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メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

20121130(Fri)

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おくらばせながらワッシュさん主催:ブログ『男の魂に火をつけろ!』の【ホラー映画ベストテン】に参加したいと思います。

…とかいいつつ、実は自分のブログでも随分前に私的なホラー映画ベストテンをエントリに挙げたことがあるんですよね。2004年10月6日に書いた『オレとホラー3 という訳で私的ホラー映画ベスト10』というエントリがそれなんですが、参考までにここでのベストテンを並べてみます。

オレ的ホラー映画ベストテン(2004年版)

1位「ゾンビ」 2位「ビデオドローム」 3位「ローズマリーの赤ちゃん」 4位「シャイニング」 5位「デッドゾーン」 6位「ダゴン」 7位「ヘルレイザー」 8位「バタリアン」 9位「死霊のはらわた3 キャプテン・スーパーマーケット」 10位「ポルターガイスト

ただ、ちょっと古い記事ということで、当時と今とじゃ気分も違うし、これをそのまま使うのも面白くないので、もう一度練り直して「ワッシュさん企画版・ホラー映画ベストテン」を再考してみることにしました。そして今回は「子供の頃に観てトラウマになるほど怖かった映画」に的を絞って選んでみました。だからジャンル映画としてのホラーのくくりではないものがほとんどです。まあホラー映画の名作ってどうしてもみんなと被っちゃうし、それをそのまま挙げるのもつまんないかなあと思ったもんですから。そんなわけで行ってみましょう!

■【オレ的ホラー映画ベストテン:幼少時トラウマ版!】

1位:ロマン・ポランスキーの吸血鬼 (監督:ロマン・ポランスキー 1967年アメリカ・イギリス映画)

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これ本当は「吸血鬼コメディ」なんだそうですけどね。だけど子供の頃観たときは「吸血鬼って本当にいるのかもしれない!」と思い込んでしまい、毎晩布団頭まで被ってガクブルしながら眠ってましたよ。

2位:人食いアメーバの恐怖(マックイーンの絶対の危機) (監督:アービン・S・イヤワース・ジュニア 1958年アメリカ映画)

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人間がなんだかドロドロしたものに襲われてドロドロに溶かされて食われてしまう。もう一番嫌な死に方の一つだなあ、としみじみ思いました。

3位:海底大戦争 (監督:佐藤肇 1966年日本映画)

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特撮SFなんですが、お話というよりも、人間がサイボーグ半魚人に改造されてしまう、その「自分が自分でないものに手術で変えられてしまう」というのが実に恐ろしかったんですよ。

4位:美女と液体人間 (監督:本多猪四郎 1958年日本映画)

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これねー、この映画じゃないのかもしれないんだよなあ。なんかドロドロに溶けた人間が出てきて話しかけられるの、ドロドロになっても生きてるの。そういう光景がなんだか頭に焼き付いてるんだけど、夢で見てよくうなされてたんですよね。

5位:ガンマー第3号 宇宙大作戦 (監督:深作欣二、田口勝彦 1968年日本映画)

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これも特撮SFなんですが、グロい宇宙怪物もイヤだったけど、こいつらの電撃触手で黒焦げになった死体とか出てきて、あれは相当トラウマになりました。

6位:猿の惑星 (監督:フランクリン・J・シャフナー 1968年アメリカ映画)

見知らぬ星に到着したら網で捕えられて、「お前は動物だ!」って言われて、仲間なんか剥製にされて、裸のまんまであちこち逃げ回って、しまいには「ここは核戦争で滅んだ地球だった!」でしょ、もうひたすらドSな映画だったわ。

7位:顔のない眼 (監督:ジョルジュ・フランジュ 1960年フランス・イタリア映画)

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これもお話よく覚えていないんですが、誘拐した女の顔の皮をはがして移植手術したりとかその手術に失敗したりとか、もうそれだけでエグくて、夜道でそんな人に会ったらどうしよう、とか怖いことばかり想像してチビリそうになってました。

8位:コレクター (監督:ウィリアム・ワイラー 1965年イギリス・アメリカ映画)

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いわゆるサイコ物なんでしょうが、子供にはこういうタイプのキチガイって全く意図不明だったんですよ。意図不明だからなおさら怖い。頭のおかしい人にさらわれて死ぬまで監禁されちゃう、とかそんなの恐ろしすぎますよ。

9位:妖怪大戦争 (監督:黒田義之 1968年日本映画)

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『妖怪百物語』の続編なんですが、子供の頃映画館で観て、最初の2、30分で気持ち悪くなって映画館から飛び出して吐いちゃったんですよね。妖怪の造形よりも、日本映画独特のどんより湿った暗い雰囲気に自家中毒起こしたんでしょうね。

10位:あの胸にもういちど (監督:ジャック・カーディフ 1968年フランス・イギリス映画)

主演がマリアンヌ・フェイスフルとアラン・ドロンというイギリス・フランス合作のちょいエロエロな映画なんですが、なにしろあのショッキングなラスト!TVで観たんですがしばらく呆然としていました。これもトラウマになりましたねー。

という訳で今回の「ワッシュさん企画版・ホラー映画ベストテン」はこんな順位になります。いやあ見事に50年代・60年代の映画ばかりになりましたね!それではワッシュさん集計よろしくー。

「ワッシュさん企画版・ホラー映画ベストテン」

1位:ロマン・ポランスキーの吸血鬼

2位:人食いアメーバの恐怖(マックイーンの絶対の危機)

3位:海底大戦争

4位:美女と液体人間

5位:ガンマー第3号 宇宙大作戦

6位:猿の惑星 (1968年版)

7位:顔のない眼

8位:コレクター (1965年版)

9位:妖怪大戦争 (1968年版)

10位:あの胸にもういちど

washburn1975washburn1975 2012/11/30 19:22 ご参加ありがとうございます!

こういう、個人の思い入れがたっぷり入ったベストテンが欲しかったんです!

globalheadglobalhead 2012/11/30 20:00 喜んでいただけて光栄です!ワッシュさんもゾンビと悪魔のいけにえばっかじゃ飽きちゃうだろうナァ、と思ったもんですからちょっと変化球で行ってみました。結果楽しみにしていますので集計頑張ってください!

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20121129(Thu)

[]SFお化け屋敷FPSのHDバージョン〜『DOOM3 BFG EDITION』 SFお化け屋敷FPSのHDバージョン〜『DOOM3 BFG EDITION』を含むブックマーク SFお化け屋敷FPSのHDバージョン〜『DOOM3 BFG EDITION』のブックマークコメント

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『DOOM』といえばFPSゲームというジャンルを確立した、PCゲーマーなら知らない者のいない元祖的なゲームだ。火星を舞台に海兵隊員が化け物をひたすら撃ち殺しまくる、というゲームで、これまで3作発表されており、かくいうオレもやりまくったクチだが、今回発売された『DOOM3 BFG EDITION』はこの3作とその拡張版をバンドルし、さらに『3』はHD画像でリメイクされている。

もうひとつ嬉しいのは『3』が日本語ローカライズされているということだ。当時のPC版は英語版のみで、プレイそれ自体には支障はなかったものの、今回こうしてきちんと日本語訳された台詞を読むと、よりゲーム世界にのめりこめるというものではないか。そういえばこの『3』、2004年のPC版発売時は相当な高パフォーマンスのマシンパワーを要求されるゲームとしても有名で、だからこそこぞってグラボを買い換え、当時最高峰のグラフィックを堪能したものだった。

今回の『BFG EDITION』はHDリメイクこそしているが、年数の経ったゲームだし、テクスチャやレンダリングに時代を感じてしまうのはいたしかたないだろう。逆に、10年近く経った今見ても、火星基地内のギラギラと輝く金属の壁の圧迫感と、重々しい作りの用途不明な科学装置、そしていやらしい姿をしたモンスターのグラフィックは十分に不快な完成度の高さで、「うおおおおやっぱり気色悪いぜこのゲームぅぅ!」と嬉々としながら再プレイしてしまった。

プレイ内容はと言えば狭くて暗い火星基地をひたすら走り回り時々物陰から「わっ!」と現れてびっくりさせてくれるモンスターを倒しながら進めてゆくのだが、これ、よく考えてみるとお化け屋敷の作りと一緒なんだよね。基地内は死体と血糊だらけだし、オレの考えるFPSゲームの理想形だわなこりゃ。

ちなみに『1』と『2』もちょっとやってみて、今初めて気づいたんだけど、この2作では「見上げる」と「見下ろす」というアクションがまだ存在していなくて、当時ちょっと高いところに立っているモンスターをどうやって倒せばいいのか頭を悩ませていたが、これ、高いも低いもなく単に正面撃ってればよかったんだね…あうう…。

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DOOM3 BFG EDITION【CEROレーティング「Z」】 - Xbox360

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DOOM3 BFG EDITION【CEROレーティング「Z」】 - PS3

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20121128(Wed)

[][]エレクトロ・ミュージック50年の歴史を振り返ったミュージック・カタログ『テクノ・ディフィ二ティヴ』 エレクトロ・ミュージック50年の歴史を振り返ったミュージック・カタログ『テクノ・ディフィ二ティヴ』を含むブックマーク エレクトロ・ミュージック50年の歴史を振り返ったミュージック・カタログ『テクノ・ディフィ二ティヴ』のブックマークコメント

■テクノ・ディフィ二ティヴ / 三田 格、野田 努

テクノ・ディフィニティヴ 1963 - 2013 (ele‐king books)

シュトックハウゼンからクラフトワークへ、クラフトワークからデトロイト・テクノへ、デトロイト・テクノからジャングル/ダブステップへ。アンビエント/ノイズ/インダストリアルからニューエイジへ。ムーグ・シンセサイザーからラップトップ・ミュージックへ……さまざまなジャンル名を横断しながら、この半世紀にわたって発展したエレクトロニック・ミュージックを、歴史順に名盤を紹介しながら追っていきます!およそ全250 ページ・カラー、テクノの名盤600 枚以上のアートワークを掲載。各年代毎、最重要アルバムと最重要シングルを選びながら、エレクトロニック・ミュージックの歴史も読み取れます。

1963年から来る2013年へ、エレクトロ・ミュージックの50年の歴史を遡りながらその未来に思いを馳せる、三田格氏と野田努氏によるベスト・オブ・エレクトロ・ミュージック・カタログ。

それはMiss Nelson & bruceの「Dance Sing and Listen」で始まりHoly Otherの「Held」で終わる電子音楽の旅。1963年から1年毎に重要アルバムを並べ、その数はおよそ720枚にのぼる。テーマもそれぞれ「Space Age」「Krautrock」「Synth-Pop」「Bronx/Detroit/Madchester」「Rave Planet」「Artificial Intelligence」「Minimal Nation」「Electronica/IDM」「House/Disco Revival」「Glitch/Drone」「Dubstep/L.A.Beat/Juke」と編成され、エレクトロ・ミュージックの変遷とそのジャンル分けを細かに知る事が出来る。

一言でエレクトロ・ミュージックといっても、John Cageの現代音楽、John Lennon & Ono Yokoのミュージック・コンクレート、Parliamentのファンク、King Tubbyのダブ、David Bowieのシンセサイザー・ロックまでもが網羅され、それがヒップ・ホップとハウス・ミュージックの"発明"を経て、セカンド・サマー・オブ・ラブのレイブ・パーティーによって爆発的に認知度を上げ、さらにエレクトロ・ミュージックの世界の中で様々なジャンルに細分化されていった様子が年代を追いながら確認する事が出来るのだ。

