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メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

20170427(Thu)

[]『水曜どうでしょう』DVD第26弾・「四国八十八カ所III ・日本全国絵ハガキの旅2」を観た 『水曜どうでしょう』DVD第26弾・「四国八十八カ所III ・日本全国絵ハガキの旅2」を観た - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ を含むブックマーク 『水曜どうでしょう』DVD第26弾・「四国八十八カ所III ・日本全国絵ハガキの旅2」を観た - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ のブックマークコメント

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『水曜どうでしょう』のDVD第26弾は「四国八十八カ所III」と「日本全国絵ハガキの旅2」のカップリングである。

それにしても「四国八十八カ所III」……。こんなのをもう3回もやってんのか……。1回目も2回目も観ているがよく覚えていない。その前フリとなる「試験に出るどうでしょう」はそれぞれ印象深かったが、「四国八十八カ所」については「なんかそんなのもやってたなあ」ぐらいしか記憶がない。要するにそれぐらいグダグダだったのである。しかし考えてみてほしい。「どうでしょう」は基本がグダグダでとりたてて内容の無いものなのである。そういった意味では最も「どうでしょう」らしい企画かもしれない。そして「IV」「V」と続いたとしても(続いたの?)「またやんのかよ!」とか言いつつ観ているオレであろう。

しかし、実は今回の「四国八十八カ所」、個人的にはとても興味深く観ていたのである。なぜなら、このDVDが発売された頃に四国旅行(正確には徳島旅行)を計画していたからである。しかもこの四国旅行、車での移動を予定していたので、「四国の道路事情というのはどうなっているのであろうか?」と思っていた矢先なのである。まさに渡りに船、棚から牡丹餅である。ちなみにその四国(徳島)旅行についてはオレのブログで「四国徳島カピバラ旅行」というタイトルでもってここここここここの4日間に渡ってまとめてある。

そしてこのDVDで語られていた四国の道路事情は「道が狭い」「カーブが多い」、そしてそんな道を走るものだから「車に酔う」ということであった。実際車を走らせてみると四国の道は確かに道が狭くカーブが多い。この辺DVDを観ていたので大いに心構えすることが出来た。なんと「どうでしょう」が実生活の役に立つことがある、という驚くべき事例である。しかも今回の旅行は山道が多かったから「断崖絶壁みたいな道を走ることになってタマヒュン状態」でもあった。ただし、車に酔うことは無かった。

もちろん今回のオレの旅行は四国八十八カ所お遍路の旅でもなんでもなかったし、さらに徳島限定でもあり、寺を見る予定もなかったけれども、ロードマップを広げた時に「どうでしょう」にあったように"寺が固まっている場所"を見つけ、「あー徳島のこの辺は寺が固まってて回りやすいって言ってたなー」などと思いだして、番組とのシンクロを楽しんだ一瞬もあった。今回の旅行は時間が限られていたので無理ではあったが、せめて一番札所である徳島の霊山寺ぐらいは寄って行けばよかったかな、とちょっと後悔している。

今回のDVDを観てはっとさせられたのは「どうでしょうは旅番組なんですよ!」と誰かが言っていたことだろう。オレは「どうでしょう」はメンバーが無理難題を吹っ掛けられてグダグダ愚痴り合いをする様を楽しむ番組だと思っていたが、確かにやっていることは旅なのだ。当たり前のことだがすっかり忘れていた。そういえば徳島の高速道路を走らせていた時、「「どうでしょう」だったらこういうシーンであの曲が掛かるよね!」と水曜どうでしょうエンディングテーマ「1/6の夢旅人2002」をスマホのYouTube経由で流して、大いに盛り上がった記憶がある。そう、あの時オレは、どうでしょうメンバーの一人として四国の道を走っていたのである(なんだこの綺麗なまとめ方は)。

ちなみにカップリングの「日本全国絵ハガキの旅2」は、ミスターがとんでもない絵はがきを引いてしまいメンバー一同阿鼻叫喚の大騒動となった、という捧腹絶倒篇である。さらにラスト、インチキの限りを尽くした締め方があまりに「どうでしょう」らしい、実に楽しい必見の一作となっている。

