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黄色っぽい映画。

2010-08-21

[]『さんかく』

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じゃり【砂利】

 1 小石。また、小石に砂のまじったもの。ざり。「―道」「玉―」「―トラ」

 2 《劇場・見世物小屋などで見物の子供をさしていったところから》子供。

 3 《小石や白砂を敷きつめたところから》江戸時代奉行所の一区画で、町人・百姓などが着座する所。


「さんかく」というタイトル通り、姉妹と男との三角関係を予想していたが、まぁもちろん三角関係には変わりはないけれど、中学生の妹は実は蚊帳の外で、大人の男女二人の恋愛映画として成立していた。ただこの妹を蚊帳の外に出させるための監督の手腕が素晴らしかった。

なんといっても小野恵令奈演じる女子中学生が徹底的に「じゃり」だった。ただ大人の男(姉の彼氏)を翻弄するだけなら、彼女の失恋パートなどいらない。しかし、これを丁寧に描くことによって、中学生の、恋愛や大人への好奇心という自意識から発される行為=姉の彼氏(大人の男)への誘惑がリアリズムを増す。だからこそガキなんだよ、じゃりなんだよ。かといって馬鹿にしている気配が無いのは、たとえば彼女(えれぴょん)と姉(田畑智子)が実家で喧嘩をするシーンは、ちびまるこちゃん的な親が止めに入るザ・姉妹喧嘩であり、子供と大人という構造では成り立たない。蚊帳の外とはいっても所詮は家の中、無視することは出来ないのだ。この「姉妹」という構造と、「じゃり」を「じゃり」として徹底的に描くバランスが見事としか言えない。そして、そのことにずいぶんと時間をかけて気付く男(高岡蒼甫)の情けなさと、それを受け入れる女という、ラストの二人の顔の応酬には泣けた(ここで妹の顔が挟まれたことが逆に「姉」であり「大人」である田畑智子にしか出せない憂いを帯びた微笑みを強調する)。

 この映画をちゃんと「大人」の恋愛映画と断言できるようになったのは私がもう「大人」だからなのだろう、と自己分析。17、8の頃に観てたら、そのバランスに気付けなかったと思うが、どう感じるか知りたいなぁ。

2010-08-01 誰もが未来へ焦っている

[]『わたしの優しくない先輩』

 あんまりシネフィルどもとか、そのへんの評価が悪いので煽っておこうかと思います。

 「女子」の「自意識」映画としては、邦画では『紀子の食卓』(吉高由利子)以来なのではと思います。セックス(大きく性として捉えてください。)=死=未来、つまり誰もが焦るものをこれほど切なく表現した映画は久々。ラストなんて、あまりの切なさに近年稀にみる「年頃の娘を持つ親に勧められない映画」に仕上がっていました(高田&浜田嫁が両脇から出てくるところは、山本監督サドなのかと思ったほど)。

 川島海荷の足取りが、たとえばサトウトシキ『手錠』の佐々木日記嬢が道路をペタペタと歩く足取りと近いものを感じます。前者は自ら意識して敢えての足取り、後者は(おそらく)その足取りに気付いている自己、その自覚が切なくも美しいのです。

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2010-07-15 または夏の嘆き

[][][] ぼくらの意識は笑いによって身軽になる

 ご無沙汰しております。復活させるとかなんちゃら言ってて一年近く経ってしまってます。社会人となったことで仕事に忙殺されていますが、おのずと自分の、人生と言うべきかは若干不明というか曖昧な感じですが、テーマが観えてきました。

・いとこ同士

・圧殺の森

東京戦争戦後秘話

・日本春歌

フルメタルジャケット

自意識から解放され、俯瞰できる立場になってからこそが勝負なのだと思います。上に挙げた映画の作り手のような、そんな人々に私は救われてきたのだな、と思います。

鼻から、自意識を持っていないというスタンス、解放される以前の問題であり、自分は自意識とは無縁の存在だというスタンス(要は天才肌だと思わずに思う)で生きているからこそ、社会を解放させようと思う、みたいな人物に憧れる。その素質は無くとも思いこむことはできるな。


とりあえず最近はまぁ終電帰りがほとんどですが、足立特集と、『告白』と、芸大卒制2本観たぐらい。すでにダメじゃんとか思ってる文化系男子あたりは今度ヴェーラあたりで殴ってやる(笑)。『告白』は、原作からしてそうだけど、リアリティが抜群というか、あの人間のレベルのリアリティは半端ない、原作も作品もヒットする理由はそこで、自分(観客)に徹底的に合わせてくれるという凄みがありました。はっきり言って私にとっては「こいつらバカか」と思うような人物造形ばかりでしたが、演出は良かったんじゃないでしょうか。でも、なんつーか、名門大学だと思ってた自分の母校の卒業式の答辞にガックリ来たのを思い出しました。

世界を救おうぜ。そしたら君とキスがしたい。

とか言っちゃって。

うーん、今年中に10回くらい更新できたら、映画芸術あたりにでも柄本兄弟に対談ゲストで呼んでもらって、こっち方面のアイドルを狙おう。あ、某綾瀬はるかがいるので無理か・・・・。

2009-09-24

[] 『おかめ日和』 入江喜和

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のんちゃんのり弁」が楽しみすぎる。監督が緒方明なのも脚本・鈴木卓爾(ラブ)なのもそうだけど、なんたって入江喜和が原作!