個人的には下地として冨田勲のシンセサイザー・ミュージックがあり、1980年代に巻き起こったブリティッシュ・ニュー・ウェーブ、シンセ・ポップ華やかなりし頃に青春時代を過ごし、その後ハウス・ミュージックに衝撃を受け、そしてデトロイト・テクノに出会うことでエレクトロ・ミュージックへの偏愛を決定的にした、という経緯があるものだから、この本はどこか自分自身の音楽史とあまりにも似通っていて、大げさではあるがページをめくりながら我が半生それ自体に思いを馳せてしまうほどであった。

しかし戯れにここで挙げられた720枚の中で何枚聴いたことがあるか数えたらその数は180枚前後。まだまだ修行は足りないのである。そう、エレクトロ・ミュージックの海は、深く、そして広大なのだ。

○三田格+野田努 HMVインタビュー

(このインタビューの中の「部屋の中で聴きたいCDを探そうにもなかなかみつからない」というお話には大変共感してしまった…)

テクノ・ディフィニティヴ 1963 - 2013 (ele‐king books)

テクノ・ディフィニティヴ 1963 - 2013 (ele‐king books)

アムネジア

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20121127(Tue)

[]ちょっとメロウなミリタリーFPS〜『メダル オブ オナー ウォーファイター』 ちょっとメロウなミリタリーFPS〜『メダル オブ オナー ウォーファイター』を含むブックマーク ちょっとメロウなミリタリーFPS〜『メダル オブ オナー ウォーファイター』のブックマークコメント

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ミリタリーFPSシリーズ『メダル オブ オナー』の最新作『メダル オブ オナー ウォーファイター』です。前作がアフガニスタンを舞台に作戦展開されていたのに比べ、この『ウォーファイター』ではフィリピン、ソマリア、ドバイなど様々な世界の紛争地帯が舞台となっています。ミリタリーFPSというと『コール オブ デューティ』シリーズのほうが知名度的に高いでしょうが、『CoD』のアクション映画並みなキレキレで慌ただしい演出と比べ、この『MoH』は緩急のメリハリの効いた演出と、それにちょいメロウな味付けがされているところが特色でしょうか。

今作でもステージの合間に「兵士と家に残された家族」のムービーが流れ、「人間としての兵士」が強調されていたりしますね。まあぶっちゃけこういう演出は無くてもゲームプレイに全然問題ないんですが、「名誉勲章」なんていうゲームタイトルをみてもわかるように、『MoH』はシリーズ全体を思い起こしてみると結構愛国主義がウリなFPSなんですよね。

ゲームシナリオは実際に行われた軍事作戦をもとにしたものが使われているらしいんですが、特に印象的だったのは序盤の水害で滅茶苦茶になったフィリピン市街地での戦闘でしょうか。まだ街路は水が引かずに波うっており、その中での戦闘というのが実に新鮮だった。他にも変化をつけるためかカーチェイスや全力ダッシュでの敵追跡劇あたりが目新しかったかな。

それとこの『MoH』名物のスナイパー戦では、時間内に敵を片付けないとゲームオーバーになるステージがあり、これは結構キツかった…。「重力を考慮した弾道補正」が必要だったんですよ。あとキャンペーンモードはちょっと短めで、10時間ぐらいでクリアできちゃいます。というわけで既にクリア済みです。『CoD』となにかと比べられがちなタイトルですが、これはこれで結構好きなシリーズです。

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メダル オブ オナー - Xbox360

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EA BEST HITS メダル オブ オナー - PS3

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20121126(Mon)

[]懐疑という名のパラノイド〜映画『裏切りのサーカス懐疑という名のパラノイド〜映画『裏切りのサーカス』を含むブックマーク 懐疑という名のパラノイド〜映画『裏切りのサーカス』のブックマークコメント

裏切りのサーカス (監督:トーマス・アルフレッドソン 2011年イギリス/フランス/ドイツ映画)

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ジョン・ル・カレの小説は20代の頃によく読んでいた。とりあえず「寒い国から帰ってきたスパイ」から「リトル・ドラマー・ガール」あたりまではきちんと読んでいたが、近作では「ナイロビの蜂」を読んだ程度だ。ル・カレの初期作品の多くは、簡単に言うと「スパイ小説」なのだけれども、冷戦構造の只中にあった世界で、東西両陣営の諜報員たちの、「誰も何一つも信じられない」という異様なまでのパラノイアックな心理状況を描く物語だった。この異様さが、東西冷戦という政治状況とも、スパイという特殊な職業とも離れ、現代社会を生きる人々の、ひとつの業病ともいえる心理状況と酷似していたからこそ、ル・カレの小説は多くの人の支持を集めたのではないかと思う。何一つ信じられない世界に生き、次第に現実世界から乖離してゆく諜報員たちの心理は、少なくとも、当時現実から限りなく離れて生活していた自分の心情に、あまりにも近いものだった。今でも「ドイツの小さな町」という小説に登場する諜報員の、「自分はいつになったらあの現実世界に生きる人々の中で生活できるようになるのだろうか」といった台詞が、自分の胸には深く刻まれて離れなかったりするのだ。

映画『裏切りのサーカス』は、ル・カレのスパイ小説「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」を映画化したものだ。東西冷戦下の時代を背景に、英国諜報部「サーカス」から引退したスパイ、スマイリーが、「サーカス」に存在するとされるソ連の二重スパイを炙り出すべく極秘指令を受ける、という物語だ。ここで描かれるのは、細かな事実の集積と捜査、それを推理する知力と敵陣営との攻防、といった心理戦・頭脳戦が主となる。しかし心理戦とはいえ、血なまぐさい殺しは当然のように存在し、無慈悲な拷問・密殺も同じく当然のように存在する。ここは、死が常に隣にあり、そしてそれが「当たり前」な、恐るべき非情の世界であるのだ。ここでは、007やミッション・インポッシブルと違い、胸のすくアクションも快刀乱麻な回答もすっきりした善悪も存在しない。ただ暴力と死だけが確実に存在する世界で、ヒーローでもなんでもない生身の人間たちが、常に密告と裏切りと暗殺に怯え、「誰も何一つも信じられない」パラノイアに心を支配されたまま、薄氷を踏むように任務を遂行してゆく。この【どこまでも拭い切れない圧倒的な不安感】が映画全体に異様な緊張感を生み、映画を観る者は登場人物同様、目の前にいる誰一人信用できないまま、物語の進行を心細く見守ってゆくしかないのだ。

このような物語を、主演ゲイリー・オールドマンをはじめとする渋すぎる実力派英国俳優が登場して苦虫噛み潰したような表情で演じるものだから、物語世界への没入感はいや増すというものだ。なにしろどの俳優も顔がいい。画像も英国が舞台らしく彩度を落とした煤けたような色彩の風景が延々と続き、観ていて心理的にどんどんうんざりしてくるところがまたいい。地味と言えば地味ではあるし、時系列の描き方や登場人物の多さから分かり難い映画だという声もあるようだが、映画全体を覆うひたひたと忍び寄るような緊張感、不安感は格別なものであり、それを堪能できるというだけでも一級の映画だといってもいいと思う。

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20121122(Thu)

[]絶対零度の抒情〜映画『ベルフラワー絶対零度の抒情〜映画『ベルフラワー』を含むブックマーク 絶対零度の抒情〜映画『ベルフラワー』のブックマークコメント

ベルフラワー (監督:エヴァン・グローデル 2011年アメリカ映画)

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この『ベルフラワー』は、映画『マッドマックス2』に憧れ、その終末観に心酔し、改造車や火炎放射器を作って日々を過ごす二人の若者が、つきあっていた女に裏切られ、幻想的とも呼ぶべき暴力と狂気の闇の中に引きづり込まれてゆくという物語だ。

しかし実のところ、『マッドマックス2』と深く関わり合った物語という訳ではない。『ベルフラワー』には『マッドマックス2』のヒロイズムもアクションもスピード感もない。『ベルフラワー』の主人公男子二人、ウッドローとエイデンのやっていることは、単に子供じみた"マッドマックスごっこ"でしかない。しかしたったひとつ、「世界は終わっている」ということが、その「どんずまり感」が、『ベルフラワー』と『マッドマックス2』の共通項となっているのだ。

マッドマックス2』の世界は石油が枯渇し国家が崩壊し人々が文明を喪失した文字通りの「終末」だったが、『ベルフラワー』は惚れていた女に裏切られ心破れた男の内面的な「終末」だった。そう、失恋というものは確かに、「世界の終り」と比すべき、壮烈な崩壊感覚に満ちている。何故なら恋するものにとってその相手は、「世界の全て」だからだ。その「世界」を失ったとき、人はどうするするか。悲嘆し、恐怖し、哀訴し、後悔し、狂気にとらわれ、さらには、自分から逃げ去って行った「世界」そのものを破壊してしまおうという怒りと復讐の念が巻き起こることさえある。失恋を巡るあまたの物語作品は、これらの暴風雨のごとき感情の渦を描くものであるが、人の感情の発露の在り方が様々なように、一言で「失恋」と言っても、それを描く物語も様々となる。そしてこの『ベルフラワー』では、最初は"ごっこ遊び"でしかなかった『マッドマックス2』の「終末観」が、失恋によって、本当の意味での、生々しい「終末」へと結びつく、という逆転現象が起こっている。恋を失ったウッドローは、怒り、歎き、苦しみ、狂気のごとき暴力の幻想へと彷徨いだし、そして圧倒的な「終末」へと近づいてゆくのだ。

しかし、ウッドローとエイデン二人の「終末観」は、ただ単に『マッドマックス2』オタクであったという以前に、実はあらかじめ用意されていたものだということもいえないだろうか。それは彼らのどこか空虚で荒んだ生活の様子からも伺える。つるんで飲んだくれ、火炎放射器という"玩具"で遊ぶ日々。そもそも彼らはどうやって生活していたのだろう?どうやって社会と関わり、どうやって収入を得ていたのだろう?学生かもしれないし、ニートかもしれないし、改造車や火炎放射器を作っているぐらいだから、なにがしかのエンジニアなのかもしれない。しかし、それらは映画では描かれない。ただ単に、ひたすら現実感の喪失した日常しか描かれない。現実感の喪失した日々を生きる彼らは、例えどんな生業に就いていようと、希望の無い、"終わった"人生を続けていた連中だということは想像に難くない。そう、彼らは、"あらかじめ失われた青春"を生きる事を余儀なくされた若者たちであり、その空疎な人生が、『マッドマックス2』への偏愛と結びつき、そして失恋によってさらに、壮絶な「終末」を迎える、これは、そういう物語なのだ。

この、完膚無きまでの、「どんずまり感」の上塗り、あまりに徹底的な、【虚無】。全ては虚無から始まり、また虚無へと還ってゆくだけの物語。そこには何一つ抒情は無い。いや、恋が甘やかな蜜月を迎えていたときだけ、そこにはほのかな抒情は存在していた。それは、他愛はないが、十分に暖かかった恋愛の情景だった。それは、全てが虚無から始まった恋であるからこそ、どんなに他愛ないものであろうと、いじましくもまた美しい、なけなしの抒情を湛えていたのだ。この映画は、終末と虚無を描きながらも、そんな、絶対零度とも呼ぶべき乾ききった抒情が心を奪う、からっけつな青春映画として輝き渡っているのである。