購入はこちらで。

20170222(Wed)

[]『クレイジー・ジャーニーVol.4』を観た。 『クレイジー・ジャーニーVol.4』を観た。 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ を含むブックマーク 『クレイジー・ジャーニーVol.4』を観た。 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ のブックマークコメント

クレイジージャーニー Vol.4 [DVD]

独自の視点や強いこだわりを持ち世界を巡る「クレイジージャーニー」が特異な体験を語る伝聞型紀行バラエティ第4巻。佐藤健寿のエチオピア撮影旅や、リヤカーを引いて世界中をひたすら歩く「リヤカーマン」こと永瀬忠志らに密着する。

世界を股に掛けて「イっちゃってる旅」を紹介するTV番組『クレイジー・ジャーニー』のDVD第4弾である。今回もこれまで以上に強力な"クレイジー・ジャーニー"が紹介されていて面白かった。

今回のDVD収録はイベント映像も含めて8編。

◎Disc:1

・"奇界遺産"佐藤健寿が紹介するエチオピアの「地獄の入り口」「ハイエナマン&謎の老人」

・【リヤカーを引いて地球を歩き倒すリヤカーマン】⇒ 永瀬忠志

・DVD発売イベント映像。

◎DISC:2

・丸山ゴンザレスによる「メキシコ麻薬戦争」前・後編

・"北極点無補給単独徒歩"に挑み続ける男・荻田泰永

・「クレイジージャーニー」+「王様のブランチ」による番組裏話

お馴染み"奇界遺産"佐藤健寿が紹介するのはエチオピアにあるエルタ・アレ火山の「地獄の入り口」。煮えたぎる溶岩が5メートルの近くで見られるという火山の光景も凄いが、地面から噴き出した酸や硫黄や鉱塩が黄色や緑の毒々しい原色で地面を覆い尽くすダロル火山地帯の情景は気の狂った超現実主義絵画の様相を呈していて息を吞ませられる。続く「ハイエナマン&謎の老人」は、まあ、おまけみたいな映像。それにしても毎回思ってるが佐藤健寿って細身でひょうひょうとしているし意外とかっこいいしお洒落なのな。あれは女性ファンつくだろ。 

奇界遺産「地獄の入り口」エチオピアに地獄が集中してる NAVERまとめ

もう一人の常連・丸山ゴンザレスの前後編に渡る「メキシコ麻薬戦争」は、まあタイトル通りの内容ではあるがTVバラエティで放送できる程度のお手軽レベルではあるな。ゴンザレスは地元の自警団の案内で麻薬戦争がらみの場所を案内してもらうが、あくまでも自警団サイドの案内であり、諸悪の根源たる麻薬カルテルの関係者と接触したりするわけではないのだ。でもたまに死体が写ったりして盛り上がるし、不穏な空気は十分伝わってくるかな。それにしてもゴンザレスは愛想よさそうに見えて結構目が座ってて、それなりに根性ありそうだよな。 

メキシコ麻薬戦争 - Wikipedia

そして41年もの年月を掛け、リヤカー牽いて世界を旅する男・永瀬忠志!その歩いた総距離は地球一周を既に超える47000キロ以上!もう「飲んだビールが5万本・吸った煙草が5万箱」の「五万節」状態!なんでリヤカーなのか全然分かんないところがまさに「クレイジージャーニー」!なんで旅してるのか本人も分からないとか言ってるところも「クレイジージャーニー」!なにもかもなんだか分かんないのだが、なんだか分かんないけどとりあえずカンドーさせられる!この人は膨大な年月と労力を掛け、とりたてて意味の無いことでとんでもない偉業を打ち立てた、というある種「異能」の人なんだよな。 

永瀬忠志プロフィール!リヤカーマンの実績と職業や家族も紹介!

