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『電磁戦隊メガレンジャー』感想17

やっぱり『ゴーカイジャー』のメガレン回は、ギャラクシーメガで行くべきだったと思うのだ(おぃ)
第31話「止めるぜ! ギレールの暴走」
ユガンテを盾に身を守って帰還したギレールのために、雰囲気最悪のネジレジア本拠。……その場に捨ててこなかっただけマシ、という気もしますが。
シボレナはギレールを裏切り者となじるが、「どんな手を使ってでも、というジャビウス皇帝の命に従っただけ」と、ギレールは意にも介さない。そのギレールにヒネラーは、ユガンテのパワーアップの為に開発していたネジレゲンカプセルを手渡す。己の潜在能力を全て解き放つという強力なドーピングアイテムを手に、再出撃するギレール。
そのころメガレンジャー達は、地上へやってきた省吾(ギャラクシーメカのエンジニア)と再会していた。スーパーギャラクシーメガの新必殺技の話をしたり、ギャラクシーメガについてのろけたりする省吾と旧交を暖めていると、ギレール出現の報が入る。
ネジレゲンカプセルを飲み込んだギレールは圧倒的な力でメガレンジャーを蹴散らし、大事なプログラム入りの鞄を手にしたまま何故か物陰から見守っていた省吾を負傷させるがレッドにとどめを刺そうとした時、肉体に異変が起こり、身を引く。
体中から粘液をぼたぼた垂らして苦しむギレールの前に姿を見せるヒネラー。
「いやごめん、そのカプセルまだ未完成で副作用があってさ、パワーアップするのはいいけど、肉体が変化して、最終的にはそれに合わせて人格とか消滅しちゃうんだよね。でもいいよね? 君は犠牲になるけど、メガレンジャー倒せるし。どんな手を使ってでもメガレンジャーを倒すのが目的だもんね?」
しっかり言質を取っているヒネラー(笑)
身内にだだ甘のヒネラーに謀られた事を悟ったギレールだが、時既に遅し。暴走するエネルギーの影響で巨大化し、理性も知性も失った怪物、マッドギレールと化してしまう。
月面基地に負傷した省吾を運び込んでいたメガレンジャーは、それぞれが傷を負いながらも、巨大ギレール出撃の報に、ギャラクシーメガでの出撃を決意する。

久保田「苦しい、戦いになるぞ」
赤「やるしかないだろ。……へっへ、心配すんなって。俺達は、連戦連勝のメガレンジャーだぜ」
久保田「……うん。……そうだったな」
黒「みんな、行こう」
久保田「頼むぞ、みんな」

博士も100%他人事ではない所が、やはりギャラクシーメガの熱い所。
そして、ここぞという時の音楽シリーズで、ここでかかる主題歌の金管アレンジが格好いい。
勇躍、マッドギレールとの戦いに臨むスーパーギャラクシーメガであったが、スーパーギャラクシーナックルすらあっさり弾き返すマッドギレールの前に、あっという間に追い込まれる。事態を打開するには、省吾の話していた新必殺技を使うしかないが、しかし、ダメージの大きいギャラクシーメガがそれを使うと二度と戦えなくなってしまう事を聞いて、それを嫌がるレッド。
またロボット可愛がりで本末転倒もいい所のレッドですが、ベッドから起き上がってやってきた省吾が一喝。発動した新必殺技「ビッグバンアタック」が炸裂し、倒れるマッドギレール……と思ったがしかし、再び立ち上がるマッドギレール。更に暴走の続くマッドギレールの細胞の一部が巨大なネジレ獣と化して分裂し、スーパーギャラクシーメガ、絶体絶命!!
……というわけで、いつもメガレンジャーのメンバーが行う次回予告の前振りは、ヒネラーファミリーが担当。
凄く、楽しそう。
しかしこう流れで一気に見ると、メガレンのパワーインフレは、ジャンプマンガもビックリです(笑) 先週まで、あらゆるネジレ獣を登場と共にほぼ瞬殺していたスーパーギャラクシーメガが手も足も出ないとは、どれだけ強いのかマッドギレール。
あと正気を失っているマッドギレールが仮にメガレンジャーを殲滅したとして、その後、ネジレジア最大の敵になりそうな気が(笑) ヒネラーの事だから、時限装置とか仕掛けているのかもしれませんが。


第32話「終わりか!? 絶体絶命ギャラクシーメガ
マッドギレールと、その細胞から誕生したギギレの攻撃を受け、敗北寸前のスーパーギャラクシーメガ
その時、アイネット月面基地の早川から久保田の元へ通信が入る。早川が長く開発に関わっていたスペースメガプロジェクト(メガシルバー登場時から伏線を引いている話)が遂に完成したのだ。
「デルタメガを分離させて、月へ行け!」
久保田の司令を受け、月へと向かうメガレンジャー
地球では、ギャラクシーメガが残って防御モードで時間を稼ぐという(勿論スタッフ乗せたまま!)熱い展開。
しかし久保田博士は窮地だと、叫んでいるだけで割と役に立たない。
月面基地で、早川が主任として開発していたのは、5台のボイジャーメカ!!
出撃したメガレンジャーは、宇宙空間へと追いかけてきたギギレを撃破し、地球へと向かう。
前回ラストで出てきたギギレは、イカカニみたいな見た目で、青を基調とした色合いもネジレ獣とは一線を画す番組的に異風のデザインだったのですが、どうしてかと思ったら、今回の事を考えて、宇宙映えするデザインだった模様、納得。
地球上ではとうとうシールドエネルギーが尽き、倒れ伏すギャラクシーメガ。マッドギレールが迫るその時、5台のボイジャーメカが合体、メガレンジャーの新ロボ・ガボイジャーが地上に降り立つ!
銀河合体!
はもう全開で、早川の趣味に違いない
合体したメガボイジャーは、凄まじい勢いで、マッドギレールを蹂躙
ネジレジアが本気で可哀想になるレベルの圧倒的戦闘力でマッドギレールを撃滅。
こうしてメガレンジャーに新たな戦力が加わり、敗れはしたものの、本国から来た邪魔者の排除に成功したDr.ヒネラーは独りほくそ笑むのでありました。
ボイジャーメカは、1:人型(赤)・2:スペースシャトル(黒)・3:多段式ロケット(青)、4:円盤(黄)、5:台形メカ(桃)、という構成なのですが、3号機がかなり酷いです。メガボイジャーの合体に使われるのはコックピット部分(全体の20%ぐらい)だけで、前半分以上は、武器扱い
必殺技・ボイジャースパルタンは、右腕に装備したロケットという名の3号機を飛ばします
つまり、3号機の前半分以上には、 夢と希望 火薬だか未知のエネルギーだかとにかくぶつかると大爆発を起こす何かが詰まっている。
乗りたくない
ここに来て、勝ち組(イケメン・秀才・モテ)のメガブルーに、早川さんから強烈なプレゼントだ!
3話連続のギレール退場編でしたが、田崎竜太(監督)がなー、やっぱりこの頃、下手だなぁ(^^; 『アギト』後半ぐらいまで行くと割と見られるようになるのですが、その辺り、ちょっと勿体なかった。