2011-12-29
■[comic]今年の漫画を振り返る 
年末恒例企画です。印象に残った漫画を挙げていきたいと思います。といってもランキングとかではないです。
銀の匙 Sliver Spoon
銀の匙 Silver Spoon 1 (少年サンデーコミックス)
- 作者: 荒川弘
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/07/15
- メディア: コミック
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今年サンデーは春に新連載攻勢をかけたわけですが(秋にもいくつか追加されたけど)、そのうち最大の目玉作品とされたのがこの「銀の匙」でした。
大作であるハガレンに続く少年誌への連載作品、ということで始まる前から(それこそどんな漫画かもまだ分からないうちから)かなりの注目を浴びたわけですが、始まったのは農業高校を舞台とした、一人の少年の成長物語でした。まあ、まだ成長どころか悩みまくってるだけですけどね(笑)
作風としては「重厚なファンタジー」から一気に「現代日本の物語」(カルチャーショックはありますが・笑)へ。しかし本質的に「人間の生き様を考える」というテーマはおそらく変わっていません。そして今回は、ファンタジーという「舞台の派手さ」のようなものはない、使えない。ある意味ではそういった制約のある中でこのテーマをしっかりと描く。その点で、私は「銀の匙」はハガレンを超える作品になると思っています。
しかし、休載は他の作品に比べて多めとはいえ産休も短くて週刊連載って……荒川弘は化け物か。
小煌女
- 作者: 海野つなみ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/04/13
- メディア: コミック
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連載開始時に話題になっていたのは知っていたのですが、チェックし出したのは今年になってからという(ちなみに4巻連載分時点でした)。
「SF小公女」というのが開始時の売り文句で、実際1巻から2巻にかけての展開はそのようにも見えるのですが、元ネタの「小公女」をただなぞるのではなく、友情、恋愛、謎解きと要素を盛り込みつつ、最終的に新しいプリンセス像をみせて、SFとしても成立、さらにみんなが幸せになれたお話を5巻分に過不足なくまとめた(もう一度元ネタとリンクするという細かさもあり)、いい作品だったと思います。
「恋と軍艦」ほか西炯子作品
- 作者: 西炯子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/08/05
- メディア: コミック
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- 作者: 西炯子
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2011/09/05
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- 作者: 西炯子
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2011/05/25
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今年はやたらと西炯子の新刊を買っていたような気がします。気がするだけじゃなくて実際「○ヶ月連続リリース」的なものが年に2回もあったわけですが。蔵出し系のもあったし、エッセイ集まで出たしな。
そんな中で、一番期待度が高いのはやっぱり「恋と軍艦」かなあと。まだ話の始めだけですが、「ちょっと背伸びしたがってるがそれを表に出したくはない少女」みたいな主人公コンビがいいよなあと。
安定度から行けば「ひとりで生きるモン!」はやはりいいです(笑)
コメットさんにも華がある
- 作者: 川原泉
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2011/06/28
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連載が中断していた「〜がある」シリーズの「コメットさんにも華がある」。MELODYの別冊付録という形で無事完結し、さらにこれまでのものと合わせて無事単行本になったのはほっとしました。
祝・復活。続編も遅れ気味とはいえちゃんと連載されているので、無理せず続けていっていただければと。
トンネルの華子さん
- 作者: 松田円
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2011/06/07
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「トンネル」「夏」「美人の幽霊」の三題噺ともいえるわけですが、場所はほぼ動かない(動いても村の中だけの話だし)かわりに時間軸が場合によっては大きく動くというユニークな作品。
遠野モノがたり
- 作者: 小坂俊史
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2011/05/27
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「中央モノローグ線」から舞台を遠野市に移してのモノローグシリーズ第二弾。「わびれもの」的な要素もあり。
