エルサルバドル パカマラ

エルサルバドルの豆をいたく気に入ったので、

別のエルサルバドル産の豆を購入してみました。

前回はブルボン種、今回はパカマラ。

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エルサルバドル パカマラ

豆が大きいので、煎り上手での手焙煎だといつも通りの火力で焙煎しようとすると、時間がかかったり、1ハゼがあまりハゼ切らないというか、その辺がわかりずらく少し難しいなという印象でした。

最初は、浅めで1ハゼちょいぐらいで焙煎してみましたが、少し酸味が強い感じでした。

akachan.hateblo.jp

それでも、前に焙煎したブルボンと比べると、クリーンでスッキリした味わいで、浅煎りコーヒーにありがちな?と個人的に思っているエグみのようなものもなく、どちらかというと紅茶というかローズヒップティーのような印象でした。

 

次の焙煎ではそれは踏まえて、もう少し焙煎度合いを深くしてみました。

感覚的には、2ハゼの一つ二つ手前みたいな、コーヒーの脂分が少し滲みでてきたかなという度合いです。

飲んでみたところ、酸味も程よく残り、そこにコクのようなものが加わり、クリーンでいつつ、コーヒーの重みや香りが加わって、個人的にはベスト!と言える焙煎具合になりました。

 

最後に、2ハゼを超えて進んで、シティ、フルシティぐらいの焙煎で試してみました。

基本的に濃いコーヒーが好みなので、期待しましたが、酸味とクリーンな感じが消え、

苦味(焦げ味)が前面に出てきてしまい、少し残念な結果となりました。

 

peet'sのあの濃いんだけど、コーヒーのアロマを損なわない焙煎はどうやったらできるのだろう、とまた一人悩んでしまいました(笑)

 

それでも、クリーンなコーヒー豆でも、焙煎度合いによってその魅力を引き出せるんだ!

ということがわかり収穫のある焙煎だったと思います。

 

いままであまり細かい豆の種類は気にしてなかったので、せっかくなので調べてみました。

ブルボン種

マダガスカル島の東に位置するレユニオン島が起源とされる種類。

病気や害虫への耐性は概して弱いが、ブラジルなどに広まって、今回焙煎した

パカマラ種の起源でもある種だそう。

 

goo.gl

 

パカマラ種

こちらもエルサルバドルで生まれた種類。

パーカスというブルボン種の変異種と、マラゴジッペという、品種を交配させたもの。

マラゴジッペは、ブルボンの親?であるティピカ種からの突然変異で生まれたその大きさが特徴的な豆。

マラゴジッペ自体は、生産性がよくなく、パカマラ種のほうが生産的にはよいようです。

varieties.worldcoffeeresearch.org

 

コスタリカ産の豆とパカマラを並べてみました。

1.5倍ぐらいの大きさでしょうか。

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左がパカマラ種、右がカトゥーラ種

カトゥーラ種もブラジルで発見されたブルボン種の突然変異らしいですが、

ちょっとどこかでもう少し、系統についてまとめてみたいですね。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

エルサルバドル産コーヒー豆

Finca El Gobiado ブルボン ナチュラ

 

最初に焙煎してみたのは、エルサルバドル産のブルボン ナチュラルです。

ラベルに詳細が書いてあってとてもありがたいです。

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パッケージ

真空パックのように、ちゃんと包装されていて扱いやすかったです。

欠点豆も多分1Kパッケージの中で数える程ではないでしょうか。

 

生豆を見てると、少し茶色がかっているけれど、どことなくみずみずしさが残っているような豆でこれまで色々と豆を購入して焙煎してきましたが、初めて見る印象でした。

これは一味違いそうだ!と直感しました。

 

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生豆

 

個人的な好みとしては、Peet's coffee の大ファンで深煎りが好きなのですが、最初なので、中煎り+で焙煎してみました。

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中煎り

焙煎した翌日に飲んでみましたが、ラベルにあるようにベリーのようにフルーティでフルボディな味わいでびっくり感動ものでした。

 

