飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2017-06-30

資産公開に関する反対討論。

昨日の本会議の様子が、既にYouTubeにアップされています。
その中には、今回の議会で大きな注目を集めた「飯塚市長の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例」に関する委員長報告、討論、採決の様子も。ぜひ、その様子をご覧下さい。

資産公開に関する委員長報告 https://youtu.be/xlo1J1LQRsA?t=2m50s
川上議員の賛成討論     https://youtu.be/xlo1J1LQRsA?t=7m35s
城丸議員の反対討論     https://youtu.be/xlo1J1LQRsA?t=15m20s
光根議員の賛成討論     https://youtu.be/xlo1J1LQRsA?t=19m55s
私・江口徹の反対討論    https://youtu.be/xlo1J1LQRsA?t=22m00s

また、私の反対討論については、以下の通りです。ご一読頂き、資産公開について考える機会になれば幸いです。
反対討論の中で紹介している斎藤文男さんの著書「政治倫理条例のすべて」はコチラ

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おはようございます。議案第54号 飯塚市長の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例に対し、市長提案の原案、並びに勝田委員提案の修正案、その双方に反対の立場から討論を致します。
市長提案の原案は、その提案理由にあるように資産公開対象者を市長のみから副市長教育長、企業管理者へ拡げるものであります。
また民進党勝田委員の修正案は、その対象者を議員に拡げるものであります。

条例案双方に対する反対の理由として3点あげます。
まず、第一に、この資産公開制度そのものが持つ問題点についてであります。
次に、その審議過程についてであります。
最後に、政治姿勢についてであります。

以上3点の反対理由について以降、述べます。
まず第一の、この資産公開制度そのものが持つ問題点についてであります。
ご承知のように、この資産公開制度は、昭和58年兵庫県堺市で政治倫理条例として誕生します。
誕生したきっかけは収賄事件で有罪判決が確定した市議が辞めずに居座ったことから始まります。
このようなことが二度とないようにと、市議や市民が学者の協力を得て、政治倫理条例を定めました。その中で、資産公開制度は、アメリカウォーターゲート事件の反省から生まれた政府倫理法(1978年)に学んで定められました。
改正前の政治倫理条例資産公開制度では、首長議員に毎年1月1日時点の資産等を報告させ、それを公表すること、また報告書について疑問がないか、審査会で審議することとなっていました。
審査の際に、資産報告書に疑義があるときは、報告義務者からの事情聴取等必要な調査を行うことができることとなっており、なんでこの議員資産は今年こんなに増えているの?会社からの給与議員報酬では説明つかないよね。といったような不自然な資産の増加があれば汚職の疑い、そして調査となるわけです。

しかし、一見うまく機能しそうに見える制度ですが、実際はそうではありません。
資産公開法同様、タンス預金は報告義務はありませんし、例えば3つの通帳があっても2つ分しか資産報告書に載せなくても実際は分かりません。
当然、市長や議員が、業者から「今度のどこどこの工事はウチの会社に」とお金や宝飾品などをもらっても、資産報告書に載せるはずもありません。
この点を捉え、私は、ザル法とよびました。それに対して、「ザル法というなら制度を強化すべき」と批判を頂きました。しかし、市の条例で設置する審査会に、検察のような強い調査権限を持たせることも出来ませんし、市外にある金融機関にだれだれ議員の預金はいくらあるか答えなさいと強制することも出来ません。
配偶者や同居の親族まで資産報告をさせろという方もおられますが、息子や娘のプライバシーを犠牲にしても、不正発見に有効な制度とはなりません。
市の条例の限界です。不正の発見は警察・検察の仕事なのです。

議員資産公開制度が、政令市を除く793市のうち、42市だけしかないのは、この制度の持つ限界からだと考えています。

また、飯塚だけでなく、他の自治体を含め、この資産公開制度で実際に不正な働きかけを見つけた、不正なお金が報告されたという事例を私たちや市側も知らないだけでなく、旧庄内町川崎町の事件のように、制度があったのに不正が発見できなかった、つまり有効でないことが証明された事例さえあります。
私が、資産公開制度が、不正防止・不正発見に役立たない、実効性がないというのは以上の理由からです。

