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「プロジェクトX〜挑戦者たち〜
ミートホープの挑戦。奇跡の牛肉抜き牛肉風味コロッケ」メーカーから、もっと安い牛肉コロッケを作れと迫られていた。
思案に暮れていたとき、社長は意外な事を言った。
「牛肉を抜いてみたらどうだろう」
工場長は戸惑った。
牛肉コロッケから牛肉ミンチを抜いたら牛肉コロッケでなくなってしまう。
「無理です。出来ません」工場長は思わず叫んだ。
「俺たちがやらずに誰がやるんだ。俺たちの手で作り上げるんだ!」
社長の熱い思いに、工場長は心を打たれた。肉屋の血が騒いだ。「やらせてください!」
それから、夜を徹しての偽装ミンチ作りが始まった。
牛肉の代わりに、豚でも鶏でも、肉ならなんでもミンチにして混ぜた。
しかし、本物の牛肉コロッケの味は出せなかった。
工場長は、来る日も来る日もミンチと戦った。
いっそ、自分がミンチになれば、どんなに楽だろうと思ったこともあった。
追い詰められていた。
そこへ社長が現れた。そしてこうつぶやいた。
「発想を変えるんだ。牛は肉だけで出来ているんじゃない」
そうだ。血だ。牛の血があった。暗闇に光が射した気がした。
工場長は何の肉を入れたかよくわからないミンチに牛の血を混ぜてみた。
牛肉ミンチ特有の鮮やかな赤みが蘇った。
「これだ、これが探してた俺たちのミンチなんだ!」
牛肉抜き牛肉風味コロッケの誕生だった。
社長と工場長と従業員は、工場の片隅で朝まで飲み明かした。
工場長は、充足感に包まれ、涙が止まらなかった。
「社長、この涙も混ぜていいですか」工場長は言った。
「ああ、いいとも。塩っ辛くならない程度にな」
社長は自分のジョークに、肩を揺らして笑った。
最近面白かったコピペ: たけくまメモ
2ちゃんねるで流行っているコピペだそうだ。上手い。久々に笑った。それにしても、すごい発想の転換だな。
あれも非道い話だが、カロリーが低くて問題がなければ健康食なんだよな。それにしても、良くあんなもの売ってたな。なんか変だな、と思いつつみんな食べてたということなんだろうな。やる方もやる方だけれど、それを食べている方も食べている方なのかもしれない。とはいえ、こんなことしてる奴に大きな顔してこんな事言われたくないが。
痛いニュース(ノ∀`) : ミートホープ社長 「喜んで買う消費者も悪い」 - ライブドアブログ
ミートホープ・田中稔社長は24日朝、強制捜査を前に「販売店も悪いし、半額セールで
(冷凍食品を)喜んで買う消費者にも問題がある」と心境を語った。