伊藤剛のトカトントニズム

(04/04/16-)

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2004-12-19 Sun 「話の通じない人」二題

NHKの受信料ですが、銀行引き落とし契約を解約することにしました。

理由はあらためて記すまでもないと思いますが、海老沢会長出演の検証番組『NHKに言いたい』を見たからです。



以下、NHKに送ったファクスの内容。


東京都 30代男性

練馬区************** 伊藤 剛)


番組を見ており、海老沢氏の態度に驚き、呆れ、たいへん不快に感じております。


あまりに人を馬鹿にした態度が横溢しています。到底、まともとは思えません。自浄能力があるなしといったレヴェルを超えています。


すべてに渡って問題が大きいのですが、一点、具体的な問題を指摘することにします。


証人喚問の中継をしなかったことの釈明をするに際し、いけしゃあしゃあと放送時間の制限のせいにする。

それでは、今回の喚問自体を視聴者にとって「報道するまでもない軽い事」であるとNHK自身が判断したということになってしまいます。普通、通りませんよ、そんなことは。


あまりにも視聴者をナメ切っています。コケにしています。馬鹿にしています。

即刻、受信料の引き落とし契約を解約します。

これは、当然の帰結でしょう。ごく普通の判断です。

しかしね、番組で紹介される「視聴者の声」が、NHKに優しいものに偏っているように思えるんだわ。もっと「ふざけんな」という調子のものが多いんじゃないか?


本日の石田理論 本日の石田理論を含むブックマーク


http://www.ailab7.com/cgi-bin/bbs/aska.cgi

「プレートテクトニクスは間違っている」とする石田理論が、地方紙「東濃新報」に取り上げられたそうで、石田先生はとても喜ばれています。


よかったですね。

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……そんくらいしか言葉が出てこないなあ。

嫌味じゃないですよ。嘆息っていうか、もはや珍しい小動物を眺めるような気持ち……やっぱ、嫌味にきこえるなぁ。それではよくない。


「石田理論」は疑似科学ではなくて宗教だったようだ。なぜなら、こんなふうに書かれているから。

本日17日は石田理論が地方紙でデビューっていう感じの日ですね。セミナーには報告しませんでしたが、以前から石田理論に批判的であった、サイトで

http://d.hatena.ne.jp/goito-mineral/20040214

石田理論が日の目を見ることはない、とご託宣を下してくれています。でもこれで一歩託宣打破に近づきましたね。釈尊の教えも、広まりだしたら急展開したそうで、それを「初転法輪」というそうです。

2004年12月17日が石田理論の「初転法輪」となることを祈っております。


およそ比喩のつもりで宗教的な用語を用いているのだろうけれど、無意識に持っているものが図らずも顕在化した好例だと思う。


さらにid:hesoんちに「信者」が出現している。ウチははてなIDを持っていないと書き込めない設定にしているので、あっちに出たらしい。


http://d.hatena.ne.jp/heso/20040213#p2


こちらが提示した疑問のうち、石田先生からのお答えをいただいていないのも多いのだが、まあ、いいでしょう。「信者」がコメント欄で悪態をつくくらい、とても可愛いものだし。



ところで、かつて古生物学の世界には、「ミニ人間」という、古生代の石灰岩のなかに数ミリ程度の「ミニ動物」や「ミニ人間」がいて化石があって……という論文を発表しているひとがいた。当然、そんなものは論文を書いている本人にしか見えない。ようは、石灰岩中の模様が「人間」や「動物」の姿にみえるというものだ。


そのひとは古生物学者や化石関係者に自分の「論文」や持論の啓蒙書を送りつけ、そちらの世界ではかなり有名な存在だった。

古生物関係のひとから聞いた話だが、そうした活動が盛んに行われていたころ、ある古生物学の大家は、「ミニ人間」の論文発表がことのほか好きで、いつも学会のときには最前列に陣取り、質問を浴びせるのを楽しみしていたという。


ぼくはこの話の、地質屋のファンキーさが感じられるところが大好きなのだが、それを少し思い出しました。

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