正直、スペシャリティコーヒーでは、フレーバーホイールで「シトラスのような」「ワインのような」とか「ストロベリーのような」とか表現をしますが、まったくさっぱりわかりませんでした。

どちらかというと、お高くとまりやがってと思っている人でした。

 

しかし今回ばかりは少なくとも、ベリーっぽい!ぐらいの感覚値で感じることのできた初めてのお豆さんでした。

 

何冊かコーヒー関連の本を読んでみましたが、味の決め手として、

豆の品質6割

焙煎 2割

抽出 2割

みたいな言われ方をしたりしますが、これほど納得したことはなかったです。

 

いや、多分、品質がイマイチな豆でもそれなりに美味しくはなるんだと思います。

ただ突き抜けたうまさは豆の品質(鮮度?)によるのだと、はっきりと認識ができたということがとても嬉しく、私のコーヒー焙煎人生の中でとても有意義な経験となりました。

 

たぶんこの豆から受けた衝撃はこれからも消えることはないでしょう。

 

https://www.scanews.coffee/wp-content/uploads/2016/01/SCAA_FlavorWheel.01.18.15.jpg

コーヒーのおはなし

パパ業もだいぶ落ち着いてきたので、趣味のコーヒー焙煎のはなしを書いていこうと思います。

 

焙煎機は・・・

 

 

煎り上手です。

発明工房 コーヒー豆焙煎器・煎り上手

発明工房 コーヒー豆焙煎器・煎り上手

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かれこれ4年ほど使用しております。

取っ手の木の部分が少し割れたりしていますが、まだまだ現役です。

(たぶん金属が膨張するんでしょうね)

 

我が家は毎日朝と夕方で2回コーヒーを飲みます。

最近ではリモートワークとやらで家にいることが多く、

消費も早く、週に2回ぐらい焙煎しないと間に合いません。

 

80gずつ2回焙煎し、合計160g毎回焙煎しています。

 

少し前までは焙煎講習に行った時に教わったユーエスフーズさんで豆を購入してましたが、

個人販売をやめてしまったので、amazonとかで安い豆を探して焙煎しておりました。 

 

 

 

dr-i-gama ブランドのコーヒーはアルミ包装で何回かリピートしたりもしました。

 

ただ、やっぱり値段が抑えられたコーヒー豆は欠点豆が多かったりして結構大変だったりはしました(特にマンデリンとか)

 

それから、ウィンドファームさんの有機栽培コーヒーとかも試したりしてたんですが、

あるとき、コーヒーハンターと呼ばれる川島さんの本を読む機会があり、

 

コーヒーは生鮮食品みたいな話があり、豆の品質をもう少し経験したい思いにかられました。

 

 

川島さんが手がけているミカフェートというコーヒーショップに生豆も売っているのですが、

やはりそれなりにお値段がするのと、1個ごとに送料がかかるというなかなかハードコアな形になっていたので、ちょっと手が出ませんでした。

店舗で買えないかなーと思い、電話してみたのですが、やはりというは生豆は買えませんでした。

 

そこでリーファーコンテナでちゃんと品質に気を配って輸入しているところがないかなと問い合わせたところ、1件見つかって、そこで試しにいくつか豆を注文してみるようになりました。

 

川島さんがエルサルバドルで修行していた話を読んでいたので、注文してみました。

あんまり生豆でエルサルバドルのコーヒーを扱っているところはこれまでなかったので、初めて焙煎して飲んでみたのですが、かなり衝撃を受けたのを覚えています。

 

エルサルバドルのコーヒーが美味しいのか、リーファーコンテナでちゃんと輸入されているから美味しいのかわかりませんが、一歩突き抜けた美味しさを感じちゃったんですね。

 

そこから他の産地なども注文して焙煎してみたのですが、美味しいコーヒーばかりで、

 産地ごとにほんと特徴があって、本当に楽しくワクワクしました。

 

そこで、焙煎日記的なものを書いて筆をとった次第です。

ちょっと前置きが長くなったので今日はここまでにします!