最後に紹介するのは今まで観た「クレイジージャーニー」で最強&最狂なんじゃないかと個人的に思った"北極点無補給単独徒歩"に挑み続ける男・荻田泰永!えー、"北極点無補給単独徒歩"ってなんだか呪文みたいな言葉ですが、この荻田さん、カナダ最北端から氷の張った北極海を北極点を目指し徒歩で踏破する、しかも途中一切補給無し、という冒険の旅を続けている人なのだ。順調にいけば最大50日で800キロの行程なのだが、なにしろ海氷なので裂け目があったり山のように立ち上がった乱氷帯があったりで決して直線距離で行くことができない。しかも橇に積んだ荷物は100キロ、気温はマイナス50度、さらにホッキョクグマ襲撃の危険まであるのだ!おまけに前進したと思ったら乗っている氷が流されて北極点から遠ざかっているという、もう「賽の河原で石を積む」ような状態!!実はこれまで何度も挑戦しつつ北極点到達は成されておらず、現在も挑戦中なのだという。いやあ……死と隣り合わせというか、常人なら簡単に死ぬ冒険と言うか、まあ常人は普通やろうとも思わないというか……。そしてこんな過酷な冒険を、荻田さんは「死にそうで大変だからこそやる」のだという。もうこれマゾだよな……。でもリヤカーマン永瀬さんもそうだけど、「何だか分かんないけど、でもやるんだよ!」という「クレイジー」さは最高の強力さだよな!とりあえずオレは感嘆したよ! 

北極冒険家 荻田泰永(N.A.P.所属)遠征ホームページ

20161130(Wed)

[]『水曜どうでしょう』DVD第25弾・「深夜バス」と「試験に出る」を観た 『水曜どうでしょう』DVD第25弾・「深夜バス」と「試験に出る」を観た - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ を含むブックマーク 『水曜どうでしょう』DVD第25弾・「深夜バス」と「試験に出る」を観た - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ のブックマークコメント

■水曜どうでしょうDVD第25弾「5周年記念特別企画 札幌〜博多 3夜連続深夜バスだけの旅/試験に出るどうでしょう 日本史」

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水曜どうでしょうDVD第25弾は「5周年記念特別企画 札幌〜博多 3夜連続深夜バスだけの旅/試験に出るどうでしょう 日本史」である。タイトル長い。要するに「深夜バス」と「試験に出る」のカップリングということである。

最初に「深夜バス」。どうでしょうといえば深夜バスだが、今回は5周年記念ということで原点に戻って"究極の深夜バスツアー"を敢行することになった。それは札幌〜博多間を深夜バスだけで走破するという無謀な、そして全く意味の無い企画である。札幌〜博多間深夜バスなどというものは存在しないので、これは3台のバスを乗り継いで行くことになる。まず札幌〜函館。青森〜東京。最後に東京〜博多。これを金曜夜から月曜朝まで乗り続けるのだ。過酷である。あまりにも過酷である。ケツが鉄筋コンクリート化してしまうに違いない。だがそんな労苦に何一つ意味が無いのだ。無情である。悲惨である。そして深夜バスという縛りなので昼間は移動しない。ひたすら非効率だ。さらに撮影スタッフは同乗せずバスの後ろを追ってゆくだけだ。……おいおい!バスに乗る鈴木さんと今泉が全く写せないじゃないか!?……なんというでたらめな企画であろうか。しかしそのしょーもなさで笑いを取るどうでしょうメンバーはもはや神懸かりだ。何も考えて無いともいうが。このどうでもよさがどうでしょうの魅力だ。

続いて「試験に出るどうでしょう 日本史」。今回は織田信長を中心とした戦国時代を学ぶのらしい。どうでしょうメンバーは織田信長にゆかりの深い地を探索しながら戦国時代に思いを馳せるのだ。ところでかくいうこのオレ、学校では歴史関連が全くダメだった。歴史に何の興味も湧かず、何が面白いのかさっぱり分からなかったからである。誰が何をどうしたって?どうでもいいよ!と思っていたのである。さらに暗記必須という科目であることもダメだった理由だ。オレは暗記が皆目ダメなのである。暗記しようとすると拒否反応が起こり頭痛がして動悸は早くなり手足は痺れ口からは滝のように涎が流れるのである。試験の結果は推して知るべしである。しかし大人になってから歴史の大切さと面白さを知り自分で調べて覚えるようになった。何事も面白いと思わないとやらない人間なのである。そんな訳で今回の日本史編も大変興味深く眺めていた。面白かった。しかし、クライマックスに出される試験では、オレも一緒になって考えたが、結局何一つ覚えていなかった。