そして、この資産公開制度が政治家の不正防止・不正発見に役立たない、実効性がないという点については、市長も理解されているはずです。
この点については、3月議会の私の「資産公開によって不正が発覚した事実は、私どもも執行部も知らない。資産公開制度が必要というには、資産公開制度が有効だという前提があって初めて成り立つと思うがどうか。」という質問に対し「本当に効果があるのかと問われると、そのことだけで効果があるものだろうとは、正直私も考えておりません。」と市長はお答えになりました。また6月19日の議会運営委員会における、市長の「資産公開制度だけで不正を未然に防ぐといったことにはならないかもしれない。」といった発言から明らかです。
また、今回修正案を提案された勝田議員の所属する民進党についても、一昨年12月の条例改正時には賛成しておられますし、今回の審議にあたり、資産公開制度が有効であるとわかったという発言は一切ありません。

このように実効性のない制度を制度として採用すべきでありません。

次に、その審議過程についてであります。
一昨年12月の政治倫理条例改正にあたり、私たち市議会が非常に多くの批判を受けた点の一つとして、審議が早すぎるという点がありました。委員会付託を省略した上で、わずか2時間半程度での審議による拙速な議論資産公開制度が廃止された。これは暴挙であると言われました。
しかし、今回の委員会審議はおよそ45分であります。市長提案の原案だけでなく修正案も含めて、45分の審議にとどまります。それも、以前市民団体が求めた請願とも、政治倫理審査会が求めていた資産公開とは大きく違う内容であるのに、その議論は尽くされていない。そう考えます。

最後に、政治姿勢であります。
市長は、6月19日の議会運営委員会で「私と一緒に仕事をする特別職も私と同様な思いで職務に当たってほしいとの願いから」資産報告をすることとしたと述べられました。
そのことと、条例改正は別問題であります。市長が副市長教育長・企業管理者に市長と同じ思いで職務に当たって欲しいと思って資産報告が必要だと考えたのなら、条例改正することなく、自主的に公開すればすみます。条例改正を行うと言うことは、ご自分の政治姿勢だけの問題ではなく、将来にわたって飯塚市として必要だと考えると言うことであります。
この点に関し、検討不足であると言わざるを得ません。

また、市長は、3月議会での「私たちの行った政治倫理条例改正をどう理解しているのか」という私の質問に対し、「どうあるべきかということをみずからに問いただす意味でも、自分なりに一生懸命に話の内容を伺っていたつもりだ。現在の資産公開を中心とした政治倫理条例のあり方では、あまりにも抜け道が多いので、資産公開は廃止する。しかしながら、政治倫理規範については、より重視するということでやり取りがあっていたように、私は記憶しております。」と言われ、続けて「市民の皆さんに襟を正した私、そして議会も含めた、市としてのありようを、どうお示しするべきか、議会の皆さんとも今後、一緒に考えていきたいと思っているところでございます。」と答えられました。
議会の皆さんとも今後、一緒に考えていきたい」と3月議会の私の質問にしっかり答えられている訳であります。
しかし、今回の条例提案まで、市長から私たちに、議会に対し、「この問題についてやっぱり私はこう思う。こういうことではどうだろうと、一緒に考えて欲しい」と投げかけはあっていません。

