WBC2009の朝〜あんまり勝ちすぎねえほうがいいと思うし〜

 九時過ぎにベッド入っておやすみモード。それから、0時、1時、2時に目が醒めて、「まだ始まらねえよ」って、なかなか眠れないで、カストロ議長の夢も見られない。
 それで、4時45分の目覚ましで起きて、とりあえずコーヒー。ほんとうはビール一杯ってところだけれど、さすがにそれは自重するわけ社会人。出てきたなキューバ、寝起きにキューバはすこしきつい。バナナ喰う、ハバナ吸わない。
 チャップマン。ストライク入らない。天才肌の左腕はこれだから。どっかのテレビでカーブって言ってたの、スライダー? 四球出塁、盗塁で簡単に攻略できそうな気になる。でも、牽制で二人殺される。守備力もやばい。
 でも、松坂大輔大先生、日本の野球の歴史の生んだ宝。一回ゴミ捨てに出て、あわてて戻ってきたら、一塁三塁のピンチ、なんか見たような気がするなと思ったら、その前の回のリプレイ。とっくの昔に片づけていやがる。脱帽。
 もう一人の宝は? イチローイチロー先生は落球したり不調。でも、なーんか不調という印象が残っていない。よくわからないが、どちらかといえば活躍したような気がしている。寝ぼけていたのか俺。それとも、一番打者としての成績には残らない働き、「クリエイティブなムダ走り」みたいなことを成したのかどうか。でも、ともかくイチローなしには始まらないって思うイチロー信者。あと、福留のフルカウンターぶりは素敵ですらある。
 キューバは投手が変わっていっても、どうもピリッとしない。マヤちゃんだけはよかったけれども、それほどの脅威は感じられない。この試合に限っていては、日本がのみこんでいたように見える。
 が、慢心は禁物。トーキョー・ラウンドでの対韓二戦にそれを見る。俺の人生経験の中で、読んできたスポーツ漫画に裏打ちされた知識からいえば、主人公チーム(≒最後の勝者)が、いきなりライバルにコールド勝ちして、その次もチンチンにするなんてことはありえない。逆に、最初コールド負けして、次に巻き返すということならありえる、ウリエル
 ようするに、あれがトーキョー・ラウンドでよかったということだ。あれが本戦であったら危なかった。今度リベンジするのは(韓国とまた当たるかどうかこの時点で不明だが)、こっちということだ。むしろ、負けておいてよかったとすら思える。
 ゆえに、また当たるかもしれないキューバ、これも警戒せにゃいかんかもだ、というのは言わずもがなかもだ。なんとなく俺はもう、前回WBCの夢を見始めているが、北京五輪の悪夢を思い出せ。監督が違う? メンバーが違う? そうかもしれないが、あのキューバ対韓国の決勝戦は本物だった。むろん、前回WBCの日本も本物だった。本物同士ならどちらに転んでもおかしくないし、なんかの間違いで偽物になったらもう終わりだ。
 じゃあ、そういうわけで、今後も侍ジャパンにはがんばってもらいたい。正直、韓国、キューバ以外とのガチの戦いも見てみたいところもあるけれども、まあ何がきてもやってくれ。そういうことだ。おしまい。

(横浜勢の活躍がうらやましい。石原も裏で頑張れ)


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