2010-12-14 [先天性異常解説マンガ]義手あれこれ
■[先天性異常解説マンガ]義手あれこれ 
・超ざっくり解説だし、あまりのアバウト加減に気分を悪くされる人もいるかもしれない(不安)。とりあえず、個人が調べたことであり、個人の感想なので…。あと、お金の話も出てきますが、補助が出たり、出なかったり、申請が通ればリーズナブルな値段で手に入れられたりするので、実際問い合わせてみないと分からない部分が多いけど、金銭的にもそういうところが知りたいと思って一応書きます(だってさー、義手って1回買ったら終わりじゃないしさー)。
・まず、「義手ってなんぞや!?」と言うところから話はスタート。義手とは、「失われた肉体の一部を人工物で代替することにより、患者自身の機能的・精神的な問題を軽減させるために用いられる。(wiki参照)」ということです。
・まず、種類は大きく分けて3つ。
1.装飾義手
見た目重視の義手。マネキンの手のようなものから、とにかくリアルなものまで幅広い。リアルなものは肌色の色味、骨の感じ、うっすら見える血管とか細部にわたってリアルさを追求。見た目重視のため、動かない。モノによっては指の部分を曲げられるものもある(自動的に曲がるんじゃなくて、自分の片方の手で指の部分を曲げる)。
・ちなみに、価格としては、スタンダードな塩化ビニール製の場合、義手1本の価格は10万円から15万円程度、リアルな質感をもつシリコン製のコスメチックグローブを使用すると20万円から25万円程度とのこと。ホントにマジでリアルな前腕義手だと初期費用で約80万円、2本目以降は30万円かかるとか…。
・日本で一番普及しているのが装飾義手。他の義手に比べて軽い。
2.能動義手
肩のベルトを動かすことによって、先端部分が開閉して、モノをつかんだり出来る!
・三太夫が生まれて、お医者さんから「義手を使うことになる」と言われ、能動義手を最初見たとき、3日ぐらい絶望した(汗)。だって、「21世紀に、これ!?」とか…(ホント、能動義手も立派な道具だと思うんだけど、見た目がどうしても…)。どうしても自分の子に着けさせる気が起きないし、だから、みんな、動かないけど本物の手っぽい装飾義手を付けるのか…!とか、マジで思った。
・ちなみに手先の部分はいろんなパーツに変えられます。フック船長みたいなヤツとかある。フックにハンド型と呼ばれる肌色のゴム手袋をすると、遠めに見たら手っぽい感じ(ただ、やはり、見た目に違和感はあるけど…)
3.筋電義手
見た目も割りとリアル。電動で動く。脳からの信号で筋肉を動かし、モノをつかむ。何故か人に説明すると、指が完全に独立して動くと思われるけど、基本的には指の開閉「つかむ、はなす」です。バッテリーやらモーターやらで重いし、価格が100万円以上する。
・「一応、三太夫が3歳になったら付けるかも」と、されているのが筋電義手です(前腕の骨の長さがどこまで成長するかによって、装着出来るか出来ないかという状況)。
・こっから、お金の話で悶々します。例えば、小児の筋電義手が約100万円程度するとして、障害児手当、約3年分?しかも、筋電義手って、お金払って、それで終わりじゃないしな…。消耗品の部分もあるし、壊れたり、メンテナンスとか…。つーか、両手切断の場合なら筋電義手を買うために60万円の支援があるんだけど、実際、両手切断者なら、腕2本分なら2倍の価格だし、60万円だけを支援されても、ちょっと高額だよねぇ(大人用は1本約200万とか聞いたけど…)。つーか、両手切断者と 片手切断者だったら、どっちの方が数が多いか、って話しだし、金額的な支援がないから、やっぱり筋電義手って普及しにくいんじゃないかなぁ(海外では保険でどうにかなったり、教会からの寄付とかでどうにかなったりするらしい…)
・そういや、例えば、心臓に重い病気があって、何千万円も移植費用がかかる子の寄付を呼びかける運動があるけど、三太夫みたいなめっちゃ健康だけど、片手がない子のために筋電義手を買うための費用を募金とかでどうにかするのは、どうだろう?と考えたけど、正直、世間から見たら、「健康ならええやん」とか思われそうだなぁ。「100万ちょっとぐらい、親がなんとかしろ!」とか、そういう感じだろうし…。でも、自立支援法で、金銭的な問題はどうにかなるという話もあるし…。
・あと、そのほかの義手のこと。そして、お金絡みの話は続きます。
・サイボーグ系義手。胸の筋肉と義手を接続して、サイボーグに…。腕一本あたり、6億5千万円!?
・ユニオン社が販売しているメカメカした義手が375000ドル。えーと、日本円で3000万円!?