また、今回の資産公開については、先に述べたように市民団体請願で求めていたものとも、政治倫理審査会がもとめていたものとも違います。今回の提案が、内容の薄い、ゆるい条例であることは、提案された市長も、修正案を提案された勝田委員を含め、総務委員の皆さんが理解されている所です。
今回の提案は、国の資産公開法と同様の資産公開をしようというものであり、斎藤文男氏の著書「政治倫理条例のすべて」この本には、この資産公開法に関し、次のように書かれています。
「現行法の資産公開は、嘘でもなんでも資産報告書を出しさえすればよく、これをチェックする機関がありません」、「資産公開法自体がザル法で、これに右に倣えした資産公開条例も同様の批判を免れません。なぜなら、政令市を除く市町村では議員適用がないうえに、?報告は本人名義資産に限られ、家族名義の資産隠しは野放し、?報告事項の目が粗く、抜け穴だらけで、?証明書の添付も不要、?報告書をチェックする機関もなく、?報告書の不提出や虚偽記載に対する罰則もないために、信憑性(真実性、信頼性)に乏しい資産報告書の出しっ放しに終わっているからです。こんな形だけの資産公開では、政治腐敗の防止はとうてい期待できません」資産公開法はこのように酷評されており、ザル法ザル法と言われるのは、国会議員資産公開の際の報道にもよく見受けられます。このように、今回の提案は、以前の政治倫理条例資産報告から一歩も二歩も三歩も下がったものであります。

市長は、「これは第一歩だ。」と言われています。しかし、条例を提案する際に、第一歩では困るんです。制度をしっかり見据えた上で,考え抜いて、提案の時点でこれがベストだというものを出すべきです。

以上、この資産公開制度そのものが持つ問題点、そして審議過程、最後に中途半端な提案であるという事に加え、先ほど述べた議会の皆さんとも今後、一緒に考えていきたいと言われたことなどがなされていないことなどが政治姿勢として賛成できない理由です。

中途半端が一番悪い。もし、市民の不信感、不安感を払拭するために資産公開が必要だと考えるなら、市民団体政治倫理審査会の求めたような資産公開制度とすべきです。

しかし、そんな制度にしても、ザル法ザル法のままです。

斎藤文男氏の「政治倫理条例のすべて」こちらには、たんす預金について次のようにあります。「生活や商売に必要な現金を手元に置くことは蓄財に当たりません。」、「かりに蓄財を現金のまま持っていたとしても、審査会には警察のような強制調査権はなく、確かめる術がありません。だいいち、資産隠しのたんす預金を報告する人はいないでしょう。だから、たとえ規定を設けても実効性を欠かざるをえません。大半の条例資産報告に「現金」の項目がないのはそのためです」そう書かれています。

審査会で審査しても、報告が真実かどうか確かめるための強制調査権はないのです。そして、この資産公開制度が1983年に堺市で始まってから30年を超えていますが、今まで資産公開制度で不正が発見された事例はありません。反対に妻子条項まで定めた厳しい条例があっても不正が行われていたという無力だったという事例は複数あります。そのような状況がわかっていながら、この制度を続けるべきでしょうか。

資産は、大切にすべきプライバシーです。もし、そのプライバシーを犠牲にするなら、それは明確な理由がなくてはいけません。その他の手段で解決できるのであれば、その他の手段で解決しなくてはなりません。それだけ大切なものだと私は考えています。

私は、そんな議員にならない。議員は公職だから、自分で望んでなったんだからとも言われます。でも、あなたの娘さん、息子さんが議員になることもあるかもしれません。同居の親族だからお母さん、お父さん、資産公開してと言われて、喜んで公開されますでしょうか?ぜひ、他人事ではなく、自分の事として、資産公開を、そして政治倫理を考えて頂きたいと強く思います。

この機会に、資産公開で市民の不信感、不安感を払拭できるという幻想を捨てて頂きたい。市民の皆様、報道機関の皆様も資産公開で政治家を監視できるという幻想を捨てて頂きたい。お金の動きで、不正をチェックするのは、警察・検察に任せましょう。

しかし、市民の不信感・不安感は少しでも解消しなくてはなりません。不正防止の仕組み作りは更に検討が必要です。

昨年末に市長・副市長の賭けマージャンという衝撃の事件があり、市民に大きな不信感・不安感を与えてしまいました。この事件に対し、私たち議会政治倫理審査会でしっかり審査すべきと考えていましたが、審査会の立ち上げまで時間がかかったことや、充分な審査が出来たかどうか、そういった点も含めて反省すべき点も見えてきました。
また、現在、先の一般質問で指摘されたように特別職を含む倫理条例違反の疑いがあり、調査中の案件もあります。

