相手の要望を定義する

お仕事関係。
相手の要望を定義するという行為について。

要件定義かくあるべき

要件定義では以下の3つの属性を備えていなくてはならない。

  • 網羅性:システムの目的、目標に必要な要件が漏れ、重複なく揃っており、
  • 整合性:各要件の整合性が取れており、
  • 表現力:解りやすく示されている

網羅性と整合性を備える

いわゆる、MECEであること。
Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive。
漏れなく、ダブりもない状態。

そのための手法。USIT
USITは

  1. 問題定義 (問題を抽象化し、根本原因を探る)
  2. 問題分析 AS-IS,TO-BEの比較、解決すべき問題の洗い出し
  3. 解決アイデア出し 下記の5つのメソッドを組み合わせる
    1. 要因同士の因果関係を探る(この要因とこの要因の関係は?)
    2. イデア同士を組み合わせる
    3. 属性の次元を変える(この機能の特徴をより生かせる環境は?)
    4. オブジェクトの数を変える(分割したらどうなる?結合したらどうなる?)
    5. 機能を再配置する(タイミングを変えたらどうなる?場所を変えたらどうなる?)

の要素から成る。

表現力を備える

図で示すことで表現力を高める。
UMLなどの手法を使って、図解する。
これをもとに会話を進め、あるいはその場で項目を埋める。
また、その場で資料を作成することでアイデアの抜けを防ぐ作用も。


図のテンプレート:思考フレームワーク
表、線表、ベン図、マトリクス、マインドマップ、なんでも良いけれど、
適切な場面で適切な図表を用いることで、思考を解りやすく見せること。