリーズがそれでも人気を得ながら続いてきたのは、実は『エルム街〜』のファン層というのが「オチャラケキャラのフレディ」「少年少女を中心とした学園モノ」を求めていたからだったのかもしれないとも思えるんですよね。例えば『13日の金曜日』があれだけシリーズ化されながらホラーファンにとってはイマイチ評価が高くないのも、ここら辺のファン層とホラー映画好きとのニーズがちょっとずれていたからなのかもしれないんですよね。いってみればポップコーンムービーみたいな受け方をしてきたのでしょう。最初のコンセプトから外れて悪夢の中のフレディではなく現実世界に現れるフレディ、というのもちょっと妙だった。そしてヒロインも可愛くない。この映画、少年が主人公のせいか、ホモセクシャル的な演出が多くて、なんとこの年のゲイムービーアワードで1位になったんだとか。


エルム街の悪夢3 惨劇の館 (監督:チャック・ラッセル 1987年アメリカ映画)

f:id:globalhead:20111105094955j:image:left

第1作から5年後、エルム街の女子高生・クリスティンはフレディによる悪夢に悩まされ、とうとう精神病院に入院してしまった。精神病院では同じくフレディの悪夢に悩まされる子供たちで溢れていたが、医者にはロクに相手にされなかった。そこへある日、夢心理学の研究生となったナンシーが来院する。

製作総指揮にウェス・クレイヴンが就き、監督を『マスク』『イレイザー』のチャック・ラッセルが担当しています。脚本にはフランク・ダラボンの名前もありました。舞台も学園から精神病院に移り、ある意味この病院での密室劇として物語は展開してゆきます。この舞台により、全体的に暗い影を引き摺った雰囲気が醸し出されていますね。少年少女たちが主人公ながらも、精神病院に入院しているということからそれぞれに影があり、さらに彼らの治療を担当する医師、という大人の存在が加味され、人間関係に広がりが出来ているんですよ。それと1作目の主人公だった少女が再び登場して活躍するのも続編の醍醐味を否応にも増していますね。そして物語の確信はフレディの呪われた出生の秘密と、彼をどうやったら消し去ることが出来るか、を中心に語られてゆくんですよ。こんな具合に物語的に力が入っていて、ある意味1作目の正式な続編ということが出来るかもしれません。ただね…登場人物がみんな不細工で参ったなあ…。あと相変わらず衣装がしょぼくて泣かせてくれます。登場人物が多かったせいか、それぞれの殺し方を様々なバリエーションで見せてくれたのは楽しかったけれど、後半ちょっと作業的に殺されちゃってたかなあ。


エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター 最後の反撃 (監督:レニー・ハーリン 1988年アメリカ映画)

f:id:globalhead:20111105095152j:image:left

前作から2年、クリステンはまたもフレディに襲われる悪夢に悩まされていた。そしてとうとうフレディは復活し、クリステンの仲間は次々と殺され、ついには彼女も惨殺された。だが彼女は死の直前に超能力で恋人・リックの妹で友人のアリスを夢の世界に呼び込んだ。アリスは夢を自在にコントロールする「ドリーム・マスター」であり、やがて彼女はフレディとの対決を決心する。

シリーズ4作目は『ダイハード2』『クリフハンガー』のレニー・ハーリンが監督しています。とはいっても当時はまだ無名で、この映画のヒットにより大作映画監督へと抜擢されるようになったんですね。シリーズでもこの4作目のファンの方は多いようです。物語は前作の生き残りの少年少女たちがまたもやフレディとあいまみえるというもの。ところが前作「3」の主人公だった少女がこの「4」では別な女優で演じられていたため、最初観たときは「この子誰?」とか思っちゃいましたよ。しかもこの少女も含め前作と引き続き登場人物がみんな不細工なんで観ていてやっぱり野暮ったい雰囲気は否めないんだよなあ。物語も中盤まで前作の生き残りの少年少女とフレディとの戦いが描かれて、なんだか「まだやってんのかこいつら」とか思ってしまいました。不細工な連中(しかもガキ)が何人死んでも燃えてこないんだよなあ…。しかし主人公が別の少女と交代する中盤から物語のカラーがガラッと変わってくるんですよね。そもそもこの新主人公、物語冒頭ではノーメイクの精彩のないダサ娘だったのに、主人公になったとたん可愛くなるからびっくりです。そしてこの少女がフレディに対し孤独な戦いを挑んでゆく後半の展開がいいんですよね。死んでいった友人たちの特殊能力を受け継ぎフレディと戦う、というコンセプトも技アリでしたね。


それでは次回に続きます。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/globalhead/20111121

20111120(Sun)

[]DDさんのDJイベントに行った DDさんのDJイベントに行ったを含むブックマーク DDさんのDJイベントに行ったのブックマークコメント

  • 昨夜はDDさんのDJイベントがあるというのでDさんと一緒に渋谷で落ち合う。DDDDDDDDD。
  • この日は生憎の雨であったが渋谷はそんなこととはお構いなく相変わらず芋でも洗うような大賑わいであった。
  • きっと世界芋洗いフェスタが開催されていたに違いない。
  • Dさんととりあえずラーメンかっ食らう。奈良風のラーメンとかで白菜が入っておりさらにニラをトッピングしているのが楽しかった。

f:id:globalhead:20111120140351j:image

  • さてDDさんの待つ宇田川町の会員制秘密クラブ「投げっぱなしジャーマン」へ。
  • 白手袋のボーイに通され赤いベルベットのカーテンを掻き分けてお店に入ると既にDDさんはスモークが炊かれレーザー光線飛び交う会場の中高さ10メートルのDJブースの上で10台のターンテーブル相手にDDさんの十八番である「三波春夫メガミックス」を披露していた。
  • この日のDDさんのDJファッションはブーツィー・コリンズもかくやと思わせる宇宙からやって来たファンク物体Xといった如きキャンプでヒップでデリリアスなもの。いつもながらDDさんのファッションセンスには驚かされるばかりだ。

f:id:globalhead:20111120142139j:image

  • さてオレとDさんはVIP席へと案内され、イタリア製と思しき皮ソファに深々と腰を下ろすと、間髪を入れずにファッションモデルと見紛うばかりのコンパニオンがやってきた。彼女らは総面積がハンカチ1枚以下としか思えないような布切れのみをまとい、そして誰もがジェットエンジンのようなバストを誇らしげに揺らしていたのであった。
  • そして美しいコンパニオンにしなだれられながらDDさんから振舞われた「下町のナポレオン いいちこ」のネーポン割りをブランデーグラスで啜るオレとDさん。至福の時だ。
  • DJブースの上ではDDさんがビニール盤10枚によるアクロバティックなジャグリングを披露し始めた。
  • そしてどこからともなく半裸の屈強な黒人たちが現れ、DDさんのDJMIXに乗って華麗なボックスステップを踊り始める。
  • そんなうちにもDDさんファンの若者たちが次々と会場にやってきて、オレとDさんに自己紹介してゆく。その誰もが優生学の神が降りてきたかのような理知的で美しい容姿をし、高いデザインセンスの衣服をさりげなく身にまとっていた。DDさんのファンはこんな方たちばかりなんだなあ、と改めて感心する。
  • いよいよDDさんのDJも佳境。ターンテーブルと共にクレーンに吊るされたDDさんはDJをしながら宙を舞っている。〆の曲はDDさんが最も敬愛すると言うロマン・ポルシェ。の「薩摩大根ブルース」だ。
  • 花火が上がり眩いばかりの光が会場に満ちる。花火の火は天井に燃え移り会場を半焼したがDDさんのDJでは日常茶飯事でありご愛嬌とでも言うべきものだろう。
  • DJを終えたDDさんが愛用の「E・YAZAWA」とプリントされたタオルで汗を拭きながらオレとDさんが待つVIPルームにやってくる。オレとDさんは腰を上げ拍手でそれを迎える。
  • DDさんは身長2メートル体重120キロの巨漢だがその体はアスリートのように鍛えられあたかもギリシャ彫刻のような美しい肉体を誇る男だ。
  • DDさんはいつものバラの香りのコロンをかぐわせ眩しい笑顔を浮かべながら「今日はどうだった?」と男でさえ魅了するバタータフィのような甘い声でオレとDさんに囁きかけた。白状すると、このときオレはちょっとだけDDさんにときめいていた。
  • 「もちろん最高でしたよ!最高という以外に言葉が浮かびません」オレとDさんを口をそろえてDDさんを賞賛した。
  • 「ありがとう。ありがとう。僕は、自分が常に最高であることを心がけ、それを実践できる男であることを誇りに思っているんだ」そんなことを言うDDさんは、なにか後光でも指しているようにさえ見えた。
  • 会場中の美しい女性たちがやってきてDDさんに群がり始める。もみくちゃになりながらDDさんはオレとDさんに「悪いがこれから彼女らと秘密のパーティーに行かなきゃならないんだ。やっぱり男は、女性に奉仕していくらだからね。君たちも来るかい?」と告げ、ウィンクをしてよこす。
  • 「いやーちょっともったいなさ過ぎてスンマセン今回はご遠慮させてください」オレとDさんは腰が引けてしまいDDさんのお誘いにご辞退する。「そうか。残念だね。ではまた次の機会に!では今夜はありがとう!」そう言ってDDさんは女性たちを伴い白いリムジンに乗ってどこかへと消えていったのであった。
  • 100円傘を差しながらそれを見送ったオレとDさんは「DDさんカッケー!!」と口々に絶叫しながら宇田川町を後にしたのであった。

