ヤリマンのSEX

何度もイッテしまいました。
わたしはよろよろと立ち上がり、ひとりで2階に行きました。
「もっとすごいことするんだ」
わたしの頭の中から理性は失われていたんです。
頭の中はうつろでした。
ベッドの上から首輪を取り上げ、首にまきつけました。
首輪にリードをつけました。
からだの前でリードがぶらぶらと揺れます。
じわじわと不安と恐怖がわきあがってきました。
でもたぶんそれ以上に快感に対する期待の方が大きかったのだと思います。
さっきいじめたばかりのあそこがまたじんじんとしてきました。
いじりたいのをがまんしながら両膝にサポーターをあてました。
それから大きなキーホルダーのようなジョイントの金具と家の鍵と別の南京錠の鍵をキーホルダーにひとつにまとめたものと洗濯バサミを持って下におりたんです。
階段を下りながらこれから自分がしようとしていることにどきどきしていました。
ペロは暗い玄関でひとり丸くなっていました。
わたしがおりてくると首をあげてわたしの方をじっと見ました。
さっきと違っていることに気づいたのでしょうか。
不思議そうな顔をしていました。
わたしはなるべく音をたてないように静かにペロのリードの取っ手とわたしのリードの取っ手を持ってきたジョイントで連結しました。
「がちゃり」
その音が暗闇に鳴り響きました。
ペロもどきっとしたようでした。
でもそれ以上にわたしがどきっとしたのです。
わたしとペロがリードでつながってしまったのです。
これでふたりとも仲間なんです。
わたしは洗濯バサミで両方の乳首をはさみました。
ぎゅっと痛みを感じました。
それをちょっと我慢しながら、わたしはキーホルダーを口にくわえたんです。
いよいよ出発です。
玄関のドアを静かに開きました。
急に視界が開けてびっくりしました。
さっきはTシャツを着ていたのでだけなのに、まったく違った景色に見えました。
口の中がからからでした。
思わず身震いしてしまいました。
「さあ、やりなさい」
もうひとりのわたしが命令します。
わたしはその命令に逆らうことができないのです。
わたしは玄関の前でひざをついてよつんばいになりました。
ひざあてをしているので膝は痛くありません。
よつんばいになると視点が低くなって、まったく違った景色に見えます。
「ペロはいつもこんな景色を見ているんだ」
そう考えるとほんとに自分が犬になってしまったような気になってしまいます。
唇の先でキーホルダーをくわえていたので、唇の両端からよだれが垂れてきました。
ほんとの犬になったみたいでした。
でもなぜか心のどこかで幸福感を味わっていたのです。
この姿がほんとの自分なんだって思っていたのです。
変でしょうか。
変ですよね。
わかっています。
でもほんとうなんです。
ペロが不思議な顔をしてわたしの顔に鼻先を向けました。
わたしはあごでペロに先に行くようにと促しました。
口にはキーホルダーをくわえていたので声が出せなかったのです。
わたしの気持ちがペロに通じました。
いつものようにわたしの前に立ってペロが歩いていきました。
でもさすがに道路に出るときはためらいました。
「こんなとんでもないことしちゃって、ほんとにいいの?今なら引き返せるよ」
でもペロはそんなわたしのためらいにおかまいなしでずんずんと前に進んでいくのです。
わたしはよつんばいのまま道路に引き出されたのです。
道路に出てしまうと、また違った景色でした。
まるで知らない街を歩いているみたいでした。
前や後ろから誰か来ないか一応注意したのですが、誰かが来ても隠れる場所などないのです。
今考えるとすごく怖いことです。
でもそのときは恐怖よりも期待の方がずっと大きかったのだと思います。
アスファルトの上とはいえ、小石があちこちに転がっていて、膝はサポーターで大丈夫でしたが、てのひらやつま先がちょっと痛かったです。
それにペロがいつものペースで進んでいくので、まるでわたしがペロに散歩されているみたいでした。
リードが引かれて首輪がぐいぐいとしめつけられるようでした。
目は用心のためにあちこちに配っていました。
誰も来そうにありません。
あたりの家はどこも真っ暗です。
でも、ひょっとしたら物音に気づいて2階の窓から隠れて見ているかもしれない。
そう考えるとどきどきして立ち上がって家に駆け戻りたくなってしまいました。
その気持ちを抑えて、なんとかよつんばいのまま進んでいったのです。
洗濯バサミの重みでおっぱいが下に垂れ下がっていました。
雌犬ってこんな感じなのでしょうか。
ものすごく長い道のりでした。
ようやく住宅を抜けて公園の入口に到着しました。
ペロがはしゃいでいます。
わたしの首がぐいぐいと引かれます。
わたしはペロのあとを必死についていきました。
そうすることしかできないんです。
ペロは入口のそばにある木に向かっていきました。
いつもマーキングする木です。
片足をあげて木におしっこをしました。
わたしはどきんとしました。
「わたしもマーキングしなきゃ」
でもペロがした木にはできません。
縄張りを荒らすことになりますから。
わたしは別の木に向かって進んでいきました。
今度はわたしがペロを引っ張るかっこうになりました。
木にたどりつきました。
「さあ、犬なら犬らしく、しなさい」
あたりを見回しました。
もちろん誰もいるはずがありません。
真っ暗です。