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20121121(Wed)

[]最近読んだ本 / 日本をテーマにしたSFアンソロジー『THE FUTURE IS JAPANESE』 最近読んだ本 / 日本をテーマにしたSFアンソロジー『THE FUTURE IS JAPANESE』を含むブックマーク 最近読んだ本 / 日本をテーマにしたSFアンソロジー『THE FUTURE IS JAPANESE』のブックマークコメント

THE FUTURE IS JAPANESE (Jコレクション)

フィリップ・K・ディック賞特別賞を受賞した伊藤計劃『ハーモニー』ほか、日本SFの翻訳出版を精力的に進めるHaikasoru。同レーベルから刊行された、日本がテーマのアンソロジーをJコレクションにて凱旋出版。日本作家は、円城塔小川一水菊地秀行の書き下ろしに、飛浩隆星雲賞受賞短篇「自生の夢」再録、伊藤計劃の傑作「The Indifference Engine」英語版をそのまま収録。いっぽう海外作家は、ネビュラ賞受賞のケン・リュウ、ローカス賞3部門同時受賞のキャサリン・M・ヴァレンテという本邦初訳の新鋭から、大御所ブルース・スターリングまで、書き下ろし8篇を訳載する。

日本の漫画・アニメの翻訳出版等を行うアメリカ企業・ビズメディアが有する日本SFの翻訳レーベル、Haikasoruから刊行されたアンソロジー。内容は”日本”をテーマに日本・英語圏SF作家が競作した短編作品集となる。ただし日本作家のほうはどちらかというとテーマそっちのけに自由に書いている作品が多く、また英語圏作家のほうは例によってちょっとずれたジャポネスク風味の作品も散見するが、逆にレイチェル・スワースキー「樹海」のように「よくこんなテーマをみつけてきたな」と思えた作品もあった。まあ楽しく読めたのでそれほど堅苦しくテーマにこだわることもないだろう。全体的に日本作家よりも英語圏作家のほうが面白く読めただろうか。エカテリーナ・セディア「クジラの肉」は舞台が北方領土、という部分が面白かったし、御大ブルース・スターリング「慈悲観音」は北朝鮮の攻撃で無法地帯になった対馬を舞台に海賊たちのドタバタが繰り広げられる。

しかし最も感銘を受けたのは小川一水の「ゴールデンブレッド」だ。小惑星コロニーを舞台に、ここに不時着した日本人とコロニーに居住する白人住人たちのやりとりを描くのだが、この物語における日本人登場人物はどっぷりと西欧化されており、対するコロニーの白人住人たちは古風な和式スタイルの生活を頑なに守る者たちなのだ。この中身と外面の入れ替わった二者の「日本的なるもの」への齟齬の描かれ方が非常に面白い。そしてその中心で語られるのは日本的な農業と農業共同体のあり方なのである。いわば相対化された日本人像、日本的農業像をここでは描写しており、それが日本人である自分自身にもはっとさせられるような切り口を見せ、実に感動的なラストを迎えるのだ。まさに設定の妙味が勝利した傑作だと言えるだろう。

また、ラストには伊藤計劃の「The Indifference Engine」が英語版で掲載されており、オリジナルを読んだことがある方も"英語になった伊藤計劃”にチャレンジしてみるといいかもしれない。

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20121119(Mon)

[]『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』は急展開といつもの勿体付けが楽しいアニメだった! 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』は急展開といつもの勿体付けが楽しいアニメだった!を含むブックマーク 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』は急展開といつもの勿体付けが楽しいアニメだった!のブックマークコメント

■ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q (総監督:庵野秀明 監督:摩砂雪 前田真宏 鶴巻和哉 2012年日本映画)

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  • 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』を観てきました。あちこちのサイトではもうすっかりネタバレされているようですが、ここではなるべくネタバレ無しで書こうかと思います。
  • 冒頭の戦闘シーンから飛ばしまくりのアクションが連打され、そのキラキラチカチカと動き回るスピード感に「おおなんだかよく分からないけどこれは凄い!」と早速興奮しまくりです!
  • その後も釣瓶打ちに繰り出される新展開に告ぐ新展開に、「うわああなんだこれは!?」「うおおおいったいどうなってるんだ!?」「ぐえええこりゃどういうことだ!?」「ぐあああまさかこんなことに!?」と驚愕の連続、『序』『破』『Q』と来てこれまでで最もオリジナルとかけ離れた展開となっているのではないでしょうか。
  • その驚かされっぷりが実に素晴らしくて、「この『Q』はもはや傑作ということでOK!」と序盤だけで思ってしまったオレであります。
  • それにしてもなにもかもが様変わりしています。どういう部分が、ということは書きませんが、細かい理屈を抜きにしたアクション性の豊かなエヴァンゲリオン、総監督の庵野秀明はもともとこういうものを作りたかったのかな、とちょっと思いました。
  • しかしいろんなものが様変わりした中で、やっぱり変わってなかった、という部分も幾つかあります。
  • まずカオル君がやっぱりホモホモだったってことですね!
  • それと、『破」のラストであんなに男気を発揮したシンジ君が、この『Q』でやっぱりグダグダになっちゃう、ということですね!
  • なんかこー、エヴァにおけるシンジ君のグダグダ展開って、鬱陶しいからもーいーわーって感じてたもんですから、この『Q』では『破』ラストの男気溢れるシンジ君のままでいて欲しかったんですが、中盤でいろんなことが発覚することで、やっぱりデフォルトのグダグダ状態に戻っちゃう、というのがちと残念でした。
  • それと、人類が殆ど滅んじゃった世界で、元々のエヴァの登場人物たちだけしっかり生きてて眉間に皺寄せながらああだこうだとやっているっていうのが、なんだか抽象的な世界だけで完結していることを目指そうとしているのかな、と思えてしまいました。だいたい地球があんだけ壊滅的になってんのに、あんな艦隊や兵器やネルフの訳分かんない設備をどう建設したり維持したりしてるんだろ、ってことなんですけどね。
  • そういうわけで後半は例によってシンジ君の鬱とよく分かんない名詞と説明をあえて拒否したオカルト展開といういつものエヴァに戻ります。
  • だけどそれはそれでエヴァらしいっちゃあエヴァらしく、クライマックスでも新展開を持ち込んであれこれドンパチしてくれてるんで特に不満じゃないんですよ。
  • ただ「エヴァってもともとこういうもん」って分からない人が観たら「置いてきぼりだよ!」とちょっと怒るかもしれないですね。
  • これらエヴァの「訳分からなさ」って、実の所物語の味付けにしか過ぎなくて、要するに「目くらまし」、「勿体付け」なんだと思ってるんですよ。
  • エヴァってアニメーションとしての情報量が非常に多いのですが、それと見合うように、シナリオの中の情報量も多大なものになっている、即ち、相対として圧倒的な情報量の多さが、実はエヴァンゲリオンなんじゃないのかと思うんですよね。そのシナリオの情報量というのは、実は「目くらまし」であり「勿体付け」でしかないんですが、その「目くらませ方」が逆に楽しいアニメでもあるんですよね。
  • だからね、これら細かな設定の裏を取ったり辻褄を合わせるために厳密な解釈をしようとするのは、個人的にはどうでもいいと思ってるんです。
  • なんかこー、エヴァって「語っちゃうと負け」なんじゃないのかな。エヴァの面倒くささって、なんだか分かんないけどとりあえず壮大なことを語ろうとした挙句の面倒くささなんだから、「あーこりゃ壮大だね!」って付き合ってあげれば丁度いいんだと思いますよ。
  • そんな訳で、あれこれありましたが希望のあるあのラスト、オレはやっぱり好きですね。早く完結篇が観たいな。

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Shiro SAGISU Music from“EVANGELION 3.0

Shiro SAGISU Music from“EVANGELION 3.0"YOU CAN(NOT)REDO.

ヱヴァンゲリヲン新劇場版 カレンダー2013年

ヱヴァンゲリヲン新劇場版 カレンダー2013年

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q アスカの眼帯

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q アスカの眼帯

azecchiazecchi 2012/11/22 20:02 映画、楽しまれたようで何よりです。訳分からなさが=めくらましって、わかってるんだけどやっぱりスッキリするオチもほしいと僕は思ってしまいます。

globalheadglobalhead 2012/11/22 20:17 もうね、活劇としてのエヴァ以外はいらないって感じです。14歳のオコチャマのオヤジや周囲との心理的葛藤とか乳くせえ小娘の気まぐれに振り回されててんてこまいとかさあ、50過ぎのジジイのオレにはどうでもいいやあ。こっちは仕事とか老後とか貯金とか健康とか心配事はもっといっぱいあんだよ!世界なんか補完されようされまいがどうだっていいんだよ!宝くじ当たんねえかなあ!とかそんなことを考えながら見てました。

20121116(Fri)

[]『大神 絶景版』は流麗かつ美麗なジャポネスク・グラフィックが心を洗う大傑作日本神話ゲームだ! 『大神 絶景版』は流麗かつ美麗なジャポネスク・グラフィックが心を洗う大傑作日本神話ゲームだ!を含むブックマーク 『大神 絶景版』は流麗かつ美麗なジャポネスク・グラフィックが心を洗う大傑作日本神話ゲームだ!のブックマークコメント

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血塗れFPSを愛好し毎晩殺伐としたゲームプレイに勤しむこのオレが最近やっているゲームは、古代日本を舞台にしたワンコロ・アクション・ゲーム『大神 絶景版』なのである(ワンコロではなくて本当は神の宿った白狼なんだけどね)。なぜにそんなゲームを!?と訝しがられるかもしれないが、実はこのゲーム、以前から注目していたのだ。この『大神』、もともとは2006年にPS2用ゲームとして発売されたもので、2009年にはWiiにも移植されたが、今回はそれをPS3用にHD画質でリマスター、『大神 絶景版』というタイトルで販売したものなのである。

あらすじ

日本がまだ神話の時代にあった太古の昔、神木村の人々は怪物ヤマタノオロチに毎年若い娘の生贄を捧げることを要求され、苦しんでいた。英雄イザナギは怪物退治に立ち上がるが、怪物の力はあまりにも強大であり、イザナギは次第に劣勢へと転じてゆく。そこへ現れたのが神秘の力を持つ白狼・白野威(しらぬい)。イザナギは白野威の助力によりなんとかオロチを封印するが、白野威も手傷を負い、事切れる。村を救った白野威を村人たちは「大神」として崇めその像を作って祀った。しかしそれから100年後、オロチの封印が何者かによって破られ、邪悪な魑魅魍魎たちがナカツクニに放たれる。これを憂いた木精・サクヤ姫は白野威を復活させ、「大神アマテラス」としてオロチと魍魎どもの討伐を命じるのだ。

PS2版が発売された時に興味を惹かれたのはその徹底的に和物であることにこだわったグラフィックだ。そして白狼を主人公として操作する、というプレイ・スタイルも実にユニーク、さらに「筆しらべ」というシステムは画面上のグラフィックにコントローラーを操りまさに筆で絵を描くが如くに線を引き、それでもって霊力を発動させる、というのもので、この辺も非常に斬新なものを感じていたのだ。