20111118(Fri)

[]【海外アニメを観よう・その8】魔法使いなんていない〜『イリュージョニスト』 【海外アニメを観よう・その8】魔法使いなんていない〜『イリュージョニスト』を含むブックマーク 【海外アニメを観よう・その8】魔法使いなんていない〜『イリュージョニスト』のブックマークコメント

■イリュージョニスト (監督:シルヴァン・ショメ 2010年イギリス・フランス映画)

f:id:globalhead:20111024154508j:image

主人公は中年のフランス人手品師。彼は空席だらけの三流劇場や酔っ払いしかいない場末の酒場で流行遅れの手品を披露し、今日もなんとか糊口をしのいでいた。彼はある日、スコットランドのやっと電気の通ったような辺鄙な離島を訪れ、そこにあるひなびたバーでいつものように手品を披露する。そこに居合わせた貧しい少女は、彼の手品に魅せられ、本当の魔法使いだと思い込み、島を発つ手品師の後に付いてきてしまう。困惑した手品師だが、彼女の姿に生き別れた娘の面影を見た彼は、少女との共同生活を始める。そして少女のねだる靴や洋服をプレゼントしてみるものの、舞台の上がりだけでは生活できず、手品師はいろいろなアルバイトをしてはみるものの上手くいかず…。

ベルヴィル・ランデブー』のシルヴァン・ショメが描く大人の寓話とでも言っていい物語だ。描かれるのは1950年代のフランスとイギリス、その古き時代の街並みや人々の暮らしを精緻な描線とグラフィック、そしてセピア掛かった美しい諧調の色彩で余すところ無く再現されている。なにしろこのアニメ作品はその画像の美しさが際立っている。アニメーションの動きも優雅でかつ驚きに満ち、少女の純朴さや手品師の背負う哀感は実に表情豊かに描かれ、要所で使用されるCGのダイナミックな見せ方も効果的だ。ヨーロピアン・アニメの一つの完成形といってもいいアート作品ということができるだろう。

ただ、その物語にはどうも疑問が残る。ドラマツルギーの在り方としてあまりにも純朴すぎ古臭いものとして感じるのだ。手品師を見て魔法使いと思い込んでしまう少女というのも随分幼稚に思えるしそんな少女を素直に受け入れてしまう手品師というのもかなりお人よし過ぎないか。そうして最後に語られるのは「この世には魔法使いなんかいない」という現実なのだけれども、しかし普通に考えるならそれは当たり前の話であるし、むしろ「魔法使いなんかいない」という部分から現代的なファンタジーは語られるべきなのだ。

そういった意味でテーマとしてはひどく古臭いものを感じるし、また逆に、これは古き善きヨーロッパ人情ドラマの形を批評無くそのまま現代で物語ってしまったという事なのかもしれない。ビジュアルが秀逸なアニメなだけに、そういった点が非常に残念に感じた。この物語の脚本は、『ぼくの伯父さん』などで知られるフランスの映画監督、ジャック・タチが娘へ遺した幻の脚本といわれており、それをシルヴァン・ショメが脚色・監督したということなのらしい。そういった部分でジャック・タチとその脚本に敬意を表し、あくまでオリジナルの古臭さをそのまま残したのだということなのかもしれない。

D

イリュージョニスト [Blu-ray]

イリュージョニスト [Blu-ray]

ベルヴィル・ランデブー [DVD]

ベルヴィル・ランデブー [DVD]

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/globalhead/20111118

20111117(Thu)

[]【海外アニメを観よう・その7】ディズニー最大のライバル、フライシャー・スタジオ作品『バッタ君町に行く』 【海外アニメを観よう・その7】ディズニー最大のライバル、フライシャー・スタジオ作品『バッタ君町に行く』を含むブックマーク 【海外アニメを観よう・その7】ディズニー最大のライバル、フライシャー・スタジオ作品『バッタ君町に行く』のブックマークコメント

■バッタ君町に行く (監督:デイヴ・フライシャー 1941年アメリカ映画)

都会の真ん中に、虫たちが暮らす草むらがあった。しかし囲いが壊れたことで人間が侵入し、虫たちは危険にさらされ、日々の生活に安穏としてはいられなくなっていた。そんなある日、長旅を終え恋人ハニーのもとに帰ってきたバッタのホピティは、草むらの惨状を知り、安全な土地への引越しを提案。かくして、人間の足元で、小さな虫たちの苦難の引越しが始まる。しかし、ホピティとハニーの仲を裂こうとする、カブト虫のビートルと部下である蚊のスマックと蝿のスワットの悪巧みや、人間たちの悪意なき行動によって、引越しはなかなか進まない。果たして小さな虫たちは、自らの安息の地を見つけることができるのか―。

1941年アメリカで公開された『バッタ君町に行く』はフライシャー・スタジオの製作となる。フライシャー・スタジオの名を知らなくとも、「ベティ・ブープ」「ポパイ」の製作会社と聞けばお分かりになる方もいらっしゃるだろう。アメリカを席巻したこの2つのアニメ・キャラクターを生み出したフライシャー・スタジオは、かつてかのディズニーに最も肉薄したアニメーション・スタジオとして知られていた。

フライシャー・スタジオは、アメリカのアニメーションの黄金期、1930年代を通じて世界的に有名なディズニーの最大のライバルでした。

1921年にマックス・フライシャーとデイブ・フライシャーの兄弟により前身のスタジオが設立され、1940年代初頭まで同兄弟により経営されていたフライシャー・スタジオは、ファンタジーの傑作を生み出すディズニーに対抗し、都会的で大衆的な独自の作風を確立させ、『ベティ・ブープ』(1932)や『ポパイ』(1933)、『スーパーマン』(1941年度アカデミー賞短編アニメーション部門ノミネート)などを生み出しました。これらの作品は時代に囚われず、常に楽しめる作品として現在も世界中で愛されています。(Amazon内容紹介)

この『バッタ君町に行く』はフライシャー・スタジオの最後期の作品となる。優れた作品を生み出し続けてきたフライシャー・スタジオであったが、度重なる財政難と当時アメリカを揺るがした自主検閲制度《ヘイズ規制》によって大きな打撃を受け、この作品の後パラマウントに買収されたまま失速し、凡庸な作品しか生み出せない弱体スタジオになってしまったのだという。話は逸れるがWikipediaの《アメリカン・アニメーションの黄金時代》 を読むと、1920年代から60年代まで続いたアメリカン・アニメーションの黄金時代では、様々な映画会社、アニメ製作会社が人気作品、人気キャラクターを生み出そうとしのぎを削っていたことが詳しく書かれている。ミッキーマウスをはじめとしたディズニーキャラのみならず、バッグス・バニー、ウッディー・ウッドペッカー、トムとジェリーなど日本でもお馴染みのアメリカン・アニメ・キャラクターがこの時代に生み出されている。

作品の方は、実を言うとこれまで観てきた海外アニメと比べると若干退屈に感じた。アーリー・アメリカンのアニメは子供の頃から観せられていたので、特別に新鮮さを感じなかったというのもあるだろう。擬人化された虫たちのコミュニティがあって、人間たちの土地開発のために住む場所を追われことになるが、その中に因業な地主の虫がいて美味い汁を吸おうとする…という物語は、それほど面白みがあるものだというわけでもない。《世界初の長編ミュージカル・コメディ・アニメーション》という触れ込みもあるが、確かに音楽とシンクロした虫たちの動きは楽しいけれども、当時は画期的だったであろうその構成も、今観ると言うほどミュージカルミュージカルしているわけでもない。