ってか「いりえよしかず」だと思ってたら「いりえきわ」なのね。つまり女性です。

ここ最近一番面白い萌え漫画(女子向け)と言ったら「おかめ日和」です。やばいです。TBS系の一時台のドラマっぽい感じの内容ですが、本当に面白い!特に感心したのは、夫婦間のセックス描写、というかそこに至るまでの描写。まったくもって過激な描写はありませんが、かなりツボをついてくるというか萌えポイントなのは間違いはないのだけど、それよりもきちんと自分が「知りたい性」が描かれていて、それが「幸せ」だということも教えてくれる。これに近いのは、こないだBSで再見した「いつか読書する日」。処女っぽいおばさんの性ってどんなんだろうなんて発想から生まれたような映画ですが、これって確かにみんな気になることです。自分がそうだからってわけじゃなくて(ここはお茶を濁しときますよwwおかーさんが読むのでw)、もっと下世話な興味として存在してる。でもこんな切り口で見せられてしまうと、なんで知りたかったのか簡単に教えてくれる。自分が感じてしまうフツーすぎてつまらないフツー、むしろフツーすぎてフツーじゃない凡庸さにある「幸せ」を知りたかったんだ。

あ、入江喜和って新井英樹の奥様みたいですね。一見してすごいジャンルの違いだと思った。でもなんか「おかめ日和」の(特に性描写から感じる)凡庸さにある幸せとか愛しさとかって、「愛しのアイリーン」に近いのかもしれない。どちらも限りなく「知りたい性」だし。

[] パイパニック

 エプコットのパロパケみたいな状況です。

パイがパンパンに張ってて泣きそうになるくらい痛いし(生理前症候群)、卒論まったく手をつけていなくてパイ(要するに心臓)が破裂しそうなくらいバクバクしてます。どちらにせよ眠れない。

そりゃぁちょっとは進めていましたよ。資料集めとか校正とか調査とか、一応あとは分析して書くだけなんだけど…そこまでたどり着かない…。ある程度、こーゆーこと書く・やるって決めても、それが本当に大丈夫か、適しているかが分からなくなってきてパイパニック。

残り2か月と半分あるけれど、このままの調子で言ったらかなりヤバいのではないか…

でもやらなければならないのですね…内定*1あるんだから…。

前期までの成績表が届いたので見てみたら、見事に評価が悪すぎてワロス。S(最高評価)がついたのなんて数える程度。しかも一回も行ってない授業なのに提出したレポートだけでSついてたのが何個かあったので、本当にうちの大学はやる気がないのだなーと思いましたよ。

自分の大学に対して、まぁちょうどよいネームバリューキャンパスの雰囲気は愛してますけどね…それ以外は…。

どうにか卒業したいです。

しかも色々体壊しまくって、実家で療養したり。伊豆断食道場行ったりと相変わらず金の使い道は荒いし(おかーさんごめんなさい。おとーさんに似ました)。

大人にならなきゃね。

お見舞いに来てくれた某美女さま、やっと東京に戻りました。明日、連絡します。お土産は日本酒です!


映画観てないな…。東京国際もフィルメックスも佐藤慶特集もカイジ空気人形も始まるというのに…

わーらーにまみれてよーそだてたぁくーりーげー


こないだ初めて生で橋本治を見た、というか見に行った。はい、アホです。たぶん今まで見たどの男性著名人より興奮しましたよ。鼻血でそうになった。言っときますが、性的な意味までも萌えるんだよっ。


Hanacoの男子版をコンビニで立ち読みして激しく不快に。

おしまい。


いらいらしてただけです。

いいかげんにしなければならない。

*1:今更ながらご報告いたします。留年して無事に第一志望の業界に内定いたしました。ほぼ奇跡です。あと必要な単位は卒論のみです…。

2009-07-09

[] ディア・ドクター


 真面目に書きませんよ。

 

 薄い、薄すぎる。都会の人は喜ぶんだろうな。セリフの全てが「わたし、わかってるでしょ?センスいいでしょ?」。

 余貴美子は素晴らしかった。もったいない。元ネタはブラック・ジャックだろうか。そっちのほうが百倍よい。

 最近、知人がエヴァには真心が無いと言っていて、なんかものすごく気にいったフレーズになってしまった。

 破なんて、それが顕著に現れるシーンが一か所あって(卒業ソングのところ)、あぁこのひと(作り手)たちは

 偽善さえも無視できるのだなと、ある意味で爽快感があった。

 ディア・ドクターは、脚本も演出も音楽も(俳優は良い)、真心がない。エヴァと意味が違うのは、技術力さえないということだと

 思う(監督の)。あと偽善を本気にしない偽善さ。めちゃくちゃ腹が立つ。

  

 

 とりあえず、公開二日目で上京していた母と観て、いちいちセリフで笑っていたファッショナブルな夫婦を尻目に不快でしょうがなかった。

 上映後、拍手が約1名。誰もつられない。あれだけが救いだったと母。エヴァは拍手喝采だったよ。


 

 あぁ、誰が知識人が罵倒してくんないかな。


 久々に最低最悪な気分になってしまいました。


 馬鹿っぽくてすみません。やる気ない。しね。