水曜どうでしょうDVD第20弾『原付西日本制覇/今世紀最後の水曜どうでしょう』観た。

京都へ向かう新幹線。その特別室でディレクターの企画発表を待つ大泉さん。今回の企画はお気楽に「ぶらり京都の旅」ですとディレクターは台本まで手渡すが、これはまっかなウソだった。本当は京都からカブに乗せられ鹿児島県の佐多岬まで1400㎞の道程をひたすら走らされるのが真実の企画。そうとも知らず冷房の効いた車中で本読みに余念がない大泉さんは、若旦那の扮装に着替えると、まんざらでもなかったか嵐山から金閣寺さんまで得意げにそぞろ歩く。はたして大泉さんはどこで騙されていることに気づくのか。びっくりし過ぎて、ど胆を抜かれた人間が、果たしてどんなリアクションになってしまうのか。あなたは恐るべき人体実験の結果を本作で目の当たりにするだろう。
他に、この後「対決列島」としてメイン企画にまで躍り出る「ミスターと魔神との壮絶な甘いもの早食い対決」もこの企画から誕生し、善男善女の正視に堪えないあっと驚くラストのひどさが目に余る。心してご覧ください! (嬉野D談)

水曜どうでしょう」の第20弾DVDを観ました。今回は「原付西日本制覇」と「今世紀最後の水曜どうでしょう」の2つが収録。「原付西日本制覇」は以前チャレンジした「72時間!原付東日本縦断ラリー」の東日本版といったもの。しかし今回は京都から出発して鹿児島県の佐多岬まで1400キロを三日で走破する、しかも全然スピードの出ないカブで!というあまりにも無謀な試みなんですよ。
案の定途中で計画変更、三日間で走る所まで走った後、続きは改めてチャレンジということに。いやあ、実に「どうでしょう」らしいアバウトさだなあ。で、日を改めて再チャレンジとなるわけですが、関門トンネルに差し掛かったあたりで問題発生!あそこって50cc以下の乗り物は走れないらしいんですよ。それでどうしたかというと…これには大いに笑わされました。
今回は前半戦が裏日本を回ってゆくんですが、この風景というのがあんまり変わり映えがしなくて若干地味なんですよ。そこんところをどうでしょうスタッフも感じたのか、後半戦ではヒゲこと藤村ディレクターとミスターこと鈴井さんの「甘いもの早食い対決」が持ち込まれます。これ、勝負に勝ったら藤村ディレクターが代わりに原付に乗る、っていうもんなんですが、なにしろ甘いものが大の苦手のミスター、阿鼻叫喚の早食い対決が繰り広げられます。しまいには原付に乗るのを代ってくれとも言わないのに勝負を始める始末、さらにペナルティまで付けられたミスターの勝敗の行方は!?この勝負が今回のハイライトでしょうか。
さて今回の「貰っても困るオマケ」は【特製フィギュア(根付タイプ)「仮想の姫だるま?」】です。これ、前回の「原付東日本縦断ラリー」にならって荷台にだるまを積んで走っていたんですが、九州にはどうやら「姫ダルマ」というものがあるらしく、これとお見合いさせようという企画が持ち上がったんですね。しかし「姫ダルマ」ってどんな姿?やっぱりオメメパッチリで長い髪、さらに足がすらっと伸びてて…などと訳の分からないことを妄想してたらなぜんかこんな形になっちゃった、というものです。