このようなことが二度とないよう、市長を含め執行部も、私たち議会も、そして市民もしっかり考えなくてはなりません。私は、資産公開とは別な方法で、不正防止・発見の仕組み作りを、具体的には政治倫理条例改正を目指します。一昨年の政治倫理条例改正の際に指摘された点を含め、全般にわたって見直しを行い、更に厳しい条例制定を目指します。

そのことをお約束し、以上をもちまして、議案第54号 飯塚市長の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例に関し、市長提案の原案、並びに勝田議員提案の修正案、その双方に反対の立場での討論と致します。

2017-06-29

本会議速報! 資産公開は特別職・議員共に可決。保育士修学資金貸付条例は否決!

速報です。
先ほど終了した本会議で、市長が追加提案した副市長教育長・企業管理者の3名の資産公開をしたいという条例改正案、そしてそれを審議する総務委員会民進党勝田委員より示された市議を資産公開の対象に加える修正案は、共に賛成多数で可決となりました。
共に賛否は賛成14票に対し反対13票の1票差。


議員の賛否は以下の通りです。* 議員の後の()の中は所属会派、敬称略です。
賛成:坂平・平山・明石・秀村・永末(市民クラブいつか会)、守光・田中裕二・奥山・光根(公明党)、道祖・勝田・佐藤(民進党)、川上・宮嶋(日本共産党) 以上14名
反対:古本・鯉川・梶原・江口・兼本・瀬戸(新政飯塚)、上野・田中博文・吉田(同志会)、松延・城丸・福永而今会)、森山(無所属) 以上13名



もう一つの注目議案、保育士になりたい学生に修学資金を貸し付ける飯塚市保育士修学資金貸付金条例案については、賛成少数で否決となりました。こちらは、賛成10票に対し反対17票となりました。



議員の賛否は以下の通りです。* 議員の後の()の中は所属会派、敬称略です。
賛成:坂平・平山・明石・秀村・永末(市民クラブいつか会)、道祖・勝田・佐藤(民進党)、川上・宮嶋(日本共産党) 以上10名
反対:古本・鯉川・梶原・江口・兼本・瀬戸(新政飯塚)、守光・田中裕二・奥山・光根(公明党)、上野・田中博文・吉田(同志会)、松延・城丸・福永而今会)、森山(無所属) 以上17名



今日の傍聴席は、残念ながら市民はそんなにおられませんでした。対して、報道陣がいっぱい。
夕方のニュースを賑わせることになりそうです。


上手くしゃべれてるかがちょっと心配。。。

以上速報でした。

2017-06-28

明日は本会議最終日。資産公開どうなる?ぜひ現場で傍聴を!

飯塚市議会は、明日6月29日が6月議会の最終日。
常任委員会で審査した案件について、委員長報告が行われ、それに対する質疑、そして各案件に対する討論、採決となります。


この中には、市長が追加提案した副市長教育長・企業管理者の3名の資産公開をしたいという条例改正案、そしてそれを審議する総務委員会民進党勝田委員より示された市議を資産公開の対象に加える修正案、さらには、保育士になりたい学生に修学資金を貸し付ける飯塚市保育士修学資金貸付金条例案(こちらは委員会で否決されました)、そして一般会計の補正予算もあります。


資産公開に関してと、保育士修学資金貸付金条例に関してが注目でしょう。
私は、資産公開については討論の予定。
今日の午前中から資料とにらめっこしながら討論原稿を作成しています。


明日は、9時から議会運営委員会本会議の進行に関しての最終打ち合わせ)があり、本会議の開会は10時から。お昼前後には全ての日程を終了し、閉会する見込みです。


ネット中継ももちろんありますが、新しい議場で議会の真剣な様子を見に来られませんか。
そして、新しい庁舎の食堂やカフェをご利用ください♪
ネット中継はコチラから。 → https://www.city.iizuka.lg.jp/shise/gikai/chuke/index.html