そういった意味では、時代の流れで風化した部分もあるのだが、しかしこれが、後半になると凄いことになる。虫たちの住処でビル建築が始まり、虫たちはその場所を大慌てで逃げ出そうと試みるのだが、キャラ分けされた10数匹あまり小さな虫たちが、1画面の中でそれぞれ別のアクションを見せながら、全体的にはリズミカルな一つの動きとなって、ちょこまかちょこまかと動き回るのだ!しかもそれがクライマックスにかけて何カットも続くのである。これには見入ってしまった。少なくともこのシーンにおいては、当時ディズニーに追いつけ追い越せと切磋琢磨していたアニメスタジオの底力を感じてしまった。ちなみに、『ミクロの決死圏』『トラ・トラ・トラ』の監督リチャード・フライシャーは、フライシャー兄弟の兄、マックス・フライシャーの息子である。

D

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/globalhead/20111117

20111116(Wed)

[]またもやFPSゲームやっておったのであった〜ゲーム『Battlefield 3またもやFPSゲームやっておったのであった〜ゲーム『Battlefield 3』を含むブックマーク またもやFPSゲームやっておったのであった〜ゲーム『Battlefield 3』のブックマークコメント

f:id:globalhead:20111112145517j:image

ミリタリーFPSBattlefield』シリーズの新作です。実は『Battlefield』シリーズはこれまでやったことがありません。このシリーズはマルチ・プレイに特化して人気を博しているゲームで、マルチを全くやらない自分にはこれまで縁が無かったんですね。しかし今作ではシングル・プレイにも力を入れているということを聞き、プレイしてみることにしました。

f:id:globalhead:20111112145903j:image

ゲームは現代戦がメインです。中東を中心に活動するPLRという謎の組織が核爆弾を入手し、プレイヤーは特殊部隊の一員となってその核爆弾の奪還作戦に参加するというわけです。小型核を巡るストーリーというのはこのテのFPSではちょっと平凡かもしれませんが、それでも十分に緊張感のある演出が成されていたと思います。プレイヤーはこのPLRを追い、テヘラン、パリ、ニューヨークを戦場と変えながらゲームを進めてゆきます。パリ市街戦などは迫真の演出でしたよ。

f:id:globalhead:20111112145336j:image

なにしろグラフィックが綺麗ですね。今やグラフィックが美しいゲームは当たり前かもしれませんが、それでも戦場の臨場感、恐怖感がありありと迫ってくるリアリティを実現したグラフィックとなっています。爆煙で視界が効かず敵を目視できないなどの演出にははらはらさせられました。ゲームではチームリーダーのポイントを追いながら進行方向を見定め作戦遂行のため進んでゆきますが、そういった部分では自由度よりも演出重視の一本道なゲーム展開となっています。リーダーから離れて変な方向に行っちゃうとアラートが出てしまいにはゲームオーバーになっちゃうんですよよね。敵味方とも戦闘中のAIの動きはちょっと賢さが足りないように感じましたが、モーションは実にリアルで、仲間の兵士の動きなどは実に生き生きとしていましたね。あと単独(あるいは二人)での潜入ミッションでは敵との戦闘にキーの目押しが導入されていますが、目押しの苦手な自分は死にまくりました…。

f:id:globalhead:20111112145335j:image

このゲームで驚いたのはジェット戦闘機に乗るミッションがあったことですね。操縦するわけではなくミサイルや機銃で敵戦闘機を狙う役なんですが、空を飛び交いながらのドッグファイトには思わず「スゲエエ!」と漏らしてしまいました。

f:id:globalhead:20111112145334j:image

そして戦車戦もリアルだったわー。砂塵と爆煙、そして砂漠の空にたなびく雲、どれもこれも臨場感たっぷりでした。このゲーム、キャンペーン・モードでは多分に『CoDMW』を意識した作りになっていますが、弾幕の分厚い混戦状態が多く、さらに荒唐無稽と紙一重な派手な演出が多用され、どこかしかくどい印象のある『CoDMW』と比べると、戦場の恐怖感や緊張感が実によく伝わるプレイ感覚で、ある意味『CoDMW』とは別物と感じました。実際のところBFファンの方からは評判の悪いシングル・プレイのようですが、自分は結構楽しめたなあ。

f:id:globalhead:20111112145332j:image

D

バトルフィールド 3 - Xbox360

バトルフィールド 3 - Xbox360

バトルフィールド 3 - PS3

バトルフィールド 3 - PS3

バトルフィールド 3

バトルフィールド 3

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/globalhead/20111116

20111114(Mon)

[]『アンチャーテッド - 砂漠に眠るアトランティス』は誰にでもお勧めできる良作アクション・ゲームだ! 『アンチャーテッド - 砂漠に眠るアトランティス』は誰にでもお勧めできる良作アクション・ゲームだ!を含むブックマーク 『アンチャーテッド - 砂漠に眠るアトランティス』は誰にでもお勧めできる良作アクション・ゲームだ!のブックマークコメント

f:id:globalhead:20111112131636j:image

今回紹介する『アンチャーテッド - 砂漠に眠るアトランティス』、これもまた映画好きの方に是非お勧めしたいゲーム・タイトルです。マシンスペックの向上で映画的な見せ方をするゲームが当たり前のように発売されてきていますが、この『アンチャーテッド』シリーズは映画的であることを超え、もはや映画以上のインタラクティブな興奮とダイナミックな見せ場を矢継ぎ早に再現しているんですよ。もし映画『インディー・ジョーンズ』シリーズが好きでPS3を持っている方なら、四の五の言わず買ってきてプレイすべき素晴らしいゲームであることは断言できます。

f:id:globalhead:20111112131714j:image

この『アンチャーテッド - 砂漠に眠るアトランティス』はPS3の人気アクション・ゲーム『アンチャーテッド』シリーズの最新作・第3弾です。プレイヤーはトレジャー・ハンター、ネイトとなり、悪玉と戦いながら世界を又にかけて古代に残された秘密の財宝を捜し求めてゆくというTPS(サード・パーソン・シューティング)タイプのゲームなんですね。

ストーリー:主人公ネイサン・ドレイク(愛称:ネイト)は、自身が先祖と自負する海洋冒険家・フランシス・ドレイクも探した、莫大な富が眠っているとされる幻の古代都市『砂漠のアトランティス』を求め、相棒のサリーとともに、再び世界中を飛び回る冒険へと飛び立つ。その旅を阻む秘密結社を率いる冷酷な指導者・マーロウとその側近・タルボット。ネイトたちはアトランティスの秘密をめぐり、一大組織と戦うことになってしまう。そして、古代都市に隠された秘密を解明した時、ネイトはこれまでない危険に直面し、彼自身の持つ力のすべてを試されることになる。

f:id:globalhead:20111112131715j:image

ゲームのキモとなるのはなんと言ってもそのアクションでしょう。垂直にそそり立つ壁や崖を自分の手足だけを頼りによじ登り、数メートルも離れている足場から足場へとジャンプし、そうやって道無き道を切り開きながら目的地へと到達してゆく、そのアクションとルート探しが楽しいんですね。いわば何の器具も無く行うフリー・クライミングをゲームで実現したようなアクションなんですよ。しかし決して難易度は高くなく、操作を覚えると様々な壁や崖をするする登ったり降りたりジャンプしたりという一連の動作が凄く簡単に出来るようになり、なんだかプレイしていて自分が超人になったような快感を得られるんですよ。もちろん操作を誤り高所から落ちると一撃死が待っているので緊張感は十分にあります。ただしこのゲーム、死亡によるゲームオーバーからのコンティニューがおそろしく早く、むしろ失敗した後に「今度はどう攻めるべきか?」と逆にヤル気が増す、失敗による余計なストレスがほぼ全く無いという優れたシステムになっているんですね。

f:id:globalhead:20111112132349j:image

そしてそのアクションをさらに楽しくさせているのが美しいグラフィックです。秘境のジャングルや砂漠、人に忘れ去られた遺跡や異国の町のグラフィックが非常に精緻に作りこまれており、あたかも本当にその場所でアクションしているかのようなリアリティを感じさせてくれるんですね。さらに太古の古代文明が遺した遺跡の威容は神秘的であると同時に不気味な存在感でプレイするものを威圧します。これら遺跡には様々な仕掛けが施してあり、それがパズルとなってゲームプレイを広げてくれるんですね。こうして古代に遺された謎を解いてゆく、と言うのもこのゲームの楽しさの一つです。このパズルも決して難易度は高くなく、あんまり解くことが出来ないでいるとちゃんとヒントを出してくれると言う親切設計です。この遺跡探索が実にインディー・ジョーンズしているのが映画好きにお勧めする理由なんですね。本家インディー・ジョーンズであるハリソン・フォードがこの『アンチャーテッド』をプレイしているCMを見たことがある方もいらっしゃると思いますが、まさにインディーになりきってアクションを楽しめる、それがこの『アンチャーテッド』の魅力なんですよ。

