青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財の青草新吾1はリタイア。シニアの青草新吾2は複業で貢献を目指す。

110-3/3 ストレージデバイスでHDDとSSD  

小型HDDの領域ではSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)の市場投入も増えてきました。

HDD2007年度世界需要予想5億台の内で1億台デジタル家電やカーナビ含むモバイル機器です。これらの小型HDDの分野へのSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)の市場投入も活発になってきています。
TDKの参入を日経新聞2007年9月17日付は「TDKが商品化するSSDの容量は64ギガバイトでパソコン内部のHDDを外してそのまま置き換えられる。同じサイズの1.8インチの小型HDDの容量は80ギガバイトが主流だ。10年度年間1百万台の出荷を目指す。TDKはHDD向けでは磁気ヘッドを主力事業としているが、HDD向けでは大容量化に対応できる高機能型磁気ヘッドの品揃えを拡充する一方で、SSDにも参入し記憶装置関連事業収益拡大を狙う。」と報道していました。
電波新聞2007年10月1日付は「SSDは、サムスン電子東芝サンディスクTDKインテルなどが製品化している。サムスン電子では、SSDは今年1.73百万台(2.2億ドル)、10年には9千万台(68億ドル)と予測している。SSDは、モバイルPCなどには最適の記憶メディア。読み出し速度がHDDの約3倍、書き込み速度が約1.5倍と速く、半導体モジュールのため耐衝撃性に強く、低消費電力。価格は32ギガバイトで約65千円と価格容量比ではHDDには及ばないが、一部のPCでは搭載が始まった。」と報道していました。
HDDの今後の発展の方向性に関し115で日立GST執行役/城石博氏の「フラッシュメモリとは共生し、光/光磁気メディアとの競合が強まる」を引用しました。HDDとの競合関係が強まっていくであろう光/光磁気ディスクの需要見通しに関しレアメタル・ニュース2007年12月1日付は「日本記録メディア工業会は記録メディア製品の2008-2010年の世界需要予測を発表した。CD-Rから記録型DVDへのシフトが進んでいることから、記録型CD-R(データ用・録音用合計)は08年65.76億枚が10年に55.07億枚へと減少、記録型DVD(追記型・書換型)は08年66.82億枚が10年に71.25億枚へと増加、青紫色レーザーディスク需要(BD、HD DVDを含む)は、08年24百万枚10年2.15億枚へと急増を予測。」と報道していました。