購入はこちらで。

20160914(Wed)

[]世界びっくり紀行『クレイジージャーニー Vol.3』を観た 世界びっくり紀行『クレイジージャーニー Vol.3』を観た - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ を含むブックマーク 世界びっくり紀行『クレイジージャーニー Vol.3』を観た - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ のブックマークコメント

クレイジージャーニー Vol.3 [DVD]

「独自の目線や強いこだわりを持って世界や日本を巡る「クレイジージャーニー」が 常人離れした体験談を語る! 」というTV番組『クレイジージャーニー』のDVD、Vol.3が出たので早速買って楽しんだ。これ、世界のあんまり目にすることの無い場所を紹介するだけでなく、それに取り付かれてしまった人々に、アカデミックな視点ではなくあくまで下世話にバラエティらしく注目するのが面白い番組なのである。ちなみにオレはTVを観ない人間なので(そもそもモニターにアンテナ繋いでいない)、TV番組の進行のほうはよく分からない。

今回はDVD2枚組で収録時間200分余り、5つの番組放送回と併せ、番組イベントの様子を映した特別映像が収められている。また、それぞれの回にはTV放送時の未公開映像も収録されている。これでアマゾンで2300円くらいだから案外安いんじゃないかと思う。

今回の収録は以下の通り。

佐藤健寿 [奇界遺産×ペニス博物館&神の洞窟]…アイスランド

◆小方真弓 [究極のカカオ探しに人生を捧げるカカオハンター]…コロンビア

◆松本人志&設楽統&小池栄子 [DVD第2弾発売記念イベント]…赤坂サカス

◆丸山ゴンザレス [世界最大級の「キベラスラム」に潜入]…ケニア

◆丸山ゴンザレス [世界一危険&島まるごとスラム「ミギンゴ島」に潜入]…ヴィクトリア湖

◆高井研 [世界中の深海に潜り続ける熱い研究者]…深海

佐藤健寿の「ペニス博物館」はそんなに知られてもいない所でもないのでインパクトは弱かったが佐藤さんの顔見られればそれでいいのだと思う。

小方真弓の「カカオ探し」は幻のカカオを探してコロンビアの山の中を何時間も歩き続ける収録が凄かったが、それよりも小方真弓という方の強烈なキャラクターになにしろ気圧される回だった。この方は究極のチョコレートを作るためだけに現地に移住までしていて、こういう方だからこその頑固さが画面からひしひしと伝わる。こんな彼女のチョコレートブランド「カカオハンター」の「アルアコ72%(28g)」、1枚1188円である。高いのか安いのか分からないが多分とても美味しいのだろう。ただ冗談の嫌いな方みたいで番組トークが殆ど収録されていない……。

丸山ゴンザレスも常連だが、独特のいかがわしい風貌が最初は苦手だったけれども、だんだん慣れてきた。例によって画面から悪臭が漂ってきそうなスラムを紹介。無神経なオレですらメシ食いながら観ていたことを後悔した。ここで紹介されたケニアの「キベラスラム」は、政府がなんとか救済しようと動いていることが描かれていて、観ていてちょっと安心した。不幸と貧乏ばかり見せられると気が滅入るしな。

そしてもうひとつの「ミギンゴ島」が凄かった。ヴィクトリア湖にある島ひとつ丸ごとスラム。これ実は地元の漁師が漁の途中に寄る"よろずや"が立ち並ぶスラムなのだという。だからスラムって言い方は違うかもしれないな。どっちにしろ、見た目が物凄く異様。あと、ここで見舞われたトラブルがなかなかに緊張感があってよい。

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深海研究者・高井研の回は、深海生物の映像もよかったが、なにしろ高井氏のがさつな喋りがなぜか面白い回になっている。

それにしても番組コメンテーターである松本人志&設楽統&小池栄子が今回もよいな。毎回書いているかもしれないが小池栄子さんってなんだか神々しい顔してるんだよなあ。

20160714(Thu)