D

ゲームはこういった探索アクションとは別に敵組織との銃撃戦も用意されています。銃撃戦の弾幕もけっこう激しいですが、これもFPSやガンアクション主体のTPSみたいなシビアな操作や動体視力を要求されるものでもなく、いわばゲームの緩急といった形で登場し、ゲームの緊張感を高めるのに役立っているんですね。さらに殴り合いのアクションも豊富で、これも簡単な操作で殴る・避けるのアクションを繰り出してくれます。

f:id:globalhead:20111112131713j:image

エキゾチックなロケーション、神秘満ちた古代遺跡、その遺跡の謎を解くパズル、そして明らかになる壮大な古代史の事実。その遺跡を探索するための死と表裏一体のアクション。NPCとして登場し主人公を助ける気の置けない仲間たちとのタフな軽口の叩き合い、敵との熾烈な銃撃戦。これらが矢継ぎ早に登場し演出され、あれよあれよというまにゲームは進んでゆき、止め時が見つからないほどゲーム世界にのめりこませます。「なんか面白いゲーム無い?」と聞かれたらとりあえず誰にでも絶対お勧めできるゲーム、それがこの『アンチャーテッド - 砂漠に眠るアトランティス』です。3作目でありますが、いきなりこの3からやっても全然かまいません。そしてクリアしたら、残りの1、2作目もきっとプレイしたくなりますよ!

f:id:globalhead:20111112131717j:image

D

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/globalhead/20111114

20111113(Sun)

[]そんなこんな3日間 そんなこんな3日間を含むブックマーク そんなこんな3日間のブックマークコメント

  • 金曜日は会社にお休みを貰って人間ドックに行っておった。
  • にもかかわらず前の日は9時過ぎに飯を食いさらに酒までかっくらっておったが。
  • しかし最後に簡単な所見を聞かされたが、特にどこも悪くはないとの事。血も尿も便もレントゲンも心電図も綺麗なもんだと言われた。ただいつものことだが中性脂肪が高いのでちょっと痩せなさいとは忠告されたが。
  • というわけで帰ってお祝いというわけでもないが早速ピザとビールかっくらって楽しい不摂生を再開するオレなのであった。
  • 土曜日は相方さんのお母さんが上京されるということで、相方さんのお姉さん夫婦と一緒に横浜の和食の店で会食なんぞをしに出掛けておった。
  • こういう場だと自分の社会人スキルの低さが如実に現れて参ってしまう。オレもいい年なんだけどねえ…。
  • 帰りに相方さんといつものベルギービールの店に寄って軽く一杯ひっかける。飲んだビールはアベンティヌス・アイスボック、度数12度の強いビールだ。冬しか出ないビールだそうで、堪能した。

f:id:globalhead:20111113155746j:image

  • 今日は家でのんびり。のんびりとは言いつつゲームしたりBlu-ray観たり日記書いたり音楽聴いたりとなんだか忙しい。なんかこう、なんでもやろうとするから忙しいのかなあ。だいたい毎日あれこれ1時間づつとかノルマ決めてやってるぐらいだけど、そうでもしないと消化できないんだよなあ。
  • そういえば部屋にあったDoll関係を全部処分した。ヤフオク好きの弟に全部売ってくれ、儲けもお前に上げる、と送っておいた。まだマクファーレンのが3、40体あるがこれはちょっと愛着があって手放せないなあ。あとVHSテープも全部捨てた。CDも本も部屋にあるものは今後半分にするつもりだ。
トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/globalhead/20111113

20111111(Fri)

[]『ジュラシック・パーク アルティメット・トリロジーBlu-ray』観た 『ジュラシック・パーク アルティメット・トリロジーBlu-ray』観たを含むブックマーク 『ジュラシック・パーク アルティメット・トリロジーBlu-ray』観たのブックマークコメント

f:id:globalhead:20111103091159j:image

ジュラシック・パーク アルティメット・トリロジーBlu-ray』買いました。この『ジュラシック・パーク』シリーズも好きな映画で、VHSからDVDに、さらにこのBlu-rayへとソフト買い替えまくってたりするんですね。オレがDVDなんかで持ってるソフトをBlu-rayに買い換える頻度って、スピルバーグ映画はやっぱり高いですね。『プライベート・ライアン』も『宇宙戦争』も『マイノリティ・リポート』も買い替えクチですが、こうして考えると、やっぱりオレ、スピルバーグって好きな監督なんだなあ。VHSやDVDで持ってる映画も多いし。早く『インディ・ジョーンズ』シリーズBlu-rayにならないかなあ。ところでこのソフト、Blu-ray3枚組にデジタル・コピー3枚が付いているんですけど、デジタル・コピーなんか使う人って購入者の何割なんですかねえ。少なくともオレには全然必要なくて、買った段階で既にゴミと化しています、欲しい人いたらあげてもいいぐらいだわ。

というわけで今回もざっくり感想なんぞを書いてみようかと思います。

ジュラシック・パーク (監督:スティーヴン・スピルバーグ 1993年アメリカ映画)

f:id:globalhead:20111103091158j:image:left

思いっきり月並みな事言いますけど、やっぱりCGの恐竜にびっくりさせられた映画ですね!この映画でCG映画の可能性が広がったようなもんですからね。実際にCGで描かれた部分は7分間だけだって話なんですが、映画を観に行った時は頭の中がCGCGしてたので、映画の恐竜は全部CGだと思ってましたね。

しかしこの映画、今観ると意外と映像が野暮ったいんですよね。CG技術自体は日進月歩のものでしょうから、これを今観て古臭いなどとは言いませんが、それよりも配役が誰も彼も好きじゃないんですよ。まあこれは映画観に行ったときも感じてたんですが、主役登場人物の皆さんが、みんな役柄と合ってないような気がしたんですよ。皆さん俳優としてはキャリアを積んでる方で、個々には嫌いじゃないんですが、この物語のキャラじゃないだろ、って思ったんですよ。だから映画の間中なんだか全員浮き上がって見えて居心地が悪かったんですよ。あ、悪いんですがローラ・ダーンさんだけはもともと苦手です。『ブルー・ベルベット』の時も「この人は監督にギャグっぽい顔を要求されて配役されたのか?」って思ったぐらいで。特に絶叫するときの∞みたいな形の口の開き方が苦手なんです。

それとセットがチャチイんですよね。実に張りぼて臭いの。さらにスピ映画ではよくあることなんだけど、映像のコントラストが甘くて、なんだかどこもかしこもポヤッと明るいんです。でもこれらの要素って、実は案外スピの戦略だったかもしれないんですよね。とりあえずハリウッドの"顔"みたいな配役を揃え、観に来た人に何が写っているのかあからさまに分かる、分かりやすい映像を撮って、一般客に受け入れられやすい映画にしよう、といったね。

しかしそうは言いつつ、スピの才能が炸裂するのはティラノが登場してからの冴えまくった演出ですよね!カットもアングルもテンポもスピードも抜群だったわ!もちろんラプトルの恐怖感、そのラプトルとのチェイス・シーンも最高でした!凄いいろんなワザ使ってるんですよね。オレが好きなのは懐中電灯でティラノの瞳孔が収縮するところ、そしてラプトルがガラスを鼻息で曇らすところですね。まさに生きている、と思わせるのはこういう細かいところからなんですよね。

それと最も楽しいのはやっぱり人が食い殺されるシーンでしょう!便所に逃げ込んだ弁護士がティラノに便所壊されてパクッとやられるシーンって、あれ笑うところだろ!スピはね、ヒューマニズムなんぞ標榜したがりますけど、やっぱあいつは殺戮シーン描いてナンボのおっさんだよ!『プライベート・ライアン』でも『シンドラーのリスト』でも一番楽しかったのは殺戮シーンだったもん!