というわけでHD版発売でやっとプレイすることができた『大神 絶景版』だが、これが最初の予想と想像を遥かに上回る極上の世界観と美しさを持った素晴らしいゲームで、「ゲームをプレイすることの喜び」を再発見したような思いで一杯だ。単にありていの「ジャポネスクぽいもの」を羅列しただけではない非常に深い民話・神話世界をシナリオ構築しており、そして「日本的な美」への高い理解力と再現力を持ったグラフィックはこのゲームでしか堪能できないであろう唯一無二の圧倒的なクオリティを誇っている。墨絵を元にした描線はもとより、大神アマテラスが疾走するその後には次々と花が咲いては消えてゆき、魔物によって汚濁と化した大地を解放した時に画面いっぱいに大量に舞い散る色とりどりの花びらの華々しさ、魔物を封印したり動物たちの世話を焼いた時に幾つもの「幸」という文字が宙に浮かび大神アマテラスのパワーの元となる「言霊」的な概念、これらの演出とコンセプトの確信に満ちた「日本的な美」へのこだわりは、このゲームをほぼ「完璧なゲーム」として完成させているではないか。

ゲーム・システム自体も「宮本茂メソッド」とも呼ぶべき「アイテムを手に入れそれを使用することで少しずつ世界が広くなってゆく」といったもので、いわばゼルダ的な面白さを踏襲した作りになっており、プレイヤーの「この世界の全容を知りたい」という欲求はゲームをいつまでも止められない面白さへと繋げてゆく。ジャンルとしてはアクション・ゲームになるのだろうが、難易度は決して高いものではなく、そのアクションも敵との戦闘に終始するものではなく、村人たちのお願いを聞き届けたり、大地に草木を取り戻したり、アイテム探しをしたりといった、ゲーム世界との対話に重きを置いたものとなっている。そしてなにより、物言わぬワンコロ、もとい白狼、アマテラスが頼もしくもまた実に可愛い。そしてその相棒、小妖精イッスンとのやり取りがまた楽しい。それにしてもよくもまあこれだけ鬼完成度のゲーム作品を生み出したものだ。そしてこのゲームのディレクターというのが『デビルメイクライ』『ベヨネッタ』の神谷英樹氏だというではないか。おいおいなんと…もう【神】って呼ばせてもらっていいでしょうか。

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大神 絶景版 - PS3

大神 絶景版 - PS3

20121115(Thu)

[]名探偵ホームズとグチャグチャゾンビがくんずほぐれつ戦って、それはもう凄いんです。〜『ヴィクトリアン・アンデッド シャーロック・ホームズvs.ゾンビ』 名探偵ホームズとグチャグチャゾンビがくんずほぐれつ戦って、それはもう凄いんです。〜『ヴィクトリアン・アンデッド シャーロック・ホームズvs.ゾンビ』を含むブックマーク 名探偵ホームズとグチャグチャゾンビがくんずほぐれつ戦って、それはもう凄いんです。〜『ヴィクトリアン・アンデッド シャーロック・ホームズvs.ゾンビ』のブックマークコメント

■ヴィクトリアン・アンデッド シャーロック・ホームズvs.ゾンビ / イアン・エジントン、デイビッド・ファブリ

ヴィクトリアン・アンデッド シャーロック・ホームズvs.ゾンビ (ShoPro Books)

世にゾンビのネタは尽きまじ、とはよく言いますが、今度はなんとあのシャーロック・ホームズがゾンビ軍団と戦っちゃう!というアメリカン・コミック、『ヴィクトリアン・アンデッド シャーロック・ホームズvs.ゾンビ』であります。もとより根強い人気のシャーロック・ホームズ作品、ロバート・ダウニー・Jrジュード・ロウの映画『シャーロック・ホームズ』や、TVシリーズ『SHERLOCK (シャーロック)』など、ホームズは様々な形の作品として新たに世に生み出され、執筆されてから100年以上経つ今でもその人気は収まることがないのですが、まさか今度はゾンビと戦うことになろうとは、草葉の陰のアーサー・コナン・ドイル卿でさえ想像もしなかったでありましょう。う〜ん次はシャーロック・ホームズvs.エイリアンかな…。

さてお話はタイトル通り、19世紀ヴィクトリア王朝ロンドンに大発生したゾンビの大群に、ホームズがその知力を生かして戦いを挑む、というものになっております。さらにそのゾンビ軍団の背後には、な〜んと!あのモリアーティ教授の怪しい影がうごめいているのでありますよ!しかもお話は原作ホームズの『最後の戦い』の後、すなわちホームズとモリアーティが生死を賭した"最後の戦い"を繰り広げ、滝壺の底にモリアーティ教授が消えてしまったその後の時系列に設定されておるんですな。ではモリアーティ教授は生きていたのか!?いや、生きているというか死んでいるというか…その辺は読んでのお楽しみということで!

物語にはこのモリアーティ教授のみならず、ホームズの兄・マイクロフトやハドスン夫人、レストレード警部など、ホームズ作品にはお馴染みの面々が顔を揃え、勿論ホームズとワトソン君のコンビネーションもばっちりで、ファンを楽しませることでありましょう。事件を終息させるべく彼らが疾走するロンドンの街並みも、美麗なグラフィックで雰囲気たっぷりに描かれ、さらにスチーム・パンク的な味付けもそこここに施されており、特殊戦闘服に身を固めた英国軍ゾンビ討幕部隊がウェストミンスター橋に集結し、壮絶なゾンビ掃討作戦を展開する、なんてスペクタクルも用意されておりますよ。グラフィックは日本人好みの描線で取っ付き易く、誰でも素直に楽しめるゾンビ・エンターティメント・コミックとして仕上がっていますね。

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HK15HK15 2012/11/17 01:41 このコミックに出てくる英国海兵隊員の戦闘服なんですが、妙に既視感があると思ったのですよ。
よく考えてみると、鎧のような外見に、目を覆う丸レンズのゴーグル、それに腰だめで抱えたヴィッカース重機関銃……
これって、押井守監督の創造した《ケルベロス・サーガ》のシンボル、あの強化装甲服『プロテクトギア』に似ていませんか?
偶然なのかどうか知りませんが、個人的に「ほほーう」と思ってました(笑)。
お話自体は、テンポのよいストーリーと優れたグラフィックで読みやすく、まるでハリウッド映画でも観ているような気分でした。
映画になったらいいのになあ。主演はダニエル・クレイグ、監督はダニー・ボイルでお願いしたいものです。

globalheadglobalhead 2012/11/17 10:57 そうそう、自分も「ケルベロス」連想しましたよ!そして圧倒的に”体制側”を感じさせる無表情で無慈悲なイメージも持ってるんですよね。最初現れた時は「新たな敵か?」と思ったぐらいです。
これ話もコンパクトにまとまってるし、ホントに映画化したら面白そうですよね。

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20121113(Tue)

[]アニメ『009 RE:CYBORG』はムズかしい話はどうでもよくてひたすら003を愛でる映画だったッ!? アニメ『009 RE:CYBORG』はムズかしい話はどうでもよくてひたすら003を愛でる映画だったッ!?を含むブックマーク アニメ『009 RE:CYBORG』はムズかしい話はどうでもよくてひたすら003を愛でる映画だったッ!?のブックマークコメント

■009 RE:CYBORG (監督:神山健治 2012年日本映画)

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  • この映画『009 RE:CYBORG』は1964年に描かれ石ノ森章太郎の代表作となったコミック『サイボーグ009』を現代的にリブートしたアニメ作品です。
  • コミックの『サイボーグ009』は子供の頃、秋田書店のサンデーコミックで一通り読んでいました。これは「天使編」で終わる全10巻のもので、この後も断続的に描かれていたようですが、そちらのほうはあまり記憶にありません。
  • ただ、漫画作品としてはそれほど思い入れはないんですよ。子供の頃読んだ石ノ森作品の殆どは『仮面ライダー』や『人造人間キカイダー』のようないわゆるヒーローもので、内容がどうとかいうよりもTVでお馴染みのヒーローを主人公にしていたから、という理由で読んでいたんですよね。石ノ森作品自体で一番好きなのは『リュウの道』かな。『サイボーグ009』にしても、インドシナ戦争を下敷きにした時代背景が、子供だった自分にもちょっと古臭く感じていたぐらいでしたし、石ノ森独特のウェットさが多少鼻についていた部分もありました。
  • しかしこの『009 RE:CYBORG』、009に思い入れはなかったとはいえ、予告編で観た現代的にアレンジしなおされた009メンバーのグラフィックや、彼らの動き回るアニメーションの美しさに惹かれ、劇場に足を運んでみることにしたんです。監督が『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の神山健治氏だったというのも興味をもった理由です。
  • 物語は、かつて世界を守るために活躍していた009メンバーたちがそれぞれの生活に戻って暮らしている2013年を舞台にしています。しかし彼らは世界を震撼させる連続高層ビル爆破事件の発生を機に再び相まみえることとなります。そして事件の背景に"彼の声"と呼ばれる謎の意志が存在することをつきとめます。
  • 物語は『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』のように始まり、『ミッション・インポッシブル』のように進行して『新世紀エヴァンゲリオン』のようなクライマックスを迎えます。009の原作的には『地下帝国ヨミ編』からの引用と、そして大枠では『天使編』のコンセプトを引き継いでいるようです。
  • 原作の『天使編』は未完の章で、これは神が人類を滅ぼそうとしていることを知った009メンバーの戦いを描く構想だったようですが、『009 RE:CYBORG』ではこの『天使編』を現代に蘇らせきっちり結末を付ける物語にしたかったようです。
  • しかし「神と人類の戦い」って、かなりな大風呂敷の上に009のようなどちらかといえばSF作品寄りの物語にはちょっとそぐわなく感じるんですよね。
  • そこで持ち出されたのがエヴァンゲリオン方式のオカルト的な謎をまぶした煙の巻き方なんですが、エヴァの巧妙さと比べると、単に「難しいことを言おうとして失敗した」感が拭えないんですよね。これが「神」とか言わずに「神のような能力を持った地球外生命体」だったらまだ収まり所もよかったのかもしれないんですけどね。そのせいで大風呂敷の畳み方はどこか曖昧さを残したものを残してしまい、その曖昧さが生きる終わり方というよりは途中で投げちゃったんじゃないか、と思ってしまうような掘り下げ不足を感じました。また、シナリオ自体も唐突さや理解不能な行動描写が散見しました。
  • それと、009メンバーの持つ特殊能力って、現代のテクノロジーでは普通に機械・兵器で代替可能なものばかりなんですよね。今回の物語では009メンバーが勢揃いで戦うシーンは全く無かったのですが、あまり登場しなかったメンバーと出ずっぱりのメンバーに分けられてしまったのは、「今でも十分に超科学的な能力かそうじゃないか」で分けられてしまったんじゃないでしょうかね。
  • しかしそういった難点はあるとはいえ、この『009 RE:CYBORG』は決して魅力に乏しい映画と言うわけではありません。やはり現代的にアレンジされ直されたキャラ造形はどの009メンバーもとても格好良かったし、002と009のアクション・シーンの疾走感には実に興奮させられましたね。そしてなんといっても003であるフランソーズがエロかったのがよかった!このフランソワーズの色っぽさで物語の瑕疵は全部帳消しにしてもいいぐらいです。やはり神だの善と悪だのと抽象的なことをガヤガヤとするよりも、美人キャラが憂いのこもった表情で画面アップ、これ以上に説得力のあるものがあるでしょうか。という訳で今回の009、真の主役は003のエロだった、ということで結論付けていいのではないかと思われます。

