ひさびさの競馬プラス

 ニコニコママとケイバズキの同馬主同厩舎二頭に期待したが外れ。今たしかめると、ニコニコママは八番人気三着なので、悪い線ではない(複勝は獲った)が。
 これでがっくりきていたが、アルゼンチン共和国杯でラッキー当たり。

 モンテクリスエス本命だったが、相手を絞りきれず、枠連で買っていたのだ。菊花賞につづき、枠連の代用。昭和の馬券。これも悪くない。今、高橋源一郎の二十年前の日記(『追憶の一九八九年』)を読んでると、やたら当たってるんだけど、たとえばこれが、三連単だったらこんなにはならんだろうというような。「馬単三国志」とかやってる清水成駿にしたって、馬連導入時の本では「馬連なんて宝くじだ」みたいなこと言ってたしな。もちろん、三連単がおもしろいときもある。でも、売上の一番でかい割合を占めるには、やはりちょっと回りにくい、ファンの資金も、気持ちも回りにくい券種だろうな、という気はする。とはいえ、いまさら種類を制限しろとか、実施レースを絞れという気はない。なんだろう、たとえば、初心者向けに枠連キャンペーンでもやればいいんじゃないか? ワイドというのもあって、あれはそういう意図があったのだっけな。
 ほか、ムクドクの単勝馬単(合成オッズ割り出せば馬単絡めた方がよかった。ただ、男は単勝一本という気がしないでもない)、エノクの単勝とワイドで、土日で若干トータルプラス。これは、秋に競馬復帰して初めてではないだろうか。馬券上手な人々のことはあずかりしらんが、俺にとってこれはひさびさの喜び。もうちょっと、券種の幅を狭めていけば、的中は増えよう。……って、ワイドと枠連ばかりでは、配当の喜びが少ない、かもしれない。もうちょっと、勝負勘を養いたいが、どうもこのあたりはもって生まれたセンスというか、度胸というか、どうにもならんような気もする。そういうのを排した、確率論的な買い方をするすべもない。