2009-11-16
「独学で簿記に受かる方法」を読んで実際にやってみた
簿記 |
ここ数日ブログを更新できなかったのだが、実は簿記の勉強が山場をむかえていたのである。
そもそもブログを始めようと思ったきっかけのHashさんの、あるエントリーに触発されたのがきっかけ。
独学で効率よく簿記三&二級に合格するための僕の方法 - ミームの死骸を待ちながら
こちらは増田(というのね)氏のエントリー。
で、理系科学者が何故?という質問はぶったぎりつつ、実際昨日行われた日商簿記2級を実際に受けてみたので、そのことについての雑感。
想定読者
環境など諸スペック
知識
会計の基礎知識はあった。PLとかBSとか、仕訳の基本的なところとかは何冊か本を読んで知っていた。
勉強期間
一ヶ月ちょい。平日は朝1時間、夜2時間くらい?三週間前くらいから土日は一日中。
使用テキスト
サクッと受かるシリーズと、過去問。
2級に絞る
受験料がもったいないのと、両方は時間的に厳しそうだったので2級に絞って。ただ、途中で気づいたのだが勉強は3級から始めないといけないっぽかった。なので、テキストは3級のものもあとから慌てて追加。
会計知識としてはあんまり役立たないっぽかった
増田氏のエントリーにも書かれていたが、簿記2級の勉強をしたからといって、既にある会計知識が深まったかというと微妙。世の中にある会計入門の本とかの方が、財務諸表読むのには役にたつっぽい。かといって単なる資格としてはあまり自慢できなさそうなので、なかなか微妙だ。勉強時間もかなり費やしたし。それでも、久しぶりに試験というものを受けてみていろいろ分かったというか、無意識レベルで学生時代に考えていたことが顕在化したので、そのことを書きたい、というのが今日のメイン。
マインドマネジメントが大事
結局のところモチベーションが一番大事なわけで、どうしても受かる、という意志がまず必要。だから今回みたいに試しにやってみるか、っていうのは気持ち的にはかなり不利。そういうときに大事なのが、このままじゃ絶対落ちる、みたいな焦燥感。そういう意味では、締め切り一ヶ月というのははっきりいって僕くらいの能力だと相当きついのだが、だからといって長くすればいいのかというとそうでもないので、まあ結果的には良かった。常に「このままではヤバイ」という気持ちでいるのと、「まあなんとかなるんじゃない?」と根拠もなく構えているのでは、勉強効率が全然違うのだ。
結論: 締め切り大事。なにごともちょっと無理目で。
質問されると脳が活性化する
勉強しようと思ってまず最初にやるのがテキストの斜め読み。しかし、この段階でははっきりいって脳に何も残らない。翌日になったら忘れてしまうレベル。いわゆる概念掴みの段階。ここをいかに早く切り抜けるかがポイントだろう。で、いきなり過去問を解くとあせる。全然分からないのだ。しかし、過去問という形で脳に問いかけが入ると、とたんに頭が活性化することに気づいた。よくいわれるように、「脳は質問を受けることによって活性化される」。というわけで、個人的にはテキストを読んだあと、すぐに過去問を解くようなプログラムがあってもいいかなと思った。考えてみれば大学受験の参考書って結構そうなっていて、いまさらながらあれはよくできたものだと思ったのだ。
結論: 質問力。問いかけて覚えろ。
結局はinside-out
結論から言うと、結局あらゆる試験において大事なのは、いかにinside-outの状態にもっていくか、ということにつきると思った。こういうことである。参考書を読んで、専門用語を覚えて、過去問のパターンを繰り返し解いて体に染みつけて...というのは、実は全てインプット作業である。で、この作業は大変つまらない。つらい。僕が文系科目についてどうも苦手意識をもっていたのは、この時間が理系科目に比べて圧倒的に長いからだ。しかしこの作業を続けていくと、ふとその先が見える気がする。自分の中からメッセージが沸き上がってくるのである。
端的に言うとこういうことだ。
「この問題ではこういうことが聞かれているが、もし条件がこうなら答えはどうなるのだろう」
「問題Aと問題Bは別の分野だが、どうも共通項もある。これを合わせたらどうなるのだろう?」
こういうふうに、自分の中から質問がわき起こったり、新たな関連性を「発見」する作業、これはinside-outの感覚に他ならない。こういう状態になると強い。まず勉強が苦痛でなくなる。そして応用問題が出ても動じない。常に自分で応用問題を作っているようなものだからだ。そういう「base」みたいなものができて、初めてものになった、といえるのではないかと思うのだ。
個人的には、先ほどの「いきなり過去問」で一通り作業を終えたら、次は本質を理解していないと解けないであろう難問をバリバリやっていくのがいいのではないかと思うのだ。難問に触れることで、自分なりの質問や関連性を見つけるきっかけが生まれるのではないかと思うのだ。あと、これをやると高地トレーニングのごとく、本試験で楽になるというオマケがつくかも。
ただし、この方法は簿記2級ではやる必要はなさそう(笑)。というのは、過去問と同パターンしかでないからだ。で、たまーに応用問題がでる回にあたったら、あきらめて次回チャレンジ、というのが王道っぽい。ただ、どうしても一回で受かりたいとか、もう少し上のレベルを目指す場合は、結構大事だと思う。あと、お金をとっているスクールとかでは、独学で得られない付加価値として、上にあげたレベルまでもっていくノウハウとかがありそう。いずれにしても、本質レベルでの理解とは何なのか、というのを自分の言葉でいえるようになっただけでも、今回の受験はでかかった。
こういうのは受かってから書きなさいという意見もあるけど、まあ過程が大事ということで(笑)。自己採点してみた感じでは、んー、ギリギリなのは間違いなさそうです。せっかくやったので受かるといいのだが。




受かっていることをお祈りしています。
少し無理をするということは何事にも必要だと思います。
曲を仕上げるにもそうです。
例えば、楽譜にf(つよく)の指示があっても流れによって意味合いが違ってきます。
もうこの辺でいいか・・と思えばそれまで。
けれど、少し無理して、練習していると、いろんなものが湧き出てきて、
どんどん曲が豊になってくるのです。
そうなれば、練習が楽しくて仕方がない。 inside-out なのです。
今回も、ほんとにおもしろく、(マインドマネジメントのところは、大笑いでした)
読ませていただきました!
次回も楽しみにしています。
無理目がいいというのは何でもそうですね。そういう意味では趣味を仕事にしてしまえば、締め切りもあるし色々プレッシャーもかかって、アウトプット量は増えるかな、と思うことがあります。それはそれで大変なことも多そうですが。
簿記の方は忘れた頃に結果が出るので、まあ今は過程重視ということで(笑)