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009 RE:CYBORG

009 RE:CYBORG

SOUND OF 009 RE:CYBORG

SOUND OF 009 RE:CYBORG

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20121112(Mon)

[]一人の女性患者を巡るフロイトユングの物語〜映画『危険なメソッド一人の女性患者を巡るフロイトとユングの物語〜映画『危険なメソッド』を含むブックマーク 一人の女性患者を巡るフロイトとユングの物語〜映画『危険なメソッド』のブックマークコメント

危険なメソッド (監督:デヴィッド・クローネンバーグ 2012年

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  • 映画『危険なメソッド』は有名な精神分析学者フロイトとその弟子ユング、そしてユングの前に現れた総合失調症の女性患者ザビーナを巡る人間ドラマなんですね。
  • 監督はかつて『スキャナーズ』や『ヴィデオドローム』でグジャドロの観念ホラー映画を撮りまくっていたデヴィッド・クローネンバーグです。だからこの映画も精神分析学を下敷きに人間の無意識と妄念が気色悪いクリーチャーの形を取って現れ人間の精神を貪り食い死と狂気が全編を覆う一大グヂャドロ観念ホラーとして完成しホラー・ファンにやんやんやの拍手でもって迎えられた…というお話では全くありません。だいたいクローネンバーグは1999年作の『イグジステンズ』あたりからホラーらしいホラーは撮ってませんし、だからいまだにホラー監督呼ばわりするのも何かといえば何か、ではありますが、それでもクローネンバーグと聞くと自分なんかは今でもいろいろ期待しちゃいますね!
  • 物語はフロイトの弟子であり自らも有名な精神分析学者であるユングマイケル・ファスベンダー)と、彼のもとに患者として現れたザビーナ(キーラ・ナイトレイ)を中心にして語られます。ユングは患者であるザビーナに次第に惹かれてゆき、二人は関係を持ってしまいますが、妻帯者のユングはその関係を続ける事が出来ず、彼女との仲を終らせます。一方ザビーナは精神分析学に興味を持ち、フロイトのもとへ学問の師事を仰ぐために近づきます。そしてこの3人のドラマが展開する、という物語なんですね。
  • まず第一次大戦前の空気感を再現したセットや衣装がとても美しく制作されているんですね。そして頑固者で権威主義的なフロイトを演じるヴィゴ・モーテンセン、優しげではあるがどこか煮え切らず、その直観的な思考の在り方からフロイトと対立するユングを演じるマイケル・ファスベンダー、総合失調症患者として奇態な行動を繰り返しながら次第に学問に目覚め、ユングとの不倫に悩むザビーナを演じるキーラ・ナイトレイといった俳優陣の存在感や演技が非常に素晴らしく、観る側が物語にすっと入っていけるんです。それにしてもキーラ・ナイトレイ、微乳ではありますが綺麗だったわあ。
  • 物語はこの3人の対話劇として成り立ち、ちょっとの台詞も聞き逃せない緊張感が全編を覆っています。この辺の構成の在り方は、もともとがノンフィクション本の舞台劇を原作している為なのでしょう。
  • 精神分析学者フロイトとその弟子ユング、その名こそ知っているにせよ、(物語とはいえ)現実ではこのような生々しいやり取りが存在していたのか、ということを知ることができる部分が面白かったですね。また、二人の間に現れたザビーナという女性もその後ロシアで有能な精神分析医として活躍し、精神分析学に多大なる貢献をすることになったのだそうです。
  • まあしかしね。そういった史実をもとにした有名学者たちの物語であることは置いといて、この作品はクローネンバーグ的に考えるならいったいなんなんだろう?ということなんですけどね。
  • 精神分析学者が主人公、という部分などは実にクローネンバーグ好みであるだろうことは想像できます。映画監督クローネンバーグの持つテーマというのは、一貫して「肉体と精神の相克」であり、「観念が現実を凌駕する瞬間の恐怖」であり、総じて「双極の狭間で引き裂かれる自我」ということなんですね。それをホラー作品として視覚化していったのがクローネンバーグ映画だったんですね。そして非ホラー作品であるクローネンバーグの近作『ヒストリー・オブ・バイオレンス』は、それを「一般人として暮らす人間の皮膚の一枚下にある制御不能な凶暴な怪物=暴力」という形で描き、それをさらに一歩推し進めたのが「社会という皮膚の一枚下にある犯罪組織という名の暴力」を描いた『イースタン・プロミス』だったんですね。
  • さらに、医師二人とその間にいる女性とのメロドラマ、ということであればこれはもう『戦慄の絆』以外考えられないでしょう。双子の医師と知らずに関係を持った女性と、その双子の医師の破滅の物語である『戦慄の絆』は、「双極の狭間で引き裂かれる自我」といった意味でやはりクローネンバーグ的なテーマであるんですよね。
  • この『危険なメソッド』は、『戦慄の絆』のように医師二人が一人の女性を奪い合う、といった物語では全くありませんが、ユングが医師でありながら患者との不倫関係に引き裂かれるといった部分、そしてフロイトユングという双極の狭間で自らを見出す女性登場人物、といった部分にクローネンバーグ的なモチーフが見え隠れします。クローネンバーグがこの作品の映画化になぜ興味を持ったのかは、作品自体に自らの持つモチーフと非常に似通ったものを見出したからだ、とはいえないでしょうか。だからこそ、この『危険なメソッド』も、実にクローネンバーグらしい作品の一つだ、と観る事が出来るんですよね。

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戦慄の絆 <デジタルリマスター版> [DVD]

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20121111(Sun)

[]『HALO4』プレイしましたあ 『HALO4』プレイしましたあを含むブックマーク 『HALO4』プレイしましたあのブックマークコメント

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さあ今年もいよいよ『HALO』の季節がやってきましたッ!前作『3』でHELOサーガも終わりかとやっと一安心しておりましたがそうは問屋が卸してくれなかったようで、「大人気シリーズにつき続投決定!」の掛け声と共にあれよあれよという間に開発終了、「まだやるつもりか」と思いつつもついついこの新作を買ってプレイしてしまったオレであります。スペース・アクションFPS『HALO』シリーズは毎回やってきてはいますが、毎回買ってくるたびにお約束のように文句言っているにもかかわらず、それでも新作出ると買ってしまう、ああもうこの悪循環どうにかしたいんですけどね…。いや、作品の内容と言いますか、ゲームプレイ自体は毎回面白く出来ている、というかやり始めると止まらなくなる絶妙のゲームバランスをしておりましてですね、ガッ!と敵が大挙して現れブチ殺しまくった後にしばらくあちこちブラブラしてストーリー展開がある、そしてまたその後にガッ!と敵が現れてブチ殺しまくり…という緩急の作りが非常に巧いんですね。他のFPSだと延々戦闘を強いられるのでプレイしていて段々疲れてくるんですが、『HALO』はそういった部分で飽きさせる事無くプレイさせ続けるんですね。そういった意味では毎回よく出来てるなあ、と思う反面、SF的な世界観としてはちょっと一昔前のセンスで退屈だったりするんですよねえ。敵異星人の造形も4作目なんだからそろそろ刷新してほしいし、ツヤツヤキラキラピカピカした異星人建造物、も毎度毎度でやっぱりそろそろデザイナー変えてほしいし、そして毎回言ってますがマスターチーフのアーマードスーツは特に格好いいと思わないし、これも毎回言ってますがなにしろシナリオが訳分からなくて、やっぱり今回も訳分かんないんですよね。今作ではマスターチーフのよき伴侶であるAIに寿命が訪れる、って話なんですが、そもそもAIの寿命って何よ。MicrosoftだけにWindowsOS新しいの買って欲しいようにAIもすぐ寿命きますからねーやっぱり新しいのに更新してほしいですねーってお話なんだろうか。まあこれも毎回だが物語を気にしてプレイしたことなんかないから分からん。要約するとSF設定として全然魅力を感じたことの無いゲームなんですわ。にもかかわらずこうして文句言いながら毎回きちんとクリアしているオレって何?っていうのもあるんですが。まあXbox360ユーザーにはHALOは取りあえずやっとかないとまずいゲームだからなあ。ああでもこのシリーズまだ続けるんですかあ?そろそろもっと違った世界観で…頼みます…。

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Halo 4 (通常版) - Xbox360

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Halo 3(ヘイロー3) Xbox 360 プラチナコレクション

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HALO ヒストリーパック Xbox プラチナコレクション

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Halo:Reach Xbox 360 プラチナコレクション

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20121109(Fri)

[]ホモセクシャルなスターリンと超能力を持つヒトラーがお手々繋いでヨーロッパを支配する世界を描いたSF奇想小説『青い脂』!! ホモセクシャルなスターリンと超能力を持つヒトラーがお手々繋いでヨーロッパを支配する世界を描いたSF奇想小説『青い脂』!!を含むブックマーク ホモセクシャルなスターリンと超能力を持つヒトラーがお手々繋いでヨーロッパを支配する世界を描いたSF奇想小説『青い脂』!!のブックマークコメント

■青い脂 / ウラジーミル・ソローキン

青い脂

始まりは2068年の未来、雪深きシベリアの遺伝子研究所なのだ。この研究所ではトルストイだのドフトエフスキーだのチェーホフだの、ロシアの歴史的文学者の醜く変形したクローンを使役して、"これ"らが文学作品を創作するときに分泌される【青い脂】なる物質を掻き集めることを目的としていたのだ。【青い脂】とは何か?それは「ゼロ・エントロピー物質」と説明され、究極戦争兵器のエネルギー源として使う事が出来るとされているが、実は物語の最後まで何がなんだかよく分からないのだ。そしてこの【青い脂】が見事抽出されたその時、突如研究所を「ロシア大地交合者教団」なる集団が襲い研究所員は皆殺し、【青い脂】は教団の本拠地へと持ち去られるのだ。この「ロシア大地交合者教団」というのは、文字通りロシアの大地と性行する、つまりチンコを地面にぶっ刺し真理を見出すことを教義とする教団なのだ。なんか映画『グレート・ハンティング』にそんなのがあったね。教団はこの【青い脂】を使者に託しタイムマシンを使って20世紀の過去へ飛ぶ。教団使者が到着した20世紀の世界――そこはホモセクシャルのスターリンと超能力を操るヒトラーがヨーロッパを二分し、ロンドンには原爆のキノコ雲があがり、アメリカはユダヤ人の大量虐殺に精を出している、あまりにも狂ったおぞましい世界だったのだ…。

