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メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

20121228(Fri)

[]2012年・オレ的映画ベストテン! 2012年・オレ的映画ベストテン!を含むブックマーク 2012年・オレ的映画ベストテン!のブックマークコメント

さて今年の締め括りの日記総括週間、今日は映画篇ということで毎年やってる【オレ的映画ベストテン!】をお送りしたいと思います。それでは行ってみよう!

1位:ホビット 思いがけない冒険

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ロード・オブ・ザ・リング』の前日譚である「ホビットの冒険」サーガの序章、満を持しての登場であります。いやあ、天晴れでありました。もうね、その風格と完成度の高さ、面白さから今年のベストワンはこの映画で十分でしょう。『LOTR』の持つ凄まじいクオリティのさらに上を目指そうとする気概がビンビンと伝わってきました。文句をつけるところがどこにもない、ほとんど完璧に近い【娯楽映画】として後世まで長く伝わるであろう作品が、これから第2部第3部と観る事ができるのは、映画好きの端くれとして実に幸福に感じます。なにより、きちんと出来たファンタジー・ストーリーというのは、フィクションとして無敵であると思います。
【レビュー:映画『ロード・オブ・ザ・リング』の前日譚として動き出した3部作の堂々たる序章〜『ホビット 思いがけない冒険』】

2位:プロメテウス

この映画の本当のテーマは「気色悪いバケモノが出てきて登場人物はみんなエゲツない殺され方をする」、もうその一点であり、そしてすべてのプロットはそのためのお膳立てにしか過ぎないんですよね。観客はみんな「早く気色悪いバケモノ出ねえかなあ!」とか「みんなどんなエゲツない死に方すんのかなあ!」とかわくわくしながら観ていればそれでいい映画でもありますね。それを単なるB級ホラーSF映画にしていないのは、やっぱり監督がリドリー・スコットだからなんですね。やっぱりねえ、さすがリドリー・スコットだけあって、ビジュアルがねえ、いちいちキマッてるんですよ!やっぱりこの人「SFは絵だ」って分かってらっしゃいますよね。やっぱりこのへんのビジュアルへのこだわりは一級品でありましょう。

【レビュー:映画『プロメテウス』は人類の起源なんて実はどうでもいい立派なグログロ『エイリアン』映画だった!】

3位:ネイビーシールズ

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自分がこの映画に何故興味を引かれたのかというと、ひとえに自分の好きなFPSゲームで見られるような映像を、映画の中で観たかったからなんですよ。この映画にはアメリカ兵力の誇示や軍事プロパガンダ的な意味もあるのでしょうが、自分個人はただただゲームで見られる武器・兵器の実際の姿と、ゲームで活躍する兵士の実際の働きの様子が見たかったんですよね。アメリカでは結構ヒットしたらしいこの映画、実際のところ自分のようにFPSの流れで見に行った人も結構多いんじゃないかと思いますね。監督もその辺製作時にわかってたみたいで、劇中ではヘルメットカメラを駆使した一人称視点の映像が頻繁に出てきますが、これはまさにFPSじゃないですか!あと、メタルギアとか好きな人にもお勧めですね。
【レビュー:FPSゲーマー必見!武器も兵隊さんもみんな本物な映画 『ネイビーシールズ』】

4位:トータル・リコール

『プロメテウス』と同じ理由でこの映画も大好きなんですよ。すなわちSF的なヴィジュアルがとってもカッコいいんですね。結構自分は物語云々よりもヴィジュアルの秀逸さで興奮するタイプなんですよ。映画自体はアクションに次ぐアクションの連続で、生身の人間を主人公に描かれた『トランスフォーマー』みたいなカチカチとした目まぐるしい編集が成され、そのてんこ盛り感は料金分お腹いっぱい満足できる作品に仕上がっています。ただ人によっては胸焼けを起こす人もいるかもしれませんが。
【レビュー:映画『トータル・リコール』はP・K・ディックの夢を見るか?】

5位:ダークナイト・ライジング

この『ダークナイト・ライジング』は、『ダークナイト』における非情と虚無に満ちた世界を、もう一歩推し進めてもよかったのだろうし、さらにいってしまえば、この『ダークナイト・ライジング』という映画へのファンの期待は、『ダークナイト』における非情と虚無に満ちた世界をさらに推し進めた、いわば『ダークナイトpart2』とでもいった作品として完成していることに対しての期待だったのだと思うんです。しかしこの『ダークナイト・ライジング』は、決して『ダークナイトpart2』ではなく、あくまでも1作目を含めてのバットマン3部作の完結篇として成立しているんですよ。そういった部分で賛否両論に分かれるところはあるのでしょうが、自分は、「伝説が、終わる」という惹句通りに、一つのサーガの終わり方として、綺麗にまとめたな、と思うんですよ。あと もちろん、アンのケツだね!
【レビュー:バットマン・サーガの掉尾を飾る傑作映画『ダークナイト・ライジング』】

6位:ダーク・シャドウ

ダーク・シャドウ Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)