2017-06-23

補正予算特別委員会、本日は散会。

今日は、29年度の一般会計補正予算特別委員会が10時から開催されました。

ところが、最初でストップ。

というのも一般質問で取り上げた特別職を含む複数の職員倫理条例違反に関する資料を出してと言う上野委員の資料要求に最初執行部は資料がないと発言。いや、資料がないと審議できない、資料がないはずがないと委員側。

確かに資料がないはずはありません。

市側も、そこはすぐに理解したのか、中間報告を出しますと変更。

そして、午後1時に資料が出てきました。

その資料には、平日から土曜にかけて、特別職1名、部長1名を含む職員2名、元職員1名、議員1名、指名業者代表取締役1名の計6名が奈良京都へ旅行へ行っているというもの。

しかし、それぞれの名前は出されていません。そのような資料だけですぐに審査というわけにはいかない。今日はここまでとすべきと上野委員

永末委員が出来る質疑をしようと言いましたが、その意見に賛成する委員はおらず、今日はここまで。

と言うわけで、今日は審査なしとなりました。

月曜、改めて再スタートとなります。もしかしたら明日の新聞を賑わすかもしれません。

2017-06-22

資産報告どうする?  私は反対です。

6月19日に市長から追加議案として、副市長教育長・企業管理者の3名の資産公開をしたいと条例改正の提案がありました。

それに対して、民進党より市議資産公開の対象に加えたいとの意向があるということは、翌20日の毎日新聞朝日新聞の記事にあった通りです。そして20日の本会議に議案の提案理由説明があり、総務委員会付託されることとなりました。

この時点では、まだ民進党から市議資産公開の対象に加えるという議案は何ら示されていません。

そして、今日の総務委員会で、市長の条例改正案が審議されました。

その改正案は、「飯塚市長の資産等の公開に関する条例」を改正するというもの。

市長の資産報告と同様に、副市長教育長・企業管理者の3名の資産を報告させ、公開するというものです。

現在の条例はこちら → http://www.city.iizuka.lg.jp/reiki/reiki_honbun/r320RG00000848.html

この条例は、国会議員資産報告を定めた資産公開法に準じて定められたもので、以前の政治倫理条例で行っていた資産報告・公開制度と比べると、内容の薄いもの。

その審議がある程度進んだ段階で、勝田委員民進党)から修正案が提出されました。

こちらの修正案も、市長提案同様、議員資産報告についても、資産公開法に準じて公開しようというものです。

審議結果は報道にあったように賛成4に対し反対2の賛成多数で可決。

29日の本会議委員長報告の後、報告に対する質疑、討論、採決となります。

委員会での様子を見ると、どうやら可決の見込み。

読売新聞に「この条例では実効性がない」と私のコメントが載っていますが、その通り。

最終日には、しっかり討論したいと思います。

審議については、西日本新聞に主なやり取りが載っていますので、紙面をどうぞ。

2017-06-21

飯塚市保育士修学資金貸付金条例案、福祉文教委員会では否決。

今日は委員長を務める福祉文教委員会
議案は「飯塚市保育士修学資金貸付金条例」の一本だけだったのですが、委員会では長い議論を行った後、1vs5の賛成少数で否決となりました。
賛成者は、市民クラブいつか会の永末委員のみ、公明党の奥山委員共産党の宮嶋委員而今会の城丸委員無所属の森山委員、新政飯塚の兼本委員は反対。


この条例案は市長の重要施策として新聞にも紹介されたもの。
おおよそ次のような制度です。
飯塚市内で保育士として働きたい学生で、近畿大学九州短期大学のような保育士養成施設に通う学生に修学資金奨学金のようなお金)として、月2万円を無利子で貸し出す。
◎予算としては、35人×2学年×2万円×9ヶ月(7月からスタート、来年3月まで)の1260万円を想定。
◎35人というのは、近畿大学九州短期大学の1年の定員70名の半数を想定。
◎卒業後1年以内に市内の認可保育所認定こども園で働き始め、その後5年間働いたら、そのお金は返さなくて良い。
◎財源は、国や県の補助のない、市の単独経費


