ジョン
[ETC] 事件勃発。
ゆうべの対クロアチア戦は友人達と我が家で盛り上がる。ばんごはんをみんなで食べ、飲み。当初のわたしの予想通り2敗1分けで決勝進出ならず、となりそうだ。
そして今朝。お泊りした友人と帰宅した友人、近所のサンドイッチハウスで待ち合わせて朝食。ゆうべはワインと焼酎をがっつり飲んだので二日酔い気味でクラクラする。お昼からしばらく休むことにした。Hちゃんはうちに残りそれぞれお昼寝。3時に起き、階下に降りた。このところひょうたんの雌花が気になるので、一日に何度も庭を眺める。と、
え゛?! うちの庭をホテホテ横切るイヌ!!
ありえない。寝起きのアタマではあまりにありえない絵に理解が及ばない。
少し遅れて降りてきたHちゃん。
「ねぇ、うちの庭に犬がいるの・・・・。」
「は?」
何を言っているのかわからなかったらしい。寝起きだし。
「門が開いてて入っちゃったのかな。おとなりに遊びに来ている子が入ったのかな」
とりあえず隣家に尋ねよう。でも玄関のとこにいたし咬まれちゃったらやだし、などと考えるも、このままには出来ない。もういちど犬が庭側に回った隙に出てみると、門はちゃんと閉まっているし、おとなりとの境にある通用トビラもきっちり閉まっている。いったいどこから入り込んだのか。お隣の奥様と、そのまた隣に聞いて見るが、心当たりはないそうで、しかもベランダにあったサンダルをがぶがぶしたらしい。うちを含めたこの3軒は厳密なしきりを設けていないので、3軒の敷地内は行き来はできる。が、それにしても進入経路がわからない。
家に戻ると玄関先にHちゃんが出ている。彼女のところには黒のレトリーバーがいるのでイヌ扱いも上手。すでに「おすわり」させたりしている。どうやら大変に心細かったらしいその子にとって救世主に映ったのだろう、もうワホワホで一心に彼女を頼っている様子である。立ち上がったり、胸に手をかけたりで、彼女はドロドロにされている。わんこ飼いのお隣さんにリードをお借りし、保健所に問い合わせることにした。電話で説明するHちゃん。
「えー、白黒の中型でセッターぽいけど多分雑種だと思います。チェーンの首輪をしてるんですけど、名前も無いし」
しばし待たされて電話を替わった男性職員。
「実は飼い犬がいなくなってしまった、という通報が来てるんですよ。えー、名前はジョン、9ヶ月でイングリッシュセッターだそうで」
「それです!」
雑種だと思う、と言い切っていたが、大変失礼であった。だっておなかに葉っぱとかいっぱいついてるし、ちょいヤサグレ感あったし。
飼い主さんはうちのそばと判明、お母さんが引き取りに来た。よかったね、もう来ちゃダメよ、と手を振った。
いやー、1時間ほどのことでしたが、遺棄されちゃった子なら、このままうちが引き取るしかないかも、などとしばし妄想が。それにしても、うひょひょで元気いっぱいのヤツであった。
今日の一枚 「おばちゃん、オレどっから来たんだろ!」