『プラモ狂四郎』 やまと虹一 クラフト団 講談社

プラモ狂四郎(1) (講談社漫画文庫)

プラモ狂四郎(1) (講談社漫画文庫)

プラモ狂四郎(10) (講談社漫画文庫)

プラモ狂四郎(10) (講談社漫画文庫)

膨大な、あまりにも膨大なワールドチャンピオンへの道。

ただ一撃で砕け散るパーフェクトガンダム

ヤマハVX1000を駆る前代未聞の何も判ってない奴らに

狂四郎の怒りが燃える!

ガンダムでは人は殺せないが、

オートバイは現実世界でも人を轢殺すことが出来るんだぞ!

狂四郎のヘビーガンダムのショルダーキャノンが火を噴く!!

ここはコンピュータによって作られた形而上学世界。

メカ戦しても本当に死ぬことはない。

良性の攻撃性を発現し、狂四郎のガンダムは、

ヤマハVX1000をバラバラに引き裂く!

暴走族は退治すべし!!


何故、どうして戦う?何故、銃を向け合う?

無人のロサンゼルス上空を二つの鉄の悪魔が飛び交う。

健の戦闘ヘリブルーサンダー対狂四郎のエルガイムMkⅡ。

だが、悪魔に魂を奪われたといえども、

二人は似た者同士の筈だった。

健と狂四郎。

エンペラー、天満、景山、サッキー…、

数多くのライバルを打ち負かしてきた最強タッグ、

互いに心の底まで知り尽くした親友。

それでも二人は友情を捨て、敵同士となった。

愛も友も無意味である。

自分がもっとも賢いコンピュータシミュレーションゲーマーであるということ。

それが現代に生きる我々が目標とすべきものなのだ!!


少年誌どころか青年誌でもオートバイを良きものとして描く漫画があるのに、

児童誌でオートバイを悪しきものとして描写したのは凄い!