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2011-07-20

電子書籍が主流になると出版点数は増大する

no title

内容についての懸念もあります。電子書籍が主流になると、出版点数は紙の書籍の時代よりも2桁以上増えるはずです。個人でも出版が可能になるからです。現に、米国ではAmazaon.comで電子書籍を個人出版する人が増えているそうです。こうした本の多くは、ほとんど価値のない本です。その中から良質な書籍を探し出すのは大変になります。

この記事を読むまで気付かなかった不明を恥じるばかりです。書店でスマートフォンの解説本が機種ごとに発売されて棚を埋め尽くしているのをみて、これは発行・流通コストが低くて出版社としての利益率が高いからできることで、あまり健全な状態ではないななどと考えていたところなのに、それが電子書籍時代には加速されるところまで思い至りませんでした。

出版社が編集機能を持っていてもこの濫造状態なのですから、もっと低コストで個人出版レベルの書籍が大量に流通すると、読者が良書にたどり着くためにはどうしたらよいのでしょう? 今流行りの言葉でいうと「キュレーション」が重要になるのでしょうが、それを商売として成りたたせるにはどのようにマネタイズするビジネスモデルが有効なのでしょう? 現状で思い付くような紹介雑誌的メディアや、販売サイトのレコメンデーションだけでは解決できないように思えてしまいます。

2011-02-04

Apple広報が電子書籍アプリ却下についてコメント「外部の課金システムを使う場合は、iTunes課金も選べるように」

no title

先日問題にしたiPhone/iPadアプリの課金モデルの件の続報なんですが、ここで注目するのは「外部の課金システムを使う場合は、iTunes課金“も”選べるように」で、iTunes課金“も”使えるようになっていれば、外部課金も併用していいのだろうかというところです。併用できたとしても、金額や手数料の問題が残ります。現在のiTuens課金だと、自由な金額を設定できないと思います。外部課金もそれと金額を合わせないといけないのでしょうか? iTunes Storeの手数料分を配慮して外部課金と料金に差をつけることは許されるのでしょうか? 外野で想像していても栓ないことですが、本当にどう落としどころを考えているのか成り行きが注目されます。

2011-02-01

アップルにはiBookstoreがあったんだった

アップルiPhone/iPad電子書籍リーダーアプリアプリ外課金で購入した電子書籍を読むことを認めない方針に、何を考えてるのだろうと思ったわけですが、アップルにしてみると、iBooks/iBookstoreがあるのだからそれを使えという立場なのでしょうね。

?「Apple Books」をApp Storeで

ページが見つかりません - Apple(日本)

ちなみに、iBooksがリーダーアプリで、iBooksから利用できる仮想電子書籍書店がiBookstore。 iBookMacBook以前のCPUPowerPC時代のラップトップパソコンの名称ですので、末尾のsをお忘れなく。

アップル - サポート - 詳細検索

ソニーのiPhone向け電子書籍アプリ、Appleが却下

せかにゅ:ソニーのiPhone向け電子書籍アプリ、Appleが却下 - ITmedia News せかにゅ:ソニーのiPhone向け電子書籍アプリ、Appleが却下 - ITmedia News

一昨日のエントリーで紹介した、iPhoneの電子書籍アプリビジネスモデルの件で、ソニーアプリも却下されたそうだ。アップルは、Amazonをはじめとする電子書籍ベンダーがAppStoreのアプリ内課金を採用すると思っているのだろうか? それとも有料電子書籍リーダーアプリを排除しようとしているのだろうか? iPhoneアプリ以外のプラットフォームと電子書籍購読権を共有している現在のビジネスモデルでアプリ内課金を採用させることは現実的でない選択肢だと思うのだが。全く落としどころが見えない話です。

iPhoneでKindleが使えなくなる? - Good News Forever@はてな

2011-01-31

iPhoneでKindleが使えなくなる?

AppleKindle for iPhoneのような、AppStoreの課金と無関係に電子書籍を購入して購読できるアプリを認めない方針で、新規では公開できず、今まで公開していたものも6月一杯の移行措置のみ認めているらしい。

no title

紀伊國屋書店が準備していた電子書籍アプリも、そのせいで公開できない状態らしい。

Kinoppy for iOS 公開遅延のお詫びとお知らせ

解決するには、AppStoreのアドオンで購入させるのだろうか、一冊毎に単独アプリとして購入させるのだろうか? Kindleの場合は、iPhone/iPadから徹底して独自端末とPCに注力すればいいのかもしれませんが、雨後の筍のようにサービス開始していた日本の出版社のビジネスモデルはどうなってしまうのでしょう?

2010-12-31

今年、雑誌について思ったこと

今年の始め頃、週刊ダイヤモンド誌のツイッター特集号があった。表紙などにツイッターアイコンを並べるのにTL上で募集したり、取材中も大キャンペーンだったんですよ。

週刊 ダイヤモンド 2010年 1/23号 [雑誌]

週刊 ダイヤモンド 2010年 1/23号 [雑誌]

私は応募しなかったんですが、何だったら買ってもいいかなと書店で見たけど買わなかったんです。その時思ったことが、

  • 690円は高い。ツイッターの特集として新しい発見がなさそうで、同じ値段なら何か別の新書を買った方がいい。
  • 昔だったら、雑誌なんだから他の記事で元がとれるかもしれないと買ったかもしれない。
  • でも今は、他の記事を読む手間が、かえって鬱陶しいものに感じられる。
  • 自分は、もう(このような)雑誌を欲していないのだろう。

ということであります。

年末になってiPhone/iPadアプリで文芸雑誌「群像プレ創刊号」が無料で公開された。

http://itunes.apple.com/jp/app/id409318594?mt=8

自慢じゃないが、立読みすらしたことがないような雑誌ですが、無料ですのでダウンロードして目を通してみました。33本の記事があって、ごく一部しか読んでいないのですがこれがとても面白かったのです。

  • 三浦雅士「孤独の発明1」(2010年1月号)
  • 加藤典洋「村上春樹の短編を英語で読む1」(2009年9月号)

三浦雅士さんが同郷なので読み始めたのですが、村上春樹論が興味深くて、加藤典洋さんの記事も読んだ次第。これが有料だったら、偶然手に取って記事が目に入らない限り一生読むことはなかっただろうし、無料キャンペーンもありふれてしまえば手を出さなかっただろうに。こういう連載記事が作られる場としての雑誌に可能性を感じたのでした。

そして電子書籍の週刊雑誌です。

ツナガリ | ソーシャルメディアと名古屋をテーマにした電子書籍の週刊マガジン

名古屋ローカルの地域誌(と言っていいのかな)なので、電子書籍としての興味と付き合いで読んでいたのですが、この手頃なサイズに可能性を感じます。熱心に最初から最後まで目を通すのではなく、読んでも読まなくてもいい気軽さが、雑誌らしさなのかなと思ったりしております。