[]Xファイル大復活!〜オカルトSF・TVドラマシリーズ『Xファイル 2016』を観た Xファイル大復活!〜オカルトSF・TVドラマシリーズ『Xファイル 2016』を観た - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ を含むブックマーク Xファイル大復活!〜オカルトSF・TVドラマシリーズ『Xファイル 2016』を観た - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ のブックマークコメント

X-ファイル 2016 ブルーレイBOX [Blu-ray]

真実はそこにある!誰も信じるな!あの『Xファイル』が帰ってきた!1993年から2002年にかけて9シーズン、全202話にのぼるエピソードが放送されたアメリカのオカルトSF・TVシリーズ『Xファイル』が13年ぶりに再開されました。『Xファイル 2016』と日本語タイトルの付いたこのシーズン10、オンデマンドでは6月あたりから観られたのですが、やっぱりソフトで持っておきたい……ということで7月のBlu-rayボックスセット発売を待って視聴しましたよ。

いやーオレ、この『Xファイル』の大ファンで、エピソードも全部観たしもちろん映画化された2作も劇場に行って観てきました。エピソード9終了後は、まあ長々とやっていたしこのぐらいが潮時だったかなとは思っていましたが、シリーズ復活を知った時はやはり嬉しかったですね。今回製作されたシリーズ10は6話のみのミニシリーズですが、前作からの休止期間も長かったし、再開の肩慣らしとしてはこのぐらいの長さでよかったかもね。とは言いつつ、早くシーズン11が観たいんですが!

13年ぶりの『Xファイル』を観始めて、一番最初の感想……「オープニングが全然変わってない!」13年ぶりのシリーズだから心機一転して新しいオープニングになっているかと思ったら、第1話から連綿と続いているアレなんですね。個人的にはここは新しくてもよかったかな。そしていよいよ現代のモルダーとスカリーが画面に登場!……いやあ、二人とも、老けたなあ……。まあ第1話が20年以上前の放送だから、老けてて当たり前ですけどね。モルダー役のデイビッド・ドゥカブニーさんは若干貫禄が付いてこれはこれでアリかな。ダナ役のジリアン・アンダーソンさんも皺増えましたが今でも十分セクシーざんすよ。さらにスキナーFBI副長官も復活!今度は髭生やしている!ただふと思ったが、1作目から20年以上ずっと「副長官」のままっていうのも社会的にどうなの……。

さて収録エピソードのざっくりした感想。

■第1話「闘争 Part1」……うおお!やっぱ『Xファイル』といえばUFO!拉致!人体実験!政府の陰謀!もうこれだけでメシ釜一つ食えるわ!

■第2話「変異」……遺伝子操作モノ。そう、そして『Xファイル』といえば手術室!死体解剖!あといろいろグログロなものが出てきて楽しい。

■第3話「トカゲ男の憂鬱」……おっとこれはモンスターモノ!しかもひねりが効いててコミカル!まだまだこんなシナリオ書けるんだね。

■第4話「バンドエイド・ノーズ・マン」……都市伝説モノ。不気味!暗い!おまけにバッちい!そして何も説明されないことがまた『Xファイル』ぽいんだよな。

■第5話「バビロン」……冒頭いきなり爆弾テロ!しかし本題はそこじゃなかった!こういう構成も『Xファイル』らしい。しかも思わぬ乱調が非常に愉快!

■第6話「闘争 Part2」……6話にしてもう終末モノ!そして新捜査官キャラ登場!さらにあの敵役復活!そしてラストはうわあああああ!?

たった6話とはいえ「これぞ『Xファイル』!」というエピソードばかりでしたね。そして以前と同じようなことをやっていながらなんだかちょっと違う。モルダーが妙にひょうきんだったりダナのセクシーショットまである。もちろんそれだけじゃないんですが、この「変わらない部分と新しい部分」のバランスもよかったですね。そして二人のロマンスの行方と養子に出してしまった子供への悔恨が今回の裏テーマともなっています。

このBlu-rayボックスセットは特典映像も充実していて、スタッフたちの打ち合わせや製作の様子だけではなく、素のデイビッド・ドゥカブニーやジリアン・アンダーソンが見られるのがいいですね。二人ともカメラが回っていないときはとても表情が豊かで魅力的なんですよ。長年観続けてきたシリーズの主役たちのこんな姿はほっこりさせられます。それと特典映像には未公開シーンやNGシーンの他、『グレース』というタイトルの10分ほどの短編が収録されています。

