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関内関外日記(跡地) このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2016ねん04がつ23にち

おれはパンスペルミア説の支持者だけど……『スリランカの赤い雨』

 天体衝突という現象は、地球宇宙に対して、物質的に開いていることを示唆している。地球宇宙に対して開いていることは、従来あまり深く認識されてこなかったが、エネルギー的な観点からすれば、このことは日常的に自明なことである。我々の生活が、太陽活動に支えられていることを考えてみればよい。あるいは、太陽だけでなく、地球に降り注いでいる宇宙線などを考えてもよい。物質的にもエネルギー的にも、宇宙に対して開いているのである

p.14

 おれはまだ解明されていない科学のことがら二つについて、二つの立場をとっている。一つは人類ネアンデルタール人が交配したということ。もう一つは、パンスペルミア説である。ちなみにおれは文系高卒である

 前者についてはこの間一冊本を読んだ(やったんか? やったんやろ?『ネアンデルタール人は私たちと交配した』 - 関内関外日記(跡地)。今度は、パンスペルミア説について一冊本を読むべきだと思った。思って、調べて、出てきたのが本書であった。著者の経歴など見ると、光輝くばかりで、信用度はマックス

 ……だったんだけど、なんかその、なんというか、神話歴史上の文献に現れた赤その他色々な色の雨の話とか、「意図的パンスペルミア説となると、うーんとなってしまって、ちょっと本書の評判を、などと検索して。

 出てきたこちらの文章など読んで「あー」と思ったりして。そりゃなんかあのネアンデルタール人のやつに比べると精密性? に欠けるなあとか思ったりして(あ、ウプサラ大学って共通してんじゃん)、適当に読み飛ばした感はある。

 あるけれど、やはりおれはなんというか、パンスペルミア説がどうにも好ましく(なぜ好ましいのかはよくわからないが)、べつに感染病が宇宙由来とまではとは言わんが、地球生命最初の一発があったんじゃないか、というところにいたいのである。それこそ、地球宇宙に対して開いている。それはそうだ。おれは国立科学博物館霧箱を延々見続けて飽きない人間である。われわれの由来は宇宙にある。悪くない。

森山公夫『統合失調症 -精神分裂症を解く-』を読む

統合失調症―精神分裂病を解く (ちくま新書)

統合失調症―精神分裂病を解く (ちくま新書)

 吉本隆明がこの本を非常に評価していたので、どんなもんかと思って読んでみた。結果からいうと、吉本も指摘していたとおり、この新書という形にするには無理があったんじゃないかという気がした。著者本人もそれについてあとがきで触れている。

 というわけで、どのあたりが無理かというと、やはり新書サイズには収まりきらないなにかを収めようとしているあたりに無理がある。そして、専門家でもない新書読者に対して説明しようとするも、やはり入りきらない。ときどきえらく難しいことが前提になってしまってもいる。あるいは、関連書や先行する研究にあたってくれというリンク集になってしまう。いや、クレッチマークレペリンも追えないよ。

 というわけで、なんというか「読んだ」といっても、「目を通した」くらいかな、というあたりでなんともいえない。とくにおれは統合失調症にも有効とされる薬物を投与されているとはいえ(すばらしいジプレキサ)、お隣さんの双極性障害(の軽い方)なのであって、当事者としての実感というものが湧いてこない。やはりお隣さんという感じなのである

 とはいえ、いくらか同じ精神疾患全般についての言及などからいくつかメモする。

 実は、精神疾患に悩む患者さんたちはみな、この自明性のゆらぎ、またはその喪失に悩んでいます。(中略)うつ病の人は、「なぜ人間は生きるのか」という問いにとり憑かれています躁病の人は、人々の常識的な営みを馬鹿にしています

p.031

 単極性の躁病というのはあったのだっけ。まあいいや、躁状態だとそういうことになるのかな。おれは軽いやつなので、せいぜい軽躁、むしろうつ病の方がほとんどなのでよくわからない。ただ、「自明性のゆらぎ」、健常者にとっての「自明性」、時代によって「自明性」は変化するのか、そのあたりは興味深い。

 「社会的断絶」と「組織の出現」は、決して心理的レベルだけで起こる事態ではなく、同時に身体の生理的レベルをも巻き込んで本格化します睡眠障害と過労が進み、生の二十四時間リズム崩壊するのです。「社会との断絶」は生の二十四時間リズム崩壊を伴います人間での二十四時間リズム本来太陽系構造規定されながら、共同体リズムとして具体化されます。「社会との断絶」においては共同性の二十四時間リズム崩壊するのです。この時、情動(気分)障害もより深まっていきます

p.178

 この先生はよく生体リズムというか、睡眠重要性を訴えてて、おれはそこんところもっと知りたいな、というのはある。まあ、眠りが重要だというのは当たり前っちゃあ当たり前だが。でもって、なんというのか、これを逆手に取ってといってはなんだけれども、洗脳とか洗脳みたいな新人研修とか、共同体と断ち切ったところで不眠不休の何かをさせたりするとか、そのあたりの掟破りの逆なんとかをやってんのかなーと、素人想像。そうして人工的に作り上げた「病人」こそが、現代ビジネス社会にとって有用戦士ということになりゃ、そりゃ社会が狂ってるよな。おれが狂うのも当然か。

 まあ、そんなところで。

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