はまゆき


〜PC-220巡視艇「はまゆき」〜


珠洲の海に 朝開きして 漕ぎ来れば 長浜の浦に 

月照りにけり (718〜785年・大伴家持


珠洲の海から停泊した舟を夜明けともに

朝漕いで来ると長浜※1)到着時はすでに

夜に入っており月光が輝いていた


七尾海上保安部所属巡視艇はまゆき

この長浜浦降る雪をイメージして名付けられました



珠洲から長浜(現在の氷見市に仮定すると)海上70キロ


当時の舟の漕ぐ時速は2.5キロ


潮流もほぼ等しく珠洲を出港すれば


長浜20に到着


当時の国司の舟旅は強行スケジュールです(*_*)



輪島市民まつりに一般公開された「はまゆき」の他に


能登海上保安署所属「おぎかぜ」があり


海難救助、不審船・テロ対策、領海侵犯の取り締まり


海洋汚染の防止等に従事しています


また巡視艇おぎかぜ


能登半島の先端を担う重要な船です




そして市民まつり会場には海上保安庁所属


ゆるきゃらうみまるの姿がありました!


タテゴトアザラシの子供で階級は二等海上保安正


三等海上保安正うーみんと4歳差の兄妹です







※1長浜の浦は「松田江の長浜」現在の雨晴から

島尾付近に続く海浜の説が有力であるが

しかし『和名抄』の能登郡の郷名にも「長濱奈加波萬」があり

七尾湾内の太田村付近とする説

同郷の南大呑村・北大呑村付近とする説もある