最新のゴルフクラブ試打日記
2009-05-08 ウィルソン スパイン ドライバー を試打
■[ウィルソン]スパイン ドライバー
今日はこのクラブを試打しました。
試打クラブは ウィルソン スパイン ドライバー です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはSR、トルクは5.4、バランスはD1、キックポイントは先調子、クラブ総重量は299gです。
久し振りのウィルソンのドライバーです。
以前はよく目にしていたのですが、最近は出会う機会が少なくなっていたので、寂しく感じていました。
以前も書きましたが、私はジョン・デーリー選手が使っていた『キラー・ホエール』というドライバーとスプーンをしばらく愛用してことがあります。
当時では、『大きすぎる』と批判もでてしまうほどの『ラージサイズドライバー』でしたが、それでもヘッド体積は『275cc』しかありませんでした。
今となっては、考えられないほどの『小顔』ですが、当時としては「大きすぎて打ちづらい・・・・。」などと言われたこともありました。
やはり『時代の流れ』のようなものを感じます。
その後、『300cc』のドライバーを初めて目にしたとき、その大きさにとても驚いたものですが、今となっては信じられないことだと思います。
そして月日が流れるにつれ、次から次へとサイズが大きくなるので、一体どこまで大きくなるのだろう・・・・?と思っていました。
私が実際目にしたもので、一番大きかったのが『500cc』の物でした。
正直、これは大きすぎだ・・・。と思いました。
その後、ルールが制定されて『460cc』となって一応の落ち着きを見せました。
やはりヘッドが大きすぎたり、シャフトが長すぎたり、『慣性モーメント』が大きすぎたりすると、もうゴルフではないような気がしていました。
『難しくて、面白いからゴルフ』なのであって、あまりにもゴルファーの欲求に応じすぎたクラブを作り続けているとその先、ゴルフはつまらなくなるだろうなあ・・・・・。と思ったのをよく覚えています。
さて、このドライバーですが、とても奇妙な形をしています。
クラウン部分が凹んでいて、かなり個性的です。
ちょっと形は違いますが、『クリーブランド』や『コブラ』のドライバーを思い出していました。
これまでも、色々な形状のクラブを目にしてきたので、それほどの驚きはありませんが、やはり
「難しそうだな・・・。」
というのが、私の第一印象でした。
素振りをしてみると、その軽さとシャフトの軟らかさにちょっととまどってしまいました。
実際の重量よりも、軽く感じましたし、ヘッドもやや暴れる感じがしました。
なかなかタイミングが合いづらい感じがしました。
何となくなのですが、『トップ』の時に、やや『ヘッドが垂れる』感じがいつもよりも強く感じられました。
ボールを前にして構えてみると、その『異型ヘッド』に目を奪われてしまいました。
初めて異型ヘッドを目にした時は、すごく驚いたものですが、今となっては多少免疫ができたような気がします。
驚きはしないものの、やはり苦手意識をもってしまいます。
どうも慣れることができません。
このクラブの長さは『46インチ』ということですが、その長さはあまり感じませんでした。
むしろ、このヘッドの形状の方が気になりました。
ちょっと『フェース』が左を向いているようにも見え、何となく球がつかまりそうだな・・・・。という印象をもちました。
試打を開始しました。
最初の数発は、ちょっと球が暴れてしまいました。
見た目、『直進性』が強そうだったのですが、このシャフトとヘッドの形が私には合いづらいのか、ちょっとボールも散らばってしまいました。
ただ、右へのミスはなく、球は全て『真ん中から左』へと飛んでいきました。
ヘッド自体の形状にも難しさを感じていたのですが、それ以上にこのシャフトがとても難しい感じがしました。
叩いていけるシャフトではない感じがしました。
もっと抑え気味に打っていかなければ、なかなか球筋を揃えるのは難しい感じがしました。
このように『ヘッド後方』が伸びているクラブというのは、『インパクト』で飛び出したら、『強制的に』ボールはその方向に飛んでしまい、『アジャスト』できない難しさがあると思います。
『インパクト』は、あくまでもスイングの中での『通過点』である・・・・。と思いたいのですが、こういったクラブを打っていると、なかなかそう考えることはできず、どうしても『インパクトを合わせて』しまいがちになります。
その後、なんとか球筋を揃えていくことができるようになりました。
他のメーカーの『異型ドライバー』よりは、若干打ちやすい感じがしました。
『球の上がりやすさ』という点ではやはり、このかなりの『シャローヘッド』ということからもわかるように、かなりボールが上がります。
『構えづらさ』と『シャフトの特性』からか、最初の数発は打点がバラついてしまい、結構『フェース』の下の方にも『ボール跡』がついていたのですが、それを感じさせないほどよく上がってくれます。
ちょっとした『ディープヘッド』のドライバーなら、『ドロップ』してしまうような所に当たっても、こういったドライバーは問題なくボールを上げてくれます。
『シャローヘッドの易しさ』を感じます。
ただ、やはり私には弾道が高すぎる感じがして、もっと低く抑えたい・・・・。と思いました。
私の感覚では、ドライバーではなくて、明らかに『フェアウェイウッド』の弾道の高さだと思いました。
