ラグビーワールドカップ開幕まであと少し! ボールの歴史


世界で3番目に大きいスポーツ・イベント、ラグビーワールドカップがいよいよ開幕する!
あまり日本で盛り上がっていない気もするので、とりあえず少しでも盛り上げるべく、簡単ながら少し変わった切り口でラグビーの醍醐味を伝えてみたい。

ということで今日はボールの歴史!
まずラグビーボールは驚くことに、昔豚の膀胱を使われて作られていた!
これは列記とした事実。
まずはこちらの動画をみてもらいたい。(英語だが)


33秒くらいで出てくる黄色っぽい物体がまさにそれ。
驚くべきは未だにボールの製造過程において、手で縫う作業が発生していることだ。
さて、この最初のボールは、リチャード・リンドン氏とウィリアム・ギルバート氏の二人によって作られた。
二人は 19 High Streetと 20 High Streetに住むお隣さんだったようだ。


その後エリス少年がボールを持って走ったとされるラグビー校の道を隔てた目の前に店を構えたウィリアム・ギルバート氏は、スパイクとボールを同校に提供(販売!?)することで有名になり、ギルバート社 (GILBERT)はラグビーの道具、特にボールの発展に欠かせない存在となる。
ちなみに現在ラグビー校の前にあったギルバートの店舗は、
The Webb Ellis Rugby Football Museum
となっており、当時の歴史を物語る展示から未だにボールの製造もみせてくれるようなので、スポーツファンの観光スポットとして必見のようだ。


当初豚の膀胱を使用していたラグビーボールだが、その後パスやランが発達するに連れて現状の形に進化していったそうだ。
ボールの重さやサイズなどが始めて規定されたのは1892年。
この頃にはだいぶ今の形に似た姿になっていたが、現状のサイズにかなり近づいたのは1931年のルール改正の時のようだ。
それでもだいぶ歪な形をしていたと言えよう。
その後も進化を続け、現状の形に落ち着き、2004年にもかなり細かくスペックが定められた。
ギルバートは今年のワールドカップでも公式試合球を提供する。
日本ではスズキスポーツが代理店を務めている。



ラグビーを盛り上げるために、是非一度ボールのうんちくを紹介してみてはいかがでしょう!??



参考サイト:
RugbyFootballHistory.com
Development of the Rugby Ball
Gilbert History