『楽園の日々―アーサー・C・クラークの回想』 アーサー・C・クラーク 山高昭 訳 早川文庫SF
楽園の日々―アーサー・C・クラークの回想 (ハヤカワ文庫SF)
- 作者: アーサー・C.クラーク,Arthur C. Clarke,山高昭
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/06/01
- メディア: 文庫
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SF雑誌アスタウンディングに掲載された古いSFをネタに
爆笑ノリツッコミの書評を展開!
科学の勉強になります。
自分の過去のミスも斬ってるのがさすが。
どの本にも収録されてない短編も2作入ってるので、
NF文庫でなくてSF文庫でOK。
自叙伝の要素もあるが、
捨てろタイプな、苦労して努力して巨匠になりましたという
陳腐な描写が無くてとてもさわやかである。
アーサー・C・クラーク がこんなにユーモアのセンスがあったなんて、
凄い新鮮に感じました。
『現代物理学が描く突飛な宇宙をめぐる11章』 や
『パラレルワールド―11次元の宇宙から超空間へ』 で
有名になったスーパーストリング理論の
10次元や26次元の宇宙論も、
SF小説を擁護する為にギャグとして使っているのが素晴しい。
物理や数学ギャグがやや物足りないのが欠点。
「広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由」 と同じだが、
他にもハンガリー人が出てくるのに、
フォン・ノイマンネタが無いのは残念。
アーベルが出てこないのは、
巨匠アーサー・C・クラーク 痛恨のミスですな。
天文学や物理や数学の話題だけでなくて、
イカフェチ、海フェチの話題も爆裂してます。
禁断のショタコン(ホモ)疑惑の答えも載ってます。
もちろん否定してますがねw