今回は「遠野」という場所との関係性でキャラクターを構成しているわけですが(期間限定移住者のなのか、生まれてからずっと出てない少女・みどり、Uターンしてきた女性・アヤ、座敷童子)、やっぱり一番印象に残ってるのは「ヤングから」「ヤングへ」の対比かなあ。なのかとみどりがお互いを「ずるい」と思っちゃうという。
モノローグシリーズとしては第三弾「モノローグ・ジェネレーション」が始まっています。一般性という点ではこれまでの2作よりはなじみやすいかも。
「一緒にかえろう」と「ふたごもんじゃ」
- 作者: 矢直ちなみ
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2010/05/07
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- 作者: 矢直ちなみ
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2011/05/27
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良作だった「一緒にかえろう」ですが、打ち切りの上2巻は出ないという事態に。単行本に収録されると思って「つぼみ」に載ってた番外編はチェックしてないのに!悔やまれます。しかしこの単行本への姿勢、どうにかなりませんかね。いやもちろん向こうとしては採算ラインにのらない可能性がある単行本は作りたくないのでしょうが……「ふたごもんじゃ」の売り上げで出すかどうか決めます(で、結局出なかったわけですが)ってのも、他人任せでそれはどうなの?っていう。作品自体は打ち切りとはいえきちんとまとめただけに余計に不満が。
そして一方の「ふたごもんじゃ」。双子ネタよりも小学生ネタのほうが多くなってきた気がする最近の展開ですが、やはりこの人の作品の登場人物は皆純粋だなあと思います。
アリル〜午後のお茶は妖精の国で・番外編
アリル~午後のお茶は妖精の国で 番外編~ (フィールコミックス) (Feelコミックスファンタジー)
- 作者: 遠藤淑子
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2011/09/08
- メディア: コミック
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スマリ文庫版、「今月のわんこ生活」2巻とあわせてまたもや出版社またいだフェアになるとは。
さて今回は番外編なわけですが、やはり遠藤さんらしいな、と思います。
同時収録の「プラネット」はもしかすると「午後のお茶は妖精の星で」がこういう物語になる予定だったのかな?続編が連載中なんですが、単行本収録はどうするんだ、これ。
あとスマリの文庫版には一言言いたい。なぜ「スプリングレイン」を同時収録しなかった!
一日の最後に読みたい本
一日の最後に読みたい本。 奈知未佐子自選短編集 (フラワーコミックス〔スペシャル〕)
- 作者: 奈知未佐子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/04/08
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ショートストーリーの寓話シリーズ。雑誌的には箸休めポジションかなあとは思いますが、こういった「ささやかでいい話」というのも、あるのはいいことだと思います。
その他の継続作品とか
- 神のみぞ知るセカイ
- 大事件→女神探し&地獄の裏社会と当初は予想もしなかったスケールの大きな話に。ちひろを応援してしまうわ。
- 絶対可憐チルドレン
- こちらも兵部の過去編があったりさらに大事件が起こったりと目が離せない。でもたまには犬神父と宿木父のエピソードみたいなのも頼みます。
- 大奥
- 歴史は巡って再び吉宗の時代へ。目が離せない。折り返し地点は過ぎてるらしいんだけどまだそんな気配ないなあ(笑)
- 路地恋花
- 大家さんが出てきた時は締めくくりかと思いましたが、まだ続くみたいでなにより。大家さんの話よかったなあ。
他には「ハレルヤオーバードライブ!」とか。
その他、今後の注目株とか
- 作者: 佐原ミズ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/10/12
- メディア: コミック
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とりあえず、こんなところで。
- 7 http://b.hatena.ne.jp/nadegata/2011年ベスト/
- 3 http://blog.search.yahoo.co.jp/search?fr=top_ga1_sa&ei=UTF-8&p=ドロップインザボックス
- 3 http://www39.atwiki.jp/mangaka/pages/2542.html
- 2 http://blogsearch.mobile.yahoo.co.jp/p/blogsearch/list/view?p=ふたごもんじゃ&fr=
- 2 http://longurl.org
- 2 http://t.co/RLEeHrkU
- 2 http://t.co/gi6iPLuh
- 2 http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=ハレルヤオーバードライブ&source=web&cd=17&ved=0CFkQFjAGOAo&url=http://d.hatena.ne.jp/gmax/20111229/p1&ctbs=qdr:d&ei=
- 2 http://www1.atwiki.jp/animesearch/m/pages/449.html?guid=on
- 1 http://a.hatena.ne.jp/anadaana/