『Xファイル』の面白さは「グレイのものをグレイのまま描いちゃう」という部分にあるんじゃないでしょうか。UFOやらモンスターはあからさまに描かれますが、それ以外の超常エピソードはなんだかもやもや……と終わっちゃう。「なんなのか分からない」という不安を残すんですよ。テラーやホラーじゃなくあくまで"不安"が主人公なんです。実の所UFOだって政府の陰謀だってそれは不安の裏返しなんじゃないでしょうか。そんな所が『Xファイル』の面白さ、醍醐味なんですね。

それと特典映像で製作のマーク・スノウが語っていて興味深かったのは、旧シリーズ終了は911テロの影響だった、ということですね。テロの影響により、それまでの「信頼できない政府」が国民にとって「強くて信頼できる政府」である必要が出てきた。そういった世相を読み取ることで旧シリーズ終了を決断したということらしんですね。まあもちろん視聴率やマンネリも大きな要因だとは思いますが。こうして再び『Xファイル』が甦ったのはファンのニーズと昨今のTVドラマブームがあるのでしょうが、もうひとつ、新たな世相の変化がそこにはあったかもしれないですね。

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20160622(Wed)

[]世界びっくり紀行『クレイジージャーニー Vol.2』を観た 世界びっくり紀行『クレイジージャーニー Vol.2』を観た - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ を含むブックマーク 世界びっくり紀行『クレイジージャーニー Vol.2』を観た - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ のブックマークコメント

クレイジージャーニー Vol.2 [DVD]

今オレの中で「クレイジージャーニー」が熱い。「クレイジージャーニー」とはディープでマニアックな人たちによるディープでマニアックな探究の旅をドキュメントするTVバラエティのことだ。オレはDVDで観たのだが、その時の感想は「世界びっくり紀行『クレイジージャーニー』のDVDを観た - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ」を読んでもらいたい。なにしろ「21世紀の川口浩探検隊」とも呼べるような番組で、どれも驚くような内容が収められている。

この番組の素晴らしい所は、ナショナル・ジオグラフィックやNHKドキュメンタリーがやるような内容を、アカデミックさではなくあくまで下世話なバラエティとして見せてゆくこと、番組ごとに「クレイジーな旅」をする一人の個人にスポットライトを当てていることにある。内容の面白さと同時に人の面白さも伝えているのだ。

”下世話”というのは下品ということではない。「クレイジーな旅人」が現場で体験する生々しい感情を伝え、その人となりに肉薄する。さらに特殊な環境・地域の中にいる人々のあまり伝えられない営み、つまり排泄やセックスの在り方についても包み隠さずレポートする。なんとなればそれも文化だからだ。そういった人間臭さがいいのだ。

さてそんな「クレイジージャーニー」DVDのVol.2が発売された。内容については以下の通り:

【DISC 1】 (収録分数:60分)

◆丸山ゴンザレス「東洋一のスラム街&銃密造村に潜入」

危険地帯ジャーナリスト・丸山ゴンザレスが、フィリピンの「東洋一のスラム街&銃密造村」へ

命がけの潜入旅。そこには、過酷な現実と、目を疑う恐怖の実態が広がっていた・・・。


佐藤健寿「奇界遺産×神秘の青く光る山」

世界中の奇妙な光景を集める「奇界遺産」フォトグラファー佐藤健寿の「神秘の青く光る山」撮影旅。

道中で見つけた「泥だらけの村」や「異世界過ぎて感動した奇界遺産ベスト5」も紹介!


<特別収録>丸山ゴンザレス&佐藤健寿「DVD発売記念イベント」

2016年1月31日に行われた、DVD発売記念トークイベントの模様を大放出!

イベントだけで話した新たな旅の話や番組の舞台裏を激白!


【DISC 2】 (収録分数:103分)

◆鍵井靖章「神秘とロマンの沈船探索」

1年の半分以上を海の撮影に費やし、世界中の海を撮り続ける水中写真家・鍵井靖章が「海底に眠る沈船探索」の旅へ。さらに、鍵井がこれまで撮影してきた色鮮やかな水中生物の数々も大公開!