ところで肝心のBlu-ray画質ですが、これがなんかイマイチなんだよね。時々粒子が粗くなって「ありゃ?」と思うこともありますよ。そもそもコントラストの甘い映画だから、Blu-rayのパキパキした映像を期待したら肩透かしを食らわされたなあ。


■ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク (監督:スティーヴン・スピルバーグ 1997年アメリカ映画)

f:id:globalhead:20111103091157j:image:left

劇場公開時はあの大ヒットした作品の続編というわけで期待しまくって観に行きましたが、観終わってみると出来上がりには微妙なものを感じましたねえ。いや、前半はそれほど悪く無くてね。恐竜ハンターがわさわさ現れて「今度は戦争だ!」とばかりにゴツイ武器振り回して恐竜たちを追い掛け回すなんて素敵じゃないですか。しかしそこに現れるのが古生物学者とかいう主人公の女ですよ。こいつがなんだか動物愛護協会みたいな御託並べて恐竜たちを守ろうとするんですね。守るのはいいんだけど、捕まった恐竜の檻を開けたり恐竜ハンターの銃からこっそり弾抜いたり、そのお陰で最終的に大パニックにいたって人死にも出て、なんかもうグリーンピースも真っ青のエコテロリストですよね!さらに怪我をしたティラノの子供を見つけて「治療しなきゃ可愛そう!」とかぬかして仲間のいるトレーラーに連れ込んでしまい、それのせいで今度は子供を捜しに来た親ティラノにトレーラーは破壊され仲間は食われ自分も死にかけるなんて、もう疫病神もいい所だわこの馬鹿女は!世の中にもいますよねえこういう迷惑な善意振り回して得意がってるやつは!「地獄への道は善意で舗装されている」って、まさにこのことだわ!

あといただけなかったのは映画中盤からティラノがアメリカに搬送されて舞台が変わっちゃうじゃないですか。スピがやりたかったのはまさにこれだったんだろうけど、結果的にはお話の流れが途中で変わってしまったような印象しか残さないんですよね。特にさあ、ティラノの出現で街は大パニックになるけど、意外と人が死ぬシーンがないんですよ!パクッといかれるのはたった1回!おいおい地球の歴史に残る最凶の肉食恐竜なんだからもと盛大に阿鼻叫喚の地獄絵図とかやってくれないのかよ!このティラノのあまりのだらしなさふがいなさ腰砕け振りにもがっかりさせられたんだと思いますね。で、最後は恐竜の親子愛でしょう。そういうのはドラえもんでやるからいいんだよお前はやらなくてスピよう!恐竜作ったあの博士が最後に「恐竜たちはそっとしておいてあげましょう」とか抜かしてるけどそもそも全部お前の責任だろうがよー!天災で大事故起こして世間を恐るべきパニックに陥れたけど「想定外だったし」とか言って責任逃れしているどこかの日本の会社を思い出しちまったよ!

しかし映画として嫌いかと言うとそういうことも無くて、ティラノに襲われ崖から落ちそうになるトレーラーのアクション・シーンとか好きだったなあ。2連結だったか3連結だったかのトレーラーでね、1車両目は崖に引っかかってるんだけどその後ろは崖からぶら下がっている。その垂直になっちゃった車両での脱出劇がいいんだわ。そしてその際に別の仲間がティラノにペロッと食われちゃうんだけど、このシーンって二匹のティラノがポッキーの両端咥える男女みたいにそれぞれ人間の両端にかぶりついてブチッと引きちぎっちゃう。この引きちぎりシーンが最高でね、やっぱスピは殺戮シーンだよね!と改めて思いましたね!


ジュラシック・パークIII (監督:ジョー・ジョンストン 2001年アメリカ映画)

f:id:globalhead:20111103091156j:image:left

ジュラシック・パーク』3作目はスピが降りて製作にまわり、今度は『スター・ウォーズ』の特殊効果ディレクター、ジョー・ジョンストンが監督してるんですが、ふと考えたらこの人、今をときめく『キャプテン・アメリカ』を最近監督した人じゃないですか!ジョー・ジョンストンはどの映画も手堅くまとめるのが上手い人で、この『III』もまとまりはいいんですが、逆に強烈なウリがなくて、善し悪しは別としてもあれこれてんこ盛りだった1、2作目と比べるとどうも淡白な印象で、劇場で観たときは「なんかあっさりした映画だったなあ」と思ってましたね。

しかもお話が立ち入り禁止区域のはずの恐竜島まで行ってパラセイリングしてたらまんまと恐竜に襲われ行方不明になった危機管理のなってない連中の捜索でしょう。その捜索を願い出た実業家夫婦が実はしがない工務店のおっさんと元奥さんで、その仲間も最初傭兵あがりのように見せかけといて実はその辺のおっさん連中だったというしょぼさがなんだか物悲しい映画ですよね。

しかし別に本当に実業家と傭兵でも全然物語に影響しないというのはいかんでしょう。この映画のウリとなるのはティラノよりも強いとされるスピノサウルスの登場ですね。まあいわゆる敵役のインフレーションですね。4作目がもしできたらスピノサウルスより強いウンポコザウルスとかなんとかが出てくるんでしょうか。いやここは『ジュラシック・パークVSエイリアン』とか『VSプレデター』とかでもいいのかもしれません。とは言っても、このスピノサウルスの登場はなかなか楽しかったですよ。なんだか醜い恐竜でねー。

あとプテラノドンが大暴れしてくれてたのが目新しくてよかったですね。空から襲ってくるのも怖かったですが、トコトコ橋を歩いて渡ってるシーンにはぎょっとさせられましたね。プテラノドンの入っていた巨大な鳥かごのシーンもスケール感があってよかった。スピルバーグの撮った1、2作目と比べちゃうと地味ですが、観てる間はそれなりに楽しめたし、決して悪い映画だということはありません。

chirigamichirigami 2011/11/11 13:35 やっぱり1作目のインパクトは強烈でしたね。
特にT-REXが登場する場面で全身がヌッと出てきた時には驚愕しました。
それまでの映画ではカット割りで巧みにごまかしていたようなシーンだったので、
これはヤバい、本物だと思った覚えがあります。
当時は中学生でバカな事に最前列で見ていましたから、余計に迫力がありましたね。

globalheadglobalhead 2011/11/11 16:58 1作目登場時は自分も恐竜の動きの精巧さ、その存在感に驚いたもんです。
しかし今考えると1作目って20年近く前の作品なんですね!
当為はセルビデオも高かった時代でしたが、1作目に関しては早く自分の部屋で映画を堪能したくてソフト発売を今か今かと待っていましたよ!
ビデオ自体はブロックバスター価格で非常にお手ごろな値段で発売されていたんじゃなかったかと思います。
自分がCG多用の映画が好きなのは、意外とこのジュラシックパークのせいなのかも知れません。

EbisEbis 2011/11/12 03:07 おらもスピルのブラックユーモアはどうもツボにはまるらしく、すごいすきです。便所でばっくりされるシーンもだいすき。マイノリティレポートでじぶんの目玉落っことしてコロコロ転がるのをおっかけるシーンとか、プライベートライアンで民家の壁が崩れていきなり鉢合わせするシーンとか、おっかしくてしかたないです。

globalheadglobalhead 2011/11/12 03:25 あー!どれもいいシーンですね!レイダースで刀振り回して現れ「どうだ俺の太刀さばきは」とドヤ顔するオヤジを銃であっさり撃ち殺すシーンとか、
人死んでるのに場内大爆笑で「なんて極悪な演出だ」とオレも一緒になってゲラゲラ笑ってたのを思い出します。
あと「シンドラーのリスト」でナチ強制収容所に入れられているユダヤ人女が工事現場担当してて、
「こここんなふうにすればもっとよくなります」とかナチに進言したら「ウゼエ」とか言われてあっさり撃ち殺されるシーンとかもうサイテー過ぎで大好きです。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/globalhead/20111111

20111109(Wed)

[]『スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX』観た (その2) 『スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX』観た (その2)を含むブックマーク 『スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX』観た (その2)のブックマークコメント

f:id:globalhead:20111010195236j:image

前回に引き続き、SW Blu-rayを観た記念にSWの思い出話などをつらつら書こうかと思います。

スター・ウォーズ エピソード1 / ファントム・メナス (監督:ジョージ・ルーカス 1999年アメリカ映画)

f:id:globalhead:20111010194253j:image:left

SWオリジナル・トリロジーが完結した後、プリクエルとしてまたもや3部作が製作されると聞いたときは躍り上がりましたね。そしてEP6公開から16年経った1999年、ようやくこのEP1が日本に上陸したわけですよ!いやあもうお祭り状態でしたね。すっかり気合入りまくってたオレは、有楽町マリオンに初日初回を観に行きましたが、この初回というのが確か午前6時だったんですよ。その初回のいい席が取りたくて、始発電車に乗って有楽町に辿り着いたら、既に100人以上の人が並んでいて、「いったいこの人たちは何時から並んでたんだ!?」と驚愕した覚えがありました。

入場が開始して席を取った後はまだ上映まで1時間ぐらい間があったんですよね。その間売店でSW新シリーズのグッズ買いまくりましたよ!シールだのバッジだの1万円分買ったなあ!頼まれてもいないのに知人にSWグッズのお土産まで買っちゃってましたよ!なんかもうすっかりハイだったんですよ!

