ミュ−ジカル “ファントム”


今回の東京の1番目の目的は、大沢たかお主演のミュ−ジカル“ファントム”を観ることなのでした。本場ニュ−ヨ−ク・ブロ−ドウェイの“オペラ座の怪人”を観たという友達が『もの凄く良かったよ〜』と言っていたのを聞いていて、いつか観てみたいと思っていたのだけど、大沢たかお主演でミュ−ジカル“ファントム”が開演されると知って、『大沢たかおオペラ座の怪人なんて一石二鳥。こりゃ〜、観てみなきゃ』と思ったわけ

まずは、映画“オペラ座の怪人”で予習です。ファントム役のジェラルド・バトラ−も、クリスティ−ヌ役のエミ−・ロッサムもさすがの歌唱力で、魅せて・聴かせます。“ジャ〜ン、ジャジャジャジャジャ〜ン”というテ−マソングも印象的で、と〜っても重厚で感動的な映画でした
会場は渋谷のこどもの城・青山劇場。入り口正面にある岡本太郎作品のシンボルモニュメント“こどもの樹”が目を引きます。かれこれ20数年前、少年隊(当時は錦織一清の大ファンだった私。懐かしい〜っ)のミュ−ジカル“タイムゾ−ン”を観に来たことを思い出すわぁ。
肝心の舞台。満席の座席は大沢たかおに恋していると思われる女性陣で埋め尽くされています。年の頃は30代〜40代がメインといったところかな。ファントム、大沢たかおの登場で『かっこいい〜っ』というため息まじりのつぶやきが聞こえてきます。シリアスな場面で、感極まったおばちゃんの『たかちゃ〜ん』なんていう掛け声があったりしてちょっと興ざめっていう場面も
大沢たかおの、涙を流しての熱演は役者としては素晴らしいです。歌手じゃないから歌唱力は求めてはいないけど、やっぱり映画を観た直後だと、歌で感動出来ないってのがちょっと欲求不満かも。クリスティ−ヌ役の相手役の女優も、映画の清楚なエミ−・ロッサムと比べちゃうと(比べちゃいけないとわかっていても・・)歌唱力も容姿も見劣りしちゃうしね〜。とはいえ、座席もとってもいいところで、持参した双眼鏡では大沢たかおの顔のシワまで見えちゃうくらいだったし、大沢たかおを観るという目的はしっかり達成できました。ただ、ミュ−ジカル作品としては、私の個人的な好みでいうとイマイチだったかな〜。

 歌う大沢たかお