ちょっと前に一部で相当話題になっていたSF変態奇想実験小説、ロシア作家ウラジーミル・ソローキンの『青い脂』を読んだ。まあ噂に違わぬハチャメチャぶりでしたね。まず物語冒頭に奔出する造語・合成語・中国を中心とした多国籍チャンポン語の応酬で読者はいきなり煙に巻かれまくる!その後読まされるのは文学者クローンの創作した「ロシア文学者形態模写SF変態文学」だ!要するにトルストイだのドフトエフスキーだのチェーホフだのの文体そっくりな短編作品が登場するのだが、これらは作品途中から・または最初からグズグズと下品で薄気味悪いお話へと解体され、やはり何がなんだか分からないうちに突然終わる!そして並行世界の20世紀ロシアへと移行してからは、全体主義国家ロシア元首にして残忍な暴君、スターリンが主人公となり、さらにロシアに実在したありとあらゆる政治家・芸術家・その他有名人が登場し、スターリンのまわりで狂った舞踏曲を踊るが如く怪しく蠢くのだ。スターリンに顔面パンチ食らうトルストイとか笑えますよ。そしてこのスターリン、麻薬中毒なだけではなく共産党第一書記フルシチョフとホモ関係であり、このスターリンフルシチョフの濃厚かつドロドロのベッドシーンはこの物語中盤のハイライトになってますね!さて【青い脂】を手にドイツ領へと向かったスターリンを待つのがロン毛で長身、両の手から魔法の光を発することのできるもう一人のヨーロッパ支配者ヒトラーだ。ヒトラーさんはスターリンとの晩餐会の途中、スターリンの娘を父親公認でレイプしちゃうナイスガイだ。そして物語は【青い脂】の真の力を炸裂させるクライマックスへと向かうのだが、勿論ラストまできっちり訳の分からない滅茶苦茶の限りを尽くしてくれるのは言うまでもない。

一読して思ったのは縦横に溢れ返った才気を持つ小説作家が、その文学的経験値でもって「ロックンロールしようぜ!」とばかり己がルーツであるロシアとロシア文学を卓袱台の如く引っ繰り返し、その引っ繰り返された食材を自在なカンバスの上で想像力と妄想力で並べ直し、嘲笑と下ネタの毒々しくイカ臭い絵の具で塗りたくり、俗なサイエンスフィクションのフレーバーをタバスコのようにぶっかけて、アナーキーで挑発的なシュールレアリズム絵画をドカーンと描きあげましたあ!といったアバンギャルド小説だ、ということだ。なぜこんなにハチャメチャかつ奇想天外なのか?それはもう想像力の血潮が滾り莫迦な事がやりたくてどうしようもないからだ。文学で莫迦な事をしたい、それも文学を使って、これに尽きる作品なのだ。体よくまとめたり緻密に構成したりなんてしゃらクセエ!ロシアはさみいんだよ!ウォッカ飲ませやがれ!そういう作者の魂の叫びが聞こえ…てくるわけではないが、例えば膨大なエクスプロイテーション映画の知識を総動員してそれらを濃厚抽出し刺激的な娯楽映画を再構築してみせたクエンティン・タランティーノなんかが意外と似ているかもしれない。タランティーノが「2001年宇宙の旅」をリメイクしたらこんな作品になったかもね。もうちょっと書いてみると20世紀初頭にロシアで花開いたロシアン・アバンギャルドと呼ばれる芸術運動が、スターリンの政治的弾圧で終息を迎えさせられたという経緯があるのだけれども、そのスターリンを主人公にしておちょくりまくった物語を描くことにより、この21世紀に再び新たなロシアン・アバンギャルドを呼び戻そうとした、そういった野望を込めた物語である、と勝手に解釈してもいい。思い付きだけど。

青い脂

青い脂

20121108(Thu)

[]最近聴いたCD / Ricardo Villalobos、Terrence Dixon、FUNK D'Void、Ben Klock 最近聴いたCD / Ricardo Villalobos、Terrence Dixon、FUNK D'Void、Ben Klockを含むブックマーク 最近聴いたCD / Ricardo Villalobos、Terrence Dixon、FUNK D'Void、Ben Klockのブックマークコメント

■Dependent And Happy / Ricardo Villalobos

Dependent And Happy

Dependent And Happy

ミニマル・エレクトリック・ミュージックの鬼才・Ricardo Villalobos、8年振りのフル・アルバム。実はオレ自身は、Ricardo Villalobosについてはその注目度に反比例して「なんだか掴み所のない音だなあ」と毎回曲を聴くたびに思っているのだが、その"掴み所"を押さえたいばかりに何故か何度も聴いてしまう、という変なリスナーである。非常に複雑なことをやっているのだろうがその音は引っ掛かる部分がなくスルスルと耳に入り、邪魔にはならないがハマることもない。いったいなんなのだろうこの音は、と今回もリピートしている。 《試聴》

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■From The Far Future Part 2 / Terrence Dixon

FROM THE FAR FUTURE PT

FROM THE FAR FUTURE PT

デトロイト・テクノのベテランDJ、Terrence DixonがTresorがリリースしたニューアルバム。デトロイト・テクノ的な黒っぽいグルーヴよりもむしろベルリン・テクノに通じる冷ややかさと繊細さを感じさせる音。 《試聴》

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■Balance 22 / FUNK D'Void

Balance 22

Balance 22

「Balance」のMixCD新作はスコットランドのテクノ・シーンで活躍するFUNK D'Voidが登場。フロアを意識した流麗なテクノ/ ハウス・サウンドをMix。こういう王道なMixを聴くと結構ほっとする。 《試聴》

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■Fabric 66 / Ben Klock

Fabric 66: Ben Klock

Fabric 66: Ben Klock

Fabricの66番はベルリンのクラブ「Berghain」のレジデントDJとして活躍するBen KlockのMix。Ben Klockはとても好きなDJなのだが、やはり期待に違わぬダーク&ハードなミニマル・チューンが唸りまくっており大満足な1枚。 《試聴》

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20121107(Wed)

[]最近読んだ本 / 時間はだれも待ってくれない 21世紀東欧SF・ファンタチスカ傑作選 最近読んだ本 / 時間はだれも待ってくれない 21世紀東欧SF・ファンタチスカ傑作選を含むブックマーク 最近読んだ本 / 時間はだれも待ってくれない 21世紀東欧SF・ファンタチスカ傑作選のブックマークコメント

時間はだれも待ってくれない

二十一世紀に入ってからの東欧SF・ファンタスチカの精華、十か国十二作品を、新進を含む各国語の専門家が精選して訳出した日本オリジナル編集による傑作集。

東欧SFアンソロジーというのはこれまでもいくつか書籍化されているが、この『時間はだれも待ってくれない』はいわゆる”ゼロ年代”に書かれた作品こだわって編集されている。東欧SF歴代名作、というのではなく、あくまでも新しい作品に注目してみようという試みなわけだ。さらにもうひとつのこだわりは、重訳を廃しオリジナル言語から訳出する、ということだ。どういうことかというと東欧諸国で出版された作品は、これまで英語圏で英訳されたものを、さらに日本で日本語訳する、という「重訳」が多々あったが、このアンソロジーではオリジナル言語からそれらの言語のエクスパートが直接日本語訳しているのだ。こういう細かいこだわりから一人の編者・翻訳者としての熱意が十二分に伝わってくるアンソロジーとなっており、その熱意は個々の作品冒頭に編者が書く紹介文からも読み取ることが出来る。

さて作品の内容は、副題「SF・ファンタチスカ傑作選」からもうかがえるように、作品の割合としてはSFよりもファンタチスカ、いうなればヨーロッパ風幻想小説作品が多目ということが出来るだろう。全体的な雰囲気としては、かつてソビエト連邦の政治的支配下にあったヨーロッパ東欧諸国の持つ閉塞感、連綿と続く歴史性がもたらす重圧感、多民族性が生み出すパラノイアックな文化性、そしてヨーロッパ中部の鬱蒼とした自然がもたらす”メルヒェン”とでも呼ぶべき幻想性だろうか。これらの特色はアメリカを代表とする西側諸国のSF・ファンタジー作品とは非常に別個の味わいを醸し出し、それを味わうのがこのアンソロジーの醍醐味ということが出来るだろう。

個々の作品の紹介はしないが、最も面白かったのはアンゲラ&カールハインツ・シュタインミュラー作『労働者階級の手にあるインターネット』。一種のパラレル・ワールドものだが、東欧革命後の元東ドイツの研究者が、東欧革命の存在しなかった世界の自分自身からメールを受け取る、という物語で、これなどは今も亡霊の如く存在するワルシャワ条約機構下の社会体制への恐怖が黒々とにじみ出ていて戦慄させられた。

時間はだれも待ってくれない

時間はだれも待ってくれない

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20121106(Tue)

[]炸裂する銃撃戦、そしてインドネシア格闘術シラット!〜映画『ザ・レイド炸裂する銃撃戦、そしてインドネシア格闘術シラット!〜映画『ザ・レイド』を含むブックマーク 炸裂する銃撃戦、そしてインドネシア格闘術シラット!〜映画『ザ・レイド』のブックマークコメント

ザ・レイド (監督:ギャレス・エヴァンス 2011年インドネシア映画)

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  • 麻薬王の篭城する30階建てのビルに突入したSWAT部隊が、殺し屋やゴロツキどもと熾烈な戦いを繰り広げながら最上階を目指してゆく、というインドネシア産のアクション映画です。
  • 東南アジア製アクション映画、ということで『マッハ!!!!!!』のような格闘主体の映画を想像していたんですが、どちらかというと銃撃7:格闘3ぐらいの配分になっていましたね。
  • 一つの建物を敵を倒しながら上階へ向かう、というコンセプトはブルース・リーの『死亡遊戯』を連想させますし、武装した敵が待ち構えるビルを強襲する、というのは『パニッシャー:ウォー・ゾーン』のクライマックスを思い出させました。しかし映画の感触として一番近かったのは、廃ビルの中でギャング集団とゾンビの群れが血みどろの戦いを見せる『ザ・ホード 死霊の大群』でしたね!
  • 倒しても倒しても後から後から湧いて出てくる敵はどこかゾンビチックでありましたし、画面の全体的な暗さ、荒れ果てたビルの殺伐とした雰囲気、そしてじっとりした空気感はホラーなテイストに近いものがあるんですよ。
  • それになんといってもこの映画、殺し方・死に方が所々エグい上に想像以上に血まみれで、ナイフなどを含めたその戦いの"痛い"描写は、スプラッタ・アクションと言っても過言ではない凄惨さを持っていました。
  • お話としてはSWAT陣に後方支援・増援部隊が存在しない、というのと、精鋭部隊にもかかわらず暗視装置、グレネード、レーザーサイトなどの装備を持っていないなど、オレのようなFPSゲーマーから見るとちょっと片手落ちの設定にも見えましたが、それだとSWAT部隊が強すぎちゃいますから物語が成り立たないので、細けえことはいいんだよ!ということにするべきでしょう。また、支援のない部隊、というのは後から理由が明かされていて、一応物語に整合感を持たせています。
  • グダグダ書いちゃいましたが、激しい銃撃戦は見所があちこちに設けられていて緊張感を高めています。特に銃撃の音声がよく録音されていて臨場感がありましたね。
  • しかしこの物語が本領を発揮するのは銃を捨ててからの肉弾戦になってからでしょう。まずSWAT部隊のサバイバル・ナイフ対敵の持つマチェーテの血飛沫飛び交う戦いは、狭い場所での近接戦アクションとして実に見せる部分があります。この辺の戦いは何かに似ているな、と思ったんですが、ゲーム『メタルギア・ソリッド』でも導入されていたマーシャルアーツ、「CQB(クロース・クォーター・バトル)」なんですね。軍隊や特殊部隊で訓練されている近接戦闘に特化した戦闘術なんですが、主役となるのがSWATなだけあって、鬼のような強さを発揮しているんですよ。このCQBバトルがこの映画のもう一つの見所となるでしょう。
  • そしてクライマックスに近づくにつれ、今度は銃を捨てたフルコンタクトの戦いが繰り広げられます。ここで展開される格闘術はインドネシア古来から存在する格闘技シラットと呼ばれるものなのだそうですが、ネットで探した記事の受け売りによると「円運動が多く複数の技を同時にかけてゆく」のが特徴なのだそうです。また、受け流しの多いこの技は護身術などにも多く流用され、さらにマーシャルアーツにも取り入れられており、先に書いたナイフによる戦いも得意としているのだそうです。
  • ただし実戦に特化した格闘術となっているので、ビジュアルとしての格闘技の美しさ、というものではなく、格闘アクション映画の爽快感を期待すると華のない部分があるかもしれません。
  • そういった意味で見るとこの『ザ・レイド』はシラットを生み出した国インドネシアが、SWATの繰り出すマーシャルアーツを通じて、母国のルーツである格闘技を世界に知らしめる映画として成り立っているように感じました。

