スポーツ天国

天気が良ければ散歩でもと考えていたが、生憎薄曇りで青空が見えず、今日は一歩も外に出なかった。そんなわけで一日二回のブログ更新である。天気は下り坂。ことによると火曜からの雨が一日早まるかもしれない。
▼朝からテレビ三昧のサンデーモーニングは名物スポーツコーナーが健在だ。故大澤親分亡き後の張本勲の相方は、日替わりのゲスト制になっている。今朝のコメンテーターは全日本柔道の篠原信一監督。世紀の誤審と言われるシドニー五輪ドイエとの決勝ビデオは、何度見ても篠原の内股すかし一本勝ちだ。おそらく主審は内股すかしという技の存在を知らなかったのだろう。だからドイエの内股に篠原が腹這に落ちて有効というジャッジになる。技量のない審判に裁かれる理不尽な結果というのは、カフカ以来人類最大のテーマだ。
▼それはともかく話題は先日の体重別選手権の結果を見て発表されたロンドン五輪代表。注目は女子48kg、52kgの軽量二階級。デブ専の重量級はともかく、このクラスならいかに柔道といえどもまだビジュアル面でも期待がもてる。
▼まず48kg級だが、長く女王に君臨した谷亮子に二度土をつけながら実績で切符を逃してきた福見と、直近二大会の直接対決を制し一歩リードしていた浅見の代表レースは、浅見の初戦敗退という信じられない結末で福見の代表が決定。一方こちらも熾烈なデッドヒートを繰り広げていた52kg級は、北京代表の中村がライバル西田に引導を渡す一本勝ちで代表を決め、偶然にもビジュアル的には最高の結果に落ち着いた。
▼福見も中村も、谷の時には一瞬ためらわれた「ヤワラちゃん」の呼称を使うに相応しいルックスの持ち主だ。カワイイ選手のいいところは、遺伝的にファミリーも美形なので放送に幅が出るところ。各局ともさっそく福見、中村両家を取材していた。
▼さて、こちらもビジュアル系スポーツの代表格である女子バレーボールの五輪最終予選が開催中だ。昨年も世界選手権を日本でやったばかりなのに、今また日本で開かれるこの大会の位置づけがよくわからない。最終予選というが、強豪ロシア、キューバからチャイニーズタイペイ(どこの国だ?)まで出場するこの大会で、何位までに出場資格が与えられるかもわからない。ていうかもうどうでもいい。ただフジとTBSが一日置きに中継する女子バレーボールが視聴率がとれる素材であることは間違いない。ちなみに男子の放映はない。
▼なるほど現在世界ランク3位の日本が五輪に出場するのは確実だし、メダルを狙える位置にいることもまた確かだろう。だがそんなことよりもっと確かなことは、今の日本チームが空前の美形ぞろいだという事実である。テレビ局と協会がタッグを組んで、美貌と実力を兼ね備えた選手を集中的に強化した投資の結果だと思う。
▼中心選手にブスはひとりもいない。エースさおりん、世界選手権でブレイクした岩坂、新鍋の新人コンビに死角はなく、江畑、山口、迫田も及第点以上。不調で代表を外れていたプリンセスめぐが控えに回る最強の布陣である。ルックス的には平均点のキャプテン荒木、セッター竹下、リベロ佐野には役職がついている。そして両足アキレス腱断裂で選手生命が危ぶまれた至宝狩野舞子の復活には、おそらく業界をあげて巨費が投じられたに違いない。
▼それにしてもテレビ局のなりふりかまわぬビジュアル重視のカメラワークはどうだ。狩野と中道の二枚替えの際、中道のサーブは魚眼レンズばりの引きで写し、打ち終わるやボールに触れてもいない狩野のアップという具合だ。これでは「死神の口直しに女神のアップ」と非難されても仕方あるまい???
▼この2ちゃんねるスレばりの見方が偏見だ、僕の目が曇っているというのなら、テレビ局はスパイク決定率なんてどうでもいいから選手別画面写り込み度をパーセンテージで公表してもらいたい。そこにはカメラマンの好み以上に制作サイドの何らかの恣意的な関与を窺わせる数字が表れるに違いない。
▼そこで以前の投稿と同じ疑問が浮かび上がる。スポーツのそのような見方は果たして邪道かという疑問である。僕はスポーツにはいろんな見方があっていいと思う。一口にビジュアル系と言っても、今をときめく韓流アイドルなどとは違う魅力をアスリートは持っている。それは整形や目の補正などでは手に入れることのできないナチュラルな美しさだ。それがアスリートの最大の魅力だろう。
ナチュラル系美人の妻が作るウチゴハンは昨日が煮込みハンバーグ。

そして今日はソースチキンカツ丼。

バレーボール選手には負けるかもしれないが、妻もなかなか体格がいい方だ。結論はまた同じになるが、のびやかな肢体というのはそれだけで神様が与えてくれた宝物なんだな。結局僕は大柄な女性が好みなのだ。