・筋電義手は大体140万だとして、X-FINGERという義指は120万なので、筋電義手は安い方なのか…、うーん?いや、でも、なあ…。
・あと、九州の産業大学、工業大学が連携し、5本指の筋電義手の実証実験を始めるとのことで、今年中に、佐賀大医学部で臨床実験を行い、既存の義手の4割の軽量化、価格も4分の1以下(50万以下)を目指すということらしい(日経新聞)。超、期待しますよ!正直、義手も道具だと思うんで、やっぱり買いやすい値段じゃないと…。いくら道具といえど、消耗品だし、100万、200万とかのものはガンガン使うのも怖いし…。
あたしの悶々は続きます。
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息子さんは先天性の上肢欠損の障害をお持ちなんですね。
私は、中途障害でありますが、両手がありません。
そして筋電義手を使って生活しています。
ちょっと偉そうな言い方に聞こえてしまったら申し訳ないんですが、筋電義手について指摘したい点があったので書いておきます。
「脳から信号を・・・」ってとこは、人間誰でもそうなんです(^_^)
手がある人でも、筋肉を動かすためには脳が命令してるんで。
あと、実は小児用の筋電義手の方が大人用より高いと聞いたことがあります。
大人用は「デジタル」「DMC」「センサーハンドスピード」と種類があって、何を選択するかによって値段が変わってくるんです。
まぁ前腕切断の場合だと、一番高い物でも200万しないと思います。
両側の62万だったか63万だったか、出してくれるは労災の場合のことだと思います。
やはり義手にはお金が掛かりすぎる現状に、悶々とする気持ち分かります!
X-FINGERって、120万もするんですね!
怖っ!
あとあまり研究段階の義手に期待しない方がいいですよ(>_<)
私は現実を知って、ショックでご飯が食べられなくなっちゃいましたから。
偉そうに書いてしまい、すいませんでした。
もしなんでしたら、削除願います。
息子さんが筋電義手を使える環境が整備されたらいいですね!
それにしても、絵が上手すぎですね!
コメントいただけて大変うれしいです。
脳からの信号部分の補足、ありがとうございます。確かにそうですよね…。
あと、小児義手の方が高いというのは初耳です。えー!困る(汗)
やっぱり、義手ってどうしてもお金の話になってしまうのが、切ないです。
研究段階の義手については、どうしても期待しています。義手の普及について、いろいろがんばってくれている友人もいるので…。
あと、やっぱり、病院や法の整備も気になります…。
絵は一応、職業なので…(汗)
どうにか、うまいこと、世の中がどうにかなると良いのですが…。
リハビリの研究をしている者です。先天上肢欠損のお子さんをお持ちだとのこと。どのような義手を選択するのが良いのか、、、難しい問題ですね。現状は、装飾、能動、筋電の選択肢があるとはいえ、いずれの義手も限界点があるので消極的選択の結果、多くの方が装飾義手を付けられているのかと思います。gojiaiさんが書かれた説明は、非常に的を射ていると思いますし、何よりイラストでの表現が理解を助けてくれますね。医療従事者への義手の解説、学生さんへの講義などでも是非使いたいと思うくらいです(実際、使ってもいいですか???)。
私は切断された方々の多くが抱えている幻肢という現象と、それに付随する幻肢痛についての研究をしています。また、幻肢痛緩和を目的とした、義手の開発研究を行っています。gojiaiさんが指摘されているそれぞれの限界点を改善できるような義手、使用者のニーズに合う義手を作れるように、というのが目標です。
とりあえず、もうすぐ3歳の子ですが、一応、3歳になったら筋電義手の訓練をしようかと思っていましたが、実際、まだ訓練は早い感じがあります…。というか、義手が必要なのか、何のために必要なのか、という気もあって…(ある程度、指のない左手で日常生活を行えているので…)。
イラストの使用ですが、こんなのでよければどうぞ!というか、描き直したいぐらいです(汗)個人的にも義手について、世の中の人に知ってほしい部分も多いので…。
義手の研究開発を行っているとのことで、後天性の場合は幻肢痛に悩まされると聞きます。そういった痛みと向き合うお仕事は大変だと思いますが、これからもがんばってください!
こちらも協力出来ることがあれば、是非お手伝いさせて下さいね!
できれば今後、gojiaiさんのイラストを活用させて頂きたいと、本気で思っているのですが、可能ですか?メールにてご連絡頂けますと有難いです。
イラストも「こういう説明をする時にこういう絵があると助かる」とか希望があれば、ちゃんとしたの描きますので(汗)!義手のことを知ってもらう機会を大事にしたいので…。
とりあえず、メールはこちらまでお願いいたします。gojiai@hotmail.co.jp