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200年の昔から蘇ったバーナバスの時代錯誤な出で立ちや喋り方のギャップが可笑しい。そしてなんとか時代に適応しようとする彼の四苦八苦する様が可笑しい。しかしそんなハンディキャップをものともせずバーナバスはいつも堂々と立ち振る舞い、子孫の家族たちの為に奮闘するところが実に頼もしい。そしてその合間に血を吸うためにちゃんと殺戮を繰り返しているブラックさがまた楽しい!でもそんなバーナバス、ヴァンパイアになってもお色気にはかな〜り弱いというのがまたまた可笑しい!この映画でのジョニー・デップのすっかり板についた怪人演技と凝った衣装がこれまた素敵です。そもそもこの映画、衣装やセットのバカバカしいほどゴシックな重々しさとバートン映画らしい秀逸なデザインが実に美しく、こういった美術をとことん愛でるのもこの映画の楽しみ方の一つだと思います。
【レビュー:大人になったエドワード・シザーハンズ〜映画『ダーク・シャドウ』】

7位:白雪姫と鏡の女王

白雪姫と鏡の女王 コレクターズ・エディション [Blu-ray]

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映画は前半、いつも通りの美術頼みのターセムで、しかしお話がコメディ・タッチだけにその美術もどこか可笑しく、その嫌味の無さに素直に美術の美しさ・楽しさを堪能できる。しかし特筆すべきなのは後半だろう。「ターセムってこんなに映画撮るの上手かったっけ?!」と思わせるような目の覚めるような演出を見せるのだ。7人の小人たちと白雪姫・王子共闘してでの最後の戦いのスペクタクルは、ただ単に美術を見せることだけに血道をあげていたこれまでのターセム映画とは間逆と言っていいほどの、驚くべき展開と手に汗握る興奮に満ち満ちたアクションが繰り広げられるのだ。この後半の戦いにおいてもはや監督ターセム・シンは一皮剥けたといっても良いほどだろう。
【レビュー:『白雪姫と鏡の女王』はプリチーでキュートな秀作ファンタジーだった!】

8位:エクスペンダブルズ2

エクスペンダブルズ2 [Blu-ray]

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【ご都合主義テンコ盛り】の展開なのにも関わらず、それでも全然問題無い、むしろどんどんやってくれ、ぐらいに思うのは、彼らが「ヒーロー」だからなんですね。スタローンにしろ、シュワにしろ、チャック・ノリスにしろ、彼らはこの『エクスペンダブルズ2』の役柄だけではなく、その背後に数々の映画のヒーローの役柄を背負っていて、その後光があるからこそ、彼らの神がかりとも言える行動は、問題無し!てなことになっちゃうんですよ。こういった「ヒーローはかっこよく登場しそして無敵である」という、複雑化した現代の物語ではもはや通用しないはずの手を、馬鹿馬鹿しくもまた鮮やかに蘇らせちゃった、という部分が「オールスターアクション映画」であることの強みだと感じましたね。"かっこよく無敵のヒーロー"を演じられるのは、かつてかっこよく無敵のヒーローだったエクスペンダブルズ・メンバーの皆々様だからこそ、ということなんですね。
【レビュー:もう”消耗品”なんて呼ばせねえッ!〜映画『エクスペンダブルズ2』】

9位:ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

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冒頭の戦闘シーンから飛ばしまくりのアクションが連打され、そのキラキラチカチカと動き回るスピード感に「おおなんだかよく分からないけどこれは凄い!」と早速興奮しまくりです!その後も釣瓶打ちに繰り出される新展開に告ぐ新展開に、「うわああなんだこれは!?」「うおおおいったいどうなってるんだ!?」「ぐえええこりゃどういうことだ!?」「ぐあああまさかこんなことに!?」と驚愕の連続、『序』『破』『Q』と来てこれまでで最もオリジナルとかけ離れた展開となっているのではないでしょうか。その驚かされっぷりが実に素晴らしくて、「この『Q』はもはや傑作ということでOK!」と序盤だけで思ってしまったオレであります。
【レビュー:『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』は急展開といつもの勿体付けが楽しいアニメだった!】

10位:ディクテーター 身元不明でニューヨーク

はい、サシャ・バロン・コーエンです。相変わらず低俗です。人格劣等・品性下劣です。サイテーです。差別ギャグ連発です。人を人と思っていません。この『ディクテーター』でも自分以外はみんな虫ケラ、という独裁者キャラをドン引き一歩手前の危険なギャグを散りばめながら演じます。いやーなんなのこの下種の見本みたいな糞キャラクター?オレは…オレは大好きだッ!!今回の『ディクテーター』は、擬似ドキュメンタリーとして制作されたこれまでの『ボラット』や『ブルーノ』と違い、最初からきちんとした脚本のある、100%のドラマとして制作されているんですね。だから『ボラット』『ブルーノ』みたいな冷や冷やさせられるドッキリカメラネタは存在しないんですが、自分の思ったことをそのまま言い、やりたいことをそのままやるという独裁者ならではの危険で独善的な言動・行動の数々は、やっぱりとってもヤヴァイ雰囲気の笑いを映画にもたらしていますね。
【レビュー:身分を奪われた冷血独裁者がニューヨークの街を大徘徊!!〜映画『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』】

というわけで『2012年オレ的映画ベストテン!』をお送りしました!みなさんよいお年を!…と言いたいところですが実は2012年の映画ベストテンはこれで終わりではありません。なんと明日は『裏コード:ザ・ビースト』『2012年オレ的映画【裏】ベストテン!』を更新する予定です。それでは明日もよろしく!!