この軟らかめのシャフトも、結構ボールを上げてくれているような感じがしました。
『打感』は、まずまずソフトだと思いました。
決して硬い感じもせずに、嫌な衝撃もありません。
研ぎ澄まされた、澄みきった打感ではないのですが、嫌な印象の残る打感ではありませんでした。
『しっかり感』というものは感じづらく、『ソフトであるが故の曖昧さ』のようなものが残りました。
『吸い付くような』とか、『フェースに乗っかる感じ』というのではありませんでしたが、私は悪い印象は持ちませんでした。
打っていても、ストレスを感じない分、私は『アリ』の打感だと思いました。
『音』は、ちょっと高くて大きい感じがしました。
ある程度、このような音を想像していましたし、それほど驚くこともなく、打っていくことができました。
やはり、海外メーカーの『異型ドライバー』らしい音だな・・・・。と思っていたのですが、何とこのクラブは『日本製』なのだそうです。
この『打感』と『異型ではありながら、やや抑え気味の音』は、そう言われていると『日本製』らしいのかな・・・?と考えていました。
それほど『嫌悪感』を感じたり、集中力がとぎれそうな音ではありませんし、回りが気になりだすほどの音ではないと思いました。
この『打感』と『音』は、私の中では、それほど大きく不満を感じることはありませんでした。
『操作性』という点では、やはり私はある種の扱いづらさを感じてしまいました。
はっきりいって、球筋や高低を操作するタイプのドライバーではありませんし、そうしようとすると、かなり難しさが際立ってくるような感じがします。
『球の曲がりにくさ』『球の上がりやすさ』を求めて作られたドライバーであって、球を曲げてコースを攻めていくタイプのドライバーではないと思いました。
このスペックが合えば、高い安定性は得られるけれども、微妙なニュアンスは伝わりにくい感じがしました。
『直進性』と『操作性』とは、やはり相反するものなのでしょうか?
私はこういったヘッド形状は苦手ですが、それはいい『インスピレーション』が湧かないからだ・・・・。というのもありますが、それ以上に今日は、このシャフトの難しさを感じてしまいました。
私には合わないので、違うシャフトならば、もっと『操作性』も向上するような感じがしました。
『飛距離性能』という点では、『標準的』といったところでしょうか?
これまでのこういった『シャローヘッドドライバー』と、それほど大差ない感じがしました。
明らかに『一発の飛び』よりも『安定した飛び』に重点を置いて開発されたドライバーだと思います。
私には、なかなかこのドライバーを安定して飛ばしていくことが難しく感じられたのですが、こういった形状に苦手意識も湧かず、このスペックが合う方は、かなり安定したいい球を打っていくことができるのではないでしょうか?
やはりもっと『ディープヘッド』で、思いっきり叩いていきたいな・・・・。と思っていました。
『当たり負け』したり、『ボールが失速』する感じはしなかったのですが、もうちょっと『球の勢い』があってもいいのかな?と思いました。
ただ、やはりこれはこのドライバーを打ちこなせていない私の感想なので、このドライバーが合っている方には、高い性能をもたらしてくれるのだと思います。
以前、私は『Nc7 420』『Nc7 450』といった、ウィルソンの素晴らしいドライバーを試打したことがあり、その形状の美しさがとても印象的だったのですが、このドライバーの形は『高機能』を感じさせてくれる形状ではあるけれども、なかなか実戦では使いづらい部分もあるように感じられました。
最近はこういった『異型ドライバー』は少なくなってきているように感じていたのですが、これからも続くのでしょうか?
あくまでも私の結果でのことですが、『四角形ドライバー』よりも、オーソドックスな『丸形ドライバー』の方が、これまで圧倒的に結果がいいです。
理論上の数値よりも、見た目のフィーリングの方が、大切なこともあるのだと思います。
やはりいいイメージが脳内を駆けめぐっている時は、それほどの大きなミスは出にくいですが、ちょっとでも不安を感じたり、悪いイメージが湧いてしまうとそれが如実に結果となって表れるように思います。
コースでも『池』や『バンカー』などのハザードばかり意識してしまうと、不思議とボールがそこに吸い込まれるのと同じことでしょうか?
私はビギナーの頃、よくバンカーにつかまって苦労していたので、それからバンカーショットの練習をたくさんするようになり、『バンカーショットの面白さ』に目覚めてからは、次第にバンカーに捕まらなくなりました。
「『ガードバンカー』につかまってもいいから、アグレッシブに攻めていこう・・・・。」
などと思って攻めているときは、不思議とバンカーにつかまらないことも多いです。
バンカーに入っても、何とかなる・・・・。という余裕がそうさせるのでしょうか?
これからも、こういった『異型ドライバー』は発売されるとは思いますが、それほど大勢を占めるようなことはないような気がします。
少なくとも、私自身、そして私の周りもみんな『オーソドックス』なクラブを使っています。
やはり構えた時に『リラックス』できるクラブの方が、明らかに易しいし、結果もいいような気がします。
今日試打したドライバーは、やはり今の私の低い技術では、少々使いづらい部分がありますが、私はこれからの次回作に期待したい・・・。と思いました。





