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ザ・ホード 死霊の大群 [DVD]

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20121105(Mon)

[]映画の詐術、諜報活動の詐術〜映画『アルゴ』 映画の詐術、諜報活動の詐術〜映画『アルゴ』を含むブックマーク 映画の詐術、諜報活動の詐術〜映画『アルゴ』のブックマークコメント

■アルゴ (監督:ベン・アフレック 2012年アメリカ映画)

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  • 1979年、革命の嵐が吹き荒れるイランで、アメリカ大使館人質事件が発生。多数の大使館員が過激派の人質となったが、混乱の中6人がカナダ大使館に逃げ込む。しかし逃亡の発覚は時間の問題であり、アメリカ国務省とCIAは6人の救出のために頭を悩ませていた。そんな中、人質奪還のプロ、CIA職員のトニー・メンデスが、「架空の映画をでっちあげ、その6人をロケ要員と偽って出国させる」という救出プランを作成、実行に移る。その偽映画のタイトルは『アルゴ』といった。この映画は18年間極秘にされた、実際の作戦を元に制作されている。
  • 個人的なことから先に書くと、「アメリカ大使館人質事件」って、記憶の彼方でしたね。今から30年以上前じゃないですか。自分はまだ十代後半で、政治的なことには疎いし、イランが阿漕なことやっててアメリカが困ってる、程度の認識でしたね。そんな政治に疎い自分でも、映画の冒頭でこの事件の背景が分かりやすく説明されていて、お話にすんなり入っていけるところがよかったですね。
  • このお話の面白いところは、実話であり、「事実は小説より奇なり」ではあっても、その事実は、(小説ではないが)"映画"というフィクションの存在によって救われた、ということですね。しかもその映画と言うのがスター・ウォーズの下手糞なバッタもんみたいなB級SF映画。オレは偽映画のプロデューサーがロジャー・コーマンだったんじゃないかとさえ思っちゃいましたよ。そして偽映画作戦、というのがまたアメリカらしいんですね。よく考えるとかなり荒唐無稽な作戦なんですが、でも映画大国アメリカだからそれを可能にしちゃってるんですね。
  • もうひとつ面白かったのは、この救出作戦が銃や軍隊を使った戦闘作戦じゃなく、知力とはったりを駆使した無血作戦だったということですね。これがよくあるフィクションだとランボーさんやチャック・ノリスさんみたいのが出てきてエクスペンダブルズ!するのでしょうが、実際の諜報作戦っていうのはこんな風に地味に隠密に繰り広げられるものなのでしょうね。
  • そして銃も持たずたった一人孤立無援で潜入する主人公の心細さと合わせ、彼が救出すべき6人の大使館職員というのが実に普通の人ばかりで、「失敗したら死んじゃうから作戦には協力できない!」とかグダグダ抜かすところなんか実にリアルでいいんだよなあ。自分だって同じ立場だったら「このCIA職員とか作戦とか本当に信用できんの?」と不安で堪らなくなりますよ。そういった不安感や緊張感が映画を終始牽引していて、観ていてずっとハラハラしどうしでした。
  • そしてその作戦というのも実に一か八かの賭けみたいな部分があり、決して完璧なものじゃないんですね。さらに後方支援である国務省にしてもCIAにしてもぎりぎりまで意見が食い違い、映画後半でも「そりゃないでしょ!?」という事態が発生して登場人物だけではなく観ているこちらまでキリキリ舞いさせてくれます!こういう完璧さの無さ、突然の意趣替え、なんていうのも、実に現実らしいお話なんですよね。
  • それと合わせ、作戦に協力する映画プロデューサーを中心とするハリウッドの裏面の描写が実にいかがわしくて、妙に面白いんですよ。人質救出作戦、というある種の諜報作戦を中心に描きながらも、その手助けとなった"映画"というものの魅力や魔力をこの映画は同時に描き出しているんですよ。ある意味、映画が「嘘」を現実として演出するのと、諜報活動の詐術というのは、共通しているものでもあるんですよね。そういった部分で、アメリカの、映画への偏愛を描いた映画である、ということもできるんですよ。
  • 果たして人質救出作戦は無事成功するか否か?まあ実際に事実をあたってみればその結末は分かっちゃうことではありますが、シナリオ的にかなり"作り"が入っているだろうことは想像できるとはいえ、クライマックスの畳みかけるような危機また危機の連続は、"映画"の醍醐味を余すところなく伝える絶妙の演出で、非常に楽しめる映画として完成しておりました。
  • 個人的には『最後の猿の惑星』の映像や『宇宙空母ギャラクティカ(1978年版)』のサイロン兵のマスク、スター・ウォーズのフィギュアなど、SF作品の小道具が多く使われていたのが楽しかったなあ。『フラッシュ・ゴードン』のミン皇帝のパクリキャラもちらりと登場し、そのミン皇帝の写真を「銀河暗黒皇帝」としてTwitterIDで使っている自分としては、映画を観ながら「暗黒皇帝だ!暗黒皇帝が映画に出演してる!」という自分しか面白くないことを頭の中で呟いておりました(いやホントにオレ以外の人にはどうでもいい話でスイマセン)。ちなみに『アルゴ』脚本の元ネタとなったSF作品はロジャー・ゼラズニイの『光の王』。こちらはヒューゴー賞受賞の名作です(…でもまだ読んでません)。
  • それと監督のベン・アフレックは前作『ザ・タウン』で非常にその才能に魅せられたので、この作品でも手堅い演出を目にする事が出来て嬉しい映画でもありました。

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フラッシュ・ゴードン [DVD]

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光の王 (ハヤカワ文庫SF)

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kk 2013/02/11 21:31 遅蒔きながら、機内で映画みました。
私も閣下に気づいて、一人で悶絶してました。 睡眠不足もふっとびましたよ。

globalheadglobalhead 2013/02/13 06:40 苦しゅうない!それよりも飛行機でどこに行ってお楽しみしてきたか教えなさい。

kk 2013/02/13 08:34 台湾でございます。閣下。
旧正月で、店がことごとく閉まっておりまして、小籠包を食いっぱぐれたとい体たらくで、情けなしです。
夜市は若干カオスでおもしろうございました。ベストシーズンに行くことをお薦めします。3月とか10月らしいです。

globalheadglobalhead 2013/02/13 08:56 台湾かー。いいないいなあ。一回行ってみたいなあ。羨ましすぎるから「この情けなしめ!この情けなしめ!」と悪態をついておこう!

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20121104(Sun)

[]電池交換6300円。そしていつもの日記 電池交換6300円。そしていつもの日記を含むブックマーク 電池交換6300円。そしていつもの日記のブックマークコメント

■電池交換6300円。

実はダイビングなんぞという趣味などまるで無いにもかかわらずコンピューター内臓のダイバーズウオッチを所有しているのだが、電池が切れたので交換しようと思い調べたら、なんと電池交換費用が6300円。もう一度書きますよ。電池交換費用が6300円ですよ奥様旦那様。電池交換だけではなく、プロ仕様で出来ているので内部の気密性やコンピューターの調整・試験をするため、ということらしいんだが、いやオレダイビングしないし時計動いてればそれで問題ないし、とか言っても通用しない。さらに並行輸入品で買ったため国内の保証が効かないというネックもある。特殊な構造なのでメーカーの工場でしか電池交換しませんということになっていて、どこの時計屋に持って行ってもこの値段。確かに実際のダイビングをする人にとっては命を左右するもんでしょうからこういった正確さは必要なんでしょうが、単にデザインだけで買った身としては「買う前に教えろよ!」って感じ。いや調べないで買ったオレがバカだったんです許してください許してください。さらに電池消耗激しい電子装置なので電池交換は1年ごとだとか。しかも意外と高かったので捨てるわけにもいかず、ああ、毎年電池交換で6300円かよ…と暗澹たる気持ちなんですがいったいどうしましょう。

【追記】コメント欄にも書きましたが、自分で電池交換できました。T6のヘクスローブのドライバーでOKでした。ドライバーはAmazonで買いましたがたいした値段ではありませんでした。裏蓋と本体がリボン状のケーブルで繋いであるので開けるときはそっと開けてください。電池はCR2032です。電池も安かった。本当になんでこれで6000円とられるんですかね?

■某月某日

いつものビアバーで酒盛り。ビールは伊勢角屋麦酒ペールエール。これはいいペールエールだ。それとラムグリルと野菜の盛り合わせ。

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■某月某日

「どうだお前のこの帽子を肥溜めの中に落とされたいか?」
「いやああああやめてやめてやめてええええ!!」

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「お前変な耳してんな?」

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人力UFOキャッチャー。
「ああ、また帽子かよ!使えねーなお前!」

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■某月某日

相方さんが「レバパテ食いたい!だからレバパテ出る店見つけてきたので連れてけ!」と申されるので一緒にその店に行ったら既にレバパテはメニューに存在せず一気にテンションがダダ下がる相方さん。なだめながらいつもはビールばっかり飲んでいる二人にしては珍しくワインなんぞを注文して飲んだら「ギボヂワルクなってきた…」といきなり鬼の霍乱のごとく調子を悪くする相方さん。すきっ腹に飲んだからかなあ、とお店を出てとりあえず汁物でも食ってお腹温めようか、とうどん屋に入ってうどん定食頼んだら、今度は「全部タベラレナイ…」とうどんに付いてきたいなり寿司をよこす相方さん。で、家に帰り煙草ぶっはーと吸いながら「まあ今日はこんなところで勘弁したるわ」といわんばかりに寛ぐ相方さん。そんな相方さんとの楽しい毎日なのであった。

[]最近読んだコミック 最近読んだコミックを含むブックマーク 最近読んだコミックのブックマークコメント

感想書いてる暇もなくてすいません…。

狼の口 ヴォルフスムント 4巻 (ビームコミックス)

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GANTZ 35 (ヤングジャンプコミックス)

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食の軍師 2巻 (ニチブンコミックス)

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OsamoonOOsamoonO 2012/11/04 18:44 時計、ランニング・コストがメッチャ掛かるんですね!でもダイビイグにはもってこいの機能満載ですね。ここはポジティブ・シンキングで、いっそ、ダイビングを始めるというのはどうですか?(無責任)

azecchiazecchi 2012/11/04 19:00 SUUNTO、つい最近まで真剣に購入を検討してましたが、電池交換の費用までは考えてなかったですね。しかし毎年6300円て。ダイビングはさすがにアレですが、無理矢理にでも過酷な環境においておかないと気が済みませんね。

kan143kan143 2012/11/04 22:33 自分もダイビングしないけどダイビングウォッチ使ってて、電池交換三回やって嫌になったので太陽電池式ダイバーズウォッチまがいに乗り換えました

globalheadglobalhead 2012/11/05 10:55 >OsamoonOさん
始めない!始めてたまるもんかあああ!