映画のほうも堪能しまくりでした。公開当時もあれこれ批判的な意見の多かったEP1ですが、オレはもうなにしろSWの新作が公開されてそれが観られるというだけで感無量で、チマチマした批評をする気なんて一切ありませんでした。まー、バトルドロイドって、爪楊枝みたいで全然弱そうじゃない?とは思いましたが…。あと意外と例の評判の悪いジャージャーについても、特に否定的なことは思いませんでしたね。オリジナル・トリロジーとプロダクション・デザインの方向性がかなり違うのも逆に新鮮でよかった。

このEP1を観るにあたって、かつてEP6を観た時の反省を生かし、まさしく一切の情報を仕入れずに観に行ったのも面白く観れた原因かもしれません。TVも雑誌もEP1関係の情報はもう本当に神経質なぐらいシャットアウトしてました。SWファンの間でこのEP1がどういう評判なのか分からないけど、オレは少なくともとても好きな映画でした。ポッドレースのパソコンゲームとか買ってやってたよ!


スター・ウォーズ エピソード2 / クローンの攻撃 (監督:ジョージ・ルーカス 2002年アメリカ映画)

f:id:globalhead:20111010194252j:image:left

この映画も初日の初回に観に行ったのですが、なななんと劇場を間違えてしまい、正しい劇場へ辿り着いた時は既に開場しており、入ったはいいいものの席なんかあるのか!?と慌てふためきながら満席の劇場をうろうろしていた思い出がありますね。結局結構いい場所の席が一個だけぽつんと空いていてそこに座れましたが。

このEP2も楽しんで観る事が出来ました。全ての始まりが描かれるEP1に続き、EP2はそれがあれやこれやの事件に発展する様が実に面白かった。暗雲まさに垂れ込め風雲急を告げ!って雰囲気にゾクゾクきましたね。パドメとアナキンのロマンス描写が稚拙だという批評もありましたが、処刑のため闘技場に送られる二人のキスシーンがあんなにロマンチックだったんだから全然OKじゃないですか!そしてその闘技場に雪崩れ込むジェダイ騎士と彼らの乱れ撃つライトセーバーの煌き!さらにクライマックスのキルゴア中佐状態のヨーダ、いやあもう最高でしたね!


スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐 (監督:ジョージ・ルーカス 2005年アメリカ映画)

f:id:globalhead:20111010194251j:image:left

SWプリクエル・サーガもいよいよラスト。冒頭のスペースバトルが何しろ凄い!Blu-rayでもクリスマスの電飾のようにキラキラ輝くスペースシップの光が目を奪いました。

そしてこのEP3はジェダイ騎士たちの終焉、アナキンとパドメの悲劇的な最後、ダースベイダーの誕生、そしてEP4の新たなる希望への架け橋…と万感の想いの詰まった作品なんですが、実は、劇場公開時はちょっと冷めて観てたんですよね。結局最後が予め決まっている物語を見せらている、と思えたんですよ。今見返すとそんなことは全然思えない傑作なんですが、なにしろ当時はそんなふうに観てしまいましたね。まあきっとツンデレの変形なんだと思いますが!

こうしてプリクエル・サーガが終わってみて気付くのは、オリジナル・サーガが男の子の成長と冒険の物語だったのに対し、プリクエルはベイダー卿ことアナキンさんが女で苦労し女でしくじるという大人っぽいというか生臭いお話だったんだなあということですね。パドメも不憫でしたがやっぱり忘れてはならないのはアナキンのお母さんですよ。男とか男の子とかは勝手に旅立ったり外の世界で戦ったりしてそれで世界を変えたつもりかもしれないけれど、プリクエルに登場する女の人たちってあんまりにも扱いが酷いじゃないですか。ジェダイの連中も金持ってない訳じゃないんだからアナキンのお母さんぐらい奴隷から解放してあげろよ。お母さん遠い星に、しかも奴隷のまま放って置いてその子供がきちんとした情操で育つかよ。ジェダイの教義が現実的なしがらみからの解脱ということなんだろうけれども、それにしてもお母さんの最期はやはり哀れだったと思うよな。パドメだってなんで「生きる気力が無くなる」ぐらいでホントに死んじゃうんだよ。あそこはなんだか納得できなかったな。

結局アナキンの運命を変えたのが母と愛する人、という二人の女性である事を考えると、女性をないがしろにしたから銀河の悲劇と紛争が起こったともいえるよな。まあそれはそれで運命だった、というのでもいいけど、せめてEP6の最後、ルークの前にジェダイ3人衆の霊体が現れ祝福したあとにでもいいから、アナキンの母とパドメが現れてもよかったんじゃないのか、そんなことをちょっとだけ思いましたね。やっぱさあ、宇宙の平和を守ったのは男たちかもしれないけど、そんな男たちの心の平和は、女じゃなきゃ守れなかった、実はそういうお話だともいえるんじゃないのかな。


■おまけ:特典ディスク

Disc7、8の特典ディスクには映画のアーカイブ集が収められていますが、なんといっても目玉はDisc9。これにはドキュメンタリー集とパロディ集が収録されており、このうちパロディ集が実に楽しい!面白い!これまでメディアに登場したありとあらゆるSWのパロディ作品(歌やらCMやらアニメやら映画のワンショットやらファン製作映像やら)をどどーんと100篇あまり、97分間に渡って編集したもので、このDiscだけを単体で発売されてもきっと買っちゃう!というかこのDiscを観るためだけでもBlu-rayBOX買っとけ!という凄い企画Discなんですよね。これ、SWファンで集まって酒飲みながらわいわいゲラゲラやりながら観たいわー。SWをかなり茶化した映像ばかりなんだけど、それを堂々と本家のDiscに収録したSWの太っ腹具合も素敵です。(↓こんな感じの映像が満載)

D

D

D

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/globalhead/20111109

20111107(Mon)

[]『スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX』観た (その1) 『スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX』観た (その1)を含むブックマーク 『スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX』観た (その1)のブックマークコメント

f:id:globalhead:20111001071451j:image

ちょっと前に発売されていた『スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX』、自分も買いました(相方さんには「おっさんホイホイのアイテムねえ」と言われてしまった…)。「スター・ウォーズ エピソードI-VI」本編ディスクが各1枚、そして特典ディスクが3枚の計9枚組というとんでもない仕様で、特典ディスクだけでも40時間あるとかないとか。オレのようなSWマスターは既に映画館やビデオやDVDでシリーズそれぞれ5万回ぐらい観ていますが、このBlu-ray発売でさらに5万回ぐらい観る事になるのかと思うと嬉しい悲鳴で近所から苦情が来た挙げ句警察沙汰になり終いには特殊な病院に監禁されそうな勢いです。

さて取り合えずエピソード1〜6を観たんですが、いやあ当然のことですがBlu-rayの画像、綺麗です。しかしそもそもDVDソフトの段階で相当美しい映像を再現していたので、「驚くほど」というよりも、「こんな細かい部分も観られて嬉しい」といった感想でしょうかね。それもCGで製作された画面よりも衣装の素材感やディテールがそれこそ手に取るように分かるんですよね。全体的に色彩もビビッドになったように感じます。それとやはり音響ですね。どのBlu-rayソフトでもそうですが、サウンドトラックや効果音がくっきりとした輪郭で立ち上がるんですよ。音の良さが耳に残ったせいなのか、本編ディスク見終わった後は暫くSWのテーマを口ずさみながら過ごしていました。

さてSWほどの映画になると既に様々なことが語られつくしているでしょうが、野暮を承知で思いついたことや公開当時の思い出をつらつら書いてみることにしましょう。なお便宜的に公開順という事にさせて下さい。


スター・ウォーズ エピソード4 / 新たなる希望 (監督:ジョージ・ルーカス 1977年アメリカ映画)

f:id:globalhead:20111010194208j:image:left

SWの記念すべき第1作、日本でロードショー公開されたのはオレが中学3年の時で、勿論この時に観に行きました。でも実は、これが面白かったかというと微妙なんです。これには訳があるんですよ。アメリカで公開されたのは1977年5月、爆発的にヒットしたのは言うまでも無いのですが、これが日本で公開されたのは翌1978年の7月、なんと一年以上も待たされたんですよ!?これ、アメリカの大ヒット作とはいえ、SF映画という当時どちらかというとマニアや子供向けだったジャンルの作品を日本でもヒットさせるために、どこぞの大手広告代理店の計略で、アメリカ公開から日本公開の1年余り、宣伝に宣伝を重ねて日本の映画ファンをプロモーション漬けにしてしまったんですね。

早く見たい気持ちを抑えて様々なSW情報を漁り、グッズを買い、そうして1年が経った後にはまだ観てもいないSWについて、知らないことが一つも無いという状態だったんです。そんな状態で映画を観たとしても、やっと観れたという喜びこそあれ、映画を楽しむということが出来たかというとそれは全然無かったんですよ。大体想像できます?今みたいにネットも安価ソフトも無い時代、アメリカでも世界でもno.1大ヒットした作品が1年後にしか観られないなんていう状態が?その間目の前にぶら下げた人参みたいに延々情報垂れ流しにされ続けるという事態が?それが今では映画史に残る作品と言って過言ではないSWで行われたという事が?今でも本当に酷い話だと思いますよ。

あともうひとつ、この映画には酷い思い出があってね。SWを2度目に観に行ったとき、その時好きだった女子が運動部イケメン男子と一緒に映画入っていくのを見ちゃったんですよ!もうオレSW観ながら心が千路に乱れ、そんな気持ちを払拭すべく、デススターが大爆発した時は劇場でたった一人、ヤケクソになってパチパチ拍手喝采してましたね!いいんだ!オレには…オレにはSWがあるんだから!


