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決算短信が読めるようになりました!

そういえば勝間和代さんは、大学生時代に公認会計士の資格を取られたんでしたね。




決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール

決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール





決算書の暗号を解け!
 ダメ株を見破る投資のルール」
勝間 和代、ランダムハウス講談社
1,600円+税







◎読んだ理由
給料からいくらかを株に投資しているため、決算書の読み方を勉強したいと考えていました。そういった本を探している中で当書と出会いました。







◎本の内容








〇2重の目線で決算書のどこを見ればよいかがわかる
当書では、まず、貸借対照表損益計算書キャッシュフロー計算書それぞれの見方を解説した後、投資家目線会計士目線の2つの視点から決算書の見方を教えてくれています。どうちがうかというと、投資家目線=株式投資を考えたときにどうか、会計士目線=決算書類にごまかしはないか、という違いです。決算書類にごまかし、というと不正経理を思い浮かべますが、それだけではありません。決算書類は一定のルールに従っていれば、細かいところは割りと融通が利くので、なるべく利益を大きく見せたい、またはその逆に、なるべく利益を少なくしたい(儲かりすぎている場合)という思惑も、決算書類を作る側の会社には存在するのです。そして、それはある程度は見抜くことができます。当書を読んで決算書類の見方がわかり、決算書類ってこんなに面白いんだ、と思うことができました。









〇読み取り方の例
では、当書で出てくる決算書類の読み取り方をいくつか挙げてみます。
貸借対照表負債の部は、悪いものばかりが載っているわけではない。”〇〇引当金”や”前受〇〇”は将来の備えや利益であり、ないと困るものである。引当金を計上していないような場合は、今はよくとも将来困る貸借対照表の基本的考え方)。
法人税は通常であれば、利益の40%ほど、ということは、税引き後には60%の当期純利益が残る。決算短信の通期予想で、最終利益が経常利益の60%よりも低いのであれば、その会社は何らかの形で特別損失を計上するつもりでいるはずだ(投資家目線)。
減価償却は、建物は定額法、それ以外は定率法が通常。原価償却の期間が長かったり、定率法でなく定額法を使っている(定率法の方が初期の減価償却の額が大きい)場合、ゆっくり償却できるから、会社が儲かっているように見せることができる。逆に減価償却の期間を短くしていれば、早めに費用計上していることになるが、それで利益が出せているのであれば健全な財務状況である。
上記は、私の解釈もちょっと加わっていますが、こんな感じでしょう。当書では、会社名は伏せられていますが、実際の決算書類を使って、ここがどう、これはこう読むべき、という解説をしてくれます。










勝間和代が嫌いな方も是非!
失礼かもしれませんが、勝間和代さんが書かれているコンサルタント系・自己啓発系の本よりも、当書の方が本当にわかりやすくて面白かったです。やっぱり会計士か証券業務の方が彼女には向いているのかなぁ、なんてふと思いました。勝間和代がつがつした(体育会系な)感じが苦手、という方も、当書にはそういった側面は少ないのですんなり読めることでしょう。










◎私への影響
ということで、早速身近な会社の決算を見てみたりします。電機会社は決算悪い悪いっていうけど、実は営業赤字じゃなくて特損計上(有価証券評価損や固定資産特別償却)が響いてるのか、など改めてみるといろいろと考えさせられます。これを株に応用できるとよいのですが、決算が良い会社でも株価が上がるか下がるかは結局は博打みたいな面がありまして。。決算が悪い会社の株価はやっぱり悪いですが。










◎その他
雨が降ると思うのですが、ブーツが欲しい、と感じています。どういうブーツかというと、スーツに合うメンズのブーツです。スーツは革靴が基本なのですが、土砂降りになると革靴ではズボンの裾が濡れてしまうのです。靴下が濡れてしまったら、1日びちょびちょで過ごさなくてはなりません。特に雪国は、冬は融雪で道から水が飛び出してくるので需要はあると思うんです。でも、探してみるとスーツ用のブーツって少ないんですよね。どうしても、って人は、農作業用のだっさい長靴か、ちょっと小さい長靴を履いて間に合わせています。そこで、スーツに合わせても違和感のないブーツが欲しいと思うのです。将来的には、雨の日にはスーツにブーツが普通、くらいになればいいのになぁ、と思います。







このブログ、実は書籍名で検索してもヒットしないことが多いことに気付きました。なので、今回から最後にもう一度書籍名を書いておきたいと思います。今回紹介した本は、勝間和代さんの『決算書の暗号を解け!』でした!