>azecchiさん
実はSUNNTOのレガッタを今まで使ってたんですが、こちらのほうはコインで裏蓋開けて自分で電池交換できるお手軽さだったんですよ。電池値段もたいしたことないし。そういう感覚があったもんですから新しいの購入したらこのざまで、面食らいました。

>kan143さん
え、KANさんもでしたか。あれ嫌んなっちゃいますよねえ。ちょっといい飲み屋に行ってさらに〆にラーメン屋寄れる値段ですからねえ(そういう比較対象なのかオレ)。次回電池交換するかどうか微妙だなあ。

スントスント 2013/09/12 21:06 エレメンタムはトルクスドライバーがあれば自分で電池交換できますよ。

nashinashi 2013/11/06 02:54 ↑トルクスネジ外しても裏蓋は外れないはずですが、なにかコツがあるんですか?

購入時に高くてもランニングコストで国内正規品を選んだ俺勝ち組www

tomytomy 2014/04/21 18:34 私も一年前にアクア平行輸入品を購入!最近わかった電池交換費用にはびっくりしました。エレメントのテラで自力交換した方のサイトがありました。T6のヘクスローブのドライバーで作業してましたよ。私のはタウン用時計なので挑戦しようかと思ってます。そのサイトはhttp://kero-factory.blog.so-net.ne.jp/search/?keyword=SUUNTO です。

globalheadglobalhead 2014/06/29 11:59 電池交換自分で出来ました。T6のヘクスローブのドライバーでOKでした。ドライバーはAmazonで買いましたがたいした値段ではありませんでした。裏蓋と本体がリボン状のケーブルで繋いであるので開けるときはそっと開けてください。電池はCR2032です。電池も安かった。本当になんでこれで6000円とられるんですかね?

mizukimizuki 2015/09/28 14:52 はじめまして。私も自力で電池しました、色々と調べてT6ドライバーで開き、電池の、種類も分かったのですが、情報通りに蓋を開けるのに苦労しました!
私の場合、蓋とケースの間に微かに△のすき間があるのですが、ここに竹串(楊枝は柔らか過ぎ、金属製は傷が付きます)を差し込み、時間をかけ4箇所づつ少しづつ浮かせて外しました、密閉性が良いのか?なかなか浮いてきませんが。
後、蓋にセンサー用のテープケーブルが付いていて、外れ易いです、外した状態で電池交換すると、エラーになりますので、やりづらいですが、外れてしまった場合、ケーブルをはめ直してから、電池を入れてください。ケーブルは差し込み式で直ぐに直せます。
自己責任ですが、一応、パッキンに時計用のオイルをつけ直した方が精神的に良いかも、水洗いぐらいですが、私のは、まだ、浸水してません。

YASUYASU 2015/12/19 17:11 こんばんは、電池交換やってみます。
T6のヘクスローブのドライバーのサイズを教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いします。

YASUYASU 2015/12/19 17:11 こんばんは、電池交換やってみます。
T6のヘクスローブのドライバーのサイズを教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いします。

globalheadglobalhead 2015/12/20 10:40 >YASU様
T6ヘクスローブのドライバーというのはサイズがT6ということなのではないですか?
ちなみに自分が使ったのは「アネックス(ANEX) ヘクスローブドライバーT型 T6×50 No.6300」です。
アマゾンで見たら356円でした。

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20121102(Fri)

[]レトロフューチャーなスチーム・パンクとダーク・ファンタジーが融合した秀逸なスニーキング・アクション・ゲーム『Dishonoredレトロフューチャーなスチーム・パンクとダーク・ファンタジーが融合した秀逸なスニーキング・アクション・ゲーム『Dishonored』を含むブックマーク レトロフューチャーなスチーム・パンクとダーク・ファンタジーが融合した秀逸なスニーキング・アクション・ゲーム『Dishonored』のブックマークコメント

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レトロフューチャーな架空都市を舞台に、女王殺害の汚名を着せられた男が巨大な陰謀を追いつめてゆくFPSゲーム、それがこの『Dishonored』です。このゲームが面白いのはスニーキングとシューターの両方のアクション性を兼ね備えながら、どちらのやりかたでやってもゲームを進められるということですね。実は自分はかなりスニーキング・アクションが苦手で、これは堪え性がないのと解法を考えるのが面倒臭いという横着な性格だからというのがあるんですが、そんなもんですからこの『Dishonored』も”スニーキング要素あり”と聞いただけで敬遠していたんですが、普通にガンガン敵ぶっ殺しまくってもクリアできるのを知り、さらになかなか魅力的な世界観に興味を覚えて、ちょっとプレイしてみることにしたんです。

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ゲームの舞台となるのは疫病と圧政に苦しむ19世紀ビクトリア朝英国を思わせる都市ダンウォール。しかし進んだテクノロジーを有し、さらに魔法の概念まであるこの世界は、スチーム・パンクとダーク・ファンタジーを融合したような世界観を醸し出しているんですね。主人公は摂政伯爵により女王殺害の濡れ衣を着せられ投獄された男コルヴォ。しかしコルヴォは処刑寸前に王政派と名乗る組織の手助けで脱獄し、彼らの仲間となって摂政伯爵の陰謀を暴こうとするのです。さらに物語には”アウトサイダー”と名乗る超自然的な存在が現れ、コルヴォに超常能力を授けるのです。

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この「超常能力」の存在がゲームを面白くしていて、例えば瞬間移動したり、暗視・透視能力を使ったり、時間を止めたり、鼠を呼び寄せて敵を襲わせたりなど、潜入行為に非現実的な要素を持ち込み、よくあるスニーキング・アクションとは一味違うものにしているんですよ。こういった特殊能力を駆使することで、よりスニーキングを容易にし、またゲーム・プレイに工夫のし甲斐が出てくるんですね。実は最初、スニーキングなんかうっちゃっておいて、敵を完全殲滅する形の無双プレイをしていたんですが、これはこれで消耗が激しい上に意外とすぐやられてしまい、それで苦手なはずのスニーキング・プレイにチェンジしてみたところ、潜入するための解法を見つけるのが面白くなってしまい、結局敵を倒さないスニーキング・プレイを楽しむ結果となってしまったんですね。なんかこう「行けそうで行けない場所」に辿り着いたとき瞬間がいいんですよねえ。

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また、潜入のためのルートも複数あり、さらにサブ・クエストもやってもやらなくても一緒なようなお使いミッションじゃなく、そのサブ・クエスト自体がゲーム展開を変えてゆく、という、非常に物語に密接なシナリオとなっていて、さっくりプレイして終わらすつもりだったのが、ああでもないこうでもないとリプレイとやりこみ要素を繰り返すほどはまってしまっております。さらにダーク&レトロな世界観も素晴らしいのですが、これは『ハーフライフ2』でアートディレクションを務めたヴィクトル・アントノフ氏の参加があったからこそなのでしょう。二足歩行機械や光の壁あたりは確かに『ハーフライフ2』を髣髴させるんですよねえ。というわけでスニーキングの苦手なオレがはまったスニーキング・アクション・ゲーム『Dishonored』、あんまり注目になってないかもしれませんがこれ、結構面白いですよ。

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Dishonored【CEROレーティング「Z」】 - PS3

Dishonored【CEROレーティング「Z」】 - PS3

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20121101(Thu)

[]最近聴いたCD ディスコ・ハウス篇 最近聴いたCD  ディスコ・ハウス篇を含むブックマーク 最近聴いたCD  ディスコ・ハウス篇のブックマークコメント

■Risco Connection / Risco Connection

RISCO CONNECTION

RISCO CONNECTION

1979から80年頃に活動し、全てのシングルがレア化したというJoe Isaacsプロデュースのディスコ・ユニット「Risco Connection」復刻版アルバム。このユニットを知ったのはハウスDJ、Dimitri From ParisのMixアルバムで、その曲の名はMcFADDEN & WHIETHEADのレゲエ・カヴァー曲「Ain't No Stopping Us Now」だった。ダビーなレゲエ・リズムと夢のような女性コーラス、"Ain't No Stopping Us Now"という歌詞、レトロ感満載の擦り切れたレコード音を響かせるエフェクト、そしてそして、あまりにも甘酸っぱく切なく盛り上がるストリングス!これは見事にハマった。ハマりまくった。そしてこの曲をプロデュースしたユニットのアルバムが存在することをつい最近知り、早速入手しようとしたところどころ探しても既に品切れかプレミア値段、それでもやっと見つけたアルバムがこれだった。アルバムでは「Ain't No Stopping Us Now」はショート・ヴァージョンの「Stopping Version」というタイトルで収録され、この曲同様「I'm Caught Up」もストリングスの美しいディスコ・ナンバーだし、シックのカヴァー「Good Times」も解放感に満ちたレゲエ・ナンバーで素晴らしい。 《試聴》

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■Defected presents Dimitri From Paris Back In The House

老舗ハウス・レーベルDefectedからいよいよ登場、ハウスDJの中でも屈指の存在Dimitri From Paris、2枚組Mix。Dimitri From Parisは昔から好きなDJだったが、その選曲のセンスの良さ、膨大なハウス、ディスコ・ミュージックの知識の深さは勿論として、薄っぺらくてチープな味わいを意識的に醸し出しながら、時にノスタルジックに、そしてセンチメンタルに展開する曲展開の絶妙さがなにより唯一無二と思わせるんだよなあ。 《試聴》

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■Disco Forever / Dimitri From Paris

Disco Forever

Disco Forever

というわけでその他最近聴いたDimitriアルバムを。こちらは2000年にリリースされたDimitri From ParisのForeverなDisco3枚組。1枚目がMix、2、3枚目にオリジナル曲を収録。 《試聴》

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■The Remix Files / Dimitri From Paris

THE REMIX FILES

THE REMIX FILES

こちらはDimitri From ParisのRemixワーク集。 《試聴》

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■Noesis / Blue Six

Noesis

Noesis

変わってこちらはNAKED MUSICのオーナーでもあるJay Denesによるハウス・プロジェクトBlue Six。これまで3枚アルバムをリリースしているが、こちらは3枚目。Blue Sixはハウス・ユニットではあるが、その音は実にシンプルで選び抜かれた音で構築され、静謐かつ浮遊感に満ちた音世界を醸し出す。淡々とした曲展開は聴きこむほどにリラックスさせてくれる。 《試聴》

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■Re-Creation / Naked Music

Naked Music: Re-Creation

Naked Music: Re-Creation

Jay DenesによるNaked Music名義アルバム。こちらもゆったりした静謐なハウス世界。 《試聴》

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Naked Music Essentials, Vol. 1 (Digital Version) / Various Artists

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Naked Musicレーベルのアーティスト・コンピ。ここで紹介したものはiTMSのオリジナル・バージョン。 《試聴》

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