スター・ウォーズ エピソード5 / 帝国の逆襲 (監督:アーヴィン・カーシュナー 1980年アメリカ映画)

f:id:globalhead:20111010194257j:image:left

これ、実はそんなに楽しみにして観に行ってないんです。前作のことがあったんで、SWというお話にちょっと醒めちゃってたんですね。だからロードショー公開後の2番館落ち、いわゆる名画座というところで観たような記憶があります。しかも鰻の寝床みたいな劇場の一番後ろだったんで、画面がちっちゃくしか見えなくてね。ちっちゃい画面のSWって悲しいですよね。

作品としても、SW物語の新たな展開が山盛りの物語だったにもかかわらず、完結篇に続く、という形の尻切れトンボな終わり方だったので、個人的には若干欲求不満が残りました。それと、1作目にあるような広々としていてエキゾチックな現実世界のロケーションというのが存在せず、せいぜい冒頭の雪原だけだったというのも、なんだか世界全体を狭苦しく感じさせたんですよね。それと「私が父だ」は、映画観る前にどこかでネタバレされちゃってて、映画観ていて全然ショックが無かった、というのもちょっと悲しいですね。嫌いな作品じゃ全然無いんですが、ちょっとこじんまりしてしまったかなあ、という印象でした。


スター・ウォーズ エピソード6 / ジェダイの帰還 (監督:リチャード・マーカンド 1983年アメリカ映画)

f:id:globalhead:20111010194255j:image:left

満を持しての3作目です。これの公開時には既にEP4、5をレンタルソフトで十分学習し、それまでの不満もなんのその、「SWスゲエよな」と大手を振ってほざいていました。

しかしこのEP6は本当に好きだなあ。冒頭のジャバの宮殿のくだり、あのデカイ怪獣大好きだった!大型サイズ・フィギュアも持ってたよ!イウォーク星でのスピード感満載のチェイスもよかった!モコモコのイウォークは別になんとも思わなかったけど!そして皇帝との対決、ベイダーの最後…もうこうして書いてるだけでも心がときめいてきますよ!!「皇帝って偉そうにしてた割には迫力無いしなんか弱くね?」なんて口が裂けても言えませんよ!あとSWは公開後散々修正されてますが、個人的にはラストはあのイウォーク音頭で〆てくれた方がやっぱりしっくり来ますね!

それにしても、今回こうして文章書こうとして調べて初めて知ったんですが、オレ、今までこのEP6の監督、ずっとルーカスだとばかり思ってたんですよ!で、「やっぱEP5と比べてルーカスが撮ったからお話が締まってるんだよね!」とここで得意げに書きそうになりましたよ…。5万回も観ている筈なのにこれなんだもん…。まだまだフォースへの道は遠いですな…。

「SWが3部作じゃなくて2部作になっちゃった」ということについてちょっと思った事を。まあSWを3部作にしてEP6以降の物語も作って欲しいという気持ちも無いわけではないんですが、あれはあれで完結している物語だし、EP6でメデタシメデタシで終わった物語をもう一回ぶっ壊して、波乱万丈のあれこれにした挙げ句また最後メデタシメデタシにするのは、やぱりちょっと強引なことをしなけりゃならないかもなあという気がしないでもないんですよね。

言うなればEP6以降を作るという事は、それは例えば「指輪物語」の続篇を作れっていうのと同じ事なんではないか、しかしそれはジャンプコミック的な物語のインフレーションを起こさせ結果的に全体的な物語バランスを崩すことになるんではないか、そんなことをルーカスは考え、それよりも現在ある物語の補強を優先させたんではないか、とそういうことをね、思ったわけなんですよ。ルーカスが修正に次ぐ修正を繰り返しているのは、あれはSWというファンタジー世界の補強のためで、そしてファンタジーというのはそのディティールに神が宿る世界であるからこそ、ルーカスはSWという完結したファンタジー世界に神が宿らんべく奮戦しているのではないか(まあ歳だからもう新たなイマジネーションも膨らまないからと言ってしまえばそれまでなんだが)、とそんな風に感じました。


では次回、EP1〜3篇に性懲りも無く続きます。

masamasamasamasa 2011/11/10 19:28 EP4は小6の時に親父に連れられて見に行きました。幸い子供だったので全く事前情報なし。同じ年にどっちが先か分かりませんでしたが「宇宙からのメッセージ」が上映され(おそらく地方だったので「宇宙・・」が後だったと思います」
小学生ながら「宇宙服無で宇宙空間に出てんじゃねーよ!」と憤ったのを覚えています(笑)。それに比べるとSWはまるで本物と見まごうばかりの映像で、それまでのSF映画での特撮のちんけさのフラストレーションを吹き飛ばして
くれましたねえ。メカデザインがかっこよくて、アメリカ製のプラモが欲しかった・・。EP4は結構不親切なストーリーなんですよね。いきなり字幕で反乱軍が何チャラとか理力がどうとか???と思いました。それでも一気に話の中に引き込まれたので
今でも好きな映画№1かもしれませんね。嫁に見せたらいちいち質問してくるので「SWとカリオストロは世間の常識なの!」と切れたらすげー怒られましたw。そういえばカリ城も初上映は同じ年だった気がしますね。

globalheadglobalhead 2011/11/10 22:19 SWは何が凄かったのか、というと、ありとあらゆるデザインが最高にカッコよかった、これに尽きますよね。
それまでのSF映画って、なんかこう、「SFなんてこんなもんでいいだろ」的な野暮ったいデザインのものが結構あって、「分かってねえな」ってずっと思ってましたもん。
「SFは絵(画像)だ」という名言があって、SWはそれを地で行く素晴らしいビジュアルを実現していたんですよね。
それと合わせ、チュニジア・ロケなんかして格別なエキゾチズムを醸し出してみたり、
衣装にしても「未来だよ未来!」みたいな勘違い衣装ではなくて実に"ありそうな"衣装だったり、そういったイメージのコントロールが完璧に徹底されている、
という稀有なSF作品でした。
こういったトータル・イメージのありかたというのはその後のSF映画で踏襲されるようになり、その真骨頂というのが「ブレードランナー」あたりで、
そうしてどんどんと洗練されたビジュアルのSF映画が生み出されるようになったんですよね。
そういった意味でもSF映画というもののランクを上げた作品でもありましたね。
ところでカリ城、自分は学校サボって何も知らずに観に行き(当時宮崎駿は一般人にはたいして有名じゃなかったですから)、
そのあまりの素晴らしさに呆然となった思い出があります。

masamasamasamasa 2011/11/11 12:51 傑作と言われる映画でも必ずしもソフトを購入まで至らないのですが、SWもカリ城もソフトで繰り返し見たい映画たちですね。
中学生の頃は、SWのメカデザインにしびれ、苦労してプラモ屋でアメリカ製のメカデザインのブループリント集を買ったり、ホビーjapanの特集を羨望のまなざしで見ていました。
カリ城ですが、無論予備知識無で父と見に行き、「不二子ちゃんのおっぱい見れればいいかなー」と子供ながら不純な期待をしていたのですが、見始めたらそれどころではなくクラリス姫に一発で恋してしまいましたねー。
周囲におそらく大学生くらいのアニメファンの人たちが一杯いたのですが、見終わった後口々に「良かったよね・・・」と言い合っており、子供心に内心激しく同意していましたw

globalheadglobalhead 2011/11/11 16:48 SWのメカデザイン本当にカッコよかったですよね。自分もミレニアムファルコンの輸入版プラモを買ってきたりしましたよ。
ただあちら製のプラモのせいなのか、パーツがきちんと組み合わなくてちょっと残念なことになってしまいましたけど!
フィギュアは意外とちゃちかったので集めませんでしたが、EP1公開時にタイアップしていたコーラのボトルキャップ・シリーズは血眼になって集めました!
EP4公開時は瓶コーラの王冠(当時はコーラは瓶でした!)の裏にSW名場面がプリントされたものが発売されていてこれも集めましたね!
カリ城で宮崎の名を知った自分はその後アニメージュ連載中だったナウシカの単行本と出会い、カリ城を越える宮崎世界の凄まじさに沈溺したものです。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/globalhead/20111107

