伊藤剛のトカトントニズム

(04/04/16-)

  マンガ評論家/鉱物愛好家・伊藤剛 *プロフィル* によるはてなダイアリー/マンガ/音楽/鉱物/日々の雑記
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2010-03-25 Thu

[]景気とか日本の先行きとか考えると暗くなりがちので、思い切りのよい妄想という対処法を考えてみたよ。 23:24 景気とか日本の先行きとか考えると暗くなりがちので、思い切りのよい妄想という対処法を考えてみたよ。を含むブックマーク


ずばり言います。

五年から十年先、南房総と御前崎沖で油田が発見される。

推定埋蔵量は日本の石油消費量の約600年分。

しかも世界的に稀な高品質の軽質油で、原油をそのまま原付に入れても走るというもの。


いきなり日本は産油国です。


まー政治的な配慮などあるのですぐにフル生産に入ることはできないものの、南房総から袖ヶ浦あたりの製油所までパイプラインを通し、原油だけでなくプラスチックなど石油製品の一貫生産体制ができる。

結果、ガソリン1リットル4〜5円になり、合成樹脂や有機材料などの高品質な日本産素材を格安で輸出。

もーこれで構造的な不況も超高齢化もぜんぶチャラになり、これまでされてきた議論や施策が一気に吹っ飛ぶ勢いですよ。

ベーシックインカム一人一月20万円という大盤ぶるまい。ついでに消費税も廃止。


当然消費も増え、内需型の好景気に見舞われます。

もーバブルがもっぺん来たような大さわぎ。

ドバイで頓挫したような頭のおかしな建築(ぐりぐり回る超超高層ビルとか)が次々と建てられ、バブル崩壊で中断した計画も方々で再開。

たとえば、丸の内線を北裏まで延長するとかw


この油田は、南房総市大深度地下(地下3000メートル強)で発見されたものです。

石油の成因をめぐる議論に新しい知見を付け加えるような、つまりいままでの常識とはかけはなれたもの。

プレートの収束帯の付加体(新生代第三紀)の堆積岩中で低分子の炭化水素(メタンなど)と水があれこれして石油に変わったと考えられ、地球化学的なリサーチとセンシングの賜物と宣伝されましたが、そうした理屈は実のところ後づけで、偶然の発見が端緒だったりします。

とはいえ、南房総での観察を元に探査をした結果、若干規模は小さいものの御前崎沖の海底でもう一箇所見つかることとなったのです。(゚Д゚)ウマー



……なんか、マッチ売りの少女がマッチをつけている間だけ暖かい家庭を夢見てるみたいなノリになってきたような気もしますが。

こうあれこれ考えてみると、いまの状況から外挿して、暗い未来を考えるほうがよほど簡単に細かく想像することができることに気づきます。

どうも、「明るい未来」というか、幸福で満ち足りた世界のほうが想像しづらい。

天から突然降ってきたような幸運で日本が金満国になる、という想定をしてみても、そこから先がちっとも思いつかない。とくに、人々のくらしの変化が。

というよりも、ここはこんなになるだろう、ああなるだろう、とディテールの設定を考える楽しさが思いのほかないのです。


もしかすると、人は(と、いきなり話を一般化しますが)不幸せな想像をするほうが幸せな想像をするよりも得意なのかもしれません。


地学的な設定を妙にもっともらしくした*1ので、もしかすると早とちりして信じるひとがいるかもしれませんが、ネタですからね。

本気で言ってるわけない。いまの日本は1970年代のイギリスに似てるという話がありますが、そういえばイギリスは北海油田を当てて産油国になったんだよなと。そこからの発想であります。

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