そして条例案の提案理由には次のようにあります。
「市内の保育所等で常勤保育士として業務従事しようとする者に対し、修学を援助するための資金を予算の範囲内において貸し付けることにより、市内における常勤保育士を確保し、もって市内の保育所等未利用児童の解消に寄与するため、本案を提出するものである。」

その未利用児童(待機児童)を解消したいという目的は、委員全員も同じ思い。
しかし、その手法が違うのではないかというのが、今回の否決の理由です。


なぜでしょう。委員会では次のような点が指摘されています。
◎ニーズ調査がなされていない。
公立保育所で働いても返さなくて良いと言うが公立保育所は待遇が良い。待遇の厳しい私立だけに絞ってはどうか
(正規職員の平均給与公立511万円 私立311万円 H26年度)
認可保育所認定こども園だけというが、企業内保育所や小規模保育所が出来た場合、そこでもよいのではないか。
◎貸し出す相手は市民かどうかは問わない。また保育士養成施設は、市内、県内でなくてもかまわない。というが、北海道の学生が北海道の養成施設に行くときでも受給可能。ここまで貸すのか?県の同様の制度は県内の保育士養成施設限定だ。
◎市内の保育所等で働いて返さなくて良いのは、月20日以上(6時間以上)とあるが、働き方が多様化している。8時間×15日などでもよいのではないか。
保証人が2人、うち1人は法定代理人(未成年の場合のみ)が必要だというが、1人親家庭や親のいない子どもなど厳しい家庭の子どもが受けにくいのではないか。
非正規労働が増え、奨学金を返せない方が増えているが、焦げ付くことが予想される。しかし、それは想定していない。
◎現時点で不足している保育士数もきちんと把握していない。
以上のような点を含め、準備不足がありありと見て取れました。


また私立保育園保育士不足の原因は、厳しい労働条件低賃金です。
もし、同じ1260万円の予算があれば、私立保育園保育士に5千円を同じ9ヶ月配るとすると、280人に配れます。

これは、27年9月の私立の保育士数が正規200人と非正規163人の計363人という事を考えると2/3以上になります。
今、政府の方でベテラン保育士(全体の1/3以内)に月4万プラスしようという話が合っていますので、その方以外に配れるというわけです。


自治体独自の予算で保育士の待遇改善をやっている自治体は数多くあります。
よその自治体保育士を取られないよう、飯塚もこの部分をしっかりやるべきというのが、反対した議員の理論です。


なので、賛成1人に対し反対が圧倒的多数の5人と言うわけです。


なお、この待機児童問題、私のHPで少し詳しく紹介しています。
書いたのがちょっと前になりますので古い情報かも知れませんが参考になれば幸いです。
待機児童問題 → http://eguchi-tohru.com/hoiku.html

2017-06-16

市議会一般質問は次の通りです。

昨日の本会議で、3人の代表質問に続き、秀村議員一般質問を行ったのは昨日(といっても今日書いたんですけどね)のブログで紹介しましたが、来週の一般質問の質問議員と概要を紹介します。