20111104(Fri)

[]映画を止めた男 / 異動 映画を止めた男 / 異動を含むブックマーク 映画を止めた男 / 異動のブックマークコメント

■映画を止めた男

f:id:globalhead:20111104195618j:image:right

  • 長く映画館に通う生活をしているといろんなことがあるもんです。
  • 実は先日オレ、映画館で上映中の映画を途中でストップさせてしまったんですよ。
  • 正確には、上映中の映画の音声状態が悪かったので、観ている途中で劇場から出て係の方に報告し、係の方の判断で上映が一時中断となったということなんですけどね。
  • 効果音や音楽は普通に聴こえるけど、人の喋り声だけが、左後ろのスピーカーからしか出てこなかったんですね。
  • 係の方はすぐ対応してくれて、一時上映を中断、観に来ていた方たちにお詫びしてテスト上映しながら音声を調整してました。
  • 観に来ていた方たちもトイレに立ったりフロアに休憩に行ってたりして時間つぶしてました。一人だけ「払い戻しはしてくれるの!?」と騒いでいたおばちゃんがいたけどこの後すぐ何か予定でも入ってたんでしょうかね。
  • 自分自身は最初に書いたみたいに「まあこんなこともあるだろ」と意外と面白がっていました。
  • 2回テストして3回目でやっと正常に。だからこの日は一日に同じ映画のオープニングを4回観るという凄い体験をしてしまった!
  • でもオレが報告しなかったら映画館のほうも分かんなかったんでしょうね。ってか、前の回の上映のときは大丈夫だったのかしらん。
  • 帰りは映画館からお詫びと言うことで観客全員に招待券が配られていました。ある意味ラッキーじゃん。
  • というか、相方さんと一緒に観に行ってたのに、相方さん、音声がおかしいなんて全然気付かなかったって言ってた!気付いてくれよー!

■異動

  • 実は11月1日をもって職場異動になってたんですよ。
  • 前の勤務地は横浜だったんですが、今度から東京。実は入社してから暫く東京勤務で、7年前に横浜に異動になってたもんですから、またもとに戻るって事でしょうか。
  • 以前の異動のときは大騒ぎしたもんですが、今回はあーめんどくせえと思った以外は特に感慨も無く、送別会も歓迎会も無く、必要最低限の担当者以外には挨拶もせず、なんか淡々と異動してきました。
  • しかし異動が決まったのが土日挟んで異動の5日前って、やってくれんじゃんオレの会社。
  • 定期券買ったばっかりだったのになあ。
  • まあ電車の窓から見える風景が変わったので今のところ物珍しくして通勤しております。

RASRAS 2011/11/05 09:12 はじめまして。
予告編が終わった後も画面サイズが切り替わらない、音声がおかしい等のトラブルには何回も遭遇した経験がありますが、不思議なのは劇場の方が気づかないこと、他の観客の方々が少しも反応しないことです。「アレ?」と思って周囲を見渡しても、他の観客は静かに画面を見つめるだけ…。少しホラーっぽい雰囲気を味わえますね。

globalheadglobalhead 2011/11/05 09:34 自分もこの時係員の方に「こういうのって気付かないものなんでしょうかね?」と興味本位で聞いてみましたが、どうやら分からないもののようでしたね。
上映のテストをしていた時は一人の係員の方が劇場に入ってインカムで(多分)映写室とやりとりしていたぐらいでしたから、映写室にそういったモニターがあるというわけでもないのでしょう。しかしこれはコスト的に考えて無理も無いかもしれません。
それと確かに観客の方は全然反応が無かったですね。自分はあのまま不良の音声だったら映画観るのが苦痛だったので上映5分ぐらいで係員に申し出に行きましたが。
払い戻し云々と騒いでいたお客さんは時間が押すことよりも不良な上映に文句をつけるべきで、むしろ自分はちゃんとした形の上映になってくれるのならそれで別にかまわないと思ってました。
トラブルは無いに越したことは無いですが、この時の劇場の対応はきちんとしており、逆に被害者ぶって騒いでいるこのお客さんがちょっと不快でした。
不満があるなら騒ぐんじゃなく直に係員と話せばいいことじゃないですか。

globalheadglobalhead 2011/11/05 09:39 あと、他のお客さんが全然反応が無いので、一人で苦情を言って上映を中断させた自分はひょっとしてまわりの迷惑になったのか?などと変なことまで考えちゃいましたよ。だからってこういうのを我慢するつもりはないですが。

20111101(Tue)

[]『ミッション:8ミニッツ』は『月に囚われた男』のさらに上を行く優れたSF映画だった 『ミッション:8ミニッツ』は『月に囚われた男』のさらに上を行く優れたSF映画だったを含むブックマーク 『ミッション:8ミニッツ』は『月に囚われた男』のさらに上を行く優れたSF映画だったのブックマークコメント

■ミッション:8ミニッツ (監督:ダンカン・ジョーンズ 2011年アメリカ映画)

f:id:globalhead:20111030140421j:image

  • 月に囚われた男』のダンカン・ジョーンズ監督が長編2作目として手掛けたSFサスペンスです。
  • 主人公は特殊な装置により、列車爆破テロの犯人を突き止めるミッションを遂行しています。この特殊な装置は、爆破テロの起こる8分前に、主人公の意識を被害者となった男の意識にもぐりこませることができるのです。いってみれば「意識のタイムマシン」ということができるでしょうか。
  • 主人公は、何度も何度も男の意識にもぐりこみ、爆破までの8分間に、列車内を捜査してゆき、そして何度も何度も死を体験してゆくんです。
  • もうひとつ、この物語では、過去の他人の意識に戻ることが出来ても、決して現実は変えられない、即ち列車爆破テロは止められない、ということになっているんです。主人公は、ここで爆破犯を突き止め、次に起こす爆破テロを防ぐ、ということしかできないんです。
  • それを知りつつも、主人公は、列車爆破テロを止められない自分に苦悩してゆきます。
  • なぜなら主人公は、列車で出会うある女性に恋をしてしまうからです。しかし、現実では彼女は既にテロにより死亡しており、助けることなど決して出来ないからなんです。
  • この、「どうしたって変えられない悲劇的な現実」というのが、この物語のひとつのキーワードになります。
  • そしてこの物語は、そんな爆弾犯捜査とは別に、多くの謎を孕みながら進んでゆきます。
  • 過去に起こった出来事の当事者の、最後の8分間だけに意識を送り込めるのはなぜか?
  • 主人公はなぜこのプロジェクトに参加させられているのか?
  • 主人公が記憶障害を起こしているのはなぜか?
  • 主人公はなぜとじこめられているのか?主人公のいる場所はいったいどこなのか?
  • そもそもこのプロジェクトはいったいなんなのか?
  • こういったことが謎のまま物語は進行し、それが徐々に明らかになってゆくことで、物語は新たなテーマを獲得してゆきます。
  • それは、自分は誰なのか?なぜここにいるのか?ということです。
  • 即ちこの物語は一人の男のアイデンティティーの物語へと次第に収斂して行くのです。
  • これは、ダンカン・ジョーンズ監督の前作、『月に囚われた男』と通じるものがあります。
  • さらに物語は一歩踏み込み、現実とは何か?意識とは何か?という部分すら描こうとしています。
  • そしてクライマックス、主人公が決意したある事柄は、『月に囚われた男』を超える、あまりにも切なく残酷な運命の選択でした。
  • しかしこれは、ある種の"希望"でもあったのだと思うんです。
  • あの美しく、素晴らしい余韻を残すラストは、ダンカン・ジョーンズという監督の持つ、優れた資質を観る者に印象付ける事でしょう。
  • その資質とは、監督ダンカン・ジョーンズが、一見ありふれたサスペンスの中に、非常に哲学的なテーマを滑り込ませることの出来る稀有な映像作家だということです。
  • これはやはりダンカン・ジョーンズが筋金入りのSFファンであり、そしてSFというものの持つコアなテーマに対し、とても理解が深いことの表れだと言えます。
  • 『ミッション:8ミニッツ』は、決して派手な作品ではないのですが、一見の価値のある作品ということができるでしょう。

D

月に囚(とら)われた男 [Blu-ray]

月に囚(とら)われた男 [Blu-ray]