◆ヨシダナギ 「アフリカの少数民族を愛する女性写真家~前編~」

15カ国で約200の少数民族を撮影してきた女性写真家・ヨシダナギが、エチオピアに暮らす、“世界一おしゃれな民族・スリ族"の元へ。辿り着くまでに数日を要するその道中には、驚きの文化の数々が!


◆ヨシダナギ 「アフリカの少数民族を愛する女性写真家~後編~」

女性写真家・ヨシダナギが、エチオピア・スリ族の元へ。しかし、突然の来訪者に心を開かないスリ族・・・。そこでヨシダは、自ら服を脱ぎ、彼らと同じ格好になることで、その距離を縮める。

ざっくり感想を書くと「東洋一のスラム街&銃密造村に潜入」は高温多湿な国のスラムのババッちさはヤヴァイよな……とつくづく思った。銃密造村の緊張感は盛り過ぎかなあ。今の所丸山ゴンザレスの危険地帯レポートはそんなに危険な気がしない。

アジア「罰当たり」旅行 改訂版

アジア「罰当たり」旅行 改訂版

「奇界遺産×神秘の青く光る山」佐藤健寿のレポート。硫黄鉱床が燃える事で"青く光る"ように見える山を紹介するが、確かに「奇界」の名に恥じない異様さ。同時にここで働く人たちの過酷さも伝わってくる。<特別収録>丸山ゴンザレス&佐藤健寿「DVD発売記念イベント」では「クレイジージャーニー」DVDの人気の程が伝わってファンとしても嬉しい。

奇界遺産

奇界遺産

「神秘とロマンの沈船探索」は第2次大戦の最中海に沈んだ日本海軍の"沈船"を撮り続ける水中カメラマン鍵井靖章のレポート。それほどクレイジーというものではないが、カメラマン鍵井のキャラが妙に爽やかな部分が逆に面白かった。

夢色の海

夢色の海

「アフリカの少数民族を愛する女性写真家」 は「アフリカ愛」が強すぎてカメラマンになってしまったヨシダナギのレポート。今回は「エチオピアで最もお洒落な民族・スリ族」の写真を撮りに行く。女一人でアフリカの奥地に出掛けるタフさも凄いが(ガイド等は同行する)「現地人と心の距離を縮めるため現地人と同じ格好をする(場合によっちゃ脱いじゃう)」という肝の座り方もいい。そんな彼女の撮る写真がまた素晴らしい。それにしてもエチオピアって高地だから首都アジスアベバあたりは平均気温が20度ぐらいだったりするんだな。勉強になった。

SURI COLLECTION

SURI COLLECTION

20160609(Thu)

[][]『ゲーム・オブ・スローンズ 第五章: 竜との舞踏』と『ダウントン・アビー シーズン4』を観た 『ゲーム・オブ・スローンズ 第五章: 竜との舞踏』と『ダウントン・アビー シーズン4』を観た - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ を含むブックマーク 『ゲーム・オブ・スローンズ 第五章: 竜との舞踏』と『ダウントン・アビー シーズン4』を観た - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ のブックマークコメント

■ゲーム・オブ・スローンズ 第五章: 竜との舞踏 (全10話)

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父タイウィン殺害後、密かにキングズ・ランディングを脱出したティリオンは、ペントスに着く。ミーリーンでは、デナーリスがドラゴンを幽閉している牢を訪れ、手に負えないほど大きく成長した子どもたちを前に恐れおののく。一方、黒の城ではジョン・スノウが、自らが七王国の王だと主張するスタニスと、彼に囚われた“壁の向こうの王"マンス・レイダーの狭間で揺れる。

米HBOのファンタジー・ドラマ・シリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ(GoT)』、これまでTV放映が待ちきれずBlu-rayを購入して観ていたのだが、今回の『第五章: 竜との舞踏』からHuluで一挙公開ということになり、やっと大枚はたいて観なくてもよくなったオレである。しかしBlu-rayで観ようがHuluで観ようが相変わらずドロドロのギタギタな物語展開を見せる『GoT』である。