 6月19日(月)10時から

  2 道祖 満  第2次飯塚市文化振興マスタープラン、「(仮称)飯塚市民芸術文化交流館」設立

  3 松延隆俊  筑豊地域経済活性化

  4 上野伸五  職員の就業環境、施策の優先順位について、職員コンプライアンス

  5 奥山亮一  楽市水管橋の損傷に伴う断水、上水道の安定的な水の供給確保、下水道・浄化槽の普及

  6 梶原健一  農業振興防災組織の整備


 6月20日(月)10時から

  7 吉田健一  観光の現状と歴史、義務教育における保護者の費用負担

  8 平山悟   頴田地区の現状、頴田地区公共施設等の今後、頴田地区の市外局番

  9 兼本芳雄  自主財源確保のための重点的戦略、本市経済活性化のためにフィンテックを活用

  10 宮嶋つや子 エコテック産廃中間処理火災への対応、熊添川流域の浸水対策

  11 光根正宣  発達障がいについて


以上、秀村議員を含め、一般質問には11人議員が登壇します。また昨日までの代表質問には6会派6人の議員が登壇、双方含めると28人の議員のうち、17人となりました。

ここでちょっと説明を。

代表質問とは、会派を代表して質問するもので、かなり多岐にわたって質問する傾向にあります。

この代表質問の持ち時間に関しては、昨年から取扱が変わり、各会派の所属議員数×15分となりました。

なので、永末議員と私の持ち時間はそれぞれ6×15の90分!たっぷりの時間がありました。

もちろん、全てを使わなくてはならないという事ではありませんので、質問をどう組み立てるか、しっかり考えなくちゃですね。

一般質問の持ち時間は30分で変更ありません。

なお、この持ち時間は、議員側の質問の時間だけをカウントします。なので、その時間に答弁の時間が加わりますので、議員が15分しゃべって執行部が15分答弁したら15+15の30分かかります。

一般質問がひとり大体1時間かかるのはそういった理由です。

なお、開会は全て10時からとなっています。私の出番だけでなく、その他の議員の時も皆様の傍聴をお待ちしています!

もちろん、ネット中継もあります♪

ネット中継はコチラからどうぞ。

 → https://www.city.iizuka.lg.jp/giji/shise/gikai/chuke/chuke.html

2017-06-15

感謝。15年表彰頂きました。

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先日、議会事務局を通じて全国市議会議長会から15年表彰を頂きました。
2000年春に市役所を辞め、この世界に入って色んなことがありました。
その時間を噛み締めながら、初心を忘れずに政治に取り組みたいと思います。


昨日・今日と飯塚市議会では代表質問が繰り広げられました。
私は本日の3番目。10時から市民クラブいつか会の永末議員が持ち時間90分で質問。休憩を挟みおおよそ2時間の質疑があり、12時過ぎに永末議員の質問が終わったところで昼の休憩。その後日本共産党の川上議員が持ち時間30分で1時10分から質問、こちらは休憩なしで、約90分間の質疑があり2時40分前後に終了。そして、2時50分から私の出番となりました。


持ち時間90分に対し、13分残っていたので使った質問時間は77分。休憩を挟み約2時間半の質疑を行いました。いくつか、収穫がありましたので、また改めて紹介したいと思います。


私の質問終了後、ちょっと休憩して、一般質問の一人目、秀村議員手話の普及と小学校の卒業式の2題に質問。こちらは持ち時間30分ですが、おおよそ30分弱の質疑だったと記憶しています。

その後は、代表者会議があり、その後に会派で協議。


なかなかハードな一日でした。でもまだまだ議会は続きます。がんばろー♪

2017-06-08

6月議会開会します!

明日6月9日から平成29年度6月定例会が始まります。

今回の議会では、片峯市長のはじめての施政方針演説があり、それに対する各会派の代表質問や、一般質問等が繰り広げられます。
新市長の下で市政はどう変わろうとしているのか。ぜひ、議場でご自分の目と耳で確認ください!もちろん、ネット中継もあります!
私の質問は、代表質問の6番目。15日の午後が出番となります。


今回は保育所等の待機児童について特に力を入れてお聞きします!29年度が始まったばかりなのに待機児童は既に85人!(5月1日現在)
国も力を入れていますが、市はどう対処するのか。しっかり迫りたいと思います!


また、各議員の質問項目・質問順等は以下のページからご覧下さい。
 https://www.city.iizuka.lg.jp/giji/shise/gikai/koho/shitsumon.html

6月議会の日程については以下の通りです。

2017-06-05

明日、6月6日は学校開放日です!

明日6月6日の飯塚市内は小中学校の学校開放日。私立小中学校だけでなく私立の日新館中学や県立嘉穂附属中学も。どなたでも見れますよ〜
学校開放日の各学校の取組はコチラからどうぞ♪

平成29年度 飯塚市「学校開放日」内容一覧【6月6日(火)】
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