それにしても回を追うごとに登場人物も舞台となる国も増えてゆく『GoT』だが、はっきり言って殆ど覚えていられない状況であるのも確かである(しかし新キャラがガンガン登場する分旧キャラもガンガン死んでゆくけどね!)。この第五章にしても「こいつ誰?」「ここどこ?」「こいつとこいつになんか因縁あったっけ?」と終始頭の上に疑問符を浮かべながら観ていたことを白状しよう。ひょっとしてオレ、『GoT』向いてないのかな…。

そんな中、理解した部分だけで言うと、「王都は新興宗教流行って鬱陶しいことになってる」「貧乏臭い北部では貧乏臭い連中が貧乏くさい派閥争いをしている」「北の壁でもグダグダやってるけど要するに膠着状態だ」「海の向こうの銀髪のチャンネーはそろそろいろいろメンド臭くなってる」「〈顔のゲーム〉意味わかんないしまだるっこしい」「そんな中でドワーフのおっさんだけが運命流転していて面白い」といったところだろうか。

全体的にこの第五章は過渡期というか次なる第六章への序章というか、平べったく言うと「手広くやりすぎたもんだから長い割には個々の物語があんまり進行しない」感じがしたなあ。そもそも七王国ってぐらいだから一話毎にそれぞれのエピソードばらまいてたらそりゃあ進行しないよなあ。「突然スパルタカス状態」とか「銀髪のチャンネー日本昔話状態」とか「ゾンビVSフランケンシュタイン的展開」など盛り上がるエピソードもあったけどね。そろそろ四つぐらい王国滅ぼして物語を収束させてくれたほうが個人的にはありがたいんだが。というか何章まで作るんだ?

■ダウントン・アビー シーズン4 (全10話)

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シーズン3最終話ラストシーンの衝撃的な事故から半年が過ぎ、時は1922年。哀しみに暮れるメアリーを、トムは、ダウントン・アビー再建のため運営に関わってもらおうとするが、実権が自分の手に戻ることに夢中のロバートは、難色を示す。メアリーの目を覚ましたのは、ヴァイオレットの助言と、カーソンの優しさだった。階上の人々は、それぞれが自分の進むべき方向を見定めて進み始めた一方で、今度は、階下に、壮絶な悲劇が起きる…。

いやあ、前回のシーズン3、あの衝撃のラストにはホント呆然とさせられましたね!一緒に観ていた相方さんと二人、「えぇえぇえぇ〜〜ッ!?」と絶叫しながら『新婚さんいらっしゃい』の桂三枝みたいに椅子から転げ落ちましたよ。というわけでシーズン4、あの大事件を乗り越えた・あるいは乗り越えてないダウントン・アビー家が描かれることになります。

まあしかし、そもそもこのシリーズ、イギリス製作作品という部分で、アメリカのCATV作品みたいなエゲツないドツボ状態に至ることはありません。だからこのシーズン4でもあれこれ事件は起こるけど、最後には「ああよかったね」とほっこり安心させてくれます。シーズン3までの中心的なもの(ネタバレるから書けない)が欠けてしまったので今回はエピソード全体が小ぶりに目に映ってしまうのは残念なんですが、それでも愛すべきキャラの皆さんがそこここで立ち振る舞う様を観るのはやはり楽しかったですね。

こんな『ダウントン・アビー』ですが、先ごろ現地で放送されたシーズン6で終了だそうです。え!?ここからまだシーズン2つ分のエピソードが展開するの!?と逆に驚きですが、さらに映画化の噂もあるそうです。

yoyoshi yoyoshi 2016/06/09 14:16 こっちの寿命が保つ間に完結させて欲しい!千本の剣を鋳つぶして造った玉座、座り心地最悪ですね。冷えて痔になりそうだし刃が
痛いし。ジャック・ヴァンスのマグナス・リドルフものが楽しみで待ちきれない。マーティンの新作も読みたいよう。

globalheadglobalhead 2016/06/09 14:20 情報によるとシーズン8で終わりだそうです。あんな座り難い玉座だからみんなイライラしてロクでもないことになるんでしょうね。